JP5874079B2 - パチンコ機 - Google Patents
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また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、図柄を変動/確定表示可能な図柄表示部と、キャラクタによる表示演出を行うための演出用表示部とが設けられている一方、遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が通過可能な特別領域を開閉する可動部材を備えた特別可動手段が設けられ、さらに遊技に係る動作や前記図柄表示部及び前記演出用表示部における表示動作を制御する制御手段が備えられており、前記制御手段が、所定条件の充足にもとづいて1又は複数の乱数から数値を取得すると、取得した前記数値にもとづいて前記図柄の確定表示態様及び前記図柄の変動時間を決定し、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記変動時間の経過に伴い前記図柄を所定の確定表示態様で確定表示させる一方、前記図柄の変動表示中に前記演出用表示部において所定の表示演出を行い、さらに、前記図柄を所定の特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづいて、前記特別可動手段の前記可動部材を第1開放時間にわたり開動作させる特定特別遊技状態を生起させる一方、前記図柄を所定の非特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづいて、前記特別可動手段の前記可動部材を前記第1開放時間よりも短い第2開放時間にわたり開動作させる非特定特別遊技状態を生起させ、前記特定特別遊技状態若しくは前記非特定特別遊技状態中に遊技球の前記特別領域の通過を検出すると、前記図柄を前記特定確定表示態様と前記非特定確定表示態様との何れか一方で確定表示させる確率が高い特定遊技状態を生起させる一方、前記特定特別遊技状態若しくは前記非特定特別遊技状態中に遊技球の前記特別領域の通過を検出しないと、前記図柄を前記特定確定表示態様と前記非特定確定表示態様との何れか一方で確定表示させる確率が前記特定遊技状態よりも低い通常遊技状態を生起させるパチンコ機であって、前記制御手段は、前記特定遊技状態において前記図柄を前記特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定すべく、前記乱数に対応づけられた複数種類の変動時間を有する変動時間決定テーブルとして、第1変動時間、及び該第1変動時間よりも変動時間が短い第2変動時間を有しているとともに前記第1変動時間の方を選択しやすい第1変動時間決定テーブルと、前記第1変動時間及び前記第2変動時間を有しているとともに前記第2変動時間の方を選択しやすい第2変動時間決定テーブルとを有し、さらに、前記特定遊技状態において前記図柄を前記非特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定すべく、第3変動時間を有する第3変動時間決定テーブルを有しているとともに、前記特定特別遊技状態を挟んで連続的に前記特定遊技状態が生起した回数を遊技履歴として記憶しており、さらにまた、前記第1変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出である特定演出を含んだ第1演出と、前記第2変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出であって、前記特定演出を含まない特殊演出と、前記第3変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出である特定演出を含んだ第2演出とを記憶しており、前記特定遊技状態において前記図柄を前記特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定するにあたり、該特定遊技状態が、前記回数が特定数に満たない特定遊技状態であると、前記第1変動時間決定テーブルを選択し、前記演出用表示部において前記第1演出が実行されやすい状態とする一方、前記回数が前記特定数以上となる前記特定遊技状態であると、前記第2変動時間決定テーブルを選択し、前記演出用表示部において前記特殊演出が実行されやすい状態とすることを特徴とする。
また、特定遊技状態において図柄を非特定確定表示態様で確定表示させる際の変動時間を決定すべく、第3変動時間を有する第3変動時間決定テーブルを有している。さらに、第1変動時間での図柄の変動表示中における演出用表示部での表示演出である特定演出を含んだ第1演出と、第2変動時間での図柄の変動表示中における演出用表示部での表示演出であって、特定演出を含まない特殊演出と、第3変動時間での図柄の変動表示中における演出用表示部での表示演出である特定演出を含んだ第2演出とを記憶している。