JP5878770B2 - 電話制御装置、電話システム、およびプログラム - Google Patents

電話制御装置、電話システム、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電話制御技術に関し、特にIP電話網と接続されて、通知された着信数が電話端末数を越えた際の着信制御技術に関する。
ボタン電話装置の主装置、PBXシステムの構内交換装置、あるいは電話網とISDN回線やPSTN回線とを中継接続するゲートウェイなどの電話制御装置は、電話網としてIP電話網と接続して仮想的な通話路を形成することにより、より多くの電話端末での音声通話を実現できる。
このような電話制御装置では、IP電話網との間で音声通話を確立できる許容通話回線数と等しいかそれ以上の電話端末を収容して、IP電話網に交換接続する機能を有している。しかし、着信に応対できる応対者が離席などの理由により、実際に着信に対して応対者により応対可能な電話端末が許容通話回線数より少ない場合が発生する。
例えば、許容通話回線数が10回線で、通常、着信に対して応対者により応対可能な電話端末が10台用意されているものとする。ここで、9個の着信が同時期に通知されてこれら9台の電話端末でそれぞれ応対して通話中である応対不可状況において、10個目の着信が新たに通知された場合、電話制御装置は、電話端末があと1台残っているため、10台目の電話端末に着信を通知する。しかしながら、10台目の電話端末の応対者が職務や欠席で離席している場合、対応者のいない電話端末に対して呼び出しを行うことになる。
従来、このような状況を回避するため、通話数が電話端末数に達していなくても、通話数が電話端末数より少ない基準端末数に達している場合には、電話網(交換機)から通知された新たな着信に対してビジーを返送する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。これにより、前述の例の場合、基準端末数として9台を設定しておけば、通話数が9個である応対不可状況において10個目の新たな着信が通知された場合、通話数が基準端末数に達していることから、電話網に対してビジーが返送される。このため、新たに通知された着信に応じて、対応者のいない電話端末が呼び出されるという状況を回避することができる。
特開平6−209368号公報
しかしながら、このような従来技術では、電話網(交換機)において多くの着信が集中した場合、電話制御装置から返送されたビジーに応じて電話網から次の新たな着信が直ぐに通知されるため、電話制御装置における着信処理が急増し、他の呼制御処理に対して悪影響を及ぼすという問題点があった。
電話網(交換機)は、ある回線に着信が発生した場合、当該回線の状態を検査し、着信を受けられる状態であれば当該回線へ着信を通知する。ここで、ある回線から電話網に対してビジーを返送した場合、電話網は、当該回線において、前回の呼接続処理が終了して、新たな着信を受けられる状態になったと判定する。したがって、チケットや商品の予約を受け付ける電話センターなどのように回線に着信が集中している場合、ビジーを返送した直後、新たな着信が電話網から通知されることになる。このため、電話制御装置におけるビジー返送などの着信処理に要する負荷が増大し、他の呼制御処理に対して悪影響を及ぼすことになる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、多くの着信が集中した場合でも、呼制御処理をスムーズに実行できる着信制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話制御装置は、通信回線を介して電話網と接続されるとともに電話回線を介して電話装置と接続し、これら電話網と電話装置とを中継接続することにより、当該電話網を用いた当該電話装置による音声通話を実現するゲートウェイ機能を有する電話制御装置であって、電話網との間で呼制御メッセージをやり取りするメッセージ処理部と、電話網からの着信メッセージに応じてメッセージ処理部から通知された着信を電話装置へ中継接続できない場合、当該着信に対する呼処理の終了を示す呼処理終了メッセージを当該電話網に対して返送するよう、メッセージ処理部へ指示する呼制御部と、電話網からの着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得する着信監視部とを備え、呼制御部で、電話網に対して呼処理終了メッセージを返送するごとに、着信監視部で得られた着信発生頻度と基準頻度とを比較し、当該着信発生頻度が当該基準頻度以下の場合には、当該呼処理終了メッセージを直ちに返送するようメッセージ処理部へ指示し、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、当該呼処理終了メッセージの返送を予め設定された一定の待ち時間だけ待機した後に行うようメッセージ処理部へ指示するようにしたものである。
