JP5881497B2 - 換気扇用保護ガードおよび換気扇用保護ガードを備えた換気扇 - Google Patents

換気扇用保護ガードおよび換気扇用保護ガードを備えた換気扇 Download PDF

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Description

本発明は、換気扇用保護ガードおよび換気扇用保護ガードを備えた換気扇に関するものである。
一般に産業用や業務用の換気扇は、壁面に取り付けるための角型の外枠を備え、その外枠の中央部に円筒形のフランジをもつ構造が採用されている。そのフランジ中心軸上にモータが配置される。モータは、モータ取付足を備えたモータ固定台で外枠に固定される。モータのシャフト先端には羽根が連結されている。そして、モータを介して羽根を回転させることでフランジ内に風を送り、必要静圧を確保しつつ送風を行なうことができる構造となっている。この種の換気扇には保護ガードを備えたものもある。この換気扇用保護ガードは鋼線やステンレス線をカップ状に曲げた構造をもち、取付金具により換気扇のモータ取付足に固定される。
そのようなものとして、最外周部を形成する外周リングと数個の内周リングとを放射状の多数の縦線で、同心上に連結したカップとして、鋼線やステンレス線などの線材により構成された換気扇用保護ガードが開示されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の換気扇用保護ガードは、外周リング及び内周リングと各縦線との交叉部を溶接などで結合している。この換気扇用保護ガードは、線材を曲げた取り付け金具によりモータ取付足に固定される。特許文献1では、このような構造を採用することによって、低コストかつ簡単な構造で保護ガードを得ることができる。
特開平8−319988号公報(図1〜図4など)
しかし、特許文献1に記載されているような形状の換気扇用保護ガードでは、フランジ径が同じであるが、モータ外径、ブラケット高さの異なる換気扇については共通の換気扇用保護ガードとして使用することができない。これに対して、換気扇用保護ガードの中央開放部をモータ外径最大機種に合わせて設定して、モータと換気扇用保護ガードの干渉を避けるという方法が考えられる。しかしながら、モータ外径が小さな機種に、このような換気扇用保護ガードを使用した場合、モータと換気扇用保護ガードとの間に隙間があいて、ガード本来の機能が果たせなくなってしまう。
また、換気扇用保護ガードの高さをモータブラケット高さ最大機種に合わせて設定して、モータと保護ガードの干渉を避ける方法も考えられる。しかしながら、モータブラケット高さが低い換気扇にこのような換気扇用保護ガードを取り付けた場合、換気扇より換気扇用保護ガードの方が上に飛び出ることになり、壁面に設置したとき周辺設備と干渉する可能性がある。これらの理由から、モータ外径、高さ毎に換気扇用保護ガードを製作する必要があり、製造コストの増大、類似の保護ガードの見分けがつきにくく間違えてしまうといった課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、低コストかつ簡単な構造でモータ外径、高さの異なる換気扇にも共通で使用できる換気扇用保護ガード、及びこの換気扇用保護ガードを備えた換気扇を提供することを目的としている。
本発明に係る換気扇用保護ガードは、同心円状の複数のリングと放射状の縦線を用いてカップ状に形成され、モータが取り付けられる複数本のモータ取付足が設けられている換気扇に着脱自在に設置される換気扇用保護ガードであって、前記換気扇用保護ガードは、その外周部に前記各モータ取付足との干渉を回避するために形成されている複数の開放部と、前記各開放部の前記換気扇用保護ガード中心側に設けられ、該開放部を挟んで隣接する縦線を接続した第1つき当て棒と、前記第1つき当て棒よりも前記換気扇用保護ガードの中心側に設けられ、前記第1つき当て棒が接続されている縦線のうちの一方とその縦線に隣接する縦線とを接続した第2つき当て棒と、2カ所の引っ掛け部が形成され、一方の引っ掛け部で前記モータ取付足の一部を引っ掛け、他方の引っ掛け部で前記第1つき当て棒又は前記第2つき当て棒のいずれかの一部を引っ掛けることで、前記第1つき当て棒又は前記第2つき当て棒と前記モータ取付足とを接合させて固定する固定金具と、を備え、前記開放部と前記第2つき当て棒とまでが1つのつながった空間を形成するものである。