そして、特定遊技状態において図柄を特定確定表示態様で確定表示させる際の変動時間を決定するにあたり、請求項1に記載の発明では、該特定遊技状態が、通常遊技状態において図柄を特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづき生起させた特定特別遊技状態中に、遊技球の特別領域の通過を検出したことにもとづき生起させた特定遊技状態であると、第1変動時間決定テーブルを選択し、演出用表示部において第1演出が実行されやすい状態とする一方、特定遊技状態において図柄を特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづき生起させた特定特別遊技状態中に、遊技球の特別領域の通過を検出したことにもとづき生起させた特定遊技状態であると、第2変動時間決定テーブルを選択し、演出用表示部において特殊演出が実行されやすい状態とするようになっている。また、請求項2に記載の発明では、該特定遊技状態が、特定特別遊技状態を挟んで連続的に特定遊技状態が生起した回数が特定数に満たない特定遊技状態であると、第1変動時間決定テーブルを選択し、演出用表示部において第1演出が実行されやすい状態とする一方、回数が特定数以上となる特定遊技状態であると、第2変動時間決定テーブルを選択し、演出用表示部において特殊演出が実行されやすい状態とするようになっている。したがって、本発明によれば、特定遊技状態が連続的に生起する所謂連チャン時では、変動時間の長さが比較的短い第2変動時間が選択されやすくなるため、遊技者にしてみると所定の時間内に獲得し得る賞球の数が従来よりも多い、遊技性の高いパチンコ機とすることができる。また、請求項1に記載の発明では1回目の特定遊技状態、請求項2に記載の発明では所謂連チャン回数が特定数に満たない特定遊技状態については、第1変動時間が選択されやすくなるため、たとえば第1変動時間に対応づけられた第1演出に含まれている特定演出をバトル演出としておけば、遊技者がバトル演出を楽しめないという事態が起こりにくく、パチンコ機の趣向性を向上することができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
メイン制御装置30には、大当たり抽選の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、始動入賞口19やV入賞アタッカー17、大入賞アタッカー18、払出制御装置28、電源装置29、ゲート部材20、及び翼片付き電動役物65等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。
まず遊技者は一般的に後述する大当たり抽選の結果が「大当たり」となる確率の低い通常状態(通常遊技状態)から遊技を開始することになり、遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動し、発射通路13を介して遊技球が遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、まずは左打ち用スペースSLを流下した遊技球が始動入賞口19へ入賞する(所定条件の充足)と、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、入賞検出のタイミングでcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから夫々1つの数値を取得するとともに、特別図柄表示部61において特別図柄を変動表示中であるか否か、及び保留情報の有無を確認する。そして、特別図柄表示部61において特別図柄が変動中でなく、且つ、保留情報が1つも存在しない場合、通常時大当たり判定用テーブルを参照し、今回cカウンタから取得した数値が所定の「大当たり数値(たとえば“0”、“300”の2通り)」であるか否か、及び当該「大当たり数値」であるか否かを踏まえた上でのeカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを先読み判定として一旦判定し、後述するような保留情報を記憶する際と同様の制御(たとえば先読みコマンドの作成及びサブ統合CPU42への送信等)を実行した後、再度通常時大当たり判定用テーブルを参照して、今回cカウンタから取得した数値が所定の「大当たり数値」であるか否か、すなわち今回の大当たり抽選の結果が「大当たり」であるか否かを大当たり判定として判定する。そして、大当たり抽選の結果が「大当たり」である(すなわち、cカウンタからの取得数値が「大当たり数値」である)と、図6(b)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。一方、大当たり抽選の結果が「外れ」である(すなわち、cカウンタからの取得数値が「大当たり数値」以外の数値である)と、図6(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。その後、メインCPU32は、大当たり抽選の結果(「大当たり」であるか「外れ」であるか)、「大当たり」である場合にはその種別(図5に示す大当たり種別決定テーブルを用い、dカウンタからの取得数値を基にして決定する)、及び読み出した基本変動パターン(特に変動時間)の種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。また、特別図柄表示部61において特別図柄を所定の態様で変動させるとともに、タイマ34による計時を開始する。そして、読み出した基本変動パターンの変動時間が経過すると、大当たり抽選の結果、及び「大当たり」である場合にはその種別に対応する特別図柄を確定表示させる(「大当たり」であり、且つ、dカウンタからの取得数値が“0”〜“3”である場合には「非特定大当たり」として非特定大当たり特別図柄確定表示態様である“3”で、「大当たり」であり、且つ、dカウンタからの取得数値が“4”〜“10”である場合には「特定大当たり」として特定大当たり特別図柄確定表示態様である“7”で、「外れ」の場合には“−”で夫々確定表示させる)とともに、停止信号を含んだ停止コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。
