JP2016086296A - 構内交換機システム及びその着信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
コールセンタの運営において、オペレータに対して、コールの種別に応じて、適切なアフタワーク時間を確保し、作業を能率的におこなわせ、コールセンタの運営を円滑におこなうようにする。
【解決手段】
CPUは、着信があったトランクの収納回線の回線種別を求め、抑止回線種別から、抑止時間を求める。内線に着信があった通話が切断されたときに、抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定し、タイマ制御テーブルに、求めた抑止時間を設定する。タイマ制御テーブルは、リアルタイムに更新される。着信があったときに、CPUは、抑止状態テーブルを参照し、内線番号の抑止状態が抑止中であるときには、通話路スイッチに、その内線番号への着信をしないよう指示する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、構内交換機システム及びその着信制御方法に係り、特に、コールセンタにおいて、オペレータに顧客からのコールの後に適切なアフタワーク時間を確保し、作業を能率的に行わせ、コールセンタの運営を円滑におこなうのに好適な構内交換機システム、及びその着信制御方法に関する。
コールセンタは、企業や官公庁において、顧客や消費者からの電話対応を専門におこなう拠点・窓口となる施設である。このコールセンタにおいては、顧客からの問合せ・苦情などの受付コール(インバウンドコール)の後に、オペレータは、データ入力や記録、関係部署への連絡などの後作業(アフタワーク)を処理しなければならない。オペレータに対して、アフタワークのためのアフタワーク時間をどの程度与えればよいかというのは、オペレータへの負荷、作業の能率化などの要因などを考慮して決めねばならないコールセンタの運営上の重要な問題である。
しかしながら、アフタワーク時間は、オペレータにかかってくるコールに対して、一様ではない。例えば、内線番号どうしの通話などではアフタワーク作業は発生しないかごく短時間でよいし、間違い電話の場合にも、アフタワーク作業は発生しない。
コールセンタシステムにおいてのアフタワーク時間に関して、例えば、特許文献1には操作卓4の状況に応じて、後処理時間を設定する技術が開示されている。
特開2000−138759号公報
引用文献1に記載の技術は、図2に示すように、操作卓4(電話8)の空きの状況およびセンタへのコールの状況に応じて後処理時間を短くし、又は長くするものである。然るに、引用文献1の技術は、オペレータにかかってくるコールの種別に応じて、適切なアフタワーク時間を確保するものでない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、コールセンタの運営において、オペレータに対して、コールの種別に応じて、適切なアフタワーク時間を確保し、作業を能率的におこなわせ、コールセンタの運営を円滑におこなう構内交換機システム及びその着信制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る構内交換機システムは、外部網回線と内線を収容するトランクと、トランク間の通話路の接続をおこなう通話路スイッチと、トランクとスイッチの制御をおこなうCPUと、CPUが実行する制御プログラムとデータを記憶するメモリとを有する。
メモリには、収納回線ごとに回線種別を記憶する回線種別テーブルと、トランクに収容される収容回線の種別ごとに抑止時間を記憶する抑止時間テーブルと、内線番号ごとに抑止状態を記憶する抑止状態テーブルと、抑止時間をカウントするタイマ制御テーブルとを保持する。
そして、CPUは、制御プログラムを実行することにより、回線種別テーブルを参照し、着信があったトランクの収納回線の回線種別を求め、抑止時間テーブルを参照し、回線種別から、抑止時間を求める。
次に、内線に着信があった通話が切断されたときに、抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定し、抑止状態テーブルに、その内線の内線番号が抑止中であることを設定したときに、タイマ制御テーブルに、着信があったトランクが収容する回線の回線種別から求められた抑止時間を設定する。
そして、タイマ制御テーブルに設定した抑止時間を一定時間ごとに減算し、0になったときに、抑止状態テーブルの内線番号の抑止状態の抑止中を解除する。
着信があったときに、CPUは、抑止状態テーブルを参照し、着信に係る内線番号の抑止状態が抑止中であるときには、当該内線番号への着信をしないように指示する。