また、本発明にかかる電話システムは、複数の電話端末と、これら電話端末を電話網に対して交換接続することにより、当該電話網を用いた電話端末による通話を実現する電話制御装置とを含む電話システムであって、電話制御装置に、電話網との間で呼制御メッセージをやり取りするメッセージ処理部と、電話網からの着信メッセージに応じてメッセージ処理部から通知された着信を電話端末へ交換接続できない場合、当該着信に対する呼処理の終了を示す呼処理終了メッセージを当該電話網に対して返送するよう、メッセージ処理部へ指示する呼制御部と、電話網からの着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得する着信監視部とを備え、呼制御部で、電話網に対して呼処理終了メッセージを返送するごとに、着信監視部で得られた着信発生頻度と基準頻度とを比較し、当該着信発生頻度が当該基準頻度以下の場合には、当該呼処理終了メッセージを直ちに返送するようメッセージ処理部へ指示し、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、当該呼処理終了メッセージの返送を予め設定された一定の待ち時間だけ待機した後に行うようメッセージ処理部へ指示するようにしたものである。
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを、前述した電話制御装置を構成する各部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、着信発生頻度が基準頻度よりも高い場合、すなわち電話網において着信が集中している場合には、一定の待ち時間だけ待機した後、呼処理終了メッセージが電話網へ返送される。このため、返送した呼処理終了メッセージに応じて新たな着信が電話網から通知されたとしても、着信処理の実行間隔を待ち時間分だけ遅らせることができる。これにより、電話制御装置における着信処理に要する負荷を抑制することができ、結果として呼制御処理をスムーズに実行することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる電話制御装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる電話制御装置の着信処理を示すフローチャートである。 電話制御装置の着信処理動作を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかる電話システム20の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかる電話制御装置の着信処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電話制御装置の構成を示すブロック図である。
この電話制御装置10は、全体としてゲートウェイ装置からなり、通信回線10Aを介して電話網50と接続されるとともに、電話回線10Bを介して電話装置31と接続し、これら電話網50と電話装置31とを中継接続することにより、電話網50を用いた電話装置31による音声通話を実現するゲートウェイ機能を有している。
本実施の形態では、電話網50がIP電話網からなり、電話回線10BがISDN回線やPSTN回線からなる場合を例として説明する。電話装置31がISDN回線やPSTN回線と接続する機能しか備えていない場合、本実施の形態のように、電話制御装置10で、IP電話網とISDN回線やPSTN回線との間で呼制御や音声に関する変換処理を行うことにより、電話装置31によるIP電話網の利用が可能となる。
電話装置31は、例えばボタン電話装置やPBXシステムなどの電話システムからなり、内線回線32を介して複数の電話端末30と接続し、電話回線10Bに対して電話端末30を交換接続することにより、電話回線10Bを用いた電話端末30による音声通話を実現する機能を有している。なお、本実施の形態では、電話装置31が電話システムからなる場合を例として説明するが、これに限定されるものではなく、音声通話を行う一般的な単独電話装置であってもよい。
本実施の形態は、電話網50から通知された着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得し、電話網50に対して呼処理終了メッセージを返送する場合、着信発生頻度と基準頻度とを比較し、当該着信発生頻度が当該基準頻度以下の場合には、当該呼処理終了メッセージを直ちに返送し、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、当該呼処理終了メッセージの返送を一定の待ち時間だけ待機した後に行うようにしたものである。
