JP5874775B2 - 紡機におけるドラフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紡機におけるドラフト装置に係り、詳しくは複数の繊維供給部からの繊維供給時期や供給量を予め設定された条件で変更して、異なる色や原料の部分が連続する特殊糸を紡出する紡機におけるドラフト装置に関する。
従来、色や繊維の種類が異なる粗糸を順次供給して、色や原料あるいは太さの異なる部分が連続する特殊糸(特殊意匠紡績糸)の製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の特殊糸を製造する場合、例えば、2列のエプロン対を用いて特殊糸を製造する場合、原料粗糸の切替時における各エプロンの速度と、製造される特殊糸の状態との関係は図7に示すようになる。図7の下側に示すように、原料粗糸の切替時Ts1には、粗糸供給を開始する粗糸供給部のエプロン(第1エプロン)の駆動開始と同時に、粗糸供給を停止する粗糸供給部のエプロン(第2エプロン)の減速が開始される。第1エプロンは所定時間で定常紡出時の速度に達し、第2エプロンは所定時間で速度ゼロになって粗糸の供給が停止される。また、原料粗糸の切替時Ts2には、粗糸供給を開始する粗糸供給部のエプロン(第2エプロン)の駆動開始と同時に、粗糸供給を停止する粗糸供給部のエプロン(第1エプロン)の減速が開始される。
特開昭61−70026号公報
ある種類の粗糸の供給を開始した場合、供給開始部で十分な糸強力が得られないことがある。これは、2種類の原料の繊維同士の絡みつき(繊維間摩擦)が少ないため、供給開始部の糸の強度が不足していることが原因である。糸の強度が不足している部分を模式的に示すと、図8に示すように、糸の周囲に毛玉51や毛羽52が発生した状態になる。これは、繊維同士の絡みつきが少なくなった繊維が糸に撚り込まれずに、糸の外側に繊維の状態ではみ出したまま毛羽52となったり、糸の外側に巻き付いて毛玉51になったりするためである。その結果、繊維同士の絡みつきが少なくなって糸強力が低下する。粗糸に代えて原料繊維としてスライバを使用した場合も同様の問題が生じる。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、異なる色や原料の部分が連続する特殊糸を、原料繊維の供給開始部における糸強力の低下を抑制した状態で紡出することができる紡機におけるドラフト装置を提供することにある。
上記課題を解決する紡機におけるドラフト装置は、複数の繊維供給部に対応してそれぞれ設けられたエプロン対と、前記エプロン対に共通のフロントローラと、予め設定された条件によって前記エプロン対の速度を変速するエプロン対変速制御手段とを備えている。そして、前記エプロン対の速度を変速するエプロン対変速制御手段は、前記複数の繊維供給部のいずれかから繊維供給を開始する際に、繊維供給を開始する前記繊維供給部に対応する前記エプロン対に対して、所定期間は定常紡出時の速度より低速で駆動した後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を行う。ここで、「繊維供給部」とは、粗糸やスライバのように短繊維の束の状態の繊維を供給する供給部を意味する。
この構成によれば、繊維の供給開始時に、繊維供給を開始する繊維供給部からは、所定期間は定常紡出時より少量の繊維を供給した後、定常紡出時の供給量に移行する。そして、新たに供給が開始された繊維は少量ずつ他方の供給中の繊維に混合されるため、2種類の原料繊維の絡みつきが良好に行われ、供給開始部における糸強力の低下が抑制される。したがって、異なる色や原料の部分が連続する特殊糸を、原料繊維の供給開始部における糸強力の低下を抑制した状態で紡出することができる。
前記エプロン対変速制御手段は、繊維供給の開始を行う際に、繊維供給を開始する前記繊維供給部に対応する前記エプロン対に対する駆動指令出力時と同時に、繊維の供給を開始する前記繊維供給部以外の繊維供給部に対応する前記エプロン対に対して、糸の太さが変動しないように前記所定期間は定常紡出時の速度より低速で駆動する駆動指令を出力することが好ましい。
この構成によれば、繊維の供給を開始する前記繊維供給部以外の繊維供給部は、繊維供給を開始する繊維供給部から繊維供給が開始されると同時に、繊維供給の供給量を減少するが、その減少の程度は、新たに供給される繊維供給量と同程度となる。そのため、糸の太さが供給開始部において変動し難くなり、糸の見栄えが良くなる。
