JP5875166B1 - 複合破壊装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードディスク装置に記録された情報を磁気的及び物理的に破壊して、記録情報へのアクセスを不可能化する複合破壊装置を提供する。【解決手段】筐体12の上部から下方に向かって、投入部14、磁気消去部20、物理破壊部24、排出部16を配置し、投入部14から投入したハードディスク装置36を磁気消去部20で磁気消去処理した後に、物理破壊部24で物理破壊処理して排出部16から排出する。磁気消去処理は、コイル202を励磁して所定強度の磁界を略垂直方向に発生させ、投入したハードディスク装置36に磁界を印加して磁気情報を消去し、物理破壊処理は、油圧シリンダ機構240を駆動して破壊用ピストンロッドを突出させ、磁気消去部20から降下したハードディスク装置36を破壊用ピストンロッドで押圧して破壊する。【選択図】図2

Description

本発明は、廃棄する磁気記録媒体に記録された情報を磁気的及び物理的に破壊して情報漏洩を防止する複合破壊装置に係り、特に、ハードディスク装置に記録された情報を磁気的に消去すると共に、当該ハードディスク装置を物理的に破壊して記録情報へのアクセスを不可能化する複合破壊装置に関する。
コンピュータに搭載されたハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)には、多量の機密情報が含まれ得ることから、ハードディスク装置の廃棄に際して、その保持情報の漏洩がセキュリティの観点で問題になっている。
ハードディスク装置を廃棄する際には、保持情報を消去することが基本であるが、ソフトウェアによる保持情報の消去は手間がかかり時間を要するだけでなく、実質的に読取り不能になるように保持情報を完全に消去することは必ずしも容易ではなく、また、保持情報が完全に消去されたことを確認することも容易ではない。
また、ハードディスク装置に記録された情報を電気的方法あるいは磁気的方法によって消去処理を行うものとしては、磁界発生用のコイルの中にハードディスク装置を挿入した状態で磁界を発生させて保持情報を磁気的に消去する装置(例えば、特許文献1)や、ハードディスク装置に斜め方向に磁界を印加することで、ハードディスク装置が水平磁気記録方式と垂直磁気記録方式の何れであっても保持情報を磁気的に消去できる装置(特許文献2)が実用化されている。
しかし、電気的方法あるいは磁気的方法によって消去処理を行った場合は、ハードディスク装置の外観だけでは保持情報の消去が完全に行われたかどうかを判別できないので、処理履歴の管理に注意を要することになる。
一方、ハードディスク装置自身を物理的方法によって破壊処理を行うものとして、油圧シリンダ機構を油圧ポンプにより駆動し、先端に円錐状の破壊工具を設けた複数のピストンロッドにより確実に破壊して記録情報を読取り不能にする油圧式破壊装置が提案され(特許文献3)、ハードディスク装置の廃棄の際に情報漏洩を防止するものとして既に市場に定着している。
このような破壊装置でハードディスク装置を破壊処理する場合、日本では通常、破壊処理後の各部材をリサイクル可能とするため、破壊処理後のハードディスク装置が分解し易くなるように、ハードディスク装置の筐体を構成するベース部材(一般的に、アルミダイキャスト製)は破壊せずに、カバー部材側から内部のプラッタを変形又は穿孔する破壊手法を採用している。
一方、リサイクル性よりも、ハードディスク装置が破壊処理されているか未処理であるかの確認容易性を優先する場合、特に米国では、ハードディスク装置をベース部材ごと折り曲げる破壊手法を採用し、ベース部材側からも破壊処理の有無が容易に視認できるようにしている(例えば、特許文献4)。
更に、磁気的方法と物理的方法とを併用して、ハードディスク装置等の磁気記録媒体だけではなくCD−ROM等の光記録媒体の記録データを読み取り不能とするものも提案されている(特許文献5)。
実用新案登録第3088608号公報 特開2009−004022号公報 特開2004−316841号公報 実用新案登録第3192452号公報 特開2006−147044号公報
しかしながら、近年はセキュリティに対する要求が更に厳しくなってきており、廃棄するハードディスク装置に記録された情報を磁気的に消去(破壊)した上で、ハードディスク装置を物理的に破壊するという複合的な破壊方法が推奨される場合がある。
特に米国の政府機関等では、磁気的破壊に加えハードディスク装置をベース部材ごと折り曲げる手法での物理的破壊を要求する場合があり、この要求に応じるためには、現状では、対応するそれぞれの方式の破壊装置を使用しなければならず、その場合、破壊処理の工数が増えるだけではなく、両装置を用意するための費用や設置スペースが必要となるという問題がある。
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、単独の装置により、ハードディスク装置に記録された情報を磁気的に消去すると共に、当該ハードディスク装置をベース部材ごと折り曲げる手法で物理的に破壊して、記録情報へのアクセスを不可能化する複合破壊装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明による複合破壊装置は次のように構成する。
[基本構造]
本発明は、磁気記録媒体に記録された情報を磁気的及び物理的に破壊処理する複合破壊装置に於いて、矩形厚板状の磁気記録媒体が、板厚面を下側にして外部上方から投入される投入部と、投入部の下方に配置され、投入部から投入された磁気記録媒体を、矩形面の一辺を下側にして磁気消去処理を実行可能な磁気消去部と、磁気消去部の下方に配置され、磁気消去部から自重により降下した磁気記録媒体を、前記板厚面を下側にして物理破壊処理を実行可能な物理破壊部と、物理破壊部の下方に配置され、物理破壊部から自重により降下した磁気記録媒体を外部に排出する排出部と、を備え、磁気消去処理は、コイルを励磁して所定強度の磁界を略垂直方向に発生させ、投入部から投入された磁気記録媒体の矩形面に対して斜めに磁界を印加して当該磁気記録媒体の磁気情報を消去し、物理破壊処理は、油圧シリンダ機構を駆動して破壊用ピストンロッドを略水平方向に突出させ、磁気消去部から降下した磁気記録媒体を板厚方向に押圧して破壊することを特徴とする。
[磁気消去部]
磁気消去部は、非磁性体材料により上下両端を開放した角筒状に形成され、投入部の下方に位置する上端開口部から導入した磁気記録媒体を内部に収容してコイルの空芯部に保持する収容器を備え、収容器は、下端開口部を閉鎖して導入した磁気記録媒体の矩形面を磁界方向に対して所定角度で保持する保持位置と、下端開口部を開放して保持した磁気記録媒体を物理破壊部へ降下させる降下位置とを移動可能であり、保持位置で磁気消去処理終了後に降下位置に移動する。
[物理破壊部]
