JP5878111B2 - 端末装置、出力情報送受信システム、出力情報送受信制御方法、およびプログラム - Google Patents

端末装置、出力情報送受信システム、出力情報送受信制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、端末装置、出力情報送受信システム、出力情報送受信制御方法、およびプログラムに関する。
電子メールやチャット等において入力されたメッセージを、複数のユーザ端末(端末装置)がインターネット等のネットワークを介して送受信して表示するアプリケーションが提供されている。(チャットアプリケーションとして、例えば、特許文献1参照)。
このようなチャットアプリケーションは複数のチャット相手に対してメッセージを送信し、それを表示することによって成り立っている。メッセージの表現は基本的にはテキストであるが、メッセージの表現の幅を広げるため、テキストとは別の表現として絵文字、スタンプ(イラストなどの画像情報)などが提案され表現の幅を広げている。
特許第4782822号公報
絵文字、スタンプなどのように、テキストとは異なる別の情報を含むメッセージを表示できる端末装置は、テキストとは異なる別の情報も、テキストを表示する画面に表示している。しかしながら、上記の端末装置は、テキストとは異なる別の情報も、テキストと同様に固定的に表示するだけであり、十分に表現の幅を広げることができず、利便性を向上させることができなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、チャットアプリケーションにおける利便性を向上させることができる端末装置、出力情報送受信システム、出力情報送受信制御方法、およびプログラムを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、複数のユーザ間で情報を送受信する端末装置(100)であって、ユーザが送信する前記情報を、1または複数の出力部(128)が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とを対応付けて出力タイミング情報として生成する生成部(151)と、前記生成部(151)が生成した出力タイミング情報を外部装置に送信する送信部(152)と、外部装置から送信された出力タイミング情報を受信する受信部(153)と、前記受信部(153)が受信した出力タイミング情報に含まれる前記出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで前記出力部が出力するように制御する出力制御部(155)と、を備え、前記生成部(151)は、前記外部装置が前記出力タイミング情報を受信することにより、前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す前記時間情報に従って、前記ユーザの入力指示に応じて決定された前記出力情報に対応する出力内容を、前記時間情報に応じたタイミングで前記外部装置の出力部に出力するように前記外部装置の出力制御部に切り換えさせる前記出力タイミング情報を生成することを特徴とする端末装置(100)である。
また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記出力情報は、各種出力を出力する前記出力部の種別を示す出力種別情報を含み、前記出力制御部は、前記出力種別情報が示す出力部から前記出力情報に応じた出力ができない場合、前記出力情報に応じた出力ができる他の出力部が出力するように制御する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記出力制御部は、前記受信部が受信した出力タイミング情報に含まれる出力情報に応じた出力を前記ユーザの入力指示に応じて開始するように制御する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記出力情報は、テキスト情報、画像情報、音響情報、及び、振動情報のうち少なくとも何れかの情報を含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記出力タイミング情報には、前記出力部が出力情報を出力する前記タイミングを示す情報を含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記出力制御部は、先に出力した前記出力情報を表示させたまま、前記出力情報より後に出力する出力情報を表示させるように制御することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記出力タイミング情報は、先に出力した前記出力情報に応じた出力を更新させる更新制御情報を含み、前記出力制御部は、前記更新制御情報に応じて、先に出力した前記出力情報に応じた出力を前記出力情報より後に出力する前記出力情報に応じた出力へ更新させるように制御することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記ユーザの入力指示に応じて、前記生成部で生成された出力タイミング情報に含まれる前記出力情報に応じた出力をさせるように前記出力制御部を制御する確認再生部(154)をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、複数のユーザ間で情報を送受信する出力情報送受信システムであって、ユーザが送信する前記情報を、1または複数の出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とを対応付けて出力タイミング情報として生成する生成部と、前記生成部が生成した出力タイミング情報を自端末装置以外の装置に送信する送信部と、前記自端末装置以外の装置から出力タイミング情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した出力タイミング情報に含まれる前記出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで出力部が出力するように制御する出力制御部と、を備え、前記生成部は、前記自端末装置以外の装置が前記出力タイミング情報を受信することにより、前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す前記時間情報に従って、前記ユーザの入力指示に応じて決定された前記出力情報に対応する出力内容を、前記時間情報に応じたタイミングで前記自端末装置以外の装置の出力部に出力するように前記自端末装置以外の装置の出力制御部に切り換えさせる前記出力タイミング情報を生成することを特徴とする出力情報送受信システムである。
また、本発明の一態様は、複数のユーザ間で情報を送受信する端末装置の出力情報送受信制御方法であって、ユーザが送信する前記情報を、1または複数の出力部が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とを対応付けて出力タイミング情報として生成するステップと、前記生成した出力タイミング情報を外部装置に送信するステップと、外部装置から送信された出力タイミング情報を受信するステップと、前記受信した出力タイミング情報に含まれる前記出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで前記出力部が出力するように制御するステップと、前記出力タイミング情報として、前記外部装置が前記出力タイミング情報を受信することにより、前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す前記時間情報に従って、前記ユーザの入力指示に応じて決定された前記出力情報に対応する出力内容を、前記時間情報に応じたタイミングで前記外部装置の出力部に出力するように前記外部装置の出力制御部に切り換えさせるための情報を生成するステップと含むことを特徴とする出力情報送受信制御方法である。
また、本発明の一態様は、複数のユーザ間で情報を送受信する端末装置のコンピュータに、ユーザが送信する前記情報を、1または複数の出力部が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とを対応付けて出力タイミング情報として生成するステップと、前記生成した出力タイミング情報を外部装置に送信するステップと、外部装置から送信された出力タイミング情報を受信するステップと、前記受信した出力タイミング情報に含まれる前記出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで前記出力部が出力するように制御するステップと、前記出力タイミング情報として、前記外部装置が前記出力タイミング情報を受信することにより、前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す前記時間情報に従って、前記ユーザの入力指示に応じて決定された前記出力情報に対応する出力内容を、前記時間情報に応じたタイミングで前記外部装置の出力部に出力するように前記外部装置の出力制御部に切り換えさせるための情報を生成するステップとを実行させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、チャットアプリケーションにおける利便性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態によるチャットシステムの構成を示す概略ブロック図である。 チャットシステムにおけるメッセージの送受信の基本的な動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態によるメッセージ画面の一例を示す図である。 本実施形態によるユーザ端末の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態による自ユーザのユーザ情報の例を示す図である。 本実施形態による他ユーザのユーザ情報の例を示す図である。 グループ情報記憶部142に記憶されるグループ情報の例を示す図である。 メッセージ情報記憶部143に記憶されるメッセージ情報の例を示す図である。 本実施形態によるサーバ装置200の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態のチャットシステムの構成を示す説明図である。 ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の例を示す図である。 ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の変形例を示す図である。 ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の変形例を示す図である。 ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の変形例を示す図である。 ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の変形例を示す図である。 出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。 出力タイミング情報の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。 出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。 出力タイミング情報の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。 出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。 出力タイミング情報の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。 出力タイミング情報の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。 出力タイミング情報の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。 本実施形態による出力タイミング情報を有するメッセージを利用可能とする送信側の処理を説明するシーケンス図である。 出力タイミング情報の生成処理のフローチャートである。 本実施形態による出力タイミング情報を有するメッセージを利用可能とする受信側の処理を説明するシーケンス図である。 第2実施形態における出力タイミング情報の生成処理を補足説明する説明図である。 本実施形態における出力タイミング情報の生成処理を補足説明する説明図である。 本実施形態における出力タイミング情報の生成処理のフローチャートである。 第3実施形態のチャットシステム1Aの構成を示す説明図である。 出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。 出力タイミング情報の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。 出力タイミング情報TD7の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。 出力タイミング情報の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。 出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。 出力タイミング情報の構成を示す説明図である。 出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。 第4実施形態における出力データの出力先の変更処理を示すフローチャートである。 第5実施形態のチャットシステムの構成を示す説明図である。 チャットシステム1Bにおけるメッセージの送受信の基本的な動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるチャットシステム1(出力情報送受信システム)の構成を示す概略ブロック図である。チャットシステム1は、複数のユーザ端末100−N(Nは正の整数。ユーザ端末100−1、ユーザ端末100−2、ユーザ端末100−3、・・・)と、サーバ装置200とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク5を介して接続されている。ここで、複数のユーザ端末100−Nは同様の構成であるので、特に区別しない場合には、「−1」、「−2」等の記載を省略してユーザ端末100として説明する。ここでは3台のユーザ端末100を明示して説明するが、チャットシステム1は、2台又は4台以上の任意の台数のユーザ端末100を備えていてもよい。
ユーザ端末100は、ユーザが利用するコンピュータ装置であり、サーバ装置200を介して他のユーザ端末100との間で送受信したメッセージを表示する表示装置である。ユーザ端末100としては、例えばPC(Personal Computer)、タブレットPC、スマートフォン、ゲーム機器等の、表示デバイスを具備し情報通信ネットワークに接続可能な装置が適用できる。ここでは、ユーザ端末100はスマートフォンであるとして説明する。また、ネットワーク5は、インターネット、専用線サービス、電話などの回線交換型サービスを提供する回線網などを総称するWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはこれらの組み合わせによって構成される情報通信ネットワークである。
チャットシステム1は、チャットを行うために複数のユーザが登録されたグループ(即ち、グループチャットを行うためのグループ)内において、複数のユーザのユーザ端末100間でメッセージを送受信することにより、そのグループ内のユーザ間に限定したコミュニケーションを支援する。チャットシステム1としては、例えば、チャットアプリケーションによりグループ内の複数のユーザのユーザ端末100間で日時情報が対応付けられたメッセージを送受信して日時情報に基づいて時系列に並べて表示するコンピュータシステムが適用できる。本実施形態では、チャットアプリケーションにより送受信された複数のメッセージをユーザ端末100が表示する例を説明する。ここでは、ユーザ端末100−1のユーザを識別するユーザID(Identifier)をユーザAとし、ユーザ端末100−2のユーザを識別するユーザIDをユーザBとし、ユーザ端末100−3のユーザを識別するユーザIDをユーザCとして説明する。なお、ユーザAと、ユーザBと、ユーザCと、がグループチャットを行うための同じグループに登録されているものとする。
まず、チャットにおけるメッセージの送受信処理の概要を説明する。グループ内の複数のユーザ間でチャットを行う場合、ユーザ端末100(自装置)は、自身のユーザである自ユーザ(第1ユーザ)からの操作に応じて、他のユーザ端末100に送信したメッセージと、相手側のユーザである他ユーザ(第2ユーザ)のユーザ端末100(他装置)から送信されたメッセージとを記憶する。ユーザ端末100は、記憶した複数のメッセージを、そのメッセージが送信または受信された日時に基づいて時系列に並べた画面情報(メッセージ画面)を生成し、ユーザが一覧できるように表示する。
つまり、グループには、ユーザ端末100(自装置)を利用する自ユーザ(第1ユーザ)と、ユーザ端末100(他装置)を利用する一または複数の他ユーザ(第2ユーザ)とが登録されている。そして、ユーザ端末100(自装置)は、このグループにおいて、自ユーザ(第1ユーザ)の操作に応じてユーザ端末100(自装置)から送信するメッセージ(第1メッセージ)と、他ユーザ(第2ユーザ)の操作に応じてユーザ端末100(他装置)から送信されたメッセージ(第2メッセージ)と、を時系列に並べたメッセージ画面を表示する。
図2は、チャットシステム1におけるメッセージの送受信の基本的な動作の一例を示すフローチャートである。この図2では、ユーザBからの操作に応じて、ユーザ端末100−2が送信したメッセージMを、ユーザAのユーザ端末100−1とユーザCのユーザ端末100−3とが受信する処理の例を示している。
まず、ユーザ端末100−2において、ユーザBは、送信するメッセージとしてのテキストを入力する(ステップS100)。そこで、ユーザ端末100−2は、ユーザBからの操作に応じて入力された(作成された)メッセージMを記憶するとともにメッセージ画面に表示する(ステップS110)。ここで、メッセージMには、ユーザIDと、グループIDとが対応付けられている。ここで、グループIDは、グループを一意に識別する情報であって、このメッセージMの宛先を示す情報である。続いて、ユーザ端末100−2は、メッセージMをサーバ装置200に送信する(ステップS120)。
次に、サーバ装置200は、ユーザ端末100−2からメッセージMを、ネットワーク5を介して受信し、受信したメッセージMを一時的に記憶する(ステップS130)このとき、サーバ装置200は、このメッセージMを受信したときの受信日時をユーザ端末100−2へ受信完了通知と共に返信し、この受信日時をメッセージMがユーザ端末100−2から送信された日時情報(送信日時情報と称する)とする。受信完了通知を受信したユーザ端末100−2は、当該受信完了通知に含まれる送信日時情報を取得してメッセージMと対応付ける。また、ユーザ端末100−2は、既にメッセージ画面に表示しているメッセージMに対応付けて送信日時を表示する(ステップS135)。
続いて、サーバ装置200は、受信して記憶したメッセージMを、グループIDに基づいて、グループに登録されているユーザのユーザ端末100(ユーザAのユーザ端末100−1及びユーザCのユーザ端末100−3)に対して送信する(ステップS140)。次に、ユーザ端末100−1は、サーバ装置200から送信されたメッセージMを、ネットワーク5を介して受信する(ステップS150)。また、ユーザ端末100−3は、サーバ装置200から送信されたメッセージMを、ネットワーク5を介して受信する(ステップS170)。それぞれで受信したメッセージMには、送信日時情報(サーバ装置での受信時間)と、ユーザID(ユーザB)と、グループIDとが対応付けられている。
続いて、ユーザ端末100−1は、受信したメッセージMを記憶するとともに、対応付けられている送信日時情報に基づいてメッセージMを時系列に並べてメッセージ画面に表示する(ステップS160)。また、ユーザ端末100−3は、受信したメッセージMを記憶するとともに、対応付けられている送信日時情報に応じてメッセージMを時系列に並べてメッセージ画面に表示する(ステップS180)。このとき、ユーザ端末100は、メッセージを一画面に表示しきれない場合には、そのメッセージを時系列に並べたうちの一部を表示し、メッセージのスクロール制御を行う。ここで、ユーザ端末100−1及びユーザ端末100−3は、メッセージMを時系列に並べて表示する際に、メッセージMに対応付けられているユーザIDに基づいて、メッセージMを送信したユーザを示す情報をメッセージMに対応付けて表示する。なお、ユーザ端末100−1及びユーザ端末100−3は、自ユーザが送信したメッセージには、そのメッセージを送信した自ユーザを示す情報を対応付けて表示せずに、他ユーザが送信したメッセージにのみ、そのメッセージを送信した他ユーザを示す情報を対応付けて表示してもよい。