前記エプロン対変速制御手段は、繊維供給の開始を行う際に、繊維供給を開始する前記繊維供給部に対応する前記エプロン対に対して前記所定期間は定常紡出時の速度より低速で駆動を行った後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を行い、繊維供給を開始する前記繊維供給部以外の繊維供給部に対応する前記エプロン対に対して、前記所定期間は糸の太さが繊維供給開始前よりも太くなるように、定常紡出時の速度と同等か、あるいは定常紡出時の速度より高速で駆動する駆動指令を行うことが好ましい。
この構成によれば、繊維供給の開始を行う際に、繊維供給を開始する繊維供給部は、所定期間は定常紡出時の速度より低速で繊維供給を行った後、定常紡出時の速度に移行する。一方、繊維供給を開始する前記繊維供給部以外の繊維供給部は、前記所定期間は糸の太さが繊維供給開始前よりも太くなるように、定常紡出時の速度と同等か、あるいは定常紡出時の速度より高速で駆動される。その結果、糸の太さは切替部に対応する部分で太くなるため、供給開始時に繊維の繊維先端がフロントローラに挿入される時にタイミングのズレが生じても、糸の細い部分ができず、糸強力を確保することができる。
本発明によれば、異なる色や原料の部分が連続する特殊糸を、原料繊維の供給開始部における糸強力の低下を抑制した状態で紡出することができる。
ドラフト装置の概略図。 ドラフト装置の一部省略側面図。 (a)は第1の実施形態における異なるエプロン対の各エプロンの速度変化と、得られる特殊糸との関係を示す説明図、(b)は特殊糸のパターンを示す模式図。 特殊糸の供給開始部の模式図。 第2の実施形態における異なるエプロン対の各エプロンの速度変化と、得られる特殊糸との関係を示す説明図。 別の実施形態における異なるエプロン対の各エプロンの速度変化を示す図。 従来技術における異なるエプロン対の各エプロンの速度変化と、得られる特殊糸との関係を示す説明図。 特殊糸の供給開始部の模式図。
(第1の実施形態)
以下、紡機のクリールに吊下された粗糸巻を繊維供給部とする第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
ドラフト装置は、ボトムローラ、トップローラ、ウエイティングアーム、クレードルの構成は公知の精紡機の3線式ドラフト装置と基本的には同様であり、異なる粗糸を共通のフロントローラに供給可能に2列のエプロン対を備えている点が大きく異なっている。
図1及び図2に示すように、ドラフト装置10は、フロントローラ11と、フロントローラ11の後方に設けられ第1の粗糸S1をフロントローラ11に供給する第1のエプロン対12と、フロントローラ11の後方に設けられ第2の粗糸S2をフロントローラ11に供給する第2のエプロン対13とを備えている。第1の粗糸S1及び第2の粗糸S2は、それぞれ図示しないクリールに吊下された繊維供給部としての第1の粗糸巻及び第2の粗糸巻から供給される。即ち、ドラフト装置10は、複数の繊維供給部に対応してそれぞれ設けられたエプロン対と、エプロン対に共通のフロントローラ11とを備えている。
ドラフト装置10は2錘一体型であり、ウエイティングアーム14を挟んで両側にフロントトップローラ11b等のトップローラを備えている。フロントローラ11はフロントボトムローラ11aとフロントトップローラ11bで構成され、フロントトップローラ11bはウエイティングアーム14に支持アーム15を介して支持されている。
第1のエプロン対12は、ミドルボトムエプロン16及びミドルトップエプロン17を備えている。ミドルボトムエプロン16は、テンサーバー18とミドルボトムローラ19とテンショナ20に巻き掛けられている。ミドルトップエプロン17は、ウエイティングアーム14に固定された支持アーム21に支持された支持軸22の両端に回転可能に支持されたミドルトップローラ23と、支持軸22に対して支承されたエプロンクレードル24との間に巻き掛けられている。エプロンクレードル24はテンショナ25を備えている。
第2のエプロン対13は、バックボトムエプロン26及びバックトップエプロン27を備えている。バックボトムエプロン26は、テンサーバー18と、バックボトムローラ28と、テンショナ20とに巻き掛けられている。即ち、バックボトムエプロン26は、テンサーバー18及びテンショナ20をミドルボトムエプロン16と共用し、ミドルボトムローラ19の外周を通過する状態でバックボトムローラ28に巻き掛けられている。
