JP5874204B2 - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙搬送装置および画像形成装置に関する。
公報記載の従来技術として、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送路上の紙葉類の有無を検出する検出手段と、前記紙葉類に当接し、紙葉類の斜行を修正する斜行修正手段と、前記搬送手段及び前記斜行修正手段とを駆動する駆動手段を備え、前記斜行修正手段は、その紙葉類との接触点が、紙葉類の搬送方向に移動可能に構成したことを特徴とする紙葉類の斜行修正装置が存在する(特許文献1)。
特開平02-70639号公報
本発明は、用紙の先端が突き当てられる突き当て部を用紙の搬送方向下流側へ安定して移動させ、用紙の斜行をより好ましく補正することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、用紙の搬送方向に沿って往復可能に設けられ、用紙の搬送方向上流側から搬送される用紙の先端を突き当てて用紙の斜行を補正する突き当て部と、前記突き当て部に先端が突き当てられた状態で搬送される用紙をさらに下流側へ搬送する搬送部と、前記突き当て部が用紙の搬送方向下流側に向けて移動することに伴い弾性変形し、前記搬送部による用紙の搬送が開始される際に、前記突き当て部に対して用紙の搬送方向上流側に向けて力を加える弾性変形部と、駆動源から駆動を受け回転する歯車と、前記弾性変形部により力が加えられる前記突き当て部を前記歯車を介して駆動を受け用紙の搬送方向に沿って往復させるとともに、用紙の搬送方向下流側に向けて移動している当該突き当て部に用紙の先端が突き当たるようにする移動部と、前記搬送部による用紙の搬送が開始された後に、用紙の先端から前記突き当て部を離間させる離間部とを有し、前記弾性変形部は、前記移動部が用紙の搬送方向下流側に向けて移動を開始してから予め定めた距離を移動するまでは、用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与しないことを特徴とする用紙搬送装置である。
請求項2に記載の発明は、用紙の搬送方向に沿って往復可能に設けられ、用紙の搬送方向上流側から搬送される用紙の先端を突き当てて用紙の斜行を補正する突き当て部と、用紙の搬送方向下流側へ向けて移動する前記突き当て部に対し用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与する付与機構と、前記付与機構により力が付与される前記突き当て部を用紙の搬送方向に沿って往復させるとともに、用紙の搬送方向下流側に向けて移動している当該突き当て部に用紙の先端が突き当たるようにする移動機構とを有し、前記付与機構は、前記移動機構が用紙の搬送方向下流側に向けて移動を開始してから予め定めた距離を移動するまでは、用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与しないことを特徴とする用紙搬送装置である。
請求項3に記載の発明は、前記突き当て部に先端が突き当てられた状態で搬送される用紙をさらに下流側へ搬送する搬送部を有し、前記搬送部による用紙の搬送が開始された後に、用紙の先端から前記突き当て部が離間することを特徴とする請求項2記載の用紙搬送装置である。
請求項4に記載の発明は、前記移動機構は、駆動源から駆動を受け回転する回転部と、前記突き当て部を支持するとともに当該回転部を介して駆動を受け前記突き当て部を移動させる移動部とを有することを特徴とする請求項2または3記載の用紙搬送装置である。
請求項に記載の発明は、用紙の搬送方向に沿って往復可能に設けられ、用紙の搬送方向上流側から搬送される用紙の先端を突き当てて用紙の斜行を補正する突き当て部と、用紙の搬送方向下流側へ向けて移動する前記突き当て部に対し用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与する付与機構と、前記付与機構により力が付与される前記突き当て部を用紙の搬送方向に沿って往復させるとともに、用紙の搬送方向下流側に向けて移動している当該突き当て部に用紙の先端が突き当たるようにする移動機構と、前記突き当て部に先端が突き当てられた状態で搬送される用紙をさらに下流側へ搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される用紙にトナー像を形成するトナー像形成部とを備え、前記付与機構は、前記移動機構が用紙の搬送方向下流側に向けて移動を開始してから予め定めた距離を移動するまでは、用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与しないことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、用紙の先端が突き当てられる突き当て部を用紙の搬送方向下流側へ安定して移動させ、用紙の斜行をより好ましく補正することができる。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、用紙の先端が突き当てられる突き当て部を用紙の搬送方向下流側へ安定して移動させ、用紙の斜行をより好ましく補正することができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、用紙から突き当て部が離間した後に用紙が斜行することを抑制できる。
請求項4の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、突き当て部を用紙搬送方向下流側へ移動させる際の移動機構の負荷を低減させることができる。
