JP4825821B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤と、該遊技盤の表面に区画形成された遊技領域と、該遊技領域内を流下した遊技球を遊技領域の外方へ排出する球排出路とを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技盤に区画形成された遊技領域に包囲枠体(或いはセンターケース)を配置し、該包囲枠体に開口部を開設して変動表示ゲームが表示される表示画面を臨ませている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−136104号公報
ところで、遊技領域内には、遊技球が進入可能な球進入可能領域(例えば、遊技球が転動可能な球転動面)と、該球進入可能領域の外方に設定される球進入規制領域(例えば、装飾部材を配置する空間部)とを区画形成することがある。この場合、球進入可能領域と球進入規制領域との間に球進入阻止部材を配置する等して、遊技中の遊技球が球進入規制領域内へ侵入(進入)しないように構成する。しかしながら、パチンコ遊技機のメンテナンス中(例えば、遊技領域上の球詰まり状態の復旧作業中)に遊技球が遊技領域の上方から落下したり、或いは遊技中に遊技領域を流下する遊技球同士が衝突して弾かれたりして、遊技球が球進入規制領域内に侵入してしまうこともあり得る。そして、球進入規制領域内に侵入した遊技球をそのまま放置しておくと、遊技者が目障りであると感じたり、あるいは装飾部材の演出動作の障害になったりする虞があり、好ましくない。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技球を球進入規制領域から外方へ排出することができ、遊技球が球進入規制領域内に停留する不都合を解消することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤と、該遊技盤の表面に区画形成された遊技領域と、該遊技領域内を流下した遊技球を遊技領域の外方へ排出する球排出路と、を備えた遊技機において、
前記遊技領域には、遊技中に遊技球が進入可能な球進入可能領域と、該球進入可能領域の外方に設定された球進入規制領域と、を備え、
該球進入規制領域と前記球排出路とを球誘導路により連通し、
前記球進入規制領域には、前記球誘導路の上流端へ向けて移動して遊技における演出動作を実行可能な演出部材を配置し、
該演出部材には、遊技球を前記球誘導路の上流端側へ向けて押圧可能な球押圧部を備え、
前記球進入規制領域のうち前記球押圧部の下方には、演出部材の演出動作方向に沿って延在し、演出部材を遊嵌して演出動作方向とは異なる方向への移動を規制する移動規制溝を備え、該移動規制溝に遊技球の底部を嵌合可能とし、
前記球進入規制領域に侵入した遊技球を前記球押圧部に係合した状態で前記演出部材が演出動作を実行すると、前記球押圧部が当該遊技球を移動規制溝に嵌合した状態で押圧して前記球誘導路の上流端へ向けて転動させ、該遊技球を球誘導路へ通して前記球排出路へ誘導するように構成たことを特徴とする遊技機である。
請求項に記載のものは、前記球誘導路には、遊技球が転動可能な球転動棚を球進入規制領域側から球排出路側へ向けて延在し、
該球転動棚の延在方向の側縁には、遊技球が球転動棚から落下することを阻止する落下阻止突起を球転動棚の上方へ向けて突設したことを特徴とする請求項に記載の遊技機である。
請求項に記載のものは、演出部材を演出動作させるための演出駆動ユニットを備え、
該演出駆動ユニットは、演出部材を係合して演出動作方向へガイドするガイドシャフトと、該ガイドシャフトの一端寄りに配置された駆動プーリと、他端寄りに配置された掛合プーリと、演出部材に係止され、駆動プーリと掛合プーリとの間に掛け渡された無端ベルトと、を備え、
前記掛合プーリを支持する支持ベースを掛合プーリよりも駆動プーリ側に配置し、支持ベースにガイドシャフトのうち掛合プーリ側の端部を係止し、
前記掛合プーリと支持ベースとの間には付勢部材を介在し、該付勢部材により掛合プーリを駆動プーリから離間する方向へ付勢して無端ベルトを張設可能としたことを特徴とする請求項に記載の遊技機である。
請求項に記載のものは、前記掛合プーリのベルト接触面を円筒面としたことを特徴とする請求項に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技盤と、該遊技盤の表面に区画形成された遊技領域と、該遊技領域内を流下した遊技球を遊技領域の外方へ排出する球排出路とを備えた遊技機において、遊技領域には、遊技中に遊技球が進入可能な球進入可能領域と、該球進入可能領域の外方に設定された球進入規制領域とを備え、該球進入規制領域と球排出路とを球誘導路により連通し、球進入規制領域に侵入した遊技球を球誘導路へ通して球排出路へ誘導するように構成したので、遊技球が球進入規制領域内に侵入したとしても、遊技球を球進入規制領域から外方へ排出することができ、遊技球が球進入規制領域内に停留する不都合を解消することができる。
また、球進入規制領域には、球誘導路の上流端へ向けて移動して遊技における演出動作を実行可能な演出部材を配置し、該演出部材には、遊技球を球誘導路の上流端側へ向けて押圧可能な球押圧部を備え、該球押圧部に遊技球を係合した状態で演出部材が演出動作を実行すると、球押圧部が遊技球を押圧して球誘導路の上流端へ向けて案内するように構成したので、演出部材により球進入規制領域内の遊技球を球進入規制領域の外方へ確実に排出することができる。また、演出部材の移動範囲から遊技球を排除することができ、演出部材の演出動作が遊技球により邪魔される不都合を阻止することができる。
