JP5875963B2 - マスクデータの作成方法及び集積回路装置の製造方法 - Google Patents

マスクデータの作成方法及び集積回路装置の製造方法 Download PDF

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    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes

Description

本発明の実施形態は、マスクデータの作成方法及び集積回路装置の製造方法に関する。
近年、半導体装置の高集積化が進み、光リソグラフィの限界を超えた微細なパタンを形成する必要が生じている。このため、光リソグラフィに替わって微細なパタンを形成できる技術がいくつか提案されている。このような技術の一つとして、高分子重合体のミクロ相分離を利用してパタンを形成する所謂DSA(Directed Self Assembly:誘導自己組織化)技術が注目されている。しかしながら、DSA技術においては、回路の配線のような複雑な2次元パタンの形成が困難であった。
特表2010−512032号公報
本発明の目的は、DSA技術を用いて集積回路を作製するためのマスクデータの作成方法及び集積回路装置の製造方法を提供することである。
実施形態に係るマスクデータの作成方法は、誘導型自己組織化材料を用いて基板上に回路パタンを形成するためのマスクデータの作成方法である。前記マスクデータの作成方法は、第1方向に延びる複数本の配線パタンを含む初期パタンに存在し、前記回路パタンに存在しない第1領域を抽出する工程と、前記第1方向に対して交差する第2方向において前記第1領域を跨ぐように、前記第1領域を前記第2方向に延伸させた第2領域を設定する工程と、1つ以上の前記第2領域を含第3領域を、前記第3領域内に前記誘導型自己組織化材料を配置し、第1相からなる第1ブロックと第2相からなる第2ブロックとに相分離させたと仮定したときに、前記第2領域に前記第2ブロックが配置されるように設定する工程と、を備える。前記第2相は前記第1相に対して選択的に除去することが可能である。
実施形態に係る集積回路装置の製造方法は、前記マスクデータの作成方法によって作成されたマスクデータに基づいて作製されたマスクを用いてガイドマスク膜を加工することにより、前記ガイドマスク膜における前記第3領域に相当する領域に開口部を形成する工程と、前記開口部内に前記誘導型自己組織化材料を配置する工程と、前記誘導型自己組織化材料を前記第1相からなる第1ブロックと前記第2相からなる第2ブロックとに相分離させて、前記第2領域に相当する領域に前記第2ブロックを配置する工程と、前記第2ブロックを除去する工程と、前記ガイドマスク膜及び前記第1ブロックをマスクとして処理を行う工程と、を備える。
実施形態に係るマスクデータの作成方法は、誘導型自己組織化材料を用いて基板上に回路パタンを形成するためのマスクデータの作成方法である。前記マスクデータの作成方法は、前記回路パタンに存在し、第1方向に延びる複数本の配線パタンを含む初期パタンに存在しない第1領域を抽出する工程と、前記配線パタンの一部をなす領域であって、前記第1領域から見て前記第1方向に対して交差する第2方向に位置し、前記第1領域に接する第2領域を抽出する工程と、前記第1領域を、前記第1領域に接する全ての前記第2領域を含むように延伸させた第3領域を設定する工程と、1つ以上の前記第3領域を含第4領域を、前記4領域内に前記誘導型自己組織化材料を配置し、第1相からなる第1ブロックと第2相からなる第2ブロックとに相分離させたと仮定したときに、前記第3領域に前記第2ブロックが配置されるように設定する工程と、を備える。前記第2相は前記第1相に対して選択的に除去することが可能である。
実施形態に係る集積回路装置の製造方法は、前記マスクデータの作成方法によって作成されたマスクデータに基づいて作製されたマスクを用いてガイドマスク膜を加工することにより、前記ガイドマスク膜における前記第4領域に相当する領域に開口部を形成する工程と、前記開口部内に前記誘導型自己組織化材料を配置する工程と、前記誘導型自己組織化材料を前記第1相からなる第1ブロックと前記第2相からなる第2ブロックとに相分離させて、前記第3領域に相当する領域に前記第2ブロックを配置する工程と、前記第2ブロックを除去する工程と、前記ガイドマスク膜及び前記第1ブロックをマスクとして処理を行う工程と、を備え
(a)〜(e)は、第1の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 (a)〜(f)は、第1の実施形態におけるカットプロセスのためのマスクデータの作成方法を例示する図である。 (a)〜(e)は、第1の実施形態におけるカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程平面図である。 (a)〜(g)は、第1の実施形態における結線プロセスのためのマスクデータの作成方法を例示する図である。 (a)〜(d)は、第1の実施形態における結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程平面図である。 (a)〜(f)は、第2の実施形態における領域V2の設定方法を例示する図である。 (a)〜(e)は、第3の実施形態における領域V2の設定方法を例示する図である。 (a)〜(e)は、第4の実施形態における領域V3の設定方法を例示する図である。 (a)〜(d)は、第5の実施形態における領域V3の設定方法を例示する図である。 (a)〜(f)は、第6の実施形態におけるカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程平面図である。 (a)は、第7の実施形態において用いる初期構造体を例示する平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図である。 (a)〜(d)は、第7の実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第7の実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第7の実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第7の実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)は、第8の実施形態において用いる初期構造体を例示する平面図であり、(b)は(a)に示すB−B’線による断面図である。 (a)〜(d)は、第8の実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第8の実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第8の実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(c)は、第8の実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(f)は、第9の実施形態における領域V2の設定方法を例示する図である。 (a)は、第10の実施形態において用いる初期構造体を例示する平面図であり、(b)は(a)に示すC−C’線による断面図である。 (a)〜(d)は、第10の実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第10の実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第10の実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第10の実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)は、第11の実施形態において用いる初期構造体を例示する平面図であり、(b)は(a)に示すD−D’線による断面図である。 (a)〜(d)は、第11の実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第11の実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(d)は、第11の実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(c)は、第11の実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。 (a)〜(e)は、第12の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 (a)〜(e)は、第12の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 (a)〜(d)は、第12の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 (a)〜(c)は、第13の実施形態におけるカットプロセスを例示する図である。 (a)及び(b)は、第13の実施形態におけるカットプロセスを例示する図である。 (a)〜(c)は、第13の実施形態における結線プロセスを例示する図である。 (a)〜(c)は、第13の実施形態における結線プロセスを例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第14の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第15の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第15の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第15の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第15の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第15の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第15の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。 第15の実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
先ず、第1の実施形態について説明する。
初めに、本実施形態に係る集積回路装置の製造方法の全体のフローについて説明する。
図1(a)〜(e)は、本実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する工程平面図である。
なお、図1(a)〜(e)は、全体の流れを示す概略的な図であり、実際の工程とは厳密には対応していない。各工程の詳細な内容については後述する。また、図を見やすくするために、配線21はハッチングを付して示しているが、これは断面を表すハッチングではない。後述する他の平面図についても同様である。
先ず、図1(a)に示すように、製造したい集積回路装置40の回路パタンを設定する。この回路パタンは、隣り合う2本の配線21が導電部材39を介してクランク状に結線され、他の配線21からは絶縁された回路パタンとする。
一方、図1(b)に示すように、基板上に初期回路が形成された初期構造体20を用意する。初期回路は、同じ方向に延びる複数本の配線21が周期的に配列されたものである。以下、本明細書においては、配線21が延びる方向を「X方向」とし、配線21の配列方向を「Y方向」とする。配線21の幅は例えば10nm程度である。また、初期回路は、例えば、DSAプロセスによって形成してもよく、側壁プロセスによって形成してもよく、EUV(extreme ultraviolet:極端紫外線)を用いたリソグラフィによって形成してもよく、電子線を用いたリソグラフィによって形成してもよい。本実施形態においては、初期構造体20からスタートして、集積回路装置40を製造する。
先ず、図1(c)に示すように、初期回路の配線21におけるカットしたい部分を覆うように、領域R2を設定する。
次に、図1(d)に示すように、DSA技術を用いて、配線21における領域R2内に配置された部分を除去する。これにより、配線21が分断される。
次に、図1(e)に示すように、配線21同士を結線したい部分に、DSA技術を用いて導電部材39を形成する。これにより、図1(a)に示す回路パタンと同じパタンの集積回路を作製することができる。
次に、上述の集積回路装置の製造方法における各工程を詳細に説明する。
上述の如く、本実施形態に係る集積回路装置の製造プロセスは、配線をカットするカットプロセス(図1(c)及び(d)参照)と、配線同士を結線する結線プロセス(図1(e)参照)とに大別される。カットプロセスと結線プロセスの順序は任意である。また、複数回のカットプロセスと複数回の結線プロセスとを、任意の順番で実施してもよい。
また、カットプロセス及び結線プロセスは、それぞれ、DSA技術を用いてカットプロセスを実行するためのマスクデータを作成するマスクデータ作成手順と、このマスクデータに基づいて作製されたマスクを用いて、DSA技術により実際の配線を形成する配線形成手順と、に大別される。マスクデータ作成手順は、コンピュータによって行われる仮想的な処理である。一方、配線形成手順は、実際のデバイスに対して施される実体的な処理である。なお、本明細書において、「配線の形成」には、配線全体を一括して生成する場合の他に、既に存在する配線に対して、その一部を除去又は追加する等の加工を施す場合も含まれる。
従って、本実施形態に係る集積回路装置の製造方法は、下記<1>〜<4>の要素手順に分けることができ、これらの要素手順を組み合わせることによって実行することができる。
<1>カットプロセスのためのマスクデータ作成手順
<2>カットプロセスのための配線形成手順
<3>結線プロセスのためのマスクデータ作成手順
<4>結線プロセスのための配線形成手順
以下、上記<1>〜<4>の各手順について説明する。
<1>カットプロセスのためのマスクデータ作成手順
図2(a)〜(f)は、本実施形態におけるカットプロセスのためのマスクデータの作成方法を例示する図である。
図2(a)に示すように、最終的に作製したい回路パタン1を設定する。回路パタン1は、例えば、X方向に延びる複数本の配線パタン11が相互に平行に且つ周期的に配列されており、そのうち2本の隣り合う配線パタン11が結線部12を介して結線されており、他の配線パタン11からは離隔しているようなパタンとする。なお、回路パタン1のデザインは、これには限定されない。
一方、図2(b)に示すように、初期パタン2を設定する。初期パタン2は、X方向に延び周期的に配列された複数本の配線パタン11からなる。初期パタン2における配線パタン11の幅及び配列周期は、回路パタン1における配線パタン11の幅及び配列周期と同じである。
そして、図2(c)に示すように、初期パタン2に存在し、回路パタン1に存在しない領域V1を抽出する。領域V1は、配線パタン11に相当する実際の配線21において、除去される予定の部分に相当する。領域V1は、例えば、ブーリアン処理において、{(初期パタン2)NOT(回路パタン1)}の演算を行うことにより、得ることができる。
次に、図2(d)に示すように、領域V1を初期パタン2に重ねる。
次に、図2(e)に示すように、各領域V1をY方向両側に延伸させて、領域V2を設定する。領域V2は、Y方向において領域V1を跨ぎ、且つ、隣の配線パタン11には達しないように設定する。