さらに、メモリは、抑止対象通話時間を記憶する抑止対象通話時間テーブルを保持し、着信があったときの通話時間が、抑止対象通話時間未満であるときには、CPUは、内線に着信があった通話が切断されたときに、抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定しないようにする。
また、メモリは、着信があった内線番号を記憶する呼処理用テーブルと、内線番号ごとのグループ番号を記憶するグループ番号保持テーブルとを保持する。内線から発信があったときに、CPUは、発信があった内線の内線番号を回線種別テーブルから求め、グループ番号保持テーブルを参照し、発信があった内線の内線番号のグループ番号を求め、呼処理用テーブルを参照し、着信があった内線の内線番号を求め、グループ番号保持テーブルを参照し、着信があった内線の内線番号のグループ番号を求める。
そして、CPUは、発信があった内線の内線番号のグループ番号と着信があった内線の内線番号のグループ番号とが一致するか否かを判定し、発信があった内線の内線番号のグループ番号と着信があった内線の内線番号のグループ番号とが一致するときには、内線に着信があった通話が切断されたときに、抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定しないようにする。
本発明によれば、コールセンタの運営において、オペレータに対して、コールの種別に応じて、適切なアフタワーク時間を確保し、作業を能率的におこなわせ、コールセンタの運営を円滑におこなう構内交換機システム及びその着信制御方法を実現することができる。
一実施形態に係る交換機システムの構成図である。 回線種別テーブルの一例を示す図である。 抑止時間テーブルの一例を示す図である。 グループ番号テーブルの一例を示す図である。 抑止制御対象通話時間テーブルの一例を示す図である。 タイマ制御テーブルの一例を示す図である。 抑止状態テーブル一例を示す図である。 呼処理用テーブル一例を示す図である。 着信先テーブル一例を示す図である。 着信先テーブルインデックステーブル一例を示す図である。 構内交換機システムにおける発呼から通話切断にいたるまでの制御処理の流れを示すシーケンス図である。 着信制御処理を示すフローチャートである。 通話応答の制御処理を示すフローチャートである。 発信者が通話切断したときの通話抑止設定をする処理を示すフローチャートである。 タイマ制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図15を用いて説明する。
先ず、図1を用いて本発明の一実施形態に係る交換機システムの構成について説明する。図1は、一実施形態に係る交換機システムの構成図である。
本実施形態では、コールセンタが、火災や救急の緊急受付をおこなう消防局に設置されるものを例にとって説明するが、構内交換機が電話機への着信を制御し、オペレータにアフタワークが発生するような全ての構内交換機システムに適用可能である。
図1に示すように、構内交換機システムは、構内交換機10が、内線回線40、公衆網回線20、専用回線30に、それぞれのトランクを介して接続して構成される。構内交換機10は、CPU100、メモリ(MEM)110、通話路スイッチ120、各種トランク200a〜200d(以下、代表的に200と示す)からなり、CPU100、メモリ(MEM)110、各種トランク200は、制御バス130により、それぞれ接続されている。
CPU100は、構内交換機10全体の動作制御を司るプロセッサであり、メモリ110にロードされた制御プログラムとテーブルなどのデータを参照し、制御プログラムを実行することにより、構内交換機10全体としての各種処理を実行する。特に、CPU100は制御バスを介して、各種トランク200を制御する。また、CPU100は、通話路スイッチ120に指示することにより通話路の接続、切断などをおこなう。
メモリ110は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体素子から構成され、交換動作制御プログラムなどの各種制御プログラムや構内交換機3の内線番号情報または制御情報などの各種制御情報を記憶するために利用されるほか、交換動作を実行するときに一時的に利用される情報を記憶するCPU100のワークメモリとしても利用される。図には、示さなかったが、制御プログラムやテーブルは、HDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶装置に記憶され、実行時にメモリ110にロードされる。
通話路スイッチ120は、CPU100の指示に従って、CPU100、メモリ110、各種トランク200におけるデータの転送をおこなうスイッチ(切替装置)である。