さらに、球進入規制領域のうち球押圧部の下方には、演出部材の演出動作方向に沿って延在し、演出部材を遊嵌して演出動作方向とは異なる方向への移動を規制する移動規制溝を備え、該移動規制溝に遊技球の底部を嵌合可能とし、球押圧部に遊技球を係合した状態で演出部材が演出動作を実行すると、遊技球が移動規制溝に嵌合した状態で球誘導路の上流端へ向けて転動するように構成したので、遊技球を円滑に球進入規制領域から排出することができる。
請求項に記載の発明によれば、前記球誘導路には、遊技球が転動可能な球転動棚を球進入規制領域側から球排出路側へ向けて延在し、該球転動棚の延在方向の側縁には、遊技球が球転動棚から落下することを阻止する落下阻止突起を球転動棚の上方へ向けて突設したので、遊技球が球転動棚の下方に配置された遊技盤構成要素へ落下する不都合、ひいては遊技盤構成要素が損傷する不都合を防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、演出部材を演出動作させるための演出駆動ユニットを備え、該演出駆動ユニットは、演出部材を係合して演出動作方向へガイドするガイドシャフトと、該ガイドシャフトの一端寄りに配置された駆動プーリと、他端寄りに配置された掛合プーリと、演出部材に係止され、駆動プーリと掛合プーリとの間に掛け渡された無端ベルトとを備え、掛合プーリを支持する支持ベースを掛合プーリよりも駆動プーリ側に配置し、支持ベースにガイドシャフトのうち掛合プーリ側の端部を係止し、掛合プーリと支持ベースとの間には付勢部材を介在し、該付勢部材により掛合プーリを駆動プーリから離間する方向へ付勢して無端ベルトを張設可能としたので、演出部材を円滑に演出動作方向に沿って移動することができる。
請求項に記載の発明によれば、掛合プーリのベルト接触面を円筒面としたので、仮に掛合プーリが回転しなくなったとしても、無端ベルトが掛合プーリのベルト接触面を摺動することができ、演出部材が演出動作中に突然停止してしまう不具合を避けることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、表面にガイドレール2やサイドケース3等の区画部材を止着して遊技領域4を区画形成し、該遊技領域4内の略中央にセンターケース5を配設し、該センターケース5の後方には、表示部7aに複数の識別情報を変動表示して変動表示ゲームを行う変動表示装置7を備えている。また、センターケース5の下方には、変動表示ゲーム始動用の始動入賞口8を配置し、センターケース5の側方(右側方)には普図始動ゲート9と、開閉部材10aを備えた入賞具10とを配置し、センターケース5の左下方および右下方には、発光により各種の装飾表示を行うサイドランプ12を配置し、該サイドランプ12に一般入賞口13を備えている。また、始動入賞口8の下方には大入賞口14を配置し、該大入賞口14の下方であって遊技領域4の下縁部には、入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口16を開設している。さらに、始動入賞口8、普図始動ゲート9、大入賞口14やセンターケース5等の取付部分を除いた遊技領域4内に障害釘(図示せず)を植設してある。そして、遊技盤1の裏面側には球排出路18を備え、該球排出路18を始動入賞口8、入賞具10、一般入賞口13、大入賞口14、アウト口16の出口に連通し、遊技領域4を流下して入賞した遊技球、および入賞せずに回収された遊技球を球排出路18へ通して遊技領域4の外方、詳しくは遊技盤1の裏面側へ排出できるように構成されている。
次に、センターケース5について説明する。
センターケース5は、図2に示すように、遊技盤1の表面側に配置される装飾枠体21と、該装飾枠体21の後方に配置されるケース基部22とを備えて構成されている。装飾枠体21は、図2(a)に示すように、遊技盤1の表面に止着される環状の枠体基部23を備え、該枠体基部23の上部の一側(図2(a)中、右側)には、庇状の鎧部24を一側方(右側方)へ向けて下り傾斜した状態で備え、上部の他側(図2(a)中、左側)うち鎧部24よりも低い位置には装飾ランプ25を上面が他側方(左側方)へ向けて下り傾斜した状態で備え、鎧部24および装飾ランプ25を枠体基部23よりも前方へ突出した状態に設定している。また、鎧部24の傾斜下端および装飾ランプ25の傾斜下端から縦長の側辺部26を枠体基部23よりも前方へ突出した状態で備え、枠体基部23の下部の後側には、遊技球を横方向(前後方向および左右方向)へ転動可能なステージ部27を配置して、該ステージ部27が左右の側辺部26の下端の間に位置するように設定している。そして、装飾ランプ25側(左側)の側辺部26には、遊技球が流下可能な球導入路(ワープ流路)28を設け、球導入路28の入口28aを装飾ランプ25側の側辺部26に外方へ開放した状態で開設し、球導入路28の出口28bをステージ部27の側方(図2(a)中、ステージ部27の左側方)に開設している。したがって、ステージ部27および球導入路28は、遊技中に遊技球が進入可能な球進入可能領域として機能し、遊技領域4を流下する遊技球、詳しくは遊技領域4のうちガイドレール2とセンターケース5との間を流下する遊技球が球導入路28へ流入すると、球導入路28がこの遊技球をステージ部27上へ導入できるように構成されている。
