JP5878589B2 - 共振器及びフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、共振器及びフィルタに関する。
放送局において、放送用信号は、送信機からフィルタを介してアンテナに送信され、電波となって放射される。このようなフィルタには、バンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)が使用されることが多く、放送用信号に含まれる予め定められた周波数帯域の信号を通過させ、それ以外の周波数成分の通過を抑制する。このようなフィルタは、空洞(キャビティ)を用いた共振器で構成することができる。
そして、フィルタが通過させる周波数帯域などの特性は、環境温度や発熱などによる温度の変化によってずれない(温度ドリフトが少ない)高い温度安定性が要求される。
非特許文献1には、狭い有用な周波数範囲を有し、参照温度の近傍の少なくとも30℃の範囲における温度変化と周波数変化に対して線形則を示す、チューナブル共振キャビティに対し、絶対温度補償をするための簡易な方法が記載されている。
エス.エー.アデニラン(S. A. Adeniran), 「チューナブル共振キャビティの絶対温度補償のための新技術」("A New Technique for Absolute Temperature Compensation of Tunable Resonant Cavities"),アイイーイー プロシーディングズ(IEE Proceedings), (米国), 12月(December), 1985年, 132巻, パート エイチ(Pt. H), No. 7, p. 471.
ところで、共振器には、単一の筐体で複数の周波数帯域での使用に対応でき、これらの周波数帯域において、温度安定性が高いことが要求されるようになっている。
本発明の目的は、単一筐体で複数の周波数帯域に適用できる温度安定性が高い共振器及びその共振器を用いたフィルタを提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される共振器は、開口部を有し、取り囲むことで空洞を構成する外導体と、開口部を通して空洞に一部が入り込むとともに、開口部に対して移動しうる内導体と、一端部側において内導体に固定されている支持棒と、外導体に固定されているとともに、支持棒を支持棒の他端部側において保持する保持部と、を備え、支持棒は、外導体及び保持部を構成する材料に比べて熱膨張率が小さい材料で構成され、内導体が外導体における開口部から入り込む距離、支持棒の一端部側が内導体に固定される位置から支持棒の他端部側が保持部に固定される位置までの距離とが、使用する周波数帯域に対応して、個別に設定されることを特徴とする。
そして、支持棒を内導体に固定する固定部材をさらに備え、内導体は、先端部と、先端部に連続して設けられて固定部材を固定する位置を可変に設定できる固定部材設定部とを備え、内導体は、先端部の側が空洞に入り込むとともに、支持棒の一端部側は、固定部材を介して、内導体に固定されていることを特徴とすることができる。
さらに、内導体における固定部材設定部は、中空であって、固定部材は、内導体における固定部材設定部の内側に固定されることを特徴とすることができる。
これにより、共振器を小型に構成することができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用されるフィルタは、信号が入力される信号入力部と、信号が出力される信号出力部と、信号入力部と信号出力部とに接続され、開口部を有し、取り囲むことで空洞を構成する外導体と、開口部を通して空洞に一部が入り込むとともに、開口部に対して移動しうる内導体と、一端部側において内導体に固定されている支持棒と、外導体に固定されているとともに、支持棒を支持棒の他端部側において保持する保持部と、を備える共振器と、を備え、共振器において、支持棒は、外導体及び保持部を構成する材料に比べて熱膨張率が小さい材料で構成され、内導体が外導体における開口部から入り込む距離、支持棒の一端部側が内導体に固定される位置から支持棒の他端部側が保持部に固定される位置までの距離とが、使用する周波数帯域に対応して、個別に設定されることを特徴とする。
本発明によれば、単一筐体で複数の周波数帯域に適用できる温度安定性が高い共振器及びその共振器を用いたフィルタを提供できる。
