JP5870947B2 - 情報処理装置、及び情報処理方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置におけるハイバネーション技術に関するものである。
従来、情報処理装置の高速起動技術として、電源遮断時に、DRAM(dynamic random access memory)等の揮発性記憶手段である主記憶部に格納されているデータを、そのまま記憶内容を示すイメージとしてフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性記憶手段である補助記憶部に記憶(退避)しておき、次回の電源供給時には上記イメージを主記憶部へ読み戻して利用することにより、起動処理を高速化するハイバネーションがある。
また、例えば下記特許文献1には、装置の動作終了時の状態を示すレジューム情報をメモリに記憶する際、前回から変化のあった情報のみからなるレジューム情報、つまり差分の情報のみからなるレジューム情報を記憶する技術が記載されている。係る技術と同様に、ハイバネーションの実施に際し、前述したイメージとして、前回のイメージから変化した部分である差分イメージのみを記憶する構成とすれば、補助記憶部へのデータ書き込み量、及びデータ書き込み回数を減少させることにより、補助記憶部の寿命が長期化できる。
特開2007−164860号公報
しかしながら、上記のように差分イメージのみを補助記憶部に記憶したとしても、情報処理装置が複数のアプリケーションプログラムを利用可能な構成においては、電源遮断時における主記憶部のイメージが前回のイメージから変化している場合が多く、補助記憶部へのデータ書き込み回数が多くなることから、補助記憶部の寿命を長期化するには自ずと限界があるという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、ハイバネーション処理に際してデータが記憶される不揮発性記憶手段の寿命のより一層の長期化を図ることが可能となる情報処理装置、及び情報処理方法、プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明においては、揮発性記憶手段及び不揮発性記憶手段を備えた情報処理装置において、電源遮断時に前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる退避手段と、電源遮断時における当該装置の動作状態が、使用者の操作に応じたデータの編集機能を有する編集プログラムが起動している第1の動作状態、又は直前の電源供給後に当該装置のシステム内容が更新されている第2の動作状態の少なくともいずれか一方である場合にのみ、前記退避手段に前記イメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる退避制御手段と、電源の再供給時に、前回の電源遮断時に前記退避手段により退避された前記イメージが前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該イメージに基づいて当該装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元する復元手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ハイバネーション処理に際してデータが記憶される不揮発性記憶手段の寿命のより一層の長期化を図ることが可能となる。
本発明に係る情報処理装置の要部を示すブロック図である。 ハイバネーションに関する処理を示したフローチャートである。 イメージ保存処理の詳細を示すフローチャートである。 イメージ復元処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における情報処理装置1の要部を示すブロック図である。情報処理装置1は、携帯電話機、スマートフォン(Smart Phone)、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ等の任意の電子機器である。
情報処理装置1は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)11と、フラッシュメモリ12、メインメモリ13、SDカード14、キー入力部15、LCD(Liquid Crystal Display)16、表示駆動部17を備えている。
フラッシュメモリ12は、例えばNANDフラッシュメモリから構成される不揮発性の記録媒体である。フラッシュメモリ12には、CPU11が情報処理装置1の制御に際して実行する各種プログラムが格納されている。各種プログラムには、ブートローダ、OS(Operating System)、情報処理装置1に予め用意されていたり、ユーザにより必要に応じてインストールされたりしたアプリケーションプログラムが含まれる。
メインメモリ13は、例えばDRAM(dynamic random-access memory)から構成されるランダムアクセス可能な揮発性の記録媒体であり、CPU11がプログラムを実行する際のワークメモリとして使用される。すなわちメインメモリ13には、CPU11がフラッシュメモリ12から読み出したプログラムや、制御時に生成された各種データが記憶される。