ケース基部22は、図2(b)および図3に示すように、前側が開放された起立箱状のベース部30を備え、該ベース部30の内部と装飾枠体21の内部とを前後に連通してセンターケース5の内側に凹室32(図1参照)を前方へ開放する状態で形成している。また、ベース部30の後部には矩形状の開口窓部33を開設して凹室32へ連通し、該開口窓部33の後方には、遊技の進行に合わせて表示内容を変動表示可能な液晶表示装置等の変動表示装置7を配置して、開口窓部33に変動表示装置7の表示画面を前方へ臨ませている。さらに、ベース部30の内側のうち開口窓部33の上縁部および左右両縁部には略倒コ字状の装飾ベース34を備え、該装飾ベース34の前面には、ケース内装飾具35や透光性を有する複数のレンズ部材36を止着している。そして、該装飾ベース34と開口窓部33の縁部との間には、LED等の発光体を実装した発光基板37を複数配置し、発光基板37をレンズ部材36の後方に重合する状態に設定するとともに、装飾ベース34のうち発光基板37とレンズ部材36との間に位置する箇所には透光開口38を開設し、発光基板37から発生した光を透光開口38およびレンズ部材36へ透過して凹室32内を装飾するように構成されている。さらに、装飾ベース34の上部の前面には、遊技進行に伴って横長な装飾ブロック40の端部を上下方向へ回動して演出動作を実行可能な第1演出装置41を備えている。
そして、ベース部30のうち開口窓部33の下縁部の前方の位置には、ステージ部27の後方に配置される第2演出装置42を備えている。第2演出装置42は、図4に示すように、横長な起立平板状のベースプレート45を備え、該ベースプレート45の前面側に演出部材46と、ベルト伝動により演出部材46をベースプレート45の長手方向に沿って演出動作させるための演出駆動ユニット47とを配置し、該演出駆動ユニット47の前面側を透光性材質(例えば、半透明樹脂)で形成されたユニットカバー48により被覆し、ユニットカバー48およびベースプレート45よりも上方に演出部材46の一部を突出している。また、該ユニットカバー48の前面側にステージ部27を1段下げた状態で重合し(図1参照)、ユニットカバー48の裏面側には、LED等の発光体を実装した複数の発光基板49と、該発光基板49を後方から被覆する基板カバー50とを止着し、発光基板49から発生した光をユニットカバー48へ通してセンターケース5の前方へ向けて透過できるように構成されている。そして、ユニットカバー48と基板カバー50との間には縦長な球流下路52を設け、該球流下路52の上流部をユニットカバー48の上方および前方へ向けて開放するとともに、球流下路52の下流端をステージ部27の下方に設けられた入賞誘導路53(図2(a)参照)へ連通して、ステージ部27上を転動する遊技球が球流下路52および入賞誘導路53を流下して遊技領域4のうち始動入賞口8の直上に落下できるように構成されている。
さらに、第2演出装置42の上縁部となるユニットカバー48の上面をステージ部27の外方、詳しくは、ステージ部27よりも上方の位置、且つ開口窓部33の下縁部と同じ高さの位置に配置し、ユニットカバー48の上面および開口窓部33の下縁部上に球進入規制領域55を設定し、遊技中に遊技球がステージ部27上から転動してユニットカバー48上および開口窓部33の下縁部上に移動すること、言い換えると球進入規制領域55に進入(侵入)することを規制している。また、球進入規制領域55内、具体的には、ユニットカバー48と開口窓部33の下縁部との間には、演出部材46の演出動作方向(左右方向)に沿って横長な移動規制溝56を遊技球の直径よりも狭い溝幅(前後幅)で形成し、該移動規制溝56に演出部材46を遊嵌して演出部材46が演出動作方向とは異なる方向(前後方向)へ移動することを規制している。
次に、演出部材46および演出駆動ユニット47について説明する。
演出部材46は、遊技において演出動作を実行する部材であり、図5(a)および(b)に示すように、ユニットカバー48の後方に位置し、演出駆動ユニット47の一部に係合するブロック状の演出基部60と、該演出基部60の上部に側方(図5(a)中、右側方)へずれた状態で配置され、照準器の形状を模して形成された起立円板状の装飾具61とを備えている。また、演出基部60の上下方向の中央部には上側ガイド受部62をベースプレート45の長手方向(第2演出装置42の左右方向)に沿って貫通し、演出基部60の下端には切欠状の下側ガイド受部63を下方へ開放した状態で形成している。さらに、上側ガイド受部62と下側ガイド受部63との間には、横長なスリット状のベルト係止溝64を後方および左右両側方へ開放した状態で形成し、演出基部60の前面側には横長な平板状の位置検出片65を前方へ突出し、演出基部60の側部(図5(a)中、右側部)の上側には、装飾具61を支持する支持部66を外方へ突設している。そして、装飾具61の中央部分を透光性材質(例えば、透明樹脂)で形成し、遊技盤1の前方から装飾具61の中央部分を通して変動表示装置7の一部を視認可能としている。また、装飾具61の下側の側部を球押圧部67とし、移動規制溝56に演出部材46を遊嵌すると、装飾具61をユニットカバー48よりも上方へ突出して遊技盤1の前方から視認可能とし、球押圧部67の下方(具体的には、球押圧部67の直下)に移動規制溝56が位置するように設定している。なお、球押圧部67の作用については、後で詳細に説明する。
演出駆動ユニット47は、演出部材46をベースプレート45および変動表示装置7の表示画面に沿って横方向へ移動するためのユニットである。また、図4に示すように、演出部材46を係合して演出動作方向へガイドする2本のガイドシャフト70(上側シャフト70a、下側シャフト70b)と、ガイドシャフト70の一端寄りに配置された駆動機構71と、ガイドシャフト70の他端寄りに配置された掛合機構72と、演出部材46に係止され、駆動機構71と掛合機構72との間に掛け渡された無端ベルト(タイミングベルト)73とを備えて構成されている。そして、上側シャフト70aと下側シャフト70bとを上下に離間した状態でベースプレート45の長手方向に沿って横向きに延在し、上側シャフト70aを演出基部60の上側ガイド受部62へ摺動可能な状態で挿通するとともに、下側シャフト70bを演出基部60の下側ガイド受部63へ摺動可能な状態で係合して、演出部材46をガイドシャフト70の軸方向に沿って移動可能としている。