[電話制御装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の構成について詳細に説明する。
電話制御装置10は、全体としてサーバ装置などのコンピュータからなり、主な機能部として、網I/F部11、メッセージ処理部12、回線I/F部13、着信監視部14、記憶部15、呼制御部16、およびアプリケーション処理部17が設けられている。
網I/F部11は、専用の通信インターフェース回路からなり、通信回線10Aを介して電話網50との間でデータ通信を行うことにより、呼制御メッセージや音声データを送受信する機能を有している。
メッセージ処理部12は、SIPなどの呼制御プロトコルに基づく呼制御メッセージを、網I/F部11を介して電話網50との間でやり取りする機能と、電話網50から通知された着信メッセージなどの各種呼制御メッセージの内容を呼制御部16へ通知する機能と、呼制御部16からの指示に応じて、呼処理終了メッセージなど、指示された呼制御メッセージを電話網50へ通知する機能とを有している。
回線I/F部13は、専用の通信インターフェース回路からなり、電話回線10Bを介して電話装置31との間で通信を行うことにより、呼制御メッセージ(呼制御信号)や音声データ(音声信号)を送受信する機能を有している。
着信監視部14は、メッセージ処理部12から呼制御部16へ通知される通知内容に基づいて、電話網50から通知された着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得する機能を有している。具体的な着信の監視方法については、例えば、メッセージ処理部12で受信された着信メッセージを計数してもよく、メッセージ処理部12から通知された着信を呼制御部16から取得して計数してもよい。
記憶部15は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、呼制御情報15Aやプログラム15Pを記憶する機能を有している。
呼制御情報15Aは、通信回線10A上に電話網50との間で音声通話を確立できる各通話回線の使用状況、電話装置31との間に接続された各電話回線10Bの使用状況など、呼制御部16での呼制御処理に用いる各種制御情報からなる。
プログラム15Pは、CPUにより読み出されて実行されることにより、メッセージ処理部12、着信監視部14、および呼制御部16を実現するためのプログラムである。外部装置や記録媒体(共に図示せず)から記憶部15へ予め保存される。
呼制御部16は、メッセージ処理部12を介して電話網50との間で各種の呼制御メッセージをやり取りするとともに、回線I/F部13を介して電話装置31との間で各種の呼制御データや呼制御信号をやり取りすることにより、これら電話網50と電話装置31とを中継接続して、電話網50を用いた電話装置31による音声通話を実現する機能と、各電話回線10Bの使用状況に基づいて電話網50から通知された着信に対して電話装置31での応対可否を判定する機能と、各電話回線10Bに使用可能回線がすべて使用中であり電話装置31で着信に応答できない場合に、当該着信に対する呼処理の終了を示す呼処理終了メッセージを、電話網50に対して返送するようメッセージ処理部12へ指示する機能とを有している。
また、呼制御部16は、電話網50に対して呼処理終了メッセージを返送する場合、着信監視部14で得られた着信発生頻度と記憶部15に予め設定されている基準頻度とを比較する機能と、着信発生頻度が基準頻度以下の場合には、メッセージ処理部12に対して、当該呼処理終了メッセージを電話網50へ直ちに返送するよう指示する機能と、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、メッセージ処理部12に対して、呼処理終了メッセージの返送を一定の待ち時間だけ待機した後に行うよう指示する機能とを有している。
アプリケーション処理部17は、網I/F部11を介して電話網50とやり取りされる音声データと、回線I/F部13を介して電話装置31との間でやり取りされる音声データまたは音声信号とを相互に変換して、交換接続する機能を有している。
基準頻度については、通信回線10A上に電話網50との間で音声通話を確立できる通話回線数、電話装置31との間に接続された電話回線10Bの電話回線数、呼制御部16(CPU)における処理能力などを考慮して、予め記憶部15に設定しておけばよい。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる電話制御装置の着信処理を示すフローチャートである。
