JP5518444B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特に演出装置に所定の演出動作をさせる演出パターンを選択する演出選択手段と、該演出パターンにしたがって演出装置の演出動作を制御する演出制御手段とを備えた遊技機に関する。
遊技機は、大型液晶画面やライト、スピーカーといった演出装置類を有し、該演出装置類を遊技機の制御基板に設けた演出制御手段で制御して、多様な演出を行っている。このとき、演出制御手段では、ROM等の記憶媒体に記録された複数の演出パターンの中から、所定の演出パターンを読み出し、該演出パターンに基づいて、演出装置類による所定の演出動作を制御している。
ここで、特開2006−198033号公報に記載された遊技機は、遊技店の営業開始時又は所定の時刻を基準として、経過時間を計測し、遊技動作を制御するコマンド又は前記経過時間に基づいて、複数の演出パターンのうち、所定の演出パターンを選択し、選択した演出パターンに基づいて演出動作を行うように各手段と、その手段を実行するためのプログラムを有している。そして、基準時から計測される経過時間とは別に設定した設定時刻に至ったとき、複数の演出パターンのそれぞれの選択確率を変更し、時間帯によって選択される演出パターンが偏らないようにして、毎日、同じ時間帯に同じ選択確率で演出パターンが選択されないようにしている。
特開2006−198033号公報
しかしながら、上記の遊技機は、演出パターンのパターンチェンジを基準時からの経過時間や、設定された時刻といった時間に依拠して行っていることから、例えば、会社帰りに来店する遊技者や、午前中のみ来店する遊技者といったように、所定の時間帯に来店する遊技者にとっては、当該時間帯以外で用いられている演出パターンに基づく演出動作で遊技することが困難である。
また、例えば、新台入替時や新規開店時のオープン記念として、一定期間、特別な演出パターンに基づく特別演出動作を行い、当該期間の経過後は通常の演出パターンに基づく通常演出動作を行うようにすると、特別演出動作に希少価値を持たせることができる。
このとき、一定期間中は、希少価値のある特別演出動作によってプレミアム感を演出することができるが、設定日時によって一斉に演出パターンを変更する上記の技術を用いた場合、全ての遊技機が一斉に通常演出動作に変更されるために、上記のプレミアム演出といった演出の意外性を実現することが困難となる。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、演出パターンのパターンチェンジを時間に依拠することなく行うことによって、演出動作の意外性や、プレミアム感を演出するようにした遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載の遊技機は、演出装置と、
始動口或いは盤面に設けた特定領域を通過した遊技球を検知する検知手段と、
該検知手段で遊技球の通過を検知したとき、該遊技球の通過に応じて抽選すると共に当該抽選の結果に対応した一連の遊技動作を制御する遊技制御手段と、
前記演出装置によって演出される複数の演出パターンを格納した演出テーブルを備え、前記遊技制御手段で制御される前記遊技動作に対応する前記演出装置の演出動作を実行するために、所定の前記演出パターンを前記演出テーブルから選択する演出選択手段と、
該演出選択手段で選択された前記演出パターンにしたがって、前記演出動作を制御する演出制御手段と、
を備えた遊技機であって、
前記演出パターンは、複数の通常演出パターンと、複数の特定演出パターンとからなり、
前記演出テーブルは、前記複数の通常演出パターンを格納した通常演出テーブルと、前記複数の特定演出パターンを格納した特定演出テーブルとからなり、
前記演出選択手段は、該演出選択手段によって選択される一の特定演出パターンを指定する特定演出指定手段と、
該特定演出指定手段で指定された前記一の特定演出パターンの選択回数を数えて、該選択回数と該選択回数に対する閾値との大小を比較判定する特定演出判定手段と、
該特定演出判定手段で判定される前記選択回数と前記閾値との比から形成した前記特定演出パターンの出現率を前記演出装置で報知する出現率報知手段と、
を備え、
該特定演出判定手段の判定結果が、前記閾値より小さいとき、
前記演出選択手段は、前記演出テーブルに含まれる前記一の特定演出パターン又は前記通常演出パターンのうちのいずれか一つをランダムに選択し、
前記特定演出判定手段の判定結果が、前記閾値と等しくなったとき、
前記特定演出指定手段が、前記一の特定演出パターンと、前記特定演出テーブルに含まれる他の特定演出パターンを入れ替えて、
前記特定演出判定手段が、入れ替えた前記他の特定演出パターンの選択回数を数えて、該選択回数と該選択回数に対する閾値との大小を比較判定し、
前記演出選択手段が、前記演出テーブルに含まれる前記他の特定演出パターン又は前記通常演出パターンのうちのいずれか一つをランダムに選択するようにしたことを特徴とする。
請求項に記載の遊技機は、請求項に記載の発明において、前記特定演出判定手段の判定結果が、前記閾値と等しくなったとき、
前記一の特定演出パターンの前記選択回数をリセットし、
該一の特定演出パターンを前記特定演出選択テーブルへ格納するようにしたことを特徴とする。
請求項に記載の遊技機は、請求項若しくは請求項のいずれかに記載の発明において、前記特定演出テーブルを、使用領域と未使用領域に区画形成し、
前記使用領域には、前記演出選択手段で選択される前記一の特定演出パターンを格納し、
前記未使用領域には、複数の前記他の特定演出パターンを順番に格納して、
前記特定演出判定手段の判定結果が、前記閾値と等しくなったとき、
前記一の特定演出パターンを、前記未使用領域へ順番に格納した前記他の特定演出パターンの最後尾に戻し、
前記他の特定演出パターンのうち、前記未使用領域の先頭にある他の特定演出パターンを前記使用領域に格納して、
前記一の特定演出パターンと前記他の特定演出パターンとを入れ替えるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、演出テーブルに格納した少なくとも一つの特定演出パターンの選択回数によって、該特定演出パターンのパターンチェンジを行うようにしたので、設定時間に依拠することなく、演出動作の意外性又は多様性、更にはプレミアム感を演出するようにした遊技機を提供することができる。
本実施例に係る遊技機盤面の概略構成を示す平面図である。 本実施例に係る遊技機の制御基板の構成を示すブロック図である。 本実施例に係る遊技機の特別図柄遊技に関するタイマ割込処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の特別図柄遊技に関する始動口スイッチ処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の特別図柄遊技に関する特別図柄処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の特別図柄遊技に関する大当たり判定処理を示すフローチャート、並びに大当たり乱数テーブル及び大当たり図柄乱数テーブルを示す表である。 本実施例に係る遊技機の特別図柄遊技に関する変動パターン選択処理を示すフローチャート、及びリーチ乱数を示す表である。 本実施例に係る遊技機の特別図柄遊技に関する停止中処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の特別図柄遊技に関する大入賞口処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の特別図柄遊技に関する遊技状態設定処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の普通図柄遊技に関するゲートスイッチ処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の普通図柄遊技に関する普通図柄処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の普通図柄遊技に関する電動チューリップ処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の演出制御基板に関するタイマ割込処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の演出制御手段に関するコマンド受信処理を示すフローチャートである。 第1実施例に係る遊技機の演出制御手段に関する演出パターン決定処理を示すフローチャートである。 第2実施例に係る遊技機の演出制御手段が有する演出テーブルの概略構成を示す説明図である。 第2実施例に係る遊技機の演出制御手段に関する演出パターン決定処理を示すフローチャートである。 第2実施例に係る遊技機の演出制御手段に関する特別演出パターン変更処理を示すフローチャートである。 第3実施例に係る遊技機の演出制御手段に関する演出パターン決定処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る遊技機の演出制御手段が有する特定演出パターンに関する特定演出カウンタのログを示す説明図である。
本実施例に係る遊技機を、添付した図面にしたがって、以下説明する。図1は、遊技機の盤面構成の概略を示した盤面図である。
遊技機1は、図1に示すように、演出装置として、盤面中央に画像表示器53、盤面上の所定箇所に盤ランプ56、遊技機1の枠体に枠ランプ55(図示略)、スピーカ54(図示略)が配されている。遊技機1の盤面には、釘が適宜配されている。
画像表示器53の左側には、ゲート13が配されている。
画像表示器53の下方には、第1始動口15、電動チューリップ14大入賞口16が配され、電動チューリップ14内には、第2始動口17が配されている。
また、遊技機1の盤面右下には、第1特別図柄表示器42、第1特別図柄保留数表示器45、第2特別図柄表示器43、第2特別図柄保留数表示器46、普通図柄表示器44及び普通図柄保留数表示器47がまとめられた表示器ユニット20が配設されている。
また、上記構成を有する遊技機1は、以下の制御基板を有している。添付した図面にしたがって説明する。 図2は遊技機1の制御基板と、該制御基板に制御される装置等の構成を示したブロック図である。