次に、図2(f)に示すように、1つ以上の領域V2を含むように、領域V3を設定する。領域V3は、その内部に誘導自己組織化材料(DSA材料)を配置して相分離させたときに、全ての領域V2に同じ相のブロックが配置されるように設定する。従って、領域V3の形状及びサイズは、領域V3に含まれる領域V2の数及び配列間隔、各領域V2のサイズ及び形状、DSA材料の種類、相分離の条件等に依存する。図2(f)に示す例では、領域V3は2つの領域V2を含み、その外縁が領域V2の外縁の外側に位置するように設定する。これにより、領域V3が設定されたマスクデータD1が作成される。なお、マスクデータD1には、配線パタン11、領域V1、領域V2は含まれない。
<2>カットプロセスのための配線形成手順
図3(a)〜(e)は、本実施形態におけるカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程平面図である。
先ず、図3(a)に示すように、基板(図示せず)上に複数本の配線21が設けられ、配線21間には配線間絶縁膜22が設けられ、配線21及び配線間絶縁膜22の上方にガイドマスク膜23が設けられた初期構造体20を用意する。配線21のパタンは、初期パタン2(図2(b)参照)に相当する。
そして、図3(b)に示すように、図2(f)に示すマスクデータD1に基づいて作製されたマスク(図示せず)を用いてリソグラフィを行い、ガイドマスク23を加工する。これにより、ガイドマスク23における領域V3に相当する領域R3に開口部24が形成される。そして、DSA材料25を塗布し、開口部24内に充填する。DSA材料25には、例えば、ジブロックポリマー又はブレンドポリマー等を用いることができる。
次に、図3(c)に示すように、例えば熱処理を施すことにより、DSA材料25を相分離させて固化させる。これにより、DSA材料25が第1相からなるブロックAと第2相からなるブロックBとに分離し、開口部24内において規則的に配置される。このとき、ブロックBは領域V2に相当する領域R2に配置される。
次に、図3(d)に示すように、ブロックAを残留させたまま、ブロックBを除去する。これにより、ガイドマスク膜23及びブロックAからなり、領域R2が開口されたマスクパタン26が形成される。
次に、図3(e)に示すように、マスクパタン26をマスクとしてエッチングを施す。これにより、配線21における領域R2に配置された部分が除去されて、配線21がカットされる。その後、マスクパタン26を除去する。これにより、領域R2において配線21がカットされた中間構造体30が作製される。
<3>結線プロセスのためのマスクデータ作成手順
図4(a)〜(g)は、本実施形態における結線プロセスのためのマスクデータの作成方法を例示する図である。
先ず、図4(a)に示す作成しようとする回路パタン1に存在し、図4(b)に示す初期パタン2に存在しない領域V4(図4(c)参照)を抽出する。
図4(c)に示すように、領域V4は、配線パタン11に相当する実際の配線21(図1(a)参照)の相互間において、結線される予定の部分に相当する。領域V4は、例えば、ブーリアン処理において、{(回路パタン1)NOT(初期パタン2)}の演算を行うことにより、得ることができる。そして、領域V4を回路パタン1に重ねる。
次に、図4(d)に示すように,配線パタン11のうち、領域V4に接する領域V5を抽出する。領域V5は、X方向における長さが領域V4と等しく、Y方向における長さが配線パタン11の幅に等しい領域とする。このとき、1つの領域V4に対して、Y方向両側に位置する2つの領域V5が抽出される。
次に、図4(e)に示すように、領域V4を、この領域V4に接する全ての領域V5を含むように延伸させた領域V6を設定する。すなわち、領域V4を、Y方向両側にそれぞれ配線パタン11の幅だけ延伸させて、領域V6とする。
次に、図4(f)に示すように、1つ以上の領域V6を含む領域V7を設定する。領域V7は、その内部にDSA材料を配置して相分離させたときに、全ての領域V6に同じ相のブロックが配置されるように設定する。従って、領域V7の形状及びサイズは、領域V7に含まれる領域V6の個数及び配列間隔、領域V6のサイズ及び形状、DSA材料の種類、相分離の条件等に依存する。図4(f)に示す例では、領域V7は1つの領域V6を含み、その外縁が領域V6の外縁の外側に位置するように設定する。これにより、領域V7が設定されたマスクデータD2が作成される。なお、マスクデータD2には、配線パタン11、領域V4〜V6は含まれない。
<4>結線プロセスのための配線形成手順
図5(a)〜(d)は、本実施形態における結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程平面図である。
先ず、図5(a)に示すように、図3(e)に示す中間構造体30上にガイドマスク膜33を形成する。そして、図4(g)に示すマスクデータD2に基づいて作製されたマスク(図示せず)を用いてリソグラフィを行い、ガイドマスク膜33を加工する。これにより、ガイドマスク膜33における領域V7(図4(f)参照)に相当する領域R7に開口部34が形成される。
次に、図5(b)に示すように、DSA材料35を塗布し、開口部34内に充填する。
次に、図5(c)に示すように、例えば熱処理を施すことにより、DSA材料35を相分離させて固化する。これにより、第1相からなるブロックAと第2相からなるブロックBとが形成され、開口部34内において規則的に配置される。このとき、ブロックBは領域V6に相当する領域R6に配置される。
次に、図5(d)に示すように、ブロックAを残留させたまま、ブロックBを除去する。これにより、ガイドマスク膜33及びブロックAからなり、領域R6が開口されたマスクパタン38が形成される。
次に、図5(e)に示すように、マスクパタン38をマスクとして導電材料を堆積させる。これにより、領域R6に導電部材39が形成されて、配線21同士が結線される。次に、マスクパタン38を除去する。これにより、配線21が領域R2においてカットされ、領域R4において結線された集積回路装置40が製造される。集積回路装置40の回路パタンは、回路パタン1に相当する。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、DSA技術を用いて微細な配線をカット及び結線することができる。そして、配線のカット及び結線を繰り返すことにより、任意の回路パタンの集積回路を作製することができる。この結果、集積度が高い集積回路装置を製造することができる。
次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、上述の<1>カットプロセスのためのマスクデータ作成手順において、領域V1(図2(c)参照)を延伸させて領域V2(図2(d)参照)を設定する工程の変形例である。本実施形態においては、加工の際の合わせズレ及び加工変換差を考慮して、領域V2のサイズを設定する。
図6(a)〜(f)は、本実施形態における領域V2の設定方法を例示する図である。
図6(a)に示すように、Y方向における領域V1の長さは、配線パタン11の幅wに等しい。
しかし、図6(b)に示すように、この領域V1をそのまま、実際の配線21を除去する領域として設定すると、加工の際の合わせズレや加工変換差量が発生した場合に、配線21をカットすべき領域において配線21の一部が残留し、うまくカットできない可能性がある。
そこで、図6(c)に示すように、Y方向における領域V2の長さは、少なくとも、元の領域V1の長さに、想定される合わせズレの最大値uを加算した値以上とすることが好ましい。
また、図6(d)に示すように、Y方向における領域V2の長さは、隣の配線パタン11に接触しないような長さとする必要がある。図6(c)に示すY方向の長さが(w+u)の領域を隣の配線パタン11と接触しない限度で更に延伸できる長さをvとする。
更に、図6(e)及び(f)に示すように、回路パタン1を初期構造体20に転写するときのX方向における加工変換差量をZxとし、Y方向における加工変換差量をZyとすると、Y方向における領域V2の長さは、元の領域V1の長さに、加工変換差量Zyの2倍の値を加えることが好ましい。なお、加工変換差量Zx及びZyは、正の値及び負の値のいずれもとり得る。