このように、チャットシステム1においては、グループ内の複数のユーザのユーザ端末100間でメッセージを送受信するとともに、その送受信されたメッセージを時系列に並べたメッセージ画面をユーザ端末100に表示する。これにより、チャットシステム1においては、複数のユーザ(チャット相手)が属するグループにおいてメッセージを送受信するチャット(グループチャット)を行うことができる。つまり、グループチャットに参加しているユーザが送信(投稿)したメッセージは、その送信時間(投稿時間)に基づいて時系列に並べられてメッセージ画面にて表示される。
さらに、本実施形態のチャットシステム1においては、ユーザ端末100は、グループ内のユーザ間でチャットにより送受信したメッセージを時系列に並べて表示するメッセージ画面(第1画面)と、送信するメッセージを作成・編集するメッセージ作成画面(第2画面)と、を切替えて表示したり、メッセージ画面(第1画面)とメッセージ作成画面(第2画面)とを同一の1画面に表示したりすることが可能である。以下の説明では、メッセージ画面(第1画面)とメッセージ作成画面(第2画面)とを切り替えて表示する場合を例示して説明する。
ユーザ端末100は、このメッセージ作成画面において作成・編集するメッセージにおいては、テキスト(文字、文字列)、絵文字、スタンプ(イラストなどの画像情報)などを適宜組み合わせたメッセージに基づいたメッセージ情報を作成することができる。また、ユーザ端末100は、メッセージ作成画面において作成・編集したメッセージ情報を表示する場合には、メッセージ画面に切り替えて、作成・編集したメッセージ情報をメッセージ情報として表示する。ユーザ端末100は、メッセージ画面にメッセージ情報に基づいて表示するとともに、同メッセージ情報に基づいた表示を、同メッセージ情報に基づいた他の表示に動的に切り替えることができる。例えば、動的に切り替える切替え方法として、メッセージ情報に含まれるテキスト(文字、文字列)、絵文字、スタンプ(イラストなどの画像情報)などを表示する数、構成、情報の種類などを切り替えるようにしてもよい。
ユーザ端末100は、メッセージ作成画面において作成・編集するメッセージにおいては、音響、振動などの情報を出力するメッセージを作成することができる。また、ユーザ端末100は、メッセージ作成画面において作成・編集したメッセージを出力する場合には、メッセージとして出力する音響、振動などの情報を動的に切り替えて出力させることができる。
上記のように、ユーザ端末100がメッセージ作成画面において作成するメッセージには、ユーザ端末100の出力部118に出力させる所定の情報と、前述の所定の情報を出力させるタイミングとを指定する出力タイミング情報が含まれる。ここで、出力タイミング情報によって出力可能とする所定の情報には、1又は複数の文字(文字列)の情報、音響情報、振動情報、画像情報(スタンプ、イラストなどの画像情報)などの情報を含めることができる。以下、出力タイミング情報によって出力可能とする所定の情報を出力情報ということがある。
図3は、本実施形態によるユーザ端末100が表示するメッセージ画面の一例を示す図である。符号110aは、メッセージ画面が表示されている領域の全体を示している。このメッセージ画面は、送受信された複数のメッセージのうちの一部分が表示されている。ユーザ端末100は、例えばタッチパネルである画面の任意の箇所において行われるスクロール操作に応じて、メッセージを上下にスクロール表示させることによって、この一画面内に表示しきれていないメッセージを表示可能である。
この図3では、ユーザAのユーザ端末100−1が表示するユーザAとユーザBとによるチャット(1対1チャット)のメッセージ画面の例を示している。チャットを行うユーザの単位をグループという。このメッセージ画面はユーザAとユーザBとの2人が属するグループのチャットのメッセージ画面であり、自ユーザはユーザAであり、他ユーザはユーザBである。
符号110bの領域には、グループの名称E1が表示される。ここでは、ユーザBのユーザ名を「田中B子」とし、チャット相手のユーザ名がグループ名として表示されている例を示している。なお、ユーザBのユーザ端末100−2において同一のグループのメッセージ画面を表示させる場合、グループの名称E1は、チャット相手であるユーザAのユーザ名がグループ名として表示される。なお、グループの名称E1は、ユーザ名を表示させずに、グループ名を固定的に表示するようにしてもよい。或いは、ユーザの指定により、グループの名称E1に、ユーザ名を表示させるか、グループ名を固定的に表示させるかを設定できるようにしてもよい。
なお、メッセージ画面において、画面上の任意の箇所(例えば、符号110cの領域の任意の箇所)に左方向へのスワイプ操作(符号K1参照)がされることに応じて、メッセージ画面からメッセージ作成画面(第2画面)に切替わるように構成してもよい。メッセージ作成画面(第2画面)の表示例については、図11から図15などを用いて後述する。
符号110cの領域には、そのグループにおいてユーザから送信されたメッセージが、そのメッセージが送信された日時に基づいて降順に表示されるように表示コンポーネントが配置される。日付ラベルE2には、メッセージが送信された日付が表示される。同一の日付のメッセージが複数ある場合には、日付ラベルE2は、その複数のメッセージのうち、最も古い日時を示す日時情報が対応付けられたメッセージの上部に表示される。すなわちメッセージは日付毎に日付ラベルE2により区切られて表示される。アイコンE3は、他ユーザを示すアイコンである。このアイコンE3は、例えば他ユーザによって予め登録された画像(例えば、プロフィール画像)でもよいし、チャットシステム1が予め用意した画像でもよい。ユーザ名ラベルE4には、アイコンE3に対応するユーザのユーザ名が表示される。
吹き出しE5には、他ユーザから送信されたメッセージが表示される。時間ラベルE6には、吹き出しE5に表示されたメッセージが他ユーザから送信された時間が表示される。ここでは、他ユーザのメッセージがメッセージ画面の左側からの吹き出しに表示され、自ユーザのメッセージがメッセージ画面の右側からの吹き出しに表示されている。吹き出しE7には、自ユーザが送信したメッセージが表示される。時間ラベルE8には、吹き出しE7に表示されたメッセージを送信した時間が表示される。ここで、左側からの吹き出し(例えば、吹き出しE5)に表示される他ユーザのメッセージには、そのメッセージを送信したユーザを示す情報(例えば、アイコンE3、ユーザ名ラベルE4)が対応付けられて表示される。一方、右側からの吹き出し(例えば、吹き出しE7)に表示される自ユーザが送信したメッセージには、そのメッセージを送信したユーザを示す情報(即ち、自ユーザの情報)は表示されない。これは、自ユーザを示す情報が表示されなくとも、メッセージ画面の右側の吹き出しE7に表示されたメッセージが、自ユーザが送信したものであることが判別可能なためである。
ここで、上述した吹き出しE5及び吹き出しE7に表示されたメッセージは、チャットにより送受信した出力タイミング情報を含まないメッセージである。これに対し、吹き出しE9に表示されたメッセージは、チャットにより受信した出力タイミング情報を含むメッセージである。本実施形態における吹き出しE9に表示されたメッセージは、メッセージ作成時に指定されたタイミングで表示が動的に切り替わる。この表示を切り替えるタイミングは、メッセージを送信したユーザがメッセージを作成した時に指定されたものであり、そのタイミングを指定する情報が出力タイミング情報によって定められる。吹き出しE9の表示についての詳細な説明は、後述とする。
アイコンE10は、吹き出しE9に表示された登録通知メッセージに対応するスケジュール情報を登録したユーザを示すアイコンである。ユーザ名ラベルE11には、アイコンE10に対応するユーザのユーザ名が表示される。時間ラベルE12には、吹き出しE9に表示された登録通知メッセージを送信した時間が表示される。
符号110dの領域には、他のユーザ端末100にメッセージを送信するための表示コンポーネントが配置される。テキストボックスE14には、ユーザから入力されるメッセージが表示される。送信ボタンE15は、テキストボックスE14に入力されたメッセージを他のユーザに送信するための操作子である。
このように、本実施形態のチャットシステム1においては、ユーザ端末100は、メッセージ画面(第1画面)と、メッセージ作成画面(第2画面)とを切替えて表示することができる。
ユーザ端末100は、入力部128によって、ユーザが送信する情報を取得する。ユーザ端末100は、ユーザが送信する情報を、1または複数の出力部118が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、上記ユーザが指定した時間情報とを対応付けて出力タイミング情報として生成する。ユーザ端末100は、生成した出力タイミング情報を、他のユーザ端末100などの外部装置に送信する。例えば、ユーザ端末100は、メッセージ作成画面(第2画面)を表示した状態で、ユーザが送信する情報を取得して出力タイミング情報として生成してもよい。
また、ユーザ端末100は、他のユーザ端末100(外部装置)から送信された出力タイミング情報を受信する。ユーザ端末100は、受信した出力タイミング情報に含まれる出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで出力部118が出力するように制御することができる。ユーザ端末100は、出力タイミング情報を受信したことをメッセージ画面(第1画面)に表示する。この出力タイミング情報における出力情報に文字の情報、画像情報が含まれる場合には、ユーザ端末100は、出力情報に含まれる文字の情報、画像情報をメッセージ画面(第1画面)に表示する。この出力タイミング情報における出力情報に文字の情報、画像情報以外の情報が含まれる場合には、ユーザ端末100は、出力情報の出力先としてされた種類の出力部118から、出力情報を出力する。
これにより、本実施形態によれば、チャットアプリケーションにおける表現の幅を広げることができることから、利便性を向上させることができる。
以下、本実施形態チャットシステム1の構成について詳しく説明する。
まず、図4を参照して、ユーザ端末100の構成について説明する。図4は、本実施形態によるユーザ端末100の構成を示す概略ブロック図である。
ユーザ端末100は、ユーザが利用するコンピュータ装置であり、サーバ装置200を介して他のユーザ端末100との間で送受信したメッセージを表示する表示装置である。ユーザ端末100としては、例えばPC(Personal Computer)、タブレットPC、スマートフォン、ゲーム機器等の、表示デバイスを具備し情報通信ネットワークに接続可能な装置が適用できる。ここでは、ユーザ端末100はスマートフォンであるとして説明する。ユーザ端末100は、出力部118と、入力部128と、通信部130と、記憶部140と、制御部150とを備えている。なお、図1に示す複数のユーザ端末100−Nは、同様の各部を備えるものとする。
出力部118は、表示部110と、音響出力部112と、振動出力部114とを備える。
表示部110は、画像や文字等の情報を表示する表示デバイスである。表示部110の情報を表示する領域を画面といい、表示部110の画面に表示される情報を画面情報という。なお、この画面情報には一画面では表示しきれない情報も含まれる。例えば、表示部110は、チャットアプリケーションにおいて、グループ内のユーザ間で送受信したメッセージを時系列に表示するメッセージ画面を表示する。表示部110は、このメッセージ画面において、出力タイミング情報を含むメッセージを、出力タイミング情報に応じて動的に切り替えて表示する。また、表示部110は、グループ内のユーザ宛に送信するメッセージを生成するメッセージ作成画面を表示する。ここで、表示部110が表示するこれらの画面は、メッセージの受信、及び、ユーザからの操作に応じて制御部150によって制御される。また、例えば、ユーザ端末100は、表示部110にメッセージを一画面に表示しきれない場合には、そのメッセージを時系列に並べたうちの一部を表示し、メッセージのスクロール制御を行う場合がある。
音響出力部112は、音響情報を音に変換して出力する。例えば、音響出力部112は、デジタル信号の音響情報をアナログ信号に変換し、変換した信号を所定の音圧レベルで出力する。音響出力部112は、電気信号を機械的な振動に変換するスピーカなどを含むものであってもよい。ここで、音響出力部112が出力するこれらの音響は、ユーザからの操作に応じて制御部150によって制御される。
振動出力部114は、振動情報を振動に変換して出力する。例えば、振動出力部114は、電気信号を機械的な振動に変換する圧電素子などを含む。ここで、振動出力部114が出力するこれらの振動は、ユーザからの操作に応じて制御部150によって制御される。
入力部128は、操作受付部120と、音響検出部122と、振動検出部124とを備える。
操作受付部120は、ユーザ(第1ユーザ)からの操作に応じてユーザの指示を受付けて、指示内容に応じた入力指示を生成する入力デバイスである。操作受付部120には、例えば、キーボードやボタン、タッチパネル等が適用できる。本実施形態では、操作受付部120と表示部110とは一体に構成されてユーザからの操作入力を受け付けるタッチパネル110Tを適用した例を説明する。
音響検出部122は、ユーザ端末100の周囲の音を検出する。
振動検出部124は、ユーザ端末100が受ける振動を検出する。例えば、振動検出部124は、加速度センサー、ジャイロなどをセンサーとして備えていてもよい。
通信部130は、ネットワーク5(図1)を介してサーバ装置200(図1)と通信する。
記憶部140は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体またはこれらの組合せを用いて構成され、ユーザ端末100が備える各部を制御するためのプログラムや各種情報を記憶する。また、記憶部140は、ユーザ端末100に装着するメモリカードであってもよい。記憶部140は、ユーザ情報記憶部141と、グループ情報記憶部142と、メッセージ情報記憶部143と、画面情報記憶部144、スタンプ情報記憶部145と、音響振動情報記憶部146とを備えている。
ユーザ情報記憶部141は、チャットを行うユーザに関するユーザ情報を記憶する。図5及び図6は、ユーザ情報記憶部141に記憶されるユーザ情報の例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザIDと、ユーザ名と、ユーザ画像とを対応付けた情報が含まれる。ユーザIDは、ユーザを識別する情報である。ユーザ名は、そのユーザの名称である。ユーザ画像は、そのユーザのプロフィール画像である。具体的には、ユーザ画像のデータを識別する情報が、ユーザIDと、ユーザ名とに対応付けられており、ユーザ情報記憶部141は、上述の対応付けしたユーザ情報と、ユーザ画像の実データとをそれぞれ記憶する。
ここで、図5に示すユーザ情報は、自ユーザのユーザ情報の例であって、ユーザAのユーザ端末100−1に記憶されているユーザAのユーザ情報の例である。また、図6に示すユーザ情報は、チャット相手として登録可能な他ユーザのユーザ情報の例であって、ユーザAのユーザ端末100−1に記憶されている他ユーザのユーザ情報(ユーザBのユーザ情報及びユーザCのユーザ情報を含むユーザ情報)の例である。この図6に示す他ユーザのユーザ情報は、他ユーザそれぞれのユーザ端末100−Nでそのユーザ自身で登録したものである。この図6に示す、ユーザAのユーザ端末100−1に記憶されている他ユーザのユーザ情報は、チャット相手として登録可能なユーザ関係になるとき、又は、チャット相手として登録されたときに、他ユーザそれぞれのユーザ端末100−Nから取得して記憶する。なお、このチャット相手のユーザ情報は、事後的に自ユーザのユーザ端末100で修正できるようにしてもよい。
グループ情報記憶部142は、チャットを行うユーザのグループに関する情報を記憶する。図7は、グループ情報記憶部142に記憶されるグループ情報の例を示す図である。ひとつのグループには2以上のユーザが属する。例えば、ユーザAとユーザBとがチャットを行う場合、ユーザAとユーザBとが属するグループに関するグループ情報がグループ情報記憶部142に記憶される。グループ情報には、グループIDと、グループ名と、ユーザIDとを対応付けた情報が含まれる。グループIDは、サーバ装置200で生成されるグループを一意に識別する情報である。グループ名は、グループの名称であり、グループが形成された場合に自動的に付与され、事後的にユーザにより設定できるようになっている。ユーザIDは、そのグループに属するユーザを識別する情報である。ここでは、例えば、グループIDが「G1」であるグループの名称はユーザにより設定されていない。G1グループのように2人が属するチャット(1対1チャット)では、ユーザ情報記憶部141を参照して、チャット相手のユーザ名がグループの名称として自動的に設定される。G1グループには「ユーザA」と「ユーザB」との2ユーザが属することが示されている。また、グループIDが「G2」であるグループの名称はユーザにより「テニスサークル」として設定されている。このグループに属するユーザが「ユーザA」と「ユーザB」と「ユーザC」と「ユーザD」との4ユーザであることが示されている。
メッセージ情報記憶部143は、自ユーザが属するグループにおいて送受信されたメッセージに関するメッセージ情報を記憶する。図8は、メッセージ情報記憶部143に記憶されるメッセージ情報の例を示す図である。メッセージ情報には、グループIDと、ユーザIDと、日時情報と、メッセージと、メッセージ種類とを対応付けた情報が含まれる。グループIDは、メッセージが送受信されたグループを識別する情報である。ユーザIDは、メッセージを入力したユーザを識別する情報である。日時情報は、メッセージが送信された日時を示す情報である。本実施形態では、ユーザ端末100の計時機能が示す時間情報が相違しているユーザ間や、時差のある地域のユーザ間で互いに送信したメッセージが正しく時系列に並ぶようにユーザ端末100から送信されたメッセージをサーバ装置200で受信した受信時間を当該メッセージが送信された日時を示す日時情報としている。日時情報には、年、月、日、時、分(YYYY/MM/DD HH:MM)の情報が含まれる。
また、本実施形態におけるメッセージは、他ユーザとの間で送受信したメッセージを示す文字列の情報、又は、出力タイミング情報の何れかである。出力タイミング情報は、1又は複数の文字(文字列)の情報、音響情報、振動情報、画像情報のうちから少なくとも何れかを含む出力データ、前記出力データの出力装置を特定する出力識別情報(出力識別ID)、出力データを出力する時間をメッセージの出力開始時点から遅延させて出力する遅延量を示す時間情報を含む。
メッセージ種類は、そのメッセージが、ユーザ間においてチャットにより送受信したメッセージが出力タイミング情報を含まない場合と、出力タイミング情報を含む場合とを識別するフラグ情報である。ここでは、例えば、チャットにより送受信したメッセージが出力タイミング情報を含まない場合のフラグ情報がフラグ「0」であって、出力タイミング情報を含む場合のフラグ情報がフラグ「1」である。
図4に戻り、画面情報記憶部144は、上述したような複数のメッセージを時系列に並べて表示するメッセージ画面の画面情報を一時的に記憶する。また、画面情報記憶部144は、ユーザがメッセージを作成する際に参照するメッセージ作成画面(第2画面)の画面情報を一時的に記憶する。
スタンプ情報記憶部145は、表示部110に表示する画像情報(スタンプ)を、画像情報を識別する画像識別情報に関連付けて記憶する。画像情報(スタンプ)は、表示部110に表示させる情報である。スタンプを表示させるメッセージの画像情報は、スタンプを識別する画像識別情報にする。このように画像情報と画像識別情報を関連付けて記憶させておくことにより、画像識別情報をメッセージに含めて送信するだけで、メッセージを受信したユーザ端末100は、画像識別情報に関連づけて記憶している画像情報を選択して表示させることができる。
なお、スタンプ情報記憶部145は、表示部110に表示する画像情報として、ユーザが撮影した画像などの画像情報を、スタンプと同様に記憶してもよい。
音響振動情報記憶部146は、送信するメッセージを生成する際に、そのメッセージに添付する音響情報、又は、振動情報を記憶する。音響情報は、音響出力部112が出力する情報であり、及び、振動情報は、振動出力部114が出力する情報である。
制御部150は、ユーザ端末100の制御中枢として機能するCPU(Central Processing Unit)等の情報処理装置を備えており、ユーザ端末100が備える各部を制御する。制御部150は、メッセージ送信指示部151と、メッセージ送信部152と、メッセージ受信部153と、メッセージ再生指示部154と、出力制御部155と、音響振動情報生成部159とを備えている。
メッセージ送信指示部151は、操作受付部120に対するユーザからの操作に応じて生成された入力信号に基づいて、チャットにおけるメッセージの送信指示を示す送信指示情報を生成する。具体的には、メッセージ送信指示部151は、メッセージ画面においてテキストボックスE14にメッセージが入力され、送信ボタンE15にタップ操作がされると、テキストボックスE14に入力されたメッセージに、そのメッセージが入力されたメッセージ画面のチャットのグループを識別するグループIDと、メッセージを入力したユーザである自ユーザを識別するユーザIDと、メッセージ種類(例えば、フラグ「0」)と、を対応付けたメッセージ情報を含む送信指示情報を生成する。
