JP5869633B1 - 転てつ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】転てつ機のマグネットクラッチにおいて、伝達トルクの脈動を抑えつつ、伝達トルクを増強させること。【解決手段】マグネットクラッチ300を、1)第1永久磁石部351Aと第2永久磁石部352Aとをクラッチ部材として対向させて構成した第1マグネットクラッチ部350Aと、2)第3永久磁石部353Bとヒステリシス材354Bとをクラッチ部材として対向させて構成した第2マグネットクラッチ部350Bとのハイブリッド構造とする。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道用線路の分岐器を定位/反位に転換させる転てつ機に関する。
転てつ機には、モータの焼損や内部機構への衝撃を防止するためのクラッチが設けられている。このクラッチは磁気結合式が主流であり、モータと減速歯車との間に連結されている。近年、磁石の能力が向上したため、大きなトルクのマグネットクラッチ(磁気結合式クラッチ)を小型化できるようになったことから、減速機構内にクラッチを配置する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。また、負荷の大きさに適したトルク調整を可能とする技術も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2010−36804号公報 特開2012−241438号公報
しかしながら、従来のマグネットクラッチ式の転てつ機において、伝達トルクを一層増加させることは困難であった。例えば、特許文献2に開示された転てつ機は、永久磁石とヒステリシス材とを組み合わせてマグネットクラッチを構成している。この構成であれば、スリップの度合いに関係なく一定のトルクでトルク伝達ができるが、更に伝達トルクを増加させるために磁束密度を大きくするには限界がある。勿論、単純にマグネットクラッチの大きさを大きくすれば伝達トルクを増加できるが、収容するためのスペースを確保するためには転てつ機の大型化が避けられず、従来の転てつ機のサイズに収めることは困難であった。
一方、永久磁石と永久磁石とを組み合わせてマグネットクラッチを構成する考えもある。しかし、スリップしたときに向かい合う磁石の位置ズレが生じると伝達トルクの脈動が起こる。すなわち、位置ズレが生じている過程では伝達トルクが減少し、位置ズレが無くなる(完了する)と伝達トルクが元の大きさに戻ることが繰り返されて伝達トルクが脈動する。また、伝達トルクが脈動すると、各機構部品が振動して騒音を発生させるおそれもある。永久磁石の極数を多くすれば脈動を低減できるが製作が難しく、且つコスト高騰を招く問題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みて考案されたものであり、その目的とするところは、転てつ機のマグネットクラッチにおいて、伝達トルクの脈動を抑えつつ、伝達トルクを増強させることである。
上記課題を解決するための第1の発明は、減速機構部によってモータの駆動力を減速させて動作桿の転換動力とする転てつ機であって、第1の軸方向面に配置された第1永久磁石部と、第2の軸方向面に配置された第3永久磁石部及びヒステリシス材のうちの一方のクラッチ部材とを有し、回転力を前記動作桿側に伝達する出力歯車に接続されたロータ部と、前記第3永久磁石部及び前記ヒステリシス材のうちの他方のクラッチ部材を、前記一方のクラッチ部材に対向する位置に有し、前記モータ側からの駆動力を受ける受動歯車部と、前記受動歯車部と一体に回転し、且つ、前記第1永久磁石部と対向する位置に設けられた第2永久磁石部と、を備え、前記第1永久磁石部と前記第2永久磁石部との磁気結合により第1マグネットクラッチ部が構成され、前記一方のクラッチ部材と前記他方のクラッチ部材との磁気結合により第2マグネットクラッチ部が構成される転てつ機である。
第1の発明によれば、第1永久磁石部と第2永久磁石部とをクラッチ部材とした第1マグネットクラッチ部と、第3永久磁石部とヒステリシス材とをクラッチ部材とした第2マグネットクラッチ部と、のハイブリッド構造とすることで、永久磁石部とヒステリシス材とを組み合わせたマグネットクラッチのみで構成するよりも伝達トルクを増強することができる。
また、本発明によれば、第1マグネットクラッチ部の極数を、コスト高騰を招かない程度に制限しても伝達トルクの脈動を抑制できる。すなわち、第1マグネットクラッチ部ではスリップが生じるほど回転ズレが大きくなると磁気結合が弱まる反面、第2マグネットクラッチ部では回転ズレが大きくなるほど磁気結合が強くなるため、第1マグネットクラッチ部での磁気結合の低下を補い脈動を抑制できる。
