JP3192452U - 油圧式破壊装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードディスク装置を破壊する際に、リサイクル性を優先する破壊方式だけではなく、確認容易性を優先する破壊方式も可能とした油圧式破壊装置を提供する。【解決手段】ピストンロッドの突出端に先鋭部を設けた油圧シリンダ機構を駆動してハードディスク装置70を破壊する油圧式破壊装置において、ピストンロッド突出側に配置され、破壊処理時にハードディスク装置70を収容する収容室508と、収容室508のピストンロッド突出側に対向する壁面を形成し、ピストンロッドの押圧に対して、ハードディスク装置70を支持するベースプレート500と、ベースプレート500の表面に着脱自在に装着され、ピストンロッドの押圧に対して、ハードディスク装置70のピストンロッドの突出領域に重複しない部位を支持するアダプター60を備える。【選択図】図4

Description

本考案は、廃棄する情報記憶装置や記憶媒体を破壊して情報漏洩を防止する油圧式破壊装置に係り、特に、ハードディスク装置を破壊して保持情報へのアクセスを不可能化する油圧式破壊装置に関する。
コンピュータに搭載されたハードディスク装置には、多量の機密情報が含まれ得ることから、ハードディスク装置の廃棄に際して、その保持情報の漏洩がセキュリティの観点で問題になっている。
ハードディスク装置を廃棄する際には、保持情報を消去することが基本であるが、保持情報の消去は手間がかかり時間を要するだけでなく、実質的に読取り不能になるように保持情報を完全に消去することは必ずしも容易ではない。
また、保持情報が完全に消去されたことを確認することも容易でなく、更に、電気的方法あるいは磁気的方法によって消去処理を行った場合、情報記憶装置の外観だけでは保持情報の消去が完全に行われたかどうかを判別できないので、処理履歴の管理に注意を要することになる。
このような状況を踏まえて、油圧駆動のシリンダ装置を備えたハードディスク破壊装置が提案されている(特許文献1)。このハードディスク破壊装置は、1基の油圧シリンダでハードディスク装置に2乃至3個の貫通穴をあけるもので、油圧シリンダのピストンロッドに設けたヘッド取付け具にパンチングヘッドと呼ばれるロッド状穴明け工具が取付けられている。
また、ピストンロッドの先端に円錐状の圧壊工具を設けた複数の油圧シリンダ機構を油圧ポンプにより駆動し、ハードディスク装置をその内部構造にかかわらず(プラッタ等と機械的強度が高く破壊が困難なアクチュエータ等とが装置内にどのように配置されていようとも)、確実に破壊して保持情報を読取り不能にする油圧式破壊装置が提案され(特許文献2、3)、ハードディスク装置等の情報記憶装置の廃棄の際に情報漏洩を防止するものとして、既に市場に定着している。
このような破壊装置でハードディスク装置を破壊処理する場合、日本では通常、破壊処理後の各部材をリサイクル可能とするため、破壊処理後のハードディスク装置が分解し易くなるように、ハードディスク装置の筐体を構成するベース部材(一般的に、アルミダイキャスト製)は破壊せずに、カバー部材側から内部のプラッタを変形又は穿孔する破壊手法(以降、「リサイクル性優先方式」と記す)を採用している。
一方、リサイクル性よりも、ハードディスク装置が破壊処理されているか未処理であるかの確認容易性を優先する場合、特に米国では、ハードディスク装置をベース部材ごと折り曲げる破壊手法(以降、「確認容易性優先方式」と記す)を採用し、ベース部材側からも破壊処理の有無が容易に視認できるようにしている(例えば、特許文献4)。
特開2004−071057号公報 特開2004−316841号公報 特開2007−319733号公報 米国特許出願公開第2010/0276524号明細書
しかしながら、リサイクル性優先方式と確認容易性優先方式とを、ハードディスク装置の破壊処理を行う際の状況に応じて適宜選択して行う必要がある場合に、対応するそれぞれの方式の破壊装置を使用しなければならず、両装置を用意するための費用や設置スペースが必要となるという問題がある。