以上をまとめると、領域V1をY方向に延伸させて領域V2を設定するときの延伸量、すなわち、Y方向における領域V2の長さと領域V1の長さとの差は、(u+2Zy)以上とすることが好ましく、(u+2Zy+v)以下とすることが好ましい。また、X方向における延伸量は、(2Zx)とすることが好ましい。このように、本実施形態によれば、Y方向における領域V2の長さを、Y方向における領域V1の長さ、ガイドマスク膜の加工変換差量、及び想定される合わせズレに基づいて決定することにより、配線21を確実にカットできると共に、隣接する配線21に影響を与えることを回避できる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第3の実施形態について説明する。
本実施形態は、上述の<1>カットプロセスのためのマスクデータ作成手順において、領域V1(図2(c)参照)に基づいて領域V2(図2(d)参照)を設定する工程の変形例である。本実施形態においては、複数の領域V1をつなげることで、領域V2を設定する。
図7(a)〜(e)は、本実施形態における領域V2の設定方法を例示する図である。
図7(a)に示すパタンは、図2(d)に示すパタンと同様である。すなわち、初期パタン2に領域V1を重ねている。
この状態から、図7(b)及び(c)に示すように、複数、例えば2つの領域V1をつなぐ(マージする)ように領域V2を設定する。
なお、このとき、図7(d)に示すように、合わせズレ及び加工変換差量を考慮して、領域V2のサイズを設定してもよい。
そして、領域V2に基づいて領域V3(図2(f)参照)を設定してマスクデータD1(図2(f)参照)を作成する。次に、上述の<2>のカットプロセスのための配線形成手順(図3(a)〜(e)参照)を実施することにより、図7(e)に示すように、配線21をカットすることができる。
本実施形態によっても、DSA技術を用いて配線をカットすることができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第4の実施形態について説明する。
本実施形態は、上述の<1>カットプロセスのためのマスクデータ作成手順において、領域V2(図2(e)参照)に基づいて領域V3(図2(f)参照)を設定する工程の変形例である。本実施形態においては、領域V3のデータを収納したデータベースを検索することによって、最適な領域V3を設定する。
図8(a)〜(e)は、本実施形態における領域V3の設定方法を例示する図である。
図8(a)に示すように、領域V2を設定する。この段階は、図2(e)に示す段階と同様である。
次に、図8(b)に示すように、図8(a)に示すデータから領域V2を抽出する。
一方、図8(c)に示すように、データベースDBを用意する。先ず、サイズと形状が相互に異なる複数のガイドパタンデータを格納したライブラリを用意する。ガイドパタンは、実空間上ではガイドマスク膜23の領域R3に形成された開口部24に対応し、マスクデータ上では領域V3に相当する。次に、ライブラリに格納された各ガイドパタンデータにおいて、このガイドパタン内にDSA材料を配置して相分離させた後のブロックA及びBの形状を、ブロックパタンデータとして取得する。次に、このブロックパタンデータを、ガイドパタンデータを紐づけしてライブラリに格納する。そして、このライブラリに格納されているブロックパタンデータから、領域V2と同一の形状又は領域V2を含む形状のブロックパタンデータを見つけ、これに紐づけされているガイドパタンデータを抽出する。
これにより、図8(d)に示すように、データベースDBに領域V2の変数を入力することにより、最適な領域V3が選択される。そして、図8(e)に示すように、この領域V3を初期パタン2に重ね、マスクデータD1を作成する。
本実施形態によれば、領域V3を迅速に設定することができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第5の実施形態について説明する。
本実施形態は、上述の<1>カットプロセスのためのマスクデータ作成手順において、領域V2(図2(e)参照)に基づいて領域V3(図2(f)参照)を設定する工程の変形例である。本実施形態においては、領域V3を設定する工程を複数回実施する。
図9(a)〜(d)は、本実施形態における領域V3の設定方法を例示する図である。
本実施形態においては、領域V3を設定する際に、下記(1)、(2)の2つの制約条件を設ける。
(1)領域V3同士を近接して配置しない。
(2)1つのマスクに反映させる領域V3は、全て同じ形状で同じサイズとする。
上記(1)の制約条件を設ける理由は、領域V3同士が近接していると、解像が困難になり、所望の形状に転写されにくいためである。上記(2)の制約条件を設ける理由は、塗布されるDSA材料は1種類であり、DSA材料は、ある特定のガイドに対して最適化されたものであるから、1つのマスクに反映される領域V3の形状及びサイズが複数の種類になると、ガイドマスク膜23に形成される複数の開口部24(図3(b)参照)の形状及びサイズも複数の種類となり、一部の種類の開口部24内において欠陥が生じてしまうからである。このため、上記(1)、(2)の制約条件を満たさない場合は、マスクを分けることが好ましい。
以下、具体的な適用例について説明する。
図9(a)に示すような回路パタン1を作成するために、図9(b)に示すような複数の領域V2を設定する。このとき、上述の制約条件(1)及び(2)を遵守するために、複数の領域V2を2つのグループに分ける。そして、図9(c)に示すように、第1のグループの領域V2について領域V3を設定し、マスクデータD11を作成する。一方、図9(d)に示すように、第2のグループの領域V2について領域V3を設定し、マスクデータD12を作成する。
本実施形態によれば、配線21を任意の位置でカットするためのマスクデータを作成することができる。なお、必要に応じて、領域V3は3つ以上のグループに分けてもよい。この場合は、3つ以上のマスクデータを作成する。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第6の実施形態について説明する。
本実施形態は、前述の第5の実施形態のように、<1>カットプロセスのためのマスクデータ作成手順にて領域V3を複数回に分けて設定した場合において、<2>カットプロセスのための配線形成手順を実施する例である。本実施形態においては、DSA処理を複数回実施する。
図10(a)〜(f)は、本実施形態におけるカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程平面図である。
本実施形態においては、前述の第5の実施形態において説明した方法により、2つのマスクデータD11及びD12が作成されている。
先ず、図10(a)に示すように、マスクデータD11に基づいて作製したマスク(図示せず)を用いてリソグラフィを行い、初期構造体20のガイドマスク膜23に開口部24aを形成する。
次に、図10(b)に示すように、開口部24a内にDSA材料25を配置し、ブロックAとブロックBとに相分離させる。
次に、図10(c)示すように、前述の第1の実施形態と同様な方法により、ブロックBを除去し、ガイドマスク膜23及びブロックAをマスクとして、配線21を選択的に除去する。
次に、図10(d)に示すように、マスクデータD12に基づいて作製したマスク(図示せず)を用いてリソグラフィを行い、初期構造体20のガイドマスク膜23に開口部24bを形成する。
次に、図10(e)に示すように、開口部24b内にDSA材料25を配置し、ブロックAとブロックBとに相分離させる。
次に、図10(f)示すように、前述の第1の実施形態と同様な方法により、ブロックBを除去し、ガイドマスク膜23及びブロックAをマスクとして、配線21を選択的に除去する。これにより、中間構造体30が作製される。