バックトップエプロン27は、ウエイティングアーム14に固定された支持アーム29に支持された支持軸30の両端に回転可能に支持されたバックトップローラ31と、ミドルトップローラ23のエプロンクレードル24に設けられたテンショナ25との間に巻き掛けられている。即ち、バックトップエプロン27は、テンショナ25をミドルトップエプロン17と共用し、ミドルトップローラ23の外周を通過する状態でバックトップローラ31に巻き掛けられている。
図2に示すように、バックボトムローラ28の後方には支持バー32がバックボトムローラ28に沿って延設されている。支持バー32は、第1の粗糸S1を案内する第1のトランペット33と、第2の粗糸S2を案内する第2のトランペット34とをブラケット35を介して支持している。
フロントボトムローラ11aを駆動するフロントローラ用モータ41、ミドルボトムローラ19を駆動するミドルローラ用モータ42及びバックボトムローラ28を駆動するバックローラ用モータ43は、制御装置44の指令に基づいて制御されるそれぞれ独立のインバータ45,46,47を介して駆動制御されるようになっている。
制御装置44はマイクロコンピュータを備え、メモリに記憶された所定のプログラムデータに基づいて動作し、各インバータ45〜47を介して各モータ41〜43を制御する。制御装置44は、予め設定された条件によってエプロン対12,13の速度を変速するエプロン対変速制御手段として機能する。制御装置44は、繊維供給を開始する繊維供給部に対応するエプロン対に対して、所定期間tに定常紡出時の速度より低速で駆動した後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を行う。また、その駆動指令出力時と同時に、繊維の供給を停止する繊維供給部に対応するエプロン対に対して、所定期間tは定常紡出時の速度より低速で駆動した後、停止を行う停止指令を出力する。制御装置44は、ミドルローラ用モータ42及びバックローラ用モータ43の増速加速度及び減速加速度を、それぞれ複数段階、例えば、6段階に調整可能になっている。
次に前記のように構成されたドラフト装置10の作用を説明する。
図示しないクリールに吊架された第1の粗糸巻から第1の粗糸S1が第1のトランペット33を介して第1のエプロン対12に供給され、図示しないクリールに吊架された第2の粗糸巻から第2の粗糸S2が第2のトランペット34を介して第2のエプロン対13に供給される。第1の粗糸S1と第2の粗糸S2は色が異なる他は同じ原料繊維で同じ太さに構成されている。
第1のエプロン対12に供給された第1の粗糸S1は、フロントローラ11と第1のエプロン対12との間でドラフトされてフリースとなり、そのフリースが図示しないスネルワイヤ及びトラベラを経てボビンに巻き取られる。第2のエプロン対13に供給された第2の粗糸S2は、フロントローラ11と第2のエプロン対13との間でドラフトされてフリースとなり、そのフリースが図示しないスネルワイヤ及びトラベラを経てボビンに巻き取られる。
第1の粗糸S1及び第2の粗糸S2は、予め設定された時期に供給が切り替えられ、切替中以外は第1の粗糸S1及び第2の粗糸S2のいずれか一方のみが供給される。第1の粗糸S1の単位時間当たりの供給量は、第1のエプロン対12のエプロンの速度に比例し、第2の粗糸S2の単位時間当たりの供給量は、第2のエプロン対13のエプロンの速度に比例する。
第1の粗糸S1の供給を停止する場合は、ミドルボトムローラ19の駆動を停止する。ミドルボトムローラ19の駆動を停止するとミドルボトムエプロン16の駆動が停止され、同時にミドルトップエプロン17の駆動も停止されて第1のエプロン対12の駆動が停止される。第1のエプロン対12の駆動が停止されると、紡出中の第1の粗糸S1は、第1のエプロン対12のニップ点とフロントローラ11のニップ点との間で切断される。そのため、再び第1の粗糸S1の供給を開始する場合は、ミドルボトムローラ19の駆動を開始すると、第1のエプロン対12の駆動が開始され、第1の粗糸S1が円滑にフロントローラ11と第1のエプロン対12との間でドラフトされる状態になる。
また、第2の粗糸S2の供給を停止する場合は、バックボトムローラ28の駆動を停止する。バックボトムローラ28の駆動を停止するとバックボトムエプロン26の駆動が停止され、同時にバックトップエプロン27の駆動も停止されて第2のエプロン対13の駆動が停止される。第2のエプロン対13の駆動が停止されると、紡出中の第2の粗糸S2は、第2のエプロン対13のニップ点とフロントローラ11のニップ点との間で切断される。そのため、再び第2の粗糸S2の供給を開始する場合は、バックボトムローラ28の駆動を開始すると、第2のエプロン対13の駆動が開始され、第2の粗糸S2が円滑にフロントローラ11と第2のエプロン対13との間でドラフトされる状態になる。