なお、高確率状態において、遊技球が始動入賞口19へ入賞する事態も考えられる。そして、その場合にもメインCPU32は、翼片付き電動役物65へ遊技球が入賞した場合と同じ大当たり抽選に係る制御を実行する。
ここで、本発明の要部となる高確率状態における基本変動パターンの選択制御について説明する。
まず、パチンコ機1は、通常状態における大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、上述したような大当たり状態を生起させるとともに、大当たり状態中に遊技球がV入賞アタッカー17へ入賞すると、所定のタイミング(たとえばV入賞アタッカー17への最初の遊技球の入賞検出時)で特定フラグをONとする。そして、大当たり状態の終了後に生起させる高確率状態において、メインCPU32は、翼片付き電動役物65(若しくは始動入賞口19)への遊技球の入賞に起因して取得したcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタからの取得数値について上記大当たり判定(すなわち変動開始直前に実行する判定)を行うにあたって状態判別手段36となり、高確率状態中における特定フラグのON/OFFを確認する。そして、大当たり抽選の結果が「特定大当たり」であり、且つ、高確率状態中において特定フラグがONであると、メインCPU32はテーブル選択手段37となり、変動時間の平均値が比較的長い図8(b)に示す基本変動パターン決定テーブル(第1変動時間決定テーブル)を用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。また、大当たり抽選の結果が「非特定大当たり」であると、図8(d)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。一方、大当たり抽選の結果が「外れ」であると、図8(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。その後、メインCPU32は、上記通常状態中における制御同様、大当たり抽選の結果(「大当たり」であるか「外れ」であるか)、「大当たり」である場合にはその種別、及び読み出した基本変動パターンの種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ統合CPU42へと送信したり、特別図柄表示部61における特別図柄の変動/確定表示制御、停止コマンドの送信制御等を実行する。
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、通常状態において大当たり抽選の結果が「大当たり」になり、該「大当たり」に起因して生起した大当たり状態中に遊技球がV入賞アタッカー17へ入賞すると、その大当たり状態中に特定フラグをONする。また、高確率状態において大当たり抽選の結果が「大当たり(特定大当たり若しくは非特定大当たり)」になった際、特定フラグがONであると、該「大当たり」に起因して生起した大当たり状態中に特定フラグをOFFする。さらに、メインCPU32は、高確率状態において大当たり判定を実行するにあたり、状態判別手段36として特定フラグのON/OFFを確認し、大当たり抽選の結果が「特定大当たり」である際、特定フラグがONであるとバトルに勝利する演出が比較的選択されやすい基本変動パターン決定テーブルを、特定フラグがOFFであるとバトル演出よりも特殊演出が選択されやすい基本変動パターン決定テーブルを夫々選択して用い、特別図柄の変動時間、ひいては演出用表示部6における演出時間を決定するようになっている。したがって、特定特別遊技状態を挟みながら高確率状態が連続して生起する際(所謂連チャン時)、比較的演出時間が短い特殊演出が選択されやすいため、バトル演出を行うタイプのパチンコ機1であるにも拘わらず、遊技者にしてみると所定の時間内に獲得し得る賞球の数が従来よりも多い、遊技性の高いパチンコ機とすることができる。また、1回目の高確率状態については、バトル演出(特にバトルに勝利する演出)が選択されやすくなっているため、遊技者がバトル演出を楽しめないという事態が起こりにくく、パチンコ機1の趣向性を向上することができる。
なお、本発明のパチンコ機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、パチンコ機全体の構成は勿論、基本変動パターン決定テーブルの選択に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
またさらに、特定特別遊技状態であろうと非特定特別遊技状態であろうと、遊技球が特別領域を通過した場合、特別遊技状態の終了後に大当たり抽選の結果「大当たり」となる確率が向上するのみの遊技状態を特定遊技状態として生起させるように構成することも当然可能である。