電話制御装置10の呼制御部16は、メッセージ処理部12を介して電話網50から着信が通知された場合、図2の着信処理を実行する。
まず、呼制御部16は、記憶部15の呼制御情報15Aを参照して、電話装置31が接続されている各電話回線10Bの使用状況を確認し、各電話回線10Bのうち使用中を示す使用中回線数と各電話回線10Bの使用可能回線数とを比較する(ステップ100)。使用可能回線数は、各電話回線10Bのうち使用可能な回線数であり、予め記憶部15の呼制御情報15Aに設定されている。
ここで、電話回線10Bの使用中回線数が電話回線10Bの使用可能回線数より小さく、電話回線10Bに使用されていない空き回線がある場合(ステップ100:YES)、電話装置31で当該着信に応答できることから、呼制御部16は、電話回線10Bのうちから使用可能な空き回線を選択し、回線I/F部13から当該空き回線を介して電話装置31へ着信を通知し(ステップ101)、一連の着信処理を終了する。
一方、電話回線10Bの使用中回線数が電話回線10Bの使用可能回線数と等しく、電話回線10Bに使用されていない空き回線がない場合(ステップ100:NO)、電話装置31で当該着信に応答できないことから、呼制御部16は、着信監視部14から最新の着信発生頻度を取得する(ステップ102)。着信監視部14は、別個の処理を実行することにより、例えば10秒程度の単位時間ごとに、電話網50から通知された着信の数を計数することにより、着信発生頻度を計算している。
ここで、着信発生頻度が基準頻度以下の場合(ステップ103:NO)、呼制御部16は、当該着信に対する呼処理の終了を示す呼処理終了メッセージを電話網50へ直ちに返送するよう、メッセージ処理部12へ指示する。これにより、メッセージ処理部12は、網I/F部11を介して電話網50へ、呼処理終了メッセージを返送し(ステップ105)、一連の着信処理を終了する。
一方、着信発生頻度が基準頻度を上回っている場合(ステップ103:YES)、呼制御部16は、一定の待ち時間だけ待機した後に当該呼処理終了メッセージを電話網50へ返送するよう、メッセージ処理部12へ指示する。これにより、メッセージ処理部12は、当該指示から記憶部15に予め設定されている待ち時間、例えば2秒だけ待機した後(ステップ104)、網I/F部11を介して電話網50へ、呼処理終了メッセージを返送し(ステップ105)、一連の着信処理を終了する。
図3は、電話制御装置の着信処理動作を示すシーケンス図である。
電話網50から着信メッセージ(INVITE)が通知された場合(ステップ110)、電話制御装置10は、100メッセージ(Trying)を返送し(ステップ111)、電話回線10Bに空き回線がなく(ステップ112)、着信発生頻度が基準頻度以下の場合(ステップ113)、直ちに呼処理終了メッセージ、ここでは486メッセージ(Busy Here)を電話網50へ返送する(ステップ114)。
一方、電話網50から着信メッセージ(INVITE)が通知された場合(ステップ120)、電話制御装置10は、100メッセージ(Trying)を返送し(ステップ121)、電話回線10Bに空き回線がなく(ステップ122)、着信発生頻度が基準頻度を上回る場合(ステップ123)、一定の待ち時間だけ待機した後(ステップ124)、呼処理終了メッセージ、ここでは486メッセージ(Busy Here)を電話網50へ返送する(ステップ125)。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、着信監視部14により、電話網50から通知された着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得し、電話網50に対して呼処理終了メッセージを返送する場合、呼制御部16により、着信発生頻度と基準頻度とを比較し、当該着信発生頻度が当該基準頻度以下の場合には、当該呼処理終了メッセージを直ちに返送するようメッセージ処理部12へ指示し、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、当該呼処理終了メッセージの返送を一定の待ち時間だけ待機した後に行うようメッセージ処理部12へ指示するようにしたものである。