SDカード14は、NANDフラッシュメモリから構成される不揮発性の記録媒体であり、情報処理装置1の図示しない本体に設けられたスロットに着脱自在に装着され、入出力インターフェースを介してCPU11に接続されたカード型メモリである。
SDカード14には、情報処理装置1のユーザにより作成された各種ユーザデータが格納されている。各種ユーザデータは、例えば情報処理装置1が有する具体的な機能、すなわちフラッシュメモリ12に格納されているアプリケーションプログラムに応じたデータである。各種ユーザデータの例としては、電話帳データ、送受信されたメールデータ、静止画データ、動画データ、スケジュールデータ、文書データ、音楽データがある。
また、SDカード14には、CPU11が後述するハイバネーション処理を実行する際には、メインメモリ13の記憶内容を示すデータであるシステムイメージ(以下、単にイメージという。)や、後述する差分情報や、退避情報も記憶される。
一方、フラッシュメモリ12には、前述した各種プログラムに加え、情報処理装置1が基本となる初期状態にあるときのメインメモリ13の記憶内容を示すイメージが固定イメージとして予め格納されている。
なお、基本となる初期状態とは、例えばユーザによっていずれのアプリケーションプログラムも起動されていない状態であって、LCD16に起動直後の初期画面が表示されている状態である。
そして、SDカード14に記憶される前記差分情報は、任意の時点におけるメインメモリ13のイメージにおける前記固定イメージとの差分を示す情報である。
キー入力部15は、電源キーを含む各種の操作ボタン等によって構成され、情報処理装置1に対するユーザからの操作指示を電気信号としてCPU11に入力する。
LCD16は、カラー液晶パネルを有する表示装置であり、文字や画像を出力する。
表示駆動部17は、CPU11からの指示に従い、LCD16に表示させる文字や画像等の描画データを生成し、LCD16を駆動する。
次に、以上の構成からなる情報処理装置1が有するハイバネーション機能に関する動作について説明する。
図2は、CPU11がフラッシュメモリ12に格納されたプログラムに従い実行する主としてハイバネーションに関する処理を示したフローチャートであり、ユーザによって電源がオン操作された後の処理を示すフローチャートである。
以下説明すると、CPU11は電源オンとともに動作を開始した後、まずイメージ復元処理を行う(ステップSA1)。イメージ復元処理は、情報処理装置1の動作状態を前回の電源オフ時における特定の状態や、前述した初期状態に復元させる処理であり、係る処理により情報処理装置1の使用が可能となる。なお、イメージ復元処理の詳細については後述する。
しかる後、CPU11は、ハイバネーションに関する処理以外の他の処理を開始する(ステップSA2)。例えば任意のアプリケーションプログラムに従った処理を行う。
以後、CPU11は、上記他の処理と並行して、例えばユーザによって電源オフが要求されたか否かを逐次確認し、電源オフの要求がなければ(ステップSA3:NO)、上記他の処理を係属する。
一方、いずれかの時点で電源オフが要求されると(ステップSA3:YES)、CPU11は、直ちにイメージ保存処理を行う(ステップSA4)。
イメージ保存処理の詳細については後述するが、係る処理においてCPU11は、必要に応じ、SDカード14に、現在のメインメモリ13の記憶内容を示すイメージや、前述した差分情報をSDカード14に保存する。
そして、CPU11は、イメージ保存処理が終了した後、電源をオフし(ステップSA5)、処理を完了する。
以下、前述したステップSA1のイメージ復元処理、及びステップSA4のイメージ保存処理の詳細を説明する。
ここでは便宜上、イメージ保存処理の詳細を先に説明する。図3は、イメージ保存処理の詳細を示すフローチャートである。
イメージ保存処理においてCPU11は、まず現在(電源オフ時)の状態が、編集機能付のアプリケーションプログラムが起動中している状態(以下、編集アプリ起動状態という。)であるか否かを確認する(ステップSB1)。
ここで、現在の状態が編集アプリ起動状態であった場合(ステップSB1:YES)、CPU11は、現在のメインメモリ13のイメージをSDカード14に保存する(ステップSB2)。つまり従来のハイバネーションにおいて一般に行われているのと同様に、メインメモリ13のイメージをSDカード14に保存する。
ステップSB2の処理に際してCPU11は、SDカード14のFATパーティション上の予め決められている所定のエリアに、前記イメージを通常のファイルとして保存する。なお、所定のエリアに過去のイメージが存在する場合には、それを新たなイメージに書き換える。
さらに、CPU11は、SDカード14に、係るイメージ保存処理における処理内容を示す退避情報として、メインメモリ13のイメージを保存したことを示す値「1」を記憶する(ステップSB3)。なお、退避情報の保存先もSDカード14のFATパーティション上の予め決められているエリアである。
しかる後、CPU11はイメージ保存処理を終了し図2の前述した処理に戻る。
一方、現在の状態が編集アプリ起動状態でなければ(ステップSB1:NO)、CPU11は、さらに、直前の電源供給後に新たなアプリケーションプログラムがインストールされている状態(以下、新規インストール状態という。)であるか否かを確認する(ステップSB4)。