本発明に係る換気扇用保護ガードは、同心円状の複数のリングと放射状の縦線を用いてカップ状に形成され、モータが取り付けられる複数本のモータ取付足が設けられている換気扇に着脱自在に設置される換気扇用保護ガードであって、前記換気扇用保護ガードは、その外周部に前記各モータ取付足との干渉を回避するために形成されている複数の開放部と、前記各開放部の前記換気扇用保護ガードの中心側に設けられ、該開放部を挟んで隣接する縦線を接続したつき当て棒と、前記モータ取付足に固定され、前記つき当て棒の位置を調整する固定プレートと、2カ所の引っ掛け部が形成され、一方の引っ掛け部で前記モータ取付足の一部を引っ掛け、他方の引っ掛け部で前記つき当て棒の一部を引っ掛けることで、前記つき当て棒と前記モータ取付足とを接合させて固定する固定金具と、を備え、前記固定プレートは前記つき当て棒と接触することで前記つき当て棒の位置を調整するものである。
本発明に係る換気扇は、上記の換気扇用保護ガードが着脱自在に設置されるものである。
本発明に係る換気扇用保護ガードによれば、低コストかつ簡単な構造でモータ外径、高さの異なる換気扇に共通して使用することが可能になる。
本発明に係る換気扇によれば、コストの高騰を招くことなく、簡便に換気扇用保護ガードの取付作業が実行できる。
本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードが取り付けられる換気扇の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードが取り付けられる換気扇の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードを取り付けた換気扇を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードを取り付けた換気扇を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードの固定金具の構成を示す詳細図である。 本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードを固定金具を用いて換気扇に固定した状態を示す部分詳細図である。 本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードをモータ外径・高さが大きな換気扇へ取り付けている状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガードを固定金具を用いてモータ外径・高さの大きな換気扇に固定した状態を示す部分詳細図である。 従来の換気扇用保護ガードを取り付けた換気扇を示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係る換気扇用保護ガードを説明するための部分詳細図である。 本発明の実施の形態3に係る換気扇用保護ガードを説明するための部分詳細図である。 本発明の実施の形態4に係る換気扇用保護ガードの取り付けの一例を説明するための詳細図である。 本発明の実施の形態4に係る換気扇用保護ガードの取り付けの一例を説明するための詳細図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る換気扇用保護ガード1の構成を示す斜視図である。図2は、換気扇用保護ガード1が取り付けられる換気扇Aの構成を示す正面図である。図3は、換気扇用保護ガード1が取り付けられる換気扇Aの構成を示す側面図である。図1〜図3に基づいて、換気扇用保護ガード1、換気扇Aの構成について説明する。なお、以下の説明では、換気扇用保護ガード1を、単に保護ガード1と称するものとしている。
保護ガード1は、換気扇Aを保護する機能を有し、鋼線やステンレス線を篭形のカップ状に曲げた構造をもち、固定金具17により換気扇Aのモータ取付足15に着脱可能に取り付けられるものである。また、換気扇Aは、建物の壁面などに取り付けられ、建物内部の空気と建物外部の空気との入れ替えを行う機能を有している。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、各図においては、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