公衆網回線20は、119番回線トランク(図中、「119」と表示)200a、その他の公衆網トランク(COT)200bに収容される。ここで、各種トランク200は、応答信号や終話回線の状態を監視するハードウェア回路である。また、専用線30は、専用線トランク(ODT)200cに収容される。専用線30は、例えば、消防司令センタと消防署内をつなぐ回線である。内線40は、内線トランク(LIN)200dに収容される。各内線40には、電話機(端末)300が接続され、その電話機300により、オペレータは外部からの回線の発信を受けて通話し、内線により他の電話機に発信して、他のオペレータや消防署内の他の要員と通話することも可能である。ここで、電話機300(論理的には、それに着信するための内線番号)は、グループ分けされており、発着信は、グループごとに制御可能であるものとする。図1では、グループ1に電話機(TELa,TELb)300が属しており、その内線トランク200dを、LINa,LINbと表記している。
保守コンソール140は、管理者がこの構内交換機システムを監視し、各種設定を行う装置である。保守コンソール140からは、構内交換機10に予め設定が必要な情報、例えば内線トランク200dや公衆網トランク200b、専用線トランク200cの収容場所などのような情報を設定することができる。これらの情報はデータテーブルに登録される。なお、構内交換機10に予め情報を設定するテーブルの構成については後述する。
以下、図2ないし図10を用いてデータテーブルのデータ構造とその役割について説明する。図2は、回線種別テーブルの一例を示す図である。図3は、抑止時間テーブルの一例を示す図である。図4は、グループ番号テーブルの一例を示す図である。図5は、抑止制御対象通話時間テーブルの一例を示す図である。図6は、タイマ制御テーブルの一例を示す図である。図7は、抑止状態テーブル一例を示す図である。図8は、呼処理用テーブル一例を示す図である。図9は、着信先テーブル一例を示す図である。図10は、着信先テーブルインデックステーブル一例を示す図である。
ここで、回線種別テーブル(図2)、抑止時間テーブル(図3)、グループ番号テーブル(図4)、抑止制御対象通話時間(図5)テーブル、着信先テーブル(図9)の内容は、保守コンソール140から管理者により予め設定される。また、タイマ制御テーブル(図6)、抑止状態テーブル(図7)、呼処理用テーブル(図8)、着信先テーブルインデックステーブル(図10)の内容は、呼処理(着信や応答、タイマ満了など)で、CPU100で実行される制御プログラムにより、設定または設定解除される。
回線種別テーブル1010は、図2に示すように、収容する回線ごとに、収容する回線の種別を記憶しておくテーブルであり、収容回線から回線の種別を判断するために使用される。図2では、例えば、収容回線1の回線種別が「119番回線」であることを示している。
抑止時間テーブル1020は、図3に示すように、回線の種別ごとに着信を制御(抑止)する時間を記憶しておくテーブルであり、かかってきた通話を切断したときに参照し、その回線の種別に応じた着信抑止の時間タイマを設定するために用いられる。例えば、119番回線からかかってきた通話のアフタワーク時間は、作業が必要となるため60秒と大きく取られ、内線からかかってきた通話のアフタワーク時間は、それほど作業が必要ないとみなされるので、10秒しか取られない。
グループ番号テーブル1030は、図4に示すように、内線ごとにその内線の属するグループを記憶しておくテーブルであり、通話を切断したときに同じグループの通話だったのか否かを判断するときに使用される。これにより、同じグループ間の通話では、アフタワーク時間をとらないなどの制御をおこなうことができる。
抑止制御対象通話時間テーブル1040は、図5に示すように、通話時間が一定時間未満の場合、着信抑止の対象外とする判定のためのテーブルである。例えば、間違い電話のようなときには、通話時間は、極端に短くなり(図10の例では、10秒以内)、アフタワークも発生しないと考えられるため、そのような場合には、通話抑止の対象から除外する趣旨である。
タイマ制御テーブル1050は、図6に示すように、タイマを制御するためのテーブルである。着信抑止の場合、制御プログラムが、通話を切断したときにタイマの欄に、抑止する時間を設定し、タイマ制御で、その値を減算していく。タイマ制御テーブル1050のエントリで内線番号は、対象となる内線番号であり、タイマ種別は、この場合は、「着信抑止」になり、タイマは、着信抑止の残り時間となる。
抑止状態テーブル1060は、図7に示すように、内線ごとの抑止状態を設定するテーブルであり、「抑止中」の場合には、制御プログラムは、着信先内線トランクに着信通知しないように制御する。例えば、内線番号(1)の電話機300は、「抑止中」であるので、次に着信する順番であっても(後述する着信先テーブルインデックステーブル1090の示すインデックスが、着信先であることを示していても)、着信は抑止される。
呼処理用テーブル1070は、図8に示すように、呼処理をするときに使用されるテーブルであり、制御プログラムが、着信した内線番号、通話相手や通話開始時間などを設定する。なお、通話相手は収容回線の情報を含んでもよい。