請求項の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、用紙の先端が突き当てられる突き当て部を用紙の搬送方向下流側へ安定して移動させ、用紙の斜行をより好ましく補正することができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置をフロント側から眺めた図である。 反転機構を説明するための図である。 図1にて示した突き当て部の周辺の側面図である。 図1にて示した突き当て部の周辺の平面図である。 突き当て部が往復運動する際の各部の状態を示した図である。 スキュー補正がなされる際の各部の動きを示した図である。 ラックギア及びピニオンギア間のバックラッシを説明する図である。 突き当て部を移動させる移動部の他の実施形態を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成装置1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置100をフロント側から眺めた図である。図1に示す画像形成装置100は、所謂タンデム型の構成を有するものであって、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K)を備えている。また、画像形成装置100には、画像形成装置100を構成する各装置および各部の動作を制御する制御部80が設けられている。また、画像形成装置100には、表示パネルにより構成され、ユーザから受けた指示を制御部80に出力するとともに制御部80からの情報をユーザに提示するユーザインタフェース部(UI)90が設けられている。
また、画像形成装置100は、各画像形成ユニット10にて形成された各色成分トナー像が順次転写(一次転写)されるとともにこのトナー像を保持する中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20上のトナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写装置30とを備えている。ここで、各画像形成ユニット10、中間転写ベルト20、および二次転写装置30は、用紙Pに画像を形成するトナー像形成部として捉えることができる。また画像形成装置100には、二次転写装置30に向けて搬送される用紙Pが通過する第1用紙搬送経路R1、二次転写装置30を通過した後の用紙Pが通過する第2用紙搬送経路R2、定着装置50(後述)よりも下流側にて第2用紙搬送経路R2から分岐するとともに第1用紙搬送経路R1の下方まで延びる第3用紙搬送経路R3が設けられている。
また、第3用紙搬送経路R3から第1用紙搬送経路R1へ用紙Pを搬送するとともに、この用紙Pの表裏を反転する反転機構500が設けられている。さらに、画像形成装置100の筺体101に、開口102が形成されている。ここで、第2用紙搬送経路R2に沿って搬送されてきた用紙Pは、この開口102を通じて筺体101の外部に排出され、不図示の用紙積載部上に積載される。なお筺体101に隣接させて処理装置(不図示)を設け、開口102から排出されてくる用紙Pに対し穴あけなどの処理をさらに行うこともできる。
また、画像形成装置100には、第1用紙搬送経路R1に用紙Pを供給する第1用紙供給装置410が設けられている。また、第1用紙供給装置410よりも用紙Pの搬送方向における上流側に設けられ、第1用紙搬送経路R1に用紙Pを供給する第2用紙供給装置420が設けられている。なお、第1用紙供給装置410および第2用紙供給装置420は同様に構成されており、第1用紙供給装置410および第2用紙供給装置420の各々には、用紙Pを収容する用紙収容部41、用紙収容部41に収容された用紙Pを取り出して搬送する取り出しロール42が設けられている。
また、第1用紙搬送経路R1上であって二次転写装置30の上流側には、第1用紙搬送経路R1上の用紙Pを二次転写装置30に向けて搬送する第1搬送ロール44が設けられている。さらに、第1搬送ロール44に向けて用紙Pを搬送する第2搬送ロール45、第2搬送ロール45に向けて用紙Pを搬送する第3搬送ロール46、第3搬送ロール46に向けて用紙Pを搬送する第4搬送ロール47が設けられている。また、これらの搬送ロールの他に、第1用紙搬送経路R1、第2用紙搬送経路R2、および、第3用紙搬送経路R3には、これらの用紙搬送経路上に位置する用紙Pを搬送する搬送ロール48が複数設けられている。
また、第2搬送ロール45と第3搬送ロール46との間に、ステンレスにより形成され用紙Pの先端部が突き当てられる突き当て部300が設けられている。本実施形態ではこの突き当て部300に対して用紙Pの先端部が突き当てられることで、用紙Pのスキュー(斜行、搬送方向に対する用紙Pの傾き)が補正されるようになっている。なお、突き当て部300により用紙Pのスキューが補正された後、この突き当て部300は第1用紙搬送経路R1から退避する。
また、第2用紙搬送経路R2上に、二次転写装置30により用紙P上に二次転写された画像をこの用紙Pに定着させる定着装置50が設けられている。この定着装置50には、内蔵されたヒータ(不図示)により加熱される加熱ロール50A、加熱ロール50Aを押圧する押圧ロール50Bが設けられている。そして定着装置50では、加熱ロール50Aと押圧ロール50Bとの間を用紙Pが通過することで、用紙Pが加圧および加熱される。これにより用紙P上の画像が用紙Pに定着される。