現在の状態が新規インストール状態である場合(ステップSB4:YES)、CPU11は、フラッシュメモリ12に格納されている固定イメージと現在のメインメモリ13のイメージとの差分を示す差分情報を取得する(ステップSB5)。
次に、CPU11は、差分情報が保存可能な保存エリアがSDカード14に存在するか否かを確認する(ステップSB6)。ここで、保存エリアは、メインメモリ13のイメージを保存するために確保されているエリアを除いたFATパーティション上の空きエリアである。
そして、CPU11は、上記の保存エリアが存在する場合には(ステップSB6:YES)、前述した差分情報をSDカード14に保存する(ステップSB7)。なお、上記の保存エリアに過去の差分情報が存在する場合には、それを新たな差分情報に書き換える。
さらに、CPU11は、差分情報を保存した旨を示す値「2」を退避情報としてSDカード14に記憶する(ステップSB8)。
これに対し、上記の保存エリアが存在しない場合(ステップSB6:NO)、CPU11は、前述したステップSB2の処理へ進み、既説したように現在のメインメモリ13のイメージをそのままSDカード14に保存した後、前記退避情報として「1」をSDカード14に記憶する(ステップSB3)。
また、上述した処理とは異なり、現在の状態が編集アプリ起動状態でなく(ステップSB1:NO)、かつ新規インストール状態でもない場合(ステップSB4:NO)、CPU11は、メインメモリ13のイメージや前述した差分情報を保存することなく、SDカード14に、前記退避情報としてイメージや差分情報の保存がない旨を示す値「0」を記憶する処理のみを行う(ステップSB9)。しかる後、CPU11はイメージ保存処理を終了し図2の前述した処理に戻る。
次に、前述したイメージ復元処理(図2のステップSA1)の詳細について説明する。図4は、イメージ復元処理の詳細を示すフローチャートである。
イメージ復元処理においてCPU11は、まず、SDカード14に記憶されている退避情報を確認し、退避情報の値が「1」であれば(ステップSC1:YES)、前回の電源オフ時にSDカード14に保存(退避)しておいたイメージを読み出してメインメモリ13に格納する(ステップSC2)。係る処理は、従来よりハイバネーションにおいて行われている一般的な電源オン時の処理と同様である。
これにより情報処理装置1は、前回電源がオフされた時点の動作状態であった編集アプリ起動状態に復帰する。しかる後、CPU11はイメージ復元処理を終了し図2の前述した処理に戻る。
一方、退避情報の値が「1」でなく(ステップSC1:NO)、「2」であれば(ステップSC3:YES)、CPU11は、まずフラッシュメモリ12から固定イメージを読み出し、それをメインメモリ13に格納する(ステップSC4)。
引き続き、CPU11は、前回の電源オフ時にSDカード14に保存しておいた差分情報を読み出し、それをメインメモリ13に先に格納した固定イメージに反映させる(ステップSC5)。
これにより情報処理装置1は、前回電源がオフされた時点の動作状態であった新規インストール状態に復元する。つまり、前回の電源オン時から電源オフ時の起動中に新たにインストールされていたアプリケーションプログラムを支障なく起動させることができる動作状態に復元する。しかる後、CPU11はイメージ復元処理を終了し図2の前述した処理に戻る。
さらに、退避情報の値が「0」であった場合(ステップSC1:NO、ステップSC3:NO)、CPU11は、通常の起動処理を行い(ステップSC6)、イメージ復元処理を終了し図2の前述した処理に戻る。つまりハイバネーション機能を使用しない所謂コールドブートを実施する。
以上説明したように本実施形態においては、電源オフ時における動作状態が編集プログラム起動状態、又は新規インストール状態の少なくともいずれか一方である状態である場合にのみ、次回の電源オン時にイメージ復元処理の高速化に使用するイメージ又は前述した差分情報をSDカード14へ書き込む。つまり上記のいずれの状態にも該当しない場合については、イメージ又は前述した差分情報のSDカード14への書き込みを行わないようにした。
これにより、ハイバネーションによるSDカード14へのデータの書き込み動作を、次回の電源オン時に高速起動の要求が高いと判断できる場合や、上記の書き込み動作が必要となる場合のみに制限することができる。つまりSDカード14へのデータの書き込み動作を必要最小限とすることができる。
その結果、SDカード14へのデータ書き込み回数を大幅に減少させることができ、各回のデータ書き込み量が多くとも、SDカード14の寿命をより一層長期化することができる。特に、本実施形態のようにSDカード14がNANDフラッシュメモリであって、データの書き込み回数が限られている構成においては、係る効果が顕著となる。
同時に、電源オフ時における動作状態が編集プログラム起動状態と新規インストール状態とのいずれにも該当しない場合については、最終的な電源の遮断に要する時間を短時間とすることができる。
また、動作状態が編集プログラム起動状態ではないが、新規インストール状態であった場合には、SDカード14に記憶するデータを前述した差分情報とし、かつ次回の起動時には、その差分情報と固定イメージとに基づいて前回の電源オフ時における動作状態、すなわち新規インストール状態を復元するようにした。
