JP5880723B2 - パーキングブレーキケーブルの配索構造 - Google Patents
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Description
本発明は、足踏み式の操作ペダルから車両後方に向かって車室内に配索され、車輪に設けられたパーキングブレーキユニットに連結するパーキングブレーキケーブルの配索構造に関する発明である。
従来、ドライバーシートの前方に設けられた足踏み式の操作ペダルと、後輪に設けられたパーキングブレーキユニットと、を連結するブレーキケーブルを、フロアパネル上に配索するパーキングブレーキケーブルの配索構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。このとき、操作ペダルから延在するブレーキケーブルを、フロアパネルの車幅方向中央部に形成したフロアトンネルの上面に沿わせながら車室後方に向けて配索する。
ところで、従来のパーキングブレーキケーブルの配索構造では、ブレーキケーブルは、ドライバーシートの前方に設けられた足踏み式の操作ペダルからフロア面を経由してフロアトンネルの側面を這い上がり、フロアトンネルの上面へ至るように配索される。このとき、ドライバーシートとの干渉を避けるため、このブレーキケーブルは、ドライバーシートよりも車両前方位置でフロアトンネルの側面を這い上がる必要がある。一方、ブレーキケーブルを屈曲する際にはできるだけ曲げRを大きくする必要があるため、操作ペダルからできるだけ離れた位置でフロアトンネルの側面を這い上がるように配索する必要がある。
つまり、このブレーキケーブルは、ドライバーの足元スペースであるシート直前でフロアトンネルの側壁を這い上がるように配索されることとなる。そのため、このブレーキケーブルにドライバーの足が当接するおそれがあった。
つまり、このブレーキケーブルは、ドライバーの足元スペースであるシート直前でフロアトンネルの側壁を這い上がるように配索されることとなる。そのため、このブレーキケーブルにドライバーの足が当接するおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、ドライバーシートの前方領域において、ブレーキケーブルにドライバーの足が当接することを防止できるパーキングブレーキケーブルの配索構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のパーキングブレーキケーブルの配索構造は、ブレーキケーブルと、送風ダクトと、を備えている。
前記ブレーキケーブルは、ドライバーシートの前方に設けられた足踏み式の操作ペダルからフロアパネル上を車両後方に向けて配索され、車輪に設けられたパーキングブレーキユニットに連結する。
前記送風ダクトは、車室内に設けられたエアコンユニットからの空調風を案内すると共に、前記ドライバーシートの前方領域のフロアパネルとの間に隙間空間を空けた状態で延びる。
そして、前記ブレーキケーブルを、前記隙間空間を挿通するように配索する。
前記ブレーキケーブルは、ドライバーシートの前方に設けられた足踏み式の操作ペダルからフロアパネル上を車両後方に向けて配索され、車輪に設けられたパーキングブレーキユニットに連結する。
前記送風ダクトは、車室内に設けられたエアコンユニットからの空調風を案内すると共に、前記ドライバーシートの前方領域のフロアパネルとの間に隙間空間を空けた状態で延びる。
そして、前記ブレーキケーブルを、前記隙間空間を挿通するように配索する。
本発明のパーキングブレーキケーブルの配索構造では、送風ダクトが、ドライバーシートの前方領域のフロアパネルとの間に隙間空間を空けた状態で延びている。また、操作ペダルから車両後方に向けて配索されたブレーキケーブルは、送風ダクトとフロアパネルの間の隙間空間を挿通するように配索される。
すなわち、ドライバーシートの前方領域において、ブレーキケーブルが送風ダクトとフロアパネルとの間の隙間空間に挿通され、ブレーキケーブルが送風ダクトによって覆われることとなる。
これにより、ドライバーシートの前方領域において、フロアパネル上に配索されるブレーキケーブルに、ドライバーの足が当接することを防止できる
すなわち、ドライバーシートの前方領域において、ブレーキケーブルが送風ダクトとフロアパネルとの間の隙間空間に挿通され、ブレーキケーブルが送風ダクトによって覆われることとなる。
これにより、ドライバーシートの前方領域において、フロアパネル上に配索されるブレーキケーブルに、ドライバーの足が当接することを防止できる
以下、本発明のパーキングブレーキケーブルの配索構造を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
実施例1のパーキングブレーキケーブルの配索構造の構成を、「電気自動車の全体構成」、「パーキングブレーキ機構の構成」、「エアコンユニットの構成」、「ブレーキケーブルの配索構成」に分けて説明する。
実施例1のパーキングブレーキケーブルの配索構造の構成を、「電気自動車の全体構成」、「パーキングブレーキ機構の構成」、「エアコンユニットの構成」、「ブレーキケーブルの配索構成」に分けて説明する。