図3(a)に示すように、この実施形態では、第1のエプロン対12のエプロンの最高速度及び第2のエプロン対13のエプロンの最高速度は同じである。また、第1の粗糸S1から第2の粗糸S2への切替の際には、制御装置44は、供給を開始する第2の粗糸S2に対応する第2のエプロン対13に対して予め設定された切替時Ts1より前、例えば、所定期間tだけ前に定常紡出時の速度より低速で駆動した後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を出力する。同時に、繊維の供給を停止する第1の粗糸S1に対応する第1のエプロン対12に対して、所定期間tは定常紡出時の速度より低速で駆動した後、停止を行う停止指令を出力する。
また、第2の粗糸S2から第1の粗糸S1への切替の際には、制御装置44は、供給を開始する第1の粗糸S1に対応する第1のエプロン対12に対して予め設定された切替時Ts2より前、例えば、所定期間tだけ前に定常紡出時の速度より低速で駆動した後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を出力する。同時に、繊維の供給を停止する第2の粗糸S2に対応する第2のエプロン対13に対して、所定期間tは定常紡出時の速度より低速で駆動した後、停止を行う停止指令を出力する。
例えば、第1の粗糸S1を色が白の粗糸とし、第2の粗糸S2を色が黒の粗糸として2色の粗糸から特殊糸Yを紡出する場合、特殊糸YのパターンPは、図3(b)に示すようになる。即ち、切替時Ts1から切替時Ts2までの紡出長Lの部分が第2の色(黒)の部分であり、切替時Ts1より前の切替時Ts2から切替時Ts1まで、あるいは切替時Ts2から次の切替時Ts1までの紡出長の部分が第1の色(白)の部分となる。そして、白から黒に切り替える場合は、切替時Ts1より所定期間tだけ前から黒の繊維を増やし、黒の繊維を増やした分だけ白の繊維を減らし、黒から白に切り替える場合は、切替時Ts2より所定期間tだけ前から白の繊維を増やし、白の繊維を増やした分だけ黒の繊維を減らすようにしている。
そのため、従来と異なり供給繊維の切替時Ts1に、供給中の第1の粗糸巻からの第1の粗糸S1の供給停止と、繊維供給を開始する第2の粗糸巻からの第2の粗糸S2の供給が同時に開始されるのではなく、第2の粗糸巻からは、予め設定された切替時Ts1より前に第2の粗糸S2の供給が開始される。第2の粗糸S2の供給量は定常紡出時の供給量より少なく、新たに供給が開始された第2の粗糸S2は少量ずつ第1の粗糸S1に混合されるため、2種類の原料繊維、即ち第1の粗糸S1及び第2の粗糸S2の絡みつきが良好に行われ、切替部における糸強力の低下が抑制される。
また、繊維の供給を停止する第1の粗糸巻からは、第2の粗糸S2の供給量に対応する量だけ第1の粗糸S1の供給が減少された状態で所定時間第1の粗糸S1が供給された後、第2の粗糸S2の供給量の増加に対応して第1の粗糸S1の供給量が減少する。第1の粗糸S1の供給停止開始を予め設定された切替時Ts1にした場合は、その間の第1の粗糸S1及び第2の粗糸S2の供給量の和が、定常紡出時より多くなるため、特殊糸Yが太くなる。しかし、第2の粗糸S2の供給量の増加に対応して第1の粗糸S1の供給量が減少されるため、第1の粗糸S1及び第2の粗糸S2の供給量の和は一定となり、糸の太さが切替部において変動し難くなり、得られた特殊糸Yの見栄えが良くなる。
第2の粗糸S2から第1の粗糸S1への切替時Ts2には、制御装置44は、供給を開始する第1の粗糸S1に対応する第1のエプロン対12に対して予め設定された切替時Ts2より前に定常紡出時の速度より低速で駆動した後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を出力する。同時に、繊維の供給を停止する第2の粗糸S2に対応する第2のエプロン対13に対して、定常紡出時の速度より低速で駆動した後、停止を行う停止指令を出力する。そのため、第2の粗糸S2から第1の粗糸S1への切替時Ts2においても、切替部における糸強力の低下が抑制されるとともに、得られた特殊糸Yの見栄えが良くなる。
図4に示すように、得られた特殊糸Yの切替部においては従来と異なり、毛羽や毛玉が殆ど無かった。