よって、メインメモリ13のイメージ(全イメージ)をSDカード14へ退避させる場合と比較し、SDカード14へのデータ書き込み量を大幅に減少させることができるため、SDカード14の寿命をさらに長期化することができる。
なお、本実施形態とは異なり、次回の電源オン時に使用するデータのSDカード14へ書き込み動作は、電源オフ時における動作状態が編集プログラム起動状態であった場合のみに限定してもよいし、動作状態が新規インストール状態であった場合のみに限定してもよい。
また、電源オフ時における動作状態が新規インストール状態であった場合にSDカード14へ書き込むデータは、無条件に、メインメモリ13の全てのイメージとしてもよい。
また、本実施形態においては、電源オフ時の動作状態が新規インストール状態である場合に、SDカード14に前記差分情報を記憶するようにした。しかし、これ以外にも電源オフ時の動作状態が、直前の電源供給後にシステム内容が更新されている特定の動作状態であれば、SDカード14に前記差分情報を記憶するようにしてもよい。
上記特定の動作状態としては、例えば直前の電源供給後にユーザによってシステムの設定内容が変更されていた状態がある。
したがって、本発明の実施に際しては、例えば電源オフ時における装置の動作状態が、直前の電源供給後にユーザによってシステムの設定内容が変更されていた状態である場合と、新規インストール状態とのうちいずれか一方であることを条件として、SDカード14に前記差分情報を書き込むようにしてもよい。
また、本実施形態のイメージ保存処理では、メインメモリ13のイメージや差分情報、及び退避情報を全てSDカード14に記憶するようにしたが、それらの記憶場所は、電源オン時に直ちにデータの読み出し可能な不揮発性の記憶媒体であれば、フラッシュメモリ12を含む任意の記憶媒体に適宜変更することができる。
一方、本実施形態においては、電源オフ時の動作状態が新規インストール状態であった場合には、常にメインメモリ13のイメージ(全イメージ)と固定イメージと差分情報をSDカード14に記憶し、かつ次回の起動時には、その差分情報と固定イメージとに基づいて新規インストール状態を復元するようにした。
しかしながら、電源オフ時の動作状態が新規インストール状態であるとき、そのときの動作状態が前回の電源オフ時のイメージ保存処理で記憶していた全イメージ(以下、前回の全イメージという。)を用いて復元された動作状態である場合については、現在のメインメモリ13のイメージ(以下、現在の全イメージという。)と、前回の全イメージとの差分情報とすることができる。
したがって、本発明の実施に際しては、前述したイメージ保存処理(図3)と、イメージ復元処理(図4)とは、以下のように変更することができる。
すなわちイメージ保存処理においては、CPU11に、ステップSB5で差分情報を取得する直前に、現在の動作状態が前回の全イメージを用いて復元された動作状態であるか否かを確認させる。
その際、現在の動作状態が前回の全イメージを用いて復元された動作状態である場合については、CPU11に、本実施形態と同様、現在の全イメージと固定イメージとの差分情報を取得させ、記憶可能な状況であれば、その差分情報を記憶させる。ただし、その場合、CPU11に退避情報として「2A」を記憶させる。
逆に、現在の動作状態が前回の全イメージを用いて復元された動作状態である場合については、CPU11に、現在の全イメージと前回の全イメージとの差分情報を取得させ、記憶可能な状況であれば、その差分情報を記憶させる。その場合、CPU11に退避情報として「2B」を記憶させる。
そして、イメージ復元処理においては、CPU11に前述したステップSC3〜SC5の処理に代えて以下の処理を行わせる。すなわち退避情報の値が「2A」であれば、CPU11に本実施形態におけるステップSC4、ステップSC5の処理、つまり固定イメージと差分情報とに基づく復元処理を行わせる。また、それとは異なり退避情報の値が「2B」であれば、CPU11に前回の全イメージと差分情報とに基づく復元処理を行わせる。
上述したように差分情報として2種類の差分情報を用いる場合であっても、電源オフ時の動作状態が、直前の電源供給後にシステム内容が更新されている特定の動作状態であるときには、いずれかの差分情報をSDカード14へ退避させることにより、現在の全イメージ退避させる場合と比較し、SDカード14の寿命を長期化することができる。
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、これらは本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。
以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