[電気自動車の全体構成]
図1は、実施例1のケーブル配索構造が適用された電気自動車の主要構造を示す全体斜視図である。以下、図1に基づき、実施例1の電気自動車の全体構成を説明する。
図1は、実施例1のケーブル配索構造が適用された電気自動車の主要構造を示す全体斜視図である。以下、図1に基づき、実施例1の電気自動車の全体構成を説明する。
実施例1の電気自動車1は、図1に示すように、駆動モータ2と、駆動モータインバータ3と、DC/DCジャンクションボックス4と、バッテリパック5と、充電ポート6と、車載充電器7と、エアコンユニット8と、を備えている。なお、図1中9で示すものは、12ボルト車載バッテリである。
前記駆動モータ2は、電気自動車1の走行用駆動源であり、車両前部に設けられたモータルームMに配置される。この駆動モータ2の不図示の出力軸は、駆動輪である左右前輪FL,(他方図示せず)に連結される。この駆動モータ2は、駆動モータインバータ3に対して正のトルク指令が出力されている時には、バッテリパック5からの放電電力を使って駆動トルクを発生する駆動動作をし、左右前輪FL,(他方図示せず)を駆動する(力行)。一方、駆動モータインバータ3に対し負のトルク指令が出力されている時には、左右前輪FL,(他方図示せず)からの回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電動作をし、発電した電力をバッテリパック5の充電電力とする(回生)。
前記DC/DCジャンクションボックス4は、DC/DCコンバータを内蔵し、バッテリパック5からの高電圧の放電電力を分配し、12ボルト電源系システムへの電力供給及び12ボルト車載バッテリ9への充電を行う。また、このDC/DCジャンクションボックス4は、普通充電リレー及び急速充電リレーを有しており、充電モードに合わせて充電回路の切り替えができるようにしている。
前記バッテリパック5は、車室空間Rと床下空間Yを区画するフロアパネル10の下側、つまり床下空間Yであって、ここでは、ホイールベースの中央部位置に配置される。このバッテリパック5は、駆動モータ2の電力源となると共に、エアコンユニット8に内蔵されたPTCヒータ84(図4(a)参照)の電力源となる。
前記充電ポート6は、充電スタンドや家庭用充電設備等の車外電源に接続した充電コネクタが接続される部位であり、車両前部中央に設けられると共に、ポートリッド6aによって開閉可能に覆われている。この充電ポート6は、ここでは普通充電ポート6bと、急速充電ポート6cと、を有している。前記普通充電ポート6bは、家庭用充電設備や普通充電スタンド等による充電時に用いる充電ポートであり、車載充電器7を介してDC/DCジャンクションボックス4に接続されている。前記急速充電ポート6cは、急速充電スタンド等による充電時に用いる充電ポートであり、DC/DCジャンクションボックス4に直接接続されている。
前記エアコンユニット8は、フロアパネル10の上側、つまり車室空間Rであって、バッテリパック5よりも車両前方領域に配置されている。ここでは、モータルームMと車室空間Rを区画するダッシュパネルDと、ここでは図示しないインストルメントパネルとの間に配置される。このエアコンユニット8は、車室空間R内へ温調風を送風する。
[パーキングブレーキ機構の構成]
図2Aは、実施例1の電気自動車を示す概略全体側面図である。図2Bは、実施例1の電気自動車を示す概略全体平面図である。図3は、実施例1の操作ペダルを示す斜視図である。なお、図中FRは車両前方を示し、UPは車両上方を示し、Rは車両右側方を示し、Lは車両左側方を示す。以下、図2A,図2B,図3に基づき、実施例1のパーキングブレーキ機構の構成を説明する。
図2Aは、実施例1の電気自動車を示す概略全体側面図である。図2Bは、実施例1の電気自動車を示す概略全体平面図である。図3は、実施例1の操作ペダルを示す斜視図である。なお、図中FRは車両前方を示し、UPは車両上方を示し、Rは車両右側方を示し、Lは車両左側方を示す。以下、図2A,図2B,図3に基づき、実施例1のパーキングブレーキ機構の構成を説明する。
実施例1の電気自動車1は、図2A及び図2Bに示すように、左右後輪RL,RR(図2B参照)を固定するパーキングブレーキ機構20を搭載している。
また、実施例1のフロアパネル10は、車幅方向中央部を車両上方に向けて膨出することで形成され、車両前後方に延びるフロアトンネル11と、このフロアトンネル11以外の一般面部10aと、を有している。なお、図中30で示すものは、ドライバーにより操作されて、図示しない変速機の運転レンジ位置を切り替える信号を出力するシフト選択機構である。また、図中40で示すものは、車両に入力した衝撃を検出して、図示しないエアバッグECUに出力するエアバッグセンサ機構である。
また、実施例1のフロアパネル10は、車幅方向中央部を車両上方に向けて膨出することで形成され、車両前後方に延びるフロアトンネル11と、このフロアトンネル11以外の一般面部10aと、を有している。なお、図中30で示すものは、ドライバーにより操作されて、図示しない変速機の運転レンジ位置を切り替える信号を出力するシフト選択機構である。また、図中40で示すものは、車両に入力した衝撃を検出して、図示しないエアバッグECUに出力するエアバッグセンサ機構である。