遊技機1の制御基板は、遊技制御基板25、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29、及び外部情報端子基板30の各基板からなる。
遊技制御基板25は、中央演算装置(以下「CPU」という)25aと、ランダムアクセスメモリ(以下「RAM」という)25bと、リードオンリーメモリ(以下「ROM」という)25cとを有し、遊技に係る抽選を制御すると共に、当該抽選に当選したか否かを判定して、遊技状態を制御する遊技制御手段が設けられている。
遊技制御基板25は、入出力端子双方向端子と、入力端子と、出力端子とを有している。
遊技制御基板25の入出力双方向端子には払出制御基板26が接続されている。
遊技制御基板25の入力端子には、スイッチが接続されている。
遊技制御基板25の出力端子には、演出制御基板27並びにソレノイド、図柄表示器及び保留数表示器が接続されている。
上記スイッチは、第1始動口スイッチ35、第2始動口スイッチ36、ゲートスイッチ37、大入賞口スイッチ38、一般入賞口スイッチ39からなり、各スイッチ35,36,37,38,39は、それぞれ遊技球の通過を検知する検知手段を有している。
第1始動口スイッチ35及び第2始動口スイッチ36並びにゲートスイッチ37は、遊技球の入球を検知した検知信号を遊技制御基板25に送信する。当該検知信号を遊技制御基板25が受信した時、それぞれ、第1特別図柄遊技、第2特別図柄遊技、普通図柄遊技に係る抽選が行われる。
また、大入賞口スイッチ38及び一般入賞口スイッチ39は、遊技球の入球を検知した検知信号を遊技制御基板25に送信する。当該検知信号を遊技制御基板25が受信した場合、遊技制御基板25から賞球の払出信号が払出制御基板26に対して送信される。
当該払出信号を払出制御基板26が受信したとき、賞球の払い出しが行われる。
遊技制御基板25の出力端子に接続されるソレノイドは、大入賞口ソレノイド40と、電動チューリップソレノイド41とからなる。
大入賞口ソレノイド40は、第1特別図柄遊技又は第2特別図柄遊技に係る抽選の結果が「大当たり」であったとき、遊技制御基板25から送信される大入賞口16の開閉動作の制御信号にしたがって、大入賞口16に設けたソレノイド(図示略)を作動させて大入賞口16を開閉させる。大入賞口16の開閉時間は、大当たり図柄乱数のうち、長当たり図柄に分類される乱数と、短当たり図柄に分類される乱数とで、異なるように設定されている。
電動チューリップソレノイド40は、普通図柄遊技に係る抽選の結果が「当たり」であったとき、遊技制御基板25から送信される電動チューリップ14の開閉動作の制御信号にしたがって、電動チューリップ14に設けたソレノイド(図示略)を作動させて電動チューリップ14を開閉させる。電動チューリップ14の開閉時間は、「当たり」になったとき、並行して行われている特別図柄遊技に係る遊技状態によって異なるように設定されている。
遊技制御基板25の出力端子に接続される図柄表示器42,43,44は、第1特別図柄遊技に係る変動表示及び抽選の当否結果を表示する第1特別図柄表示器42と、第2特別図柄遊技に係る変動表示及び抽選の当否結果を表示する第2特別図柄表示器43と、普通図柄遊技に係る変動表示及び抽選の当否結果を表示する普通図柄表示器44とからなる。
各図柄表示器42,43,44は、液晶、ドット或いはセグメントからなる表示部を有し、液晶、ドット或いはセグメントの点滅を組み合わせて、変動表示又は遊技に係る抽選の当否結果を表示している。
第1特別図柄表示器42は、第1始動口15に遊技球が入球した時に抽選された第1特別図柄遊技に係る抽選の結果に基づいて、当否を示す特定の図柄と、当該特定の図柄が表示されるまでランダムに明滅する変動表示の図柄が表示される。
第2特別図柄表示器43は、第2始動口17に遊技球が入球した時に抽選された第2特別図柄遊技に係る抽選の結果に基づいて、当否を示す特定の図柄と、当該特定の図柄が表示されるまでランダムに明滅する変動表示の図柄が表示される。
普通図柄表示器44は、ゲート13を遊技球が通過した時に抽選された普通図柄遊技に係る抽選の結果に基づいて、当否を示す特定の図柄と、当該特定の図柄が表示されるまでランダムに明滅する変動表示の図柄が表示される。
遊技制御基板25の出力端子に接続される保留数表示器は、第1特別図柄遊技に係る保留数が表示される第1特別図柄保留数表示器45と、第2特別図柄遊技に係る保留数が表示される第2特別図柄保留数表示器46と、普通図柄遊技に係る保有数が表示される普通図柄保留数表示器47とからなる。
各保留数表示器44,45,46は、液晶、ドット、又はセグメントからなる表示部を有し、液晶、ドット、又はセグメントの点滅を組み合わせて、それぞれ保留数を四つまで表示することができる。
ここで、保留数とは、第1始動口15又は第2始動口17へ入球した遊技球、或いはゲート13を通過した遊技球の個数であって、図柄表示器42,43,44で所定時間変動表示が行われることから、先の抽選に係る当該変動表示と当該抽選の当否結果に係る処理が終了するまで、特別図柄遊技或いは普通図柄遊技に係る抽選に伴う処理が保留されている遊技球の個数である。
払出制御基板26は、CPU26a、RAM26b、ROM26cを有し、当選したときの賞球の払出を制御する払出制御手段が設けられている。
遊技制御基板25と払出制御基板26との間では、遊技に係るデータの双方向通信がなされている。
また、遊技制御基板25と払出制御基板26は、外部情報端子基板30に接続されている。
外部情報端子基板30は、外部に情報を送信するための出力端子であるコネクタが複数個配設されている。
払出制御基板26は、入出力端子双方向端子と、入力端子と、出力端子とを有している。
払出制御基板26の入出力双方向端子には遊技制御基板25が接続されている。
払出制御基板26の入力端子には、払出球検出スイッチ48並びに球有り検出スイッチ49及び満タン検出スイッチ50が接続されている。払出球検出スイッチ48は、払い出した賞球を検知すると共に当該賞球の個数をカウントしている。球有り検出スイッチ49及び満タン検出スイッチ50は、遊技機1内部にストックされている遊技球が適正な個数であるか否か協働して検知している。
払出制御基板26の出力端子には、賞球を払い出すための払出駆動モータ51が接続されている。
演出制御基板27は、CPU27a、RAM27b、ROM27cを有し、演出装置を制御する演出制御手段が設けられている。
演出制御手段は、遊技制御基板25に設けた遊技制御手段で制御される遊技に係るコマンドに応じて、画像制御基板28に設けた画像制御手段と、ランプ制御基板29に設けたランプ制御手段に対して演出コマンドを送信して遊技全般に係る演出を制御している。
なお、本実施例に係る遊技機1は、別個に形成した演出制御基板27、画像制御基板28又はランプ制御基板29に設けた演出制御手段、画像制御手段又はランプ制御手段が協働して演出装置を制御するようにしたが、一枚の演出制御基板27に演出制御手段、画像制御手段、又はランプ制御手段を統合して、演出装置を制御するようにしても良い。
演出制御手段は、演出選択手段を備えている。
演出選択手段は、演出制御基板に設けられた演出テーブルに格納された演出パターンを選択する。
演出パターンとは、画像表示器53に表示される映像、スピーカ54から流れる音声、又はランプ55,56の点滅を実行するための演出コマンドを複数個組み合わせたものである。当該演出パターンはROM27c上に形成された演出テーブルへ記録格納されている。
演出装置の制御は、演出テーブルから演出パターンを演出選択手段でランダムに読み出し、読み出した演出パターンに含まれる演出コマンドを演出制御手段から画像制御手段或いはランプ制御手段に送信することによって行われている。
本実施例に係る演出パターンは、演出選択手段で選択される選択回数に対して閾値を有する特定演出パターンと、当該閾値を有さない通常演出パターンとからなる。
演出テーブルは、一つの特定演出パターンと、複数の通常演出パターンが格納されている。
さらに、演出制御手段は、特定演出判定手段を備えている。
特定演出判定手段は、演出選択手段によって特定演出パターンが選択される度に、特定演出パターンの選択回数を数えて、当該選択回数が閾値を超えたか否か判定する。
演出制御基板27は、入出力端子双方向端子と、入力端子と、出力端子とを有している。
演出制御基板27の入出力双方向端子には、画像制御基板28が接続されている。
演出制御基板27の入力端子には、遊技制御基板25及び演出ボタン52が接続されている。該演出ボタン52は、遊技球を用いた特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係る抽選には影響しない演出に用いられる演出装置であって、例えば、簡単なゲーム等のための操作ボタンとして遊技者に当該ゲームへの参加を促すために用いられている。
演出制御基板27の出力端子には、ランプ制御基板29が接続されている。
画像制御基板28は、CPU28a、RAM28b、ROM28cを有し、画像表示器上で表示される画像を制御する画像制御手段が設けられている。
画像制御手段は、閾値に対して演出選択手段で選択した特定演出パターンの選択回数の比である出現率を表示する出現率報知手段を備えている。
出現率報知手段は、図1に示すように、遊技機1の画像表示器53の画面左側に配されている帯グラフによって表されている。
さらに、出現率報知手段は、特定演出パターンの選択回数が所定回数に達したとき或いは演出ボタン52を押下したとき、その時点における出現率、すなわち、閾値に対して特定演出パターンの選択がどの程度なされているかを示す達成度に係るメッセージを表示しても良い。
当該達成度が表示されることにより、遊技者に特定演出パターンの出現に対する期待感を抱かせることができる。
ランプ制御基板29は、CPU29a、RAM29b、ROM29cを有し、画像表示器以外の演出装置装置、例えば、遊技機1の枠体に配された枠ランプ55、遊技機1の盤面に配された盤ランプ56、可動装飾装置57を制御している。
ランプ制御基板29は、入力端子と、出力端子とを有している。
ランプ制御基板29の入力端子には演出制御基板27が接続されている。
ランプ制御基板29の出力端子には、枠ランプ55、盤ランプ56、可動装飾装置57が接続されている。