図2及び図3に示すように、換気扇Aは、壁面に固定するための角型の外枠10と、外枠10の中央部に配置された円筒形のフランジ13と、フランジ13の中心軸上に配置されたモータ11と、モータ11のシャフト12の先端に連結固定された羽根16と、4本のモータ取付足15を備え、モータ11を固定する箱状のモータ固定台14と、を備えている。そして、換気扇Aは、モータ11により羽根16を回転させ、フランジ13の内側に風を送ることで静圧を確保しつつ送風を行なうことができるようになっている。なお、モータ取付足15は、外枠10の四隅に固定されている。
図1に示すように、保護ガード1は、たとえば鋼線やステンレス線で形成された同心円状の複数のリング2と、リング2と同じ材料で形成され、放射状の形状をした複数の縦線4と、を備えている。リング2と縦線4とは互いに交叉し、その交叉部は溶接等により互いに固定されている。リング2の内、最外周に位置するリング2を最外周リング3と称する。ただし、保護ガード1には、換気扇Aに取り付けられたとき、モータ11との干渉を避けるため中心部に中央開放部9が設けられている。つまり、最内周に位置するリング2の内側(保護ガード中心側)は、モータ11の一側端に対応し、縦線4を設けず、そのまま開放している。
なお、保護ガード1の構成材料を鋼線やステンレス線に限定するものではない。また、リング2は、保護ガード1と同じ材料で構成しなくてもよい。さらに、リング2の個数、各リング2の径、縦線4の本数等も、図示しているものに限定するものではない。
最外周リング3は、換気扇Aの設置施工時の作業性を悪化させないように、モータ取付足15よりも内側(保護ガード中心側)に入る外径としている。また、保護ガード1は、モータ取付足15と干渉しないように、リング2及び最外周リング3の一部を分断して形成した開放部8を4つ備えている。さらに、開放部8による強度低下を補うため、保護ガード1には、最外周リング3よりも外側に、開放部8で分断された最外周リング3を連結する補強リング5が設けられている。この補強リング5は、平面視略U字形状になっており、両端部が最外周リング3の一部に溶接固定され、最外周リング3よりも径方向外側に突出されるようになっている。
また、保護ガード1には、開放部8の上部(保護ガード中心側)には縦線4と直角で交わる方向に高さ(保護ガード中心部までの距離)の異なる2カ所に第1つき当て棒6、第2つき当て棒7が4組設けられている。第1つき当て棒6及び第2つき当て棒7は、それぞれの両端部が縦線4の一部に溶接固定され、いずれも隣接する縦線4を接続するようになっている。さらに、第1つき当て棒6、第2つき当て棒7の両方が溶接固定されている縦線4(図1に示す縦線4A)は、第2つき当て棒7よりも下方の位置で一部が分断されている。つまり、開放部8と第2つき当て棒7とまでが1つの繋がった空間になっている。
図4は、保護ガード1を取り付けた換気扇Aを示す正面図である。図5は、保護ガード1を取り付けた換気扇Aを示す側面図である。図4及び図5に基づいて、保護ガード1の換気扇Aへの取り付けについて説明する。
図4及び図5に示すように、保護ガード1は、開放部8がモータ取付足15を逃がす角度でモータ11の上部(正面側)から換気扇Aに取り付けられる。このとき、モータ取付足15は、開放部8を介して第1つき当て棒6に接触するまで挿入される。次に、保護ガード1が回転されてモータ取付足15と第1つき当て棒6との接触が解除され、モータ取付足15は、縦線4Aの分断されている空間を介して第2つき当て棒7に接触するまで挿入される。
図6は、保護ガード1の固定金具17の構成を示す詳細図である。図7は、保護ガード1を固定金具17を用いて換気扇Aに固定した状態を示す部分詳細図である。図8は、保護ガード1をモータ外径・高さが大きな換気扇Aへ取り付けている状態を示す側面図である。図9は、保護ガード1を固定金具17を用いてモータ外径・高さの大きな換気扇Aに固定した状態を示す部分詳細図である。図10は、従来の保護ガードを取り付けた換気扇を示す側面図である。図6〜図9に基づいて、固定金具17を用いた保護ガード1の換気扇Aへの取り付けについて説明する。また、図10は、比較のために使用する。
図6に示すように、固定金具17は、1本の棒状金具を複数回折り曲げて形成されている。図6では、固定金具17を詳しく説明するために、各部に名称を付記している。つまり、固定金具17は、第1折り曲げ部50a、第2折り曲げ部50b、第3折り曲げ部50c、第4折り曲げ部50d、第5折り曲げ部50e、第6折り曲げ部50f、第1直線部51a、第2直線部51b、第3直線部51c、第4直線部51d、第5直線部51e、第6直線部51f、第7直線部51g、で構成されている。