本実施形態によれば、配線21を任意の位置でカットすることができる。なお、3つ以上のマスクデータが作成されている場合は、DSA処理を3回以上行う。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第7の実施形態について説明する。
本実施形態は、<2>カットプロセスのための配線形成手順を、ダマシン法によって実現する例である。また、本実施形態においては、DSA材料を相分離させる前に、下地に一方の相に対して親和性が高い材料を配置しておく。
図11(a)は、本実施形態において用いる初期構造体を例示する平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、
図12(a)〜(d)、図13(a)〜(d)、図14(a)〜(d)、図15(a)〜(d)は、本実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。
なお、図12(a)〜(d)、図13(a)〜(d)、図14(a)〜(d)、図15(a)〜(d)に示す断面は、図11(a)に示すA−A’線による断面に相当する。
図11(a)及び(b)に示すように、シリコン基板41上にシリコン酸化膜42が形成され、その上にアモルファスシリコン(aSi)膜43が形成された初期構造体を作製する。aSi膜43における配線21(図1(a)参照)が形成される予定の領域には、溝44を形成する。
そして、図12(a)に示すように、溝44内にDSA材料45aを埋め込んで固化させる。DSA材料45aは、DSA材料45が相分離したときに形成される一方の相の材料である。換言すれば、DSA材料45はDSA材料45aとDSA材料45bとに相分離する。
次に、図12(b)に示すように、aSi膜43及びDSA材料45aの上方にハードマスク膜46を形成する。
次に、図12(c)に示すように、ハードマスク膜46上にレジスト膜47を形成する。
次に、図12(d)に示すように、レジスト膜47を露光及び現像し、レジスト膜47における領域R3に位置する部分を除去する。
次に、図13(a)に示すように、レジスト膜47をマスクとしてエッチングを施し、ハードマスク膜46を選択的に除去する。これにより、ハードマスク膜46における領域R3に配置された部分に、開口部46aが形成される。開口部46aの底面には、aSi膜43及びDSA材料45aが露出する。
次に、図13(b)に示すように、レジスト膜47を除去する。
次に、図13(c)に示すように、開口部46a内にDSA材料45を充填する。DSZ材料45は、上述のDSA材料45a及び45bを含んでいる。
次に、図13(d)に示すように、DSA材料45をDSA材料45aとDSA材料45bとに相分離させて固化させる。これにより、開口部46a内において、DSA材料45aとDSA材料45bとが規則的に配列する。このとき、DSA材料45から相分離したDSA材料45aは、溝44内に埋め込まれたDSA材料45aに対する親和性が高いため、溝44内のDSA材料45aに接する位置に配置される。DSA材料45から相分離したDSA材料45aは、少なくとも、溝44内のDSA材料45aの直上域には配置される必要がある。
次に、図14(a)に示すように、開口部46a内に配置されたDSA材料45aを除去する。これにより、開口部46bが形成される。
続いて、図14(b)に示すように、溝44内に配置されたDSA材料45aのうち、開口部46bの直下域に配置された部分を除去し、開口部43aを形成する。
次に、図14(c)に示すように、開口部43a内にアモルファスシリコンを埋め戻す。このアモルファスシリコンは、aSi膜43の一部となる。これにより、溝44における配線21がカットされる予定の領域R2においては、aSi膜43が再形成され、溝44が消失する。
次に、図14(d)に示すように、ハードマスク膜46及びDSA材料45bを除去する。
次に、図15(a)に示すように、溝44内に埋め込まれたDSA材料45a(図14(d)参照)を除去する。
次に、図15(b)に示すように、aSi膜43をマスクとしてエッチングを施し、シリコン酸化膜42における溝44の直下域に相当する部分を除去する。これにより、シリコン酸化膜42に溝42aが形成される。
次に、図15(c)に示すように、aSi膜43を除去する。
次に、図15(d)に示すように、溝42a内に導電材料を埋め込み、上面をCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械研磨)等により平坦化する。これにより、溝42a内に配線21が形成される。この結果、図3(e)に示すように、配線21が領域R2においてカットされた中間構造体30が作製される。
本実施形態によれば、図12(a)に示す工程において、溝44内にDSA材料45aを埋め込んでいるため、図13(d)に示す工程において、開口部46内でDSA材料45を相分離させたときに、DSA材料45a同士の親和性を利用して、相分離したDSA材料45aを溝44の直上域に容易に配置することができる。これにより、図14(c)に示す工程において、aSi膜43の開口部43a内を確実に埋め戻し、図15(d)に示す工程において、領域R2において確実に分断された配線21を形成することができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第8の実施形態について説明する。
本実施形態は、<2>カットプロセスのための配線形成手順を、RIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)法によって実現する例である。また、本実施形態においても、前述の第7の実施形態と同様に、DSA材料を相分離させる前に、下地に一方の相に対して親和性が高い材料を配置しておく。
図16(a)は、本実施形態において用いる初期構造体を例示する平面図であり、(b)は(a)に示すB−B’線による断面図であり、
図17(a)〜(d)、図18(a)〜(d)、図19(a)〜(d)、図20(a)〜(c)は、本実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。
なお、図17(a)〜(d)、図18(a)〜(d)、図19(a)〜(d)、図20(a)〜(c)に示す断面は、図16(a)に示すB−B’線による断面に相当する。
図16(a)及び(b)に示すように、シリコン基板41上に配線材料膜48が形成され、その上にアモルファスシリコン(aSi)膜43が形成された初期構造体を作製する。但し、前述の第7の実施形態とは異なり、aSi膜43は配線21(図1(a)参照)が形成される予定の領域に形成する。aSi膜43間の領域は溝44となる。すなわち、本実施形態で用いる初期構造体は、前述の第7の実施形態で用いた初期構造体(図11(a)及び(b)参照)と比較して、凹凸が逆になっている。
そして、図17(a)に示すように、溝44内にDSA材料45bを埋め込んで固化させる。
次に、図17(b)に示すように、aSi膜43及びDSA材料45bの上方にハードマスク膜46を形成する。
次に、図17(c)に示すように、ハードマスク膜46上にレジスト膜47を形成する。
次に、図17(d)に示すように、レジスト膜47を露光及び現像し、レジスト膜47における領域R3に位置する部分を除去する。
次に、図18(a)に示すように、レジスト膜47をマスクとしてエッチングを施し、ハードマスク膜46を選択的に除去する。これにより、ハードマスク膜46における領域R3に配置された部分に、開口部46aが形成される。開口部46aの底面には、aSi膜43及びDSA材料45bが露出する。
次に、図18(b)に示すように、レジスト膜47を除去する。
次に、図18(c)に示すように、開口部46a内にDSA材料45を充填する。
次に、図18(d)に示すように、DSA材料45をDSA材料45aとDSA材料45bとに相分離させて固化させる。これにより、開口部46a内において、DSA材料45aとDSA材料45bとが規則的に配列する。このとき、DSA材料45から相分離したDSA材料45bは、溝44内に埋め込まれたDSA材料45bに対する親和性が高いため、溝44内のDSA材料45bに接する位置に配置される。