前記パーキングブレーキ機構20は、操作ペダル21と、一対のパーキングブレーキユニット(以下、「ブレーキユニット」という)22,22と、パーキングブレーキケーブル(以下「ブレーキケーブル」という)23と、を備えている。
前記操作ペダル21は、シートSの車両前方位置に設けられた足踏み式ペダルであり、ドライバーが踏み込むことでブレーキケーブル23を牽引する。この操作ペダル21は、図3に示すように、ブラケット21aと、ペダルアーム21bと、を有している。なお、ここで「シートS」は、ドライバーが着座するドライバーシートである。
前記ブラケット21aは、車室空間Rに設置されたシートSの前方、ここでは、ダッシュパネルDの左側端部近傍に固定され、車室空間R側に突出している。なお、この実施例1の電気自動車1は、図示しないハンドルが車両左側に設定された左ハンドル車である。
前記ペダルアーム21bは、ブラケット21aに対して回動可能に取り付けられると共に、ブレーキケーブル23の一端が固定されている。このペダルアーム21bは、下端部にペダルパッド21cが設けられている。このペダルパッド21cを踏み込むことで、ペダルアーム21bが回動し、ブレーキケーブル23を牽引する。なお、このペダルアーム21bには図示しないラチェット機構が設けられ、ペダルアーム21bを踏込まれた角度に保持する。このラチェット機構は、ペダルアーム21bを再度踏み込むことで解除可能となっている。
前記一対のブレーキユニット22,22は、シートSよりも車両後方に配置される左右後輪RL,RRの内側にそれぞれ配置されている。各ブレーキユニット22は、ブレーキケーブル23が牽引されることで駆動して左右後輪RL,RRをそれぞれ固定する。
前記ブレーキケーブル23は、フレキシブルな鋼製のワイヤーケーブルからなり、操作ペダル21から車両後方に向けてフロアパネル10上を配索され、シートSの後方位置で床下空間Yに引き出されて一対のブレーキユニット22,22に連結する。このブレーキケーブル23の中間部には、イコライザ24が設けられている。このイコライザ24によって、ブレーキケーブル23は中間部から二股に分岐している。すなわち、操作ペダル21からイコライザ24までの間が一本のフロントケーブル23aとなり、イコライザ24から各ブレーキユニット22,22までの間が2本に分かれたリヤケーブル23b,23bとなる。また、このフロントケーブル23aは、フロアパネル10の車室空間Rに面した上面に配索され、リヤケーブル23bの途中位置がフロアパネル10を貫通して床下空間Yに引き出される。
[エアコンユニットの構成]
図4は、実施例1のエアコンユニットを示す断面図である。図5は、実施例1の送風ダクトを示す斜視図である。以下、図4,図5に基づき、実施例1のエアコンユニットの構成を説明する。
図4は、実施例1のエアコンユニットを示す断面図である。図5は、実施例1の送風ダクトを示す斜視図である。以下、図4,図5に基づき、実施例1のエアコンユニットの構成を説明する。
実施例1のエアコンユニット8は、図4に示すように、ユニットハウジング81と、ファンユニット82と、エバポレータ83と、エクスパンションバルブ(不図示)と、PTCヒータ84と、送風ダクト85と、を有している。なお、図4中、86はエアクリーナである。そして、このエアコンユニット8は、図2Bに示すように、ダッシュパネルDの車幅方向中央位置であって、フロアパネル10に形成されたフロアトンネル11の上方位置に取り付けられる。つまり、このエアコンユニット8は、シートSの前方に設けられることとなる。
前記ユニットハウジング81は、内部に送風路81aが形成された筐体であり、この送風路81aの途中に、エアクリーナ86、エバポレータ83、エアミックスドア81b、PTCヒータ84、が順次配置されている。PTCヒータ84の下流側には、エバポレータ83及びPTCヒータ84によって温度調整がされた温調風が流れる温調風風路81cが形成されている。この温調風風路81cは、ユニットハウジング81の上部に形成された複数の上側送風口81dを介して、インストルメントパネルに形成された複数の吹出口に連通すると共に、ユニットハウジング81の下部に形成された下側送風口81eを介して送風ダクト85に連通している。
前記ファンユニット82は、図示しないファンモータと、このファンモータにより回転駆動するファン82aと、を有し、ユニットハウジング81内に空気を送り込む。この送り込まれた空気は、送風路81a内を流通する。
前記エバポレータ83及びエクスパンションバルブは、図示しない車載空調システムの冷凍サイクルにより作り出された冷媒が流通し、送風路81aを流れる空気を冷却する。
前記PTCヒータ84は、電流を流すことで発熱するPTC(Positive Temperature Coefficient)素子に電流を流し、エバポレータ83の下流側の空気を加熱する。このPTCヒータ84が有する電熱線は、ユニットハウジング81の内側で、バッテリパック5から延びる強電ハーネス(図示せず)と直結している。