遊技機1の制御基板は、上記のように、遊技制御基板25、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29、及び外部情報端子基板30の各基板からなる。
遊技制御基板25は、遊技制御手段を実行するための遊技制御プログラムを有している。
演出制御基板27は、演出制御手段を実行するための演出制御プログラム、演出選択手段を実行するための演出選択プログラム、特定演出選択手段を実行するための特定演出選択プログラム及び特定演出判定手段を実行するための特定演出判定プログラム有している。
さらに、画像制御基板28或いは演出制御基板27は、画像制御手段を実行するための画像制御プログラムを有し、ランプ制御基板29或いは演出制御基板27は、ランプ制御手段を実行するためのランプ制御プログラムを有している。
上記の各プログラムを、添付した図面にしたがって以下説明する。
本実施例に係る遊技機で実行される遊技は、特別図柄遊技と普通図柄遊技とからなる。
特別図柄遊技は、第1始動口15に入球させた遊技球で抽選を行い、第1特別図柄表示装置42を作動させる第1特別図柄遊技と、第2始動口17に入球させた遊技球で抽選を行い、第2特別図柄表示装置43を作動させる第2特別図柄遊技とからなる。
普通図柄遊技は、ゲート13に入球させた遊技球で抽選を行い、普通図柄表示装置44を作動させる遊技をいう。
特別図柄遊技に係る抽選に当選した場合、大当たり遊技状態の下で大入賞口16が開放される。
一方、普通図柄遊技に係る抽選に当選した場合、電動チューリップ14が開放される。
当該電動チューリップの開閉動作は、特別図柄遊技に係る通常遊技状態、確変遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態に基づいて異なる設定がなされている。
特別図柄遊技に係る抽選及び普通図柄遊技に係る抽選には、乱数が用いられている。当該乱数は、抽選の種類によって、大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数等が設定されている。
ここで、特別図柄遊技に係る遊技状態とは、大当たり図柄によって定まり、通常遊技状態、大当たり遊技状態、確変遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態をいう。
通常遊技状態とは、特別図柄遊技に係る抽選で当選する確率が低く設定され、普通図柄遊技に係る抽選で当選する確率もまた低く設定されている遊技状態をいう。
本実施例において、通常遊技状態の下では、普通図柄遊技に係る変動表示の変動時間は4秒に設定されている。また、電動チューリップ14の開放パターンは、0.15秒間で一回開くように設定されている。
したがって、通常遊技状態の下では、電動チューリップ14の内部に配されている第2始動口17に遊技球を入球させることは著しく困難であるので、第2特別図柄遊技はほとんど行われず、主として第1特別図柄遊技が行われる。
通常遊技状態の下でなされた第1特別図柄遊技に係る抽選では、大当たり乱数並びに大当たり図柄乱数及びリーチ乱数が取得されている。大当たり乱数が当選の場合、大当たり遊技状態に移行する。
大当たり遊技状態とは、大入賞口16が開放される遊技状態をいう。開放された大入賞口16は、所定個数の遊技球が入球したとき、或いは所定時間が経過した後に閉じる。
大入賞口の一回の開閉動作を以下「1ラウンド」といい、大当たり遊技状態では、役物連続作動手段によって、少なくとも2ラウンドが実行される。
本実施例において、大当たり遊技状態の下では、普通図柄遊技に係る変動表示と電動チューリップ14の開放パターンは通常遊技状態と同様に設定されている。
したがって、電動チューリップ14の内部に配されている第2始動口17に遊技球を入球させることは著しく困難である。
一方、大当たり遊技状態に移行した場合、続いて移行する遊技状態は、第1特別図柄遊技に係る抽選の際に同時に取得した大当たり図柄乱数によって決定されている。後続の遊技状態には、確変遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態等がある。
確変遊技状態とは、特別図柄遊技に係る抽選に当選する確率が高く設定され、普通図柄遊技に係る抽選は全て当選に設定されている遊技状態をいう。
本実施例において、確変遊技状態の下では、普通図柄に係る変動表示の変動時間は、1.5秒に設定され、通常遊技状態及び大当たり遊技状態のときの変動時間と比べて短くされている。対して、電動チューリップ14の開放パターンは、1.8秒間、開放され、その開放が3回繰り返されるように設定されている。
したがって、電動チューリップ14の内部に配されている第2始動口17に遊技球を容易に入球させることができるので、第2特別図柄遊技が実行される。
また、このとき、第1始動口15に入球した遊技球で行われる第1特別図柄遊技を妨げるものではないが、本実施例においては、第2特別図柄遊技が第1特別図柄遊技に優先して行われている。
時短遊技状態とは、特別図柄遊技に係る抽選で当選する確率が通常遊技状態と同様に設定され、普通図柄遊技に係る抽選で当選する確率が確変遊技状態と同様に設定されている遊技状態をいう。
時短遊技状態の下では、特別図柄遊技に係る抽選によって「大当たり」に当選し難いものの、電動チューリップ14が長時間に亘って頻繁に開くので、主として第2特別図柄遊技が行われる。これにより、結果として遊技球を減らさずに長時間にわたって特別図柄遊技に係る抽選を行うことができる。
また、潜確遊技状態とは、特別図柄遊技に係る抽選で当選する確率が確変遊技状態と同様に設定され、普通図柄遊技に係る抽選で当選する確率が通常遊技状態と同様に設定されている遊技状態をいう。
潜確遊技状態の下では、特別図柄遊技に係る抽選によって「大当たり」に当選し易いものの、電動チューリップ14がほとんど開かないので、主として第1特別図柄遊技が行われる。
このとき、普通図柄遊技に係る賞球の払出がほとんどないので遊技球が補充され難い。そのため、遊技の進行に伴い、遊技球は漸減することとなる。
上記の確変遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態は、第1段階として通常遊技状態から大当たり遊技状態に移行し、当該大当たり遊技状態からさらに移行する遊技状態として設定されている。
確変遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態に移行した後は、それらの遊技状態の下で行われた特別図柄遊技に係る抽選に当選したとき、大当たり遊技状態に遊技状態が戻されて、大入賞口16が開放される。
そして、「大当たり」のラウンド回数が多い場合或いは大入賞口16の開放時間が長い場合には、「長あたり」といい、「大当たり」のラウンド回数が少ない場合或いは大入賞口16の開放時間が短い場合には、「短当たり」と分けられている。
さらに、遊技状態の移行を伴わない、「小当たり」が設定されている。
小当たりとは、大入賞口16の開閉動作はあるものの、大入賞口16の開放時間が極短時間に設定され、「大当たり」ではない「ハズレ」の一類型として設定されている。
また本実施例において、「当たり」とは、ゲート13へ入球した遊技球による普通図柄遊技に係る抽選に当選したことをいう。当選した結果として、電動チューリップ14が拡開し、特別図柄遊技に係る遊技状態によって、電動チューリップ14はそれぞれ所定の時間及び回数で拡開するように設定されている。そのため、特別図柄遊技に係る遊技状態によって、電動チューリップ14内に設けられた第2始動口17の露出時間は変わるように設定されている。
なお、本実施例において、特別図柄遊技に係る遊技状態が確変遊技状態若しくは時短遊技状態の下の「当たり」を、普通図柄遊技に係る「第1当たり」とし、特別図柄遊技に係る遊技状態が通常遊技状態或いは潜確遊技状態の下の「当たり」を、普通図柄遊技に係る「第2当たり」とする。
遊技機1に電源を投入すると、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29といった、遊技制御基板25の周辺基板から立ち上がり、遊技制御基板25は最後に立ち上がる。そして、各制御基板25,26,27,28,29の初期設定が終了すると、遊技機1の電源を監視し、乱数を更新する4ミリ秒周期に設定されたカウンタタイマを備えたタイマ循環処理が開始される。
特別図柄遊技及び普通図柄遊技は、タイマ循環処理に割り込んで処理を行うタイマ割込み処理フロー100で制御されている。
タイマ割込処理フロー100は、図3に示すように、構成されている。
ステップ105は、乱数の更新の処理を行うステップである。更新される乱数は、特別図柄遊技に係る大当たり乱数並びに大当たり図柄乱数及びリーチ乱数である。当該乱数の更新は、タイマ割込処理フロー100が開始される毎に「1」加算されている。
ステップ110は、始動口スイッチ処理ステップであって、第1始動口15或いは第2始動口17に入球した遊技球による抽選および保留球の処理が行われる。当該始動口スイッチ処理ステップ110を構成する処理フローは、別途図4に示して説明する。
ステップ115は、特別図柄処理ステップであって、第1特別図柄遊技或いは第2特別図柄遊技に係る抽選の結果に基づいて、変動表示設定及び特別図柄遊技に係る遊技状態の設定等の処理が行われる。当該特別図柄処理ステップ115を構成する処理フローは、別途図5に示して説明する。
ステップ120は、大入賞口処理ステップであって、特別図柄遊技に係る遊技状態に基づいて、大入賞口16の開放パターンを設定する処理が行われる。当該大入賞口処理ステップを構成する処理フローは、別途図9に示して説明する。
ステップ125は、賞球処理ステップであって、大入賞口16に入球した遊技球の個数に応じて、払出制御基板26に接続された払出駆動モータ51で、賞球を払い出す処理を行うステップである。
ステップ130は、出力処理ステップであって、タイマ割込処理フロー100の上記各ステップを構成する処理フロー中で設定されたフラグ、コマンドからなる遊技データを遊技制御信号として、演出制御基板27に出力する処理を行うステップである。
始動口スイッチ処理ステップ110は、図4に示すように、第1始動口15の始動に係る処理フローと第2始動口17の始動に係る処理フローから構成されている。両始動口15,17に遊技球の入球がない場合には、リターンステップ245で、図3に示した、タイマ割込処理フロー100へ演算処理が戻される。