着信先テーブル1080は、図9に示すように、回線トランクから呼出信号を受信したときに参照され、着信先を抽出するためのテーブルである。
着信先テーブルインデックステーブル1090は、図10に示すように、次回呼出先となる着信先テーブルへのインデックスの記憶先を示すテーブルである。通常、制御プログラムは、ラウンドロビン方式により、着信先テーブルのエントリをインデックスとしてポイントして行く。
次に、図11ないし図15を用いて構内交換機システムにおける通話の着信制御処理について説明する。図11は、構内交換機システムにおける発呼から通話切断にいたるまでの制御処理の流れを示すシーケンス図である。図12は、着信制御処理を示すフローチャートである。図13は、通話応答の制御処理を示すフローチャートである。図14は、発信者が通話切断したときの通話抑止設定をする処理を示すフローチャートである。図15は、タイマ制御処理を示すフローチャートである。
この例では、先ず、公衆網20から119番通報の発呼があり、電話(TELa)300aに、着信し、電話(TELa)300aに応答したオペレータのために、応答後に一定のアフタワーク時間を確保するために電話(TELa)300aの着信を抑止する場合について説明する。
先ず、通報者から公衆網20から119番通報されたとき、119番回線トランク200aは、呼出信号を検出する(A02)。次に、119番回線トランク200aは、CPU100に、呼出通知をおこなう(A04)。
次に、CPU100は、着信制御処理をおこなう(SQ01)(詳細は図12により後述)。
それに従い、CPU100は、内線トランク(LINa)200dに着信通知200dをおこない、内線トランク(LINa)200dは、電話機(TELa)300aに着信信号を送信する。その結果、電話機(TELa)300aが、着信して、鳴動する(SQ02)。ここまでの処理が着信処理であり、その間、CPU100は、発信者の端末に、119番回線トランク(119)200aから呼出音が送られるよう制御する(SQ03)。
次に、オペレータが受話器を取り上げると(オフフック)(SQ04)、電話機(TELa)300aから、内線トランク(LINa)200dに応答信号が送られ(A10)、内線トランク(LINa)200dは、CPU100に応答通知をおこなう(A12)。
次に、CPU100は、通話応答の制御処理をおこなう(SQ05)(詳細は図13により後述)。
そして、CPU100の通話応答の制御処理により、通話が接続され、電話機(TELa)300aと、発信者の間で通話が開始される(SQ06)。オフフック処理SQ03から通話までの処理が応答処理である。
ここで、発信者が受話器を置いて回線を切断すると、公衆網20で切断検出され、119番回線トランク200aに通知され(A20)、119番回線トランク200aからCPU1000に切断信号が送られる(A22)。回線切断後には、CPU100は、電話機(TELa)300aに、内線トランク(LINa)200dから話中音が送られるよう制御する(SQ07)。
そして、オペレータが受話器を置くと(オンフック)(SQ08)、電話機(TELa)300aから、内線トランク(LINa)200dに切断信号が送られ(A30)、内線トランク(LINa)200dは、CPU100に切断通知をおこなう(A32)オンフックSQ08から、切断通知までがオペレータ切断処理である。
次に、CPU100は、発信者が通話切断したときの通話抑止設定をする処理をおこなう(SQ09)(詳細は図14により後述)。
この例では、電話機(TELa)300aでは、収容回線1の回線種別=119番回線からの着信があったために、抑止時間は、60秒とられることになる(SQ10、図2、図3参照)。そして、この抑止時間は、オペレータのアフタワークのためにとられるものであり、抑止時間の間は、電話機(TELa)300aに着信することはない。
図11の例では、再び、別の発信者から119番回線の発信があったために、同様の手順で別の電話機(TELb)300bに着信した例が示されている(A40,A42,A44,A46,SQ11,SQ12)。
次に、図12を用いて、図11のシーケンスにおけるSQ01の着信制御処理の詳細について説明する。
先ず、CPU100は、制御プログラムに従い、図10に示した着信先インデックステーブル1090より着信先インデックスを抽出する(S101)。
次に、その着信先インデックスを参照し、図9に示した着信先テーブル1090より着信先内線を抽出する(S102)。
次に、図7に示した抑止状態テーブル1060より、その内線番号の抑止状態を抽出する(S103)。そして、その抑止状態が抑止中以外のとき(Y)、着信先の内線トランク200dに着信を通知する(S106)、その抑止状態が抑止中のとき(N)、図10に示した着信先インデックステーブル1090より着信先インデックスを更新し(S105)、S101に戻る。