前記送風ダクト85は、両端に開口85a,85bを有する中空のプラスチック管から構成されている。この送風ダクト85の一端開口85aは、ユニットハウジング81の下側送風口81eに接続している。また、送風ダクト85の他端開口85bは、シートSとフロアパネル10の一般面部10aの間に設けられたシート下空間87の前側開放部87aに対向している(図2A参照)。つまり、この送風ダクト85は、シートSの前方領域に配置される。
そして、この送風ダクト85は、ユニットハウジング81内の温調風風路81cを通り、下側送風口81eから流れ出る空調風を、シートSの下側のシート下空間87に向けて案内する。
そして、この送風ダクト85は、ユニットハウジング81内の温調風風路81cを通り、下側送風口81eから流れ出る空調風を、シートSの下側のシート下空間87に向けて案内する。
ここで、ユニットハウジング81に形成された下側送風口81eが、フロアトンネル11の上方位置に設けられ、車両下方に開放して上面11aに対向している。このため、送風ダクト85は、フロアトンネル11の上面11aから側面11bに沿って延在した後、フロアパネル10に沿って延びてから、車両上方に立ち上がっている。すなわち、この送風ダクト85は、図5に示すように、一端開口85a側から順に、連結部91、第1水平部92、第1垂直部93、第2水平部94、第2垂直部95、他端開口85bを有している。
また、この送風ダクト85は、図4に示すように、フロアトンネル11に対しては隙間空間88を空けて延在され、図2Aに示すように、フロアパネル10の一般面部10aに対しては接触した状態で延在される。
また、この送風ダクト85は、図4に示すように、フロアトンネル11に対しては隙間空間88を空けて延在され、図2Aに示すように、フロアパネル10の一般面部10aに対しては接触した状態で延在される。
前記連結部91は、一端開口85aから連続すると共に、下側送風口81eに外嵌し、送風ダクト85をユニットハウジング81に連結する部分である。
前記第1水平部92は、連結部91から連続し、一端開口85aよりも車両後方に向かって水平に延在された部分である。この第1水平部92は、隙間空間88を空けた状態でフロアトンネル11の上面11aに沿うが、この上面11aに沿った扁平な断面形状を有している。
前記第1垂直部93は、第1水平部92から連続し、車両下方に向かってほぼ垂直に延在された部分である。この第1垂直部93は、隙間空間88を空けた状態でフロアトンネル11の左側面11bに沿うが、この左側面11bに沿った扁平な断面形状を有している。また、この第1垂直部93は、途中から車両下方側の車両前後方向寸法が拡大している。さらに、この第1垂直部93のフロアトンネル11に対向する面93aには、ブレーキケーブル23が入り込むケーブル挿通凹部96が形成されている(図8参照)。このケーブル挿通凹部96は、車両側方から見たとき、車両上方に向かうに連れて、次第に車両後方に傾いている(図7参照)。
前記第2水平部94は、第1垂直部93から連続し、車両左方向に向かって水平に延在された部分である。この第2水平部94は、シートSの前方のフロアパネル10に接触した状態で沿うが、このフロアパネル10に沿った扁平な断面形状を有している。さらに、この第2水平部94には、フロアパネル10に対して送風ダクト85を固定するための固定部94aが形成されている。
前記第2垂直部95は、第2水平部94から連続し、車両上方に向かってほぼ垂直に立ち上がった部分である。この第2垂直部95は、途中が車両後方に向かって屈曲しており、屈曲した先端に他端開口85bが形成されている。
[ブレーキケーブルの配索構成]
図6は、実施例1の電気自動車を示す要部平面図である。図7は、実施例1の電気自動車を示す要部側面図である。図8は、図2AにおけるA−A断面図である。なお、図中FRは車両前方を示し、UPは車両上方を示し、Rは車両右側方を示し、Lは車両左側方を示す。以下、図6〜図8に基づき、実施例1のブレーキケーブルの配索構成を説明する。
図6は、実施例1の電気自動車を示す要部平面図である。図7は、実施例1の電気自動車を示す要部側面図である。図8は、図2AにおけるA−A断面図である。なお、図中FRは車両前方を示し、UPは車両上方を示し、Rは車両右側方を示し、Lは車両左側方を示す。以下、図6〜図8に基づき、実施例1のブレーキケーブルの配索構成を説明する。
実施例1のパーキングブレーキ機構20では、シートSの車両前方位置に操作ペダル21が設けられ、シートSよりも車両後方にある左右後輪RL,RRの内側に一対のブレーキユニット22,22がそれぞれ配置されている。
一方、フロアパネル10には、車幅方向中央部が車両上方に向かって膨出し、車両前後方向に延びるフロアトンネル11が形成されている。そして、シートSよりも車両前方側のフロアトンネル11の上方には、エアコンユニット8が配置され、このエアコンユニット8からの空調風を案内する送風ダクト85が、エアコンユニット8からシートSの下側のシート下空間87に向けて延在されている。このとき、送風ダクト85は、フロアトンネル11に対しては隙間空間88を空けて延在され、フロアパネル10の一般面部10aに対しては接触した状態で延在される。