本考案は、このような課題を鑑みてなされたものであり、1台の破壊装置に対してアダプター(補助部材)を使用することで、リサイクル性優先の破壊方法だけではなく、確認容易性優先の破壊方法も可能とした油圧式破壊装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本考案による油圧式破壊装置は次のように構成する。
本考案は、ピストンロッドの突出端に1又は複数の先鋭部を設けた1又は複数の油圧シリンダ機構を駆動し、所定の矩形厚板状の被破壊物を破壊処理する油圧式破壊装置において、油圧シリンダ機構のピストンロッド突出側に配置され、破壊処理時に被破壊物を収容する収容室と、収容室のピストンロッド突出側に対向する壁面を形成し、破壊処理時のピストンロッドの押圧に対して、収容された被破壊物を支持する受圧板と、受圧板の表面に着脱自在に装着され、破壊処理時のピストンロッドの押圧に対して、収容された被破壊物のピストンロッドの突出領域に重複しない部位を支持する補助受圧板と、を備えたことを特徴とする。
補助受圧板は、収容された被破壊物の受圧板側に位置する面の何れか一方の対向辺の各々から内側に所定幅を支持する。この場合、補助受圧板は、一様な厚さの四角環状としてもよい。
あるいは、補助受圧板は、収容された被破壊物の受圧板側に位置する面の四隅部を支持する。
ここで、補助受圧板は、平面状の底面及びピストンロッドが挿通し得る逃げ孔を有した基台部と、基台部の底面に対して平行な平面を有し、基台部の上面に空間を形成して被破壊物を支持する支持部とを備える。
また、本考案の油圧式破壊装置において、被破壊物は、ハードディスク装置を含む記憶媒体である。
本考案の油圧式破壊装置によれば、破壊処理後の「確認容易性」を優先する場合は、収容室にアダプター(補助受圧板)を装着してからハードディスク装置を収容して破壊処理を行い、ハードディスク装置をベース部材ごと折り曲げるようにし、破壊処理後の「リサイクル性」を優先する場合は、収容室にアダプターを装着せずに、又はアダプターを逆装着してからハードディスク装置を収容して破壊処理を行い、ハードディスク装置のベース部材を破壊せずにカバー部材側から内部のプラッタを変形又は穿孔するようにすることで、1台の油圧式破壊装置で2種類の破壊手法を選択して破壊処理ができ、ハードディスク装置の破壊処理に掛かるコスト及びスペースを節減することができる。
本考案による油圧式破壊装置の実施形態を示す外観図 図1の油圧式破壊装置の内部構造の概略を示す説明図 図2の油圧機構部及び被破壊物収容部の実施形態を示す断面図 図3の収容室にハードディスク装置を収容した状態を示す説明図 図4のアダプターの一実施形態を示す斜視図 破壊処理の概要を示したフローチャート 本考案の油圧式破壊装置によるハードディスク装置の破壊状態を示す説明図 図7のアダプターが未装着の場合の作動状態を示す説明図 本考案によるアダプターの他の実施形態を示す斜視図 本考案によるアダプターの他の実施形態を示す斜視図 本考案によるアダプターの他の実施形態を示す斜視図
以下に、本考案による油圧式破壊装置の実施形態について、ハードディスク装置を被破壊物として、その構成等を示す図面を参照して説明する。なお、本願において使用している「上面」及び「下面」、「上部」及び「下部」、「上側」及び「下側」、「上方」及び「下方」等の呼称は、油圧式破壊装置を設置した使用状態での方向(上下関係)を表している。
[油圧式破壊装置]
図1は、本考案による油圧式破壊装置の一実施形態の外観を示したもので、図1(A)は、油圧式破壊装置を使用状態で左側から見た側面図、図1(B)は、同様に前側から見た正面図である。
図1(A)(B)に示すように、油圧式破壊装置10には、筐体12の前面120に扉14によって開閉される投入口16、電源スイッチ18、破壊処理を開始するためのスタートスイッチ20が設けられ、また、筐体12の上面122に非常停止スイッチ22、持ち運び用の把手24が設けられている。
投入口16は、ハードディスク装置を後述の収容室に挿入するための開口であり、下側を回転軸として開閉する扉14には、開ける際に指を掛ける引手部140が形成されている。