駆動機構71は、図6に示すように、ベースプレート45の一側(図4中、左側)に止着される中空の駆動ケース76(フロントケース76a、リアケース76b)を備え、駆動ケース76のうちガイドシャフト70側に位置する側部(図6中、右側部)を開放して駆動側開口部77を開設し、該駆動側開口部77の縁部に駆動側シャフト係止部78を備え、該駆動側シャフト係止部78にガイドシャフト70の一端(図6中、左端)を嵌合して係止している。また、駆動ケース76の上部には駆動モータ80を出力軸80aがガイドシャフト70の軸方向(言い換えると、演出部材46の演出動作方向)とは直交する姿勢で備え、駆動ケース76の下部には、無端ベルト73の一側が掛合される駆動プーリ(タイミングプーリ)81を回転軸がガイドシャフト70の軸方向とは直交する姿勢で軸支し、駆動プーリ81のベルト接触面(歯形成面)を駆動側開口部77からガイドシャフト70側(掛合機構72側)へ臨ませ、駆動側開口部77に無端ベルト73を挿通して駆動プーリ81へ掛合している。さらに、駆動モータ80の出力軸80aには出力ギア82を出力軸80aと共回りする状態で接続し、駆動プーリ81の回動軸には駆動ギア83を駆動プーリ81と共回りする状態で接続し、出力ギア82と駆動ギア83とに伝達ギア84を噛合して駆動モータ80から発生した回転力を駆動プーリ81へ伝達可能としている。
掛合機構72は、演出部材46を挟んで駆動機構71(駆動プーリ81)とは反対側に配置された機構であり、図7に示すように、ベースプレート45に止着される中空の掛合ケース86(フロントケース86a、リアケース86b)および支持ベース87を備え、該支持ベース87を掛合ケース86よりも駆動機構71寄りに配置している。また、掛合ケース86のうちガイドシャフト70側に位置する側部(図7(b)中、左側部)、言い換えると支持ベース87に対向する側部を開放して掛合側開口部88を開設し、掛合ケース86の内側には横長な案内溝89をガイドシャフト70の軸方向に沿って形成している。さらに、支持ベース87のうち掛合側開口部88に臨ませた側部には、ベルト接触面が円筒面に設定され、無端ベルト73の他側を掛合する掛合プーリ91を回動自在な状態で支持している。具体的には、支持ベース87の側部にブラケット92を備え、該ブラケット92の支持ベース87側(図7(b)中、左側)には支持軸93をガイドシャフト70と平行状態で突出して支持ベース87内へ遊嵌し、掛合ケース86側(図7(b)中、右側)には掛合プーリ91を回転中心軸がガイドシャフト70の軸方向とは直交する姿勢で軸支して回動自在としている。
また、ブラケット92および掛合プーリ91を掛合側開口部88へ通して掛合ケース86の内部に収納するとともに、ブラケット92を案内溝89へ摺動可能な状態で嵌合して、掛合プーリ91がブラケット92とともにガイドシャフト70の軸方向に沿ってスムーズに移動可能とし、この状態で掛合側開口部88に無端ベルト73を挿通して掛合プーリ91へ掛合している。そして、支持ベース87とブラケット92(掛合プーリ91)との間にはコイルばね等の付勢部材94を支持軸93に巻回した状態で介在し、該付勢部材94の一端を支持ベース87の内部に係合するとともに他端をブラケット92に係止して、ブラケット92および掛合プーリ91を常時掛合ケース86側へ付勢するように構成されている。したがって、支持ベース87を掛合プーリ91よりも駆動プーリ81側(図7(b)中、左側)に配置し、付勢部材94により掛合プーリ91を駆動プーリ81から離間する方向へ付勢して、駆動プーリ81と掛合プーリ91との間に掛け渡された無端ベルト73を張設できるように構成されている。また、掛合ケース86のうち掛合側開口部88の上縁部には第1掛合側シャフト係止部96を備え、該第1掛合側シャフト係止部96に上側シャフト70aの他端(図7(b)中、右端)を嵌合して係止し、支持ベース87のうち駆動機構71側(図7(b)中、左側)には第2掛合側シャフト係止部97を備え、該第2掛合側シャフト係止部97に下側シャフト70bの他端、言い換えると掛合プーリ91側の端部(図7(b)中,右端)を嵌合して係止している。
そして、演出駆動ユニット47は、図6および図7(a)に示すように、駆動ケース76に駆動側検出センサ100を設けるとともに、掛合ケース86に掛合側検出センサ101を設け、駆動側検出センサ100により位置検出片65を検出して演出部材46が当該演出部材46の移動範囲の一端に到達したことを検知可能とし、掛合側検出センサ101により位置検出片65を検出して演出部材46が当該演出部材46の移動範囲の他端に到達したことを検知可能としている。
このような構成を備えた第2演出装置42は、無端ベルト73のうち駆動プーリ81の上部と掛合プーリ91の上部との間に亘って張られた部分の途中をベルト係止溝64へ嵌め込んで係止し、この状態で駆動モータ80を駆動して無端ベルト73を回転して、演出部材46を左右方向へ移動可能となる。詳しくは、無端ベルト73を遊技盤1の正面から見て反時計方向へ回転すると、演出部材46が駆動機構71側から掛合機構72側へ(左側から右側へ)向けて直動し、無端ベルト73を遊技盤1の正面から見て時計方向へ回転すると、演出部材46が掛合機構72側から駆動機構71側へ(左側から右側へ)向けて直動する。なお、演出部材46の移動範囲の一端(図2(b)中、左端)、具体的には、駆動側検出センサ100が位置検出片65を検出可能となる位置を演出ポジションDPとし、演出部材46の移動範囲の他端(図2(b)中、右端)、具体的には、掛合側検出センサ101が位置検出片65を検出可能となる位置をホームポジションHPとし、演出動作を行っていない常態(通常状態)では、演出部材46がホームポジションHPに位置して待機する(図2(b)および図8(d)参照)。このとき、装飾具61は、第2演出装置42よりも掛合機構72側の側方に突出した状態に設定され、遊技領域4の後方に隠れる(図1参照)。