そして、パーキングブレーキ機構20の操作ペダル21と、一対のブレーキユニット22,22とを連結するブレーキケーブル23は、一端が操作ペダル21に接続されると共に、図3に示すように、この操作ペダル21からダッシュパネルDに沿いながら車両下方に向かって延在される(図3及び図6におけるA部)。ここで、操作ペダル21が取り付けられた位置の下方には、車両前後方向に延びるサイドメンバ13が設定されている。このため、ブレーキケーブル23は、車両下方に向かうにつれて、次第に車幅方向中央部のフロアトンネル11に向かって配索される。なお、ブレーキケーブル23の途中位置が、第1クリップ15aによってダッシュパネルDに固定されている。
フロアトンネル11とフロアパネル10との境界位置となるフロアトンネル11の側面11bの下端部11cに至ったブレーキケーブル23は、このフロアトンネル11の下端部11cに沿いながら、車両後方に向かって配索される(図6におけるB部)。その後、ブレーキケーブル23は、ドライバーシートSの前側位置で、車両後方に向かうにつれて次第に車両上方に向けられ、フロアトンネル11の側面11bを這い上がる(図6におけるC部)。なお、ブレーキケーブル23の途中位置が、第2クリップ15bによってフロアトンネル11の下端部11c近傍のフロアパネル10に固定されている。
ここで、フロアトンネル11の側面11bに沿って隙間空間88を空けた状態で送風ダクト85が延在されているので、フロアトンネル11の側面11bを這い上がるブレーキケーブル23は、フロアトンネル11と送風ダクト85との間の隙間空間88を挿通するように配索される。しかも、送風ダクト85の第1垂直部93には、フロアトンネル11の側面11bに対向する面93aにケーブル挿通凹部96が形成されており、ブレーキケーブル23は、このケーブル挿通凹部96の内側に配置される。
その後、フロアトンネル11の側面11bを這い上がったブレーキケーブル23は、第3クリップ15cによってフロアトンネル11の上面11aに固定された後、このフロアトンネル11の上面11aに沿いながら車両後方に向かって配索される(図6におけるD部)。
そして、ブレーキケーブル23は、シフト選択機構30とフロアトンネル11の上面11aとの間、及び、エアバッグセンサ機構40とフロアトンネル11の上面11aとの間を順に通過し、イコライザ24から先が2本のリヤケーブル23bに分岐した後、フロアパネル10を貫通して床下空間Yへ引き出される。
次に、作用を説明する。
まず、「ブレーキケーブル配索時の課題」を説明し、続いて、実施例1のパーキングブレーキケーブルの配索構造におけるブレーキケーブルの配索作用を説明する。
まず、「ブレーキケーブル配索時の課題」を説明し、続いて、実施例1のパーキングブレーキケーブルの配索構造におけるブレーキケーブルの配索作用を説明する。
[ブレーキケーブル配索時の課題]
実施例1では、パーキングブレーキ機構20の足踏み式の操作ペダル21がシートSの前方に設けられている。そのため、この操作ペダル21から車両後方に向けてブレーキケーブル23を配索する際、シートSとの干渉を回避する必要がある。
実施例1では、パーキングブレーキ機構20の足踏み式の操作ペダル21がシートSの前方に設けられている。そのため、この操作ペダル21から車両後方に向けてブレーキケーブル23を配索する際、シートSとの干渉を回避する必要がある。
一方、シートSの下面とフロアパネル10の間に形成されたシート下空間87の前側開放部87aには、図7に示すように、エアコンユニット8からの空調風を送風するための送風ダクト85の他端開口85bが対向している。そのため、シートSとフロアパネル10との間にブレーキケーブル23を配索することはできない。
また、シートSは、図6に示すように、フロアパネル10の車幅方向中央部に形成したフロアトンネル11の側面11bに近接している。そのため、シートSとフロアトンネル11の側面11bとの間にブレーキケーブル23を配索することはできない。
また、シートSは、図6に示すように、フロアパネル10の車幅方向中央部に形成したフロアトンネル11の側面11bに近接している。そのため、シートSとフロアトンネル11の側面11bとの間にブレーキケーブル23を配索することはできない。
このように、シートSとの干渉を回避しつつ、操作ペダル21から車両後方に向けてブレーキケーブル23を配索するには、このブレーキケーブル23をシートSの前方領域でフロアトンネル11の側面11bを這い上がらせ、上面11aに沿って配索させなければならない。
なお、シートSとフロアトンネル11の側面11bとの間に、ブレーキケーブル23を配索可能な程度の隙間を設けた場合では、ブレーキケーブル23をフロアトンネル11の上面11aに配索させる必要はなくなる。しかし、この場合では、電気自動車1の車幅方向寸法が増大してしまい、車両コンパクト化の観点から好ましくない。
なお、シートSとフロアトンネル11の側面11bとの間に、ブレーキケーブル23を配索可能な程度の隙間を設けた場合では、ブレーキケーブル23をフロアトンネル11の上面11aに配索させる必要はなくなる。しかし、この場合では、電気自動車1の車幅方向寸法が増大してしまい、車両コンパクト化の観点から好ましくない。