ステップ205は、第1始動口スイッチ35のオン・オフを判定するステップである。ここで、第1始動口のスイッチ35が作動しなかった場合には、第2始動口スイッチ36のオン・オフを判定するステップ225にジャンプする。
第1始動口のスイッチが作動した場合、すなわち、第1始動口で遊技球の入球が検知された時、先ず保留球の残数が規定(通常は4個)よりも少ないか否か判定する(ステップ210)。
当該残数が規定数よりも少ない場合には、規定数まで保留球を貯めることができるので、保留球を一つ増やし(ステップ215)、第1特別図柄遊技に係る抽選が行われる(ステップ220)。当該抽選では、大当たり乱数並びに大当たり図柄乱数及びリーチ乱数が取得されると共にRAM25bに格納される。
一方、当該残数が規定よりも多い場合には、ステップ225にジャンプする。
ステップ225は、第2始動口スイッチ36のオン・オフを判定するステップである。ここで、第2始動口のスイッチが作動しなかった場合には、リターンステップ245にジャンプする。
第2始動口のスイッチが作動した場合、すなわち、第2始動口で遊技球の入球が検知された時、先ず保留球の残数が規定(通常は4個)よりも少ないか否か判定する(ステップ230)。
当該残数が規定数よりも少ない場合には、規定数まで保留球を貯めることができるので、保留球を一つ増やし(ステップ235)、第1特別図柄遊技に係る抽選が行われる(ステップ240)。当該抽選では、大当たり乱数並びに大当たり図柄乱数及びリーチ乱数が取得されると共にRAM25bに格納される。
一方、当該残数が規定よりも多い場合には、リターンステップ245にジャンプする。
リターンステップ245は、始動口スイッチ処理をタイマ割込み処理フロー100に戻す処理が行われる。
続いて図5に示すように、特別図柄処理ステップ100に係る処理フローが開始される。
ステップ305からステップ320は、特別図柄遊技に係る抽選について判定するステップである。
本処理フローでは、先ず大当たり遊技状態にあることを示すフラグが立っているか否か判定し(ステップ305)、第1特別図柄表示器42或いは第2特別図柄表示器43が変動表示をしているか否かを判定し(ステップ310)、第2特別図柄遊技に係る保留球を第1特別図柄遊技に係る保留球に優先して消化し(ステップ315)、第1特別図柄遊技に係る保留球が残っていればこれを消化する(ステップ320)。
上記の判定が全て否定された場合、遊技機1が客待ち状態にあること示すフラグが立てられると共に、客待ち状態に係る演出をするためコマンドがRAM25bにセットされる(ステップ325)。客待ち処理が行われると、リターンステップ385へジャンプする。
ステップ305で大当たり遊技フラグが立っている場合には、既に実行されている大当たり遊技状態を維持するため、ステップ385のリターンステップにジャンプする。
ステップ310で、第1特別図柄表示器42或いは第2特別図柄表示器43が変動表示中であれば、変動時間が終了したか否かを監視するステップ365にジャンプする。
ステップ315で、第2特別図柄遊技に係る保留球があれば、第1特別図柄遊技に係る保留球に優先して第2特別図柄遊技に係る保留球を消費して特別図柄遊技に係る処理が行われる(ステップ330)。また、第2特別図柄遊技に係る保留球がなく、ステップ320で第1特別図柄遊技に係る保留球が一つでも残っていれば、第1特別図柄遊技に係る保留球を消費して特別図柄遊技に係る処理が行われる(ステップ335)。
客待ち状態であれば、当該客待ち状態は取り消される(ステップ340)。
そして、大当たりか否かが判定され(ステップ345)、第1特別図柄表示器42又は第2特別図柄表示器43に表示する変動表示の変動パターンが選択される(ステップ350)。
ここで、大当たり判定処理ステップ345を構成する処理フローは、別途図6(a)に示して説明する。また、変動パターン選択処理ステップ350を構成する処理フローも同様に、別途図7(a)に示して説明する。
そして、変動表示を開始させる変動開始コマンドをセットし(ステップ355)、第1特別図柄表示器42若しくは第2特別図柄表示器43で、特別図柄遊技に係る変動表示が開始される(ステップ360)。
その後、変動時間が終了したか否かが判定され(ステップ365)、変動時間が終了していれば、ステップ370に移行し、変動時間が終了していなければ、リターンステップ385にジャンプする。
特別図柄遊技に係る変動表示を停止するために、変動停止コマンドをセットし(ステップ370)、第1特別図柄表示器42及び第2特別図柄表示器43で特別図柄遊技に係る変動表示を停止する(ステップ375)。変動表示が停止すると、停止中の処理がステップ380で行われる。当該停止中処理ステップ380を構成する処理フローは、別途図8に示して説明する。
特別図柄処理115を構成する処理フローが終了したとき、タイマ割込処理フロー100へ、リターンステップ385で演算処理が戻される。
上述の通り、大当たり判定処理ステップ345は、以下に示す処理フローから構成されている。当該処理フローを、添付した図6(a)にしたがって、以下説明する。
ステップ405は、第1始動口15或いは第2始動口17で取得された大当たり乱数を、図6(b)に示すように、予め記憶された大当たり乱数の乱数値に照会して判定する処理を行うステップである。
ステップ410は、取得した乱数が「大当たり」として設定されていた数値に該当するか否かを判定する処理を行うステップである。「大当たり」でない場合には、ステップ425にジャンプする。
ステップ415は、大当たり図柄乱数を図6(c)に示すように、予め記憶された大当たり図柄乱数の乱数値に照会して判定する処理を行うステップである。
図6(c)に示した大当たり図柄乱数は例示したものであって、これに限定されず、さらに長当たりや短当たりを細分化して設定することができる。
ステップ420は、ステップ415で確定した大当たり図柄が第1特別図柄表示器42又は第2特別図柄表示器43にセットされる処理を行うステップである。
一方、ステップ410で大当たりでないと判定された場合、さらに「小当たり」であるか否かが判定される(ステップ425)。
小当たりである場合には、小当たり図柄が第1特別図柄表示器42又は第2特別図柄表示器43にセットされ(ステップ430)、小当たりでない場合には、ハズレ図柄が第1特別図柄表示器42又は第2特別図柄表示器43にセットされる(ステップ435)。
上記のように、大当たり図柄、小当たり図柄、ハズレ図柄が第1特別図柄表示器42又は第2特別図柄表示器43にセットされると、リターンステップ440で処理は特別図柄処理ステップ115をい構成する処理フローに戻される。
大当たり判定処理ステップ345の後に続いて行われる変動パターン選択処理ステップ350は、以下のような処理フローから構成されている。当該処理フローを、添付した図7(a)にしたがって以下説明する。
大当たり判定処理ステップ345で判定した結果が「大当たり」であったか否かが判定され(ステップ505)、「大当たり」であれば、ステップ510に移行して、大当たり用テーブルがRAM25bにセットされる。
一方、「大当たり」でない場合には、ステップ515に移行する。
ステップ515とステップ520は、「ハズレ」であった場合に、取得したリーチ乱数を図7(b)に示したリーチ乱数表に照会して判定し(ステップ515)、リーチである場合にはステップ525でリーチ用テーブルがRAM25bにセットされ、リーチでない場合にはステップ530でハズレ用テーブルがRAM25bにセットされるように振り分けられる(ステップ520)。
ここで、上記の大当たり用テーブル、リーチ用テーブル、ハズレ用テーブルには、変動パターンを指定する乱数が配されている。カウンタで取得した変動パターン乱数をRAM25bのアドレスに格納し(ステップ535)、取得した変動パターン乱数を、各テーブルに示された変動パターンの数値に照会して判定し(ステップ540)、選択決定された変動パターンがRAM25bにセットされる(ステップ1045)。
以上で、変動パターン選択処理ステップ350に係る処理フローは終了し、リターンステップ550で特別図柄処理ステップ115に係る処理フローに演算処理が戻される。
上述の通り、停止中処理ステップ380は、以下に示す処理フローから構成されている。当該処理フローを、添付した図8にしたがって、以下説明する。
ステップ605は、特別図柄遊技に係る抽選結果が大当たりであるか否かを判定する処理を行うステップである。
大当たりであると判定された場合、さらに、「長当たり」であるか否か判定され(ステップ610)、当該大当たりは「長当たり」(ステップ615)、又は「短当たり」(ステップ620)に振り分けられる。
振り分けられた「長当たり」については、「長当たり」を示すフラグが立てられ(ステップ615)、振り分けられた「短当たり」については、「短当たり」を示すフラグが立てられる(ステップ620)。
そして、大当たりになる前の特別図柄遊技に係る遊技状態が、時短遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態であって、各遊技状態を示すフラグが立てられていた場合、時短遊技状態を示すフラグ並びに確変遊技状態を示すフラグ及び潜確遊技状態を示すフラグが全て取り消されリセットされる(ステップ1125)。時短遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態においては、大入賞口16は開放されないからである。
その後、オープニング開始ステップ680に移行する。
一方、大当たりではないと判定(ステップ605)された場合、時短遊技状態であるか、確変又は潜確遊技状態であるか、「小当たり」であるかが、それぞれ順に判定される。
ステップ630は、時短遊技状態を示すフラグが立っているか否かを判定する処理を行うステップである。時短遊技状態であれば、ステップ635に移行し、時短遊技状態でなければ、ステップ650にジャンプする。
ステップ635は、時短遊技状態の下で設定された、特別図柄遊技に係る抽選回数に関する時短カウンタを一つ戻す処理を行うステップである。当該時短カウンタは、ステップ640で計測され、「0」になったときに終了する。
本実施例においては、時短遊技状態下で特別図柄遊技に係る抽選が100回終了した時点で時短遊技状態は終了する。
100回の抽選が終了するまでの時短遊技状態にある間は、特別図柄遊技に係る変動表示が第1特別図柄表示器42又は第2特別図柄表示器43に表示される時間は短縮されている。