次に、図13を用いて、図11のシーケンスにおけるSQ05の通話応答の制御処理の詳細について説明する。
先ず、CPU100は、制御プログラムに従い、図8に示した呼処理用テーブル1070の空きエリアを捕捉し(S201)、呼処理用テーブル1070に内線番号、通話相手(=収容回線)、通話開始時間の情報を設定する(S202〜S204)。
そして、CPU100は、通話路スイッチ120に指示を与え、通話路スイッチ120は、その指示に従い、発信者と着信した電話機(TELa)300aの接続をおこなう(S205)。
次に、図14を用いて、図11のシーケンスにおけるSQ09の発信者が通話切断したときの通話抑止設定をする処理の詳細について説明する。
先ず、CPU100は、制御プログラムに従い、通話時間を算出する(S301)。通話時間は、現在時刻(システムタイマから得られる)−通話開始時間(図8の呼処理用テーブル1070)により算出される。
次に、図5に示した抑止制御対象通話時間テーブル1040より、抑止制御対象通話時間を抽出する(S302)。
そして、通話時間がその抑止制御対象通話時間未満のとき(S303)(Y)、S12に行く。これは、着信が間違い電話などであったため、アフタワークを考慮しなくてもよいとみなされるため、その着信に係る内線番号を抑止しないという趣旨である。
一方、通話時間がその抑止制御対象通話時間以上のとき(S303)(N)、図8の呼処理用テーブル1070より、通話相手(=収容回線)を抽出する(S304)。
そして、図2に示した回線種別テーブル1010より、収容回線から回線種別を抽出する(S305)。図11に示した例では、収容回線1で、回線種別=119番回線が抽出されることになる。
次に、回線種別が内線以外であるか否かを判定する(S306)。判定の結果、内線以外のときは(Y)、S309に行く。判定の結果、内線のときは(N)、図4に示したグループ番号テーブル1030を参照し、発信した内線番号からグループ番号を抽出する。発信した方の内線番号は、収納回線の情報から知ることができる。
また、着信先の内線番号を、図8に示した呼処理テーブル1070より参照して抽出し、その内線番号からグループ番号を抽出する(S307)。着信した方の内線番号は、図8に示される呼処理用テーブル1070のエントリより知ることができる。
そして、着信がグループ内通話であるか否か、すなわち、発信先の内線番号に係るグループ番号と、着信先の内線番号に係るグループ番号とが一致するか否かを判定する(S308)。判定の結果、グループ内通話であるときには(Y)、S312に行く。これは、同じグループの間の電話の通話は、内部の連絡などであり、アフタワークのための抑止時間を設定しなくてもよいという趣旨である。
一方、グループ内通話でないとき(Y)、また、S306で回線種別が内線以外と判定されたときには(Y)、図3に示した抑止時間テーブル1020を参照し、回線種別から対応する抑止時間を抽出し(S309)、図6に示したタイマ制御テーブル1050に、内線番号の欄にその着信に係る内線番号、タイマ種別に「着信抑止」、タイマの欄に求めた抑止時間を、それぞれ設定する。図11のシーケンス図に示す例では、収容回線1の回線種別=119番回線からの着信であったために、抑止時間は、60秒とられることになる。また、図7に示した抑止状態テーブル1060の抑止状態のエントリに「抑止中」を設定する(S311)。
そして、図8に示した呼処理用テーブル1060のその着信に係る該当エントリをクリアして、未使用にする(S312)。
最後に、CPU100は、通話路120スイッチに指示を与え、通話路を切断する(S313)。
次に、図15を用いてタイマ制御処理について説明する。
タイマ制御処理は、リアルタイムにタイマ制御テーブル1050のタイマの値を減算していき、その後の抑止状態の設定を処理であり、制御プログラムがタイマ制御プロセスを立ち上げそれにより実行する。
先ず、タイマ制御プロセスは、図6に示したタイマ制御テーブル1050のタイマの更新をする、すなわち、一定の値(例えば、1秒)をタイマ制御テーブル1050のタイマから減算する(S401)。
次に、タイマ未終了であるか、すなわち、タイマ>0であるか否かを判定する(S402)。判定の結果、タイマ未終了のときには(Y)、処理を終了する。一方、判定の結果、タイマが終了したときには(N)、タイマ制御テーブル1050のタイマ種別が「着信抑止」以外であるか否かを判定し、タイマ種別が「着信抑止」以外であるときには(Y)、処理を終了する。
タイマ種別が「着信抑止」のときには(N)、図7に示した抑止状態テーブル1020の抑止状態を解除する、すなわち、抑止状態のエントリに「抑止中以外」の値を設定する(S404)。
そして、図6に示したタイマ制御テーブル1050のその着信に係るエントリ(内線番号、タイマ種別、タイマ)の値をクリアする。