また、二次転写装置30と定着装置50との間には、二次転写装置30を通過した用紙Pを定着装置50へ搬送する搬送装置51が設けられている。ここで、この搬送装置51は、周回移動するベルト51Aを有しており、このベルト51Aの上に用紙Pを載せて用紙Pの搬送を行う。
ここで、画像形成ユニット10の各々は、回転可能に取り付けられた感光体ドラム11を備えている。また、感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12、感光体ドラム11を露光して静電潜像を書き込む露光装置13、感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置14が設けられている。さらに、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写装置15、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラム清掃装置16が設けられている。
中間転写ベルト20は、3本のロール部材21〜23に掛け渡され、回転するように設けられている。これら3本のロール部材21〜23のうち、ロール部材22は、中間転写ベルト20を駆動するようになっている。また、ロール部材23は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール31に対向配置されており、これら二次転写ロール31およびロール部材23によって二次転写装置30が構成されている。なお、中間転写ベルト20を挟んでロール部材21と対向する位置には、中間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルト清掃装置24が設けられている。
また、本実施形態の画像形成装置100では、第1用紙供給装置410等から供給された用紙Pの一方の面に画像を形成することができるのに加え、用紙Pの他方の面に画像を形成することができるようになっている。より具体的に説明すると、この画像形成装置100では、定着装置50を通過した用紙Pの表裏が反転機構500によって反転され、表裏が反転された用紙Pが再度二次転写装置30へと搬送される。そして二次転写装置30にて用紙Pの他方の面に対して画像が転写される。その後、この用紙Pは定着装置50を再び通過し、転写されたこの画像は用紙Pに定着される。これにより、用紙Pの一方の面のみならず他方の面にも画像が形成されるようになる。
<反転機構500>
図2は、反転機構500を説明するための図である。
上記にて説明したとおり、第3用紙搬送経路R3には、この第3用紙搬送経路R3に沿って用紙Pを搬送する搬送ロール48が複数設けられている。また、第1用紙搬送経路R1にも、第1用紙搬送経路R1に沿って用紙Pを搬送する搬送ロール48が複数設けられている。
また、第3用紙搬送経路R3には、第3用紙搬送経路R3における用紙Pの搬送方向と直交(交差)する方向に向けて用紙Pを搬送する搬送ロール91が設けられている。
さらに、搬送ロール91により搬送された用紙Pが上方に向かって移動するように、また、上方へ移動したこの用紙Pが第1用紙搬送経路R1に向かってさらに移動するように、用紙Pを案内する案内部材92が設けられている。さらにまた、案内部材92により案内され先端部が上方を向いた用紙Pをニップし、この用紙Pをさらに上方に向けて搬送する搬送ロール93が設けられている。
また、第1用紙搬送経路R1には、搬送ロール93により搬送されてきた用紙Pを第1用紙搬送経路R1上の予め定められた箇所まで搬送する搬送ロール94が設けられている。
なお、搬送ロール48の各々は、一対のロール状部材により構成されており、この一対のロール状部材で用紙Pを挟みながら回転し用紙Pの搬送を行う。また、図2では、一対のロール状部材のうち一方のロール状部材のみを図示している。さらに、搬送ロール91、搬送ロール93、および搬送ロール94も同様であり、一対のロール状部材で用紙Pを挟みながら回転し用紙Pの搬送を行う。
また、搬送ロール48に設けられた一方のロール状部材が、他方のロール状部材から離間できるようになっている。また、搬送ロール91および搬送ロール94も同様であり、一方のロール状部材が他方のロール状部材から離間できるようになっている。さらに、図示は省略するが、これら一方のロール状部材を他方のロール状部材から離間させる離間機構(不図示)が設けられている。なおこの離間機構は、モータやカムなど既存の技術により構成される。
反転機構500により用紙Pの表裏の反転が行われる際には、まず、搬送ロール48により第3用紙搬送経路R3に沿って用紙Pが搬送されてくる。なお、このとき第3用紙搬送経路R3に設けられた搬送ロール91のうちの一方のロール状部材が、他方のロール状部材から離間している。次いで、搬送ロール48の一方のロール状部材が他方のロール状部材から離間するとともに、搬送ロール91の一方のロール状部材が用紙Pを介して他方のロール状部材に押し付けられる。
次いで、搬送ロール91、搬送ロール93、および、搬送ロール94が回転駆動され、用紙Pが第1用紙搬送経路R1に向けて搬送される。なお、このとき第1用紙搬送経路R1に設けられた搬送ロール48の一方のロール状部材が、他方のロール状部材から離間している。そして、第1用紙搬送経路R1上の予め定められた箇所まで用紙Pが搬送されると、搬送ロール91、搬送ロール93、および、搬送ロール94の回転駆動が停止される。その後、搬送ロール94における一方のロール状部材が他方のロール状部材から離間するとともに、第1用紙搬送経路R1に設けられた搬送ロール48の一方のロール状部材が用紙Pを介して他方のロール状部材に押し付けられる。