物理破壊部は、油圧シリンダ機構のピストンロッド突出側に、上側開口部及び下側開口部を有して配置され、収容器の下端開口部から降下した磁気記録媒体を上側開口部から導入して収容する破壊処理室と、破壊処理室の下側開口部を開閉する可動底板と、を備え、油圧シリンダ機構は、油室が相互に連通した複数のシリンダ上下方向の直線状に配置され、最下部以外のシリンダに破壊用ピストンロッド挿入され、最下部のシリンダには、突出時に可動底板を開放位置に移動する開閉用ピストンロッド挿入され、可動底板は、開閉用ピストンロッドの突出動作開始までは閉鎖位置に保持され、開閉用ピストンロッドの突出動作に連動して開放位置に移動し、開閉用ピストンロッドの退入動作に連動せずに開放位置を維持し、開閉用ピストンロッドが退入して磁気記録媒体が降下した後に閉鎖位置に復帰可能となる。
ここで、開閉用ピストンロッドは、突出時に破壊処理室に収容された磁気記録媒体の降下を阻止しながら可動底板を開放位置に移動する。
[収容器]
収容器は、下端開口部よりも上端開口部に近い位置に回転軸配置され、下端開口部が閉鎖部材に対向する保持位置と、下端開口部が破壊処理室の上側開口部に対向する降下位置との間で遥動する。
[受圧板]
また、物理破壊部は、複数のシリンダの配置線を対称軸に凹形状形成されて破壊処理室のピストンロッド突出側に対向して配置され、破壊用ピストンロッドの押圧に対して破壊処理室に収容された磁気記録媒体を凹形状の頂面で支持する受圧板を備える。
ここで、受圧板は、凹形状2段に形成され、破壊処理室に収容された磁気記録媒体を2段の凹形状の第1頂面又は第2頂面で支持する。
[位置決め機構]
また、物理破壊部は、上側開口部から導入した磁気記録媒体の導入方向の中央線を複数のシリンダの配置線に対向させると共に、当該磁気記録媒体を受圧板側に片寄せする位置決め機構を備える。
[破壊処理モード]
また、収容器に収容した磁気記録媒体を、磁気消去処理終了後に可動底板を閉鎖した状態で収容器を降下位置に移動して物理破壊部に降下させ、物理破壊処理終了後に排出部に降下させる複合破壊モードと、磁気消去処理終了後に可動底板を開放した状態で収容器を降下位置に移動して排出部に降下させる磁気消去モードと、磁気消去処理を行わずに可動底板を閉鎖した状態で収容器を降下位置に移動して物理破壊部に降下させ、物理破壊処理終了後に排出部に降下させる物理破壊モードと、を備え、複合破壊モード、磁気消去モード及び物理破壊モードの何れか1つ選択されて破壊処理する。
[筐体]
本発明の複合破壊装置は、内部空間が上下方向の3階層に仕切られた筐体を備え、筐体は、上層に投入部及び磁気消去部、中間層に物理破壊部、下層に排出部及び油圧シリンダ機構に油圧を供給する油圧ポンプ装置配置される。
[排出部]
ここで、排出部は、物理破壊部から降下した磁気記録媒体を、一時的に収納する収納箱
と、筐体の前方に排出する傾斜台との何れか選択されて設置可能である。
[磁気記録媒体]
本発明において、磁気記録媒体は、ハードディスク装置である。
[連続処理]
本発明の複合破壊装置は、破壊処理を連続して行う連続処理モードを備え、磁気消去処理は、充電回路を駆動してコンデンサに充電した後に、当該コンデンサの蓄積電荷をコイルに放電して励磁させ、放電後、連続処理モードが選択されている場合は、直ちに充電回路を駆動してコンデンサの充電を開始し、連続処理モードが選択されていない場合は、次の磁気消去処理までコンデンサの充電を開始しない
[障害対策]
また、収容器は、物理破壊処理終了までは降下位置を維持し、物理破壊された磁気記録媒体が外部へ排出された後に保持位置に移動する。

[基本構造]
本発明の複合破壊装置によれば、筐体の上部から下方に向かって、投入部、磁気消去部、物理破壊部、排出部を配置し、投入部から投入したハードディスク装置を磁気消去部で所定強度の磁界を印加して磁気情報を消去した後に、物理破壊部で油圧シリンダ機構の破壊用ピストンロッドを突出押圧させて破壊して排出部から排出することで、単独の装置により、ハードディスク装置に記録された情報を磁気的に消去すると共に、当該ハードディスク装置を物理的に破壊して、記録情報へのアクセスを不可能化することができる。
また、筐体を上下方向に3階層に仕切り、上層に投入部及び磁気消去部、中間層に物理破壊部、下層に排出部を配置し、磁気消去部から物理破壊部へと物理破壊部から排出部への移動をハードディスク装置に作用する重力で行うことで、複雑な搬送機構を必要とせずにハードディスク装置の各破壊処理を順次行うことができる。
[磁気消去]
本発明の磁気消去部は、コイルの空芯部に配置した収容器にハードディスク装置を収容して、コイルの励磁により発生する磁界方向に対して所定角度で保持することで、ハードディスク装置内のプラッタ面に対して所定角度(斜めに)で磁界を印加することができ、破壊するハードディスク装置が水平磁気記録方式、垂直磁気記録方式の何れであっても、記録情報を消去することができる。
[物理破壊]
本発明の物理破壊部は、複数のシリンダを上下方向の直線状に配置した油圧シリンダ機構のピストンロッド突出側に受圧板を備え、複数のシリンダの配置線を対称軸に形成した受圧板の凹形状の頂面にハードディスク装置を載置して複数の破壊用ピストンロッドで押圧することで、ハードディスク装置をベース部材ごと折り曲げて破壊することができる。
また、受圧板の凹形状を2段に形成し、ハードディスク装置を2段の凹形状の第1頂面又は第2頂面で支持すると共に、位置決め機構によりハードディスク装置の導入方向の中央線を複数のシリンダの配置線に対向させることで、異なるサイズのハードディスク装置をベース部材ごと折り曲げて破壊することができる。
[破壊処理モード]
本発明の複合破壊装置は、磁気消去処理と物理破壊処理とを連続して行う複合破壊モード、磁気消去処理のみを行う磁気消去モード、物理破壊処理みを行う物理破壊モードを備え、何れか1つのモードを選択して破壊処理することで、多様な破壊用途(リサイクルや廃棄等)に対応でき、また、セキュリティを優先するか、処理速度を優先するかを選択して破壊処理を行うこともできる。
[連続処理]
磁気消去処理は、磁気消去処理を含む破壊処理を連続して行う際に、コンデンサの蓄積電荷をコイルに放電した後、次の磁気消去処理が開始されるのを待たずに、直ちに充電回路を駆動してコンデンサの充電を開始することで、スタートスイッチが押されて放電を行うまでの時間(充電に要する時間)を短縮することができる。
[障害対策]
磁気消去部の収容器は、磁気消去処理終了後、直ちに保持位置に復帰させずに、物理破壊処理後に保持位置に復帰させることで、物理破壊処理後のハードディスク装置が物理破壊部から排出部へ正常に降下しない場合に、作業者が投入部の扉を開け、投入口から収容器の内部空洞を介して物理破壊部内のハードディスク装置を排出部へ押し出すことができる。
本発明による複合破壊装置の実施形態を示す外観図 図1の複合破壊装置の内部構造の概略を示す側面図 図1の複合破壊装置の内部構造の概略を示す平面図 図2及び図3の磁気消去部の実施形態及び磁気消去処理の実施行程を示す説明図 図2及び図3の物理破壊部の実施形態を示す説明図 図5の物理破壊部における物理破壊処理の収容行程を示す説明図 図5の物理破壊部における物理破壊処理の破壊行程を示す説明図 図5の物理破壊部における物理破壊処理の排出行程を示す説明図 図5の受圧板の実施形態及び他の実施形態を示す斜視図 図2の排出部の実施形態(収納箱及び傾斜台)を示す斜視図 本発明による破壊処理の概要を示したフローチャート 図11の磁気消去処理の概要を示したフローチャート 図11の物理破壊処理の概要を示したフローチャート 本発明の複数モードによる破壊処理の概要を示したフローチャート 磁気消去処理を含む破壊処理を連続して行う際の概要を示したフローチャート 図15の充電処理の概要を示したフローチャート