なお、本実施形態では、図9に示した着信先テーブルと、図10に示した着信先テーブルインデックステーブルにより、着信があったときは呼出先の内線番号を一つずつ選択する手法を説明したが、ある回線のトランクから呼出があったときに、関連する内線番号の全ての電話機に同時に着信するように制御してもよい。
10…構内交換機、20…公衆網、30…専用線、40…内線、100…CPU、110…メモリ(MEM)、120…通話路スイッチ、130…制御バス、140…保守コンソール、200a…119番回線トランク(119)、200b…公衆網トランク(COT)、200c…専用線トランク(ODT)、200d…内線トランク(LIN)、300…電話機。

Claims (6)

  1. 回線を収容するトランクと、前記トランク間の通話路の接続をおこなう通話路スイッチと、前記トランクと前記スイッチの制御をおこなうCPUと、前記CPUが実行する制御プログラムとデータを記憶するメモリとを有する構内交換機システムの着信制御方法であって、
    前記メモリに、収納回線ごとに回線種別を記憶する回線種別テーブルと、前記トランクに収容される収容回線の種別ごとに抑止時間を記憶する抑止時間テーブルと、前記内線番号ごとに抑止状態を記憶する抑止状態テーブルと、抑止時間をカウントするタイマ制御テーブルとを保持し、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記回線種別テーブルを参照し、前記着信があったトランクの収納回線の回線種別を求めるステップと、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記抑止時間テーブルを参照し、前記回線種別から、抑止時間を求めるステップと、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、内線に着信があった通話が切断されたときに、前記抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定するステップと、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記抑止状態テーブルに、その内線の内線番号が抑止中であることを設定したときに、前記タイマ制御テーブルに、着信があったトランクが収容する回線の回線種別から求められた抑止時間を設定するステップと、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記タイマ制御テーブルに設定した抑止時間を一定時間ごとに減算し、0以下になったときに、前記抑止状態テーブルの内線番号の抑止状態の抑止中を解除するステップと、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、着信があったときに、前記抑止状態テーブルを参照し、着信に係る内線番号の抑止状態が抑止中であるときには、前記内線番号への着信をしないように指示するステップと、を有することを特徴とする構内交換機システムの着信制御方法。
  2. さらに、前記メモリは、抑止対象通話時間を記憶する抑止対象通話時間テーブルを保持し、
    前記着信があったときの通話時間が、前記抑止対象通話時間未満であるときには、前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、内線に着信があった通話が切断されたときに、前記抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定しないことを特徴とする請求項1記載の構内交換機システムの着信制御方法。
  3. さらに、前記メモリは、着信があった内線番号を記憶する呼処理用テーブルと、内線番号ごとのグループ番号を記憶するグループ番号保持テーブルとを保持し、
    前記内線から発信があったときに、前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、発信があった内線の内線番号を前記回線種別テーブルから求め、前記グループ番号保持テーブルを参照し、発信があった内線の内線番号のグループ番号を求めるステップと、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記呼処理用テーブルを参照し、前記着信があった内線の内線番号を求め、前記グループ番号保持テーブルを参照し、着信があった内線の内線番号のグループ番号を求めるステップと、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記発信があった内線の内線番号のグループ番号と着信があった内線の内線番号のグループ番号とが一致するか否かを判定するステップとを有し、
