JP5876217B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description
また、太陽電池モジュール及び二次電池を備えた携帯電話機としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載の携帯電話機においては、太陽電池モジュールは筐体の外部に露出する位置に太陽電池モジュールが配置される。
また、太陽電池モジュールを備えた携帯電話機においては、太陽光を太陽電池モジュールに当てることで、太陽電池モジュールでの発電を良好に行うことができる。
上述した問題を避けるために、太陽電池モジュールでの発電を停止することが考えられるが、太陽電池モジュールにおいては好適な発電条件の下で発電の機会を逸するという問題も生じる。
携帯電話機1は、図1(a)に示すように、表示部側筐体2Aと操作部側筐体2Bの2つの筐体2からなり、図示しないヒンジ部を介して互いに回動可能な折り畳み式の携帯電話機1である。この携帯電話機1は、使用時には、図1(a)に示すような展開状態にし、不使用時には、図1(b)に示すような折り畳み状態にして使用される。なお、本実施形態において、携帯電話機1は、折り畳み式の携帯電話機として説明するがこれに限られず、例えば、ストレート式の携帯電話機として構成することも可能である。
また、携帯電話機1は、太陽電池モジュール11により発電した電力を、電池パック12への充電用の電力及び自機を駆動するための電力として利用可能に構成される。電池パック12への充電用の電力及び自機を駆動するための電力として利用するための構成については、後述する。
二次電池は、温度域によって、特性が異なる。温度域は、例えば、低温度域となる第1の温度域(第1温度(0℃)から第2温度(10℃))、標準温度域となる第2の温度域(第2温度(10℃)から第3温度(45℃))、高温度域となる第3の温度域(第3温度(45℃)から第4温度(60℃))に分かれる。
標準温度域は、安定して充電が行える温度域である。
また、高温度域は、標準温度域と同じ上限電圧または最大電流で充電を行うと、安定性の低下が懸念される温度域で、充電の条件を高温用の充電の条件に変更する必要がある。
また、二次電池は、高温度域を超えた温度では、充電を停止させる必要があるとされている(例えば、CIAJ(Communications Industries Association of Japan)勧告)。
太陽電池モジュール11は、表示部側筐体2Aの外面に配設され、外部から入射される光に基づいて光電変換により発電を行う。
電池パック12は、太陽電池モジュール11により発電された電力を充電可能であるとともに、この電力を自端末の駆動に供給可能に構成される。
電圧電流検出回路21は、発電部から出力される電流または電圧を検出する。
温度センサ24は、電池パック12の温度を検出する。
CPU13は、電圧電流検出回路21および温度センサ24の検出結果に基づき、電池パック12の充電可能な状態を判定する。
また、CPU13は、太陽電池モジュール11により発電された電力の供給を制御する。また、CPU13は、電池パック12が充電可能な状態であると判定した場合には、電池パック12への充電を行うように太陽電池モジュール11により発電された電力の供給を制御し、電池パック12が充電可能な状態でないと判定した場合には、電池パック12への充電を抑制するとともに、システム部131(自端末)の駆動を行うように太陽電池モジュール11により発電された電力の供給を制御する。
一方、CPU13は、電池パック12が充電可能な状態でないと判定した場合には、電池パック12への充電を抑制するとともに、自端末の駆動を行うように制御することで、例えば、太陽電池モジュール11での発電のために、太陽光に晒されて、電池パック12が高温になっている状態においては、電池パック12の性能の低下を抑制するために、電池パック12への充電は行わず、発電された電力をシステム部131(自機)の駆動する電力に充てるように動作する。
したがって、携帯電話機1においては、電池パック12の性能の低下を抑制するとともに、発電した電力を効率的に利用することができる。
したがって、携帯電話機1においては、温度の上昇が起こりうるユーザの操作や携帯電話機1の使用の状態(例えば、ネットワークとの通信中の状態)から電池パック12の電池の上昇を加味して、電池パック12への充電の判断を行うために、さらに、高温状態での電池パック12への充電を回避することができるため、電池パック12の性能の低下を抑制することができる。
したがって、携帯電話機1においては、ユーザが本機能を使用するか否かを設定することができるため、携帯電話機1の使用の自由度を高めることができる。
したがって、携帯電話機1においては、例えば、太陽電池モジュール11で発電された電力が電池パック12での充電に足る電力であり、その時に携帯電話機1が使用されているとき電池パック12の温度が高温でない場合には、システム部131(自機)の駆動の電力に充てるため、電池パック12の電池の消耗や劣化を抑えることできる。
図3は、携帯電話機1の基本的構成を示すブロック図である。