以下に、本願発明による複合破壊装置の実施形態について、磁気記録媒体としてハードディスク装置を例にして、その構成等を示す図面を参照して説明する。なお、本願において使用している「上面」及び「下面」、「上部」及び「下部」、「上側」及び「下側」、「上方」及び「下方」等の呼称は、複合破壊装置を設置した使用状態での方向(上下関係)を表している。
[複合破壊装置の外観]
図1は、本発明による複合破壊装置の一実施形態の外観を示した斜視図である。図1に示すように、複合破壊装置10には、筐体12の上面120に破壊するハードディスク装置を投入する投入部14、筐体12の前面122に破壊されたハードディスク装置を取り出す排出部16、筐体12の傾斜面124に操作部18が設けられている。
投入部14は、ハードディスク装置を投入する投入口140を扉142によって開閉し、排出部16は、破壊後のハードディスク装置が排出される収納箱162を排出口160から挿入して装着し、破壊処理後に収納箱162を前方に引き出してハードディスク装置取り出すように構成されている。
扉142は、閉じた際に自動的にロックされ、ロック解除スイッチ144が操作された際に破壊処理中でなければロック解除されるロック機構(不図示)を備えており、破壊処理中に不用意に開放される事故を防止している。
操作部18には、複合破壊装置10の動作状態や各種警告等を表示する表示パネル180、電源スイッチ182、破壊処理を開始するためのスタートスイッチ184、非常時に破壊処理を停止させる非常停止スイッチ186、表示パネル180の表示内容を選択したり、後述の破壊処理モードを設定したりする設定スイッチ188が設けられている。また、設定スイッチ188を設けずに表示パネル180を設定操作可能なタッチパネルとしても良い。
筐体12は、本実施形態では具備していないが、持ち運び用の把手を上面120に設けたり、ゴム脚やキャスター等を底面に設けたりしても良く、また、傾斜面124を形成せずに、上面120や前面122に操作部18を設けるようにしても良い。
[複合破壊装置の内部構造]
図2は、図1の複合破壊装置10の内部構造の概略として、ハードディスク装置36を投入口140から投入して扉142を閉じた後で、破壊処理を開始する前の状態を示したもので、筐体12の左側面126を透過して左側から見た側面図である。
図2に示すように、筐体12には、内部を上下方向の3階層に仕切る上隔壁128及び下隔壁130が設けられ、上隔壁128の上側の上層には、投入部14、磁気消去部20及び磁気消去制御部22、上隔壁128と下隔壁130との間の中間層には、物理破壊部24及び物理破壊制御部32、下隔壁130の下側の下層には、排出部16及び油圧ポンプ装置34が配置されている。
油圧ポンプ装置34は、ポンプ機構部340、タンク部342、電動モータ344で構成され、タンク部342には作動油を溜めた密閉型のゴムタンクが内蔵され、ポンプ機構部340には、複動制御用として、電磁弁346(2位置2方弁)及び圧力スイッチ348、350が装着されている。
投入部14には、扉142が正常に閉じているか否かを検知する閉鎖検知スイッチ150が備わり、排出部16には、収納箱162が正常に装着されているか否かを検知する装着検知イッチ166が備わっている。
図3は、図1の複合破壊装置10の内部構造の概略を示す平面図であり、図3(A)に図2の上層に配置された磁気消去部20、図3(B)に図2の中間層に配置された物理破壊部24を示しており、磁気消去制御部22及び物理破壊制御部32は省略している。
図2及び図3(A)に示すように、磁気消去部20は、磁気消去用の磁界を発生するコイル部200、磁気消去するハードディスク装置36を収容する収容器208、収容器208を揺動するソレノイド216及び収容器208とソレノイド216を連動させる連結桿218を備え、磁気消去制御部22は、電源部220、回路部222及びコンデンサ224、226を備えている。
コイル部200は、コイル202、ボビン204及び磁気シールド206で構成され、コイル202は、磁気消去制御部22により励磁されて所定強度の磁界を略垂直方向(図2の上下方向)に発生し、空芯部に配置された収容器208内のハードディスク装置36に記録された磁気情報を消去する。
また、図2及び図3(B)に示すように、物理破壊部24は、油圧シリンダ機構240、破壊処理室280及びソレノイド298を備え、物理破壊制御部32は、電源部320及び回路部322を備えている。
破壊処理室280は、油圧シリンダ機構240のピストン受け板258、受圧板286及び横板288、290で構成され、内部には、磁気消去部20から降下したハードディスク装置36を受圧板286の所定の位置に位置決めする位置決め機構300として、板バネ302、304、306及び308が設けられている。
油圧シリンダ機構240には、物理破壊制御部32により制御された油圧ポンプ装置34から油圧ホース352、354及びホース接続継手272、274を介して加圧された作動油が供給され、破壊処理室280内のハードディスク装置を物理的に破壊する。
[複合破壊処理の概要]
破壊するハードディスク装置36を、扉142を開けて収容器208に投入し、扉142を閉じた後にスタートスイッチ184を操作すると、コイル202が磁気消去制御部22により励磁されて磁気消去処理を実行し、磁気消去終了後にソレノイド216を駆動して収容器208を降下位置に移動すると、磁気消去されたハードディスク装置36が破壊処理室280に降下(自重により落下)する。
ハードディスク装置36が破壊処理室280に収容されると、油圧シリンダ機構240が物理破壊制御部32により駆動されて物理破壊処理を実行し、物理破壊終了後に油圧シリンダ機構240が復帰動作すると、物理破壊されたハードディスク装置36が収納箱162に降下(自重により落下)し、複合破壊処理は終了する。
[磁気消去部及び磁気消去処理]
図4は、図2及び図3の磁気消去部20の実施形態及び磁気消去処理の実施行程を示す説明図であり、図4(A)は、扉142を開けてハードディスク装置36を投入口140から投入した状態、図4(B)は、磁気消去処理後に収容器208を降下位置に移動してハードディスク装置36が降下を開始した状態である。
図4(A)(B)に示すように、磁気消去部20は、コイル部200、収容器208、ソレノイド216及び連結桿218を備え、投入部14の下方に収容器208の上端開口部210が位置するように配置され、コイル部200は、コイル202、合成樹脂等で形成されたコイルボビン204、コイル202の外周を囲むように設置された磁性体材料の磁気シールド206を備えている。
投入部14は、筐体12の上面に設けた投入口140、投入口140を開閉する扉142、投入口140の下部に固定され投入口140から投入されたハードディスク装置を収容器208に導入する導入部146、扉142の開閉を検知する閉鎖検知スイッチ150を備え、導入部146に固定された軸受板148に回転軸214を軸支された収容器208が取り付けられている。