これにより、着信発生頻度が基準頻度よりも高い場合、すなわち電話網50において着信が集中している場合には、一定の待ち時間だけ待機した後、呼処理終了メッセージが電話網50へ返送される。このため、返送した呼処理終了メッセージに応じて新たな着信が電話網50から通知されたとしても、着信処理の実行間隔を待ち時間分だけ遅らせることができる。これにより、電話制御装置10における着信処理に要する負荷を抑制することができ、結果として呼制御処理をスムーズに実行することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システム20について説明する。図4は、第2の実施の形態にかかる電話システム20の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、電話制御装置10が電話網50と電話装置31とを中継接続するゲートウェイ装置からなる場合を例として説明した。本実施の形態では、電話制御装置10がボタン電話装置の主装置やPBXシステムの構内交換装置からなる場合について説明する。
電話制御装置10は、通信回線10Aを介して電話網50と接続されるとともに、内線回線10Cを介して電話端末30と接続し、これら電話網50と電話端末30とを交換接続することにより、電話網50を用いた電話端末30による音声通話を実現する機能を有している。これら電話制御装置10と電話端末30とから電話システム20が構成されている。
電話制御装置10は、全体としてサーバ装置などのコンピュータからなり、主な機能部として、網I/F部11、メッセージ処理部12、回線I/F部13、着信監視部14、呼制御部16、アプリケーション処理部17、および記憶部15が設けられている。
これら機能部は、第1の実施の形態と同様の機能を有している。
網I/F部11は、専用の通信インターフェース回路からなり、通信回線10Aを介して電話網50との間でデータ通信を行うことにより、呼制御メッセージや音声データを送受信する機能を有している。
メッセージ処理部12は、SIPなどの呼制御プロトコルに基づく呼制御メッセージを、網I/F部11を介して電話網50との間でやり取りする機能と、電話網50から通知された着信メッセージなどの各種呼制御メッセージの内容を呼制御部16へ通知する機能と、呼制御部16からの指示に応じて、呼処理終了メッセージなど、指示された呼制御メッセージを電話網50へ通知する機能とを有している。
回線I/F部13は、専用の通信インターフェース回路からなり、内線回線10Cを介して電話端末30との間で通信を行うことにより、呼制御メッセージや音声データを送受信する機能を有している。
着信監視部14は、メッセージ処理部12から呼制御部16へ通知される通知内容に基づいて、電話網50から通知された着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得する機能を有している。具体的な着信の監視方法については、例えば、メッセージ処理部12で受信された着信メッセージを計数してもよく、メッセージ処理部12から通知された着信を呼制御部16から取得して計数してもよい。
記憶部15は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、呼制御情報15Aやプログラム15Pを記憶する機能を有している。
呼制御情報15Aは、通信回線10A上に電話網50との間で音声通話を確立できる各通話回線の使用状況、各電話端末30の使用状況など、呼制御部16での呼制御処理に用いる各種制御情報からなる。
プログラム15Pは、CPUにより読み出されて実行されることにより、メッセージ処理部12、着信監視部14、および呼制御部16を実現するためのプログラムである。外部装置や記録媒体(共に図示せず)から記憶部15へ予め保存される。
呼制御部16は、メッセージ処理部12を介して電話網50との間で各種の呼制御メッセージをやり取りするとともに、回線I/F部13を介して電話端末30との間で各種の呼制御データやり取りすることにより、これら電話網50と電話端末30とを交換接続して、電話網50を用いた電話端末30による音声通話を実現する機能と、各電話端末30の使用状況に基づいて電話網50から通知された着信に対して電話端末30での応対可否を判定する機能と、各電話端末30がすべて使用中であり電話端末30で着信に応答できない場合に、当該着信に対する呼処理の終了を示す呼処理終了メッセージを、電話網50に対して返送するようメッセージ処理部12へ指示する機能とを有している。
また、呼制御部16は、電話網50に対して呼処理終了メッセージを返送する場合、着信監視部14で得られた着信発生頻度と記憶部15に予め設定されている基準頻度とを比較する機能と、着信発生頻度が基準頻度以下の場合には、メッセージ処理部12に対して、当該呼処理終了メッセージを電話網50へ直ちに返送するよう指示する機能と、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、メッセージ処理部12に対して、呼処理終了メッセージの返送を一定の待ち時間だけ待機した後に行うよう指示する機能とを有している。