[油圧式破壊装置の内部構造]
図2は、図1の油圧式破壊装置10の内部構造の概略を示したもので、図2(A)は、筐体12の上面122を透過して上側から見た平面図、図2(B)は、筐体12の左側面124を透過して左側から見た側面図であり、何れも扉14を開放した状態である。
図2(A)(B)に示すように、筐体12には、上下方向の略中央部に隔壁126が設けられ、隔壁126には、油圧機構部40を上方に配設した被破壊物収容部50、制御部32及び電源部34が設置されている。
被破壊物収容部50の前方には、破壊するハードディスク装置を投入口16から被破壊物収容部50の内部に案内する導入部510を設けている。また、油圧機構部40の内部には、後述するように、ハードディスク装置を破壊するための複数の油圧シリンダ機構400が複数、本実施形態では2×2列に配置されている。
筐体12の底部128には、油圧ポンプ装置30が設置され、油圧ポンプ装置30から油圧機構部40に油圧ホース36、38を介して加圧された作動油が供給される。油圧ポンプ装置30は、ポンプ機構部300、タンク部302、電動モータ304で構成され、タンク部302には作動油を溜めた密閉型のゴムタンク(図示せず)が内蔵され、ポンプ機構部300には、複動制御用として、電磁弁306(2位置2方弁)及び圧力スイッチ308、310が装着されている。
破壊するハードディスク装置を投入口16から被破壊物収容部50の内部に挿入した後にスタートスイッチ20を操作すると、複数の油圧シリンダ機構400が油圧ポンプ装置30により駆動され、後述するように、突出端に先鋭部を設けたピストンロッドがハードディスク装置を押圧して破壊する。
[油圧機構部及び被破壊物収容部]
図3は、図2の油圧機構部40及び被破壊物収容部50の実施形態を示したもので、図3(A)は、図2(B)及び図3(B)のD−D矢視断面(平面)、図3(B)は、図2(A)及び図3(A)のB−B矢視断面(側面)である。なお、エンドプレート506及び導入部510は省略している(図4を参照)。
図3(A)(B)に示すように、油圧機構部40は、シリンダブロック402、ピストン受けプレート420及び4本のピストンロッド422、スリーブ428を備え、4基の油圧シリンダ機構400を構成し、シリンダブロック402は、上部に油室406を設けた4本のシリンダ404を内部に形成している。なお、図3(B)では、ピストンロッド422が後退限に位置する退避状態を示している。
また、各油室406及びシリンダ404の下部を各々連通路408、410(各2本ずつ)で連通し、更に、連通路408及び410を各々連通路412、414で連通している。
本実施形態では、連通路412は連通路408に、連通路414は連通路410に接続しているが、連通路412を油室406に、油室406に、シリンダ404の下部に直接接続するようにしても構わない。
また、連通路408、410、412、414の端部は、封止プラグ418で密閉され、連通路412は、ホース接続継手46を介して油圧ホース36に接続され、連通路410は、油路416及びホース接続継手48を介して油圧ホース38に接続されている。
シリンダ404内に摺動自在に挿入されたピストンロッド422は、上部(油室406側)にピストン部424、下部(突出端)に被破壊物であるハードディスク装置70を圧壊する先鋭部426を形成し、ピストン部424にはOリング及びバックアップリングが装着されている。
ピストン受けプレート420は、シリンダブロック402の下側(ピストンロッド422の突出側)に9本のボルト430で固定され、スリーブ428は、シリンダブロック402とピストン受けプレート420とで挟み込まれている。
スリーブ428は、シリンダブロック402と接触する外周部及びピストンロッド422と接触する内周部にOリング及びバックアップリングが装着されている。
また、ベースプレート(受圧板)500がサイドプレート502、504を介してシリンダブロック402及びピストン受けプレート420に18本のボルト516で固定され、被破壊物収容部50を構成している。ピストン受けプレート420、ベースプレート500及びサイドプレート502、504で囲まれた空間で収容室508を形成している。