収容器208は、非磁性体材料の薄板で角筒状に形成されており、連結桿218により連結したソレノイド216の作動によりコイル部200の空芯部内で遥動し、図4(A)の保持位置と図4(B)の降下位置とを移動可能となっている。
図4(A)において、投入口140から収容器208に投入されたハードディスク装置36は、油圧シリンダ機構240のピストン受け板258上部に固定されたストッパ310に当接することで、下端開口部212からの降下が停止して磁気消去処理を実施する位置に保持されている。
このように、ストッパ310と収容器208の傾斜角度とにより一定の保持位置となるため、サイズが異なるハードディスク装置であっても、例えば、ハードディスク装置36が3.5インチサイズとすれば、2、5インチサイズのハードディスク装置46(想像線)であっても、自重により所定の位置及び傾斜角度に保持される。
この収容器208の保持位置において、ハードディスク装置36をコイル202の軸方向に対して所定角度で傾斜させることで、ハードディスク装置36内の磁気記録媒体であるプラッタ面が、磁気消去制御部22によりコイル202が励磁されて略垂直方向に発生した所定強度の磁界に対して所定角度θで傾斜し、ハードディスク装置36が水平磁気記録方式(水平磁化方式)、垂直磁気記録方式(垂直磁化方式)の何れであっても、記録情報を消去することができる。
図4(A)の状態から、投入部14の扉142を閉じてスタートスイッチ184が押されると磁気消去処理が開始され、コイル202が磁気消去制御部22により励磁して所定強度の磁界を収容器208内のハードディスク装置36に印加し、磁気情報を消去する。
磁気消去処理の終了後に、磁気消去制御部22によりソレノイド216を駆動して連結桿218を左方向に引くことで、収容器208を回転軸214の周りに反時計方向に遥動させると、図4(B)に示す降下位置に移行する。
図4(B)において、磁気消去処理されたハードディスク装置36は、収容器208の下端開口部212が破壊処理室280の上側開口部282側に移動することで、下端部がストッパ310から外れて物理破壊部24の破壊処理室280へ降下(自重により落下)を開始する。
[物理破壊部]
図5は、図2及び図3の物理破壊部24の実施形態として、油圧シリンダ機構240及び破壊処理室280を示した説明図であり、図5(A)は、図5(B)のA−A矢視断面、図5(B)は、図5(A)の破壊処理室280を、受圧板286を透過して右側から見た側面図である。
図5(A)(B)に示すように、油圧シリンダ機構240は、シリンダブロック242、ピストン受け板258、3本の破壊用ピストンロッド260、開閉用ピストンロッド262及びスリーブ264、266を備えている。
シリンダブロック242の内部には、左側に油室248、250を設けたシリンダ244、246が形成され、油室248、250及びシリンダ242、246を各々連通路252、254で連通している。
また、連通路252、254の端部は、封止プラグ256で密閉され、連通路252は、ホース接続継手272を介して油圧ホース352に接続され、連通路254は、ホース接続継手274を介して油圧ホース354に接続されている。
シリンダ244内に摺動自在に挿入された破壊用ピストンロッド260は、左側(油室248側)にピストン部260a、右側(突出側)にハードディスク装置36、46を破壊するための先鋭部260bを形成し、ピストン部260aにはOリング及びバックアップリングが装着されている。
また、シリンダ246内に摺動自在に挿入された開閉用ピストンロッド262は、左側(油室250側)にピストン部262a、右側(突出側)に可動底板292(後述)を押圧する先端部262bを形成し、ピストン部262aにはOリング及びバックアップリングが装着されている。
図5(A)において、開閉用ピストンロッド262は、ハードディスク装置の破壊には関わらず可動底板292を押すだけであり、破壊用ピストンロッド260よりも小出力でよいため、ピストン部262aの外径は破壊用ピストンロッド260のピストン部260aよりも小径となっている。
また、可動底板292を完全に開放するために開閉用ピストンロッド262のストロークは、破壊用ピストンロッド260よりも大きくなっている。なお、図5(A)では、破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262が後退限に位置する退避状態を示している。
ピストン受け板258は、シリンダブロック242の右側(ピストンロッド突出側)に8本のボルト268で固定され、スリーブ264、266は、シリンダブロック242とピストン受け板258とで挟み込まれている。
スリーブ264、266は、シリンダブロック242と接触する外周部及び破壊用ピストンロッド260、開閉用ピストンロッド262と接触する内周部にOリング及びバックアップリングが装着されている。
また、受圧板286が横板288、290を介してシリンダブロック242及びピストン受け板258に16本のボルト270で固定され、ピストン受け板258、受圧板286及び横板288、290で囲まれた空間で破壊処理室280を形成している。
横板288、290の溝部288a、290aには、閉鎖バネ294、296(図3参照)により左方向(破壊処理室280の下側開口部284を閉鎖する方向)に付勢された可動底板292が摺動自在に嵌め込まれている。
受圧板286の右側(破壊処理室280の反対側)には、開閉用ピストンロッド262に押されて右方向(破壊処理室280の下側開口部284を開放する方向)に移動した可動底板292を係止して保持するソレノイド298が配置されている。
図5(B)に示すように、破壊処理室280には、破壊処理時にハードディスク装置36、46を受圧板286の所定の位置に位置決めする位置決め機構300として、板バネ302、304、306及び308が設けられている。
直線状に並んだ3本の破壊用ピストンロッド260の両側に配置された2枚の板バネ302、304は、ピストン受け板258の上端部にストッパ310を介して固定されており、磁気消去部20の収容器208から降下してきたハードディスク装置36、46を受圧板286の底面側に押圧して片寄せする。
また、板バネ306、308は、各々、横板288、290の上部に固定され、降下したハードディスク装置36、46の降下方向中央部を、直線状に並んだ3本の破壊用ピストンロッド260に対向させるように、破壊処理室208の中央部に両側から押圧して中央寄せ(センタリング)する。
板バネ302、304、306及び308は、ハードディスク装置36、46の降下を阻止しないで位置決めができる程度のバネ定数であれば、図5(A)(B)に示すような形状や固定方法でなくとも構わない。
[物理破壊処理]
図6、図7、図8は、図5の物理破壊部24における物理破壊処理として、収容行程(図6)、破壊行程(図7)及び排出行程(図8)を、平面(A)と側断面(B)とで示した説明図である。