さらに、センターケース5は、ケース基部22のうち第2演出装置42の掛合機構72側の側方(図2(b)中、右側方)に収納空間部104を区画形成し、該収納空間部104内には、遊技盤の一部を構成する遊技盤構成要素、例えば、入賞具10の開閉部材10aを駆動するための開閉駆動ソレノイド105を収納している。また、収納空間部104の上方および側方には、球進入規制領域55と球排出路18とを連通する球誘導路107を備えている。具体的に説明すると、球誘導路107は、図8および図9に示すように、収納空間部104の上方に位置する横向きの上流側誘導路107aと、収納空間部104の側方、詳しくは開閉駆動ソレノイド105および入賞具10への入賞を検出する入賞検出センサ109を挟んで第2演出装置42とは反対側に位置する縦向きの下流側誘導路107bとを連通して構成されている。
そして、上流側誘導路107aの上流端を球進入規制領域55のうち掛合機構72側の端部のホームポジションHPに臨ませ、上流側誘導路107aの底部には、遊技球が転動可能な球転動棚110を球進入規制領域55側から球誘導路107の下流側(言い換えると球排出路18側)へ向けて僅かに下り傾斜した状態で延在し、該球転動棚110を掛合ケース86(フロントケース86a)、およびベース部30内の止着ボス113へ止着して支持している(図7(a)および図9参照)。また、球転動棚110の前縁部、言い換えると球転動棚110の延在方向の側縁には落下阻止突起111を球転動棚110の上方へ向けて突設して、遊技球が球転動棚110から落下することを阻止している。さらに、球転動棚110の後部と、ベース部30のうち球転動棚110の後方且つ開口窓部33の下縁部の延長線上に位置するベース側棚部114とを前後に離間して誘導溝115を形成し、該誘導溝115を移動規制溝56と同じ溝幅、すなわち遊技球の直径よりも狭い溝幅に設定している。また、誘導溝115と移動規制溝56とを中心軸が同一直線上に位置する状態で連通し、演出部材46がホームポジションHPに位置すると、支持部66が誘導溝115内に進入して、装飾具61および球押圧部67を誘導溝115の上方へ配置するように構成されている(図8(d)参照)。そして、ベース部30の下部のうち下流側誘導路107bの直下に位置する部分を開放し、この開放部を介して下流側誘導路107bの下端(下流端)と球排出路18とを入賞検出センサ109から外れた位置で連通し、球誘導路107を流下する遊技球が開閉駆動ソレノイド105および入賞検出センサ109の側方を通って遊技盤1の裏側へ排出できるように構成されている(図9参照)。
次に、パチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置120、および該遊技制御装置120を中心とする制御系統について、図10に基づいて説明する。
遊技制御装置120は、遊技進行を統括的に制御するメイン制御装置として機能し、遊技制御を司るCPU、遊技制御のためのプログラム等を記憶しているROM、および遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAM、入力インターフェース、出力インターフェース、外部通信端子等から構成されている。そして、各種検出装置(始動入賞センサ121、入賞センサ122、入賞検出センサ109、ゲートセンサ123、カウントセンサ124、保持枠開放センサ125、前面枠開放センサ126、球切れセンサ127)からの検出信号を受けて、特別遊技状態(大当たり状態)や遊技者に対する報知等、種々の処理を行う。さらに、サブ制御装置となる各種制御装置(払出制御装置130、演出制御装置131)の他、特図表示器132、普図表示器133、大入賞口14を開閉するための大入賞口ソレノイド134、開閉駆動ソレノイド105、外部端子板135等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
演出制御装置131は、演出制御を司るCPU、演出制御のためのプログラムを格納したROM、画像データ等を格納した画像ROM、演出制御時のワークエリアや変動表示装置7に表示される画像データを一時的に記憶するRAM、VDP(Video Display Processor)、通信(入力)インターフェース、出力インターフェース等から構成されている。そして、パチンコ遊技機における遊技の進行に伴って発生する信号、具体的には、遊技制御装置120からの制御指令信号(演出制御データ)、駆動側検出センサ100、掛合側検出センサ101等からの検出信号に基づいて、駆動モータ80、装飾ブロック40を駆動するための装飾ブロック駆動源136等を制御したり、スピーカ137からの効果音出力を制御したり、あるいは変動表示装置7の表示制御を行ったりする。
次に、第2演出装置42の作用、特に、球進入規制領域55内に遊技球が侵入した場合における第2演出装置42の作用について説明する。なお、パチンコ遊技機の前面に設けられた透明部材保持枠(図示せず)を開いて遊技盤1の前方を開放している状態においては、遊技制御装置120は、第2演出装置42の駆動モータ80を駆動して演出部材46を一時的にホームポジションHPから移動して演出ポジションDPに待機させるものとする。