放送用信号の送信におけるフィルタを説明する図である。 本実施の形態におけるフィルタの一例を示す斜視図である。 フィルタに用いる共振器の構成の一例を説明する平面図及び断面図である。(a)は、共振器の平面図、(b)は、(a)のIIIB−IIIB線での断面図である。 共振器における温度補償を説明する図である。(a)は、内導体が外導体に固定されている場合を示す図、(b)は、内導体が外導体に対して移動できる構成として温度補償している場合を示す図、(c)は、周波数fの温度ドリフトを説明する図である。 通過周波数帯域が異なる場合の共振器を示す図である。(a)は、周波数帯域が低い(低周波数帯域の)場合、(b)は、周波数帯域が高い(高周波数帯域の)場合を示す。 共振器における周波数帯域(中心周波数f)に対する温度ドリフト量Δfを説明する図である。(a)は、周波数帯域(中心周波数f)が低い(低周波数帯域の)場合の共振器の断面図、(b)は、周波数帯域(中心周波数f)が高い(高周波数帯域の)場合の共振器の断面図、(c)は、中心周波数fと温度ドリフト量Δfとの関係を示す図である。 図2に示したフィルタにおいて、中心周波数fを474MHzに設定した場合(低周波数帯域)のSパラメータS11、S21の温度変化を示す図である。 図2に示したフィルタにおいて、中心周波数fを803MHzに設定した場合(高周波数帯域)のSパラメータS11、S21の温度変化を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
ここでは、放送局における放送用信号を例として、フィルタ及び共振器を説明するが、放送用信号に限らず、他の高周波信号において、予め定められた周波数帯域の信号を通過させるために用いられるフィルタ及び共振器であってもよい。
<フィルタ100>
図1は、放送用信号の送信におけるフィルタ100を説明する図である。
放送用信号は、送信機200から、フィルタ100を介して、アンテナ300に送信され、アンテナ300から電波として放射される。
フィルタ100は、送信機200から入力された放送用信号のうち、予め定められた周波数帯域の信号を通過させ、それ以外の周波数成分の通過を抑制するバンドパスフィルタ(BPF)である。
なお、通過させる周波数帯域を通過周波数帯域と表記する。
ここでは、フィルタ100は、空洞(キャビティ)11を備える共振器10(後述する図2参照)によって構成されている。
上記したように、本実施の形態におけるフィルタ及び共振器は、放送用信号に限定されないので信号と表記する。
図2は、本実施の形態におけるフィルタ100の一例を示す斜視図である。
フィルタ100は、一例として、6個の共振器10(それぞれを区別する場合は、共振器10−1〜10−6と表記する。)を連結して構成されている。そして、フィルタ100は、信号が入力する信号入力部の一例としての入力端子20と、信号を出力する信号出力部の一例としての出力端子30とを備えている。
入力端子20に入力した信号は、共振器10−1〜10−6間を伝搬して、出力端子30から出力される。
なお、共振器10−1に入力端子20が接続され、共振器10−6に出力端子30が接続されている。共振器10−1〜10−6のそれぞれの間には、結合機構が設けられ、信号が伝搬するように構成されている。結合機構は、共振器10−1と共振器10−2との間、共振器10−2と共振器10−3との間、共振器10−3と共振器10−4との間、共振器10−4と共振器10−5との間、共振器10−5と共振器10−6との間に設けられている。そして、共振器10−1と共振器10−6との間、共振器10−2と共振器10−5との間に結合機構が設けられていてもよい。
すなわち、複数の共振器10が結合機構により相互に連結されることにより、予め定められた通過周波数帯域が得られればよく、複数の共振器10のいずれの共振器10間に結合機構を設けてもよい。
図2では、フィルタ100は、共振器10を6段(6個)連結して構成されている。連結する共振器10の段数は、通過周波数帯域の急峻性に影響を与える。共振器10の段数が多いほど、通過周波数帯域の急峻性が高くなる。しかし、段数が多くなると、ロスが増大する。よって、共振器10の段数は、要求される通過周波数帯域の急峻性から設定される。フィルタ100は、1段(1個)の共振器10で構成されてもよい。
なお、通過周波数帯域の急峻性とは、通過させる周波数と通過させない周波数との境界の周波数帯の幅が狭いことをいう。
そして、結合機構としては、公知の技術を適用すればよく、ここでは説明を省略する。
<共振器10>