次に、図19(a)に示すように、開口部46a内に配置されたDSA材料45aを除去する。これにより、開口部46bが形成される。
次に、図19(b)に示すように、ハードマスク膜46及びDSA材料45bをマスクとしてエッチングを施し、aSi膜43及びDSA材料45bのうち、開口部46bの直下域に配置された部分を除去し、開口部43aを形成する。これにより、配線21がカットされる予定の領域においてaSi膜43が消失し、配線21が形成される予定の領域のみにaSi膜43が残留する。また、このエッチングの過程で、マスクとして用いたDSA材料45bも除去される。
次に、図19(c)に示すように、ハードマスク膜46を除去する。
次に、図19(d)に示すように、DSA材料45bを除去する。
次に、図20(a)に示すように、aSi膜43をマスクとして配線材料膜42をエッチングする。これにより、aSi膜43の直下域のみに配線材料膜42が残留し、配線21となる。
次に、図20(b)に示すように、aSi膜43を除去する。この結果、図3(e)に示すように、配線21が領域R2においてカットされた中間構造体30が作製される。
なお、図20(c)に示すように、図18(d)に示すDSA材料45を相分離させる工程において、DSA材料45から相分離したDSA材料45aは、少なくとも、溝44内のaSi膜43の直上域には配置される必要がある。
本実施形態によれば、図17(a)に示す工程において、溝44内にDSA材料45bを埋め込んでいるため、図18(d)に示す工程において、開口部46内でDSA材料45を相分離させたときに、DSA材料45b同士の親和性を利用して、相分離したDSA材料45bを溝44の直上域に容易に配置することができる。これにより、図19(b)に示す工程において、開口部46bの直下域に配置されたSi膜43を確実に除去し、図20(b)に示す工程において、領域R2において確実に分断された配線21を形成することができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第9の実施形態について説明する。
本実施形態は、上述の<3>結線プロセスのためのマスクデータ作成手順において、領域V4(図4(d)参照)をY方向両側の領域V5(図4(d)参照)を包含するように延伸させて領域V6(図4(e)参照)を設定する工程の変形例である。本実施形態においては、加工の際の合わせズレ及び加工変換差を考慮して、領域V6のサイズを設定する。
図21(a)〜(f)は、本実施形態における領域V2の設定方法を例示する図である。
本実施形態においても、前述の第2の実施形態と同様な考え方により、領域V4をY方向に延伸させて領域V6を設定するときの延伸量を求めることができる。この結果、領域V4の片側当たりの延伸量は、(u+2Zy)以上とすることが好ましく、(u+2Zy+v)以下とすることが好ましい。また、X方向における延伸量は、(2Zx)とすることが好ましい。このように、本実施形態によれば、領域V6の延伸量を、ガイドマスク膜の加工変換差量及び想定される合わせズレ量に基づいて決定することにより、配線21を確実に結線できると共に、隣接する配線21に影響を与えることを回避できる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第10の実施形態について説明する。
本実施形態は、<4>結線プロセスのための配線形成手順を、ダマシン法によって実現する例である。また、本実施形態においては、DSA材料を相分離させる前に、下地に一方の相に対して親和性が高い材料を配置しておく。
図22(a)は、本実施形態において用いる初期構造体を例示する平面図であり、(b)は(a)に示すC−C’線による断面図であり、
図23(a)〜(d)、図24(a)〜(d)、図25(a)〜(d)、図26(a)〜(d)は、本実施形態に係る結線プロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。
なお、図23(a)〜(d)、図24(a)〜(d)、図25(a)〜(d)、図26(a)〜(d)に示す断面は、図22(a)に示すC−C’線による断面に相当する。
図22(a)及び(b)に示すように、シリコン基板41上にシリコン酸化膜42が形成され、その上にアモルファスシリコン(aSi)膜43が形成された中間構造体を作製する。aSi膜43における配線21(図1(a)参照)が形成される予定の領域には、溝44を形成する。
次に、図23(a)に示すように、溝44内にDSA材料45aを埋め込んで固化させる。
次に、図23(b)に示すように、aSi膜43及びDSA材料45aの上方にハードマスク膜46を形成する。
次に、図23(c)に示すように、ハードマスク膜46上にレジスト膜47を形成する。
次に、図23(d)に示すように、レジスト膜47を露光及び現像し、レジスト膜47における領域R7に位置する部分を除去する。
次に、図24(a)に示すように、レジスト膜47をマスクとしてエッチングを施し、ハードマスク膜46を選択的に除去する。これにより、ハードマスク膜46における領域R7に配置された部分に、開口部46aが形成される。開口部46aの底面には、aSi膜43及びDSA材料45aが露出する。
次に、図24(b)に示すように、レジスト膜47を除去する。
次に、図24(c)に示すように、開口部46a内にDSA材料45を充填する。DSZ材料45は、上述のDSA材料45a及び45bを含んでいる。
次に、図24(d)に示すように、DSA材料45をDSA材料45aとDSA材料45bとに相分離させて固化させる。これにより、開口部46a内において、DSA材料45aとDSA材料45bとが規則的に配列する。このとき、DSA材料45から相分離したDSA材料45aは、溝44内に埋め込まれたDSA材料45aに対する親和性が高いため、溝44内のDSA材料45aに接する位置に配置される。DSA材料45から相分離したDSA材料45aは、領域R6に配置される。DSA材料45から相分離したDSA材料45aは、少なくとも、結線する予定の領域R4を挟む2本の溝44内に充填されたDSA材料45aに接するように配置される必要がある。
次に、図25(a)に示すように、開口部46a内に配置されたDSA材料45aを除去する。これにより、開口部46bが形成される。
続いて、図25(b)に示すように、溝44内に配置されたDSA材料45aのうち、開口部46bの直下域に配置された部分を除去する。
次に、図25(c)に示すように、ハードマスク膜46及びDSA材料45bをマスクとしてエッチングを行い、開口部46bの直下域に位置するaSi膜43を除去する。これにより、配線21同士が結線される予定の領域R4において、aSi膜43が除去される。
次に、図25(d)に示すように、ハードマスク膜46及びDSA材料45bを除去する。
次に、図26(a)に示すように、DSA材料45aを除去する。
次に、図26(b)に示すように、aSi膜43をマスクとしてエッチングを施し、シリコン酸化膜42をパターニングする。これにより、シリコン酸化膜42に溝42aが形成される。
次に、図26(c)に示すように、aSi膜43を除去する。
次に、図26(d)に示すように、溝42a内に導電材料を埋め込み、上面をCMP等により平坦化する。これにより、溝42a内に配線21及び導電部材39が形成される。導電部材39は、領域R6に配置される。この結果、図5(e)に示すように、配線21同士が導電部材39によって結線された集積回路装置40が製造される。