次いで、この搬送ロール48が回転駆動され第1用紙搬送経路R1に沿って用紙Pが搬送される。なお、このとき用紙Pの表裏が既に反転された状態となっている。ここで、本実施形態における反転機構500では、用紙Pの搬送方向における先端部と後端部とが入れ替わることなく表裏の反転が行われる。その一方で、本実施形態における反転機構500では、用紙の一方の側端(用紙Pの先端部と後端部とを接続する側端)と他方の側端とが入れ替わるようになる。
<突き当て部300>
図3は、図1にて示した突き当て部300の周辺の側面図である。また、図4は、図1にて示した突き当て部300の周辺の平面図である。なお、図3においては、図1に示す画像形成装置100をリア側から眺めた場合の側面図を示す。また、図4においては、突き当て部300のうち第1用紙搬送経路R1(図1参照)に突出する部分のみを示す。
図3に示すように、突き当て部300は、第2搬送ロール(搬送部)45と第3搬送ロール46との間で用紙Pの搬送方向(第1用紙搬送経路R1)に沿って移動可能に配置されている。また、突き当て部300は、L字状に形成されるとともに、一端を中心に回転(揺動)可能に設けられている。さらに説明をすると、突き当て部300が一端を中心に回転(揺動)することにより、突き当て部300の他端が第1用紙搬送経路R1に対して進退可能となるように設けられている。
また、図4に示すように、突き当て部300は、用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向に複数設けられる。さらに、突き当て部300の各々は、予め定められた間隔をおいて並んだ状態で配置されている。
<移動部700>
さて、図1では図示を省略したが、第2搬送ロール45と第3搬送ロール46との間に配置される突き当て部300を、用紙Pの搬送方向に沿って移動させる移動部(搬送部、移動機構)700が設けられている。
この移動部700には、用紙Pの搬送方向に沿って往復運動可能に設けられるとともに、突き当て部300を支持する台車310が設けられている。また、移動部700には、台車310を用紙Pの搬送方向に沿って案内するレール320が設けられている。さらに、移動部700には、台車310が移動する駆動力を供給する駆動部330が設けられている。さらにまた、移動部700には、用紙Pの搬送方向に沿って台車310を引っ張る引張部(弾性変形部、付与機構)340が設けられている。
<台車310>
台車310は、複数設けられる突き当て部300の一端を支持するシャフトSHを有している。このシャフトSHは回転可能に設けられており、このシャフトSHを中心として複数設けられる突き当て部300が一体として回転(揺動)できるようになっている。また、台車310は、シャフトSHを回転させるモータ(離間部)M1を有している。さらに、台車310は、レール320によって支持される車輪311を有している。さらにまた、台車310は、用紙Pの搬送方向に沿って配置されるラックギア315を有する。さらにまた、台車310は、台車310に固定されているピン319を有する。
ここで、図4に示すように、車輪311、ラックギア315、及びピン319は、それぞれ用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向において異なる位置に、2つ設けられている。具体的には、用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向における台車310の中心位置を挟んで、それぞれの一方は台車310におけるリア側端310A側、それぞれの他方は台車310におけるフロント側端310B側にそれぞれ設けられている。付言すると、車輪311を支持するレール320は、台車310に対するリア側及びフロント側にそれぞれ設けられている。
<駆動部330>
駆動部330は、ラックギア315に噛み合うピニオンギア(歯車、回転部)331を有している。また、駆動部330は、用紙Pの搬送方向と直交する方向に沿って設けられピニオンギア331を支持するギアシャフト332と、ギアシャフト332を介してピニオンギア331を回転させるモータ(駆動源)M2とを有している。
さらに、図3に示すように、駆動部330は、台車310の検知を行う第1センサS1、第2センサS2を有している。第1センサS1は、台車310を介して、支持する突き当て部300が上流側から搬送されてくる用紙Pを待つ待機位置にあることを検知する。また、第1センサS1よりも用紙Pの搬送方向下流側に設けられる第2センサS2は、台車310を介して、支持する突き当て部300が第1用紙搬送経路R1から退避する退避位置にあることを検知する。なお、駆動部330の各部は、画像形成装置100の筺体101(図1参照)に対して固定されている。
ここで、図4に示すように、ピニオンギア331は、上述のように2つ設けられているラックギア315の各々に噛み合うよう、用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向において異なる位置に2つ設けられている。さらに、これら2つのピニオンギア331は、1本のギアシャフト332に設けられている。したがって、2つのピニオンギア331は、同期して回転する。
また、本実施の形態においては、ギアシャフト332は、軸方向中央部の一箇所において、モータM2から駆動を受け回転する。具体的には、ギアシャフト332の軸方向中央部に固定された中央ギア335が、モータM2から駆動を受け回転することにともないギアシャフト332が回転する。
<引張部340>