またさらに、上記実施形態では、メイン制御装置からサブ制御装置へ開始コマンドと停止コマンドとを送信するようにしているが、サブ制御装置のタイマを用いる等することで、停止コマンドについては送信しない構成としても何ら問題はない。
さらに、「特定大当たり」である際に生起する大当たり状態として、大入賞アタッカーの開成回数や最大開成時間の平均値等が異なる複数種類の大当たり状態を設定しておくことも当然可能である。また、上記実施形態では、cカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタの3つのカウンタから数値を取得するとしているが、1つのカウンタのみで対応することも可能であるし、2つのカウンタ若しくは4つ以上のカウンタから数値を取得するように構成することも当然可能である。
またさらに、上記実施形態では、メイン制御装置とサブ制御装置との2つの制御装置に分けて制御するように構成しているが、メイン制御装置1つで制御するように構成してもよく、メイン制御装置の記憶手段に詳細変動パターンを記憶するための表示演出記憶領域を設けてもよいし、メイン制御装置1つで制御する際には、開始コマンド等を作成する必要はない。
さらにまた、V入賞アタッカー内に設けられた入賞口を特別領域としているが、入賞口と特別領域とを夫々別個に設け、遊技球の入賞口への入賞と遊技球の特別領域の通過とを夫々別個に検知するようにしてもよい。また、そのような特別可動手段においては、入賞口及び特別領域の両者を開閉させる第1可動部材と、該第1可動部材よりも内側で特別領域のみを開閉させる第2可動部材とを設けるといった構成を採用することも可能であり、第1可動部材を開動作させた特別遊技状態において、入賞口へ入賞した遊技球と特別領域を通過した遊技球との合計が所定個数へ達したことをもって第1可動部材を閉動作させるといった制御(したがって、第2可動部材の開閉状況によっては、特別領域を通過した遊技球がなくとも第1可動部材を閉動作させる場合がある)を実行するように構成することも可能である。
Claims (2)
- 図柄を変動/確定表示可能な図柄表示部と、キャラクタによる表示演出を行うための演出用表示部とが設けられている一方、遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が通過可能な特別領域を開閉する可動部材を備えた特別可動手段が設けられ、さらに遊技に係る動作や前記図柄表示部及び前記演出用表示部における表示動作を制御する制御手段が備えられており、
前記制御手段が、所定条件の充足にもとづいて1又は複数の乱数から数値を取得すると、取得した前記数値にもとづいて前記図柄の確定表示態様及び前記図柄の変動時間を決定し、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記変動時間の経過に伴い前記図柄を所定の確定表示態様で確定表示させる一方、前記図柄の変動表示中に前記演出用表示部において所定の表示演出を行い、
さらに、前記図柄を所定の特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづいて、前記特別可動手段の前記可動部材を第1開放時間にわたり開動作させる特定特別遊技状態を生起させる一方、前記図柄を所定の非特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづいて、前記特別可動手段の前記可動部材を前記第1開放時間よりも短い第2開放時間にわたり開動作させる非特定特別遊技状態を生起させ、
前記特定特別遊技状態若しくは前記非特定特別遊技状態中に遊技球の前記特別領域の通過を検出すると、前記図柄を前記特定確定表示態様と前記非特定確定表示態様との何れか一方で確定表示させる確率が高い特定遊技状態を生起させる一方、前記特定特別遊技状態若しくは前記非特定特別遊技状態中に遊技球の前記特別領域の通過を検出しないと、前記図柄を前記特定確定表示態様と前記非特定確定表示態様との何れか一方で確定表示させる確率が前記特定遊技状態よりも低い通常遊技状態を生起させるパチンコ機であって、
前記制御手段は、前記特定遊技状態において前記図柄を前記特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定すべく、前記乱数に対応づけられた複数種類の変動時間を有する変動時間決定テーブルとして、第1変動時間、及び該第1変動時間よりも変動時間が短い第2変動時間を有しているとともに前記第1変動時間の方を選択しやすい第1変動時間決定テーブルと、前記第1変動時間及び前記第2変動時間を有しているとともに前記第2変動時間の方を選択しやすい第2変動時間決定テーブルとを有し、さらに、前記特定遊技状態において前記図柄を前記非特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定すべく、第3変動時間を有する第3変動時間決定テーブルを有しており、さらにまた、前記第1変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出である特定演出を含んだ第1演出と、前記第2変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出であって、前記特定演出を含まない特殊演出と、前記第3変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出である特定演出を含んだ第2演出とを記憶しており、