図3は、フィルタ100に用いる共振器10の構成の一例を説明する平面図及び断面図である。図3(a)は、共振器10の平面図、図3(b)は、図3(a)のIIIB−IIIB線での断面図である。ここでは、図3における上側を上側(上)と、下側を下側(下)として説明する。なお、フィルタ100は、上下を逆に配置しても、傾けて配置して使用してもよい。そして、図3(a)、(b)では、入力端子20、出力端子30又は結合機構の表記を省略している。
図3(a)、(b)に示すように、共振器10は、外導体12で囲まれた空洞11を備えている。そして、共振器10は、外導体12に加えて、内導体13、固定部材の一例としての固定板14、支持棒15、保持部の一例としてのカップ16及びフィンガ17を備えている。外導体12、内導体13、固定板14、支持棒15、カップ16及びフィンガ17が共振器10の筐体を構成する。
外導体12は、下面部12a、側面部12b、上面部12cを備えている。外導体12の下面部12a及び上面部12cの外形は、正方形である。すなわち、外導体12が囲む空洞11は、直方体である。空洞11は一辺長が長さLr、高さHrである。なお、外導体12は、底面が長方形の直方体であってもよく、立方体であってもよい。さらに、外導体12は、円筒、楕円筒であってもよい。
なお、上面部12cには、内導体13を通過させる円形の開口部12dが設けられている。
そして、外導体12は、開口部12dを囲むように、上面部12cから空洞11側に向かって構成されたリング状のフィンガ取付部12eを備えている。
入力端子20、出力端子30又は結合機構を設ける場合には、例えば、外導体12の側面部12bに開口を設けて、入力端子20、出力端子30又は結合機構を設ければよい。
内導体13は、先端部13aと、固定部材設定部の一例としての固定板設定部13bとを備えている。先端部13aは、下側の縁がアール(R)状に加工された円柱状である。すなわち、先端部13aは、中実である。内導体13の固定板設定部13bは、先端部13aの外径と同じ外径の円筒状であって、一端部が先端部13aの上側に連続するように固定されている。すなわち、固定板設定部13bは、中空である。そして、内側に雌ねじが設けられている。内導体13は、外径Diである。なお、内導体13の断面形状は、図3においては円であるが、長方形、正方形など他の形状であってもよい。
また、図3(b)では、内導体13における先端部13aの下側の縁は、アール(R)加工がされているが、C面取りがされていてもよい。逆に、これらの特別な加工がされていなくてもよい。
そして、内導体13は、先端部13aの側から、外導体12における上面部12cの開口部12dから、空洞11内に入り込んでいる。すなわち、内導体13は、外導体12に囲まれた空洞11内に押し込まれている。しかし、内導体13は、外導体12の開口部12dに固定されていない。後述するように、内導体13は、環境や発熱による共振器10の温度変化により生じる周波数の変化(温度ドリフト)を抑制、すなわち温度補償する機能と、使用する周波数帯域を設定する調整ねじの機能とを兼ね備えている。
固定板14は、円盤状であって、外側に雄ねじが設けられている。固定板14は、内導体13の固定板設定部13bの雌ねじと組み合うことにより、固定板設定部13bにおいて移動できる。そして、固定板設定部13bにおいて、使用する周波数帯域によって定められた位置に設定される。そして、固定板14は、例えば2枚の板で構成され、これらの組み合わせによって、固定板設定部13bの定められた位置に固定される。
なお、固定板14は、1枚の板であってもよく、固定板設定部13bの予め定められた位置に設定され、固定されればよい。
支持棒15は、棒状であって、下側(一端部側)において固定板14に固定され、上側(他端部側)において後述するカップ16の蓋部16aに支持棒固定部16cにより固定されている。すなわち、支持棒15は、固定板14が固定された内導体13を、カップ16に固定する。
カップ16は、一方に開口を有し、液体を容れる容器であるカップを裏返した構造を有する。そして、カップ16は、円盤状の蓋部16a、蓋部16aの縁辺に沿って設けられた円筒状の側面部16b、支持棒15を蓋部16aに固定する支持棒固定部16cを備えている。カップ16の側面部16bは、外導体12の上面部12cの外側に固定されている。カップ16は、カップ16の蓋部16aの下側から外導体12の上面部12cの上側までが高さHcである。
そして、カップ16の蓋部16aには、支持棒15を通過させる開口が設けられ、支持棒15は、この開口を通して、カップ16の蓋部16aの上側に突き出している。支持棒15は、蓋部16aの上側において支持棒固定部16cにより蓋部16aに固定(保持)されている。