また、メッセージ送信指示部151(生成部)は、ユーザが送信する情報を出力タイミング情報として生成する。この出力タイミング情報は、ユーザが送信する情報を基にして、1または複数の出力部118が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とが対応付けられて生成される。なお、この出力タイミング情報を上記のメッセージとして送信する場合のメッセージ種類を、例えば、フラグ「1」とする。
メッセージ送信部152は、メッセージ送信指示部151が、操作受付部120に対する操作に応じて送信指示情報を生成すると、メッセージが入力されたメッセージ画面のグループIDをグループ情報記憶部142から読み出し、読み出したグループIDを宛先として、メッセージ送信指示部151によって生成された送信指示情報に含まれるメッセージ情報を、サーバ装置200に送信する。このとき、メッセージ情報に含まれるグループID、ユーザID(自ユーザ)、メッセージ、及びメッセージ種類を、新たなレコードとしてメッセージ情報記憶部143に記憶させる。なお、日時情報は、サーバ装置200から受信完了通知と共に取得し、対応するメッセージのレコードの日時情報を更新する。
メッセージ送信部152は、メッセージ送信指示部151(生成部)が生成した出力タイミング情報を外部装置(例えば、他のユーザ端末100、サーバ装置200など)に送信する。
メッセージ受信部153は、他のユーザ端末100から、自ユーザが属するグループIDを宛先として送信されたメッセージ情報を、サーバ装置200から受信し、メッセージ情報に含まれるグループID、ユーザID(他ユーザ)、日時情報、メッセージ、及びメッセージ種類を、新たなレコードとしてメッセージ情報記憶部143に記憶させる。
本実施形態おけるメッセージ受信部153は、外部装置(例えば、他のユーザ端末100、サーバ装置200など)から送信された出力タイミング情報を上記のメッセージ情報と同様に受信する。メッセージ受信部153は、受信した出力タイミング情報を上記メッセージ情報のメッセージとして、メッセージ情報記憶部143に記憶させる。要するに、メッセージ受信部153は、受信したメッセージ情報に含まれるグループID、ユーザID(他ユーザ)、日時情報、メッセージ(出力タイミング情報)、及びメッセージ種類を、新たなレコードとしてメッセージ情報記憶部143に記憶させる。
メッセージ再生指示部154は、メッセージ受信部153が受信してメッセージ情報記憶部143にメッセージとして記憶されている出力タイミング情報から、出力タイミング情報に含まれる出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで出力部118が出力するように制御する。要するに、メッセージ再生指示部154(確認再生部)は、ユーザの入力指示(操作)に応じて、メッセージ送信指示部151(生成部)で生成された出力タイミング情報に含まれる出力情報に応じた出力をさせるように、出力制御部155を制御する。
出力制御部155は、メッセージ受信部153が受信した出力タイミング情報に含まれる出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで出力部118が出力するように制御する。上記の出力タイミング情報には、出力部118が出力情報を出力するタイミングを示す情報を含む。上記の出力情報は、各種出力を出力する出力部118の種別を示す出力種別情報を含む。また、上記の出力情報は、文字の情報(テキスト情報)、画像情報、音響情報、及び、振動情報のうち少なくとも何れかの情報を含む。出力制御部155は、メッセージ受信部153が受信した出力タイミング情報に含まれる出力情報に応じた出力を、メッセージの受信に応じて、又は、ユーザの入力指示に応じて開始するように制御する。
本実施形態における出力制御部155は、先に出力した出力情報を表示させたまま、表示した出力情報より後に出力する出力情報を表示させるように制御する。要するに、本実施形態における出力制御部155は、先に表示した出力情報に、表示した出力情報より後に出力した出力情報を並べて表示させることができる。
出力制御部155は、表示制御部156と、振動音響出力制御部157と、出力情報変換制御部158とを備えており、例えば、チャットのメッセージ画面の画面情報を生成して表示部110に表示させる。また、メッセージ作成画面の画面情報を生成して表示部110に表示させる。
表示制御部156は、自ユーザの操作に応じて自身のユーザ端末100から送信するメッセージと、他ユーザの操作に応じて他のユーザ端末100から送信されたメッセージと、を時系列に表示するメッセージ画面(第1画面)を表示部110に表示させる。具体的には、表示制御部156は、メッセージ情報記憶部143に記憶されている複数のメッセージ情報を読み出し、読み出した複数のメッセージ情報それぞれに含まれるメッセージを、それぞれに対応付けられた日時情報に基づいて時系列に並べたメッセージ画面の画面情報を生成して画面情報記憶部144に記憶させる。また、表示制御部156は、生成した画面情報のうちの一部を表示部110に表示させる。例えば、表示制御部156は、画面情報のうち、ユーザからの操作によって指定されたメッセージを含む箇所を、表示部110に表示させる。初期段階で表示部110に表示させる画面情報の一部は、例えば、読み出した複数のメッセージのうち、最も新しい日時情報が対応付けられたメッセージが含まれる箇所とすることができる。また、表示制御部156は、他ユーザのユーザ端末100から送信されたメッセージに、当該他ユーザを示す情報を対応付けて時系列にメッセージ画面に表示させる。
なお、上述の複数のメッセージ情報には、互いに同じ日時情報が対応付けられたメッセージ情報(即ち、互いに同じ送信日時のメッセージ情報)が含まれていてもよい。この場合、表示制御部156は、互いに同じ日時情報が対応付けられているメッセージ情報のそれぞれを、例えば、メッセージ情報記憶部143に記憶された順にしたがって、時系列にメッセージ画面に表示させてもよい。なお、メッセージ受信部153が、互いに同じ日時情報が対応付けられたメッセージ情報を受信した場合に、一方の日時情報の時刻(例えば、秒数)をカウントアップさせて、互いに異なる日時情報として記憶させてもよい。
また、上述の複数のメッセージ情報において、上述の複数のメッセージ情報には、互いに同じ日時情報が対応付けられたメッセージ情報が含まれないように構成してもよい。この場合、サーバ装置200は、メッセージ情報に互いに同じ日時情報を対応付けることを禁止し、メッセージ情報毎に異なる日時情報を対応付けるようにしてもよい。具体的には、サーバ装置200は、互いに同じ日時情報となるようなメッセージ情報を受信した場合には、一方の日時情報の時刻(例えば、秒数)をカウントアップさせてもよい。
ここで、表示制御部156がメッセージ画面に表示させる、自ユーザの操作に応じて自身のユーザ端末100から送信するメッセージとは、自身のユーザ端末100から送信したメッセージ、または、自身のユーザ端末100から送信する前のメッセージである。表示制御部156は、自ユーザの操作に応じて入力されたメッセージを、自身のユーザ端末100から送信する前にメッセージ画面に表示させることが可能である。例えば、表示制御部156は、メッセージ送信指示部151が生成したメッセージ情報を、メッセージ送信部152が送信する前にメッセージ画面に表示させる。
また、表示制御部156は、メッセージ作成画面(第2画面)の表示を制御する。メッセージ作成画面の表示制御の詳細は後述とする。
振動音響出力制御部157は、音響出力部112から音響情報に基づいた音響を出力させる。また、振動音響出力制御部157は、振動出力部114から振動情報に基づいた振動を出力させる。
出力情報変換制御部158は、許可されていない出力部118の種別が選択された場合に、許可されている他の種別の出力部118を選択して、出力情報を選択した出力部118に応じて変換する。
次に、図9を参照して、サーバ装置200の構成について説明する。図9は、本実施形態によるサーバ装置200の構成を示す概略ブロック図である。
サーバ装置200は、サーバ通信部230と、サーバ記憶部240と、サーバ制御部250と、を備えている。サーバ通信部230は、ネットワーク5を介して複数のユーザ端末100(図1)と通信する。
サーバ記憶部240は、ユーザ端末100(図4)が備えるユーザ情報記憶部141とグループ情報記憶部142と同様の情報を記憶するユーザ情報記憶部241とグループ情報記憶部242とを備えている。なお、ユーザ端末100が備えるユーザ情報記憶部141とグループ情報記憶部142とは、そのユーザ自身に関連する情報(ユーザ自身のユーザ情報、及び、ユーザ自身と同じグループに登録可能な他ユーザのユーザ情報)のみが記憶されていることに対し、サーバ装置200が備えるユーザ情報記憶部241とグループ情報記憶部242とには、サーバ装置200を介してメッセージの送受信を行う全てのユーザ及びグループに関する情報が記憶されている。なお、サーバ装置200が備えるユーザ情報記憶部241には、ユーザ名やユーザ画像等のようにユーザを特定するような情報は記憶されず、単にユーザを識別可能なユーザIDが記憶されている構成としてもよい。
また、サーバ記憶部240は、メッセージ情報一時記憶部243を備えている。メッセージ情報一時記憶部243は、各ユーザ端末100から受信したメッセージ情報を一時的に記憶する。例えば、メッセージ情報一時記憶部243は、受信したメッセージ情報が、宛先(送信先)のユーザのユーザ端末100に対して送信されるまでの間、受信したメッセージ情報を一時的に記憶する。
サーバ制御部250は、メッセージ転送部251を備えている。
メッセージ転送部251は、ユーザ端末100からグループIDを宛先として送信されたメッセージ情報を受信すると、受信したメッセージ情報をメッセージ情報一時記憶部243に一時的に記憶させる。メッセージ転送部251は、受信したメッセージ情報の宛先であるグループIDに対応付けられたユーザIDを特定し、記憶させたメッセージ情報を、当該特定したユーザIDが示すユーザ端末100のうち、メッセージを送信したユーザのユーザIDが示すユーザ端末100以外のユーザ端末100に送信する。なお、メッセージ転送部251は、このメッセージ情報を、当該特定したユーザIDが示すユーザ端末100のうち、メッセージを送信したユーザのユーザIDが示すユーザ端末100以外のユーザ端末100に送信してもよい。即ち、メッセージ転送部251は、グループ内のユーザにより送信されたメッセージを、グループ内の他のユーザに転送する。
さらに、メッセージ転送部251は、チャットにより受信したメッセージ情報以外のメッセージ情報一時記憶部243に記憶されたメッセージ情報を、ユーザ端末100に送信する。例えば、メッセージ転送部251は、に通知メッセージ生成部253が生成してスケジュール情報記憶部244に記憶させた登録通知メッセージ情報をユーザ端末100に送信する。具体的には、メッセージ転送部251は、スケジュール情報記憶部244に記憶された登録通知メッセージ情報の宛先であるグループIDに対応付けられたユーザIDを特定し、この登録通知メッセージ情報を、当該ユーザIDが示すユーザ端末100に送信する。
図10を参照して、ユーザAのユーザ端末100−1と、ユーザBのユーザ端末100−2との間の通信について説明する。
図10は、本実施形態のチャットシステム1の構成を示す説明図である。この図10に示されるチャットシステム1において、ユーザAのユーザ端末100−1と、ユーザBのユーザ端末100−2とは、サーバ装置200を介して通信を行う。 例えば、ユーザAとユーザBとが属するチャット(1対1チャット)のグループ内においては、情報共有を目的として、グループ内のメンバー間でも互いにチャットによるメッセージ情報の交換が行われている。
以下の説明では、自ユーザをユーザAに、他ユーザはユーザBとする場合を例示して説明を行う。
〔出力タイミング情報の作成方法〕
以下、メッセージ作成画面を用いて作成する出力タイミング情報の作成方法について説明する。
メッセージ作成画面を用いて作成する出力タイミング情報に含ませて登録可能な情報は、文字(文字列、絵文字を含む)の情報、音響情報、振動情報、画像情報のうちから少なくとも何れかの情報である。表示制御部156が生成するメッセージ作成画面において、上記の文字の情報、音響情報、振動情報、画像情報のうちから少なくとも何れかの情報が順に指定されて、その順にメッセージとして綴ることができるように、情報を出力する出力装置の種別に応じて、メッセージ作成画面のうち一部の領域を切り替えて表示するようにしてもよい。以下、メッセージ作成画面の一例を説明する。
(文字(文字列)の情報に基づいたメッセージ情報の作成)
図11は、ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の例を示す図である。この図11に示されるメッセージ作成画面は、文字を選択する画面に切り替える文字選択アイコンF20にタップ操作されることにより表示される。
符号110aは、メッセージ作成画面が表示されている領域の全体を示しており、図3に示すメッセージ画面が表示されている領域の全体と対応する領域である。このメッセージ作成画面は、文字の情報に基づいたメッセージを作成している過程の画面が表示されている。この図では、ユーザ端末100のメッセージ作成中において、5文字目を登録する段階にある場合を例として示している。
この図11では、ユーザAのユーザ端末100−1が表示する画面の例を示している。この画面により、自ユーザであるユーザAからユーザBに対して、チャット(1対1チャット)のメッセージ情報として送信する出力タイミング情報を作成するメッセージ作成画面の例を示している。自ユーザはユーザAであり、他ユーザはユーザBである。符号110fの領域には、グループの名称(ユーザBのユーザ名である「田中B子」)と、取消アイコンF1と、送信アイコンF2と、が表示される。取消アイコンF1は、ユーザの操作に応じて、メッセージ作成画面において作成中のメッセージを登録せずに中断して取り消す(破棄する)操作子である。例えば、メッセージ作成画面において取消アイコンF1にタップ操作がされると、作成中のメッセージを保存することなく作成作業を取り消すとともに、メッセージ作成画面からメッセージ画面に切替わる。
符号110hの領域には、メッセージを作成するための各切り替え操作を行うためのアイコンがそれぞれ配されている。画面の構成を、文字を選択する画面に切り替える文字選択アイコンF20と、絵文字を選択する画面に切り替える絵文字選択アイコンF21と、画像情報(スタンプ)を選択する画面に切り替えるスタンプ選択アイコンF22と、振動情報を選択する画面に切り替える振動情報選択アイコンF23と、音響情報を選択する画面に切り替える音響情報選択アイコンF24とが配されている。それぞれのアイコンにタップ操作がされると、それぞれの情報を選択する画面に、画面110aの一部の領域の表示が切り替わる。
例えば、領域110iに示すような、文字選択アイコンF20にタップ操作したことにより、文字を選択する画面に切り替わる。図示される領域110iには、文字を入力するための文字アイコンが、仮想的なキーボードとして表示されている。例えば、仮名文字、和文を入力する場合に、ローマ字入力を行って仮名文字、和文を行うことができる。或いは、アルファベットが配列された入力画面から、再び文字選択アイコンF20にタップ操作されることにより、直接、仮名文字を入力する入力画面の表示に切り替えることができる。このように、アルファベットが配列された入力画面と、仮名文字を入力する入力画面とを、文字選択アイコンF20のタップ操作に基づいて、切り替えるようにしてもよい。
符号110gの領域には、メッセージの作成状況が示される。符号110gの領域を横断するように延伸方向が向けられたバーF11が配置されている。このバーF11は、作成するメッセージを模式化して示すものであり、バーF11の長さが作成可能なメッセージの最大時間を示す。バーF11の左端F12がメッセージの開始点を示し、右端F13がメッセージの終了点を示す。要するに、メッセージは、バーF11の左端F12から右端F13までの時間範囲で記録可能であり、バーF11の右端F13まで記録し続けた場合に、最も長いメッセージを作成できる。まお、バーF11の右端F13まで記録せずに、途中で記録を終了させることもできる。途中で記録を終了させた場合には、その記録の開始から、その記録を終了させた時点までの長さのメッセージを作成できる。
ここで、領域110gにおいて、バーF11に対して領域110h寄りの領域には、ポインタF14が配置されている。このポインタF14は、メッセージの録音時や再生時にバーF11に沿って移動して、録音又は再生しているメッセージ内の位置を示している。例えば、録音アイコンF25や再生アイコンF26にタップ操作されると、ポインタF14は、バーF11に沿って左側から右側に向かって移動する。要するにポインタF14の位置が時間に応じて変化する。ポインタF14の位置がバーF11の左端F12にある場合には、バーF11の右端F13まで移動することによりメッセージを最大長の範囲を移動することになる。また、ポインタF14は、移動中に、一時停止アイコンF27にタップ操作されると、その移動を一時停止する。一時停止した状態から再び移動を開始させるには、例えば一時停止アイコンF27を再びタップ操作することにより再開する。
また、バーF11の左端F12と右端F13との間には、バーF11に重なるように、複数のタイミングポイントF15が配されている。このタイミングポイントF15のバーF11における位置は、対応するメッセージにおけるメッセージの起点からの時間を指定する位置を示す。例えば、バーF11の左端F12から、バーF11の延伸方向の長さ(総長)の1/10の位置に1個目のタイミングポイントF15が配されていれば、1個目のタイミングポイントF15は、そのメッセージの開始から全体の1/10ほど経過した時点を示すことになる。このタイミングポイントF15の設定は、例えば録音中のポインタF14の位置に応じて定めることができる。録音中に移動するポインタF14の位置が目的の所定の位置に達した段階で、一時停止アイコンF27にタップ操作されると、その対応する位置にタイミングポイントF15が配される。
なお、この図11に示されるバーF11には、5個のタイミングポイントF15が配されており、それぞれの位置が、メッセージの開始から時間t1、時間t2、時間t3、時間t4、時間t5それぞれ経過した時を示す。以下、本実施形態においては、t1時間からtN時間(Nは自然数)まで、Nの値が多くなるにつれ「tN時間」の値も単調に増加するものとする。このタイミングポイントF15の位置に応じて定められる「時」に基づいて「出力タイミング情報の時間情報」が生成される。なお、以下の説明において、メッセージの開始の時間を「t0」、メッセージの終了の時間を「te」として示す場合がある。
5個のタイミングポイントF15のそれぞれには、吹き出しF16が各タイミングポイントF15に対応するようにそれぞれ配されている。吹き出しF16は、タイミングポイントF15が示す位置(時間)において出力する出力情報を、タイミングポイントF15が示すメッセージ上の時間に関連付ける。例えば、バーF11の左側から4個目までの吹き出しF16には、左から順に「あ」「い」「し」「て」の文字がそれぞれ配されている。要するに、このメッセージを再生した場合、メッセージの開始から時間t1まで経過した時点で「あ」が出力され、時間t2まで経過した時点で「い」が出力され、時間t3まで経過した時点で「し」が出力され、時間t4まで経過した時点で「て」が出力される。
上記の左側から5個目のタイミングポイントF15には、まだ出力情報との関係が定められていない吹き出しF18が配されている。吹き出しF18に、出力部118から出力させる出力情報を関連付ける場合には、例えば、吹き出しF18にタップ操作して、吹き出しF18が選択された状態にする。そして、選択された状態の吹き出しF18に、指定する出力情報を選択して関連付ける。
ここで、関連づけが可能な情報として、文字(文字、絵文字、文字列を含む)の情報、音響情報、振動情報、画像情報のうちから少なくとも何れかを選択できる。例えば、文字の情報を選択する場合には、領域110iに示される文字アイコンにタップ操作されると、その文字の情報が関連付けられる。領域110iに示される文字アイコンは、アルファベット、仮名文字等を指定する画面ごとにそれぞれ切り替えてもよい。
(文字(絵文字)の情報に基づいたメッセージ情報の作成)
図12は、ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の変形例を示す図である。この図12に示されるメッセージ作成画面は、絵文字を選択する画面に切り替える絵文字選択アイコンF21にタップ操作されることにより表示される。この図では、作成中のメッセージにおいて3文字目を登録する段階のメッセージ作成画面の表示例を示している。
この図12に示されるバーF11には、3個のタイミングポイントF15が配されており、それぞれの位置が、メッセージの開始から時間t1、時間t2、時間t3、それぞれ経過した位置を示す。