本実施形態によれば、図23(a)に示す工程において、溝44内にDSA材料45aを埋め込むことにより、図24(d)に示す工程において、開口部46a内でDSA材料45を相分離させたときに、DSA材料45a同士の親和性を利用して、相分離したDSA材料45aを溝44内に埋め込まれたDSA材料45aに確実に接触させることができる。これにより、図26(d)に示す工程において、導電部材39を形成したときに、配線21同士を確実に結線することができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第11の実施形態について説明する。
本実施形態は、<4>カットプロセスのための配線形成手順を、RIE法によって実現する例である。また、本実施形態においても、前述の第10の実施形態と同様に、DSA材料を相分離させる前に、下地に一方の相に対して親和性が高い材料を配置しておく。
図27(a)は、本実施形態において用いる初期構造体を例示する平面図であり、(b)は(a)に示すD−D’線による断面図であり、
図28(a)〜(d)、図29(a)〜(d)、図30(a)〜(d)、図31(a)〜(c)は、本実施形態に係るカットプロセスのための配線形成方法を例示する工程断面図である。
なお、図28(a)〜(d)、図29(a)〜(d)、図30(a)〜(d)、図31(a)〜(c)に示す断面は、図27(a)に示すD−D’線による断面に相当する。
図27(a)及び(b)に示すように、シリコン基板41上に配線材料膜48が形成され、その上にアモルファスシリコン(aSi)膜43が形成された中間構造体を作製する。但し、前述の第10の実施形態とは異なり、aSi膜43は配線21(図1(a)参照)が形成される予定の領域に形成する。aSi膜43間の領域は溝44となる。すなわち、本実施形態で用いる中間構造体は、前述の第10の実施形態で用いた中間構造体(図22(a)及び(b)参照)と比較して、凹凸が逆になっている。
先ず、図28(a)に示すように、溝44内にDSA材料45bを埋め込んで固化させる。
次に、図28(b)に示すように、aSi膜43及びDSA材料45bの上方にハードマスク膜46を形成する。
次に、図28(c)に示すように、ハードマスク膜46上にレジスト膜47を形成する。
次に、図28(d)に示すように、レジスト膜47を露光及び現像し、レジスト膜47における領域R7に位置する部分を除去する。
次に、図29(a)に示すように、レジスト膜47をマスクとしてエッチングを施し、ハードマスク膜46を選択的に除去する。これにより、ハードマスク膜46における領域R7に配置された部分に、開口部46aが形成される。開口部46aの底面には、aSi膜43及びDSA材料45bが露出する。
次に、図29(b)に示すように、レジスト膜47を除去する。
次に、図29(c)に示すように、開口部46a内にDSA材料45を充填する。
次に、図29(d)に示すように、DSA材料45をDSA材料45aとDSA材料45bとに相分離させて固化させる。これにより、開口部46a内において、DSA材料45aとDSA材料45bとが規則的に配列する。このとき、DSA材料45から相分離したDSA材料45bは、溝44内に埋め込まれたDSA材料45bに対する親和性が高いため、溝44内のDSA材料45bに接する位置に配置され、領域R6に配置される。
次に、図30(a)に示すように、開口部46a内に配置されたDSA材料45aを除去する。これにより、開口部46bが形成される。
次に、図30(b)に示すように、溝44内に配置され、開口部46bの直下域に位置するDSA材料45bを除去する。これにより、開口部43aが形成される。
次に、図30(c)に示すように、ハードマスク膜46及び開口部46a内に配置されたDSA材料45bを除去する。
次に、図30(d)に示すように、開口部43a内にアモルファスシリコンを埋め戻す。このアモルファスシリコンは、aSi膜43の一部となる。これにより、配線21(図5(e)参照)を形成する予定の領域の他に、導電部材39(図5(e)参照)を形成する予定の領域にもaSi膜43が配置される。
次に、図21(a)に示すように、DSA材料45bを除去する。
次に、図21(b)に示すように、aSi膜43をマスクとして配線材料膜42をエッチングする。これにより、aSi膜43の直下域のみに配線材料膜42が残留し、配線21及び導電部材39となる。
次に、図21(c)に示すように、aSi膜43を除去する。この結果、図5(e)に示すように、配線21が導電部材39によって結線された集積回路装置40が製造される。
本実施形態によれば、図28(a)に示す工程において、溝44内にDSA材料45aを埋め込むことにより、図29(d)に示す工程において、開口部46a内でDSA材料45を相分離させたときに、DSA材料45b同士の親和性を利用して、相分離したDSA材料45aを所望の位置に配置することができる。これにより、図31(b)に示す工程において、導電部材39を形成したときに、配線21同士を確実に結線することができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第12の実施形態について説明する。
図32(a)〜(e)、図33(a)〜(e)、図34(a)〜(d)は、本実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。
本実施形態によれば、前述のDSA技術を用いたカットプロセス及び結線プロセスと、リソグラフィによる加工プロセスを組み合わせて、より複雑な形状の回路パタンを作製することができる。
本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第13の実施形態について説明する。
図35(a)〜(c)、図36(a)及び(b)は、本実施形態におけるカットプロセスを例示する図であり、
図37(a)〜(c)、図38(a)〜(c)は、本実施形態における結線プロセスを例示する図である。
本実施形態においては、図35(a)に示す回路パタン1を、図35(b)に示す初期パタン2から作製する。
先ず、図35(c)に示すように、初期パタン2に存在し、回路パタン1に存在しない領域V1を抽出する。領域V1は、配線パタン11に相当する実際の配線21において、除去される予定の部分に相当する。領域V1は、例えば、ブーリアン処理において、{(初期パタン2)NOT(回路パタン1)}の演算を行うことにより、得ることができる。
次に、図36(a)及び(b)に示すように、配線21を局所的に除去することにより、配線21のカットを行う。
また、図37(c)に示すように、回路パタン1に存在し、初期パタン2に存在しない領域V4を抽出する。領域V4は、配線パタン11に相当する実際の配線21(図1(a)参照)の相互間において、結線される予定の部分に相当する。領域V4は、例えば、ブーリアン処理において、{(回路パタン1)NOT(初期パタン2)}の演算を行うことにより、得ることができる。
次に、図38(a)〜(c)に示す処理を行うことにより、配線21同士を結線することができる。
本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第14の実施形態について説明する。
図39〜図49は、本実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。
本実施形態によれば、前述のDSA技術を用いたカットプロセス及び結線プロセスと、リソグラフィによる加工プロセスを組み合わせて、パッドを備えた回路パタンを作製することができる。
本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、第15の実施形態について説明する。
図50〜図56は、本実施形態に係る集積回路装置の製造方法を例示する図である。
本実施形態によれば、前述のDSA技術を用いたカットプロセス及び結線プロセスと、リソグラフィによる加工プロセスを組み合わせて、より複雑な形状の回路パタンを作製することができる。
本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