しかも、ブレーキケーブル23は、操作ペダル21による牽引力をブレーキユニット22へスムーズに伝達するために、直線状に配索することが好ましい。つまり、このブレーキケーブル23を屈曲する際には、曲げRをできるだけ大きくする必要がある。そのため、ブレーキケーブル23は、操作ペダル21からできるだけ離れ、シートSに近い位置でフロアトンネル11の側面11bを這い上がるように配索する必要がある。
しかしながら、シートSの前方領域、特にシートSに近い位置は、ドライバーのペダル操作を行うための足元スペースとなっている。そのため、ブレーキケーブル23は、ドライバーの足元スペースでフロアトンネル11の側面11bを這い上がらなければならない。そのため、ブレーキケーブル23にドライバーの足が当接するおそれが生じていた。
[ブレーキケーブルの配索作用]
実施例1のパーキングブレーキ配索構造では、シートSの前方に設けられた操作ペダル21から延在したブレーキケーブル23は、ダッシュパネルDに沿いながら車両下方に向かいつつ、次第に車幅方向中央部のフロアトンネル11に向かって配索される。これにより、操作ペダル21の取付位置の下方に設定されたサイドメンバ13とブレーキケーブル23との干渉が回避できる。
実施例1のパーキングブレーキ配索構造では、シートSの前方に設けられた操作ペダル21から延在したブレーキケーブル23は、ダッシュパネルDに沿いながら車両下方に向かいつつ、次第に車幅方向中央部のフロアトンネル11に向かって配索される。これにより、操作ペダル21の取付位置の下方に設定されたサイドメンバ13とブレーキケーブル23との干渉が回避できる。
そして、このブレーキケーブル23は、フロアトンネル11とフロアパネル10の境界位置であるフロアトンネル11の側面11bの下端部11cに沿いながら、車両後方に向かって配索される。そして、ドライバーシートSの前側位置で、車両後方に向かうにつれて次第に車両上方に向けられて、フロアトンネル11の側面11bを這い上がる。
このため、ブレーキケーブル23の曲げRが小さくなることを防止しながら、ブレーキペダルやアクセルペダルからできるだけ離れた位置にブレーキケーブル23を配索することができる。これにより、シートSの前方に設けるドライバーのペダル操作に必要なペダル操作スペースを、広く確保することができる。
また、フロアトンネル11の側面11bの下端部11cは、水平面であるフロアパネル10と、そのフロアパネル10から立ち上がったフロアトンネル11とで形成されたコーナー形状となっている。つまり、フロアトンネル11の側面11bが邪魔になり、フロアトンネル11の下端部11cに形成されるコーナー形状部分には、ドライバーの足が入り込みにくくなっている。そのため、このコーナー形状のフロアトンネル11の下端部11cに沿ってブレーキケーブル23を配索することで、ドライバーの足がブレーキケーブル23に接触しにくくすることができる。
また、フロアトンネル11の側面11bの下端部11cは、水平面であるフロアパネル10と、そのフロアパネル10から立ち上がったフロアトンネル11とで形成されたコーナー形状となっている。つまり、フロアトンネル11の側面11bが邪魔になり、フロアトンネル11の下端部11cに形成されるコーナー形状部分には、ドライバーの足が入り込みにくくなっている。そのため、このコーナー形状のフロアトンネル11の下端部11cに沿ってブレーキケーブル23を配索することで、ドライバーの足がブレーキケーブル23に接触しにくくすることができる。
さらに、実施例1のパーキングブレーキ配索構造では、シートSの前方に設けられたエアコンユニット8から延びた送風ダクト85が、フロアトンネル11の上面11aから側面11bに沿った後、フロアパネル10に沿ってから、車両上方に立ち上がっている。このとき、送風ダクト85のうち、フロアトンネル11の側面11bに沿う第1垂直部93とフロアトンネル11の間には隙間空間88が空いており、フロアトンネル11の側面11bを這い上がるブレーキケーブル23が、この隙間空間88に挿通されている。
つまり、ブレーキケーブル23のうち、フロアトンネル11の側面11bを這い上がっている部分(図6においてC部で示す部分)は、ドライバーシートSの前側位置であるドライバーの足元スペースに対して、送風ダクト85で覆われることになる。このため、送風ダクト85によってドライバーの足がブレーキケーブル23に当接することを防止することができる。
しかも、実施例1では、この送風ダクト85の第1垂直部93は、フロアトンネル11に対向した面93aにケーブル挿通凹部96が形成されており、フロアトンネル11の側面11bを這い上がっているブレーキケーブル23は、このケーブル挿通凹部96の内側に配置される。
これにより、ブレーキケーブル23を送風ダクト85で覆っていても、送風ダクト85とフロアトンネル11の側面11bとの間の隙間空間88の隙間寸法が大きくなることが抑えられる。
これにより、ブレーキケーブル23を送風ダクト85で覆っていても、送風ダクト85とフロアトンネル11の側面11bとの間の隙間空間88の隙間寸法が大きくなることが抑えられる。