引張部340は、用紙搬送方向とは反対側へ台車310を引っ張る力を加えるスプリング400と、スプリング400を台車310に接続するホルダ405とを有する。
スプリング400は、一端が、画像形成装置1の筺体101(図1参照)における、台車310に対して用紙搬送方向の上流側の適当な個所に接続される。また、他端が、ホルダ405に接続され、このホルダ405を介して台車310に接続される。台車310が待機位置から用紙搬送方向の下流側へ移動すると、スプリング400は引張荷重を受ける。
ホルダ405は、横長の環状部材であり、台車310のピン319に掛けて設けられる。ホルダ405は、長手方向の一端をスプリング400に接続されている。ホルダ405の内側の空間は、ピン319が収まる程度の幅と、ピン319が移動可能な程度の長さである。
ここで、ピン319からスプリング400を接続した筺体101の箇所までの距離をAとし、スプリング400の自然長にホルダ405の長さを加えた距離をBとする(図3参照)。台車310が待機位置にある場合、B>Aとなり、ホルダ405の内側でピン319に遊びがある状態となる。また、台車310が用紙搬送方向下流へ一定距離だけ移動した場合、B≦Aとなる。この場合、ピン319は、スプリング400の引張力によってホルダ405におけるスプリング400との接続端とは反対側の端部(保持位置)に保持された状態となる。このときスプリング400はピン319により引っ張り荷重を受ける。
なお、図4に示すように、本実施の形態の引張部340は、それぞれ用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向において異なる位置に、2つ設けられている。具体的には、用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向における台車310の中心位置を挟んで、台車310に対するリア側及びフロント側にそれぞれ設けられている。
<第2搬送ロール45>
ここで、図3及び図4を参照しながら、移動部700に対して用紙Pの搬送方向下流側に設けられる第2搬送ロール45について説明をする。
第2搬送ロール45は、一対のロール状部材により形成され、図示しない駆動源から駆動力を受けて回転する。この第2搬送ロール45の各々のロール状部材は、用紙Pの搬送方向と直交する方向に沿って設けられた回転軸452と、回転軸452により回転するとともに外周面が用紙Pに接触する円柱状の接触部材454とにより形成されている。
また、図4に示すように、接触部材454は、複数設けられている。この接触部材454の各々は、用紙Pの搬送方向と直交する方向において互いに異なる位置に配置されている。
さらに、図4に示すように、互いに隣接する接触部材454の間には、間隙Ga1が形成されている。この間隙Ga1の各々と突き当て部300の各々とは、用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向において対応する位置に配置されている。このことにより、用紙Pの搬送方向下流側に向かって移動する突き当て部300の各々が、間隙Ga1内を通過して、第2搬送ロール45を超える箇所まで到達する(後述)。
<台車310の往復運動>
次に、図5を参照しながら、台車310が往復運動する際における、各部の状態を説明する。ここで、図5は、突き当て部300が往復運動する際の各部の状態を示した図である。
まず、図5(a)に示すように、台車310が用紙搬送方向の下流側へ移動を開始する状態について説明をする。初期的に台車310は用紙搬送方向の上流側に配置された状態であり、この台車310はピニオンギア331及びラックギア315を介してモータM2の駆動を受け、用紙搬送方向の下流側へ移動を開始する。このとき、ピン319はホルダ405の内側において遊びがある状態である。
次に、図5(b)に示すように、用紙搬送方向の下流側へ移動する台車310がスプリング400に引っ張られる状態について説明をする。この状態においては、モータM2の駆動を受け、台車310が用紙搬送方向下流側へ定速で移動している。また、台車310に設けられたピン319は、ホルダ405における保持位置に保持された状態である。さらに、台車310はスプリング400により引っ張り荷重を受ける。
次に、図5(c)に示すように、台車310が用紙搬送方向の上流側へ移動する状態について説明をする。この状態においては、図5(a)及び(b)における回転方向とは反対向きにモータM2は回転し、台車310が用紙搬送方向の上流側へ移動する。この状態において、台車310に設けられたピン319は、ホルダ405における保持位置に保持され、台車310はスプリング400により引っ張り荷重を受ける。
ここで、ホルダ405の内側においてピン319に遊びがある状態では、台車310はスプリング400から引っ張り荷重を受けないので、台車310を移動させるモータM2に余計な負荷がかからない。一方、ホルダ405における保持位置にピン319が配置され、台車310がスプリング400により引っ張り荷重を受けている状態においては、台車310の移動方向に応じて次のようになる。すなわち、台車310の移動方向がスプリング400による引っ張りの方向と反対である場合には、スプリング400による引っ張り力の分だけ負荷がモータM2に加わる。また、台車310の移動方向がスプリング400による引っ張りの方向と一致する場合には、スプリング400による引っ張り力の分だけモータM2の負荷が減る。
<スキュー補正>
さて、図3乃至図6を参照しながら用紙Pのスキュー補正がなされる際の各部の動きについて説明をする。ここで、図6は、スキュー補正がなされる際の各部の動きを示した図である。
