JP5875408B2 - 燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、電子(式)ガバナにより燃料の噴出量や噴射タイミングが電子制御される燃料噴射ポンプのタイミングラックの位置を制御空気にて位置決めし、タイミングラックを位置決めされた位置まで移動させるタイミングラックアクチュエータの駆動源として作動空気が用いられる燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムに関するものである。
従来、燃料ラックの位置を、船内制御用空気を用いて位置決めするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−310562号公報
一方、近年では、図3に示すような、電子ガバナ11により燃料の噴出量や噴射タイミングが電子制御される燃料噴射ポンプ12のタイミングラック13の位置を制御空気にて位置決めし、タイミングラック13を位置決めされた位置まで移動させるタイミングラックアクチュエータ14の駆動源として作動空気が用いられる燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム90が提案されている。
しかしながら、近年提案されている燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム90では、燃料噴射ポンプ12毎に設けられたタイミングラックアクチュエータ14の状態を個別に監視できるよう、各タイミングラックアクチュエータ14に変位センサ15を取り付けていたため、機器構成が複雑化し、また、コスト高になるといった問題点があった。
なお、燃料噴射ポンプ12は、一つのシリンダ(図示せず)に対して一つずつ設けられており、タイミングラックアクチュエータ14は、一つの燃料噴射ポンプ12に対して一つずつ設けられている。
また、図3中の符号16は電空変換器、符号17は制御空気および作動空気として用いられる、所定の圧力を有する圧縮空気を蓄えておく空気槽、符号18は空気槽17から電空変換器16を介して各タイミングラックアクチュエータ14に制御空気を導く制御空気ライン、符号19は空気槽17からタイミングラックアクチュエータ14に作動空気を導く作動空気ライン、符号20は電空変換器16から各タイミングラックアクチュエータ14に導かれる制御空気の圧力を測定する圧力ゲージ、符号21は空気槽17からタイミングラックアクチュエータ14に導かれる作動空気の圧力を測定する圧力ゲージである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、機器構成の簡略化を図ることができ、コストの低減化を図ることができる燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムは、電子ガバナにより燃料の噴出量や噴射タイミングが電子制御される燃料噴射ポンプのタイミングラックの位置を制御空気にて位置決めし、タイミングラックを位置決めされた位置まで移動させるタイミングラックアクチュエータの駆動源として作動空気が用いられる燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムであって、前記制御空気および前記作動空気として用いられる、所定の圧力を有する圧縮空気を蓄えておく空気槽から、前記タイミングラックアクチュエータに前記制御空気を導く制御空気ラインと、前記制御空気ラインの途中に設けられて、前記電子ガバナから送られてきた制御空気圧力指令を空気圧力信号に変換して、自身よりも下流側に位置する前記制御空気ラインを介して前記タイミングラックアクチュエータに導かれる制御空気の圧力を調整する電空変換器と、前記電空変換器よりも下流側に位置する前記制御空気ラインの途中に設けられた流路切替弁と、前記電空変換器よりも上流側に位置する前記制御空気ラインの途中に上流端が接続され、前記流路切替弁に下流端が接続されたバックアップラインと、前記バックアップラインの途中に設けられた圧力調整弁と、前記流路切替弁よりも下流側に位置する前記制御空気ラインを流れる前記制御空気の圧力を測定する圧力トランスミッタと、を備えており、前記電子ガバナにおいて、前記電子ガバナから前記電空変換器に出力されている制御空気圧力指令と、前記圧力トランスミッタから前記電子ガバナに入力されてくる制御空気圧力現在値とを比較し、その差が閾値を超えたとき、前記電子ガバナから前記流路切替弁に切替信号が出力されて前記制御空気の流路が切り替えられ、前記空気槽から送出されるとともに、前記圧力調整弁にて所定の圧力に調整された前記制御空気が、前記電空変換器を通らずに、前記バックアップライン、および前記流路切替弁よりも下流側に位置する前記制御空気ラインを介して前記タイミングラックアクチュエータに導かれることになる。
本発明に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムによれば、流路切替弁は正常であるが、何らかの原因で電空変換器および/または圧力トランスミッタに異常が生じた場合、電子ガバナから電空変換器に出力されている制御空気圧力指令と、圧力トランスミッタから電子ガバナに入力されてくる制御空気圧力現在値との間に差が生じ、その差が閾値を超えると、流路切替弁が(自動的に)切り替えられて、空気槽から送出されるとともに、圧力調整弁にて所定の圧力に調整された制御空気が、電空変換器を通らずに、バックアップライン、および流路切替弁よりも下流側に位置する制御空気ラインを介してタイミングラックアクチュエータに導かれることになる。