前記特定遊技状態において前記図柄を前記特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定するにあたり、該特定遊技状態が、前記通常遊技状態において前記図柄を前記特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづき生起させた前記特定特別遊技状態中に、遊技球の前記特別領域の通過を検出したことにもとづき生起させた特定遊技状態であると、前記第1変動時間決定テーブルを選択し、前記演出用表示部において前記第1演出が実行されやすい状態とする一方、前記特定遊技状態において前記図柄を前記特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづき生起させた前記特定特別遊技状態中に、遊技球の前記特別領域の通過を検出したことにもとづき生起させた特定遊技状態であると、前記第2変動時間決定テーブルを選択し、前記演出用表示部において前記特殊演出が実行されやすい状態とすることを特徴とするパチンコ機。 - 図柄を変動/確定表示可能な図柄表示部と、キャラクタによる表示演出を行うための演出用表示部とが設けられている一方、遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が通過可能な特別領域を開閉する可動部材を備えた特別可動手段が設けられ、さらに遊技に係る動作や前記図柄表示部及び前記演出用表示部における表示動作を制御する制御手段が備えられており、
前記制御手段が、所定条件の充足にもとづいて1又は複数の乱数から数値を取得すると、取得した前記数値にもとづいて前記図柄の確定表示態様及び前記図柄の変動時間を決定し、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記変動時間の経過に伴い前記図柄を所定の確定表示態様で確定表示させる一方、前記図柄の変動表示中に前記演出用表示部において所定の表示演出を行い、
さらに、前記図柄を所定の特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづいて、前記特別可動手段の前記可動部材を第1開放時間にわたり開動作させる特定特別遊技状態を生起させる一方、前記図柄を所定の非特定確定表示態様で確定表示させたことにもとづいて、前記特別可動手段の前記可動部材を前記第1開放時間よりも短い第2開放時間にわたり開動作させる非特定特別遊技状態を生起させ、
前記特定特別遊技状態若しくは前記非特定特別遊技状態中に遊技球の前記特別領域の通過を検出すると、前記図柄を前記特定確定表示態様と前記非特定確定表示態様との何れか一方で確定表示させる確率が高い特定遊技状態を生起させる一方、前記特定特別遊技状態若しくは前記非特定特別遊技状態中に遊技球の前記特別領域の通過を検出しないと、前記図柄を前記特定確定表示態様と前記非特定確定表示態様との何れか一方で確定表示させる確率が前記特定遊技状態よりも低い通常遊技状態を生起させるパチンコ機であって、
前記制御手段は、前記特定遊技状態において前記図柄を前記特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定すべく、前記乱数に対応づけられた複数種類の変動時間を有する変動時間決定テーブルとして、第1変動時間、及び該第1変動時間よりも変動時間が短い第2変動時間を有しているとともに前記第1変動時間の方を選択しやすい第1変動時間決定テーブルと、前記第1変動時間及び前記第2変動時間を有しているとともに前記第2変動時間の方を選択しやすい第2変動時間決定テーブルとを有し、さらに、前記特定遊技状態において前記図柄を前記非特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定すべく、第3変動時間を有する第3変動時間決定テーブルを有しているとともに、前記特定特別遊技状態を挟んで連続的に前記特定遊技状態が生起した回数を遊技履歴として記憶しており、さらにまた、前記第1変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出である特定演出を含んだ第1演出と、前記第2変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出であって、前記特定演出を含まない特殊演出と、前記第3変動時間での前記図柄の変動表示中における前記演出用表示部での表示演出である特定演出を含んだ第2演出とを記憶しており、
前記特定遊技状態において前記図柄を前記特定確定表示態様で確定表示させる際の前記変動時間を決定するにあたり、該特定遊技状態が、前記回数が特定数に満たない特定遊技状態であると、前記第1変動時間決定テーブルを選択し、前記演出用表示部において前記第1演出が実行されやすい状態とする一方、前記回数が前記特定数以上となる前記特定遊技状態であると、前記第2変動時間決定テーブルを選択し、前記演出用表示部において前記特殊演出が実行されやすい状態とすることを特徴とするパチンコ機。
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