つまり、第1垂直部93のフロアトンネル11に対向した面93aは、フロアトンネル11の側面11bと平行になっているが、これに対してケーブル挿通凹部96は、送風ダクト85の内部に入り込んでいる。そのため、ブレーキケーブル23をケーブル挿通凹部96の内側に配置することで、隙間空間88を挿通するようにブレーキケーブル23を配索しても、この隙間空間88の隙間寸法であるフロアトンネル11の側面11bと第1垂直部93の面93aとの距離は変化しない。これにより、送風ダクト85のドライバーシートSの前側位置に対する突出量を抑え、送風ダクト85とドライバーの足との接触を防止して、ドライバーのペダル操作スペースを広く確保することができる。
そして、送風ダクト85は、第1水平部92がフロアトンネル11の上面11aに沿った扁平な断面形状を有し、第1垂直部93がフロアトンネル11の側面11bに沿った扁平な断面形状を有し、第2水平部94がフロアパネル10に沿った扁平な断面形状を有している。つまり、この送風ダクト85は、フロアパネル10に沿う扁平な風路を有することになる。
このため、送風ダクト85をフロアパネル10に沿って延在する際、このフロアパネル10に対する送風ダクト85の突出量を抑えることができ、ドライバーシートSの前側位置において送風ダクト85が邪魔になりにくい。これにより、送風ダクト85とドライバーの足との接触を防止して、ドライバーのペダル操作スペースを広く確保することができる。
このため、送風ダクト85をフロアパネル10に沿って延在する際、このフロアパネル10に対する送風ダクト85の突出量を抑えることができ、ドライバーシートSの前側位置において送風ダクト85が邪魔になりにくい。これにより、送風ダクト85とドライバーの足との接触を防止して、ドライバーのペダル操作スペースを広く確保することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のパーキングブレーキケーブルの配索構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例1のパーキングブレーキケーブルの配索構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) ドライバーシート(シート)Sの前方に設けられた足踏み式の操作ペダル21からフロアパネル10上を車両後方に向けて配索され、車輪(後輪)RL,RRに設けられたパーキングブレーキユニット22に連結するブレーキケーブル23と、
車室(車室空間)R内に設けられたエアコンユニット8からの空調風を案内すると共に、前記ドライバーシートSの前方領域のフロアパネル(フロアトンネル)11との間に隙間空間88を空けた状態で延びる送風ダクト85と、
を備え、
前記ブレーキケーブル23が、前記隙間空間88を挿通するように配索する構成とした。
これにより、ドライバーシートSの前側領域で、ブレーキケーブル23にドライバーの足が当接することを防止できる。
車室(車室空間)R内に設けられたエアコンユニット8からの空調風を案内すると共に、前記ドライバーシートSの前方領域のフロアパネル(フロアトンネル)11との間に隙間空間88を空けた状態で延びる送風ダクト85と、
を備え、
前記ブレーキケーブル23が、前記隙間空間88を挿通するように配索する構成とした。
これにより、ドライバーシートSの前側領域で、ブレーキケーブル23にドライバーの足が当接することを防止できる。
(2) 前記フロアパネル10の車幅方向中央部に、車両上方に膨出することで形成され、車両前後方向に延びるフロアトンネル11を設け、
前記送風ダクト85は、前記フロアトンネル11の側面11bに沿いながら隙間空間88を空けた状態で延在すると共に、前記側面11bに対向する面93aにケーブル挿通凹部96を有し、
前記ブレーキケーブル23を、前記フロアトンネル11の側面11bに沿いながら車両上方に向かって配索する際、前記ケーブル挿通凹部96の内側に配置する構成とした。
これにより、送風ダクト85のドライバーシートSの前側位置に対する突出量を抑え、送風ダクト85とドライバーの足との接触を防止して、ドライバーのペダル操作スペースを広く確保することができる。
前記送風ダクト85は、前記フロアトンネル11の側面11bに沿いながら隙間空間88を空けた状態で延在すると共に、前記側面11bに対向する面93aにケーブル挿通凹部96を有し、
前記ブレーキケーブル23を、前記フロアトンネル11の側面11bに沿いながら車両上方に向かって配索する際、前記ケーブル挿通凹部96の内側に配置する構成とした。
これにより、送風ダクト85のドライバーシートSの前側位置に対する突出量を抑え、送風ダクト85とドライバーの足との接触を防止して、ドライバーのペダル操作スペースを広く確保することができる。
(3) 前記フロアパネル10の車幅方向中央部に、車両上方に膨出することで形成され、車両前後方向に延びるフロアトンネル11を設け、
前記ブレーキケーブル23を、前記フロアパネル10と前記フロアトンネル11との境界位置(下端部)11cに沿わせながら車両後方に向かって配索する構成とした。
これにより、ドライバーの足がブレーキケーブル23に接触しにくくすることができる。