電源遮断時に揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージを不揮発性記憶手段に退避させる退避手段と、電源遮断時における当該装置の動作状態が、使用者の操作に応じたデータの編集機能を有する編集プログラムが起動している第1の動作状態、又は直前の電源供給後に当該装置のシステム内容が更新されている第2の動作状態の少なくともいずれか一方である場合にのみ、前記退避手段に前記イメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる退避制御手段と、電源の再供給時に、前回の電源遮断時に前記退避手段により退避された前記イメージが前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該イメージに基づいて当該装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元する復元手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
[請求項2]
電源遮断時における当該装置の動作状態が前記第1の動作状態に該当する否か、及び前記第2の動作状態に該当する否かを個別に確認する確認手段を備え、前記退避制御手段は、当該装置の動作状態が前記第1の動作状態である場合に、前記退避手段に、前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージの全てを前記不揮発性記憶手段に退避させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
[請求項3]
当該装置の予め決められている初期状態における前記揮発性記憶手段の記憶内容を示す固定イメージを記憶する不揮発性の固定イメージ記憶手段と、電源遮断時に、前記固定イメージ記憶手段に記憶されている固定イメージと前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージとの差分を示す差分情報を取得する差分情報取得手段とをさらに備え、前記退避制御手段は、当該装置の動作状態が前記第2の動作状態である場合に、前記退避手段に、前記差分情報取得手段により取得された差分情報を前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージとして前記不揮発性記憶手段に退避させ、前記復元手段は、電源の再供給時に、前回の電源遮断時に記憶された前記差分情報が前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該差分情報と前記固定イメージ記憶手段に記憶されている固定イメージとに基づいて当該装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
[請求項4]
前記第2の動作状態は、直前の電源供給後に新たなプログラムがインストールされている状態であることを特徴とする請求項1又は2,3記載の情報処理装置。
[請求項5]
電源遮断時に揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージを不揮発性記憶手段に退避させる工程を含む情報処理方法であって、電源遮断時における当該装置の動作状態が、使用者の操作に応じたデータの編集機能を有する編集プログラムが起動している第1の動作状態、又は直前の電源供給後に当該装置のシステム内容が更新されている第2の動作状態の少なくともいずれか一方である場合にのみ、前記イメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる工程と、電源の再供給時に、前回の電源遮断時に退避された前記イメージが前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該イメージに基づいて当該装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元する工程とを含むことを特徴とする情報処理方法。
[請求項6]
コンピュータを、電源遮断時に揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージを不揮発性記憶手段に退避させる退避手段と、電源遮断時における当該装置の動作状態が、使用者の操作に応じたデータの編集機能を有する編集プログラムが起動している第1の動作状態、又は直前の電源供給後に当該装置のシステム内容が更新されている第2の動作状態の少なくともいずれか一方である場合にのみ、前記退避手段に前記イメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる退避制御手段と、電源の再供給時に、前回の電源遮断時に前記退避手段により退避された前記イメージが前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該イメージに基づいて当該装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元する復元手段として機能させることを特徴とするプログラム。
1 情報処理装置
11 CPU
12 フラッシュメモリ
13 メインメモリ
14 SDカード
15 キー入力部
16 LCD
17 表示駆動部

Claims (6)

  1. 揮発性記憶手段及び不揮発性記憶手段を備えた情報処理装置において、
    電源遮断時に前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる退避手段と、