切替時Ts1,Ts2より前における原料混入区間の長さや第1の粗糸S1と第2の粗糸S2との配合割合は、紡出繊維の種類や紡出条件によって適正値が異なる。第1の粗糸S1と第2の粗糸S2との配合割合は、第1のエプロン対12の速度と第2のエプロン対13の速度との比となる。原料混入区間の長さや第1の粗糸S1と第2の粗糸S2との配合割合は、予め試験により適正な範囲が設定される。
そして、紡機の運転に先立ってその値が制御装置44に入力された状態で、紡機が運転される。制御装置44は、設定された原料混入区間の長さや第1の粗糸S1と第2の粗糸S2との配合割合に適した状態でミドルローラ用モータ42及びバックローラ用モータ43の増速及び減速を行うように、ミドルローラ用モータ42及びバックローラ用モータ43を制御する。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ドラフト装置10は、複数の繊維供給部(第1の粗糸巻及び第2の粗糸巻)に対応してそれぞれ設けられた第1のエプロン対12及び第2のエプロン対13と、第1のエプロン対12及び第2のエプロン対13に共通のフロントローラ11と、予め設定された条件によってエプロン対12,13の速度を変速するエプロン対変速制御手段(制御装置44)とを備えている。そして、制御装置44は、繊維供給部の切替(繊維供給の開始)を行う際に、繊維供給を開始する繊維供給部に対応するエプロン対に対して所定期間tは定常紡出時の速度より低速で駆動した後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を行う。
この構成によれば、2種類の原料繊維の絡みつきが良好に行われ、切替部(供給開始部)における糸強力の低下が抑制される。したがって、異なる色や原料の部分が連続する特殊糸Yを、原料繊維の切替部における糸強力の低下を抑制した状態で紡出することができる。
(2)制御装置44は、繊維供給部の切替を行う際に、繊維供給を開始する繊維供給部に対応するエプロン対(第1のエプロン対12又は第2のエプロン対13)に対する駆動指令出力時と同時に、繊維の供給を停止する繊維供給部(繊維供給を開始する繊維供給部以外の繊維供給部)に対応するエプロン対に対して、所定期間tは定常紡出時の速度より低速で駆動する駆動指令を出力する。
この構成によれば、繊維の供給を停止する繊維供給部は、繊維供給を開始する繊維供給部から繊維供給が開始されると同時に、繊維供給の供給量を減少するが、その減少の程度は、新たに供給される繊維供給量と同程度となる。そのため、糸の太さが切替部(供給開始部)において変動し難くなり、特殊糸Yの見栄えが良くなる。
(3)制御装置44は、所定期間tにおける供給中の粗糸(供給が停止される粗糸)と、新たに供給される粗糸とを混入する原料混入区間の長さ及び混入割合を変更可能に構成されている。したがって、繊維種や運転条件に対応して適正な状態で供給繊維の切替を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図5にしたがって説明する。この実施形態では、繊維供給部の切替を行う際に、第1のエプロン対12及び第2のエプロン対13のうち、繊維の供給を開始する繊維供給部以外の繊維供給部に対応するエプロン対に対し所定期間tに制御装置44から指令される駆動指令が第1の実施形態と異なっている。第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図5に示すように、制御装置44は、繊維供給部の切替を行う際に、繊維供給を開始する繊維供給部に対応するエプロン対に対して予め設定された切替時Ts1,Ts2より前に所定期間tだけ定常紡出時の速度より低速で駆動を行った後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を出力する。また、繊維の供給を停止する繊維供給部(繊維供給を開始する前記繊維供給部以外の繊維供給部)に対応するエプロン対に対しては、予め設定された切替時Ts2,Ts1に停止指令を行う。