まず、各部の動きの概略を説明すると、図6に示すように、突き当て部300は、移動部700によって用紙Pの搬送方向下流側に向かって移動する。ここで、移動部700における台車310(図3参照)の移動速度よりも、第3搬送ロール46による用紙Pの搬送速度の方が大きくなるように、台車310の移動速度および第3搬送ロール46による用紙Pの搬送速度が設定されている。このため、第3搬送ロール46によって用紙Pが搬送されてくると、用紙Pが突き当て部300に次第に接近し、その後、用紙Pの先端部が突き当て部300に突き当たる。これにより用紙Pにループ(撓み)が発生し、用紙Pのスキューが補正されるようになる。なお、用紙Pが突き当て部300へ突き当たることで用紙Pに損傷が生じないように、台車310の移動速度および第3搬送ロール46による用紙Pの搬送速度の速度差が設定されている。
以下で、各部の動きをより具体的に説明する。
図6(a)に示すように、突き当て部300が用紙Pの搬送経路に進入し用紙Pを待つ待機位置に配置されている状態で、第3搬送ロール46によって用紙Pが上流側から搬送されてくる。次いで、不図示の用紙検知センサによって用紙Pの先端部が検知されると、モータM2(図3参照)が駆動され用紙Pの搬送方向下流側への台車310(図3参照)の移動が開始される。台車310は、モータM2の駆動を受け加速した後、定速で用紙搬送方向下流側へと移動する。定速で移動する台車310の速度は、第3搬送ロール46による用紙Pの搬送速度よりも遅くなっている。また、モータM2が駆動を開始する際、ピン319はホルダ405の内側において遊びがある状態である。(図5(a)参照)。
そして、図6(b)に示すように、用紙Pの先端部が突き当て部300に突き当たるとともに、この状態のまま、第3搬送ロール46による用紙Pの搬送が継続される(同図(c)参照)。これにより、用紙Pの搬送方向と直交する方向に用紙Pの先端が沿うようになり、用紙Pのスキューが補正される。また、台車310が用紙搬送方向下流側へ移動することにともない、台車310に支持されているピン319は、ホルダ405における保持位置に保持された状態となる。そして、台車310はスプリング400により引っ張り荷重を受ける(図5(b)参照)。
次いで、図6(d)に示すように、用紙Pの先端部が押しつけられた突き当て部300が第2搬送ロール45を超える箇所まで到達するとともに、用紙Pが第2搬送ロール45によって保持(ニップ)され、第2搬送ロール45による用紙Pの搬送が開始される。そして、第2搬送ロール45によって用紙Pが保持された後、第3搬送ロール46を構成している一対のロール状部材のうちの一方のロール状部材を他方のロール状部材から離間させる。なお、この第2搬送ロール45による用紙Pの搬送が開始されるとき、台車310はスプリング400により用紙搬送方向とは反対側へ引っ張り荷重を受けている状態である。
その後、図6(e)に示すように、突き当て部300が退避位置に到達する。そして、モータM1(図3参照)が駆動されることにより、突き当て部300が下方に向かって回転し、第1用紙搬送経路R1から退避する。次いで、図6(e)、(f)に示すように、用紙Pは、第2搬送ロール45によってさらに下流側へ搬送される。
一方、図6(f)に示すように、第1用紙搬送経路R1から外れた突き当て部300は、用紙Pの搬送方向上流側に向かって移動し、元の状態((a)の状態)に復帰する。ここで、本実施形態では、突き当て部300が第2搬送ロール45に達した後、第2センサS2(図3参照)が台車310を検知しなくなる。これによりモータM2が逆転され、用紙Pの搬送方向上流側に向かう駆動を台車310へ加える。このモータM2の駆動を受けて、台車310は用紙搬送方向上流側へと移動する。なお、このときスプリング400は、台車310に用紙搬送方向上流側へ引っ張り荷重を加えている。
そして台車310が第1センサS1(図3参照)により検知されると、モータM2の駆動が停止され台車310が停止する。このことにより、突き当て部300が第2搬送ロール45よりも上流側の予め定められた位置に戻るようになる。なお、本実施形態では、台車310が上流側に向かって移動している際にモータM1の逆転が行われる。これにより、突き当て部300が第1用紙搬送経路R1上に再び突出するようになる。
さて、一般的には、第2搬送ロール45によって用紙Pが保持される前に、用紙Pの先端部から突き当て部300が離れてしまうと、用紙Pが突き当て部300と離れてから第2搬送ロール45に達するまでの間に、再びスキューしてしまうことがある。本実施の形態では、上記のように、第2搬送ロール45によって用紙Pが保持されるまで、用紙Pの先端部が突き当て部300に押し付けられている。このため、再度のスキューが発生することが抑制される。
また、一般的には、用紙Pのスキュー補正は、停止している突き当て部300に対して用紙Pを突き当てることで行うこともできる。しかしながら、この場合、用紙Pが突き当て部300に突き当たることにより生じる用紙Pの損傷などを防ぐため、用紙Pの搬送速度を大きく低下させたり、用紙Pの搬送を一旦停止させたりすることが必要となる。そして、この場合、単位時間当たりに搬送可能な用紙Pの枚数が減り、生産性が低下する。
一方で、本実施形態における構成では、台車310の移動速度および第3搬送ロール46による用紙Pの搬送速度の速度差が用紙Pの損傷が生じないよう小さく設定されている。この小さく設定された速度差で、移動する突き当て部300に対して用紙Pを突き当てる。したがって、用紙Pの搬送の停止などを行うことなく、用紙Pの損傷を抑制しながらスキュー補正が可能となる。このことにより、突き当て部300が停止している構成に比べ生産性が高まるようになる。