つまり、伝達トルクの脈動を抑制しつつ、伝達トルクを増強させることができる。
第2の発明は、前記第2永久磁石部を有し、前記第1永久磁石部に対する当該第2永久磁石部の間隔を変化させる方向に装着位置を調整可能に前記受動歯車部に装着された調整機構部、を更に備え、前記調整機構部の装着位置を調整することで、前記第1マグネットクラッチ部のトルクを調整可能な第1の発明の転てつ機である。
第2の発明によれば、転てつ機全体としての伝達トルクの調整が可能になる。
なお、第1マグネットクラッチ部に係る磁極の配置については、第3の発明として、前記第1永久磁石部が、前記第1の軸方向面に、円周方向に沿ってN極とS極とが交互に表れるように永久磁石が配置されて構成され、前記第2永久磁石部は、前記第1永久磁石部と同数の永久磁石が、N極とS極とが交互に前記第1永久磁石部に対向するように前記円周方向に沿って配置されて構成された、第1又は第2の発明の転てつ機を構成することができる。
あるいは、第4の発明として、前記第1永久磁石部は、前記第1の軸方向面に、円周方向に沿ってN極及びS極の一方のみが表れるように複数の永久磁石が配置されて構成され、前記第2永久磁石部は、前記第1永久磁石部と同数の永久磁石が、N極及びS極の他方のみが前記第1永久磁石部に対向するように前記円周方向に沿って配置されて構成された、
第1又は第2の発明の転てつ機を構成することができる。
また、第5の発明として、前記第1永久磁石部及び前記第2永久磁石部それぞれは、半径方向に隣接する環状配置の永久磁石数が異なるように永久磁石が多重環状に配置されて構成された、
第4の発明の転てつ機を構成することができる。
第4及び第5の発明によれば、第1マグネットクラッチ部に起因する伝達トルクの脈動を一層抑制することができる。
第1実施形態における転てつ機の内部機構の構成例を示す上面図であって、ケースの蓋を外した様子に相当する図。 第1実施形態におけるマグネットクラッチの構成例を示す拡大断面図。 マグネットクラッチのロータハウジングの構成例を示す上面図。 マグネットクラッチのロータハウジングの構成例を示す断面図。 マグネットクラッチのロータハウジングの構成例を示す下面図。 マグネットクラッチの調整機構部の構成例を示す上面図。 マグネットクラッチの調整機構部の構成例を示す断面図。 マグネットクラッチの調整機構部の構成例を示す下面図。 マグネットクラッチのロータの構成例を示す上面図。 マグネットクラッチのロータの構成例を示す側面図。 クラッチ調整工具の構成例を示す斜視外観図。 第1実施形態における転てつ機のクラッチ調整方法を説明するための図。 第1マグネットクラッチ部の構成の変形例を示す図。 第1マグネットクラッチ部の構成の変形例を示す断面図。 マグネットクラッチの構成の変形例を示す拡大断面図。 マグネットクラッチの構成の変形例を示す拡大断面図。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態における転てつ機100の内部機構の構成例を示す上面図であって、ケース101の上蓋を外し、当該ケースの内部、すなわちメンテナンス空間103が見える状態に相当する。なお、内部機構の理解を容易にするために、回路制御器、制御リレー、外部端子板等の図示を省略している。
本実施形態の転てつ機100は、ケース101の外側面(図1に向かって左側面)にモータ250を備える。モータ250の駆動軸202は、ケース101の側部を貫通して、内部に設けられた減速機構部120に接続されている。モータ250で発生された回転動力は、減速機構部120で適切なトルクに変換されて、転換鎖錠機構部140に伝達される。
減速機構部120は、例えばモータ250の駆動軸202に取り付けられたピニオンギア122と、これに噛み合う受動歯車であるベベルギア124と、当該ベベルギア124の回転軸に設けられた第1減速ギア126と噛み合う中間ギア128と、当該中間ギア128の回転軸に設けられた第2減速ギア130と噛み合う最終歯車である転換ギア132とを含んで構成される。
転換鎖錠機構部140は、減速機構部120で減速された回転動力を動作桿102の直動運動に変換するとともに、鎖錠桿104の鎖錠/解除を行う機構部であって、公知の転てつ機と同様に実現できる。
例えば、転換に関しては、転換ギア132の下面に突設された転換ローラ142と、動作桿102の動作方向と交差方向に向いて動作桿102に刻設された転換カム溝144との係合により実現される。また、鎖錠に関しては、転換ローラ142と係合する略半円状の鎖錠カム溝が刻設された第1鎖錠プレート153及び第2鎖錠プレート154が設けられ、各鎖錠プレートにはそれぞれ鎖錠桿104へ向けて延設されて貫通するロックピース155,156が延設されている。
