JP5881102B2 - ホース - Google Patents

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Description

本発明は消防用のホースに関するものであって、特にビルやマンションなどの建物内で消火活動を行うためのホースに関するものである。
通常建物の火災を消火する場合、その建物の外側から放水して消火するのであるが、ビルやマンションなどでは建物の外側からの放水のみでは効果的な消火活動を行うことができず、建物内に進入して消火活動を行うことが必要である。
しかしながら建物内には火災によって加熱された金属(たとえば金属製の扉など)があり、そこにホースを引き摺って進入すればホースが焼損する可能性がある。また狭い建物内で消火活動を行うので、ホースは操作性に優れたものであることが必要である。
実開昭50−140007号公報には、ジャケットホースの外側に、ノメックスファイバーのようなアラミド繊維などの高耐熱性繊維を使用して編組した布管を外装として被せたホースが示されている。
このホースはアラミド繊維が極めて高い耐熱性を有することから、前述のような高温の建物内において使用し得ると考えられるが、アラミド繊維は摩耗や日光により劣化しやすく、耐久性に劣るものであった。
また、アラミド繊維は伸度が小さいため、ホースのたて糸にアラミド繊維を使用すると、長さ方向の伸びが小さいホースとなり、ホースを操作する際にキンクが生じやすく、一旦キンクすると通水によりキンクが解除されにくい欠点があった。
実開昭50−140007号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、アラミド繊維などの高耐熱性繊維を使用しながら、耐摩耗性や耐候性などに優れ、耐久性や操作性に優れたホースを提供することを目的とするものである。
而して本発明は、螺旋状に配された通常の繊維よりなる第一のよこ糸と、当該第一のよこ糸に対してほゞ直行して環状に配置された、通常の繊維よりなる第一のたて糸と当該第一のたて糸より細いアラミド繊維よりなる第二のたて糸とを引き揃えてなるたて糸とを、筒状に織成して筒状織布を形成し、当該筒状織布の内面における前記第一のよこ糸の間の位置に、前記第一のよこ糸より細いアラミド繊維よりなる第二のよこ糸を長く浮かせて配置すると共に、当該第二のよこ糸を前記筒状織布に対して粗く接結してジャケットを構成し、当該ジャケットの内面にゴム又は合成樹脂のライニングを形成したことを特徴とするものである。
本発明においては、前記筒状織布が、前記たて糸が内面より外面に多く現れる組織により織成されていることが好ましい。また本発明においては、前記第二のたて糸が、前記第一のたて糸より大きい張力で織り込まれていることが好ましい。
本発明によれば、第二のよこ糸はジャケットの内面に長く浮いた状態で配置されているので、外側からは筒状織布により遮られており、摩耗を受けることがなく、また日光に当たることもなく、劣化することはない。
また第二のたて糸は第一のたて糸に比べて細いので、筒状織布の組織のおいて第二のたて糸は第一のたて糸の中の潜り込んだ状態となり、ジャケットの表面には第一のたて糸のみが露出し、第二のたて糸は第一のたて糸で保護されて摩耗や日光による劣化を生じることがない。
また前記従来例のホースに比べて、第二のたて糸の織り込み長さが長くなっており、伸び代が大きいためにキンクしにくいものとなっている。
本発明のホースにおけるジャケットの裏面図 本発明のホースの縦断面図 本発明のホースの図2におけるIII−III断面図
以下本発明を図面に基づいて説明する。本発明のホース1は筒状のジャケット2の内面にライニング3を形成したものであって、当該ジャケット2は環状に配置されたたて糸4と当該たて糸4に対してほゞ直行して螺旋状に配されたよこ糸5とを、筒状に織成してなっている。
而して前記たて糸4は、通常の繊維よりなる第一のたて糸6と当該第一のたて糸6より細いアラミド繊維よりなる第二のたて糸7とを引き揃えてなっており、第二のたて糸7は第一のたて糸6よりも大きい張力で織り込まれている。
そして当該たて糸4に対して織り込まれたよこ糸5は、通常の繊維よりなる第一のよこ糸8が前記第一のたて糸6及び第二のたて糸7と織成されて筒状織布10が形成され、当該筒状織布10の内面における第一のよこ糸8の間の位置に、第一のよこ糸8よりも細いアラミド繊維よりなる第二のよこ糸9が長く浮いた状態で配置され、当該第二のよこ糸9を前記筒状織布10に対して粗く接結している。
前記筒状織布10は、前記たて糸4が内面より外面に多く露出した組織により織成されていることが好ましく、図面の例においては前記たて糸4と前記第一のよこ糸8とが、2/1綾織り組織により織成されている。
本発明において第一のたて糸6及び第一のよこ糸8を構成する通常の繊維としては、通常の消防用ホースに使用される繊維を使用することができる。例えばナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール系繊維などの合成繊維のスパン糸やフィラメント糸、嵩高加工糸などの他、綿や麻などの天然繊維を使用することができる。