図3(a)、(b)には表記していないが、支持棒15の外側には雄ねじが設けられ、カップ16の蓋部16aの開口の内側には雌ねじが設けられている。支持棒15を回転させることにより、支持棒15のカップ16の蓋部16aに対する位置が変更される。
支持棒固定部16cは、例えばナットであって、支持棒15の雄ねじとの組み合わせで、カップ16の蓋部16aに支持棒15を固定する。
フィンガ17は、バネ性を有する導電材料で構成され、上側が外導体12のフィンガ取付部12eに固定され、一部がバネの力で内導体13の表面に接している。これにより、内導体13と外導体12との電気的接触が確保されている。
内導体13と外導体12とは直接的には固定されていないため、温度が変化した場合に、内導体13は、外導体12に拘束されず外導体12に対して上下方向に移動(変位)する。
なお、フィンガ17が接する内導体13の表面は、先端部13a又は固定板設定部13bのいずれであってもよい。
本実施の形態では外導体12と内導体13との接続にフィンガを用いているが、接続する方法はフィンガに限らず、機械的に動きつつ、電気的な接続が維持できる構造であれば、他の方法を用いてもよい。
ここで、外導体12の上面部12c(空洞11の内側)から内導体13の先端部13aの下側までを距離h1とする。内導体13の固定板設定部13bの上側(上端部)から固定板14の上側までを距離h2とする。内導体13の先端部13aの下側から外導体12の下面部12a(空洞11の内側)までを距離h3とする。カップ16の蓋部16aの下側から固定板14の上側までを距離h4とする。
本実施の形態における共振器10では、外導体12が囲む空洞11の一辺長の長さLr、高さHr、内導体13の外径Di、カップ16の高さHcは、使用する周波数帯域が異なっても、同じ(固定)である。
一方、距離h1、h2、h3、h4は使用する周波数帯域に基づいて変更される。距離h3は、通過周波数帯域を設定するパラメータである。距離h4は、温度補償の機能に関係する支持棒15の実効的長さである。
距離h3は、空洞11の高さHrから距離h1を引いたものであり、距離h4は、カップ16の蓋部16aの下側から外導体12の下面部12aまでの距離から、距離h3と内導体13の長さ(上側から下側までの距離)を引き、距離h2を足したものである。よって、距離h1及び距離h2を設定することで、距離h3及び距離h4が設定される。
すなわち、本実施の形態における共振器10においては、距離h1及び距離h2をそれぞれ個別(独立)に設定することで、使用する周波数帯域が変更できるとともに、使用する周波数帯域において周波数の温度ドリフトが抑制される。なお、距離h2は、周波数の温度ドリフトに対する補正量を決定する距離である。
共振器10の空洞11は、例えば、一辺長の長さLrが190mmで、高さHrが170mmである。内導体13は、外径Diが62mmである。
また、本実施の形態では、内導体13における固定板設定部13bの内側に固定板14を固定しているので、共振器10を小型に構成することができる。
次に、共振器10を構成する材料の一例について説明する。
外導体12、内導体13の先端部13a、固定板設定部13b、固定板14、カップ16の蓋部16a、側面部16bは、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、銅(Cu)などで構成されている。
支持棒15は、外導体12、内導体13の固定板設定部13b、カップ16の側面部16bを構成する材料より、熱膨張率が小さい材料で構成されている。例えば、支持棒15は、外導体12、内導体13の固定板設定部13b、カップ16の側面部16bを構成するアルミニウム、鉄、銅などよりさらに熱膨張率が小さいインバー(登録商標)(不変鋼)、炭素鋼などで構成されるのが好ましい。
フィンガ17は、バネ性を有するベリリウム銅などで構成されている。
内導体13の先端部13a、固定板14、カップ16の蓋部16aは、鉄で構成されているとしたが、アルミニウムで構成されてもよい。
しかし、共振器10を通過する電力が放送用信号のように大きい場合に、熱容量を大きくするととともに、発熱による変形を抑制するため、内導体13の先端部13aは中実とし、鉄を用いるのが好ましい。
また、内導体13の先端部13aと外導体12の下面部12aとの間で、放電が発生するのを抑制するため、内導体13における先端部13aの縁がアール(R)状に加工されている。すなわち、電界強度が3.0kV/mm以下になるようしている。これにより、高電力の信号を扱うことができる。