図6(A)(B)に示すように、破壊処理室280は、閉鎖バネ294、296により可動底板292が下側開口部284を閉鎖しており、この状態で、上側開口部282から降下したハードディスク装置36は、板バネ302、304、306及び308により受圧板286の第1頂面286aの中央部に位置決めされており、また、サイズの小さなハードディスク装置46(想像線)は、第2頂面286bの中央部に位置決めされる。
ここで、破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262は、後退限に位置する退避状態となっているが、物理破壊制御部32が、ハードディスク装置36が破壊処理室280に在ることを所定の方法(例えば、スタートスイッチ184が押されてからの時間やセンサによる存在検知)で確認すると、油圧ポンプ装置34を押し側に駆動して破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262を突出させる。
図7(A)(B)に示すように、破壊用ピストンロッド260が破壊処理室280内に突出すると、ハードディスク装置36、46は、上下方向の両側部が受圧板286の第1頂面286a又は第2頂面286bに支えられているため、上下方向の中央部が受圧板286の底面286cへ向かって折るように破壊される。
その際に、開閉用ピストンロッド262は、先端部262bが可動底板292を閉鎖バネ294、296の付勢に抗して右方向(破壊処理室280の下側開口部284を開放する方向)に前進限まで移動させる。
図7(B)において、ハードディスク装置36は、破壊用ピストンロッド260により拘束されているため、開閉用ピストンロッド262に接触していないが、開閉用ピストンロッド262が破壊用ピストンロッド260より速く突出して、ハードディスク装置36が破壊用ピストンロッド260に拘束されるより先に可動底板292が開放するような場合は、突出した開閉用ピストンロッド262がハードディスク装置36の降下(落下)を阻止する。
図8(A)(B)に示すように、物理破壊制御部32が、物理破壊処理の終了を所定の方法(例えば、圧力スイッチによる押し側圧力の検知)で確認すると、油圧ポンプ装置34を引き側に駆動して破壊用ピストンロッド260を退入させ、破壊用ピストンロッド260によるハードディスク装置36の拘束を解除する。
その際に、開閉用ピストンロッド262も退入するが、可動底板292が、破壊処理室280の下側開口部284を開放した位置で、係止部292aがソレノイド298の係止片298aに係止されているため、破壊用ピストンロッド260による拘束が解除したハードディスク装置36は、下側開口部284から降下(落下)して排出部16の排出箱162に排出される。
図9は、図5の受圧板286の実施形態及び他の実施形態を示す斜視図であり、図9(A)は、ハードディスク装置をベース部材ごと折り曲げる破壊手法で破壊する上記の実施形態、図9(B)は、ハードディスク装置のベース部材は破壊せずに、カバー部材側から内部のプラッタを変形又は穿孔する破壊手法で破壊する他の実施形態に適用される。
図9(A)に示すように、本実施形態の受圧板286は、破壊用ピストンロッド260の突出方向に直交する第1頂面286a、第2頂面286b及び底面286cとで凹形状を2段に形成し、異なるサイズ(例えば、3.5インチと2.5インチ)のハードディスク装置に適用可能としている。
また、受圧板286の第1頂面286a、第2頂面286b及び底面286cと、これらを繋ぐ法面とのなす角とを全て鈍角で構成し、破壊されたハードディスク装置の稜線への食い込みを防止している。
また、図9(B)に示すように、他の実施形態の受圧板386は、頂面386aに破壊用ピストンロッド260の逃げ穴386bを設け、この頂面386aに全てのサイズのハードディスク装置を載置して破壊処理を実行する。
図10は、図2の排出部の実施形態として、図10(A)は、物理破壊部から降下した磁気記録媒体を一時的に収納する収納箱、図10(B)は、物理破壊部から降下した磁気記録媒体を筐体の前方に排出する傾斜台を示す斜視図である。
図10(A)に示す収納箱162は、上方を開放した箱形状であり、前面に引き手を兼ねた覗き窓162aを設けている。また、図10(B)に示す傾斜台164は、上方及び前方を開放して後部上端から前部下端に傾斜面164cを形成すると共に、破壊処理時に作業者の手が内部に入らないようにする安全障壁及び引き手を兼ねた構造材164aを前部上端から前部上方の略半分までに設けている。
収納箱162及び傾斜台164は、破壊処理時に排出口160から内部に挿入して装着するが、収納箱162が、破壊処理毎に引き出して破壊されたハードディスク装置を取り出して処分するのに対し、傾斜台164では、破壊処理後のハードディスク装置が前面から滑り落ちて来るため、連続して破壊処理を行う場合には傾斜台164を用いることで作業の効率が向上する。
また、収納箱162及び傾斜台164は、各々、後上部に後方に向けてスイッチ操作片162b、164bを設けており、排出口160から内部に適切に装着された場合に、スイッチ操作片162b、164bにより筐体内に設けられた装着検知スイッチ166が操作される。
[複合破壊処理]
図11は、本発明による破壊処理の概要を示したフローチャート、図12は、図11の磁気消去処理の概要を示したフローチャート、図13は、図11の物理破壊処理の概要を示したフローチャートであり、電源スイッチ182により電源を投入した後に、扉142を開けてハードディスク装置36を投入し、扉142を閉じてスタートスイッチ184を押した後の処理の流れである。
スタートスイッチ184が押されると、図11に示すように破壊処理が開始され、まず、ステップS1で扉142が閉じているか否かを閉鎖検知スイッチ150で確認し、扉142が正常に閉じていないと判定した場合は、ステップS2に進み、表示パネル180に「扉未閉鎖」を警告表示すると共にブザーを鳴動して処理を終了する。
ステップS1で扉142が正常に閉じていると判定した場合には、ステップS3で収納箱162が正常に装着されているか否かを装着検知スイッチ166で確認し、収納箱162が正常に装着されていないと判定した場合はステップ4に進み、表示パネル180に「収納箱未装着」を警告表示すると共にブザーを鳴動して処理を終了する。
ステップS3で収納箱162が正常に装着されていると判定した場合には、ステップS5に進み、表示パネル180に「処理開始」を表示し、ステップS6で磁気消去処理を実行する。
ステップS6の磁気消去処理は、図12に示すように、まず、ステップS21で充電回路(磁気消去制御部22の回路部222)を駆動し、ステップS22でコンデンサ電圧は所定値に達したかを判定し、所定値に達していない場合にはステップS23で監視する。
充電に要する時間として予め設定されている時間が経過してもコンデンサ電圧が所定値に達していない場合は、充電障害が発生したと判断してステップS26に進み、表示パネル180に「異状終了」を警告表示すると共にブザーを鳴動して処理を終了する。