また、上記のように、本実施の形態においては、用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向において異なる位置に、2組のラックギア315及びピニオンギア331が設けられている。すなわち、用紙Pの搬送方向と交差する方向における複数の位置で、台車310を移動させる駆動力が伝達される。したがって、用紙Pの搬送方向と交差する方向において1つの位置で駆動が伝達される場合(例えば1組のラックギア315及びピニオンギア331が設けられる場合)と比較して、台車310が用紙Pの搬送方向に対して傾くこととが抑制される。このことにより、台車310が支持する突き当て部300が、用紙Pの搬送方向と交差(直交)する方向に複数配置された状態から傾く(位置がずれる)ことが抑制される。
さて、図7を参照しながら、ラックギア315及びピニオンギア331間のバックラッシについて説明をする。ここで、図7は、ラックギア315及びピニオンギア331間のバックラッシを説明する図である。
一般的には、一対の歯車が円滑に回転するよう、歯車間にバックラッシが設けられる。そして、図7に示すように、本実施の形態におけるラックギア315及びピニオンギア331のギア間においてもバックラッシが設けられている(図7のBL参照)。このバックラッシの存在により、ラックギア315は、ピニオンギア331から駆動を受けて移動するとともに、ピニオンギア331に対して移動し得る状態である。すなわち、ラックギア315に所謂ガタがある状態となる。
ここで、図7に示すように、モータM2(図3参照)が駆動され台車310(図3参照)が用紙Pの搬送方向下流側へ移動している状態について説明をする。この状態において、バックラッシの存在により、ラックギア315は、ピニオンギア331から駆動を受けて移動することに加えて、ピニオンギア331に対して用紙Pの搬送方向下流側に移動可能である。さらに、このラックギア315が設けられる台車310も、モータM2より駆動を受けて移動する以上に、用紙Pの搬送方向下流側へ移動し得る状態となる。そして、台車310がモータM2の駆動以上に移動すると、台車310に支持されている突き当て部300(図3参照)と、突き当て部300に突き当てられている用紙Pとが離間し、用紙Pが再びスキューしてしまうことがある。
ここで、台車310がモータM2の駆動以上に用紙Pの搬送方向下流側へ移動する場合としては、例えばモータM1、M2(図3参照)や画像形成装置100の筺体101(図3参照)の振動を受ける場合や、用紙Pの搬送速度の変動に伴い用紙Pから突き当て部300が押される力が変動する場合等がある。
一方、本実施の形態では、上記のようにスプリング400がピン319を介して、台車310に用紙搬送方向とは反対側へ引っ張り荷重を受ける。このことにより、台車310がモータM2の駆動以上に用紙Pの搬送方向下流側へ移動することが抑制され、再度のスキューが発生することが抑制される。
<他の実施形態>
図8は、突き当て部300を移動させる移動部700の他の実施形態を示した図である。
まず、上述したスプリング400、ホルダ405及びピン319に替えて、図8(a)に示すように、用紙搬送方向の上流側へ台車310を押圧する圧縮ばね510を設けてもよい。この圧縮ばね510は、一端が、画像形成装置1の筺体101(図1参照)における、台車310に対して用紙搬送方向の下流側の適当な位置に接続される。また、他端は、自由端であり、往復運動する台車310の移動経路上に配置される。この自由端は、台車310が往復運動することともない、台車310と接離する。本実施の形態においては、圧縮ばね510の自由端は、待機位置にある台車310と間隙Ga2を有して配置される。
そして、台車310が待機位置から用紙搬送方向下流側へ移動し始める際には、間隙Ga2が形成されていることから、圧縮ばね510は台車310に力を加えない。そして、台車310が用紙搬送方向下流側へ移動することにともない、圧縮ばね510と台車310とが接触し、圧縮ばね510は台車310に対して用紙搬送方向とは反対側へ押圧する力を加える。この構成によって、ラックギア315とピニオンギア331とのガタが抑制され、用紙Pに再度のスキューが発生することが抑制される。
また、図8(b)に示すように、圧縮ばね510に加えて、用紙搬送方向の下流側へ台車310を押圧する第2の圧縮ばね520を設けてもよい。この第2の圧縮ばね520は、一端が、画像形成装置1の筺体101(図1参照)における、台車310に対して用紙搬送方向の上流側の適当な位置に接続される。また、他端は、自由端であり、往復運動する台車310の移動経路上に配置される。この自由端は、台車310が往復運動することともない、台車310と接離する。本実施の形態においては、第2の圧縮ばね520は待機位置にある台車310と筺体101(図1参照)とにより圧縮されて配置される。
そして、台車310が待機位置から用紙搬送方向下流側へ移動し始める際には、第2の圧縮ばね520は台車310を用紙搬送方向下流側へ押圧する。台車310が用紙搬送方向下流側へ一定距離進むと、台車310は第2の圧縮ばね520から離間する。
台車310の移動方向が第2の圧縮ばね520による押圧する方向と一致する場合には、第2の圧縮ばね520により押圧する力の分だけモータM2の負荷が減る。