第1折り曲げ部50aは、固定金具17となる棒状金具の略中央部を鈍角に折り曲げて形成されている。この第1折り曲げ部50aから両端側に延びる部分が、第1直線部51a、第5直線部51eとなる。第2折り曲げ部50bは、第1直線部51aの一端部(紙面上側端部)を鋭角に折り曲げて形成されている。この第2折り曲げ部50bから紙面下側に向かって延びる部分が第2直線部51bとなる。第3折り曲げ部50cは、第2直線部51bの一端部(紙面下側端部)を略直角に折り曲げて形成されている。この第3折り曲げ部50cから第1折り曲げ部50a側に向かって延びる部分が第3直線部51cとなる。
第4折り曲げ部50dは、第3直線部51cの一端部(紙面左側端部)を鈍角に折り曲げて形成されている。この第4折り曲げ部50dから第5直線部51e側に向かって延びる部分が第4直線部51dとなる。第5折り曲げ部50eは、第5直線部51eの一端部(紙面下側端部)を鋭角に折り曲げて形成されている。この第5折り曲げ部50eから所定の距離延びる部分が第6直線部51fとなる。第6折り曲げ部50fは、第6直線部51fの一端部(紙面左側端部)を鈍角に折り曲げて形成されている。この第6折り曲げ部50fから所定の距離延びる部分が第7直線部51gとなる。
このように構成されている固定金具17を正面視(図6を正面視)したとき、第2折り曲げ部50b及び第3折り曲げ部50cの少なくともいずれかでひねりが加えられ、第4直線部51dの端部が第5直線部51eの一部に重なるようになっている。また、固定金具17は、第6折り曲げ部50fでひねりが加えられ、第6直線部51fが紙面奥側に延びるようになっている。
固定金具17の第3直線部51c、第4折り曲げ部50d、第4直線部51dで、第1引っかけ部18が構成されている。また、固定金具17の第5折り曲げ部50e、第6直線部51f、第6折り曲げ部50f、第7直線部51gで、第2引っかけ部19が構成されている。さらに、固定金具17の、第1直線部51a、第2折り曲げ部50b、第2直線部51b、第3折り曲げ部50c、第3直線部51cで、略三角部20が構成されている。
そして、モータ取付足15が保護ガード1の第2つき当て棒7に接触するまで挿入された状態で、図6に示す固定金具17を用いて保護ガード1を換気扇Aに取り付ける。まず、図7に示すように、第2引っ掛け部19をモータ取付足15の下面(モータ11を上側、フランジ13を下側として見た状態における下面)に引っ掛ける。次に、作業者の目の前となる略三角部20を保護ガード1の第2つき当て棒7にあてがったままの状態で、第2引っ掛け部19を軸に略三角部20を回転させる。しばらく回転を継続すると、第1引っ掛け部18が第2つき当て棒7の上面(モータ11を上側、フランジ13を下側として見た状態における上面)の一部に引っ掛かることになる。
こうすることにより、モータ取付足15と保護ガード1とが、固定金具17を介して固定金具17のばね力により固定される。つまり、固定金具17を用いることで、第1引っ掛け部18、第2引っ掛け部19によって、モータ取付足15と第2つき当て棒7とを2カ所で引っ掛けることができるようになっている。また、固定金具17には第1引っ掛け部19が形成されているので、この第1引っ掛け部19により固定金具17の外れが防止される(図7参照)。
なお、各折り曲げ部の折り曲げ角度を図示したものに限定するものではなく、モータ取付足15、第1つき当て棒6、及び、第2つき当て棒7との関係で適宜調整可能にしておくとよい。また、各直線部の長さを図示したものに限定するものではなく、モータ取付足15、第1つき当て棒6、及び、第2つき当て棒7との関係で適宜調整可能にしておくとよい。さらに、各直線部は、厳密に直線形状になっていることを要求するものではなく、湾曲形状になっていたり、多少の蛇行があったりしても構わない。つまり、第1引っ掛け部18、第2引っ掛け部19が形成されるようになっていればよく、形状を図示したものに限定するものではない。
次に、図8及び図9に基づいて、フランジ13の径、羽根16の径等は同じであるが、モータブラケット外径が大きく、高さが高い換気扇Aに保護ガード1を取り付ける場合について説明する。つまり、モータ外径・高さが大きいとは、フランジ13の径、羽根16の径等は同じであるが、モータブラケット外径が大きく、高さが高いということを意味している。また、固定金具17の取り付け方は、第2つき当て棒7を用いて保護ガード1を取り付ける場合と同様である。