本実施形態の携帯電話機1は、図3に示すように、基本的構成として、さらに、CPU13(Central Processing Unit、制御部、判定部)と、記憶部14と、操作部15と、表示部16と、マイク17と、スピーカ18と、通信部19と、を備える。
記憶部14は、例えば、後述する設定等の各種データを記憶する。
操作部15は、ユーザによる各種操作を入力する。携帯電話機11では、操作部15へのこの入力操作を受けて、CPU1315等による制御が行われる。
表示部16は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイとして構成され、受信したワンセグ放送を表示したり、着信の表示を行ったりするように構成される。
マイク17は、通話時のユーザからの音声等を入力する。
スピーカ18は、通話時の通信先からの音声等を出力する。
通信部19は、通話やデータ通信に係る信号を送受信する。
このように構成される携帯電話機は、少なくとも、電池パック12から供給される電力により駆動されて、通話やデータ通信を行うことができる。
システム部131は、CPU13で構成され、アプリの制御等の自機の駆動を行う。また、システム部131は、電池パック12に加えて、LDO回路22からの電力供給を受けて駆動する。
スイッチ制御部132は、第1から第4スイッチ部SW4の切り替えを制御する。
このように、電力の供給を受けたシステム部131は、駆動し、電力を他の機能を利用するための電力として利用させるように動作する。
このように、電力の供給を受けた電池パック12は、充電を行う。
次に、本実施形態の電圧電流検出回路21での検出結果及び使用状況による動作の違いについて、図5及び図6を用いて説明する。図5は、本携帯電話機1の使用状態の違いにおける図6での動作の違いを示すフローチャートである。図6は、本実施形態に係る携帯電話機1の動作を示すフローチャートである。
本動作は、図5に示す条件に基づいて、動作する。
以下、まず、ユーザ非動作時(図5のステップST2の条件)について説明し、次に、ユーザ動作時(図5のステップST3の条件)について説明する。
ステップST10において、太陽電池モジュール11は、太陽電池出力を行う。具体的には、太陽電池モジュール11は、発電した電力を出力する。
電圧電流検出回路21により検出された検出値が充電用の電力として使用可能であり、システム部131(自機)の駆動用の電力として使用可能である場合には、図5のステップST2で許可されたAルートであるステップST13に進む。
電圧電流検出回路21により検出された検出値が充電用の電力として使用不可であり、自機の駆動用の電力として使用可能である場合、及び電圧電流検出回路21により検出された検出値が充電用の電力として使用不可であり、システム部131(自機)の駆動用の電力として使用不可である場合には、Cルートに進み、処理はステップST11に戻る。
高温であると判定された場合には、ステップST16に進み、常温であると判定された場合には、ステップST17に進む。
ステップST10において、太陽電池モジュール11は、太陽電池出力を行う。具体的には、太陽電池モジュール11は、発電した電力を出力する。
電圧電流検出回路21により検出された検出値が充電用の電力として使用可能であり、システム部131(自機)の駆動用の電力として使用可能である場合には、図5のステップST3で許可されたAルートに進む。なお、Aルートの処理については、上述しているため、説明を省略する。
電圧電流検出回路21により検出された検出値が充電用の電力として使用不可であり、システム部131(自機)の駆動用の電力として使用可能である場合には、Bルートに進み、処理はステップST18に進む。
電圧電流検出回路21により検出された検出値が充電用の電力として使用不可であり、システム部131(自機)の駆動用の電力として使用不可である場合には、Cルートに進み、処理はステップST11に戻る。
11 太陽電池モジュール(発電部)
12 電池パック(二次電池)
13 CPU(制御部、判定部、モード設定部)
21 電圧電流検出回路(第1検出部)
22 温度センサ(第2検出部)
100 携帯電話機(携帯端末装置)
Claims (2)
- 筐体と、
該筐体の外面に配設され、外部から入射される光に基づいて光電変換により発電を行う発電部と、
前記発電部により発電された電力を充電可能であるとともに、充電されている電力を自端末の駆動に供給可能な二次電池と、
前記発電部から出力される電流または電圧を検出する第1検出部と、
前記発電部により発電された電力の供給を制御する制御部と、を備える携帯端末装置において、
前記制御部は、
前記検出された電流または電圧が所定の閾値以上である場合は、前記発電部により発電された電力を前記二次電池に充電するように制御し、前記検出された電流または電圧が所定の閾値未満である場合は、前記発電部により発電された電力を前記二次電池に充電せずに、自端末の駆動に充てるように制御する携帯端末装置。 - 前記二次電池の温度を検出する第2検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記検出された温度が所定の閾値以上の場合は、前記二次電池への充電を停止して、自端末の駆動に充てるように制御する請求項1記載の携帯端末装置。
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