[アダプターの装着及びハードディスク装置の収容]
図4は、図3の収容室508にアダプター(補助受圧板)60を装着してハードディスク装置70を収容した状態を示したもので、図4(A)は、図2(A)のA−A矢視断面で、扉14を閉じた状態、図4(B)は、図2(B)のE−E矢視断面で、扉14は省略してある。なお、アダプター60及びハードディスク装置70は、断面にしていない。
図4(A)(B)に示すように、被破壊物収容部50は、油圧機構部40のピストン受け板プレート420にサイドプレート502、504を複数のボルト516で固定し、サイドプレート502、504にベースプレート500をボルト516で固定している(図7を参照)。
また、ピストン受けプレート420とベースプレート500にエンドプレート506を複数のボルト518で固定し、ピストン受けプレート420、ベースプレート500及びサイドプレート502、504で囲まれた空間の一端をエンドプレート506で塞いで収容室508を形成している。
エンドプレート506の反対側には、筐体12との間に、収容室508と投入口16を繋ぐ角筒状の導入部510を設け、導入部510の投入口16側には、下部に扉14を開閉可能に軸支し、上部に扉14を閉鎖位置で保持するマグネット512と扉14の開閉を検知するマイクロスイッチ514を設けている。
[アダプター]
図5は、図4のアダプター60の一実施形態を示した斜視図であり、アダプター60に載置されるハードディスク装置70との位置関係を示している。
図5に示すように、アダプター60は、平面状の底面600及びピストンロッド422の先鋭部426が挿通し得る逃げ孔602を有した基台部604と、ハードディスク装置70の底面700長辺方向の対向辺702、704の各々から内側に幅Wを支持する支持部606、608を備えている。
アダプター60の材質としては、鋼やアルミ合金等の金属が望ましいが、所定の強度を確保できれば、合成樹脂や硬質ゴム等の他の材質を適宜選定することが可能である。
[油圧式破壊装置の動作]
図6は、制御部32による破壊処理の概要を示したフローチャートであり、扉14を開けてハードディスク装置70を投入口16から挿入してアダプター60上に載置し、扉14を閉じてスタートスイッチ20を押した後の処理の流れである。
スタートスイッチ20が押されると、図6に示すように破壊処理が開始され、まず、ステップS1で扉14が閉じているか否かを確認し、マイクロスイッチ514がオフ状態で扉14が閉じていないと判定した場合は、ステップS2に進み、図示していないブザーや表示パネル等で「扉未閉鎖」を警告して破壊処理を終了し、イクロスイッチ520がオン状態で扉14が閉じていると判定した場合は、ステップS3で「破壊処理開始」を表示してステップS4に進む。
ステップS4で油圧ポンプ装置30の電磁弁306を作動し、油圧回路をピストン部424の押し側、すなわち、油室406に作動油を供給する初期位置に切り替え、ステップS5で油圧ポンプ装置30の電動モータ304を駆動する。油圧ポンプ装置30は、油圧ホース36を介して油室406に作動油を供給してピストンロッド422を前進させる。
ステップS6で油圧回路(ピストン部424の押し側)が所定圧力に達したか否かを監視し、圧力スイッチ308の作動により所定圧力に達したと判定すると、ステップS7で電動モータ304を停止して油室406への作動油の供給を遮断し、ピストンロッド422の前進を制動する。ここで、圧力スイッチ308は、全てのピストンロッド422の前進が制限され、押し側の油圧回路が所定圧力に達した場合に作動する。
本実施形態では、各ピストンロッド422が最大8kN(約800kgf)、4本合計で約32kN程度の押圧力でハードディスク装置70の破壊処理が可能であることを考慮して、圧力スイッチ308の作動圧力を設定する。