アプリケーション処理部17は、網I/F部11を介して電話網50とやり取りされる音声データと、回線I/F部13を介して電話端末30との間でやり取りされる音声データまたは音声信号とを相互に変換して、交換接続する機能を有している。
基準頻度については、通信回線10A上に電話網50との間で音声通話を確立できる通話回線数、電話端末30との間に接続された内線回線10Cの電話回線数、呼制御部16(CPU)における処理能力などを考慮して、予め記憶部15に設定しておけばよい。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の動作について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる電話制御装置の着信処理を示すフローチャートである。
電話制御装置10の呼制御部16は、メッセージ処理部12を介して電話網50から着信が通知された場合、図5の着信処理を実行する。
まず、呼制御部16は、記憶部15の呼制御情報15Aを参照して、各電話端末30の使用状況を確認し、各電話端末30のうち使用中を示す使用中電話端末数と各電話端末30の使用可能電話端末数とを比較する(ステップ200)。使用可能電話端末数は、各電話端末30のうち使用可能な電話端末数であり、予め記憶部15の呼制御情報15Aに設定されている。
ここで、電話端末30の使用中電話端末数が電話端末30の使用可能電話端末数より小さく、電話端末30に使用可能な空き端末がある場合(ステップ200:YES)、電話装置30で当該着信に応答できることから、呼制御部16は、内線回線10Cを介して接続された電話端末30のうちから使用可能な空き端末を選択し、回線I/F部13から当該空き電話端末30へ着信を通知し(ステップ201)、一連の着信処理を終了する。
一方、電話端末30の使用中電話端末数が電話端末30の使用可能電話端末数と等しく、電話端末30に使用可能な空き端末がない場合(ステップ200:NO)、いずれの電話端末30においても当該着信に応答できないことから、呼制御部16は、着信監視部14から最新の着信発生頻度を取得する(ステップ202)。着信監視部14は、別個の処理を実行することにより、例えば10秒程度の単位時間ごとに、電話網50から通知された着信の数を計数することにより、着信発生頻度を計算している。
ここで、着信発生頻度が基準頻度以下の場合(ステップ203:NO)、呼制御部16は、当該着信に対する呼処理の終了を示す呼処理終了メッセージを電話網50へ直ちに返送するよう、メッセージ処理部12へ指示する。これにより、メッセージ処理部12は、網I/F部11を介して電話網50へ、呼処理終了メッセージを返送し(ステップ205)、一連の着信処理を終了する。
一方、着信発生頻度が基準頻度を上回っている場合(ステップ203:YES)、呼制御部16は、一定の待ち時間だけ待機した後に当該呼処理終了メッセージを電話網50へ返送するよう、メッセージ処理部12へ指示する。これにより、メッセージ処理部12は、当該指示から記憶部15に予め設定されている待ち時間、例えば2秒だけ待機した後(ステップ204)、網I/F部11を介して電話網50へ、呼処理終了メッセージを返送し(ステップ205)、一連の着信処理を終了する。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、電話制御装置10がゲートウェイ装置ではなく、ボタン電話装置の主装置やPBXシステムの構内交換装置からなる場合であるが、第1の実施の形態と同様に動作する。すなわち、着信監視部14により、電話網50から通知された着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得し、電話網50に対して呼処理終了メッセージを返送する場合、呼制御部16により、着信発生頻度と基準頻度とを比較し、当該着信発生頻度が当該基準頻度以下の場合には、当該呼処理終了メッセージを直ちに返送するようメッセージ処理部12へ指示し、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、当該呼処理終了メッセージの返送を一定の待ち時間だけ待機した後に行うようメッセージ処理部12へ指示するようにしたものである。