以上説明した実施形態によれば、DSA技術を用いて集積回路を作製するためのマスクデータの作成方法及び集積回路装置の製造方法を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1:回路パタン、2:初期パタン、11:配線パタン、12:結線部、20:初期構造体、21:配線、22:配線間絶縁膜、23:ガイドマスク膜、24:開口部、25:DSA材料、26:マスクパタン、30:中間構造体、33:ガイドマスク膜、34:開口部、35:DSA材料、38:マスクパタン、39:導電部材、40:集積回路装置、41:シリコン基板、42:シリコン酸化膜、42a:溝、43:アモルファスシリコン膜、44:溝、45、45a、45b:DSA材料、46:ハードマスク膜、46a、46b:開口部、47:レジスト膜、48:配線材料膜、A、B:ブロック、D1、D2:マスクデータ、DB:データベース、R1〜R7:領域、V1〜V7:領域

Claims (10)

  1. 第1方向に延びる複数本の配線パタンを含む初期パタンに存在し、回路パタンに存在しない第1領域を抽出し、前記第1方向に対して直交する第2方向において前記第1領域を跨ぐように、前記第1領域を前記第2方向に延伸させた第2領域を設定し、1つ以上の前記第2領域を含む第3領域を、前記第3領域内に第1の誘導型自己組織化材料を配置し、第1相からなる第1ブロックと第2相からなる第2ブロックとに相分離させたと仮定したときに、前記第2領域に前記第2ブロックが配置されるように設定することによって作成されたマスクデータに基づいて作製された第1マスクを用いて第1ガイドマスク膜を加工することにより、前記第1ガイドマスク膜における前記第3領域に相当する領域に第1開口部を形成する工程と、
    前記第1開口部内に前記第1の誘導型自己組織化材料を配置する工程と、
    前記第1の誘導型自己組織化材料を前記第1相からなる第1ブロックと前記第2相からなる第2ブロックとに相分離させて、前記第2領域に相当する領域に前記第2ブロックを配置する工程と、
    前記第2ブロックを除去する工程と、
    前記第1ガイドマスク膜及び前記第1ブロックをマスクとして処理を行うことにより、前記第1領域に相当する部分がカットされた配線を形成する工程と、
    前記回路パタンに存在し前記初期パタンに存在しない第4領域を抽出し、前記配線パタンの一部をなす領域であって、前記第4領域から見て前記第1方向に対して交差する第2方向に位置し、前記第4領域に接する第5領域を抽出し、前記第4領域を、前記第4領域に接する全ての前記第5領域を含むように延伸させた第6領域を設定し、1つ以上の前記第6領域を含む第7領域を、前記第7領域内に第2の誘導型自己組織化材料を配置し、第3相からなる第3ブロックと第4相からなる第4ブロックとに相分離させたと仮定したときに、前記第6領域に前記第4ブロックが配置されるように設定することによって作成されたマスクデータに基づいて作製された第2マスクを用いて第2ガイドマスク膜を加工することにより、前記第2ガイドマスク膜における前記第7領域に相当する領域に第2開口部を形成する工程と、
    前記第2開口部内に前記第2の誘導型自己組織化材料を配置する工程と、
    前記第2の誘導型自己組織化材料を前記第3相からなる第3ブロックと前記第4相からなる第4ブロックとに相分離させて、前記第6領域に相当する領域に前記第4ブロックを配置する工程と、
    前記第4ブロックを除去する工程と、
    前記第2ガイドマスク膜及び前記第3ブロックをマスクとして処理を行うことにより、前記第4領域において結線された配線を形成する工程と、
    を備えた集積回路装置の製造方法。
  2. 誘導型自己組織化材料を用いて基板上に回路パタンを形成するためのマスクデータの作成方法であって、
    第1方向に延びる複数本の配線パタンを含む初期パタンに存在し、前記回路パタンに存在しない第1領域を抽出する工程と、
    前記第1方向に対して交差する第2方向において前記第1領域を跨ぐように、前記第1領域を前記第2方向に延伸させた第2領域を設定する工程と、
    1つ以上の前記第2領域を含第3領域を、前記第3領域内に前記誘導型自己組織化材料を配置し、第1相からなる第1ブロックと第2相からなる第2ブロックとに相分離させたと仮定したときに、前記第2領域に前記第2ブロックが配置されるように設定する工程と、
    を備え
    前記第2相は前記第1相に対して選択的に除去することが可能であるマスクデータの作成方法。
  3. 前記第2方向における前記第2領域の長さを、前記第2方向における前記第1領域の長さ、ガイドマスク膜の加工変換差量及び想定される合わせズレ量に基づいて決定する請求項2記載のマスクデータの作成方法。
  4. 前記第2領域を、2つの前記第1領域及び前記2つの第1領域の間の領域を含む領域とする請求項2記載のマスクデータの作成方法。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つに記載の方法によって作成されたマスクデータに基づいて作製されたマスクを用いてガイドマスク膜を加工することにより、前記ガイドマスク膜における前記第3領域に相当する領域に開口部を形成する工程と、
    前記開口部内に前記誘導型自己組織化材料を配置する工程と、
    前記誘導型自己組織化材料を前記第1相からなる第1ブロックと前記第2相からなる第2ブロックとに相分離させて、前記第2領域に相当する領域に前記第2ブロックを配置する工程と、
    前記第2ブロックを除去する工程と、
    前記ガイドマスク膜及び前記第1ブロックをマスクとして処理を行う工程と、
    を備えた集積回路装置の製造方法。
  6. 前記ガイドマスク膜の下に、前記第1相又は前記第2相に対して親和性を持つ部材を選択的に配置する工程をさらに備えた請求項5記載の集積回路装置の製造方法。
  7. 誘導型自己組織化材料を用いて基板上に回路パタンを形成するためのマスクデータの作成方法であって、
    前記回路パタンに存在し、第1方向に延びる複数本の配線パタンを含む初期パタンに存在しない第1領域を抽出する工程と、
    前記配線パタンの一部をなす領域であって、前記第1領域から見て前記第1方向に対して交差する第2方向に位置し、前記第1領域に接する第2領域を抽出する工程と、
    前記第1領域を、前記第1領域に接する全ての前記第2領域を含むように延伸させた第3領域を設定する工程と、
    1つ以上の前記第3領域を含第4領域を、前記4領域内に前記誘導型自己組織化材料を配置し、第1相からなる第1ブロックと第2相からなる第2ブロックとに相分離させたと仮定したときに、前記第3領域に前記第2ブロックが配置されるように設定する工程と、
    を備え
    前記第2相は前記第1相に対して選択的に除去することが可能であるマスクデータの作成方法。
  8. 前記第3領域を設定する工程において、前記延伸の量を、ガイドマスク膜の加工変換差量及び想定される合わせズレ量に基づいて決定する請求項7記載のマスクデータの作成方法。
  9. 請求項7または8に記載の方法によって作成されたマスクデータに基づいて作製されたマスクを用いてガイドマスク膜を加工することにより、前記ガイドマスク膜における前記第4領域に相当する領域に開口部を形成する工程と、
    前記開口部内に前記誘導型自己組織化材料を配置する工程と、
    前記誘導型自己組織化材料を前記第1相からなる第1ブロックと前記第2相からなる第2ブロックとに相分離させて、前記第3領域に相当する領域に前記第2ブロックを配置する工程と、
    前記第2ブロックを除去する工程と、
    前記ガイドマスク膜及び前記第1ブロックをマスクとして処理を行う工程と、
    を備えた集積回路装置の製造方法。
  10. 前記ガイドマスク膜の下に、前記第1相又は前記第2相に対して親和性を持つ部材を選択的に配置する工程をさらに備えた請求項9記載の集積回路装置の製造方法。
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