次に、ステップS8で油圧ポンプ装置30の電磁弁306を作動し、油圧回路をピストン部424の引き側、すなわち、油圧ホース38を介してシリンダ404の下部に作動油を供給するように切り替える。ステップS9で電動モータ304を駆動すると、油圧ポンプ装置30は、ピストン部424を上方に押し戻すように油圧を加え、ピストンロッド422を後退させる。
ステップS10で油圧回路(ピストン部424の引き側)が所定圧力に達したか否かを監視し、圧力スイッチ310の作動により所定圧力に達したと判定すると、ステップS11で電動モータ304を停止してシリンダ404の下部への作動油の供給を遮断し、ピストンロッド422の後退を制動し、ステップS12で「処理終了」を表示して破壊処理を終了する。ここで、圧力スイッチ310は、全てのピストンロッド422が後退限に達し、引き側の油圧回路が所定圧力に達した場合に作動する。
[本考案による効果]
図7は、本考案の油圧式破壊装置10によるハードディスク装置70の破壊状態を模式的に示したもので、図7(A)は、確認容易性優先方式による破壊状態、図7(B)は、リサイクル性優先方式による破壊状態であり、各々図2(A)のC−C矢視断面(正面)である。
図7(A)においては、アダプター60の基台部604とハードディスク装置70の底面700との間に、支持部606、608によって空間610が形成されており、破壊処理時にハードディスク装置70がピストンロッド422の先鋭部426に押圧された際に、ハードディスク装置70の内部機構と共に底面700を構成するベース部材が空間610に折れるように破壊される。
図7(B)では、アダプター60を図7(A)に対して上下方向に逆装着し、ハードディスク装置70の底面700がアダプター60の底面600全体に接しているため、破壊処理時にハードディスク装置70がピストンロッド422の先鋭部426に押圧された際に、ハードディスク装置70のカバー部材と内部機構のみが破壊される。
[他の実施形態]
図8は、図7のアダプターが未装着の場合の作動状態であり、図8(A)は、ハードディスク装置70の破壊状態を示し、図8(B)は、被破壊物を収容せずに油圧式破壊装置10を作動させた場合を示している。
図8(A)では、図7(B)と同様に、ハードディスク装置70のカバー部材と内部機構のみが破壊されているが、図7(B)に対して、ピストンロッド422のストロークがアダプター60の厚さ分だけ多く必要となり、その分、処理時間が延びることになる。
まや、図8(B)に示すように、ピストンロッド422がストロークエンドまで作動しても、先鋭部426の先端は非破壊物収容部50のベースプレート500に接触することはなく、また、想像線で示すようにアダプター60を装着している場合でも、アダプター60には逃げ孔602があるため、ピストンロッド422がアダプター60に接触することはない。
図9−図11は、本考案によるアダプターの他の実施形態を示すもので、図5に示すアダプター60と同様に、破壊処理時に非破壊物収容部50の収容室508に装着して使用する。
図9に示すアダプター62は、図5に示すアダプター60の支持部606、608がアダプター60の長辺方向に形成されているのに対し、支持部626、628がアダプター62の短辺方向に形成され、ハードディスク装置70の底面700短辺方向の対向辺706、708の各々から内側に幅Wを支持している。
また、図10に示すアダプター64は、支持部642、644、646、648が、アダプター64の四隅部に形成され、図11に示すアダプター66は、一様な厚さの四角環状であり、四角環の長辺方向が支持部666、668を構成している。
図9に示すアダプター62及び図10に示すアダプター64は、図5に示すアダプター60と同様に、収容室508への装着方向(上下方向)を反転することで、確認容易性優先方式による破壊とリサイクル性優先方式による破壊とを選択して破壊処理を行うことができる。
図11に示すアダプター66においては、収容室508への装着方向を反転させても確認容易性優先方式による破壊となるため、リサイクル性優先方式による破壊を行う場合は、図8(A)に示すように、収容室508にアダプターを装着せずに破壊処理を行うことになる。
[その他]