3個のタイミングポイントF15のそれぞれには、吹き出しF16がタイミングポイントF15に対応するようにそれぞれ配されている。吹き出しF16によって、タイミングポイントF15が示す位置(時間)と、その位置(時間)において出力する出力情報が関連付けられる。例えば、バーF11の左側から2個目までの吹き出しF16には、左から順に絵文字F51、絵文字F52がそれぞれ配されている。要するに、このメッセージを再生した場合、メッセージの開始から時間t1が経過した時点で絵文字F51が出力され、時間t2が経過した時点で絵文字F52が出力される。
上記の左側から3個目のタイミングポイントF15には、まだ出力情報との関係が定められていない吹き出しF18が吹き出しF16として配されている。
ここで、関連づけが可能な情報は、文字(絵文字、文字列を含む)の情報、音響情報、振動情報、画像情報のうちから少なくとも何れかを選択できる。例えば、続けて絵文字を選択する場合には、領域110iに示される絵文字アイコンにタップ操作されると、タップされた絵文字アイコンに応じた絵文字の情報が吹き出しF18に関連付けられる。
(音響情報に基づいたメッセージ情報の作成)
図13は、ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の変形例を示す図である。この図13に示されるメッセージ作成画面は、音響情報を選択する画面に切り替える音響情報選択アイコンF24にタップ操作されることにより表示される。この図では、作成中のメッセージにおいて6個目の情報を登録する段階のメッセージ作成画面の表示例を示している。なお、この図13は、前述の図11に示す状態から、音響情報選択アイコンF24にタップ操作されることにより、続けて入力処理が行われた結果でもある。
この図13に示されるバーF11には、6個のタイミングポイントF15が配されており、それぞれの位置が、メッセージの開始から時間t1、時間t2、時間t3、時間t4、時間t5、時間t6それぞれ経過した位置を示す。なお、時間t5までは、前述の図11を参照する。
6個のタイミングポイントF15のそれぞれには、吹き出しF16がタイミングポイントF15に対応するようにそれぞれ配されている。吹き出しF16によって、タイミングポイントF15が示す位置(時間)と、その位置(時間)において出力する出力情報が関連付けられる。
例えば、バーF11の左側から5個目までの吹き出しF16には、左から順に「あ」「い」「し」「て」「る」の文字がそれぞれ配されている。
バーF11の左側から6個目のタイミングポイントF15には、音声情報が出力情報として設定された吹き出しF19が、前述の吹き出しF16として配されている。出力部118(音響出力部112)から出力させる出力情報を吹き出しF19に関連付ける場合には、例えば、吹き出しF19にタップ操作して、吹き出しF19が選択された状態にする。そのうえで、領域110iに示される音源リストF41の中から指定する出力情報にタップ操作することにより、選択した音源を関連付けることができる。なお、この音源リスト中、選択した音源ファイルには、選択されている状態を示す選択結果表示F42が示される。
上記の説明では、吹き出しF19に音響情報を関連付けた例を説明したが、音響情報に限られることなく、関連づけが可能な情報として、文字(絵文字、文字列を含む)の文字の情報、音響情報、振動情報、画像情報のうちから少なくとも何れかを選択できる。
(振動情報に基づいたメッセージ情報の作成)
図14は、ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の変形例を示す図である。この図14に示されるメッセージ作成画面は、振動情報を選択する画面に切り替える振動情報選択アイコンF23にタップ操作されることにより表示される。この図では、作成中のメッセージにおいて3個目の情報を登録した段階のメッセージ作成画面の表示例を示している。
この図14に示されるバーF11には、3個のタイミングポイントF15が配されており、それぞれの位置が、メッセージの開始から時間t1、時間t2、時間t3、それぞれ経過した位置を示す。
3個のタイミングポイントF15のそれぞれには、吹き出しF16がタイミングポイントF15に対応するようにそれぞれ配されている。吹き出しF16によって、タイミングポイントF15が示す位置(時間)と、その位置(時間)において出力する出力情報が関連付けられる。
例えば、バーF11の左側から2個目までの吹き出しF16には、それぞれ振動情報F61が、吹き出しF18として示されている左側から3個目の吹き出しF16には振動情報F62が配されている。
なお、振動情報と前述の音声情報とにおいては、再生時の出力開始時刻を定めることについては文字の情報などの他の情報と同様である。ただし、振動情報と音声情報は、情報の性質上、情報を提供し続ける時間も情報の要素となる。例えば、継続時間が比較的短い振動情報F61と、継続時間が比較的長い振動情報F62とは、異なる情報として扱うことができる。そこで、バーF11において、この継続時間の情報を合わせて表すようにした。バーF11において左側から3個目のタイミングポイントF15の位置から右側(左側から3個目のタイミングポイントF15の位置に応じた時間)以降に振動を継続する期間(期間:d)を、符号F63を附して示している。
上記の左側から3個目のタイミングポイントF15には、振動情報F62が出力情報として設定された吹き出しF19(3個目の吹き出しF16)が配されている。要するに、このメッセージを再生した場合、メッセージの開始から時間t1と時間t2それぞれ経過した時点で振動情報F61がそれぞれ出力される。
出力部118から出力させる出力情報を各吹き出しF16に関連付ける場合には、例えば、吹き出しF16にタップ操作して、吹き出しF16が選択された状態にしたうえで、領域110iに示される振動情報アイコンをタッピングすることにより、選択した振動情報を吹き出しF16に関連付けることができる。
上記の説明では、各吹き出しF16に振動情報を関連付けた例を説明したが、振動情報に限られることなく、関連づけが可能な情報として、文字(絵文字、文字列を含む)の情報、音響情報、振動情報、画像情報のうちから少なくとも何れかを選択できる。
(画像情報に基づいたメッセージ情報の作成)
図15は、ユーザ端末100が表示するメッセージ作成画面の変形例を示す図である。この図15に示されるメッセージ作成画面は、画像情報(スタンプ)を選択する画面に切り替えるスタンプ選択アイコンF22にタップ操作されることにより表示される。この図では、作成中のメッセージにおいて3個目の情報を登録した段階のメッセージ作成画面の表示例を示している。
この図15に示されるバーF11には、3個のタイミングポイントF15が配されており、それぞれの位置が、メッセージの開始から時間t1、時間t2、時間t3、それぞれ経過した位置を示す。
3個のタイミングポイントF15のそれぞれには、吹き出しF16がタイミングポイントF15に対応するようにそれぞれ配されている。吹き出しF16によって、タイミングポイントF15が示す位置(時間)と、その位置(時間)において出力する出力情報とが関連付けられる。例えば、バーF11の左側から2個目までの吹き出しF16には、それぞれ振動情報F61が、吹き出しF18(3個目の吹き出しF16)には振動情報F62が配されている。
なお、画像情報における再生時の出力開始時刻を定める方法は文字の情報などの他の情報の場合と同様である。ただし、画像情報の出力においては、前述の文字の情報の表示方法と異なる表示方法とする。この画像情報の場合は、各画像情報を切り替えて表示させるものとする。詳細は、図28を参照する。
出力部118から出力させる出力情報を各吹き出しF16に関連付ける場合には、例えば、吹き出しF16にタップ操作して、吹き出しF16が選択された状態にしたうえで、領域110iに示される画像情報アイコンをタッピングすることにより、選択した振動情報を関連付けることができる。
上記の説明では、各吹き出しF16に画像情報を関連付けた例を説明したが、振動情報に限られることなく、関連づけが可能な情報として、文字(絵文字、文字列を含む)の情報、音響情報、振動情報、画像情報のうちから少なくとも何れかを選択できる。
〔出力タイミング情報と出力方法〕
(文字(文字列)の情報に基づいた出力タイミング情報と出力方法(その1))
以下、図16から図18を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。
図16は、出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。
図17は、出力タイミング情報の構成を示す説明図である。
この図16と前述の図11と図13とにおいて、時間の経過に応じて「あ」「い」「し」「て」「る」「(音響情報)」を、時間t1からt6にかけて出力処理を開始するように設定した場合について説明する。メッセージ送信指示部151は、この設定処理を操作受付部120からの情報に基づいて、図17に示す出力タイミング情報を生成する。メッセージ送信指示部151は、生成した出力タイミング情報をメッセージ情報記憶部143に記憶させる。
ここで、図17に示す出力タイミング情報のデータ構成について整理する。この図17示されるように、出力タイミング情報は、「時間情報」と、「出力識別ID」と、「出力データ」とを項目に含む。
「時間情報」は、当該出力タイミング情報の再生を開始してから出力情報を出力するまでの時間を示す情報である。
なお、本実施形態においては、「時間情報」の値について、「時間t1」のように抽象化して説明しているが、当該出力タイミング情報の再生を開始してから出力情報を出力するまでの実際の時間を数値化して具体的な値にしてもよい。また、ユーザが指定したタイミングに基づいて忠実に数値化する以外に、時間軸の値を所定の分解能で量子化した値にしてもよい。上記のように所定の分解能で量子化した場合、量子化した結果による各ステップを示す識別情報を定め、識別情報を「時間情報」として利用してもよい。
「出力識別ID」は、出力部118における出力装置の種類を識別する識別情報を示す。ここで、本実施形態における「出力識別ID」について纏めて説明する。本実施形態において、例えば、出力情報が文字、文字列、絵文字を対象とする場合には、出力部118のうち表示部110に表示する文字に関連する情報(文字の情報)に分類する。出力情報が文字の情報の分類に属する場合には、その出力情報の「出力識別ID」を「TEXT」とする。また、出力情報が効果音などの音響情報を対象とする場合には、出力部118のうち音響出力部112から出力する音響情報に関連する情報に分類する。出力情報が音響情報の分類に属する場合には、その出力情報の「出力識別ID」を「SE」とする。出力情報が振動などの振動情報を対象とする場合には、出力部118のうち振動出力部114から出力する振動に関連する情報に分類する。出力情報が振動情報の分類に属する場合には、その出力情報の「出力識別ID」を「VIBE」とする。出力情報が画像情報を対象とする場合には、出力部118のうち表示部110に表示するスタンプに関連する情報(画像情報)に分類する。その出力情報が画像情報の分類に属する場合には、その出力情報の「出力識別ID」を「STAMP」又は「IMG」とする。なお、1つのメッセージとして送信する出力タイミング情報において、出力を指定する出力装置の種類が同一の出力装置を指定する場合には、「出力識別ID」の設定を省略するようにしてもよい。
「出力データ」は、出力部118に出力する情報(出力情報)を示す。上記のように、文字、文字列、絵文字を対象とする場合には、文字、文字列、絵文字の情報を出力データとする。この場合、一般的な文字コードを利用してもよい。
効果音などの音響情報を対象とする場合には、音響情報を識別する識別情報を出力データとする。ここで、音響情報は、効果音として規格化されて提供されているものに限らず、例えば、ユーザが取得した音響情報から生成してもよい。
振動などの振動情報を対象とする場合には、振動情報を識別する識別情報を出力データとする。ここで、振動情報は、規格化して提供されているものに限らず、例えば、ユーザが取得した振動情報から生成してもよい。
スタンプとして用いられる画像情報を対象とする場合には、画像情報を識別する識別情報を出力データとする。スタンプとして用いる画像情報は、規格化して提供されているものに限らず、例えば、ユーザが取得した画像情報等から生成してもよい。
上記のように、ユーザが取得した情報(音声情報、振動情報、画像情報等)に基づいて「出力データ」を生成する場合には、対向するユーザ端末100において上記を識別可能とするように出力データを識別する識別情報をユニークなものとするとよい。なお、音声情報、振動情報、画像情報のそれぞれは、ファイルとして構成されており、各情報を識別する識別情報は、そのファイルのファイル名としてもよい。
また、上記項目を含む出力タイミング情報は、「時間情報」の項目として記録する情報をキーにして各項目の情報を検索できるように、「時間情報」と、「出力識別ID」と、「出力データ」とに係る情報を関連付けて記憶される。要するに、時間情報をキーとして記録する出力情報(出力データ)ごとに、レコードが生成され、生成されたレコードを単位として、「時間情報」と、「出力識別ID」と、「出力データ」とに係る情報を関連付けて記憶される。
例えば、この出力タイミング情報のデータ構成により、メッセージ情報記憶部143は、ユーザの操作によって指定された「時間情報」と、「出力識別ID」と、「出力データ」とを関連付けたレコードを単位として、出力タイミング情報ごとに、1又は複数のレコードを記憶することができる。
図17に戻り、具体的な出力タイミング情報の一例を同図の記載に基づいて説明する。
この図17に示される出力タイミング情報TD1は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt6(時間t6)まで6個の情報を含む。要するに、出力タイミング情報TD1は6個のレコードを有する。「出力識別ID」には、文字の情報(「TEXT」)と音響情報(「SE」)の2種類の情報種別を含む。「出力データ」には、それぞれ異なる6個の文字(「あ」「い」「し」「て」「る」)」の文字の情報と、「LEBEL7」によって参照される音響情報を含む。
出力タイミング情報TD1には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている文字の情報(「TEXT」)と音響情報(「SE」)とが、時間の経過に応じて、順に出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t5までの全てのレコードには、「出力識別ID」を「TEXT」とする文字の情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。「時刻情報」が時間t1から時間t5までの各レコードの「出力データ」には、「時間情報」の順に従って、「あ」「い」「し」「て」「る」の各文字が1文字ずつ記録されている。また、「時刻情報」が時間t6のレコードには、「出力識別ID」を「SE」とする振動情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。「時刻情報」がt6のレコードの「出力データ」には、「LABEL7」によって参照される音響情報(効果音)への関連付けが記録されている。
ユーザ端末100は、この出力タイミング情報TD1を出力する場合、例えば、図18に示される出力を実施する。
図18は、出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。
この図18は、図3において説明した表示部110における表示において、吹き出しE9内に示す文字を時間の経過(時間t1から時間t5)に応じて変化させて表示する表示方法を示している。具体的には、出力制御部155は、吹き出しE9内に表示する文字の数を順に1文字ずつ増やして表示する。表示する文字は、出力タイミング情報TD1に記憶されている順の、「あ」「い」「し」「て」「る」の各文字である。また、時間t6に達すると、音響出力部112から「LABEL7」にて参照される所定の音響情報(効果音)を出力する。
要するに、上記の表示方法は、出力制御部155が、先に出力した出力情報を表示させたまま、その出力情報より後に出力する出力情報を表示させるように制御することにより行われている。
このように、本実施形態によれば、文字の情報の表示を固定的に行う場合と異なり、動的に文字数を変化させることができる。また、文字の情報の出力と、文字の情報以外の出力を連携させた出力形態を容易に行うことが可能になる。
(文字(絵文字)の情報に基づいた出力タイミング情報と出力方法)
次に、図19から図21を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。
図19は、出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。
この図19は、時間の経過に応じて表示する絵文字の数を1個ずつ増やして、2種類の絵文字(「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」)を交互に並べて連ねて表示する表示方法の設定について示している。
図19に、出力タイミング情報TD2を生成する際の、メッセージ設定画面の表示の一例を示す。この図19に示されるように、3個のタイミングポイントF15にそれぞれ対応する時間t1からt3にかけて、それぞれのタイミングポイントF15に対応する吹き出しF16に2種類の絵文字(「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」)が交互に配された状態が示されている。要するに、それぞれのタイミングポイントF15に2種類の絵文字(「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」)の関連付けがそれぞれ行われ、出力タイミング情報が生成される段階の画面である。
図20は、出力タイミング情報の構成を示す説明図である。
図20の記載に基づいて、具体的な出力タイミング情報の一例を説明する。
この図20に示される出力タイミング情報TD2は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt3(時間t3)まで3個の情報を含む。要するに、出力タイミング情報TD2は3個のレコードを有する。「出力識別ID」には、文字の情報(「TEXT」)の情報種別を含む。「出力データ」には、「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」、「絵文字F51(絵文字01)」の3個の文字の情報を含む。
出力タイミング情報TD2には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている文字の情報(「TEXT」)が、時間の経過に応じて、順に出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t3までの範囲に含まれる全てのレコードには、「出力識別ID」を「TEXT」とする文字の情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。各レコードの「出力データ」には、「時間情報」の順に従って、「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」、「絵文字F51(絵文字01)」の3個の絵文字が1文字ずつ記録されている。
図21は、出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。
この図21は、図3において説明した表示部110における表示において、吹き出しE9内に示す文字を時間の経過(時間t1から時間t3)に応じて、出力制御部155は順に1文字ずつ増やして表示する表示方法を示している。
このように、本実施形態によれば、文字の情報を固定的に表示する場合と異なり、動的に文字数を変化させることができる。
(文字(文字列)の情報に基づいた出力タイミング情報と出力方法(その2))
次に、図22から図24を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。
図22は、出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。
この図22は、時間の経過に応じて2種類の文字列(「とてもうれしい。」、「ありがとう。」)を連ねて表示するように(図24)時間t1からt2にかけて出力処理を開始する表示方法の設定について示している。
図23は、出力タイミング情報の構成を示す説明図である。
図23の記載に基づいて、具体的な出力タイミング情報の一例を説明する。
この図23に示される出力タイミング情報TD3は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt2(時間t2)まで2個の情報を含む。要するに、出力タイミング情報TD3は2個のレコードを有する。「出力識別ID」には、文字の情報(「TEXT」)の情報種別を含む。「出力データ」には、2種類の文字列(「とてもうれしい。」、「ありがとう。」)の情報を含む。