    電源遮断時における当該装置の動作状態が、使用者の操作に応じたデータの編集機能を有する編集プログラムが起動している第1の動作状態、又は直前の電源供給後に当該装置のシステム内容が更新されている第2の動作状態の少なくともいずれか一方である場合にのみ、前記退避手段に前記イメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる退避制御手段と、
    電源の再供給時に、前回の電源遮断時に前記退避手段により退避された前記イメージが前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該イメージに基づいて当該装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元する復元手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 電源遮断時における当該装置の動作状態が前記第1の動作状態に該当する否か、及び前記第2の動作状態に該当する否かを個別に確認する確認手段を備え、
    前記退避制御手段は、当該装置の動作状態が前記第1の動作状態である場合に、前記退避手段に、前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージの全てを前記不揮発性記憶手段に退避させる
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 当該装置の予め決められている初期状態における前記揮発性記憶手段の記憶内容を示す固定イメージを記憶する不揮発性の固定イメージ記憶手段と、
    電源遮断時に、前記固定イメージ記憶手段に記憶されている固定イメージと前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージとの差分を示す差分情報を取得する差分情報取得手段と
    をさらに備え、
    前記退避制御手段は、当該装置の動作状態が前記第2の動作状態である場合に、前記退避手段に、前記差分情報取得手段により取得された差分情報を前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージとして前記不揮発性記憶手段に退避させ、
    前記復元手段は、電源の再供給時に、前回の電源遮断時に記憶された前記差分情報が前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該差分情報と前記固定イメージ記憶手段に記憶されている固定イメージとに基づいて当該装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の動作状態は、直前の電源供給後に新たなプログラムがインストールされている状態であることを特徴とする請求項1又は2,3記載の情報処理装置。
  5. 揮発性記憶手段及び不揮発性記憶手段を備えた情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の電源遮断時における動作状態が、使用者の操作に応じたデータの編集機能を有する編集プログラムが起動している第1の動作状態、又は直前の電源供給後に当該装置のシステム内容が更新されている第2の動作状態の少なくともいずれか一方である場合にのみ、前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる工程と、
    前記情報処理装置における電源の再供給時に、前回の電源遮断時に退避された前記イメージが前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該イメージに基づいて前記情報処理装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元する工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 揮発性記憶手段及び不揮発性記憶手段を備えた情報処理装置が有するコンピュータを、
    前記情報処理装置の電源遮断時に前記揮発性記憶手段の記憶内容を示すイメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる退避手段と、
    前記情報処理装置の電源遮断時における動作状態が、使用者の操作に応じたデータの編集機能を有する編集プログラムが起動している第1の動作状態、又は直前の電源供給後にシステム内容が更新されている第2の動作状態の少なくともいずれか一方である場合にのみ、前記退避手段に前記イメージを前記不揮発性記憶手段に退避させる退避制御手段と、
    前記情報処理装置における電源の再供給時に、前回の電源遮断時に前記退避手段により退避された前記イメージが前記不揮発性記憶手段に存在する場合、当該イメージに基づいて前記情報処理装置の動作状態を前回の電源遮断時における動作状態に復元する復元手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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