遊技領域4を流下する遊技球が始動入賞口8に入賞すると、変動表示装置7の表示部7aにおいて変動表示ゲームが行われる。この変動表示ゲームの最中に、表示部7aにおける表示内容が予め定められた状態、例えば、大当たり状態が決定する前に表示されるリーチ状態が段階的に変化すると、遊技制御装置120が演出制御装置131へ演出信号を送信し、この信号に基づいて、演出制御装置131が駆動モータ80へ駆動信号を送信する。そして、第2演出装置42は、演出部材46をホームポジションHPと演出ポジションDPとの間を往復移動する。詳しくは、駆動モータ80を駆動して無端ベルト73を回転し、演出部材46をホームポジションHPから演出ポジションDPへ移動する。さらに、演出部材46が演出ポジションDPに到達して駆動側検出センサ100が位置検出片65を検出すると、この検出信号に基づいて演出制御装置131が駆動モータ80を制御して無端ベルト73を逆回転させる。すると、演出部材46が演出ポジションDPからホームポジションHP側、言い換えると球誘導路107の上流端へ向けて移動する。また、演出部材46がホームポジションHPに到達して掛合側検出センサ101が位置検出片65を検出すると、この検出信号に基づいて演出制御装置131が駆動モータ80を制御して無端ベルト73の回転を停止する。
このようにして演出部材46を駆動する演出駆動ユニット47においては、付勢部材94により掛合プーリ91を駆動プーリ81から離間する方向へ付勢して無端ベルト73を張設しているので、演出部材46を円滑に演出動作方向に沿って移動することができる。また、掛合プーリ91のベルト接触面を円筒面としたので、仮に掛合プーリ91が回転しなくなったとしても、無端ベルト73が掛合プーリ91のベルト接触面を摺動することができ、演出部材46が演出動作中に突然停止してしまう不具合を避けることができる。
そして、遊技進行に伴って演出部材46が演出動作を実行している最中に、遊技領域4を流下する遊技球同士が衝突して弾かれて遊技球が球進入規制領域55内へ侵入したり、あるいは、メンテナンス作業など遊技盤1の前方を開放した際にセンターケース5の前面側が開放されている最中に、この開放箇所から遊技球が球進入規制領域55内へ侵入したりした場合には、センターケース5は、この侵入した遊技球を演出部材46の動作により球進入規制領域55から排除することができる。具体的に説明すると、球進入規制領域55内へ侵入した遊技球がユニットカバー48の上面を転動して、移動規制溝56のうち移動中の演出部材46とホームポジションHPとの間に到達すると、センターケース5は、移動規制溝56に遊技球の底部を嵌合して、遊技球がユニットカバー48上に戻ったり、開口窓部33側へ転動したりすることを規制する。この状態で引き続き演出部材46が演出動作を行って演出ポジションDP側からホームポジションHP側、言い換えると球誘導路107の上流端へ向けて移動すると、図8(a)に示すように、演出部材46が球押圧部67に遊技球を係合する。この係合状態で演出部材46が演出動作を続行すると、球押圧部67が遊技球を球誘導路107の上流端へ向けて押圧する。すると、遊技球は、移動規制溝56に底部を嵌合した状態で移動規制溝56に沿ってホームポジションHP側へ転動して、球誘導路107の上流端へ案内される。したがって、演出部材46により球進入規制領域55内の遊技球を球進入規制領域55の外方へ確実に排出することができる。また、演出部材46の移動範囲から遊技球を排除することができ、演出部材46の演出動作が遊技球により邪魔される不都合を阻止することができる。また、遊技球が移動規制溝56に底部を嵌合した状態で転動するので、遊技球を円滑に球進入規制領域55から排出することができる。
そして、球誘導路107の上流端、すなわち上流側誘導路107aへ流入した遊技球は、図8(a)および(c)に示すように、移動規制溝56から誘導溝115へ当該遊技球の底部を嵌合した状態で流入したり、あるいは、球転動棚110上に移って転動したりして下流側誘導路107bへ向けて移動する。このとき、球転動棚110に落下阻止突起111を設けているので、遊技球が球転動棚110の下方に配置された遊技盤構成要素、具体的には開閉駆動ソレノイド105へ落下する不都合、ひいては開閉駆動ソレノイド105が損傷する不都合を防ぐことができる。また、誘導溝115上に遊技球が停留したとしても、演出部材46がホームポジションHPに戻れば、図8(b)および(d)に示すように、球押圧部67が誘導溝115のうち上流側誘導路107aと下流側誘導路107bとの連通部分の近傍まで移動するので、球押圧部67により遊技球を誘導溝115から下流側誘導路107bへ押し出すことができる。したがって、遊技球が上流側誘導路107a内に停留する虞がない。
さらに、遊技球が上流側誘導路107aを流下して下流側誘導路107bへ流入すると、図9に示すように、この遊技球は、開閉駆動ソレノイド105(収納空間部104)および入賞検出センサ109の側方を通って球排出路18へ流下して、遊技盤1の裏面側へ排出される。このようにして、球進入規制領域55に侵入した遊技球を球誘導路107へ通して球排出路18へ誘導するので、遊技球が球進入規制領域55内に侵入しとしても、遊技球を球進入規制領域55から外方へ排出することができ、遊技球が球進入規制領域55内に停留する不都合を解消することができる。
なお、図11(a)および(b)に示すように、ユニットカバー48の上面には、ユニットカバー48の後端(言い換えると、誘導溝115の前縁部)から球流下路52の上方開口部のうちホームポジションHP側(図11(b)中、右側)の縁部に亘って入賞誘導壁140を立設してもよい。そして、演出部材46に押圧されて入賞誘導壁140よりも演出ポジションDP側から転動してくる遊技球を入賞誘導壁140により誘導して球流下路52へ流下させてもよい。このように設定すれば、球進入規制領域55内の遊技球を球流下路52および入賞誘導路53へ通して始動入賞口8の直上へ誘導すること、ひいては始動入賞口8へ入賞し易くすることができる。したがって、遊技者が遊技実行中に球詰まりが発生し、この球詰まりを復旧する作業時に遊技球が球進入規制領域55内へ侵入した場合には、この遊技球を所謂サービス球として遊技者へ提供することができる。