これにより、各タイミングラックアクチュエータに取り付けられていた変位センサを不要とすることができ、機器構成の簡略化を図ることができて、コストの低減化を図ることができる。
上記燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムにおいて、前記圧力調整弁よりも下流側に位置する前記バックアップラインの途中に上流端が接続され、前記流路切替弁よりも下流側に位置する前記制御空気ラインの途中に下流端が接続されたバイパスラインと、前記バイパスラインの途中に設けられた第1のエアコックと、前記電空変換器と前記流路切替弁との間に位置する前記制御空気ラインの途中に設けられた第2のエアコックと、を備えているとさらに好適である。
このような燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムによれば、何らかの原因で電空変換器および/または圧力トランスミッタに異常が生じ、かつ、流切替弁にも異常が生じた場合、第1のエアコックを(手動で)閉から開とし、第2のエアコックを(手動で)開から閉とすることにより、空気槽から送出されるとともに、圧力調整弁にて所定の圧力に調整された制御空気が、流路切替弁を通らずに、バックアップライン、バイパスライン、および流路切替弁よりも下流側に位置する制御空気ラインを介してタイミングラックアクチュエータに導かれることになる。
これにより、電空変換器および/または圧力トランスミッタに異常が生じ、かつ、流切替弁に異常が生じた場合でも、圧力調整弁にて所定の圧力に調整された制御空気をタイミングラックアクチュエータに導くことができ、当該燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムの信頼性(安全性)を向上させることができる。
本発明に係る内燃機関は、上記いずれかの燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムを具備している。
本発明に係る内燃機関によれば、各タイミングラックアクチュエータに取り付けられていた変位センサを不要とすることができ、機器構成の簡略化を図ることができて、コストの低減化を図ることができる。
本発明によれば、機器構成の簡略化を図ることができて、コストの低減化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムを示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムを示す概略構成図である。 近年提案されている燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムを示す概略構成図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムについて、図1を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムを示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム10は、電子ガバナ11と、電空変換器16と、空気槽17と、制御空気ライン18と、作動空気ライン19と、バックアップライン(第1のバイパスライン)31と、圧力トランスミッタ32と、を備えている。
電子ガバナ11は、内燃機関(例えば、舶用等の大型ディーゼルエンジン)の負荷や回転数に応じて、燃料噴射ポンプ12から吐出される燃料の噴出量や噴射タイミングを電子的にコントロールし、内燃機関の回転を安定させるものである。
電空変換器16は、電子ガバナ11から送られてきた制御空気圧力指令(4〜20mAの電流信号)を空気圧力信号に変換して、電空変換器16よりも下流側に位置する制御空気ライン18を介してタイミングラックアクチュエータ14に導かれる(送られる)制御空気の圧力を調整する信号変換器である。
バックアップライン31は、電空変換器16よりも上流側に位置する制御空気ライン18の途中に一端(上流端)が接続され、電空変換器16よりも下流側に位置する制御空気ライン18の途中に設けられた(接続された)流路切替弁33に他端(下流端)が接続された配管であり、その途中には、圧力調整弁34が設けられている(接続されている)。
圧力トランスミッタ32は、流路切替弁33よりも下流側に位置する制御空気ライン18を流れる制御空気の圧力を測定し、測定されたゲージ圧力を4〜20mAの電流信号に変換するものであり、変換された電流信号は、電線35を介して電子ガバナ11に電送されるようになっている。
流路切替弁33は、電子ガバナ11から送られてきた切替信号に基づいて、制御空気の流路を自動的に切り替えるバルブである。そして、電子ガバナ11から送られてきた切替信号に基づいて流路切替弁33が切り替えられると、空気槽17から送出された制御空気は、電空変換器16を通らずに、バックアップライン31、および流路切替弁33よりも下流側に位置する制御空気ライン18を介してタイミングラックアクチュエータ14に導かれることになる。