固定板14、カップ16の蓋部16aは、変形を抑制するために鉄で構成するのが好ましい。
<温度補償>
次に、周波数の温度ドリフトを抑制する温度補償について説明する。
図4は、共振器10における温度補償を説明する図である。図4(a)は、内導体13が外導体12に固定されている場合を示す図、図4(b)は、内導体13が外導体12に対して移動できる構成として温度補償している場合を示す図、図4(c)は、周波数fの温度ドリフトをSパラメータS11により説明する図である。
図4(a)、(b)において表記する白抜き矢印及び黒塗り矢印は、共振器10が温度Tから温度(T−ΔT)となった場合、すなわち、温度が低下した場合における外導体12及び内導体13の変化(収縮の方向)を示している。
図4(a)における共振器10は、外導体12の上面部12cに内導体13が固定されている。よって、固定板14、支持棒15、カップ16を用いていない。
この場合、温度Tから温度(T−ΔT)となると、外導体12及び内導体13が熱膨張率にしたがって収縮し、図中の白抜き矢印の方向に移動する。すると、空洞11の大きさは小さく、距離h1は短くなってしまうため、図4(c)に示すように、中心周波数fは、中心周波数f′にシフトする。これが、周波数の温度ドリフトである。
図4(b)における共振器10は、内導体13が外導体12に固定されていない。内導体13は、支持棒15を介してカップ16に固定されている。カップ16は、外導体12に固定されている。なお、図4(b)では、支持棒15の下側(一端部側)は内導体13の先端部13aに固定されている。よって、固定板14を用いていない。そして、前述したように、支持棒15の熱膨張率は、外導体12、内導体13の固定板設定部13b、カップ16の側面部16bの熱膨張率に比べて小さいとする。
温度Tから温度(T−ΔT)となると、熱収縮によって、外導体12は、図4(a)と同様に収縮する(白抜き矢印の方向に移動する)。そして、カップ16の側面部16bも同様に収縮する(白抜き矢印の方向に移動する)。そして、カップ16の側面部16bの収縮に伴い、熱膨張率が小さい支持棒15により、内導体13の先端部13aが空洞11の内部に押し込められる(入り込む)方向に移動する(黒塗り矢印の方向に移動する)。つまり、距離h1は大きくなる。
すると、中心周波数fは中心周波数f′にシフトせず、中心周波数fを維持する。
なお、温度Tから温度(T+ΔT)と、温度が上昇する場合は、逆になる。すなわち、外導体12は膨張し、カップ16の側面部16bの膨張に伴い、熱膨張率が小さい支持棒15により、内導体13の先端部13aが空洞11の内部から押し出される(出ていく)方向に移動する。つまり、距離h1は小さくなる。これにより、中心周波数fはシフトせず、中心周波数fを維持する。
すなわち、支持棒15の熱膨張率を、外導体12、内導体13の固定板設定部13b、カップ16の側面部16bの熱膨張率より小さくすることにより、温度が低下した場合に、内導体13が空洞11に押し込まれる方向に移動し、温度が上昇した場合に、内導体13が空洞11から押し出される方向に移動することにより、周波数の温度ドリフトを抑制する。
なお、温度変化によって、内導体13が空洞11に対して移動する量は、例えば−10℃から45℃などの予め定められた温度範囲において、周波数の温度シフトが抑制されるように設定される。
<周波数可変>
次に、通過周波数帯域を可変(周波数可変)にする場合について説明する。
図5は、通過周波数帯域が異なる場合の共振器10を示す図である。図5(a)は、周波数帯域が低い(低周波数帯域の)場合、図5(b)は、周波数帯域が高い(高周波数帯域の)場合を示す。なお、低周波数帯域をLF、高周波数帯域をHFと表記する場合がある。
図5(a)に示す低周波数帯域の場合における、外導体12の上面部12cから内導体13の先端部13aまでの距離h1(LF)は、図5(b)に示す高周波数帯域の場合の距離h1(HF)に比べ、大きく設定される。すなわち、低周波数帯域の場合における、内導体13の先端部13aと外導体12の下面部12aとの距離h3(LF)は、高周波数帯域の場合の距離h3(HF)より小さい。
一方、図5(a)に示す低周波数帯域の場合における、内導体13の固定板設定部13bの上側と固定板14の上側までの距離h2(LF)は、図5(b)に示す高周波数帯域の場合の距離h2(HF)に比べ、小さく設定される。