前記ブレーキケーブル23を、前記フロアパネル10と前記フロアトンネル11との境界位置(下端部)11cに沿わせながら車両後方に向かって配索する構成とした。
これにより、ドライバーの足がブレーキケーブル23に接触しにくくすることができる。
(4) 前記送風ダクト85は、前記フロアパネル10に沿った扁平な風路を有する構成とした。
これにより、送風ダクト85をフロアパネル10に沿って延在する際、フロアパネル10に対する送風ダクト85の突出量を抑え、送風ダクト85とドライバーの足との接触を防止して、ドライバーのペダル操作スペースを広く確保することができる。
これにより、送風ダクト85をフロアパネル10に沿って延在する際、フロアパネル10に対する送風ダクト85の突出量を抑え、送風ダクト85とドライバーの足との接触を防止して、ドライバーのペダル操作スペースを広く確保することができる。
以上、本発明のパーキングブレーキケーブルの配索構造を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、フロアトンネル11に対して車両左側にパーキングブレーキ機構20の操作ペダル21を設けた例を示したが、これに限らない。フロアトンネル11に対して車両右側に操作ペダル21を設けてもよい。
また、実施例1では、ブレーキケーブル23のうち、フロアトンネル11の側面11bに沿いながら車両上方に向かう部分、つまり、フロアトンネル11の側面11bを這い上がっている部分(図6においてC部で示す部分)を送風ダクト85によって覆う例を示したが、これに限らない。ブレーキケーブル23のうち、フロアトンネル11を這い上がる前のフロアパネル10に沿って配索された部分を送風ダクト85によって覆ってもよい。この場合であっても、送風ダクト85によってブレーキケーブル23がドライバーの足に当接することを防止できる。
そして、実施例1のパーキングブレーキケーブルの配索構造は、電気自動車1に適用された例を示したが、これに限らない。エンジン自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池車等であっても適用することができる。つまり、踏み込み式の操作ペダルと、車両前方から後方に向けて配索されるブレーキケーブルと、エアコンユニットと、を備えた車両であれば適用することができる。
本出願は、2012年9月18日に日本国特許庁に出願された特願2012-204193に基づいて優先権を主張し、その全ての開示は完全に本明細書で参照により組み込まれる。
Claims (3)
- ドライバーシートの前方に設けられた足踏み式の操作ペダルからフロアパネル上を車両後方に向けて配索され、車輪に設けられたパーキングブレーキユニットに連結するブレーキケーブルと、
車室内に設けられたエアコンユニットからの空調風を案内すると共に、前記ドライバーシートの前方領域のフロアパネルとの間に隙間空間を空けた状態で延びる送風ダクトと、
を備え、
前記フロアパネルの車幅方向中央部に、車両上方に膨出することで形成され、車両前後方向に延びるフロアトンネルを設け、
前記送風ダクトは、前記フロアトンネルの側面に沿いながら前記隙間空間を空けた状態で延在すると共に、前記側面に対向する面にケーブル挿通凹部を有し、
前記ブレーキケーブルを、前記隙間空間を挿通して前記フロアトンネルの側面に沿いながら車両上方に向かって配索する際、前記ケーブル挿通凹部の内側に配置する
ことを特徴とするパーキングブレーキケーブルの配索構造。 - 請求項1に記載されたパーキングブレーキケーブルの配索構造において、
前記フロアパネルの車幅方向中央部に、車両上方に膨出することで形成され、車両前後方向に延びるフロアトンネルを設け、
前記ブレーキケーブルを、前記フロアパネルと前記フロアトンネルとの境界位置に沿わせながら車両後方に向かって配索する
ことを特徴とするパーキングブレーキケーブルの配索構造。 - 請求項1又は請求項2に記載されたパーキングブレーキケーブルの配索構造において、
前記送風ダクトは、前記フロアパネルに沿った扁平な風路を有する
ことを特徴とするパーキングブレーキケーブルの配索構造。
Priority Applications (1)
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JPS56102762U (ja) * | 1979-12-28 | 1981-08-12 | ||
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JPN6015031538; ダイハツ工業株式会社グローバルサービス部整備技術支援室: ムーヴコンテ 修理書 No.1(C巻) , 20080822, K1-57からK1-58、I2-140, ダイハツ工業株式会社 * |
JPN6015031540; トヨタ自動車株式会社サービス部: TOYOTA TOWNACE LITEACE NOAH バン 修理書/追補版 , 19981224, トヨタ自動車株式会社サービス部 * |
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