圧力調整弁34は、バックアップライン31を通過する制御空気の圧力を、予め設定された圧力まで減ずる手動式の減圧弁である。
ここで、電子ガバナ11では、電子ガバナ11から電空変換器16に出力されている(送られている)制御空気圧力指令(4〜20mAの電流信号)と、圧力トランスミッタ32から電子ガバナ11に入力されてくる(送られてくる)制御空気圧力現在値(4〜20mAの電流信号)とが比較され、制御空気圧力指令と制御空気圧力現在値との差を制御空気圧力指令で割った値がリアルタイムで算出されている。そして、この制御空気圧力指令と制御空気圧力現在値との差を制御空気圧力指令で割った値が±0.05(5%)を超えたとき、電子ガバナ11から流路切替弁33に、電線36を介して切替信号が出力され、かつ、電子ガバナ11から警報装置37に、電線38を介して警報信号が出力されて、警報装置37が作動し、内燃機関を監視している者(舶用の場合は機関士・機関員、陸用の場合は作業員)に異常を知らせることになる。
図1中の符号39は圧力調整弁34からバックアップライン31を介して流路切替弁33に導かれる制御空気の圧力を測定する圧力ゲージ、符号40は流路切替弁33からタイミングラックアクチュエータ14に導かれる制御空気の圧力を測定する圧力ゲージである。
本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム10によれば、流路切替弁33は正常であるが、何らかの原因で電空変換器16および/または圧力トランスミッタ32に異常が生じた場合、電子ガバナ11から電空変換器16に出力されている制御空気圧力指令と、圧力トランスミッタ32から電子ガバナ11に入力されてくる制御空気圧力現在値との間に差が生じ、その差が閾値を超えると、流路切替弁33が自動的に切り替えられて、空気槽17から送出されるとともに、圧力調整弁34にて所定の圧力に調整された制御空気が、電空変換器16を通らずに、バックアップライン31、および流路切替弁33よりも下流側に位置する制御空気ライン18を介してタイミングラックアクチュエータ14に導かれることになる。
これにより、各タイミングラックアクチュエータ14に取り付けられていた変位センサ15(図3参照)を不要とすることができ、機器構成の簡略化を図ることができて、コストの低減化を図ることができる。
そして、本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム10を具備した内燃機関によれば、各タイミングラックアクチュエータ14に取り付けられていた変位センサ15(図3参照)を不要とすることができ、機器構成の簡略化を図ることができて、コストの低減化を図ることができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムについて、図2を参照しながら説明する。
図2は本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムを示す概略構成図である。
図2に示すように、本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム50は、バイパスライン(第2のバイパスライン)51と、第1のエアコック52と、第2のエアコック53と、をさらに備えているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
バイパスライン51は、圧力調整弁34よりも下流側に位置するバックアップライン31の途中に一端(上流端)が接続され、流路切替弁33よりも下流側に位置する制御空気ライン18の途中に他端(下流端)が接続された配管であり、その途中には、エアコック52が設けられている(接続されている)。
エアコック52は、手動で開閉されるバルブであり、常時閉とされている。
エアコック53は、電空変換器16と流路切替弁33との間に位置する制御空気ライン18の途中に設けられた(接続された)、手動で開閉されるバルブであり、常時開とされている。
ここで、エアコック52が閉から開に操作され、エアコック53が開から閉に操作されるのは、電子ガバナ11から流路切替弁33に切替信号が送られてきたが、流路切替弁33が作動せず、圧力調整弁34で減圧された制御空気をタイミングラックアクチュエータ14に供給することができないときである。
本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム50によれば、流路切替弁33は正常であるが、何らかの原因で電空変換器16および/または圧力トランスミッタ32に異常が生じた場合、電子ガバナ11から電空変換器16に出力されている制御空気圧力指令と、圧力トランスミッタ32から電子ガバナ11に入力されてくる制御空気圧力現在値との間に差が生じ、その差が閾値を超えると、流路切替弁33が自動的に切り替えられて、空気槽17から送出されるとともに、圧力調整弁34にて所定の圧力に調整された制御空気が、電空変換器16を通らずに、バックアップライン31、および流路切替弁33よりも下流側に位置する制御空気ライン18を介してタイミングラックアクチュエータ14に導かれることになる。