これにより、着信発生頻度が基準頻度よりも高い場合、すなわち電話網50において着信が集中している場合には、一定の待ち時間だけ待機した後、呼処理終了メッセージが電話網50へ返送される。このため、返送した呼処理終了メッセージに応じて新たな着信が電話網50から通知されたとしても、着信処理の実行間隔を待ち時間分だけ遅らせることができる。これにより、電話制御装置10における着信処理に要する負荷を抑制することができ、結果として呼制御処理をスムーズに実行することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
以上の各実施の形態では、呼制御部16からの指示に応じて、メッセージ処理部12により、呼処理終了メッセージの返送待機を行う場合を例として説明したが、呼処理終了メッセージの返送待機の方法については、これに限定されるものではない。例えば、呼制御部16において、返送待機が必要と判定した時点で、メッセージ処理部12に対する呼処理終了メッセージの指示を一定の待ち時間だけ待機した後、呼処理終了メッセージの返送をメッセージ処理部12へ指示するようにしてもよい。
また、呼処理終了メッセージについては、SIPの場合、486メッセージ(Busy Here)に限定されるものではなく、400番台、500番台、600番台のメッセージについて同様の返送待機を適用してもよい。なお、呼制御プロトコルについては、SIPに限定されるものではなく、H.323などの他の呼制御プロトコルについても、本発明の各実施の形態を前述と同様に適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
10…電話制御装置、10A…通信回線、10B…電話回線、10C…内線回線、11…網I/F部、12…メッセージ処理部、13…回線I/F部、14…着信監視部、15…記憶部、15A…呼制御情報、15P…プログラム、16…呼制御部、20…電話システム、30…電話端末、31…電話装置、32…内線回線、50…電話網。

Claims (3)

  1. 通信回線を介して電話網と接続されるとともに電話回線を介して電話装置と接続し、これら電話網と電話装置とを中継接続することにより、当該電話網を用いた当該電話装置による音声通話を実現するゲートウェイ機能を有する電話制御装置であって、
    前記電話網との間で呼制御メッセージをやり取りするメッセージ処理部と、
    前記電話網からの着信メッセージに応じて前記メッセージ処理部から通知された着信を前記電話装置へ中継接続できない場合、当該着信に対する呼処理の終了を示す呼処理終了メッセージを当該電話網に対して返送するよう、前記メッセージ処理部へ指示する呼制御部と、
    前記電話網からの着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得する着信監視部とを備え、
    前記呼制御部は、前記電話網に対して前記呼処理終了メッセージを返送するごとに、前記着信監視部で得られた着信発生頻度と基準頻度とを比較し、当該着信発生頻度が当該基準頻度以下の場合には、当該呼処理終了メッセージを直ちに返送するよう前記メッセージ処理部へ指示し、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、当該呼処理終了メッセージの返送を予め設定された一定の待ち時間だけ待機した後に行うよう前記メッセージ処理部へ指示する
    ことを特徴とする電話制御装置。
  2. 複数の電話端末と、これら電話端末を電話網に対して交換接続することにより、当該電話網を用いた前記電話端末による通話を実現する電話制御装置とを含む電話システムであって、
    前記電話制御装置は、
    前記電話網との間で呼制御メッセージをやり取りするメッセージ処理部と、
    前記電話網からの着信メッセージに応じて前記メッセージ処理部から通知された着信を前記電話端末へ交換接続できない場合、当該着信に対する呼処理の終了を示す呼処理終了メッセージを当該電話網に対して返送するよう、前記メッセージ処理部へ指示する呼制御部と、
    前記電話網からの着信を監視して、単位時間当たりの着信発生頻度を取得する着信監視部とを備え、
    前記呼制御部は、前記電話網に対して前記呼処理終了メッセージを返送するごとに、前記着信監視部で得られた着信発生頻度と基準頻度とを比較し、当該着信発生頻度が当該基準頻度以下の場合には、当該呼処理終了メッセージを直ちに返送するよう前記メッセージ処理部へ指示し、当該着信発生頻度が当該基準頻度を上回っている場合には、当該呼処理終了メッセージの返送を予め設定された一定の待ち時間だけ待機した後に行うよう前記メッセージ処理部へ指示する
    ことを特徴とする電話システム。
  3. コンピュータを、請求項1または請求項2に記載の電話制御装置を構成する各部として機能させるためのプログラム。
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