図8に示すような換気扇Aに保護ガード1を取り付ける場合、図9に示すように、第2つき当て棒7ではなく、第1つき当て棒6に第1引っ掛け部18を引っ掛けて上述と同様に固定する。すなわち、保護ガード1は、第2つき当て棒7よりも低い位置(中央部から離れた位置)に第1つき当て棒6を設けているので、図8に示すような換気扇Aであっても第1つき当て棒6とモータ取付足15を固定金具17に接触させて、換気扇Aに取り付けることが可能になっている。よって、保護ガード1によれば、保護ガード1の取り付け位置を高くすることで、図8に示すような換気扇Aでも干渉することなく、換気扇Aに取り付けることができる。
これに対し、図10に示すような、従来の保護ガードの換気扇への取り付けについて説明する。なお、図10においては、実施の形態1と対応する部分には「’」を付記して区別するものとする。図10では、1つのつき当て棒6’のみを備える保護ガード1’をモータブラケット外径が小さい換気扇A’に取り付けた状態を示している。また、以下の説明では、モータブラケット外径が大きく、高さが高い換気扇A’を換気扇A’1、モータブラケット外径が小さく、高さが低い換気扇A’を換気扇A’2として、便宜的に区別して使用する。
換気扇A’1と、換気扇A’2の両方に保護ガード1’を使用するためには、保護ガード1’の高さは換気扇A’1に合わせて設定せねばならなかった。このような保護ガード1’を換気扇A’2に取り付けると、保護ガード1’とモータ11’との間に隙間ができてしまうことになる。これは、換気扇A’2を壁面に取り付けたとき、保護ガード1’が換気扇A’2よりも出っ張ることを意味し、周辺設備と干渉する等の問題が発生する可能性が高くなる。
そこで、保護ガード1では、第1つき当て棒6と第2つき当て棒7を形成することによって、同様の固定金具17を用いてモータ外径の異なる換気扇Aのいずれにも対応して取り付けられることができるようになっている。そのため、保護ガード1によれば、低コストかつ簡単な構造でモータ外径・高さの異なる換気扇にも共通で使用できることになる。また、保護ガード1によれば、製造コスト削減、客先での選定ミス防止等の効果を奏することにもなる。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2に係る保護ガード1Aを説明するための部分詳細図である。図11に基づいて、実施の形態2に係る保護ガード1Aについて説明する。保護ガード1Aは、保護ガード1と同様に、換気扇Aを保護する機能を有し、鋼線やステンレス線を篭形のカップ状に曲げた構造をもち、固定金具17により換気扇Aのモータ取付足15に着脱可能に取り付けられるものである。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態1に係る保護ガード1では、複数のつき当て棒を高さの異なる位置に溶接固定した状態を例に説明したが、実施の形態2に係る保護ガード1Aでは、1本の鋼線またはステンレス線を階段状に曲げて形成したつき当て棒を高さの異なる位置に溶接固定するようにしている。すなわち、第1つき当て棒6、第2つき当て棒7は、実施の形態1で示したようにそれぞれ別個に形成されてもよいし、実施の形態2で示すように1本の線材を折り曲げて形成されてもよい。なお、図11では、第3つき当て棒21として図示している。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3に係る保護ガード1Bを説明するための部分詳細図である。図12に基づいて、実施の形態3に係る保護ガード1Bについて説明する。保護ガード1Bは、保護ガード1と同様に、換気扇Aを保護する機能を有し、鋼線やステンレス線を篭形のカップ状に曲げた構造をもち、固定金具17により換気扇Aのモータ取付足15に着脱可能に取り付けられるものである。なお、実施の形態3では実施の形態1及び2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態1に係る保護ガード1では、複数のつき当て棒を高さの異なる位置に溶接固定した状態を例に説明したが、実施の形態3に係る保護ガード1Bでは、いずれかのつき当て棒(図12では第2つき当て棒7)をリング2に兼用させるようにしている。このように、つき当て棒のいずれかをリング2で兼用するようにすれば、つき当て棒の取り付けに要する手間や、つき当て棒を形成する費用の低減を図ることができる。なお、第1つき当て棒6をリング2で兼用させるようにしてもよい。ただし、この場合は、第2つき当て棒7に繋がる空間を形成する必要があるので、リング2の一部を切除する必要がある。
実施の形態4.