上記の実施形態では、複動式の油圧シリンダ機構を使用してピストンロッドの前進と後退の両方を油圧で駆動しているが、単動式の油圧シリンダ機構を使用してピストンロッドの前進のみを油圧で駆動し、ピストンロッドの後退はスプリング等の油圧以外の方法で行う構成とすることも可能である。
また、本考案の油圧式破壊装置は、ハードディスク装置に限らず、SSD装置等の他の情報記憶装置や情報記録媒体にも適用可能であり、また上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。
10:油圧式破壊装置
12:筐体
120:前面
122:上面
124:左側面
126:隔壁
128:底部
14:扉
140:引手部
16:投入口
18:電源スイッチ
20:スタートスイッチ
22:非常停止スイッチ
24:把手
30:油圧ポンプ装置
300:ポンプ機構部
302:タンク部
304:電動モータ
306:電磁弁
308、310:圧力スイッチ
32:制御部
34:電源部
36、38:油圧ホース
40:油圧機構部
400:油圧シリンダ機構
402:シリンダブロック
404:シリンダ
406:油室
408、410、412、414:連通路
416:油路
418:封止プラグ
420:ピストン受けプレート
422:ピストンロッド
424:ピストン部
426:先鋭部
428:スリーブ
430:ボルト
46、48:ホース接続継手
50:被破壊物収容部
500:ベースプレート(受圧板)
502、504:サイドプレート
506 :エンドプレート
508:収容室
510:導入部
512:マグネット
514:マイクロスイッチ
516、518:ボルト
60:アダプター(補助受圧板)
600:底面
602:逃げ孔
604:基台部
606、608:支持部
62:アダプター(補助受圧板)
626、628:支持部
64:アダプター(補助受圧板)
642、644、646、648:支持部
66:アダプター(補助受圧板)
666、668:支持部
70:ハードディスク装置(非破壊物)
702、704:長辺方向の対向辺
706、708:短辺方向の対向辺

Claims (6)

  1. ピストンロッドの突出端に1又は複数の先鋭部を設けた1又は複数の油圧シリンダ機構を駆動し、所定の矩形厚板状の被破壊物を破壊処理する油圧式破壊装置に於いて、
    前記油圧シリンダ機構のピストンロッド突出側に配置され、破壊処理時に前記被破壊物を収容する収容室と、
    前記収容室のピストンロッド突出側に対向する壁面を形成し、破壊処理時の前記ピストンロッドの押圧に対して、前記収容された被破壊物を支持する受圧板と、
    前記受圧板の表面に着脱自在に装着され、破壊処理時の前記ピストンロッドの押圧に対して、前記収容された被破壊物の前記ピストンロッドの突出領域に重複しない部位を支持する補助受圧板と、
    を備えたことを特徴とする油圧式破壊装置。
  2. 請求項1記載の油圧式破壊装置に於いて、前記補助受圧板は、前記収容された被破壊物の前記受圧板側に位置する面の何れか一方の対向辺の各々から内側に所定幅を支持することを特徴とする油圧式破壊装置。
  3. 請求項2記載の油圧式破壊装置に於いて、前記補助受圧板は、一様な厚さの四角環状であることを特徴とする油圧式破壊装置。
  4. 請求項1記載の油圧式破壊装置に於いて、前記補助受圧板は、前記収容された被破壊物の前記受圧板側に位置する面の四隅部を支持することを特徴とする油圧式破壊装置。
  5. 請求項2又は4記載の油圧式破壊装置に於いて、前記補助受圧板は、
    平面状の底面及び前記ピストンロッドが挿通し得る逃げ孔を有した基台部と、
    前記基台部の底面に対して平行な平面を有し、前記基台部の上面に空間を形成して前記被破壊物を支持する支持部と、
    を備えたことを特徴とする油圧式破壊装置。
  6. 請求項1記載の油圧式破壊装置に於いて、前記被破壊物は、ハードディスク装置を含む記憶媒体であることを特徴とする油圧式破壊装置。
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