ステップS22でコンデンサ電圧が所定値に達したと判定したらステップS24で充電回路を停止し、ステップS25でコンデンサ224、226に蓄積された電荷を放電してコイル202を励磁し、発生した所定強度の磁界をードディスク装置36に印加して磁気情報を消去する。
その後、図11に示すように、ステップS7で磁気消去部20のソレノイド216を駆動して収容器208を降下位置に移動し、ハードディスク装置36を破壊処理室280に降下させ、ステップS8で物理破壊処理を実行する。
ステップS8の物理破壊処理は、図13に示すように、まず、ステップS31で物理破壊制御部32により油圧ポンプ装置34の電磁弁346を作動して、油圧回路をピストン突出(前進)方向に切り替え、ステップS32で油圧ポンプ装置34の電動モータ344を駆動する。
油圧ポンプ装置34は、油圧ホース352を介して油室248、250に作動油を供給して破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262を突出させる。ステップS33で油圧回路の突出方向側が所定圧力に達したか否かを判定し、所定値に達していない場合にはステップS34で監視する。
物理破壊に要する時間として予め設定されている時間が経過しても油圧回路の突出方向側が所定圧力に達していない場合は、油圧障害が発生したと判断してステップS41に進み、表示パネル180に「異状終了」を警告表示すると共にブザーを鳴動して処理を終了する。
ステップ33で圧力スイッチ348の作動により所定圧力に達したと判定したらステップS35で電動モータ344を停止して油室248、250への作動油の供給を遮断し、破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262の突出を制動する。この状態で、ハードディスク装置36は、物理破壊が完了している。
ここで、圧力スイッチ348は、全ての破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262の突出が制限され、油圧回路の突出方向側が所定圧力に達した場合に作動する。
次に、ステップS36で油圧ポンプ装置34の電磁弁346を作動し、油圧回路をピストン退入(後退)方向に切り替え、ステップS37で電動モータ344を駆動する。
油圧ポンプ装置34は、油圧ホース354を介してシリンダ244、246の下部に作動油を供給して破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262を退入させる。ステップS38で油圧回路の退入方向側が所定圧力に達したか否かを判定し、所定値に達していない場合にはステップS39で監視する。
破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262の退入に要する時間として予め設定されている時間が経過しても油圧回路の退入方向側が所定圧力に達していない場合は、油圧障害が発生したと判断してステップS41に進み、表示パネル180に「異状終了」を警告表示すると共にブザーを鳴動して処理を終了する。
ステップ38で圧力スイッチ350の作動により所定圧力に達したと判定したらステップS40で電動モータ344を停止してシリンダ244、246の下部への作動油の供給を遮断し、破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262の退入を制動する。
その際に、開閉用ピストンロッド262に押されて開放した可動底板292は、ソレノイド298により開放位置に保持されているため、物理破壊されたハードディスク装置36は排出部16に降下(落下)し、物理破壊処理を終了する。
ここで、圧力スイッチ350は、全ての破壊用ピストンロッド260及び開閉用ピストンロッド262が後退限に達して、油圧回路の退入方向側が所定圧力に達した場合に作動する。
物理破壊処理が終了すると、図11に示すように、ステップS9で物理破壊部24のソレノイド298を駆動して破壊処理室280の可動底板292を閉鎖する。続いてステップS10で磁気消去部20のソレノイド216を駆動して収容器208を保持位置に移動し、次のハードディスク装置を受け入れ可能な状態に復帰させた後に、ステップS9で表示パネル180に「正常終了」を表示する。
[複数モードによる破壊処理]
図14は、本発明の複数モードによる破壊処理の概要を示したフローチャートあり、電源スイッチ182により電源を投入した後に、扉142を開けてハードディスク装置36を投入し、扉142を閉じてスタートスイッチ184を押した後の処理の流れである。
本実施形態においては、磁気消去のみを行う「磁気消去モード」、物理破壊のみを行う「物理破壊モード」及び磁気消去の後に物理破壊を行う「複合破壊モード」を設定スイッチ188により選択して破壊処理を実行することができる。
スタートスイッチ184が押されると破壊処理が開始され、まず、ステップS51で扉142が閉じているか否かを閉鎖検知スイッチ150で確認し、扉142が正常に閉じていないと判定した場合にステップS52に進み、表示パネル180に「扉未閉鎖」を警告表示すると共にブザーを鳴動して処理を終了する。
ステップS51で扉142が正常に閉じていると判定した場合には、ステップS53で収納箱162が正常に装着されているか否かを装着検知スイッチ166で確認し、収納箱162が正常に装着されていないと判定した場合はステップ54に進み、表示パネル180に「収納箱未装着」を警告表示すると共にブザーを鳴動して処理を終了する。
ステップS53で収納箱162が正常に装着されていると判定した場合には、ステップS55に進み、表示パネル180に「処理開始」を表示し、ステップS56で「物理破壊モード」に設定されているか否かを判定し、「物理破壊モード」を判定しない場合は「磁気消去モード」又は「複合破壊モード」であるため、ステップS57で磁気消去処理(図12)を実行する。
磁気消去処理の終了後に、ステップS58で「磁気消去モード」に設定されているか否かを判定し、「磁気消去モード」を判定した場合は、ステップS60に進んで磁気消去部20のソレノイド216を駆動して収容器208を降下位置に移動する。この場合、ステップS59の可動底板292の閉鎖を行っていないため、ハードディスク装置36は、破壊処理室280に留まらずに排出部16に降下して収納箱162に排出される。
ステップS56で「物理破壊モード」を判定した場合には、ステップS57の磁気消去処理を行わずに、ステップS59で物理破壊部24のソレノイド298を駆動して破壊処理室280の可動底板292を閉鎖し、ステップS60で収容器208を降下位置に移動して、ハードディスク装置36を破壊処理室280に降下させる。
また、ステップS58で「磁気消去モード」を判定しない場合は「物理破壊モード」又は「複合破壊モード」であるため、ステップS59で可動底板292を閉鎖して、ステップS60で収容器208を降下位置に移動して、ハードディスク装置36を破壊処理室280に降下させる。
次に、ステップS61で「磁気消去モード」に設定されているか否かを判定し、「磁気消去モード」を判定しない場合は「物理破壊モード」又は「複合破壊モード」であるため、ステップS62で物理破壊処理(図13)を実行し、物理破壊処理が終了するとステップS63に進む。