以上説明したように、本実施の形態では、内導体13の先端部13aと外導体12の下面部12aとの距離h3(LF)を可変にすることにより、使用する周波数帯域を可変にできる。
また、カップ16の蓋部16aから固定板14までの距離h4(支持棒15の実効的長さ)を可変にし、使用する周波数帯域において周波数の温度ドリフトが抑制されるように、支持棒15が設定される。
なお、距離h3及び距離h4は、距離h1及び距離h2を設定することで設定される。
そして、距離h1及び距離h2は、シミュレーション(電磁界シミュレーション)により、使用する周波数帯域と、予め定められた温度範囲における温度変化による熱収縮又は熱膨張によって外導体12などが変形する量とから求められる。
共振器10の組み立て方法を説明する。
使用する周波数帯域が決まると、内導体13の固定板設定部13bにおいて、予めシミュレーションにより求められた距離h2に、内導体13を固定板14に固定する。次に、固定板14に支持棒15を固定したのち、内導体13を外導体12の開口部12dに設定する。そして、カップ16を外導体12に固定する。そして、支持棒15をカップ16の蓋部16aに対して上下させて、使用する周波数帯域に対する距離h1を設定する。
このようにすることで、使用する周波数帯域に対応させるとともに、周波数の温度ドリフトが抑制された共振器10となる。
なお、図2に示すフィルタ100において、共振器10−1〜10−6において、距離h3は、通過周波数帯域などのフィルタ100の特性によって、異なるように設定されてもよい。
なお、図4(b)に示した共振器10では、支持棒15は、下側において内導体13の先端部13aに固定されている。よって、支持棒15をカップ16(蓋部16a)に対して上下させることで、距離h1(距離h3)を変えることができる。しかし、距離h2を変えることができないため、距離h4を、距離h3と個別(独立)に設定できない。よって、使用する周波数帯域に対して距離h1(距離h3)を設定しても、その周波数帯域において温度ドリフトを抑制するように、距離h4を設定できない。
すなわち、ある周波数帯域において温度安定性が確保できても、他の周波数帯域では、温度安定性を確保できない。
図6は、共振器10における周波数帯域(中心周波数f)に対する温度ドリフト量Δfを説明する図である。図6(a)は、周波数帯域(中心周波数f)が低い(低周波数帯域の)場合の共振器10の断面図、図6(b)は、周波数帯域(中心周波数f)が高い(高周波数帯域の)場合の共振器10の断面図、図6(c)は、中心周波数fと温度ドリフト量Δfとの関係を示す図である。なお、図6(a)、(b)に示す共振器10は、図4(a)に示したのと同様に、内導体13が外導体12に固定されている。
図6(a)示す周波数帯域(中心周波数f)が低い場合は、図6(b)に示す周波数帯域(中心周波数f)が高い場合に比べ、距離h1が大きく設定される(距離h1(LF)>距離h1(HF))。すなわち、距離h3が小さく設定される(距離h3(LF)<距離h3(HF))。
なお、図6(c)に示すように、距離h1によって、共振器10の空洞11に立つモード(電磁界の様子)が変化する。すなわち、距離h1が大きい場合(中心周波数fが低い場合)には、同軸モードであって、距離h1が小さくなる(中心周波数fが高くなる)とともに、導波管モードに移行する。そして、同軸モードと導波管モードとの間では、同軸モードと導波管モードとの中間のハイブリッドモードとなる。
そして、図6(c)に示すように、中心周波数fが高くなるにしたがい、中心周波数fの変動量である温度ドリフト量Δfが増大する。このとき、温度ドリフト量Δfは中心周波数fに対して線形に増えるわけではない。しかし、図3、図5(a)、(b)に示したように、本実施の形態では、周波数の温度ドリフトに対する補正量を決定する距離h2を自由に設定できるため、図6(c)に示すように線形に温度ドリフト量Δfが増えない場合であっても、中心周波数fを広い範囲(広帯域)にわたって設定しても温度補償が可能である。
すなわち、図3で示した共振器10において、周波数毎に距離h1及び距離h2を設定することにより、温度ドリフト量Δfを抑制できる(図6(c)の破線)。
図7は、図2に示したフィルタ100において、中心周波数fを474MHzに設定した場合(低周波数帯域)のSパラメータS11、S21の温度変化を示す図である。すなわち、図2に示したように、フィルタ100は、図3に示した共振器10を6個連結させて構成されている。そして、入力端子20をポート1、出力端子30をポート2として、Sパラメータを測定した。ここでは、温度を23℃、−10℃、45℃、23℃と順に変化させている。