    前記発信があった内線の内線番号のグループ番号と着信があった内線の内線番号のグループ番号とが一致するときには、前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、内線に着信があった通話が切断されたときに、前記抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定しないことを特徴とする請求項1記載の構内交換機システムの着信制御方法。
  4. 回線を収容するトランクと、前記トランク間の通話路の接続をおこなう通話路スイッチと、前記トランクと前記スイッチの制御をおこなうCPUと、前記CPUが実行する制御プログラムとデータを記憶するメモリとを有する構内交換機システムであって、
    前記メモリに、収納回線ごとに回線種別を記憶する回線種別テーブルと、前記トランクに収容される収容回線の種別ごとに抑止時間を記憶する抑止時間テーブルと、前記内線番号ごとに抑止状態を記憶する抑止状態テーブルと、抑止時間をカウントするタイマ制御テーブルとを保持し、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記回線種別テーブルを参照し、前記着信があったトランクの収納回線の回線種別を求め、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記抑止時間テーブルを参照し、前記回線種別から、抑止時間を求め、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、内線に着信があった通話が切断されたときに、前記抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定し、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記抑止状態テーブルに、その内線の内線番号が抑止中であることを設定したときに、前記タイマ制御テーブルに、着信があったトランクが収容する回線の回線種別から求められた抑止時間を設定し、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記タイマ制御テーブルに設定した抑止時間を一定時間ごとに減算し、0以下になったときに、前記抑止状態テーブルの内線番号の抑止状態の抑止中を解除し、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、着信があったときに、前記抑止状態テーブルを参照し、着信に係る内線番号の抑止状態が抑止中であるときには、前記内線番号への着信をしないように指示することを特徴とする構内交換機システム。
  5. さらに、前記メモリは、抑止対象通話時間を記憶する抑止対象通話時間テーブルを保持し、
    前記着信があったときの通話時間が、前記抑止対象通話時間未満であるときには、前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、内線に着信があった通話が切断されたときに、前記抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定しないことを特徴とする請求項4記載の構内交換機システム。
  6. さらに、前記メモリは、着信があった内線番号を記憶する呼処理用テーブルと、内線番号ごとのグループ番号を記憶するグループ番号保持テーブルとを保持し、
    前記内線から発信があったときに、前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、発信があった内線の内線番号を前記回線種別テーブルから求め、前記グループ番号保持テーブルを参照し、発信があった内線の内線番号のグループ番号を求め、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記呼処理用テーブルを参照し、前記着信があった内線の内線番号を求め、前記グループ番号保持テーブルを参照し、着信があった内線の内線番号のグループ番号を求め、
    前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、前記発信があった内線の内線番号のグループ番号と着信があった内線の内線番号のグループ番号とが一致するか否かを判定し、
    前記発信があった内線の内線番号のグループ番号と着信があった内線の内線番号のグループ番号とが一致するときには、前記CPUは、前記制御プログラムを実行することにより、内線に着信があった通話が切断されたときに、前記抑止状態テーブルに、その内線の内線番号の抑止状態が抑止中であることを設定しないことを特徴とする請求項4記載の構内交換機システム。
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