そして、ステップ640で、100回の抽選が終了したか否かが判定され、全て終わっていれば、時短遊技状態を示すフラグが取り消される(ステップ645)。一方、抽選回数が残っている場合、ステップ650にジャンプする。
ステップ650は、確変遊技状態又は潜確遊技状態を示すフラグが立っているか否かを判定する処理を行うステップである。確変遊技状態又は潜確遊技状態であれば、ステップ655に移行し、確変遊技状態又は潜確遊技状態でなければ、ステップ670にジャンプする。
ステップ655は、特別図柄遊技に係る抽選回数に関する確変/潜確カウンタを一つ戻す処理を行うステップである。当該確変/潜確カウンタは、ステップ660で判定されるように、「0」になったときに終了する。
本実施例においては、確変/潜確遊技状態下で確変/潜確カウンタが10000回カウントした時点で確変遊技状態又は潜確遊技状態は終了する。
そして、ステップ660で、確変/潜確カウンタのカウンタが全て終了したか否かが判定され、全て終わっていれば、確変遊技状態又は潜確遊技状態を示すフラグが取り消される(ステップ665)。一方、抽選回数が残っている場合、ステップ670にジャンプする。
ステップ670は、「小当たり」であるか否かを判定する処理を行うステップである。
「小当たり」であれば、ステップ675に移行して、「小当たり」を示すフラグを立てる処理が行われる。「小当たり」でなければ、リターンステップ690にジャンプする。
ステップ680とステップ685は、「大当たり」若しくは「小当たり」に関して、ラウンドが開始されるオープニングの開始(ステップ680)と、当該オープニングが開始されたことを演出制御基板27に対して送信するオープニングコマンドをセットする(ステップ685)処理を行うステップである。
そして、上記の停止中処理ステップ380を構成する処理フローが終了すると、690のリターンステップで特別図柄処理ステップ115を構成する処理フローへ演算処理が戻される。
上記特別処理ステップ115を構成する処理フローは上記のように、大当たり判定処理、変動パターン選択処理、停止中処理をそれぞれ構成する処理フローを有し、それらの演算処理が終了した場合、図5に示すように、特別図柄処理フローのリターンステップ385で、タイマ割込処理フロー100に戻り、続いて大入賞口処理ステップ120を構成する処理フローについて演算処理が行われる。
大入賞口処理ステップ120を構成する処理フローは、添付した図9にしたがって説明する。
ステップ705は、大当たりとして長当たり若しくは短当たりを示すフラグが、又は小当たりを示すフラグが立てられているか否かを判定する処理を行うステップである。
フラグが設定されていない場合、リターンステップ785にジャンプする。
ステップ710及びステップ715は、特別図柄処理フロー115を構成する停止中処理ステップ380の処理フローで設定されたオープニングに関して、当該オープニング中であるか否かを判定し(ステップ710)、オープニング時間が経過したかを判定する(ステップ715)する処理を行うステップである。
オープニング中であって、かつ、オープニング時間が経過している場合は、ステップ720に移行する。
一方、オープニング中であって、オープニング時間が経過していない場合は、リターンステップ785にジャンプする。
また、オープニング中ではないときは、ステップ795に移行する。
ステップ720からステップ730は、ステップ705で判定した「大当たり」又は「小当たり」を示すフラグの種類に応じて、各遊技状態の下で設定されている特別図柄遊技に係るラウンド数がセットされると共に大入賞口の開放パターンがセットされ(ステップ720)、設定されたラウンド数を一つ増やして(ステップ725)、当該ラウンドを開始する、すなわち大入賞口16の開放動作を開始する(ステップ730)処理を行うステップである。
「長当たり」、「短当たり」、「小当たり」に関するラウンド数と大入賞口の開放時間の例を、表1に示す。ここで、大当たり遊技の「短当たり」と、小当たり遊技は、ラウンド数に依拠して大入賞口16を開放しているか、開放回数に依拠して大入賞口16を開放しているかの違いはあるものの、遊技上は見分けが付かないように構成されている。
Figure 0005518444
ステップ735及びステップ740は、大入賞口16の開放時間の終期を判定する処理を行うステップである。
1ラウンドは、上述したように、所定の開放時間が経過したか(ステップ735)、或いは大入賞口16に所定個数の遊技球が入賞したか(ステップ740)によって終了する。何れの条件も満たしていないときには、ラウンドは終了していないので、リターンステップ785にジャンプする。
一方、ステップ735或いはステップ740の何れか一方の条件が満たされていた場合には、大入賞口の開放動作は終了する(ステップ745)。
続いて、規定のラウンド数を実行したか否かが判定される。
ステップ750は、実行されたラウンドが最終ラウンドであったか否かを判定するステップである。
最終ラウンドの場合には、ステップ755に移行する。一方、最終ラウンドではない場合には、一のラウンドと他のラウンドの間に設けられたインターバルが開始され(ステップ790)、リターンステップ785にジャンプする。
最終ラウンドであった場合には、大当たり遊技状態のエンディングが開始され(ステップ755)、当該エンディングが開始されたことを演出制御基板27に送信するコマンドをセットし(ステップ760)、ラウンド数を「0」にリセットする(ステップ765)。
ステップ770は、大当たり遊技状態のエンディングの時間が経過したか否かを判定するステップである。
経過していない場合は、リターンステップ785にジャンプする。
経過している場合は、ステップ775で、特別図柄遊技に係る遊技状態について、次に移行する遊技状態を設定する処理を行う。当該ステップ775では、例えば、大当たり遊技状態から確変遊技状態に移行する設定が行われる。
遊技状態設定処理755は、別途図10に示して説明する。
ステップ775で、現在の大当たり遊技状態に続いて行われる遊技状態を設定した後、「長当たり」、「短当たり」、或いは「小当たり」を示すフラグは消去され(ステップ780)、リターンステップ785で、タイマ割込処理フロー100に演算処理が戻される。
一方、ステップ710でオープニング中でないと判断されたときに移行するステップ795は、大入賞口16が開放されているか否かを判定する処理を行うステップである。
大入賞口16が開放されている場合は、ラウンド中であると判断され、大入賞口16の開閉動作に関する終期判定処理(ステップ735、ステップ740)にジャンプする。
大入賞口16が開放されていない場合、ラウンド間のインターバル(ステップ790)中であるか否かが判定される(ステップ800)。
インターバル中である場合は、ステップ805へ移行する。
一方、インターバル中でない場合は、ここまでの判定処理で、オープニング中ではなく(ステップ710)、かつ、大入賞口16が開放されていない(ステップ795)ことから、エンディング中であると判定され、エンディング時間経過判定ステップ770にジャンプする。
ステップ805は、インターバルの設定時間が経過したか否かを判定する処理を行うステップである。
インターバル時間が経過していない場合、リターンステップ785にジャンプする。
インターバル時間が経過している場合、ステップ725でラウンド数が一つ減ぜられて、次のラウンドが開始される。
ここで、遊技状態設定処理ステップ775は、図10に示すように、別途処理フローを有している。以下説明する。
ステップ850からステップ860は、大入賞口処理ステップ120で処理されている大当たり遊技状態を特定の図柄にしたがって分類するステップである。
ステップ850は、小当たり図柄であるか否かを判定するステップである。
小当たり図柄でない場合は、ステップ855に移行する。
小当たり図柄である場合は、リターンステップ895にジャンプする。
ステップ860は、通常図柄であるか否かを判定するステップである。
通常図柄でない場合は、ステップ860に移行する。
通常図柄である場合は、ステップ885にジャンプする。
ステップ860は、確変図柄であるか否かを判定するステップである。
確変図柄でない場合は、ステップ865に移行する。
確変図柄である場合は、ステップ875にジャンプする。
上記のステップで特別図柄遊技に係る特定の図柄にしたがって、ステップ775で、現在の大当たり遊技状態に続いて行われる遊技状態が振り分けられる
ステップ865は、潜確遊技状態であることを示すフラグを立てる処理を行うステップである。
ステップ875は、確変遊技状態であることを示すフラグを立てる処理を行うステップである。
また、ステップ855からジャンプしたステップ885は、時短遊技状態であることを示すフラグを立てる処理を行うステップである。
上記のようにフラグが立てられることにより、大当たり遊技状態に続く、次の特別図柄遊技に係る遊技状態が設定される。
さらに、ステップ870では、特別図柄遊技に係る潜確遊技状態の抽選回数をカウントする確変カウンタが10000回に設定される。
また、ステップ880では、特別図柄遊技に係る確変遊技状態の抽選回数をカウントする確変カウンタを10000回に設定すると共に、時短カウンタを100回に設定する。
そして、ステップ890では、特別図柄遊技に係る時短遊技状態下の抽選回数をカウントする時短カウンタが100回に設定される。
これらカウンタの初期設定回数は、上記回数に限定されるものではなく、任意に設定することができる。
リターンステップ895は、遊技設定処理ステップ775を構成する処理フローが終了した時、大入賞口処理ステップ120の処理フローに演算処理を戻すステップである。
大入賞口処理ステップ120を構成する処理フローは、以上のように構成される。
タイマ割込処理フロー100では、大入賞口処理ステップ120に続いて、主に払出制御基板28に送信される制御信号によって、賞球処理ステップ125が開始される。
さらに、賞球処理ステップ125に続いて、出力処理ステップ130が実行される。該出力処理ステップ130は、特別図柄遊技に係る遊技状態を制御する制御信号を遊技制御基板25から演出制御基板27へ一方向で送信するステップである。
一方、特別図柄遊技に係る遊技状態の下で、普通図柄遊技は、以下のように行われている。