[マグネットクラッチの説明]
図2は、本実施形態におけるマグネットクラッチの構成例を示す拡大断面図であって、図1のマグネットクラッチ300に係るA−A断面図である。なお、構造の理解を容易にするために、中間ギア128の図示を省略している。
本実施形態のマグネットクラッチ300は、減速機構部120の一部を構成している。
具体的には、マグネットクラッチ300は、
(1)モータ250側からの回転動力を受けるベベルギア124と一体で、その回転軸A1に沿って有底円柱状の内部空間を形成するロータハウジング304と、
(2)ロータハウジング304の有底円柱状内部空間の上向き開口部に回転軸A1と同軸に螺合される調整機構部340と、
(3)ロータハウジング304の内部空間で回転自在で当該クラッチ自身及びベベルギア124の回転軸を兼ねるロータ部370と、を備える。
先ず、ロータハウジング304の構成について説明する。
図3は、ロータハウジング304の上面図。図4は同断面図(図1のA−A断面)。図5は同下面図である。これらの図に示すように、ロータハウジング304は、有底円筒部305の上端開口部外周に、鍔状にベベルギア124を備える。有底円筒部305の軸はベベルギア124の回転軸と一致するように形成されており、ベベルギア124は有底円筒部305より大径に設定されている。つまり、ベベルギア124のはす歯は、有底円筒部305より外側にある。
有底円筒部305は、開口部側の大内径部306と、当該大内径部306よりも底部側で小径の小内径部308とを有する。つまり、有底円筒部305は、開口部側から底に向けて段階的に内径が縮小されており、上向きに開口する段付の有底円柱状空間を形成している。
大内径部306の内壁面には、開口端側から調整ネジ310が形成されている。この調整ネジ310は、調整機構部340の外周に設けられる調整ネジ344(図7参照)と適合する。
有底円筒部305の段付部分の開口部向きの面には、調整ネジ310に螺合された調整機構部340を、開口方向に付勢するための調整バネ360(図2参照)の一端を嵌着させるための調整バネ受け溝312が凹設されている。
小内径部308は、ロータ部370を収容するロータ収容部314となる。そして、小内径部308の底面(すなわち面方向(面の法線方向)がロータハウジング304及びロータ部370の回転軸方向の面(軸方向面))には、全体として環状平板形の第3永久磁石部353Bが固定されている。
第3永久磁石部353Bは、表裏で磁極が異なる平板扇形状の複数の永久磁石を環状に配置して構成されており、各永久磁石は、上向き(ロータハウジング304の開口部向き)の磁極をN極とS極とが円周方向に沿って交互に表れるように配置されている。例えば、厚み方向両面着磁形の扇形永久磁石を環状に配置して実現される。本実施形態では、磁極数は360°を8等分するように設けているが、磁極数は適宜設定可能である。また、第3永久磁石部353Bを、片面多極型のリング形永久磁石により構成することとしてもよい。
また、ロータハウジング304は、小内径部308の外側、大内径部306との径差部分に、ロータハウジング304と調整機構部340との相対位置を固定/解除するロック機構部320を備える。
ロック機構部320は、止めピン322と、当該止めピンを有底円筒部305の開口部方向に付勢する圧縮バネ324と、それら(止めピン322及び圧縮バネ324)を、止めピン収容部326に封入する止めピン蓋328とを備える。
止めピン322は、円柱断面のロッドの中程に拡径された顎部322bを備える。
止めピン収容部326は、ロータハウジング304の底面側からベベルギア124の回転軸と平行に形成された下向き開口の有天井円柱状の小空間である。止めピン収容部326の中心軸は、ベベルギア124の回転軸(ロータハウジング304の中心軸でもある)から距離Lだけ外側に設定される。
止めピン収容部326の天井部分には、天井面の内径より小径のピン先端挿通孔326aが有底円筒部305の段付部分に貫通する。ピン先端挿通孔326aの中心軸も、ベベルギア124の回転軸、すなわちロータハウジング304の中心軸から距離Lだけ外側となる。このピン先端挿通孔326aの内径は、止めピン322の先端部分322aが遊嵌可能に設定されているが、止めピン322の顎部322bの径よりは小さく設定されている。また、止めピン収容部326の下端開口部には、止めピン蓋328をネジ込みできるようにネジが切ってある。
止めピン蓋328は、止めピン収容部326の下端開口部から、止めピン322及び圧縮バネ324が抜けるのを防止するために螺合される蓋である。その中央には、止めピン322の下端部分322cが挿通するピン下端挿通孔328aが設けられている。