これにより、各タイミングラックアクチュエータ14に取り付けられていた変位センサ15(図3参照)を不要とすることができ、機器構成の簡略化を図ることができて、コストの低減化を図ることができる。
また、本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム50によれば、何らかの原因で電空変換器16および/または圧力トランスミッタ32に異常が生じ、かつ、流切替弁33にも異常が生じた場合、第1のエアコック52を手動で閉から開とし、第2のエアコック53を手動で開から閉とすることにより、空気槽17から送出されるとともに、圧力調整弁34にて所定の圧力に調整された制御空気が、流路切替弁33を通らずに、バックアップライン31、バイパスライン51、および流路切替弁33よりも下流側に位置する制御空気ライン18を介してタイミングラックアクチュエータ14に導かれることになる。
これにより、電空変換器16および/または圧力トランスミッタ32に異常が生じ、かつ、流切替弁33に異常が生じた場合でも、圧力調整弁34にて所定の圧力に調整された制御空気をタイミングラックアクチュエータ14に導くことができ、当該燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム50の信頼性(安全性)を向上させることができる。
そして、本実施形態に係る燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム50を具備した内燃機関によれば、各タイミングラックアクチュエータ14に取り付けられていた変位センサ15(図3参照)を不要とすることができ、機器構成の簡略化を図ることができて、コストの低減化を図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更実施可能である。
10 燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム
11 電子ガバナ
12 燃料噴射ポンプ
13 タイミングラック
14 タイミングラックアクチュエータ
16 電空変換器
17 空気槽
18 制御空気ライン
31 バックアップライン
32 圧力トランスミッタ
33 流路切替弁
34 圧力調整弁
50 燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム
51 バイパスライン
52 第1のエアコック
53 第2のエアコック

Claims (3)

  1. 電子ガバナにより燃料の噴出量や噴射タイミングが電子制御される燃料噴射ポンプのタイミングラックの位置を制御空気にて位置決めし、タイミングラックを位置決めされた位置まで移動させるタイミングラックアクチュエータの駆動源として作動空気が用いられる燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムであって、
    前記制御空気および前記作動空気として用いられる、所定の圧力を有する圧縮空気を蓄えておく空気槽から、前記タイミングラックアクチュエータに前記制御空気を導く制御空気ラインと、
    前記制御空気ラインの途中に設けられて、前記電子ガバナから送られてきた制御空気圧力指令を空気圧力信号に変換して、自身よりも下流側に位置する前記制御空気ラインを介して前記タイミングラックアクチュエータに導かれる制御空気の圧力を調整する電空変換器と、
    前記電空変換器よりも下流側に位置する前記制御空気ラインの途中に設けられた流路切替弁と、
    前記電空変換器よりも上流側に位置する前記制御空気ラインの途中に上流端が接続され、前記流路切替弁に下流端が接続されたバックアップラインと、
    前記バックアップラインの途中に設けられた圧力調整弁と、
    前記流路切替弁よりも下流側に位置する前記制御空気ラインを流れる前記制御空気の圧力を測定する圧力トランスミッタと、を備え、
    前記電子ガバナにおいて、前記電子ガバナから前記電空変換器に出力されている制御空気圧力指令と、前記圧力トランスミッタから前記電子ガバナに入力されてくる制御空気圧力現在値とを比較し、その差が閾値を超えたとき、前記電子ガバナから前記流路切替弁に切替信号が出力されて前記制御空気の流路が切り替えられ、前記空気槽から送出された前記制御空気が、前記電空変換器を通らずに、前記バックアップライン、および前記流路切替弁よりも下流側に位置する前記制御空気ラインを介して前記タイミングラックアクチュエータに導かれることを特徴とする燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム。
  2. 前記圧力調整弁よりも下流側に位置する前記バックアップラインの途中に上流端が接続され、前記流路切替弁よりも下流側に位置する前記制御空気ラインの途中に下流端が接続されたバイパスラインと、
    前記バイパスラインの途中に設けられた第1のエアコックと、
    前記電空変換器と前記流路切替弁との間に位置する前記制御空気ラインの途中に設けられた第2のエアコックと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の燃料噴射ポンプの噴射タイミング調整制御システムを備えていることを特徴とする内燃機関。
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