ゲートスイッチ処理900は、以下のステップで構成されている。添付した図11にしたがって、以下説明する。
ステップ905は、ゲート13によるスイッチのオン・オフを判定するステップである。ここで、ゲート13によるスイッチがオフである場合には、リターンステップ925にジャンプする。
ゲート13によるスイッチがオンである場合、すなわち、ゲート13に設けられた検知手段で遊技球の入球が検知された時、先ず保留球の残数が規定(通常は4個)よりも少ないか否か判定する(ステップ910)。
当該残数が規定よりも少ない場合には、保留球を一つ増やして(ステップ915)、普通図柄遊技に係る抽選が行われる(ステップ920)。
当該保留球の残数が規定よりも多い場合には、リターンステップ925にジャンプする。
ステップ920は普通図柄遊技に係る抽選を行うステップである。当該抽選は、普通図柄遊技に係る当たり乱数及び当たり図柄乱数を一つ取得し、取得した乱数を普通図柄遊技に係る抽選のためにRAM27b格納する処理が行われる。
ステップ925は、ゲートスイッチ処理ステップ900の処理フローが終了したとき、演算処理をタイマ割込処理フロー100に戻すためのリターンステップである。
続いて普通図柄処理ステップ1000を構成する処理フローが開始される。当該処理フローを添付した図12にしたがって以下説明する。
普通図柄処理ステップ1000では、普通図柄遊技に係る抽選の結果を示す図柄と変動表示を示す図柄が決定される。
ステップ1005は、補助遊技中であることを示すフラグが立っているか否かを判定するステップである。
本実施例において補助遊技とは、電動チューリップ14を開閉する遊技をいう。
補助遊技中であることを示すフラグが立っている場合は、リターンステップ1055にジャンプする。
補助遊技中であることを示すフラグが立っていない場合は、ステップ1010に移行する。
ステップ1010は、普通図柄表示器44で変動表示が行われているか否かを判定するステップである。
変動表示されている場合にはステップ1050にジャンプする。
変動表示されていない場合は、ステップ1015に移行する。
ステップ1015は、普通図柄遊技に係る保留球の残りが「0」であるか否かを判定するステップである。
残りが「0」である、すなわち保留球が無い場合には、リターンステップ1055にジャンプする。
残りが「0」でない、すなわち保留球がある場合には、ステップ1020に移行する。
上記の判定によって、普通図柄遊技に係る保留球を使って抽選の結果が処理される。
ステップ1020は、補助遊技中であるとき、取得された当たり乱数が当たりか否かを判定する処理を行うステップである。当該当たり判定処理ステップ1020では、普通図柄遊技に係る抽選の結果、「当たり」遊技と、「ハズレ」遊技に振り分けられる。当たり遊技にしたがって電動チューリップ14を拡開する制御が行われる。
ステップ1030は、普通図柄表示器44の変動表示の表示時間を所定のパターンに基づいて選択する処理を行うステップである。
ステップ1035は、変動表示を開始する処理を行うステップである。
ステップ1050は、普通図柄表示器44で表示している変動表示の表示時間が終了したか否かを判定する処理を行うステップである。
変動時間が終了していれば、ステップ1060に移行する。一方、変動時間が終了していなければ、リターンステップ1055に移行する。
ステップ1060は、普通図柄遊技に係る変動表示を停止する処理を行うステップである。
ステップ1065は、普通図柄遊技に係る抽選の結果が当たりであるか否かを判定する処理を行うステップである。
当たりと判定された場合、補助遊技中であることを示すフラグが立てられ(ステップ1070)、リターンステップ1055へ移行する。
ハズレと判定された場合には、リターンステップ1055にジャンプする。
リターンステップ1060は、普通図柄処理ステップ1000に係る処理フローの終了と共に、タイマ割込処理フロー100に演算処理を戻すステップである。
続いて、電動チューリップ処理ステップ1100に係る処理フローについて、添付した図13にしたがって説明する。
ステップ1105は、補助遊技中であることを示すフラグが立てられているか否かを判定する処理を行うステップである。
補助遊技フラグが立てられていない場合は、リターンステップ1135にジャンプする。
補助遊技フラグが立てられている場合は、ステップ1115に移行する。
ステップ1115は、電動チューリップ14の開閉動作が終了したか否かを判定する処理を行うステップである。
開閉動作が終了した場合には、ステップ1120に移行する。
開閉動作が続いている場合には、リターンステップ1135にジャンプする。
ステップ1120は、補助遊技状態を示すフラグを消去する処理を行うステップである。
ステップ1125及びステップ1130は、上記のフラグ消去を受けて、演出装置の停止コマンドをセットする(ステップ1125)処理を行うステップである。
ステップ1135は、電動チューリップ処理ステップ1100に係る処理フローを終了し、タイマ割込処理フロー100へ演算処理を戻すリターンステップである。
電動チューリップ処理フロー1100は、以上のように構成される。
電動チューリップ処理フロー1100が終了して、演算処理がタイマ割込処理フロー100に戻されると、続いて、賞球処理ステップ125が実行され、さらに、出力処理ステップ130が実行される。該出力処理ステップ130は、制御信号を演出制御基板27に送信するステップである。
上記のように、遊技機1に係る遊技に関して、特別図柄遊技及び普通図柄遊技は、遊技制御基板25が備える遊技制御手段を実行するための遊技制御プログラムで制御されている。
当該遊技制御手段の出力処理ステップ130から、上記処理フローの中で示した各種のコマンドが演出制御基板27に対して一方向で送信される。
送信された各種コマンドに応じて、演出制御基板27に設けられた演出制御手段を実行するための演出制御プログラムが作動する。
当該演出制御プログラムを添付した図面にしたがって以下説明する。
演出制御手段を構成する処理フローは、タイマ割込処理フロー1200を有している。タイマ割込処理フロー1200は、遊技制御基板25のタイマ割込み処理フロー100と同期するように、周期的に循環するように構成されている。
タイマ割込処理フロー1200は、図14に示すように、コマンド受信処理ステップ1205、演出ボタン処理ステップ1210、コマンド送信処理ステップ1215、及びリターンステップ1220からなり、コマンド受信処理ステップ1205、演出ボタン処理ステップ1210、コマンド送信処理ステップ1215は、それぞれ別途処理フローを有している。
図15に示すように、コマンド受信処理ステップ1205は、以下説明する各ステップからなる処理フローで構成されている。
ステップ1250は、演出装置の始動コマンドを受信しているか否かを判定する処理を行う。始動コマンドを受信しているときはステップ1255へ移行し、始動コマンドを受信していないときはステップ1265へジャンプする。
ステップ1255は、演出装置の演出パターンを決定する処理を行うステップであって、当該演出パターン決定処理に関しては、図16で説明する。
ステップ1265は、演出装置の停止コマンドを受信しているか否かを判定する処理を行う。停止コマンドを受信しているときはステップ1270へ移行し、停止コマンドを受信していないときはステップ1280へジャンプする。
ステップ1270は、演出装置の停止コマンドを受けて演出装置の位置等を初期状態へリセットする処理を行うステップである。これにより、先のステップ1255で決定された演出パターンに基づいて演出装置の演出が行われた後、当該演出装置の位置などを初期状態へ遷移させることができる。
ステップ1280とステップ1285は、特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係る変動表示の始動コマンドを受信したか否かを判定し(ステップ1280)、受信していた場合には当該変動表示に対応した演出を選択する(ステップ1285)処理を行うステップである。
当該演出選択処理ステップ1285では、変動表示の開始コマンドを解析して、特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係る変動表示の変動演出パターンを選択する。
そして、選択した当該変動演出パターンに係る演出コマンドをランプ制御基板29及び画像制御基板28に向けてセットしている。
一方、変動表示に係る始動コマンドを受信していなければステップ1290へジャンプする。
ステップ1290とステップ1295は、特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係る変動表示の停止コマンドを受信したか否かを判定し(ステップ1290)、受信していた場合には当該停止コマンドに応じて、先のステップ1285で選択した変動表示に係る演出パターンに対する停止コマンドをセットする(ステップ1290)処理を行うステップである。
停止マンドを受信していなければ、ステップ1300へジャンプする。
ステップ1300とステップ1305は、特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係る遊技状態に関して、オープニングコマンドを受信したか否かを判定し(ステップ1300)、受信していた場合には当該オープニングコマンドに基づいて特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係るそれぞれの遊技状態に応じて、オープニングの演出パターンを選択する(ステップ1305)処理を行うステップである。
オープニング選択処理ステップ1305は、特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係る遊技状態に基づいて遊技制御手段から送信されたオープニングコマンドを解析してオープニングに係る演出パターンを選択し、当該オープニングに係る演出パターン演出コマンドを、ランプ制御基板29及び画像制御基板28に向けてセットしている。
一方、オープニングコマンドを受信していなければ、ステップ1310へジャンプする。