而して本発明によれば、アラミド繊維よりなる第二のよこ糸9は、筒状織布10の裏面に沿って配置されており、その外側には通常の繊維を主体とする筒状織布10があり、摩耗や日光から第二のよこ糸9を保護しているので、アラミド繊維を使用している第二のよこ糸9の耐久性が向上する。
また第二のたて糸7は第一のたて糸6と引き揃えられており、且つ第一のたて糸6よりも細いので、図2及び図3に示されるように、第二のたて糸7が第一のたて糸6の間に潜り込んだ状態となる。
特に請求項3に規定するように、第二のたて糸7の張力を第一のたて糸6よりも大きくすることにより、図2に示すように第二のたて糸7が第一のよこ糸8に密着するようになり、より第一のたて糸6に潜り込むようになる。
従ってアラミド繊維よりなる第二のたて糸7は、第一のよこ糸8に密着するように配置され、第一のたて糸6の間に潜り込んだ状態となるため、外部に対して露出することがなく、摩耗や日光から保護され、耐久性が向上するのである。
ところで本発明においては、通常の繊維よりなる第一のたて糸6及び第一のよこ糸8と、強度が大きく伸びが小さいアラミド繊維よりなる第二のたて糸7及び第二のよこ糸9とが併用されているため、筒状織布10にかかった力は主として伸びの小さい第二のたて糸7及び第二のよこ糸9にかかり、第一のたて糸6及び第一のよこ糸8にはほとんど力がかからないこととなる。
しかしながら本発明においては、アラミド繊維よりなる第二のたて糸7及び第二のよこ糸9は、通常の繊維よりなる第一のたて糸6及び第一のよこ糸8よりも細いが、アラミド繊維は通常の繊維に比べて数倍の強度を有しており、この第二のたて糸7及び第二のよこ糸9のみでも十分にホースの強度を担保することができる。
従って前記第一のたて糸6及び第一のよこ糸8が摩耗や日光により劣化し、又は熱により溶融したり焼損してしまったりしても、前記第二のたて糸7及び第二のよこ糸9のみでホースの強度を負担することができるのであって、第一のたて糸6及び第一のよこ糸8は、その第二のたて糸7及び第二のよこ糸9のアラミド繊維を摩耗や日光から保護する機能を果たせばよいのである。
[実施例1]
Figure 0005881102
[実施例2]
Figure 0005881102
[比較例1]
Figure 0005881102
[比較例2]
Figure 0005881102
[ホースの形成]
実施例及び比較例の組織により、内径40mmのジャケットを織成し、当該ジャケットの内面にポリウレタン樹脂の内張りを施してホースとした。
[試験方法及び結果]
アラミド糸の露出
前記各ホースについて、アラミド糸のホース表面への露出の有無を目視により調べたところ、比較例1のホースについてはアラミド糸の露出が見られたが、実施例1及び2のホースについては見られなかった。
破断圧(直断)
長さ1メートルのホースに水圧を作用させ、当該ホースが水圧により破断するときの圧力を測定した。
破断圧(折曲)
長さ1メートルのホースを二つ折りに折り曲げ、そのホースに水圧を作用させて当該ホースが水圧により破断するときの圧力を測定した。
曲げ直径
前記各ホースについて、0.5MPaの内圧を作用させた状態で彎曲させ、キンクが発生する直前の曲げ直径を表示した。
耐熱性
13mm立方の鉄片を600〜610°Cに加熱し、当該鉄片をホース上に15秒間載置した後、ホースに水圧をかけて破断するときの圧力を測定した。
試験結果
Figure 0005881102
1 ホース
2 ジャケット
3 ライニング
4 たて糸
5 よこ糸
6 第一のたて糸
7 第二のたて糸
8 第一のよこ糸
9 第二のよこ糸
10 筒状織布

Claims (3)

  1. 螺旋状に配された通常の繊維よりなる第一のよこ糸(8)と、当該第一のよこ糸(8)に対してほゞ直交して環状に配置された、通常の繊維よりなる第一のたて糸(6)と当該第一のたて糸(6)より細いアラミド繊維よりなる第二のたて糸(7)とを引き揃えてなるたて糸(4)とを、筒状に織成して筒状織布(10)を形成し、当該筒状織布(10)の内面における前記第一のよこ糸(8)の間の位置に、前記第一のよこ糸(8)より細いアラミド繊維よりなる第二のよこ糸(9)を長く浮かせて配置すると共に、当該第二のよこ糸(9)を前記筒状織布(10)に対して粗く接結してジャケット(2)を構成し、当該ジャケット(2)の内面にゴム又は合成樹脂のライニング(3)を形成したことを特徴とする、ホース
  2. 前記筒状織布(10)が、前記たて糸(4)が内面より外面に多く現れる組織により織成されていることを特徴とする、請求項1に記載のホース
  3. 前記第二のたて糸(7)が、前記第一のたて糸(6)より大きい張力で織り込まれていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のホース
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