出力タイミング情報TD3には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている文字の情報(「TEXT」)が、時間の経過に応じて、順に出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t2までの範囲に含まれる全てのレコードには、「出力識別ID」を「TEXT」とする文字の情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。各レコードの「出力データ」には、「時間情報」の順に従って、2種類の文字列(「とてもうれしい。」、「ありがとう。」)がそれぞれ記録されている。
図24は、出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。
この図24は、図3において説明した表示部110における表示において、吹き出しE9内に示す文字を時間の経過(時間t1から時間t2)に応じて、出力制御部155は、文字列を単位として、単位としてまとめた文字列を1個ずつ増やして連ねて表示する表示方法を示している。
このように、本実施形態によれば、文字の情報を固定的に表示する場合と異なり、文字列を単位として、動的に文字列の数を変化させることができる。
なお、本実施形態に示す図22は、前述の図16、図19とは異なり、1つの吹き出しF16内に書き込む文字数が複数になる。吹き出しF16内に横書きにて記載する場合、文字列を並べて記載する方向がバーF11の延伸方向になる。そこで、表示制御部156は、登録された文字数に応じて吹き出しF16の横幅を、文字数に応じて広げている。また、吹き出しF16の横幅広げたことにより、並べて配置される吹き出しF16どうしが重なる場合が生じうる。そこで、表示制御部156は、出力時間が遅い方、又は、編集などのため参照している方の吹き出しF16が、他の吹き出しF16によって隠れないように、重ねて表示する優先度を調整する。
さらに吹き出しF16に対して出力時間に応じた番号を付けることにより、順序の確認や複数ある吹き出しF16のうちから目的の吹き出しF16を選択することが容易となる。
(振動情報に基づいた出力タイミング情報と出力方法)
次に、図25と図26、及び前述の図14を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。前述の図14に記載の出力タイミング情報の生成を参照する。
図25は、出力タイミング情報の構成を示す説明図である。
図25の記載に基づいて、具体的な出力タイミング情報の一例を説明する。
この図25に示される出力タイミング情報TD4は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt3(時間t3)までの3個の情報を含む。要するに、出力タイミング情報TD4は3個のレコードを有する。「出力識別ID」には、振動情報(「VIBE」)の情報種別を含む。「出力データ」には、「VIBE01(振動情報F61)」「VIBE02(振動情報F62)」の2個の振動パターンを示す振動情報をそれぞれ含む。
出力タイミング情報TD4には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている振動情報(「VIBE」)が、時間の経過に応じて順に出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t3までの範囲に含まれる全てのレコードには、「出力識別ID」を「VIBE」とする振動情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。各レコードの「出力データ」には、「時間情報」の順に従って、「VIBE01(振動情報F61)」「VIBE01(振動情報F61)」「VIBE02(振動情報F62)」の振動情報が1個ずつ、それぞれ記録されている。
図26は、出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。
この図26に示す出力タイミング情報TD4の出力情報の出力方法は、時間の経過に応じて、時間t1、t2、t3に達した段階で、定められた振動パターンの出力をそれぞれ開始する出力方法を示している。
時間t1と時間t2においては、2種類の振動パターンのうち、継続時間が比較的短い振動パターン(振動情報F61)を出力する。また、時間t3においては、2種類の振動パターンのうち、継続時間が比較的長い振動パターン(振動情報F62)を出力する。なお、振動情報F62は、前述のとおり出力処理を開始した後も所定の時間(期間d)振動を継続する。
なお、この図26に示す表示形態では、メッセージを受信したユーザ端末100−2は、吹き出しE9に文字の情報等を表示することなく、上記出力タイミング情報に応じた所定の振動情報を出力させている。
なお、図26において、文字の情報等を表示する吹き出しE9を、メッセージを受信したユーザ端末100−2において表示させるものとして説明したが、その表示を省略してもよい。
或いは、メッセージ作成画面において示した振動情報を示すアイコンを吹き出しE9内に表示させて、出力データとして振動情報を含んだメッセージであることを示してもよい。
なお、上記に示した振動情報を出力する場合と同様な方法により、音響情報を出力させることができる。
(画像情報(スタンプ等)に基づいた出力タイミング情報と出力方法)
次に、図27と図28、及び前述の図15を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。前述の図15に記載の出力タイミング情報の生成を参照する。
図27は、出力タイミング情報の構成を示す説明図である。
図27の記載に基づいて、具体的な出力タイミング情報の一例を説明する。
この図27に示される出力タイミング情報TD5は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt3(時間t3)までの3個の情報を含む。要するに、出力タイミング情報TD5は3個のレコードを有する。「出力識別ID」には、画像情報(「STAMP」)の情報種別を含む。「出力データ」には、3種類の画像情報(スタンプ)(画像情報F71(画像ファイル「stamp001.png」)、画像情報F72(画像ファイル「stamp002.png」)、画像情報F73(画像ファイル「stamp003.png」)を識別する画像識別情報)を含む。
出力タイミング情報TD5には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている振動情報(「STAMP」)が、時間の経過に応じて順に出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t3までの範囲に含まれる全てのレコードには、「出力識別ID」を「STAMP」とする振動情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。各レコードの「出力データ」には、「時間情報」の順に従って、「stamp001.png」、「stamp002.png」、「stamp003.png」の3つの画像のファイル名が記録されている。
図28は、出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。
この図28に示す出力タイミング情報TD5の出力情報の出力方法は、時間の経過に応じて、時間t1、t2、t3に達した段階で、定められた画像情報を表示する。
この画像情報を表示する際に、同じ出力タイミング情報(例えば、出力タイミング情報TD5)によって先に表示されている画像情報がある場合には、先に表示していた画像情報の表示を消去して、先に表示されていた画像情報と同じ場所に新たに表示する画像情報を表示する。
なお、この画像情報に基づいて生成する出力タイミング情報と、同出力タイミング情報に基づいた表示方法(出力方法)においては、複数の画像情報を順次出力しても並べて連ねて表示せずに切り替えて表示するように表示制御部156が制御する。
このように、画像情報を切り替えて表示することで、受信画面内に関連する画像を複数配置することがなく、1つの画像を表示する面積を確保するだけで、複数の画像を表示させることができる。
また、本実施形態によれば、切り替え時間を比較的長く設定することにより、スライドショーのような表示形態を容易に実現できる。また、逆に切り替え時間を比較的短く設定することにより、疑似的なアニメーションのような表示形態を簡易に実現することができる。
なお、本実施形態のうち、この画像情報に基づいて表示する方法以外の、他の情報に基づいて表示する方法においては、並べて表示する表示方法を採用している点が相違する。本実施形態においては、並べて表示する表示方法と、切り替えて表示する表示方法と、を切り替える設定情報等による選択を必要とせずに、上記のスライドショーのような表示形態や、疑似的なアニメーションのような表示形態を容易に実現できる。
<通信処理についての説明>
次に、図29から図31を参照して、出力タイミング情報を含まないテキストを主とする一般的なメッセージと、本実施形態に示す出力タイミング情報を有するメッセージとの両方を利用可能とする処理について説明する。
本実施形態におけるユーザ端末100における送信側の処理と受信側の処理は、互いに独立に実行させることができる。
以下、メッセージ送信部152に係る送信系の処理と、メッセージ受信部153に係る受信系の処理とを分けて説明する。先に、送信系の処理から説明する。
図29は、本実施形態による出力タイミング情報を有するメッセージを利用可能とする送信側の処理を説明するシーケンス図である。
送信系の処理において、制御部150は、次に示す3つの制御状態に応じた処理を行うとともに、それぞれの制御状態の状態遷移を行う。3つの制御状態は、〔送信待ち状態〕、〔出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の送信状態〕、〔出力タイミング情報を含むメッセージ情報の送信状態〕である。
〔送信待ち状態〕
ユーザ端末100が送信処理を行っていない送信待ち状態(ステップS100TXR)にある場合に、メッセージ送信指示部151は、ユーザの操作入力よる送信要求に基づいて実施する処理を切り替える。
例えば、その操作入力による送信要求が、出力タイミング情報を含まないメッセージの送信を要求する操作であるか、或いは、出力タイミング情報を含むメッセージの送信を要求する操作であるか否かの判定結果により実施する処理を切り替える。この切り替えの判定条件としては、例えば、ユーザ端末100の表示画面の表示状態に基づいて判定してもよい。メッセージ表示画面を操作したことによる送信要求の場合は、出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の送信と判定できる。一方、メッセージ作成画面を操作したことによる送信要求の場合は、出力タイミング情報を含むメッセージ情報の送信と判定できる。
〔出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の送信状態〕
メッセージ送信指示部151は、出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の送信を要求する操作であると判定した場合には、メッセージ種類のフラグに「0」をセットする。メッセージ送信指示部151は、メッセージ情報記憶部143の当該メッセージ情報のメッセージ種別に「0」を書き込む。
メッセージ送信指示部151は、メッセージを送信する「メッセージ情報の送信処理(ステップS100A)」に制御状態を遷移させて、メッセージ送信部152に所定の送信処理を実施させる。メッセージ送信部152は、上記の送信処理の終了、又は、上記の送信を行わず送信処理を中断した場合には、制御部150は、メッセージ送信部152における送信系の処理の状態を送信待ち状態(ステップS100TXR)に遷移させる。
〔出力タイミング情報を含むメッセージ情報の送信状態〕
メッセージ送信指示部151は、出力タイミング情報を含むメッセージ情報の送信を要求する操作であると判定した場合には、メッセージ種類のフラグに「1」をセットする。メッセージ送信指示部151は、メッセージ情報記憶部143の当該メッセージ情報のメッセージ種別に「1」を書き込む。
メッセージ送信指示部151は、メッセージを送信する「出力タイミング情報の送信処理(ステップS100B)」に制御状態を遷移させて、メッセージ送信部152に所定の送信処理を実施させる。
以下、「出力タイミング情報の送信処理(ステップS100B)」の詳細について説明する。
出力タイミング情報の送信処理において、制御部150は、次に示す4つの制御状態に応じた処理を行うとともに、それぞれの制御状態の状態遷移を行う。4つの制御状態は、(メッセージの生成処理状態)、(メッセージの再生処理状態)、(メッセージの送信処理状態)、(メッセージの編集処理状態)である。
(メッセージの生成処理状態)
まず、送信待ち状態(ステップS100TXR)から、「出力タイミング情報の送信処理(ステップS100B)」に制御状態が遷移した場合には、初期状態としてステップS112に制御状態が遷移される。
ステップS112において、制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力タイミング情報を含めて送信するメッセージの生成処理を行う。
ステップS112において、制御部150は、次の要求を入力部128(操作受付部120)が検出した場合、以下に示す所定の処理を行うように制御状態を遷移させる。
入力部128が送信要求操作を検出した場合、生成したメッセージを送信するメッセージとして定め、ステップS116に遷移する。
入力部128が再生要求の操作を検出した場合、生成したメッセージを再生して確認するメッセージとして定め、ステップS114に遷移する。
入力部128が編集要求の操作を検出した場合、生成したメッセージを編集するメッセージとして定め、ステップS118に遷移する。
(メッセージの再生処理状態)
ステップS114において、制御部150(メッセージ再生指示部154)は、出力タイミング情報を含む所定のメッセージの再生処理を行う。なお、制御部150の出力制御部155(メッセージ再生指示部154)は、メッセージ受信部153が受信した出力タイミング情報に含まれる出力情報に応じた出力を、ユーザの入力指示に応じて開始するように制御する。
ステップS114において、制御部150(メッセージ再生指示部154)は、次の要求を検出した場合、以下に示す所定の処理を行うように制御状態を遷移させる。
入力部128が送信要求操作を検出した場合、再生したメッセージを送信するメッセージとして定め、ステップS116に遷移する。
入力部128が編集要求の操作を検出した場合、再生したメッセージを編集するメッセージとして定め、ステップS118に遷移する。
(メッセージの送信処理状態)
ステップS116において、制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力タイミング情報を含む所定のメッセージの送信処理を行う。
ステップS116において、制御部150は、次の状態を検出した場合、以下に示す所定の処理を行うように制御状態を遷移させる。
送信処理を終了した場合、及び、送信処理中断した場合の少なくとも何れかの場合に、さらに、メッセージの生成要求がある場合、ステップS112に遷移する。
(メッセージの編集処理状態)
ステップS118において、所定のメッセージの編集処理を行う。
ステップS118において、制御部150は、次の要求を検出した場合、以下に示す所定の処理を、出力タイミング情報を含むメッセージに対して実施するように制御状態を遷移させる。
入力部128が送信要求操作を検出した場合、編集したメッセージを送信するメッセージとして定め、ステップS116に遷移する。
入力部128が再生要求の操作を検出した場合、編集したメッセージを再生するメッセージとして定め、ステップS114に遷移する。
なお、上記ステップS112、S114、S116及びS118において、先のメッセージに対する処理が終了し、次に処理を行うメッセージがない場合には、送信待ち状態(ステップS100TXR)に遷移する。
次に、図30を参照して、上記の出力タイミング情報の生成処理について説明する。
図30は、出力タイミング情報の生成処理のフローチャートである。
制御部150は、生成するメッセージに対するメッセージ記録を開始する(ステップSa1121)。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、入力部128における操作入力を検出する(ステップSa1122)。制御部150(メッセージ送信指示部151)は、入力部128が検出した操作入力が、記録の一時停止を指示するものと判定した場合、記録処理を一時停止する処理を行う(ステップSa1123)。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力識別情報を生成する(ステップSa1124)。制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力情報を生成する(ステップSa1125)。制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力情報を記録する(ステップSa1126)。制御部150(メッセージ送信指示部151)は、タイミング情報を記録する(ステップSa1127)。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、記録時間を終了するか否かを判定する(ステップSa1128)。ステップSa1128における判定により、記録時間を終了しないと判定する場合(ステップSa1128:No)、ステップSa1122に進む。ステップSa1128における判定により、記録時間を終了すると判定した場合(ステップSa1128:Yes)、ステップSa1129に進む。
制御部150は、出力タイミング情報を記録して(ステップSa1129)、出力タイミング情報の生成処理を終了する。
図31は、本実施形態による出力タイミング情報を有するメッセージを利用可能とする受信側の処理を説明するシーケンス図である。
この図31に示される、出力タイミング情報を有するメッセージを利用可能とする受信側の処理について説明する。
受信系の処理において、制御部150は、次に示す3つの制御状態に応じた処理を行うとともに、それぞれの制御状態の状態遷移を行う。3つの制御状態は、〔受信待ち状態〕、〔出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の受信状態〕、〔出力タイミング情報を含むメッセージ情報の受信状態〕である。
〔受信待ち状態〕
ユーザ端末100が、受信処理を行っていない受信待ち状態(ステップS100RXR)にある場合に、メッセージ受信部153は、対向して通信するユーザ端末100からの着信を検出する。着信したメッセージが、出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の受信であるか、出力タイミング情報を含むメッセージの受信であるかに応じて受信処理を切り替える。出力タイミング情報を含むメッセージであるか否かの判定は、メッセージ種類のフラグに基づいて判定する。例えば、メッセージ受信部153は、メッセージ種類のフラグが、出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の受信であることを示す「0」の場合には、出力タイミング情報を含まない「メッセージ情報の受信処理(ステップS150A)」に遷移させる。
〔出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の受信状態〕
メッセージ受信部153は、出力タイミング情報を含まないメッセージ情報の受信であると判定した場合には、当該メッセージ情報に対して、前述の所定の受信処理を実施する。上記の受信処理の終了、又は、上記の受信を行わず受信処理を中断した場合には、制御部150は、受信系の処理の状態を受信待ち状態(ステップS150RXR)に遷移させる。
〔出力タイミング情報を含むメッセージ情報の受信状態〕
一方、メッセージ種類のフラグが、出力タイミング情報を含むメッセージ情報の受信であることを示す「1」の場合には、「出力タイミング情報を含むメッセージの受信処理(ステップS150B)」に遷移して、メッセージ受信部153は、所定の受信処理を実施する。
なお、上記の受信処理の終了、又は、上記の受信を行わず受信処理を中断した場合には、制御部150は、受信系の処理の状態を受信待ち状態(ステップS150RXR)に遷移させる。
以下、「出力タイミング情報を含むメッセージの受信処理(ステップS150B)」の詳細について説明する。
出力タイミング情報を含むメッセージの受信処理において、制御部150は、次に示す4つの制御状態に応じた処理を行うとともに、それぞれの制御状態の状態遷移を行う。4つの制御状態は、(メッセージの受信処理状態)、(メッセージの出力処理状態)、(メッセージの再生処理状態)、(メッセージの出力保留処理状態)である。
(メッセージの受信処理状態)
まず、受信待ち状態(ステップS100RXR)から、「出力タイミング情報の受信処理(ステップS150B)」に制御状態が遷移した場合には、初期状態としてステップS152に制御状態が遷移される。
