JP5871429B2 - 中継システム - Google Patents
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このような構成によれば、下り信号のジッタノイズが上り信号のジッタノイズよりも大きくなることを抑制する中継システムを提供することが可能になる。
このような構成によれば、周波数帯域をより接近させることで、下り信号のジッタノイズが上り信号のジッタノイズよりも大きくなることを更に抑制することができる。
このような構成によれば、周波数帯域を同じにすることにより、下り信号のジッタノイズが上り信号のジッタノイズよりも大きくなることを更に抑制することができるとともに、上りと下りで周波数特性が近い素子を使用することができるため、素子を共通化することで製造コストを低減できる。
このような構成によれば、周波数帯域の下端が略一致することで、上りと下りで周波数特性が近い素子を使用することができるため、素子を共通化することで製造コストを低減できる。
このような構成によれば、局発信号の周波数を上り下り回線でそれぞれ任意に設定することで、ダウンコンバートされた信号が所望の周波数になるように設定することができる。
このような構成によれば、単一の周波数の局発信号を使用することで、より単純な構成で上記発明を実現出来る。
このような構成によれば、クロック信号の発生部を共用することで、装置の構成を単純にすることができる。
このような構成によれば、アップコンバートのための構成を共用することができるので、装置の構成を単純にすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る中継システムの構成例を示す図である。この図に示すように、中継システム1は、親局装置10、光ファイバ30,31、および、子局装置20を主要な構成要素としている。図1に示す第1実施形態は、中継システム1は移動体端末である携帯電話の基地局からの電波が届きにくい電波不感地帯に電波を供給するシステム(リピータシステム)として構成される。
つぎに、第1実施形態の動作について説明する。図示しない基地局から送信された下り方向の高周波信号は、親局装置10のアンテナ11によって捕捉され、ミキサ101に供給される。ミキサ101は、発振部113から供給される局発信号と高周波信号とをミキシングして出力する。図4に示すように、ミキサ101には高周波信号RF1(矩形形状の信号)と、局発信号Lo1(矢印形状の信号)とが入力され、これらの差の周波数dを下端の周波数dとする中間周波数信号IF1を得る。
図5,6は第2実施形態の構成例を示す図である。なお、これらの図において、図3,4と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。ここで、図5に示す親局装置10Aでは、図2と比較すると、PLLシンセサイザ120と発振部121が除外され、発振部113の出力がミキサ101のみならず、ミキサ131にも入力されている。それ以外の構成は、図2の場合と同様である。また、図6に示す子局装置20Aでは、図3と比較すると、PLLシンセサイザ220と発振部221が除外され、発振部210の出力がミキサ206のみならず、ミキサ222にも入力されている。それ以外の構成は、図3の場合と同様である。
つぎに、図7を参照して、第2実施形態の動作について説明する。第2実施形態では、図7に示すように、下り方向の高周波信号RF1と、上り方向の高周波信号RF2は、同じ周波数の局発信号Loによってダウンコンバートされる。なお、局発信号Loの周波数は、高周波信号RF2の帯域の上端との差dと、高周波信号RF1の帯域の下端との差dとが等しくなるように設定されている。
つぎに、図8〜11を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。図8は第3実施形態に係る中継システム1Aの構成例を示す図である。この図に示すように、第3実施形態では、親局装置10Bに対して複数の子局装置20−1〜20−n(但し、nは2以上の自然数)が光ファイバ30−1〜30−nおよび光ファイバ31−1〜31−nによって接続されている。
第3実施形態では、子局装置20−1〜20−nは、親局装置10Bのクロック部110によって生成され、送信部107によって送信信号から復元されたクロック信号に基づいて発振部221が局発信号を生成し、この局発信号に基づいてダウンコンバートを行う。このように、子局装置20−1〜20−nの全てにおいて、親局装置10Bと同期した局発信号によってダウンコンバートが行われるので、親局装置10Bでは、アップコンバート前の中間周波数信号を合成回路133によって合成することが可能になる。
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の各実施形態では、上り方向と下り方向のダウンコンバート後の中間周波数信号の周波数帯域の下端が同じになるように局発信号を設定するようにしたが、これは一例であってこのような場合のみに本発明が限定されるものではない。すなわち、本発明では、ダウンコンバートによって得られた中間周波数信号の周波数間隔が、ダウンコンバート前の信号の周波数間隔よりも狭くなるように設定されればよい。このような構成によれば、上下方向の信号の周波数差を小さくすることにより、周波数が高い側の信号のジッタノイズの発生を抑制することができる。
11 アンテナ
20,20A,20B 子局装置
21 アンテナ
30,31 光ファイバ
101,131,206,222 ミキサ
102,128,223 ローパスフィルタ
103,224 増幅部
104,225 ADC