さて、スプリング400、ホルダ405及びピン319に替えて、図8(c)に示すように、台車310が往復運動する方向を傾斜させる構成であってもよい。具体的には、台車310を案内するレール320を、用紙Pの搬送方向下流側が上方となるように配置する。このように配置すると、台車310の自重により用搬送方向の上流側へ向かう力が台車310に加わる。この構成によって、ラックギア315とピニオンギア331とのガタが抑制され、用紙Pに再度のスキューが発生することが抑制される。
なお、前記付与機構は、用紙の搬送方向と交差する方向における前記突き当て部の中心位置を挟んで設けられる2組の移動機構であることを特徴としてもよい。本構成を採用することにより、本構成を有していない場合に比較して、用紙の搬送方向下流側に向けて移動しながら用紙の斜行を補正する突き当て部が、用紙の搬送方向に交差する方向にて位置がずれて移動することを抑制することができる。
前記付与機構は、用紙の搬送方向上流側が用紙搬送方向下流側より下方となるように傾けることにより、前記突き当て部の自重により用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与することを特徴としてもよい。本構成を採用することにより、用紙搬送方向上流側と用紙搬送方向下流側との相対位置を変化させ突き当て部に付与する力を調整することができる。
10…画像形成ユニット、20…中間転写ベルト、30…二次転写装置、45…第2搬送ロール、100…画像形成装置、300…突き当て部、310…台車、315…ラックギア、331…ピニオンギア、319…ピン、400…スプリング、405…ホルダ、Ga1…間隙、P…用紙

Claims (5)

  1. 用紙の搬送方向に沿って往復可能に設けられ、用紙の搬送方向上流側から搬送される用紙の先端を突き当てて用紙の斜行を補正する突き当て部と、
    前記突き当て部に先端が突き当てられた状態で搬送される用紙をさらに下流側へ搬送する搬送部と、
    前記突き当て部が用紙の搬送方向下流側に向けて移動することに伴い弾性変形し、前記搬送部による用紙の搬送が開始される際に、前記突き当て部に対して用紙の搬送方向上流側に向けて力を加える弾性変形部と、
    駆動源から駆動を受け回転する歯車と、
    前記弾性変形部により力が加えられる前記突き当て部を前記歯車を介して駆動を受け用紙の搬送方向に沿って往復させるとともに、用紙の搬送方向下流側に向けて移動している当該突き当て部に用紙の先端が突き当たるようにする移動部と、
    前記搬送部による用紙の搬送が開始された後に、用紙の先端から前記突き当て部を離間させる離間部と
    を有し、
    前記弾性変形部は、前記移動部が用紙の搬送方向下流側に向けて移動を開始してから予め定めた距離を移動するまでは、用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与しない
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 用紙の搬送方向に沿って往復可能に設けられ、用紙の搬送方向上流側から搬送される用紙の先端を突き当てて用紙の斜行を補正する突き当て部と、
    用紙の搬送方向下流側へ向けて移動する前記突き当て部に対し用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与する付与機構と、
    前記付与機構により力が付与される前記突き当て部を用紙の搬送方向に沿って往復させるとともに、用紙の搬送方向下流側に向けて移動している当該突き当て部に用紙の先端が突き当たるようにする移動機構と
    を有し、
    前記付与機構は、前記移動機構が用紙の搬送方向下流側に向けて移動を開始してから予め定めた距離を移動するまでは、用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与しない
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 前記突き当て部に先端が突き当てられた状態で搬送される用紙をさらに下流側へ搬送する搬送部を有し、
    前記搬送部による用紙の搬送が開始された後に、用紙の先端から前記突き当て部が離間することを特徴とする請求項2記載の用紙搬送装置。
  4. 前記移動機構は、駆動源から駆動を受け回転する回転部と、前記突き当て部を支持するとともに当該回転部を介して駆動を受け前記突き当て部を移動させる移動部とを有することを特徴とする請求項2または3記載の用紙搬送装置。
  5. 用紙の搬送方向に沿って往復可能に設けられ、用紙の搬送方向上流側から搬送される用紙の先端を突き当てて用紙の斜行を補正する突き当て部と、
    用紙の搬送方向下流側へ向けて移動する前記突き当て部に対し用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与する付与機構と、
    前記付与機構により力が付与される前記突き当て部を用紙の搬送方向に沿って往復させるとともに、用紙の搬送方向下流側に向けて移動している当該突き当て部に用紙の先端が突き当たるようにする移動機構と、
    前記突き当て部に先端が突き当てられた状態で搬送される用紙をさらに下流側へ搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される用紙にトナー像を形成するトナー像形成部と
    を備え、
    前記付与機構は、前記移動機構が用紙の搬送方向下流側に向けて移動を開始してから予め定めた距離を移動するまでは、用紙の搬送方向上流側に向けて力を付与しない
    ことを特徴とする画像形成装置。
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