ステップS152において、制御部150(メッセージ受信部153)は、メッセージの受信処理を行う。
ステップS152において、制御部150(メッセージ受信部153)は、次の条件を検出した場合、以下に示す所定の処理を行うように制御状態を遷移させる。
出力可能な出力情報を検出した場合、受信したメッセージを出力するメッセージとして定め、ステップS154に遷移する。
出力可能な出力情報を検出できない場合、受信したメッセージの出力を保留するメッセージとして定め、ステップS158に遷移する。
(メッセージの出力処理状態)
ステップS154において、制御部150(出力制御部155)は、所定のメッセージの出力処理を行う。
ステップS154において、制御部150(出力制御部155)は、次の要求を検出した場合、以下に示す所定の処理を行うように制御状態を遷移させる。
再生要求操作を検出した場合、受信したメッセージを再生するメッセージとして定め、ステップS156に遷移する。
出力処理を中断させる切替操作を検出した場合、受信したメッセージの出力を中断して、出力を中断したメッセージを出力保留にするメッセージとして定め、ステップS158に遷移する。
(メッセージの再生処理状態)
ステップS156において、制御部150(メッセージ再生指示部154)は、所定のメッセージの再生処理を出力制御部155に行わせる。
ステップS156において、制御部150は、次の状態を検出した場合、以下に示す所定の処理を行うように制御状態を遷移させる。
再生処理を終了した場合、及び、受信処理中断した場合の少なくとも何れかの場合に、さらに、メッセージの受信要求がある場合、ステップS152に遷移する。
(メッセージの出力保留処理状態)
ステップS158において、所定のメッセージの出力保留処理を行う。
ステップS158において、制御部150(出力制御部155)は、次の要求を検出した場合、以下に示す所定の処理を行うように制御状態を遷移させる。
受信要求操作を検出した場合、編集したメッセージを受信するメッセージとして定め、ステップS156に遷移する。
再生要求の操作を検出した場合、出力保留にしたメッセージを再生するメッセージとして定め、ステップS156に遷移する。
なお、上記ステップS152、S154、S156及びS158において、先のメッセージに対する処理が終了し、次に処理を行うメッセージがない場合には、受信待ち状態(ステップS150RXR)に遷移する。
このように、本実施形態によれば、ユーザ端末100(出力制御部155)は、メッセージ送信指示部151(生成部)が、ユーザが送信する情報を出力タイミング情報として生成する。この出力タイミング情報は、ユーザが送信する情報を基にして、1または複数の出力部118が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とが対応付けられて生成される。メッセージ送信部152は、メッセージ送信指示部151(生成部)が生成した出力タイミング情報を外部装置(例えば、他のユーザ端末100、サーバ装置200など)に送信するようにした。
また、メッセージ受信部153は、外部装置(例えば、他のユーザ端末100、サーバ装置200など)から送信された出力タイミング情報を上記のメッセージ情報と同様に受信する。メッセージ再生指示部154は、メッセージ受信部153が受信してメッセージ情報記憶部143にメッセージとして記憶されている出力タイミング情報から、出力タイミング情報に含まれる出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで出力部118が出力するように制御するようにした。
これにより、ユーザ端末100は、チャットアプリケーションにおける利便性を向上させることができる。
<第2実施形態>
図32から図34を参照し、本実施形態における出力タイミング情報の生成処理について説明する。
図32と図33は、本実施形態における出力タイミング情報の生成処理を補足説明する説明図である。
この図32に、出力タイミング情報の設定において、各出力タイミングに対応する出力情報の設定を個々に実施する前に、全ての出力タイミングの設定を一括に設定する場合を示す。
本実施形態においても、前述の図11に示したように、画面110aにおける領域110gにおいてメッセージの作成状況が示される。この領域110gにおいて示されるバーF11を基準にして、メッセージに応じた出力タイミング情報を生成する。
図32に、表示部110の領域110gに表示される画像を、時間の経過に従って上から順に並べて示す。
この図32の最上段に示すt0時間には、ポインタF14がバーF11の左端F12の位置に配されている(時間:t0)。ここで、録音アイコンF25にタップ操作されると、ポインタF14が、バーF11に沿って左側から右側に向かって移動される。ポインタF14がバーF11に沿って移動する過程において、一時停止アイコンF27にタップ操作されると、一時停止アイコンF27にタップ操作された時点のポインタF14が示す位置に、対応するタイミングポイントF15がバーF11に重ねて配される。また、タイミングポイントF15をバーF11に重ねて配した位置から、ユーザによって指定された位置を補足可能とする(時間:t1)。この一時停止アイコンF27のタップ操作を順に繰り返すことにより、それぞれ位置の異なるタイミングポイントF15がバーF11に重ねて配される。例えば、一時停止アイコンF27のタップ操作が4回繰り返されることにより、タイミングポイントF15が4個配される(時刻:t4)。その後、ポインタF14がバーF11の右端に到達して、タイミングポイントF15の設定が終了する(時刻:te)。
上記の手順に従って、メッセージ送信指示部151は、このタイミングポイントF15の設定処理を操作受付部120からの情報に基づいて実施して、図17に示す出力タイミング情報の各レコードと、それぞれのレコードの時間情報を生成する。ここで、出力タイミング情報の各レコードとは、図17に示されるテーブルの行ごとに示されている情報の組をいう。メッセージ送信指示部151は、生成した出力タイミング情報の各レコードと、それぞれのレコードの時間情報をメッセージ情報記憶部143に一時的に記録する。
図33に、図32と同様に表示部110の領域110gに表示される画像を、時間の経過に従って上から順に並べて示す。
この図33は、上記の図32に示したようにタイミングポイントF15を設定した後に、メッセージ送信指示部151がタイミングポイントF15に対応する出力情報(出力識別情報と出力データ)を設定する場合について説明する。
この図33に示すように、先に設定されたタイミングポイントF15にそれぞれ対応する「あ」「い」「し」「て」「る」「(音響情報)」を、時間t1からt6のそれぞれの時間において出力処理を実施するように設定する手順について説明する。
この図33の最上段に示すt1’時間には、バーF11の左端F12から数えて1個目のタイミングポイントF15の位置にポインタF14が配されている(時間:t1’)。メッセージ送信指示部151は、ポインタF14が配されたタイミングポイントF15に、対応する吹き出しF16を表示させる。
ここで、メッセージ送信指示部151は、ユーザが指定した「あ」の文字の情報の入力を検出すると、その吹き出しF16内に、検出した文字の情報の「あ」を表示させる。
メッセージ送信指示部151は、入力された文字の情報を、出力タイミング情報のうち、左端F12から1個目のタイミングポイントF15に対応する1行目のレコードの情報として書き込んで、記憶させる。
同様に、メッセージ送信指示部151は、タイミングポイントF15ごとに、関連づける文字の情報の登録を順に繰り返す。例えば、t5’時刻の画面として、文字の情報の登録を計4回繰り返したことにより、「あ」「い」「し」「て」の4文字がそれぞれ登録され、5個目の文字「る」の文字の情報を吹き出しF18に、これから登録する状態が図に示されている。
さらに、出力情報の登録を進めて、最後に出力情報を登録するタイミングポイントF15の位置にF14が配されている(時間:t6’)。メッセージ送信指示部151は、ポインタF14が配されたタイミングポイントF15に、対応する吹き出しF19を表示させる。ここで登録する情報を、音響情報とする。ここで、メッセージ送信指示部151は、ユーザが指定した音響情報の入力を検出すると、その吹き出しF19内に、検出した音響情報を示す表示を表示させる。
メッセージ送信指示部151は、入力された振動情報を、出力タイミング情報のうち、左端F12から数えた最後のタイミングポイントF15に対応する6行目のレコードの情報として書き込んで、記憶させる。その後、ポインタF14がバーF11の右端に到達して、出力情報の設定を終了する。
上記のようにメッセージ送信指示部151は、この出力情報の設定処理を操作受付部120からの情報に基づいて実施して、図17に示す出力タイミング情報を生成する。メッセージ送信指示部151は、生成した出力タイミング情報を、メッセージ情報記憶部143に一時的に記憶させていた状態から、送信可能な出力タイミング情報として登録を変更する。
図34は、出力タイミング情報の生成処理のフローチャートである。
まず、制御部150は、生成するメッセージに対するメッセージ記録を開始する(ステップSb1121)。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、入力部128における操作入力を検出する(ステップSb1122)。制御部150(メッセージ送信指示部151)は、入力部128によって検出された操作入力が、記録の一時停止を指示するものと判定した場合、制御部150(メッセージ送信指示部151)は、タイミング情報を記録する(ステップSb1127)。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、記録時間を終了するか否かを判定する(ステップSb1128)。ステップSb1128における判定により、記録時間を終了しないと判定する場合(ステップSb1128:No)、ステップSb1122に進む。ステップSb1128における判定により、記録時間を終了すると判定した場合(ステップSb1128:Yes)、ステップSc1121に進む。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、ユーザの操作入力に基づいて出力タイミングの位置、即ち、出力タイミングの時間をバーF11上に設けたタイミングポイントF15の位置(時間)から選択する(ステップSc1121)。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力識別情報を生成する(ステップSc1122)。制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力情報を生成する(ステップSc1123)。制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力情報を記録する(ステップSc1124)。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、ユーザの操作入力に基づいて、さらに追加して登録する出力情報があるか否かを判定する(ステップSc1125)。ステップSc1125における判定により、追加して登録する出力情報がないと判定する場合(ステップSc1125:No)、ステップSc1129に進む。ステップSc1125における判定により、追加して登録する出力情報があると判定した場合(ステップSc1125:Yes)、ステップSc1121に進む。
制御部150(メッセージ送信指示部151)は、出力タイミング情報をメッセージ情報記憶部143に記録して(ステップSc1129)、出力タイミング情報の生成処理を終了する。
上記のように、出力タイミング情報の生成処理において、出力タイミングの設定と、出力情報の設定を分けて行うようにしてもよい。
これにより、ユーザ端末100は、チャットアプリケーションにおける利便性を向上させることができる
<第3実施形態>
図35から図45を参照して、本実施形態におけるユーザAのユーザ端末100A−1と、ユーザBのユーザ端末100A−2との間の通信について説明する。
図35は、本実施形態のチャットシステム1Aの構成を示す説明図である。
この図35に示されるチャットシステム1AにおいてユーザAのユーザ端末100A−1と、ユーザBのユーザ端末100A−2とは、サーバ装置200を介して通信を行う。
ここで、前述のユーザ端末100(図10)と対比して、本実施形態におけるユーザ端末100Aを説明する。ユーザ端末100Aは、前述のユーザ端末100に対し以下の点が異なる。
ユーザ端末100の制御部150(図10)は、メッセージ送信指示部151と、メッセージ送信部152と、メッセージ受信部153と、メッセージ再生指示部154と、出力制御部155と、を有している。これに対し、制御部150Aは、メッセージ送信指示部151Aと、メッセージ送信部152と、メッセージ受信部153と、メッセージ再生指示部154Aと、出力制御部155Aと、とを備える。
本実施形態におけるユーザ端末100Aのメッセージは、前述のユーザ端末100におけるメッセージの出力タイミング情報に対し、「更新フラグ(更新制御情報)」が付加されている点が異なる。
ここで、更新フラグ(更新制御情報)は、先に出力した出力情報に応じた出力を更新させることを示す情報を含むものとする。例えば、更新フラグは、先に表示している表示の内容(出力情報に応じた出力)を更新させるか否かを判定する情報を示すものとする。
本実施形態における出力制御部155Aは、更新フラグの状態(更新制御情報)に応じて、先に出力した出力情報に応じた出力を、その出力情報より後に出力する出力情報に応じた出力へ更新させるように制御することができる。
例えば、出力制御部155Aは、共通の出力タイミング情報に含まれる複数の文字の情報(出力情報)のうち、先に出力した文字の情報(出力情報)に応じた文字の表示(出力)を、その文字の情報(出力情報)より後に出力する文字の情報(出力情報)に応じた文字の表示(出力)へ更新させるように制御する。このような制御を、出力タイミング情報に含まれる更新フラグ(更新制御情報)に応じて実施するものとする。
本実施形態におけるメッセージ送信指示部151Aは、更新フラグを含む出力タイミング情報を生成する。
本実施形態におけるメッセージ再生指示部154Aは、更新フラグを含む出力タイミング情報を再生する。
以下、制御部150Aの具体的な機能について説明を行う。
〔出力タイミング情報の作成方法〕
以下、メッセージ送信指示部151Aによる出力タイミング情報の作成方法について説明する。
本実施形態のメッセージ送信指示部151Aは、例えば、前述の図11から図15に示すメッセージ作成画面をユーザに提示して出力タイミング情報の作成を支援するとともに、出力タイミング情報を含むメッセージの生成を行う。
〔出力タイミング情報と出力方法〕
(文字(絵文字)の情報に基づいた出力タイミング情報と出力方法(その1))
次に、図36から図38を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。なお、図36から図38は、前述の図19から図21に対応する。
以下、出力情報の表示おいて、時間の経過に応じて表示する絵文字の数を1個にしたまま、2種類の絵文字(「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」)を交互に切り替えて表示する場合について説明する。
図36は、出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。
図36に、出力タイミング情報TD6を生成する場合におけるメッセージ設定画面の表示の一例を示す。この図36に示されるように、時間t1からt3のそれぞれに対応する3個のタイミングポイントF15が示されている。それぞれのタイミングポイントF15に対応する吹き出しF16に2種類の絵文字(「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」)が交互に配された状態が示されている。要するに、それぞれのタイミングポイントF15に2種類の絵文字(「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」)の関連付けがそれぞれ行われており、出力タイミング情報が生成される段階の表示が示されている。
なお、本実施形態における各吹き出しF16には、番号を表示するタグをそれぞれ設けている。タグに表示する番号は、出力情報を出力する順に応じて附している。また、タグの表示状態が「更新フラグ」の設定を示すようにする。例えば、図36に示されるように、番号を示す文字の明るさより、タグの明るさが暗い場合に、「更新フラグ」の設定値を「1」とする。一方、番号を示す文字の明るさより、タグの明るさが明るい場合(図43参照)に、「更新フラグ」の設定値を「0」とする。ここで、例えば、「更新フラグ」の設定値が「1」の場合には、出力情報を切り替えて表示するように定め、一方、「更新フラグ」の設定値が「0」の場合には、出力情報を順に並べて表示するように定める。この設定値の変更は、例えば、対応する吹き出しF16にタップ操作するたびに状態を交互に切り替えるようにしてもよい。
なお、この図36に示される例の場合には、全ての吹き出しF16のタグの明るさが、番号を示す文字の明るさより暗くして、「更新フラグ」の設定値が「1」に設定された状態にある。
図37は、出力タイミング情報の構成を示す説明図である。
この図37に、具体的な出力タイミング情報の一例を示し、図示する出力タイミング情報TD6のデータ構成について整理する。この図37示されるように、本実施形態における出力タイミング情報TD6は、「時間情報」と、「出力識別ID」と、「出力データ」、「更新フラグ」とを項目に含む。
ここで、「更新フラグ」は、例えば、前述したとおり定めることとして、他の項目は図17と同様とする。
この図37に示される出力タイミング情報TD6は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt3(時間t3)まで3個の情報を含む。要するに、出力タイミング情報TD2は3個のレコードを有する。「出力識別ID」には、文字の情報(「TEXT」)の情報種別を含む。「出力データ」には、「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」、「絵文字F51(絵文字01)」の3個の文字の情報を含む。「更新フラグ」には、フラグとして用いられる「1」が含まれている。
出力タイミング情報TD2には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている文字の情報(「TEXT」)が、時間の経過に応じて、順に出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t3までの範囲に含まれる全てのレコードには、「出力識別ID」を「TEXT」とする文字の情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。各レコードの「出力データ」には、「時間情報」の順に従って、「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」、「絵文字F51(絵文字01)」の3個の絵文字が1文字ずつ記録されている。また、全てのレコードの「更新フラグ」には、「1」が記憶されている。
図38は、出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。
この図38は、図3において説明した表示部110における表示において、表示する1文字の絵文字を切り替えて表示する表示方法を示している。出力制御部155は、吹き出しE9内に示す文字を時間の経過(時間t1から時間t3)に応じて順に切り替えて出力する。このように、本実施形態によれば、文字の情報を固定的に表示する場合と異なり、動的に文字数を変化させることができる。
以上の説明では、全ての「更新フラグ」の値をそれぞれ「1」にしたことにより、それぞれの絵文字を表示する段階で、先に表示していた文字の表示を更新している。
なお、仮に、2文字目の「更新フラグ」の値を「0」にすることにより、2文字目の「絵文字F52(絵文字02)」を表示した段階の表示を次のように変更することができる。上記の場合、先に表示していた1文字目の表示を更新しないため、「絵文字F51(絵文字01)」、「絵文字F52(絵文字02)」の2文字を並べて表示する。さらに、2文字を並べて表示した状態で、3文字目を表示すると、先に表示されていた2文字を更新して、3文字目の1文字を表示する。このように、先に表示している情報を更新して表示するか、先に表示している情報に並べて表示するかの表示方法を選択することができる。
また、全ての「更新フラグ」の値をそれぞれ「0」にすると、前述の図21と同様の表示形態を選択することが可能になる。
(画像情報(スタンプ等)に基づいた出力タイミング情報と出力方法)
次に、図39、及び前述の図15と図28を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。前述の図15に記載の出力タイミング情報の生成を参照する。
図39は、出力タイミング情報TD7の構成を示す説明図である。
図39の記載に基づいて、具体的な出力タイミング情報の一例を説明する。