ステップS61で「磁気消去モード」を判定した場合には、磁気消去されたハードディスク装置36は、既に排出部16に降下して収納箱162に排出されているため、ステップS62の物理破壊処理を実行せずにステップS63に進む。
ステップS63で磁気消去部20のソレノイド216を駆動して収容器208を保持位置に移動し、次のハードディスク装置を受け入れ可能な状態に復帰させた後に、ステップS64で表示パネル180に「処理終了」を表示する。
すなわち、「磁気消去モード」の場合は、ステップS56−S58、S60−S61、S63−S64と進んでステップS62の物理破壊処理を省略し、「物理破壊モード」の場合は、ステップS56、S59−S64と進んでステップS57の磁気消去処理を省略し、「複合破壊モード」の場合は、ステップS56−S64と進んでステップS57の磁気消去処理とステップS62の物理破壊処理を実行する。
[連続処理]
図15は、図11及び図14の磁気消去処理の他の実施形態として、磁気消去処理を含む破壊処理を連続して行う際の概要を示したフローチャートであり、図16は、図15の充電処理の概要を示したフローチャートである。
本実施形態においては、磁気消去を含む「物理破壊モード」及び「複合破壊モード」において、連続処理を行う「連続処理モード」を設定スイッチ188により選択して破壊処理を実行することができる。
図11のステップS6及び図14のステップS57の磁気消去処理は、図15に示すように、まず、ステップS71で、その時点のコンデンサ電圧が所定値以上であるかを判定し、所定値未満である場合はステップS72で充電処理を行い、所定値以上である場合にはステップS73に進む。
ステップS72の充電処理は、図16に示すように、まず、充電回路(磁気消去制御部22の回路部222)を駆動し、ステップS82でコンデンサ電圧は所定値に達したかを判定し、所定値に達していない場合にはステップS83で監視する。
充電に要する時間として予め設定されている時間が経過してもコンデンサ電圧が所定値に達していない場合は、充電障害が発生したと判断してステップS85に進み、表示パネル180に「異状終了」を警告表示すると共にブザーを鳴動して処理を終了する。
ステップS82でコンデンサ電圧が所定値に達したと判定したらステップS84で充電回路を停止し、図15のステップS73でコンデンサ224、226に蓄積された電荷を放電してコイル202を励磁し、発生した所定強度の磁界をードディスク装置36に印加して磁気情報を消去する。
次に、ステップS74で「連続処理モード」に設定されているか否かを判定し、「連続処理モード」を判定しない場合は、図11のステップS7又は図14のステップS58に進む。
ステップS74で「連続処理モード」を判定した場合には、ステップS75に進んで図16に示す充電処理を行い、充電処理の終了後は制御を図15の磁気処理に戻さずに、コンデンサ224、226が充電された状態で、次の磁気消去処理のステップS71まで待機となる。
「連続処理モード」ではない図12に示す磁気消去処理では、磁気消去処理開始後に充電が開始されるため、コンデンサ224、226の蓄積電荷をコイル202に放電するまでに、充電に要する時間(例えば、15秒)だけ待たなければならない。
しかし、図15に示す「連続処理モード」による磁気消去処理では、次の磁気消去処理が開始されるまでの、破壊処理済のハードディスク装置36の排出作業や、次に破壊処理するハードディスク装置の投入作業に要する時間内で、既にコンデンサ224、226の充電が完了しているか、ある程度充電が進んだ状態にあるため、磁気消去処理が開始されてコンデンサ224、226の蓄積電荷をコイル202に放電するまでの時間を短縮することができる。
また、「複合破壊モード」にあっては、物理破壊処理に要する時間内で(例えば、20秒)、充電を終わらすことが可能であるため、磁気消去処理の開始と同時にコンデンサ224、226の蓄積電荷をコイル202に放電することができる。
[障害対策]
本願発明においては、物理破壊処理後のハードディスク36の形状によっては、稀ではあるが、破壊処理室208から排出部16に降下(自然落下)しないことがあり、その場合には、破壊処理室208に滞留したハードディスク装置36を排出部16へ降下させる作業が必要となる。
図11及び図14に示す破壊処理において、磁気消去部20の収容器208は、気消去処理終了後、直ちに保持位置に復帰させずに、物理破壊処理後に保持位置に復帰させているが、これにより、作業者が投入部14の扉142を開け、棒状の工具類を投入口140から収容器の内部空洞を介して破壊処理室280内に挿入し、破壊処理室208に滞留したハードディスク装置36を排出部16へ押し出すことができる。
[その他]
上記の実施形態では、複動式の油圧シリンダ機構を使用してピストンロッドの突出と退入の両方を油圧で駆動しているが、単動式の油圧シリンダ機構を使用してピストンロッドの突出のみを油圧で駆動し、ピストンロッドの退入はスプリング等の油圧以外の方法で行う構成とすることも可能である。
また、本発明の複合破壊装置は、ハードディスク装置に限らず、SSD装置(Solid State Drive)等の他の情報記憶装置にも適用可能であり、また上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。
10:複合破壊装置
12:筐体
120:上面
122:前面
124:傾斜面
126:左側面
128:上隔壁
130:下隔壁
132:底板
14:投入部
140:投入口
142:扉
144:ロック解除スイッチ
146:導入部
148:軸受板
150:閉鎖検知スイッチ
16:排出部
160:排出口
162:収納箱
164:傾斜台
166:装着検知スイッチ
18:操作部
180:表示パネル
182:電源スイッチ
184:スタートスイッチ
186:非常停止スイッチ
188:設定スイッチ
20:磁気消去部
200:コイル部
202:コイル
204:ボビン
206:磁気シールド
208:収容器
210:上端開口部
212:下端開口部
214:回転軸
216:ソレノイド
218:連結桿
22:磁気消去制御部
220:電源部
222:回路部
224、226:コンデンサ
24:物理破壊部
240:油圧シリンダ機構
242:シリンダブロック
244、246:シリンダ
248、250:油室
252、254:連通路
256:封止プラグ
258:ピストン受け板
260:破壊用ピストンロッド
262:開閉用ピストンロッド
260a、262a:ピストン部
264、266:スリーブ
268、270:ボルト
272、274:ホース接続継手
280:破壊処理室
282:上側開口部
284:下側開口部
286、386:受圧板
288、290:横板
292:可動底板
294、296:閉鎖バネ
298:ソレノイド
300:位置決め機構
302、304、306、308:板バネ
310:ストッパ(閉鎖部材)
32:物理破壊制御部
320:電源部
322:回路部
34:油圧ポンプ装置
340:ポンプ機構部
342:タンク部
344:電動モータ
346:電磁弁