図13は、本発明の実施の形態4に係る保護ガード1Cの取り付けの一例を説明するための詳細図である。図14は、保護ガード1Cの取り付けの一例を説明するための詳細図である。図13及び図14に基づいて、実施の形態4に係る保護ガード1Cについて説明する。保護ガード1Cは、保護ガード1と同様に、換気扇Aを保護する機能を有し、鋼線やステンレス線を篭形のカップ状に曲げた構造をもち、固定金具17により換気扇Aのモータ取付足15に着脱可能に取り付けられるものである。なお、実施の形態4では実施の形態1〜3との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態1〜3に係る保護ガードでは、複数のつき当て棒を設けてモータ外径の異なる換気扇Aのいずれにも対応して取り付けられるようにしたが、実施の形態4に係る保護ガード1Cでは、1つのつき当て棒(図13及び図14では、第1つき当て棒6を図示している)だけを設けてモータ外径の異なる換気扇Aのいずれにも対応して取り付けられるようにしている。
モータブラケット外径が大きく、高さが高い換気扇と、モータブラケット外径が小さく、高さが低い換気扇の両方に対応し、保護ガードがモータより大きく飛び出さないためには、実施の形態1で説明したように、つき当て棒を高さが異なる2カ所に備える必要がある。この場合、リング2の加工だけでなく、縦線4の加工も必要になってしまう。そこで、実施の形態4では、縦線4の加工をなくしても、保護ガード1Cがモータ外径の異なる換気扇Aのいずれにも対応して取り付けられるようにしている。
図13に示すように、モータブラケット外径が大きく、高さが高い換気扇Aに保護ガード1Cを取り付ける場合、第1つき当て棒6と固定金具17を用いて従来と同様の方法で保護ガード1Cを固定すればよい。
図14に示すように、モータブラケット外径が小さく、高さが低い換気扇Aに保護ガード1Cを取り付ける場合、固定プレート22を固定ねじ23によりモータ取付足15に固定し、固定プレート22と第1つき当て棒6とを接触させて位置決めし、取り付けることで、保護ガード1Cの取り付け位置が見かけ上高くなり、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、実施の形態4では、複数のつき当て棒を設ける代わりに、固定プレート22と固定ねじ23を用いることにより、保護ガードの取り付け高さを調整し、モータ外径の異なる換気扇Aのいずれにも対応して取り付けられるようにしている。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、実施の形態1〜4では、保護ガードを中心に説明したが、これらの保護ガードが取り付けられる換気扇Aによれば、モータ外径、高さによらず保護ガードが取り付けられるので、保護ガードのコストの高騰を招くことなく、簡便に保護ガードの取付作業が実行できることになる。
1 換気扇用保護ガード、1A 換気扇用保護ガード、1B 換気扇用保護ガード、1C 換気扇用保護ガード、2 リング、3 最外周リング、4 縦線、4A 縦線、5 補強リング、6 第1つき当て棒、7 第2つき当て棒、8 開放部、9 中央開放部、10 外枠、11 モータ、12 シャフト、13 フランジ、14 モータ固定台、15 モータ取付足、16 羽根、17 固定金具、18 第1引っ掛け部、19 第2引っ掛け部、20 略三角部、21 第3つき当て棒、22 固定プレート、23 固定ねじ、50a 第1折り曲げ部、50b 第2折り曲げ部、50c 第3折り曲げ部、50d 第4折り曲げ部、50e 第5折り曲げ部、50f 第6折り曲げ部、51a 第1直線部、51b 第2直線部、51c 第3直線部、51d 第4直線部、51e 第5直線部、51f 第6直線部、51g 第7直線部、A 換気扇。

Claims (6)