ところで、上記実施形態では、球進入規制領域55のうち、ホームポジションHPから移動した演出部材46とホームポジションHPとの間に侵入した遊技球を球進入規制領域55の外方へ誘導するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12に示す第2実施形態では、基本的には第1実施形態と同じであるが、球誘導路142を演出ポジションDPの近傍に設け、球進入規制領域55内の遊技球を演出ポジションDP側へ誘導するように構成した点で異なる。具体的に説明すると、第2実施形態における第2演出装置42は、演出部材46の装飾具61のうち演出ポジションDP側の側部に球押圧部67を設定し、駆動側シャフト係止部78の上面(詳しくは、上側シャフト70aを支持する駆動側シャフト係止部78の上面)を底面として上流側誘導路142a(球誘導路142の上流部)をセンターケース5の後方へ向けて下り傾斜した状態で設定し、ベース部30のうち駆動側シャフト係止部78の上方に開口部144を開設して、上流側誘導路142aの後端をベース部30の後方へ開放している。ベース部30の裏面側のうち開口部144の下方には縦長な下流側誘導路142bを備え、該下流側誘導路142bの上端を開口部144へ接続して上流側誘導路142aの後端へ連通し、下流側誘導路142bの下端を球排出路18へ連通している。
このような構成の遊技盤1を備え、球進入規制領域55内へ侵入した遊技球がユニットカバー48の上面を転動して、移動規制溝56のうち演出部材46と演出ポジションDPとの間に到達すると、センターケース5は、移動規制溝56に遊技球の底部を嵌合し、この状態で演出部材46が演出動作を行ってホームポジションHP側から演出ポジションDP側、言い換えると球誘導路142の上流端へ向けて移動すると、演出部材46が球押圧部67に遊技球を係合する。この係合状態で演出部材46が演出動作を続行すると、球押圧部67が遊技球を球誘導路142の上流端へ向けて押圧して球誘導路142の上流端へ案内する。そして、球誘導路142の上流端へ案内された遊技球は、上流側誘導路142aおよび下流側誘導路142bを通って球誘導路142を流下して、球排出路18へ排出される。したがって、演出部材46がホームポジションHPに待機している常態、例えば変動表示ゲームを実行していない通常の遊技状態や、遊技盤1の前方を開放時に演出部材46をホームポジションHPに維持するように設定した場合において、遊技球が球進入規制領域55へ侵入したとしても、遊技球の侵入後の遊技を実行し、演出部材46の演出動作条件(例えば、変動表示ゲームの実行や、変動表示ゲームにおけるリーチ状態の発生)を成立させれば、演出部材46の演出動作を実行して球進入規制領域55内の遊技球を球進入規制領域55の外方へ確実に排出することができる。
なお、図13に示すように、遊技盤1の前方を閉成してから最初に行われた演出部材46の演出動作に伴って、変動表示装置7の表示部7aに、球進入規制領域55内の遊技球を排出する旨を意味する画像を表示してもよい。具体的に説明すると、遊技盤1の前方を閉成してから遊技を実行(あるいは再開)し、この遊技実行後の初回の変動表示ゲームが行われた場合には、演出部材46をホームポジションHPから演出ポジションDPへ向けて移動して球進入規制領域55内の遊技球を球誘導路142へ誘導し、表示部7aには「テスト中」の文字の画像を装飾具61の透明部分から前方へ臨ませる状態で表示するとともに、演出部材46の移動に併せて演出ポジションDP側へ移動する(図13(a参照)。そして、演出部材46が演出ポジションDPへ到達したタイミングで左側(演出ポジションDP側)の識別情報Lの変動を停止し(図13(b)参照)、演出部材46(詳しくは装飾具61)が演出ポジションDPから中央の識別情報Cの下方に移動してきたタイミングで右側(ホームポジションHP側)の識別情報Rの変動を停止する(図13(c)および(e)参照)。
このとき、左側の識別情報Lと右側の識別情報Rとの図柄が異なる場合には、演出部材46の後方の画像を「テスト中」のままに維持する。そして、演出部材46が演出ポジションDPから中央の識別情報Cの変動箇所の下方に移動してきたタイミングで右側の識別情報Rの変動を停止して変動表示ゲームを終了し、装飾具61の後方には「終了」の文字の画像を表示する(図13(d)参照)。一方、左側の識別情報Lと右側の識別情報Rとの図柄が同じであった場合には、装飾具61の後方の画像を「リーチ」に変更し(図13(e)参照)、中央の識別情報Cが停止する前に演出部材46(装飾具61)および「リーチ」の画像を右側の識別情報Rの下方へ移動する(図13(f)参照)。このようにして演出部材46の後方に画像を移動表示し、この画像を球進入規制領域55内の遊技球を排出する旨を意味する内容とすれば、目障りな遊技球を排除している旨を遊技者に知らせることができて好適である。
ところで、上記実施形態では、演出部材46の移動により遊技球を球進入規制領域55の外方へ排出できるように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、球進入規制領域55のうち遊技球が転動可能な転動面(具体的には、ユニットカバー48の上面や誘導溝115)を球誘導路107,142へ向けて下り傾斜させ、遊技球が自重により球誘導路107,142へ転動して球排出路18へ排出されるように構成すれば、演出部材46の演出動作を待たずに遊技球を球進入規制領域55から取り除くことができて好適である。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技盤と、該遊技盤の表面に区画形成された遊技領域と、該遊技領域内を流下した遊技球を遊技領域の外方へ排出する球排出路とを備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