ステップ1310とステップ1315は、特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係る遊技状態に関して、エンディングコマンドを受信したか否かを判定し(ステップ1310)、受信していた場合には当該エンディングコマンドに基づいて特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係るそれぞれの遊技状態に応じて、エンディングに係る演出パターンを選択する(ステップ1315)処理を行うステップである。
エンディング演出選択処理ステップ1315は、特別図柄遊技又は普通図柄遊技に係る遊技状態に応じて、エンディングコマンドを解析してエンディングに係る演出パターンを選択して、当該エンディングに係る演出パターンの演出コマンドを、ランプ制御基板29及び画像制御基板28に向けてセットしている。
一方、エンディングコマンドを受信していなければ、ステップ1320へジャンプする。
ステップ1320は、客待ちコマンドを受信して演出パターンを選択する処理を行うステップである。当該客待ちコマンド受信選択処理ステップ1320では、客待ち状態にあるか否か判定され、遊技機1が所定時間稼動していない場合に、客待ち状態にあることを演出するコマンドを画像制御基板28及びランプ制御基板29に向けてセットしている。
そして、リターンステップ1325は、コマンド受信処理ステップ2105に係る処理フローが終了した時、演算処理をタイマ割込処理フロー1200に戻すステップである。
図16は、上記コマンド受信処理フローにおいて、ステップ1255の演出パターン決定処理に関する処理フローである。
ここで、本実施例の演出パターンは、選択回数が数えられ、当該選択回数と該選択回数に対する閾値との大小が比較判定される一つの特定演出パターンと、そのような判定がなされない複数の通常演出パターンとからなり、当該演出パターンは、演出テーブルに格納されている。
以下説明する演出決定処理フロー1255は、各演出テーブルから所定の演出パターンを選択する処理を示す。
ステップ1405は、変動パターンコマンドを受信したか否かを判定する。変動パターンコマンドとは、遊技制御手段から演出制御手段に向けて送信される変動表示に係るコマンドをいう。
変動パターンコマンドを受信した場合には、演出パターンに係る乱数を取得し(ステップ1410)、取得した乱数を判定して(ステップ1415)、演出パターンに基づく演出内容が決定される(ステップ1420)。ここで演出テーブルから特定演出パターン又は通常演出パターンを読み出す処理が行われる。
そして、決定された演出内容が、特定演出パターンに基づく演出内容か、或いは通常演出パターンに基づく演出内容であるか判定される(ステップ1425)。
当該判定の結果が特定演出パターンの場合、特定演出パターンに係るカウンタは「1」が加算される(ステップ1430)。
一方、通常演出パターンの場合はステップ1445へジャンプする。
ここで、カウンタに「1」が加算されたとき、画像制御手段が有する出現率報知手段で表されている帯グラフで、特定演出パターンの選択回数を表す出現率の割合が漸増して表示される。
本実施例では、特定演出パターンの選択回数に対する閾値が「100」となるように特定演出カウンタを設定した。すなわち特定演出カウンタが「100回」であるか否か判定され(ステップ1435)、特定演出カウンタが「100回」より小さいときは、ステップ1445にジャンプする。
一方、特定演出カウンタが「100」を示したときは閾値と等しくなったと判断され、ステップ1440に移行する。
ステップ1440は、特定演出パターンを演出テーブルから削除する処理を行うステップである。これにより、特定演出パターンの選択回数が閾値と等しくなったとき、又は特定演出パターンの選択回数が閾値よりも大きくなったときに、特定演出パターンに基づく特定演出動作を演出装置に実行させないようにすることができる。
したがって、例えば、新台入替時にオープニング記念として特定演出パターンを演出テーブルに格納しておけば、特定演出パターンの選択回数が閾値と等しくなるまでは、特定演出パターンに基づくオープニング記念演出を実行することができる。一方、特定演出パターンの選択回数が閾値と等しくなったとき以降は、遊技機1でオープニング記念演出をしないようにすることができる。
そして上記の判定を踏まえて、演出開始コマンドがセットされ(ステップ1445)、変動開始コマンドを受信した後(ステップ1450)、遊技制御手段の変動開始と共に、演出装置の演出動作が実行される(ステップ1455)。
演出動作の実行が開始されたときには、上記処理フローは、リターンステップ1460でコマンド受信処理フローへ戻る。
コマンド受信処理ステップ1205を構成する処理フローが終了すると、続いて、演出制御基板27のタイマ割込処理フロー1200は、ステップ1210に移行する。
ステップ1210は、演出ボタン52に係る処理が行われるステップである。
演出ボタン処理ステップ1210は、演出ボタン52が押下されたか否かを判定し、押下された場合には、演出ボタン52に係るボタン演出コマンドをランプ制御基板29及び画像制御基板28に向けてセットしている。
そして、演出ボタン処理ステップ1210に続くコマンド送信処理ステップ1215は、コマンド受信処理ステップ1210でランプ制御基板29及び画像制御基板28に向けてセットされた、各演出コマンドを当該両基板28,29に向けて送信するステップである。
コマンドの送信処理が終了すると、リターンステップ1220でタイマ割込処理フロー1200の割込処理が終了する。
本実施例に係る遊技機によれば、乱数を用いた抽選によって特定演出パターンが選択されたとき、演出動作に意外性を持たせることができる。
そして、上記のように、通常演出パターンに加えて、オープニング記念等のイベントに関連させて、特定演出パターンを設けたので、演出動作に多様性を持たせることができる。
なお、本実施例による遊技機に係る特定演出パターンは乱数によって抽選されるので、当該遊技機を複数台配した遊技機島においては、互いに隣り合う遊技機であっても、一方の遊技機では、まだ特定演出パターンが選択されているにもかかわらず、他方の遊技機では、既に特定演出パターンが選択されないといったように、遊技機毎に偏りが生じる。そのため、遊技者は、遊技機島内において、特定演出パターンがまだ選択される可能性のある遊技機にあたるか否かといった遊び方をすることもできる。
第2実施例に係る遊技機の構成の概略は、第1実施例と同様であるので、説明を省略する。
ここで、第2実施例に係る遊技機に設けた演出制御基板が有する演出制御手段は、特定演出指定手段及び特定演出判定手段を備え、特定演出パターン及び通常演出パターンからなる演出パターンと、特定演出パターンが格納された特定演出テーブル及び通常演出パターンが格納された通常演出テーブルからなる演出テーブルを有している。当該演出テーブルに係る構成の概略を図17に示す。
図17に示すように、第1特定演出パターン乃至第3特定演出パターンは、順番に層状となるように特定演出テーブルに格納されているものとする。ここで、図17中の斜線で示すように、最上層に現れた特定演出パターンを使用領域にある特定演出パターンとし、当該最上層の特定演出パターンの下方に配されている特定演出パターンを未使用領域にある特定演出パターンとする。
特定演出指定手段は、複数の特定演出パターンが記録格納された特定演出テーブルから一の特定演出パターンを指定する。当該指定された特定演出パターンは、第1実施例と同様に、演出選択手段で選択される演出パターンのうちの一つとなる。
本実施例においては、第1特定演出パターン、第2特定演出パターン、及び第3特定演出パターンが特定演出テーブルに格納されている。
特定演出判定手段は、第1実施例に係る演出選択処理と同様に、演出選択手段によって指定された一の特定演出パターンが選択される度に、当該一の特定演出パターンの選択回数を数えて、当該選択回数が閾値を超えたか否か判定する。
図18は、演出パターンの決定処理フロー1255Aであって、概略は第1実施例と同様であるから説明を省略する。
第1実施例と本実施例との相違点は、第1実施例では特定演出カウンタが閾値を満たしたとき、特定演出パターンが選択されなくなることに対して、本実施例では特定演出カウンタが閾値を満たしたとき、第1特定演出パターン、第2特定演出パターン、そして第3特定演出パターンと、特定演出パターンが順次入れ替えられる点である。
具体的には、本実施例に係る演出決定処理フロー1255Aにおいては、第1実施例と同様に特定演出カウンタが閾値「100回」を満たしたか否かを判定し(ステップ1435)、閾値と等しくなったとき、特定演出カウンタをリセットし(ステップ1441)、使用領域にあった特定演出パターンを未使用領域の最下層へ戻し(ステップ1442)、未使用領域の最上層にある特定演出パターンを使用領域にセットして、特定演出パターンの変更処理が行われる(ステップ1443)。すなわち、使用領域で使用していた特定演出パターンを未使用領域の最後尾に戻し、未使用領域の先頭にあった特定演出パターンを使用領域へ繰り上げることによって、特定演出パターンの入替が実行される。当該特定演出パターンの入れ替えに係る処理フロー1443については図19に示す。
また、ステップ1435で特定演出カウンタが「100回」を満たしていない場合には、ステップ1445へジャンプする。
図19は、特定演出パターンの変更処理に関する処理フロー1443である。
ステップ1505は、第1特定演出パターンが未使用領域にあるか否かを判定する処理を行うステップである。未使用領域にある場合には、ステップ1510に移行する。一方、未使用領域に無ければ使用領域にあるので、第1特定演出パターンを演出テーブルへ格納する(ステップ1515)。
ステップ1510は、第2特定演出パターンが未使用領域にあるか否かを判定する処理を行うステップである。未使用領域にある場合には、ステップ1525に移行する。一方、未使用領域に無ければ使用領域にあるので、第2特定演出パターンを演出テーブルへ格納する(ステップ1520)。
ステップ1525は、使用領域にある第3特定演出パターンを演出テーブルへ格納する処理を行うステップである。
そして、リターンステップ1530で演出決定処理フロー1400に戻される。
上記のように判定して未使用領域から使用領域へ特定演出パターンを上げることにより、複数の特定演出パターンを順次使用することができる。
第2実施例に係る遊技機によれば、特定演出テーブルに格納される複数の特定演出パターンから、一の特定演出パターンを特定演出指定手段で指定し、演出選択テーブルへ格納するようにした。