この図39に示される出力タイミング情報TD7は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt3(時間t3)までの3個の情報を含む。要するに、出力タイミング情報TD5は3個のレコードを有する。「出力識別ID」には、画像情報(「STAMP」)の情報種別を含む。「出力データ」には、3種類の画像情報(スタンプ)(画像情報F71(画像ファイル「stamp001.png」)、画像情報F72(画像ファイル「stamp002.png」)、画像情報F73(画像ファイル「stamp003.png」))を識別する画僧識別情報を含む。「更新フラグ」には、フラグとして用いられる「1」が含まれている。
出力タイミング情報TD7には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている画像情報として、画像情報(スタンプ)を識別する画像識別情報が、時間の経過に応じて順に出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t3までの範囲に含まれる全てのレコードには、「出力識別ID」を「STAMP」とする振動情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。各レコードの「出力データ」には、「時間情報」の順に従って、「stamp001.png」、「stamp002.png」、「stamp003.png」の3つの画像のファイル名が記録されている。また、全てのレコードの「更新フラグ」には、「1」が記憶されている。
この図39に示す出力タイミング情報に従えば、図28と同様の表示形態の出力方法を実施することができる。
一方、何れかの「更新フラグ」の値を「0」にすると、対応する画像情報を表示する際に、先に表示されている画像を更新することなく、並べて表示することが可能になる。
(文字(文字列)の情報に基づいた出力タイミング情報と出力方法(その2))
次に、図40から図42を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。
図40は、出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。なお、図40は、前述の図22に対応する。
この図40は、前述の図22に対し、各吹き出しF16に前述のタグがそれぞれ配されている点が相違する。図40に示されるタグの表示によれば、時間の経過に応じて2種類の文字列(「とてもうれしい。」、「ありがとう。」)のうち先に示される文字列を更新して表示する表示方法を選択している状態が示されている。なお、このタグを利用して「更新フラグ」の値を調整して、表示方法を調整することができる。
図41の記載に基づいて、具体的な出力タイミング情報の一例を説明する。
図41は、出力タイミング情報の構成を示す説明図である。この図41に示される出力タイミング情報TD8は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt2(時間t2)まで2個の情報を含む。要するに、出力タイミング情報TD3は2個のレコードを有する。「出力識別ID」には、文字の情報(「TEXT」)の情報種別を含む。「出力データ」には、2種類の文字列(「とてもうれしい。」、「ありがとう。」)の情報を含む。「更新フラグ」には、フラグとして用いられる「1」が含まれている。
出力タイミング情報TD8には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている文字の情報(「TEXT」)が、時間の経過に応じて、更新して出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t2までの範囲に含まれる全てのレコードには、「出力識別ID」を「TEXT」とする文字の情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」が記録されている。各レコードの「出力データ」には、「時間情報」の順に従って、2種類の文字列(「とてもうれしい。」、「ありがとう。」)がそれぞれ記録されている。また、全てのレコードの「更新フラグ」には、「1」が記憶されている。
図42は、出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。
この図42は、図3において説明した表示部110における表示において、単位としてまとめた文字列を切り替えて表示する表示方法を示している。
出力制御部155は、吹き出しE9内に示す文字を時間の経過(時間t1から時間t2)に応じて、文字列を単位として切り替えて表示する。
このように、本実施形態によれば、文字の情報を固定的に表示する場合と異なり、文字列を単位として、表示する文字列を動的に変化させることができる。
(文字(絵文字)の情報に基づいた出力タイミング情報と出力方法(その1))
次に、図43から図45を参照し、出力タイミング情報と出力方法について説明する。
以下、時間の経過に応じて出力する複数の種類の情報を関連付けて動的に切り替えて表示する場合について説明する。
図43に、出力タイミング情報TD9を生成する際の、メッセージ設定画面の表示の一例を示す。
図43は、出力タイミング情報の生成を補足説明する説明図である。
この図43に示されるバーF11には、4個のタイミングポイントF15が配されており、それぞれの位置が、メッセージの開始から時間t1、時間t2、時間t3、時間t4、それぞれ経過した位置を示す。
この図43の上段側に示される時間t1における表示では、バーF11の左側から数えて1個目のタイミングポイントF15に対応する吹き出しF16が配されている。ここで、吹き出しF16のタグに付されている番号(ここでは、「1」)を吹き出しF16の識別情報として用いて説明し、以下、例えば1個目の吹き出しF16を示す場合、「吹き出しF16(1)」と記す。
吹き出しF16(1)内に、文字列「またこんどね」が示されている。また、吹き出しF16(1)内に、上記文字列と重ならないように、吹き出しF80が示されている。その吹き出しF80内に、文字列「バイバイ」が示されている。この吹き出しF80は、対応する音声情報を模式化して示しており、その情報を「バイバイ」という音響情報とする。
ここで、この吹き出しF16(1)は、時間t1に出力する1又は複数の情報を、対応する時間情報に関連付ける。この画面上の表示では、吹き出しF16(1)の表示領域内に配されている情報が、対応する時間情報に関連付けられた情報として示される。ここでは、文字列「またこんどね」の情報と、吹き出しF80として示される「バイバイ」という音響情報とが、関連付けられる情報として示されている。要するに、このメッセージを受信したユーザ端末100は、メッセージの出力を開始してから時間t1に達した段階で、文字列「またこんどね」を表示するとともに、「バイバイ」という音響情報を出力する。なお、吹き出しF16(1)のタグの表示から、「更新フラグ」の設定値を「0」とする。
この図43の下段側に示されるte時間における表示、即ちメッセージの記録を終了した段秋の表示では、各タイミングポイントF15に対応する吹き出しF16が配されている。
吹き出しF16(2)としての表示領域内に、画像情報F81と振動情報F61とが示されている。
吹き出しF16(3)としての表示領域内に、画像情報F82と振動情報F61とが示されている。
吹き出しF16(4)としての表示領域内に、画像情報F81と振動情報F61とが示されている。
なお、吹き出しF16(2)から(4)のタグの表示から、「更新フラグ」の設定値を「1」とする。
上記のように、吹き出しF16(2)から(4)においても、吹き出しF16(1)の場合と同様に、各吹き出しF16の表示領域内に配されている情報が、対応する時間情報に関連付けられた情報として示される。
例えば、吹き出しF16(2)の場合には、画像情報F81と振動情報F61とが吹き出しF16(2)としての表示領域内に示されていることにより、時間t2に画像情報F81と振動情報F61とが関連付けられた状態を示している。それゆえ、このメッセージを受信したユーザ端末100は、メッセージの出力を開始してから時間t2に達した段階で、画像情報F81を表示するとともに、振動情報F61を出力する。
図44の記載に基づいて、具体的な出力タイミング情報の一例を説明する。
図44は、出力タイミング情報の構成を示す説明図である。この図44に示される出力タイミング情報TD9は、「時間情報」として、t1(時間t1)からt4(時間t4)まで4個の情報を含む。ただし、ここでは、同一の時間に、それぞれ2個のレコードが対応づけることが必要とされている。要するに、出力タイミング情報TD9は8個のレコードを有する。そこで、各レコードを「時間情報」をキーにして識別するために、同じ時間を示す情報に異なる符号を付加して、異なる情報として識別できるようにする。例えば、t1(時刻t1)をt1a(時刻t1)とt1b(時刻t1)とすることにより、キーとなる2つの情報を得ることができる。
「出力識別ID」は、文字の情報(「TEXT」)、音響情報(「SE」)、振動情報(「VIBE」)、画像情報(「IMG」)の情報種別を含む。ここでは、画像情報(「IMG」)は、前述の画像情報(「STAMP」)と同様の画像情報を示す情報種別であるが、互いに異なる属性を付与する。例えば、情報を出力する際に、画像情報(「STAMP」)を附した画像情報は、吹き出しE9の外に表示させるのに対して、画像情報(「IMG」)を附した画像情報は、吹き出しE9の内に表示させることとする。
「出力データ」は、「またこんどね」の文字列の情報、「LABEL54」の効果音(「バイバイ」という音声)を示す音響情報、「VIBE01(振動情報F61)」の振動パターンを示す振動情報、及び、2種類の画像情報(画像情報F81(画像ファイル「img01.jpg」)、画像情報F82(画像ファイル「img02.jpg」))を識別する画像識別情報を含む。例えば、2種類の画像情報は、交互に表示すると、手を振るように見える画像とする。
「更新フラグ」には、フラグとして用いられる「0」と「1」が含まれている。
出力タイミング情報TD9には、各「時間情報」によって示される各時間情報に関連付けて記憶されている各種情報が、時間の経過に応じて、順に出力する情報として記録されている。
「時刻情報」をキーにして、レコード内の他の項目の情報との具体的な関連付けを説明する。
「時刻情報」が時間t1から時間t4までの範囲に含まれる全てのレコードには、「出力識別ID」によって示される情報の分類と、その分類に対応する「出力データ」、その「出力データ」の出力方法を指定する「更新フラグ」がそれぞれ記録されている。
各レコードに記録されている情報を、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に並べて整理する。
「時刻情報」のt1aから参照されるレコードには、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に、〔t1a、「TEXT」、「またこんどね」の文字列の情報、「0」〕が記録されている。
「時刻情報」のt1bから参照されるレコードには、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に、〔t1b、「SE」、「LABEL54」の音響情報、「0」〕が記録されている。
「時刻情報」のt2aから参照されるレコードには、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に、〔t2a、「VIBE」、「VIBE01」の振動情報、「0」〕が記録されている。
「時刻情報」のt2bから参照されるレコードには、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に、〔t2b、「IMG」、画像情報「img01.jpg」を識別する画像識別情報、「1」〕が記録されている。
「時刻情報」のt3aから参照されるレコードには、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に、〔t3a、「VIBE」、「VIBE01」の振動情報、「0」〕が記録されている。
「時刻情報」のt3bから参照されるレコードには、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に、〔t3b、「IMG」、画像情報「img02.jpg」を識別する画像識別情報、「1」〕が記録されている。
「時刻情報」のt4aから参照されるレコードには、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に、〔t4a、「VIBE」、「VIBE01」の振動情報、「0」〕が記録されている。
「時刻情報」のt4bから参照されるレコードには、「時刻情報」、「出力識別ID」、「出力データ」、「更新フラグ」の順に、〔t4b、「IMG」、画像情報「img01.jpg」を識別する画像識別情報、「1」〕が記録されている。
図45は、出力タイミング情報に基づいた出力方法を示す説明図である。
この図45は、図3において説明した表示部110における表示において、吹き出しE9内に示す情報を時間の経過(時間t1から時間t4)に応じて、切り替えて表示する表示方法を示す。吹き出しE9内に示す情報には、文字の情報と画像情報がある。また、その表示に同期して、音響情報、振動情報を出力する出力方法を合わせて示す。
時間t1が経過した段階で、表示部110における吹き出しE9に、「またこんどね」の文字列が表示される。この文字列の表示とともに、音響出力部112から「LABEL54」にて参照される音響情報F80が出力される。なお、音響情報F80は、「バイバイ」という声が録音されている音響情報とする。
時間t2が経過した段階で、表示部110における吹き出しE9に、「またこんどね」の文字列が表示された状態が保持され、さらに、画像情報F81が表示される。画像情報F81の表示とともに、振動出力部114から「VIBE01」にて参照される振動情報F61が出力される。
時間t3が経過した段階で、表示部110における吹き出しE9に、「またこんどね」の文字列が表示された状態が保持され、さらに、画像情報F81に代えて、画像情報F82が表示される。要するに、画像情報F81から画像情報F82に更新された表示になる。この画像情報F82の表示とともに、振動出力部114から「VIBE01」にて参照される振動情報F61が出力される。
時間t4が経過した段階で、表示部110における吹き出しE9に、「またこんどね」の文字列が表示された状態が保持され、さらに、画像情報F82に代えて、画像情報F81が再び表示される。要するに、画像情報F82から画像情報F81に更新された表示になる。この画像情報F81の表示とともに、振動出力部114から「VIBE01」にて参照される振動情報F61が出力される。
以上の表示方法に従うことにより、表示部110の表示と、音響出力部112からの音響と、振動出力部114からの振動と、を適宜組み合わせたメッセージを生成することにより、ユーザが望むメッセージを提供することができる。
このように、本実施形態によれば、出力制御部155Aは、更新フラグの状態(更新制御情報)に応じて、先に出力した出力情報に応じた出力を、その出力情報より後に出力する出力情報に応じた出力へ更新させるように制御するようにした。
これにより、出力情報を固定的に出力する場合と異なり、動的に変化させて表示することができる。また、複数の種類の出力情報を関連付けて、1回のメッセージ送付の処理で送信可能とする。また、複数の出力情報を関連付けることにより、関連付けに応じた時間情報に従って、それぞれの出力情報を出力することができる。また、複数の種類の出力情報を関連付けることにより、関連付けに応じた時間情報に従って、異なる種類の出力情報をそれぞれのタイミングで出力することができる。
なお、この画像情報に基づいて生成する出力タイミング情報と、同出力タイミング情報に基づいた表示方法(出力方法)においては、複数の画像情報を順次出力しても並べて表示せずに切り替えて表示するように表示制御部156が制御する。
このように、画像情報を切り替えて表示することで、受信画面内に関連する画像を複数配置することがなく、1つの画像を表示する面積を確保するだけで、複数の画像を表示させることができる。
また、本実施形態によれば、切り替え時間を比較的長く設定することにより、スライドショーのような表示形態を容易に実現できる。また、逆に切り替え時間を比較的短く設定することにより、疑似的なアニメーションのような表示形態を簡易に実現することができる。
また、本実施形態によれば、出力タイミング情報を1単位として、出力タイミング情報によって示される出力情報を出力する出力回数を指定できるようにしてもよく(出力回数指定再生)、或いは、回数に制限を付けず繰り返し出力するようにしてもよい(ループ再生)。さらに、出力回数指定再生とループ再生との選択をユーザが選択できるようにしてもよい。また、その選択を行うための条件の設定は、受信側のユーザの意向に基づいた設定情報を基にして選択するほかに、送信側で出力タイミング情報を作成時に設定できるようにしてもよい。
なお、本実施形態のうち、この画像情報に基づいて表示する方法以外の、他の情報に基づいて表示する方法においては、並べて表示する表示方法を採用している点が相違する。本実施形態においては、並べて表示する表示方法と、切り替えて表示する表示方法と、を切り替える設定情報等による選択を必要とせずに、上記のスライドショーのような表示形態や、疑似的なアニメーションのような表示形態を容易に実現できる。
このように、本実施形態におけるユーザ端末100Aは、チャットアプリケーションにおける利便性を向上させることができる。
<第4実施形態>
図46を参照し、本実施形態における出力データの出力先の変更処理について説明する。
メッセージを送信するユーザが想定するように、受信側のユーザ端末100の出力部からの出力が許可されない場合がある。このような場合としては、受信側のユーザ端末100において、出力先として指定された出力部の種類が存在しない場合や、ユーザの設定などにより一時的に、出力先として指定された種類の出力部118が出力することが許可されず、利用できない場合がある。このような場合には、出力先として指定された種類の出力部から、出力先を指定された種類以外の出力部118に変更することにより、受信したメッセージに含まれる情報を出力可能にする。
本実施形態における出力情報は、各種出力を出力する前記出力部118の種別を示す出力種別情報を含むものである。
本実施形態における出力制御部155(出力情報変換制御部158)は、上記出力種別情報が示す種別の出力部118から出力情報に応じた出力ができない場合、出力情報に応じた出力ができる他の出力部118が出力するように制御する。
図46は、本実施形態における出力データの出力先の変更処理を示すフローチャートである。
まず、制御部150は、指定された種類の出力部118から出力可能か否かを判定する(ステップS220)。
ステップS220における判定により、指定された種類の出力部118から出力可能と判定された場合(ステップS220:Yes)、指定された種類の出力部118から出力するように制御して、(ステップS222)この出力データの出力先の変更処理を終える。
ステップS220における判定により、指定された種類の出力部118から出力可能と判定されなかった場合(ステップS220:No)、出力先として指定された種類以外の出力部118に変更し、変更後の出力部118から出力するように制御して(ステップS224)、この出力データの出力先の変更処理を終える。この後、変換された出力先から出力するように制御する。
このように、本実施形態における出力情報は、各種出力を出力する前記出力部118の種別を示す出力種別情報を含むものとする。
また、ユーザ端末100(出力情報変換制御部158)は、上記出力種別情報が示す種別の出力部118から出力情報に応じた出力ができない場合、出力情報に応じた出力ができる他の出力部118が出力するように制御するものとした。
これにより、本実施形態におけるユーザ端末100は、チャットアプリケーションにおける利便性を向上させることができる。
なお、上記のように出力先の変更を行うか否かの選択や、出力先として指定された種類以外の出力部118を、利用可能な出力部118のうちの何れにするかの選択は、ユーザ端末ごとに予め定めた設定の設定情報に基づいて行うことができる。この場合の設定条件は、予めユーザの操作入力に応じて定め、記憶部140に記憶させておくことにより、上記のフローチャートにおける判定条件にしてもよい。
例えば、音響出力部112からの出力を制限している場合(例えば、マナーモードを有効としている場合)には、音響出力部112からの出力が行えない。このような場合、振動出力部114に出力先を変更することにより、音響による出力を得ることができなくても、ユーザは、メッセージが示す音響情報に代えて、振動出力部114が出力した振動を認知することができる。