  1. 同心円状の複数のリングと放射状の縦線を用いてカップ状に形成され、モータが取り付けられる複数本のモータ取付足が設けられている換気扇に着脱自在に設置される換気扇用保護ガードであって、
    前記換気扇用保護ガードは、
    その外周部に前記各モータ取付足との干渉を回避するために形成されている複数の開放部と、
    前記各開放部の前記換気扇用保護ガード中心側に設けられ、該開放部を挟んで隣接する縦線を接続した第1つき当て棒と、
    前記第1つき当て棒よりも前記換気扇用保護ガードの中心側に設けられ、前記第1つき当て棒が接続されている縦線のうちの一方とその縦線に隣接する縦線とを接続した第2つき当て棒と、
    2カ所の引っ掛け部が形成され、一方の引っ掛け部で前記モータ取付足の一部を引っ掛け、他方の引っ掛け部で前記第1つき当て棒又は前記第2つき当て棒のいずれかの一部を引っ掛けることで、前記第1つき当て棒又は前記第2つき当て棒と前記モータ取付足とを接合させて固定する固定金具と、を備え
    前記開放部と前記第2つき当て棒とまでが1つのつながった空間を形成する
    ことを特徴とする換気扇用保護ガード。
  2. 同心円状の複数のリングと放射状の縦線を用いてカップ状に形成され、モータが取り付けられる複数本のモータ取付足が設けられている換気扇に着脱自在に設置される換気扇用保護ガードであって、
    前記換気扇用保護ガードは、
    その外周部に前記各モータ取付足との干渉を回避するために形成されている複数の開放部と、
    前記各開放部の前記換気扇用保護ガード中心側に設けられ、該開放部を挟んで隣接する縦線を接続した第1つき当て棒と、
    前記第1つき当て棒よりも前記換気扇用保護ガードの中心側に設けられ、前記第1つき当て棒が接続されている縦線のうちの一方とその縦線に隣接する縦線とを接続した第2つき当て棒と、
    2カ所の引っ掛け部が形成され、一方の引っ掛け部で前記モータ取付足の一部を引っ掛け、他方の引っ掛け部で前記第1つき当て棒又は前記第2つき当て棒のいずれかの一部を引っ掛けることで、前記第1つき当て棒又は前記第2つき当て棒と前記モータ取付足とを接合させて固定する固定金具と、を備え
    前記第1つき当て棒及び前記第2つき当て棒は、
    1本の線材を階段状に折り曲げて形成されている
    ことを特徴とする換気扇用保護ガード。
  3. 前記第1つき当て棒又は前記第2つき当て棒は、
    前記リングに兼用させている
    ことを特徴とする請求項1に記載の換気扇用保護ガード。
  4. 同心円状の複数のリングと放射状の縦線を用いてカップ状に形成され、モータが取り付けられる複数本のモータ取付足が設けられている換気扇に着脱自在に設置される換気扇用保護ガードであって、
    前記換気扇用保護ガードは、
    その外周部に前記各モータ取付足との干渉を回避するために形成されている複数の開放部と、
    前記各開放部の前記換気扇用保護ガードの中心側に設けられ、該開放部を挟んで隣接する縦線を接続したつき当て棒と、
    前記モータ取付足に固定され、前記つき当て棒の位置を調整する固定プレートと、
    2カ所の引っ掛け部が形成され、一方の引っ掛け部で前記モータ取付足の一部を引っ掛け、他方の引っ掛け部で前記つき当て棒の一部を引っ掛けることで、前記つき当て棒と前記モータ取付足とを接合させて固定する固定金具と、を備え
    前記固定プレートは前記つき当て棒と接触することで前記つき当て棒の位置を調整する
    ことを特徴とする換気扇用保護ガード。
  5. 前記固定金具は、
    鉄又はステンレスで構成された一本の線材によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の換気扇用保護ガード。
  6. 請求項1〜5の換気扇用保護ガードが着脱自在に設置される
    ことを特徴とする換気扇。
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