348、350:圧力スイッチ
352、354:油圧ホース
36、46:ハードディスク装置(磁気記録媒体)

Claims (14)

  1. 磁気記録媒体に記録された情報を磁気的及び物理的に破壊処理する複合破壊装置に於いて、
    矩形厚板状の磁気記録媒体が、板厚面を下側にして外部上方から投入される投入部と、
    前記投入部の下方に配置され、前記投入部から投入された磁気記録媒体を、矩形面の一辺を下側にして磁気消去処理を実行可能な磁気消去部と、
    前記磁気消去部の下方に配置され、前記磁気消去部から自重により降下した磁気記録媒体を、前記板厚面を下側にして物理破壊処理を実行可能な物理破壊部と、
    前記物理破壊部の下方に配置され、前記物理破壊部から自重により降下した磁気記録媒体を外部に排出する排出部と、
    を備え、
    前記磁気消去処理は、コイルを励磁して所定強度の磁界を略垂直方向に発生させ、前記投入部から投入された磁気記録媒体の矩形面に対して斜めに前記磁界を印加して当該磁気記録媒体の磁気情報を消去し、
    前記物理破壊処理は、油圧シリンダ機構を駆動して破壊用ピストンロッドを略水平方向に突出させ、前記磁気消去部から降下した磁気記録媒体を板厚方向に押圧して破壊することを特徴とする複合破壊装置。
  2. 請求項1記載の複合破壊装置に於いて、
    前記磁気消去部は、非磁性体材料により上下両端を開放した角筒状に形成され、前記投入部の下方に位置する上端開口部から導入した磁気記録媒体を内部に収容して前記コイルの空芯部に保持する収容器を備え、
    前記収容器は、下端開口部を閉鎖して前記導入した磁気記録媒体の矩形面を前記磁界方向に対して所定角度で保持する保持位置と、前記下端開口部を開放して前記保持した磁気記録媒体を前記物理破壊部へ降下させる降下位置とを移動可能であり、前記保持位置で前記磁気消去処理終了後に前記降下位置に移動することを特徴とする複合破壊装置。
  3. 請求項2記載の複合破壊装置に於いて、
    前記物理破壊部は、
    前記油圧シリンダ機構のピストンロッド突出側に、上側開口部及び下側開口部を有して配置され、前記収容器の下端開口部から降下した磁気記録媒体を前記上側開口部から導入して収容する破壊処理室と、
    前記破壊処理室の下側開口部を開閉する可動底板と、
    を備え、
    前記油圧シリンダ機構は、
    油室が相互に連通した複数のシリンダ上下方向の直線状に配置され
    最下部以外のシリンダに前記破壊用ピストンロッド挿入され
    最下部のシリンダには、突出時に前記可動底板を開放位置に移動する開閉用ピストンロッド挿入され
    前記可動底板は、
    前記開閉用ピストンロッドの突出動作開始までは閉鎖位置に保持され、
    前記開閉用ピストンロッドの突出動作に連動して開放位置に移動し、
    前記開閉用ピストンロッドの退入動作に連動せずに開放位置を維持し、
    前記開閉用ピストンロッドが退入して前記磁気記録媒体が降下した後に閉鎖位置に復帰可能となることを特徴とする複合破壊装置。
  4. 請求項3記載の複合破壊装置に於いて、
    前記開閉用ピストンロッドは、突出時に前記破壊処理室に収容された磁気記録媒体の降下を阻止しながら前記可動底板を開放位置に移動することを特徴とする複合破壊装置。
  5. 請求項3記載の複合破壊装置に於いて、
    前記収容器は、前記下端開口部よりも前記上端開口部に近い位置に回転軸配置され、前記下端開口部が閉鎖部材に対向する前記保持位置と、前記下端開口部が前記破壊処理室の上側開口部に対向する前記降下位置との間で遥動することを特徴とする複合破壊装置。
  6. 請求項3記載の複合破壊装置に於いて、
    前記物理破壊部は、前記複数のシリンダの配置線を対称軸に凹形状形成されて前記破壊処理室のピストンロッド突出側に対向して配置され、前記破壊用ピストンロッドの押圧に対して前記破壊処理室に収容された磁気記録媒体を前記凹形状の頂面で支持する受圧板を備えたことを特徴とする複合破壊装置。
  7. 請求項6記載の複合破壊装置に於いて、
    前記受圧板は、前記凹形状2段に形成され、前記破壊処理室に収容された磁気記録媒体を前記2段の凹形状の第1頂面又は第2頂面で支持することを特徴とする複合破壊装置。
  8. 請求項3記載の複合破壊装置に於いて、
    前記物理破壊部は、前記上側開口部から導入した磁気記録媒体の導入方向の中央線を前記複数のシリンダの配置線に対向させると共に、当該磁気記録媒体を前記受圧板側に片寄せする位置決め機構を備えたことを特徴とする複合破壊装置。
  9. 請求項3記載の複合破壊装置に於いて、
    前記収容器に収容した磁気記録媒体を、
    前記磁気消去処理終了後に前記可動底板を閉鎖した状態で前記収容器を降下位置に移動して物理破壊部に降下させ、前記物理破壊処理終了後に前記排出部に降下させる複合破壊モードと、
    前記磁気消去処理終了後に前記可動底板を開放した状態で前記収容器を降下位置に移動して前記排出部に降下させる磁気消去モードと、
    前記磁気消去処理を行わずに前記可動底板を閉鎖した状態で前記収容器を降下位置に移動して物理破壊部に降下させ、前記物理破壊処理終了後に前記排出部に降下させる物理破壊モードと、
    を備え、
    前記複合破壊モード、磁気消去モード及び物理破壊モードの何れか1つ選択されて破壊処理することを特徴とする複合破壊装置。
  10. 請求項1記載の複合破壊装置に於いて、
    内部空間が上下方向の3階層に仕切られた筐体を備え、
    前記筐体は、上層に前記投入部及び磁気消去部、中間層に前記物理破壊部、下層に前記排出部及び前記油圧シリンダ機構に油圧を供給する油圧ポンプ装置配置されたことを特徴とする複合破壊装置。
  11. 請求項10記載の複合破壊装置に於いて、
    前記排出部は、前記物理破壊部から降下した磁気記録媒体を、一時的に収納する収納箱と、前記筐体の前方に排出する傾斜台との何れか選択されて設置可能であることを特徴とする複合破壊装置。
  12. 請求項1記載の複合破壊装置に於いて、
    前記磁気記録媒体は、ハードディスク装置であることを特徴とする複合破壊装置。
  13. 請求項1記載の複合破壊装置に於いて、
    前記破壊処理を連続して行う連続処理モードを備え、
    前記磁気消去処理は、
    充電回路を駆動してコンデンサに充電した後に、当該コンデンサの蓄積電荷を前記コイルに放電して励磁させ、前記放電後、
    前記連続処理モードが選択されている場合は、直ちに前記充電回路を駆動して前記コンデンサの充電を開始し、
    前記連続処理モードが選択されていない場合は、次の磁気消去処理まで前記コンデンサの充電を開始しないことを特徴とする複合破壊装置。
  14. 請求項2記載の複合破壊装置に於いて、
    前記収容器は、前記物理破壊処理終了までは前記降下位置を維持し、物理破壊された前記磁気記録媒体が外部へ排出された後に前記保持位置に移動することを特徴とする複合破壊装置。
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