また、ユーザ端末100は、搭載する電池(2次電池、不図示)を電源とするものが一般的である。ユーザ端末100の電池の充電容量(蓄電量)が、閾値として定めた所定の値より低下した場合、ユーザ端末100の消費電力を低減する省電力モードで動作させて、ユーザ端末100の稼働時間を延長させる場合がある。この省電力モードにおいて、表示部110の明るさを低減させると消費電力を低減できる。ただし、表示部110の明るさを低減させた場合には、表示部110の表示をユーザが視認することが困難な状態になる。このような省電力モード時に、出力データ(文字の情報)の出力先を表示部110から、例えば振動出力部114に変更することにより、表示部110に対する表示を指定するメッセージに応じて振動を発生させることができる。その際、出力制御部155は、メッセージの出力タイミング情報に指定された出力データ(文字の情報)に応じて振動を発生させてもよい。このように、振動出力部114に出力先を変更することにより、省電力モード時に表示部110の表示を視認することが困難な状態であっても、ユーザは、メッセージが示す文字の情報に代えて、振動出力部114が出力した振動を認知することができる。
なお、この場合、ユーザ端末100は、省電力モードを解除して表示部110の明るさを回復させた状態にあれば、メッセージを再生する再生処理により文字としての表示を実施させることができる。
なお、省電力モード時に表示部110の表示を視認することが困難な状態であっても、ユーザ端末100は、上記のように代替えの出力先に出力させるとともに、表示部110の表示の明るさを低減させた状態のまま、表示部110に表示させるように制御してもよい。このように代替えの出力先と、表示部110の表示を同時に行うことにより、省電力モードの制御状態が解除された場合には、表示部110の明るさを所定の明るさに回復させるだけで、表示する画面の構成を変更することなく、所望の表示画面を表示させることができる。
<第5実施形態>
図47と図48を参照して、本実施形態におけるユーザAのユーザ端末100−1と、ユーザBのユーザ端末100−2との間の通信について説明する。
図47は、本実施形態のチャットシステムの構成を示す説明図である。この図47に示されるチャットシステム1Bにおいて、ユーザAのユーザ端末100−1と、ユーザBのユーザ端末100−2とは、ネットワーク5を介して通信を行う。例えば、ユーザAとユーザBとが属するチャット(1対1チャット)のグループ内においては、情報共有を目的として、グループ内のメンバー間で互いにチャットによるメッセージ情報の交換を行うことができる。
図48は、チャットシステム1Bにおけるメッセージの送受信の基本的な動作の一例を示すフローチャートである。この図48では、ユーザBからの操作に応じて、ユーザ端末100−2が送信したメッセージMを、ユーザAのユーザ端末100−1とユーザCのユーザ端末100−3とが受信する処理の例を示している。
まず、ユーザ端末100−2において、ユーザBは、送信するメッセージとしてのテキストを入力する(ステップS100)。そこで、ユーザ端末100−2は、ユーザBからの操作に応じて入力された(作成された)メッセージMを記憶するとともにメッセージ画面に表示する(ステップS110)。ここで、メッセージMには、ユーザIDと、グループIDとが対応付けられている。ここで、グループIDは、グループを一意に識別する情報であって、このメッセージMの宛先を示す情報である。続いて、ユーザ端末100−2は、メッセージMをユーザ端末100−1に送信する(ステップS120)。
次に、ユーザ端末100−1は、ユーザ端末100−2からメッセージMを、ネットワーク5を介して受信し、受信したメッセージMを一時的に記憶する(ステップS130)。このとき、ユーザ端末100−1は、このメッセージMを受信したときの受信日時をユーザ端末100−2へ受信完了通知と共に返信し、この受信日時をメッセージMがユーザ端末100−2から送信された日時情報(送信日時情報と称する)とする。受信完了通知を受信したユーザ端末100−2は、当該受信完了通知に含まれる日時情報を取得してメッセージMと対応付ける。また、ユーザ端末100−2は、既にメッセージ画面に表示しているメッセージMに対応付けて送信日時を表示する(ステップS135)。
続いて、ユーザ端末100−1は、受信して記憶したメッセージMを、グループIDに基づいて、グループに登録されているユーザのユーザ端末100(ユーザAのユーザ端末100−1及びユーザCのユーザ端末100−3)に対して送信する(ステップS140)。
次に、ユーザ端末100−1は、ユーザ端末100−1から送信されたメッセージMを、ネットワーク5を介して受信する(ステップS150)。このとき、ユーザ端末100−1は、このメッセージMを受信したときの受信日時をユーザ端末100−2へ受信完了通知と共に返信し、この受信日時をメッセージMがユーザ端末100−2から送信された日時情報(送信日時情報と称する)とする。受信完了通知を受信したユーザ端末100−2は、当該受信完了通知に含まれる日時情報を取得してメッセージMと対応付ける。また、ユーザ端末100−2は、既にメッセージ画面に表示しているメッセージMに対応付けて送信日時を表示する(ステップS135)。
続いて、ユーザ端末100−1は、受信したメッセージMを記憶するとともに、対応付けられている日時情報に基づいてメッセージMを時系列に並べてメッセージ画面に表示する(ステップS160)。
なお、このとき、ユーザ端末100は、メッセージを一画面に表示しきれない場合には、そのメッセージを時系列に並べたうちの一部を表示し、メッセージのスクロール制御を行う。
本実施形態におけるユーザ端末100は、サーバ装置が中継することなく、他のユーザ端末との間で通信(チャット通信)を実施することができる。
このように、本実施形態におけるユーザ端末100は、チャットアプリケーションにおける利便性を向上させることができる。
なお、ユーザ端末100−2は、図示されないユーザ端末100−3に対しても、ユーザ端末100−1に送信したメッセージMと同じメッセージMを送信してもよい。また、ユーザ端末100−2は、ユーザ端末100−1にメッセージMを送信するタイミングに同期して、図示されないユーザ端末100−3に対してメッセージMを送信してもよい。このように、メッセージMをグループ内の複数のユーザ端末100に同報することにより、グループ内のユーザが情報を共有することができる。
なお、同報による通信(チャット)も、ユーザAとユーザBとが行うチャット(1対1チャット)と同様な処理により実施することができる。
ここで、ユーザ端末100−1及びユーザ端末100−3は、メッセージMを時系列に並べて表示する際に、メッセージMに対応付けられているユーザIDに基づいて、メッセージMを送信したユーザを示す情報をメッセージMに対応付けて表示する。なお、ユーザ端末100−1及びユーザ端末100−3は、自ユーザが送信したメッセージには、そのメッセージを送信した自ユーザを示す情報を対応付けて表示せずに、他ユーザが送信したメッセージにのみ、そのメッセージを送信した他ユーザを示す情報を対応付けて表示してもよい。
なお、以上の実施形態において、出力タイミング情報は、「出力情報」と、出力情報に対応する「時間情報」とを対応させ、かつ、「出力情報」と「時間情報」とを含むものとして説明したが、上記の制限されるものではない。例えば、次のような形態としてもよい。
例えば、「出力タイミング情報」は、「出力情報」と、出力情報に対応する「時間情報」とを対応させておき、「出力情報」と「時間情報」の何れか一方を含むようにする。さらに、「出力タイミング情報」は、何れか他方を識別情報にして、識別情報に基づいて、何れか他方の情報そのものを参照するようにしてもよい。
或いは、「出力タイミング情報」は、「出力情報」と、出力情報に対応する「時間情報」とを対応させておき、「出力情報」と「時間情報」との何れも含まずに、それぞれの情報を参照可能とする識別情報にしてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述の第1から第3の実施形態において説明した各機能は、任意に組み合わせることができる。
また、上述の実施形態では、メッセージ情報に含まれるメッセージに対応付ける日時情報として、他ユーザから送信されたメッセージである場合には、そのメッセージが送信された日時(実際には、そのメッセージをサーバ装置200が受信した日時)を示す情報とし、自ユーザが送信したメッセージである場合には、そのメッセージをサーバ装置200が受信した日時を示す情報とする例を示した。ただし、他ユーザから送信されたメッセージである場合に、そのメッセージが他ユーザのユーザ端末100において実際に送信された日時を示す情報をメッセージとともに受信して日時情報としてもよいし、そのメッセージがサーバ装置200から送信された日時をメッセージとともに受信して日時情報とすることもできる。
なお、音響検出部122が検出したユーザ端末100の周囲の音に基づく音響情報を出力タイミング情報に含めて送信する音響情報としてもよい。また、音響検出部122が検出したユーザ端末100の周囲の音の大きさ(音圧レベル)に応じた操作入力情報としてもよい。例えば、入力部128によりタップ操作を検出する代わりに、所定の音圧以上の音響(声など)を検出条件としてもよい。
なお、振動検出部124が検出したユーザ端末100が受ける振動に基づく振動情報を出力タイミング情報に含めて送信する振動情報としてもよい。また、振動検出部124が検出したユーザ端末100が受ける振動の大きさに応じた操作入力情報としてもよい。例えば、入力部128によりタップ操作を検出する代わりに、所定の大きさ以上の振動を検出条件としてもよい。
また、上述の実施形態では、チャットアプリケーションにおける制御の例を示したが、上述したように、送信されたメッセージをグループ内のユーザに対して送信する電子メールによるメーリングリスト、電子掲示板、タイムライン、ミニブログ(マイクロブログ、つぶやきブログ)チャット等における制御にも上述の実施形態を適用することができる。ここで、電子メールとは、携帯電話等によるショートメッセージサービス等により送受信されるメールであってもよい。なお、ユーザ間で送受信されるメッセージの表示の即時性という観点では、チャットアプリケーションにおける制御がより好適である。
また、上述の実施形態では、ユーザ端末100間で送受信するメッセージは文字列であるとしたが、メッセージには、絵文字や、写真等の画像情報や、音声等の情報が含まれていてもよい。
また、本発明の実施形態は、上述の例に限るものではなく、本発明の範囲内で様々な形態をとることができる。例えば、上述したチャットシステム1が備える各構成は、任意のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。例えば、サーバ装置200は、クラウド環境やネットワーク環境、ユーザ数の規模、チャットシステム1を構成するために用意されたハードウェアの数やスペック等に応じて、任意のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。
また、例えば、複数のユーザ端末100間で送受信されるメッセージの全てをサーバ装置200が記憶しておき、ユーザ端末100からの任意の要求に応じてメッセージを送信し、ユーザ端末100に表示させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、複数のユーザ端末100はサーバ装置200を介してメッセージを送受信する例を示したが、サーバ装置200を介さずに、複数のユーザ端末100同士が直接メッセージを送受信してもよい。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりメッセージの表示制御を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、ユーザ端末100で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされてユーザ端末100で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後にユーザ端末100で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 チャットシステム、5 ネットワーク、100 ユーザ端末、110 表示部110 操作受付部、130 通信部、140 記憶部、141 ユーザ情報記憶部、142 グループ情報記憶部、143 メッセージ情報記憶部、144 画面情報記憶部、145 スタンプ情報記憶部、146 音響振動情報記憶部、150 制御部、151 メッセージ送信指示部、152 メッセージ送信部、153 メッセージ受信部、154 メッセージ再生指示部、155 出力制御部、156 表示制御部、157 振動音響出力制御部、158 出力情報変換制御部、200 サーバ装置、230 サーバ通信部、240 サーバ記憶部、241 ユーザ情報記憶部、242 グループ情報記憶部、243 メッセージ情報一時記憶部、250 サーバ制御部、251 メッセージ転送部

Claims (11)

  1. 複数のユーザ間で情報を送受信する端末装置であって、
    ユーザが送信する前記情報を、1または複数の出力部が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とを対応付ける出力タイミング情報であって、前記ユーザの入力指示に応じて決定した出力内容に対応する出力情報と前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す時間情報とを含む出力タイミング情報として生成する生成部と、
    前記生成部が生成した出力タイミング情報を外部装置に送信する送信部と、
    外部装置から送信された出力タイミング情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した出力タイミング情報に含まれる前記出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで前記出力部が出力するように制御する出力制御部と、
    を備え、
    前記生成部は、
    前記外部装置が前記出力タイミング情報を受信することにより、前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す前記時間情報に従って、前記ユーザの入力指示に応じて決定された前記出力情報に対応する出力内容を、前記時間情報に応じたタイミングで前記外部装置の出力部に出力するように前記外部装置の出力制御部に切り換えさせる前記出力タイミング情報を生成する
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記出力情報は、各種出力を出力する前記出力部の種別を示す出力種別情報を含み、
    前記出力制御部は、
    前記出力種別情報が示す出力部から前記出力情報に応じた出力ができない場合、前記出力情報に応じた出力ができる他の出力部が出力するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記出力制御部は、
    前記受信部が受信した出力タイミング情報に含まれる出力情報に応じた出力を前記ユーザの入力指示に応じて開始するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記出力情報は、テキスト情報、画像情報、音響情報、及び、振動情報のうち少なくとも何れかの情報を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の端末装置。
  5. 前記出力タイミング情報には、前記出力部が出力情報を出力する前記タイミングを示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の端末装置。
  6. 前記出力制御部は、
    先に出力した前記出力情報を表示させたまま、前記出力情報より後に出力する出力情報を表示させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の端末装置。
  7. 前記出力タイミング情報は、
    先に出力した前記出力情報に応じた出力を更新させる更新制御情報を含み、
    前記出力制御部は、
    前記更新制御情報に応じて、先に出力した前記出力情報に応じた出力を前記出力情報より後に出力する前記出力情報に応じた出力へ更新させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の端末装置。
  8. 前記ユーザの入力指示に応じて、前記生成部で生成された出力タイミング情報に含まれる前記出力情報に応じた出力をさせるように前記出力制御部を制御する確認再生部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の端末装置。
  9. 複数のユーザ間で情報を送受信する出力情報送受信システムであって、
    ユーザが送信する前記情報を、1または複数の出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とを対応付ける出力タイミング情報であって、前記ユーザの入力指示に応じて決定した出力内容に対応する出力情報と前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す時間情報とを含む出力タイミング情報として生成する生成部と、
    前記生成部が生成した出力タイミング情報を自端末装置以外の装置に送信する送信部と、
    前記自端末装置以外の装置から出力タイミング情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した出力タイミング情報に含まれる前記出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで出力部が出力するように制御する出力制御部と、
    を備え、
    前記生成部は、
    前記自端末装置以外の装置が前記出力タイミング情報を受信することにより、前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す前記時間情報に従って、前記ユーザの入力指示に応じて決定された前記出力情報に対応する出力内容を、前記時間情報に応じたタイミングで前記自端末装置以外の装置の出力部に出力するように前記自端末装置以外の装置の出力制御部に切り換えさせる前記出力タイミング情報を生成する
    ことを特徴とする出力情報送受信システム。
  10. 複数のユーザ間で情報を送受信する端末装置の出力情報送受信制御方法であって、
    ユーザが送信する前記情報を、1または複数の出力部が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とを対応付ける出力タイミング情報であって、前記ユーザの入力指示に応じて決定した出力内容に対応する出力情報と前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す時間情報とを含む出力タイミング情報として生成するステップと、
    前記生成した出力タイミング情報を外部装置に送信するステップと、
    外部装置から送信された出力タイミング情報を受信するステップと、
    前記受信した出力タイミング情報に含まれる前記出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで前記出力部が出力するように制御するステップと、
    前記出力タイミング情報として、前記外部装置が前記出力タイミング情報を受信することにより、前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す前記時間情報に従って、前記ユーザの入力指示に応じて決定された前記出力情報に対応する出力内容を、前記時間情報に応じたタイミングで前記外部装置の出力部に出力するように前記外部装置の出力制御部に切り換えさせるための情報を生成するステップと
    を含むことを特徴とする出力情報送受信制御方法。
  11. 複数のユーザ間で情報を送受信する端末装置のコンピュータに、
    ユーザが送信する前記情報を、1または複数の出力部が出力する情報を示す出力情報のそれぞれと、前記ユーザが指定した時間情報とを対応付ける出力タイミング情報であって、前記ユーザの入力指示に応じて決定した出力内容に対応する出力情報と前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す時間情報とを含む出力タイミング情報として生成するステップと、
    前記生成した出力タイミング情報を外部装置に送信するステップと、
    外部装置から送信された出力タイミング情報を受信するステップと、
    前記受信した出力タイミング情報に含まれる前記出力情報のそれぞれを、対応する時間情報に応じたタイミングで前記出力部が出力するように制御するステップと、
    前記出力タイミング情報として、前記外部装置が前記出力タイミング情報を受信することにより、前記ユーザの入力指示に応じて決定された切り換え時間を示す前記時間情報に従って、前記ユーザの入力指示に応じて決定された前記出力情報に対応する出力内容を、前記時間情報に応じたタイミングで前記外部装置の出力部に出力するように前記外部装置の出力制御部に切り換えさせるための情報を生成するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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