遊技盤の正面図である。 センターケースの説明図であり、(a)は装飾枠体の斜視図、(b)はケース基部の斜視図である。 ケース基部の分解斜視図である。 第2演出装置の分解斜視図である。 演出部材の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 駆動機構の分解斜視図である。 掛合機構の説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)は前方から見た断面図、(c)は側方から見た断面図である。 演出部材の移動状態を示す説明図であり、(a)はホームポジション側へ移動する途中の平面図、(b)はホームポジションへ到達した状態の平面図、(c)はホームポジション側へ移動する途中の斜視図、(d)はホームポジションへ到達した状態の斜視図である。 下流側誘導路を示す遊技盤の断面図である。 制御系統の説明に供するブロック構成図である。 入賞誘導壁の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 第2実施形態における球誘導路を示す遊技盤の断面図である。 第2実施形態における演出部材の演出動作と変動表示装置の表示内容を示す説明図であり、(a)は変動表示ゲームを開始した状態、(b)は左側の識別情報を停止した状態、(c)は左右両側の識別情報を異なる図柄で停止した状態、(d)は全ての識別情報を異なる図柄で停止した状態、(e)は左右両側の識別情報を同じ図柄で停止した状態、(f)は(e)に示す状態から演出部材を右側の識別情報の下方へ移動した状態である。
符号の説明
1 遊技盤
4 遊技領域
5 センターケース
7 変動表示装置
7a 表示部
10 入賞具
10a 開閉部材
14 大入賞口
18 球排出路
21 装飾枠体
22 ケース基部
27 ステージ部
30 ベース部
33 開口窓部
41 第1演出装置
42 第2演出装置
45 ベースプレート
46 演出部材
47 演出駆動ユニット
48 ユニットカバー
55 球進入規制領域
56 移動規制溝
60 演出基部
61 装飾具
67 球押圧部
70 ガイドシャフト
71 駆動機構
72 掛合機構
73 無端ベルト
76 駆動ケース
80 駆動モータ
81 駆動プーリ
82 出力ギア
83 駆動ギア
84 伝達ギア
86 掛合ケース
87 支持ベース
91 掛合プーリ
92 ブラケット
94 付勢部材
105 開閉駆動ソレノイド
107 球誘導路
107a 上流側誘導路
107b 下流側誘導路
110 球転動棚
111 落下阻止突起
115 誘導溝
140 入賞誘導壁
142 球誘導路
142a 上流側誘導路
142b 下流側誘導路

Claims (4)

  1. 遊技盤と、該遊技盤の表面に区画形成された遊技領域と、該遊技領域内を流下した遊技球を遊技領域の外方へ排出する球排出路と、を備えた遊技機において、
    前記遊技領域には、遊技中に遊技球が進入可能な球進入可能領域と、該球進入可能領域の外方に設定された球進入規制領域と、を備え、
    該球進入規制領域と前記球排出路とを球誘導路により連通し、
    前記球進入規制領域には、前記球誘導路の上流端へ向けて移動して遊技における演出動作を実行可能な演出部材を配置し、
    該演出部材には、遊技球を前記球誘導路の上流端側へ向けて押圧可能な球押圧部を備え、
    前記球進入規制領域のうち前記球押圧部の下方には、演出部材の演出動作方向に沿って延在し、演出部材を遊嵌して演出動作方向とは異なる方向への移動を規制する移動規制溝を備え、該移動規制溝に遊技球の底部を嵌合可能とし、
    前記球進入規制領域に侵入した遊技球を前記球押圧部に係合した状態で前記演出部材が演出動作を実行すると、前記球押圧部が当該遊技球を移動規制溝に嵌合した状態で押圧して前記球誘導路の上流端へ向けて転動させ、該遊技球を球誘導路へ通して前記球排出路へ誘導するように構成たことを特徴とする遊技機。
  2. 前記球誘導路には、遊技球が転動可能な球転動棚を球進入規制領域側から球排出路側へ向けて延在し、
    該球転動棚の延在方向の側縁には、遊技球が球転動棚から落下することを阻止する落下阻止突起を球転動棚の上方へ向けて突設したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 演出部材を演出動作させるための演出駆動ユニットを備え、
    該演出駆動ユニットは、演出部材を係合して演出動作方向へガイドするガイドシャフトと、該ガイドシャフトの一端寄りに配置された駆動プーリと、他端寄りに配置された掛合プーリと、演出部材に係止され、駆動プーリと掛合プーリとの間に掛け渡された無端ベルトと、を備え、
    前記掛合プーリを支持する支持ベースを掛合プーリよりも駆動プーリ側に配置し、支持ベースにガイドシャフトのうち掛合プーリ側の端部を係止し、
    前記掛合プーリと支持ベースとの間には付勢部材を介在し、該付勢部材により掛合プーリを駆動プーリから離間する方向へ付勢して無端ベルトを張設可能としたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記掛合プーリのベルト接触面を円筒面としたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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