そのため、例えば、第1の粗糸巻から第1の粗糸S1が供給されている状態から、第2の粗糸巻から第2の粗糸S2を供給する状態への切替の際に、切替時Ts1の前の原料混入区間においては、第1の粗糸巻から定常紡出時と同じ量の第1の粗糸S1が供給されている状態で、第2の粗糸巻から第2の粗糸S2が供給される。その結果、糸の太さは切替部に対応する部分で太くなるため、前回の切替時Ts2に切断された粗糸の繊維先端がフロントローラ11に挿入される時にタイミングのズレが生じても、糸の細い部分ができず、糸強力を確保することができる。図5においては、分かり易くするため、糸が太くなった部分を強調して描いている。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 繊維供給部の切替を行う際における第1のエプロン対12及び第2のエプロン対13の速度変化は一段のステップ状ではなく、例えば、図6に示すように、途中まで曲線(例えば、二次曲線)状でその後、直線状となってもよい。また、階段状であってもよい。
○ 繊維供給部の切替を行う際における第1のエプロン対12及び第2のエプロン対13の速度が同じになる時点まで、両者の速度が曲線的に変化してもよい。
○ ドラフト装置10は、3線式に限らず4線式であってもよい。即ち、バックボトムエプロン26が巻き掛けられるバックローラの後方にさらに第2のバックローラが設けられ、第1のエプロン対12及び第2のエプロン対13がそれぞれ第2のバックローラとの間においても粗糸のドラフトを行うようにしてもよい。
○ 繊維供給部は2個に限らず、3個以上であってもよい。例えば、色あるいは繊維原料の異なる3種類の繊維を供給する3個の繊維供給部から、所定の順でいずれか1個の繊維供給部から繊維が供給される構成であってもよい。
○ 複数の繊維供給部から供給される粗糸は、太さが同じものに限らず、太さの異なる粗糸であってもよい。太さが異なると第1のエプロン対12あるいは第2のエプロン対13の停止時に切断される粗糸の切断位置が変わる。そのため、切替部における太さムラが生じ易く、細い部分の存在による糸強力の低下が起こり易い。その場合、第2の実施形態を利用すれば、糸強力の低下が起こり難くなる。
○ 原料混入区間の長さ及び混入割合の両者を変更可能とせずに、一方のみを変更可能としてもよい。
○ ドラフト装置10が4線式の場合、繊維供給部から供給される繊維は粗糸に限らずスライバであってもよい。
○ 本発明は繊維の混合率を0から増加させる場合に適用されれば足り、既に供給されていた方の繊維の混合率を0にしなくてもよい。
○ スラブヤーン(糸の長さ方向に太さの異なるスラブが形成された糸)形成と本発明を組み合わせてもよい。
○ 第2の実施形態では、第1のエプロン対12のエプロン17により第1の粗糸の供給が開始される所定期間tにおいて第2の粗糸に対応する第2のエプロン対13のエプロン27の速度を定常紡出時から変更していなかったが、供給開始部をより太くするように第2のエプロン対13のエプロン27の速度を定常紡出時よりも高速としてもよい。
11…フロントローラ、12…第1のエプロン対、13…第2のエプロン対、44…エプロン対変速制御手段としての制御装置。

Claims (3)

  1. 複数の繊維供給部に対応してそれぞれ設けられたエプロン対と、
    前記エプロン対に共通のフロントローラと、
    予め設定された条件によって前記エプロン対の速度を変速するエプロン対変速制御手段とを備え、
    前記エプロン対変速制御手段は、前記複数の繊維供給部のいずれかから繊維供給を開始する際に、繊維供給を開始する前記繊維供給部に対応する前記エプロン対に対して、所定期間は定常紡出時の速度より低速で駆動した後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を行うことを特徴とする紡機におけるドラフト装置。
  2. 前記エプロン対変速制御手段は、繊維供給の開始を行う際に、繊維供給を開始する前記繊維供給部に対応する前記エプロン対に対する駆動指令出力時と同時に、繊維供給を開始する前記繊維供給部以外の繊維供給部に対応する前記エプロン対に対して、糸の太さが変動しないように前記所定期間は定常紡出時の速度より低速で駆動する駆動指令を出力する請求項1に記載の紡機におけるドラフト装置。
  3. 前記エプロン対変速制御手段は、繊維供給の開始を行う際に、繊維供給を開始する前記繊維供給部に対応する前記エプロン対に対して前記所定期間は定常紡出時の速度より低速で駆動を行った後、定常紡出時の速度に移行する駆動指令を行い、繊維供給を開始する前記繊維供給部以外の繊維供給部に対応する前記エプロン対に対して、前記所定期間は糸の太さが繊維供給開始前よりも太くなるように、定常紡出時の速度と同等か、あるいは定常紡出時の速度より高速で駆動する駆動指令を行う請求項1に記載の紡機におけるドラフト装置。
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