そして、指定された一の特定演出パターンと複数の通常演出パターンからなる演出パターンから乱数によって所定の演出パターンを演出選択手段で選択し、特定演出パターンの選択回数が閾値と等しくなったとき、一の特定演出パターンと他の特定演出パターンとを入れ替えるようにした。
これにより、通常演出パターンに基づく通常演出動作のなかに、特定演出パターンに基づく特定演出を混ぜることができるので遊技機の演出動作に意外性を持たせることができる。さらに、当該特定演出動作が所定回数実行されると、特定演出パターンのパターンチェンジによって異なる特定演出動作を実行させることができるので、遊技機の演出動作に多様性を持たせることができる。
第3実施例に係る遊技機の構成の概略は、第1実施例若しくは第2実施例に記載の構成と同様であるので、説明を省略する。
ここで、第3実施例に係る遊技機に設けた演出制御基板が有する演出制御手段は、第1実施例若しくは第2実施例と同様に特定演出判定手段を備え、また、第2実施例に記載したように、特定演出指定手段を備えていても良い。さらに、演出制御基板が有する演出テーブルは、特別演出パターンを有している。
したがって、本実施例に係る演出テーブルは、選択回数に対する閾値が設けられた少なくとも一つの特定演出パターンと、複数の通常演出パターンと、特別演出パターンとからなる。
特定演出判定手段は、第1実施例若しくは第2実施例に係る演出選択処理と同様に、演出選択手段によって特定演出パターンが選択される度に、特定演出パターンの選択回数を数えて、当該選択回数が閾値を超えたか否か判定する。
図20は、演出決定に係る処理フロー1255Bであって、概略は第1実施例若しくは第2実施例と同様であるから説明を省略する。
ここで第2実施例の演出決定処理フロー1255Aを元に説明する。
第1実施例若しくは第2実施例と本実施例との相違点は、選択回数が閾値と等しくなったとき、特別演出パターンが実行される点である。
ステップ1435は、第1実施例若しくは第2実施例と同様に特定演出カウンタが閾値「100回」を満たしたか否かを判定するステップである。
ここで、特定演出カウンタが「100回」を満たしていない場合には、ステップ1445へジャンプする。
一方、特定演出カウンタが「100回」を示して閾値と等しくなったとき、特定演出カウンタをリセットし(ステップ1441)、使用領域にあった特定演出パターンを未使用領域へ戻し(ステップ1442)、特定演出パターンの変更処理が行われる(ステップ1443)。
ここで、本実施例では、特別演出パターンが指定される(ステップ1444)。これにより、演出制御手段から特別演出パターンに係る特別演出コマンドが画像制御手段或いはランプ制御手段へ送信される。
したがって、先に指定されていた一の特定演出パターンと次に指定される他の特定演出パターンとの間で特別演出パターンが1回実行される。
なお、第1実施例に示した演出決定処理フロー1400を元に本実施例に係る演出決定処理フローを構成した場合、ステップ1440で特定演出パターンを削除した後に、ステップ1444の特別演出パターンの指定がなされる(図示略)。
第3実施例に係る遊技機によれば、特定演出パターンの選択回数が閾値と等しくなったとき、特別演出パターンが一回実行されるので、特別演出パターンに基づく特別演出動作に、希少価値を持たせることができる。
さらに、複数の特別演出パターンが特別演出選択テーブルに格納されている場合には、一の特定演出パターンと他の特定演出パターンとが切り替えられるタイミングで、特別演出パターンが選択されることになるので、特定演出パターンの区切りとして利用することができる。
第1実施例乃至第3実施例のいずれかに記載した遊技機によれば、まず、図21(a)に示すように、特定演出パターンの選択回数に対して閾値を設けて、当該閾値よりも選択回数が少ないときは、演出テーブルから特定演出パターンを選択し、当該閾値と選択回数が等しくなったとき、又は当該閾値よりも選択回数が多くなったときは、特定演出パターンを選択しないようにすることができる。
これにより、閾値と等しくなるまでは、遊技機1は、乱数を用いた抽選によって特定演出パターンを選択することによる演出の意外性と、通常演出パターンに加えて特定演出パターンが選択されることによる演出の多様性とを有する。
次に、図21(b)に示すように、閾値の前後で一の特定演出パターンと、他の特定演出パターンとを入れ替えるようにした。
これにより、遊技機1は、乱数を用いた抽選によって特定演出パターンを選択することによる演出の意外性と、特定演出パターンが次々に入れ替わることによる演出の多様性とを有する。
そして、図21(c)に示すように、特定演出パターンの選択回数と閾値とが等しくなったとき、さらに特別演出パターンを実行するようにした。
これにより、遊技機の演出動作は、特別演出パターンを実行することによる演出の意外性と、特定演出パターン、通常演出パターン、及び特別演出パターンによる演出の多様性を有する。
さらに、本実施例に係る遊技機1の画像表示器53には、閾値に対する特定演出パターンの選択回数を示す出現率を帯グラフ10で表示して報知するようにした。
これにより、特定演出パターンが選択された回数が遊技者に明らかになると共に、遊技者は閾値までの残りの選択回数のおおよその目安をつけることができる。そのため、例えば、互いに隣り合うように配された第3実施例に示す遊技機において、一方の遊技機の特定演出パターン出現率が略100%を示し、他方の遊技機の特定演出パターン出現率が半分程度の場合、特定演出パターンの後に現れる特別演出パターンを見ることを目的とする遊技者は前者の遊技機を選択して遊技し、特定演出於パターンによる演出を複数回楽しむことを目的とする遊技者は後者の遊技機を選択して遊技することができる。
1…遊技機、10…出現率帯グラフ、
13…ゲート、14…電動チューリップ、
15…第1始動口、16…大入賞口、17…第2始動口、
20…表示器ユニット、
25…遊技制御基板、26…払出制御基板、27…演出制御基板、28…画像制御基板、29…ランプ制御基板、30…外部情報端子基板、
35…第1始動口スイッチ、36…第2始動口スイッチ、37…ゲートスイッチ、
38…大入賞口スイッチ、39…一般入賞口スイッチ、
40…大入賞口ソレノイド、41…電動チューリップソレノイド、
42…第1特別図柄表示器、43…第2特別図柄表示器、44…普通図柄表示器、
45…第1特別図柄保留数表示器、46…第2特別図柄保留数表示器、47…普通図柄保留数表示器、
48…払出球検出スイッチ、49…球有り検出スイッチ、50…満タン検出スイッチ、51…払出駆動モータ、
52…演出ボタン、
53…画像表示器、
54…スピーカ、
55…枠ランプ、56…盤ランプ、57…可動装飾装置。

Claims (3)

  1. 演出装置と、
    始動口或いは盤面に設けた特定領域を通過した遊技球を検知する検知手段と、
    該検知手段で遊技球の通過を検知したとき、該遊技球の通過に応じて抽選すると共に当該抽選の結果に対応した一連の遊技動作を制御する遊技制御手段と、
    前記演出装置によって演出される複数の演出パターンを格納した演出テーブルを備え、前記遊技制御手段で制御される前記遊技動作に対応する前記演出装置の演出動作を実行するために、所定の前記演出パターンを前記演出テーブルから選択する演出選択手段と、
    該演出選択手段で選択された前記演出パターンにしたがって、前記演出動作を制御する演出制御手段と、
    を備えた遊技機であって、
    前記演出パターンは、複数の通常演出パターンと、複数の特定演出パターンとからなり、
    前記演出テーブルは、前記複数の通常演出パターンを格納した通常演出テーブルと、前記複数の特定演出パターンを格納した特定演出テーブルとからなり、
    前記演出選択手段は、該演出選択手段によって選択される一の特定演出パターンを指定する特定演出指定手段と、
    該特定演出指定手段で指定された前記一の特定演出パターンの選択回数を数えて、該選択回数と該選択回数に対する閾値との大小を比較判定する特定演出判定手段と、
    該特定演出判定手段で判定される前記選択回数と前記閾値との比から形成した前記特定演出パターンの出現率を前記演出装置で報知する出現率報知手段と、
    を備え、
    該特定演出判定手段の判定結果が、前記閾値より小さいとき、
    前記演出選択手段は、前記演出テーブルに含まれる前記一の特定演出パターン又は前記通常演出パターンのうちのいずれか一つをランダムに選択し、
    前記特定演出判定手段の判定結果が、前記閾値と等しくなったとき、
    前記特定演出指定手段が、前記一の特定演出パターンと、前記特定演出テーブルに含まれる他の特定演出パターンを入れ替えて、
    前記特定演出判定手段が、入れ替えた前記他の特定演出パターンの選択回数を数えて、該選択回数と該選択回数に対する閾値との大小を比較判定し、
    前記演出選択手段が、前記演出テーブルに含まれる前記他の特定演出パターン又は前記通常演出パターンのうちのいずれか一つをランダムに選択するようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定演出判定手段の判定結果が、前記閾値と等しくなったとき、
    前記一の特定演出パターンの前記選択回数をリセットし、
    該一の特定演出パターンを前記特定演出選択テーブルへ格納するようにしたことを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記特定演出テーブルを、使用領域と未使用領域に区画形成し、
    前記使用領域には、前記演出選択手段で選択される前記一の特定演出パターンを格納し、
    前記未使用領域には、複数の前記他の特定演出パターンを順番に格納して、
    前記特定演出判定手段の判定結果が、前記閾値と等しくなったとき、
    前記一の特定演出パターンを、前記未使用領域へ順番に格納した前記他の特定演出パターンの最後尾に戻し、
    前記他の特定演出パターンのうち、前記未使用領域の先頭にある他の特定演出パターンを前記使用領域に格納して、
    前記一の特定演出パターンと前記他の特定演出パターンとを入れ替えるようにしたことを特徴とする請求項若しくは請求項のいずれかに記載の遊技機。
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