上記の温度範囲において、SパラメータS11、S21は、ほとんど差がなく、通過周波数帯域(470〜478MHz)の変動(温度ドリフト)もほとんど見られない。
図8は、図2に示したフィルタ100において、中心周波数fを803MHzに設定した場合(高周波数帯域)のSパラメータS11、S21の温度変化を示す図である。図7と同様に、温度を23℃、−10℃、45℃、23℃と順に変化させている。
上記の温度範囲において、SパラメータS11、S21は、やや変動を示しているが、通過周波数帯域(800〜806MHz)の変動(温度ドリフト)はほとんど見られない。
なお、この高周波数帯域では、ハイブリッドモードとなっている。
図7、8に示したように、図3に示した共振器10を用いたフィルタでは、中心周波数fが474MHz〜803MHzの広帯域において、−10℃から+45℃の温度範囲における周波数の温度ドリフト量Δfは、2kHz/℃以下である。すなわち、共振器10の空洞11に発生するモードに関わりなく、高い温度安定性が得られている。
そして、前述したように、この共振器10は、高電力の信号を扱えるとともに、小型化が達成されている。
以上説明したように、本実施の形態で説明した共振器10は、周波数帯域の設定と温度補償の設定とが独立して行える。よって、一つの筐体で複数の周波数帯域に対応できるとともに、それぞれの周波数帯域において、温度補償ができるので温度安定性が確保できる。
10、10−1〜10−6…共振器、11…空洞(キャビティ)、12…外導体、13…内導体、14…固定板、15…支持棒、16…カップ、17…フィンガ、20…入力端子、30…出力端子、100…フィルタ、200…送信機、300…アンテナ、f…周波数、f…中心周波数、h1、h2、h3、h4…距離

Claims (4)

  1. 開口部を有し、取り囲むことで空洞を構成する外導体と、
    前記開口部を通して前記空洞に一部が入り込むとともに、当該開口部に対して移動しうる内導体と、
    一端部側において前記内導体に固定されている支持棒と、
    前記外導体に固定されているとともに、前記支持棒を当該支持棒の他端部側において保持する保持部と、を備え、
    前記支持棒は、前記外導体及び前記保持部を構成する材料に比べて熱膨張率が小さい材料で構成され、
    前記内導体が前記外導体における前記開口部から入り込む距離、前記支持棒の前記一端部側が当該内導体に固定される位置から当該支持棒の前記他端部側が前記保持部に固定される位置までの距離とが、使用する周波数帯域に対応して、個別に設定されることを特徴とする共振器。
  2. 前記支持棒を前記内導体に固定する固定部材をさらに備え、
    前記内導体は、先端部と、当該先端部に連続して設けられて前記固定部材を固定する位置を可変に設定できる固定部材設定部とを備え、
    前記内導体は、前記先端部の側が前記空洞に入り込むとともに、
    前記支持棒の前記一端部側は、前記固定部材を介して、前記内導体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の共振器。
  3. 前記内導体における前記固定部材設定部は、中空であって、
    前記固定部材は、前記内導体における前記固定部材設定部の内側に固定されることを特徴とする請求項2に記載の共振器。
  4. 信号が入力される信号入力部と、
    信号が出力される信号出力部と、
    前記信号入力部と前記信号出力部とに接続され、開口部を有し、取り囲むことで空洞を構成する外導体と、当該開口部を通して当該空洞に一部が入り込むとともに、当該開口部に対して移動しうる内導体と、一端部側において当該内導体に固定されている支持棒と、当該外導体に固定されているとともに、当該支持棒を当該支持棒の他端部側において保持する保持部と、を備える共振器と、を備え、
    前記共振器において、前記支持棒は、前記外導体及び前記保持部を構成する材料に比べて熱膨張率が小さい材料で構成され、
    前記内導体が前記外導体における前記開口部から入り込む距離、前記支持棒の前記一端部側が当該内導体に固定される位置から当該支持棒の前記他端部側が前記保持部に固定される位置までの距離とが、使用する周波数帯域に対応して、個別に設定されることを特徴とするフィルタ。
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