105,124,202,226 信号処理部
106,227 パラレルシリアル変換部
107,228 送信部
108,229 光送信部
109 光分配部
110,230 クロック部
112,120,209,220 PLLシンセサイザ
113,121,210,221 発振部
123,201 光受信部
125,203 受信部
126,204 シリアルパラレル変換部
127,205 DAC
129,208 波形整形部
132,207 バンドパスフィルタ
Claims (9)
- 下り信号の周波数が上り信号の周波数より高い高周波信号を使用して通信を行う基地局と移動体端末の間で前記高周波信号の中継を行う中継システムであって、前記基地局との間で前記高周波信号を送受信する親局装置と、前記移動体端末との間で前記高周波信号を送受信する子局装置とを有する中継システムにおいて、
前記親局装置は、
前記基地局から受信した前記高周波信号をダウンコンバートしてデジタル信号化し、前記子局装置に伝送する親局側伝送手段と、
前記子局装置から受信したデジタル信号をアナログ信号化してアップコンバートし、前記基地局へ前記高周波信号として送信する親局側送信手段と、を有し、
前記子局装置は、
前記親局装置から受信したデジタル信号をアナログ信号化してアップコンバートし、前記移動体端末に前記高周波信号として送信する子局側送信手段と、
前記移動体端末から受信した前記高周波信号をダウンコンバートしてデジタル信号化し、前記親局装置に伝送する子局側伝送手段と、を有し、
前記親局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号と、前記子局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数間隔は、これらがダウンコンバートされる前の信号の周波数間隔よりも狭くなるように設定され、且つ前記親局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数を前記子局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数に寄せるように設定される、
ことを特徴とする中継システム。 - 前記親局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号と、前記子局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号はそれぞれ所定の周波数帯域を有し、前記子局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号これらの信号の周波数帯域の少なくとも一部が重複するように設定されることを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
- 前記親局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数帯域は、前記子局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数帯域と同じ帯域幅であることを特徴とする請求項2に記載の中継システム。
- 前記親局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数帯域は、前記子局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数帯域よりも広く、前記子局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号は、前記親局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数帯域内に収まるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の中継システム。
- 前記親局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数帯域の下端と、前記子局側伝送手段によってダウンコンバートされた信号の周波数帯域の下端が略一致するように設定されることを特徴とする請求項4に記載の中継システム。
- 前記親局側伝送手段と前記子局側伝送手段は、周波数が異なる局発信号を用いてダウンコンバートを行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中継システム。
- 前記親局側伝送手段と前記子局側伝送手段は、同じ周波数の局発信号であって、前記上り回線の信号と前記下り回線の信号の間の周波数の局発信号を用いてダウンコンバートを行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中継システム。
- 前記親局装置および前記子局装置におけるダウンコンバートまたはアップコンバートを行うための局発信号は、同一のクロック信号に基づいて生成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の中継システム。
- 複数の前記子局装置を有し、
前記親局装置は、前記複数の子局装置から受信したデジタル信号をアナログ信号化した後であって、アップコンバートする前に合成することを特徴とする請求項8に記載の中継システム。
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Family Applications (1)
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