ロック機構部320の組み立ては、止めピン収容部326に、止めピン322の先端部分322aを上に向けて挿入し、次いで圧縮バネ324を挿入し、最後に止めピン蓋328をねじ込んで成される。組み立てられた状態では、止めピン322の先端部分322aはピン先端挿通孔326aに遊嵌し、ロータハウジング304の開口部向き、つまり上向きに突出する。止めピン322の下端部分322cは、止めピン蓋328のピン下端挿通孔328aに遊嵌し、ピン先端挿通孔326aの遊嵌と相まって止めピン322の倒れを規制しつつガイドする機能を果たす。
圧縮バネ324は、止めピン322の顎部322bと、止めピン蓋328との間に圧縮状態で収容され、止めピン322を上向き、すなわち調整ネジ310にネジ込まれる調整機構部340の方向へ付勢する。但し、止めピン322の顎部322bが止めピン収容部326の天井に当接するので、止めピン322の先端部分322aは、有底円筒部305の内部には規定長さ以上には突出しない。
次に、調整機構部340について説明する。
図6〜図8は、それぞれ調整機構部340の上面図、断面図(図1のA−A断面)、下面図である。
図7に示すように、調整機構部340は、円板状の基板342の外周側面にロータハウジング304の調整ネジ310に適合する調整ネジ344を備え、基板342の中心軸に沿ってロータ部370の軸の上部が挿通するロータ軸挿通孔346が貫通されている。
また、図6に示すように、基板342の中心軸に対して半径rの同心円状に、止めピン322の先端部分322aが挿通できる複数の止めピン孔348が貫通されている。本実施形態では、基板342の中心軸周りに45°刻みで止めピン孔348を設けているが、設置数、設置角度はこれに限らず適宜設定することができる。なお、半径rは、止めピン収容部326及びそのピン先端挿通孔326aと、ロータハウジング304の中心軸との距離L(図4参照)と一致する。
そして、基板342の下面には、全体として環状平板形の第2永久磁石部352Aが固定されている。
図7や図8に示すように、第2永久磁石部352Aは、表裏で磁極が異なる平板扇形状の複数の永久磁石を環状に配置して構成されており、各永久磁石は、下向き(ロータハウジング304に装着した場合に下向き)の磁極をN極とS極とが円周方向に沿って交互に表れるように配置されている。例えば、厚み方向両面着磁形の扇形永久磁石を環状に配置して実現される。本実施形態では、磁極数は360°を8等分するように設けているが、磁極数は適宜設定可能である。また、第2永久磁石部352Aを、片面多極型のリング形永久磁石により構成することとしてもよい。
また、基板342の下面、第2永久磁石部352Aの外周部には、調整バネ受け溝345が凹設されている。調整バネ受け溝345は、調整ネジ310に螺合された調整機構部340を開口方向に付勢するための調整バネ360の上端部が嵌着される。
次に、ロータ部370について説明する。
図9〜図10は、本実施形態におけるロータ部370の構成例を示す図であって、前者は上面図、後者は側面図に相当する。
本実施形態のロータ部370は、回転軸本体部372の中央付近に、当該回転軸本体部よりも径が大きい拡径部374を備える。
回転軸本体部372は、ケース101のケース筐体90に固定されたベアリング92(図2参照)に嵌合し上下に枢支される円柱体である。拡径部374を境にして、回転軸本体部372の上側には、キー溝372aが設けられるとともに段付372bが設けられている。この段付372bには、第1減速ギア126が突き当てられて、キー96を用いて固定される(図2参照)。
一方、拡径部374の外径は、ロータハウジング304のロータ収容部314(図4参照)の内径よりも小さく設定されている。そして、その上側の軸方向面(第1の軸方向面)に、環状平板形の第1永久磁石部351Aが磁界を上向きに固定され、拡径部374の下側の軸方向面(第2の軸方向面)には、環状平板形のヒステリシス材354Bが固定されている。第1永久磁石部351Aおよびヒステリシス材354Bの外径は、拡径部374のそれよりも小さく設定されている。
第1永久磁石部351Aは、表裏で磁極が異なる平板扇形状の複数の永久磁石を環状に配置して構成されており、各永久磁石は、上向きの磁極をN極とS極とが円周方向に沿って交互に表れるように配置されている。例えば、厚み方向両面着磁形の扇形永久磁石を環状に配置して実現される。本実施形態では、磁極数は360°を8等分するように設けているが、磁極数は適宜設定可能である。また、第1永久磁石部351Aを、片面多極型のリング形永久磁石により構成することとしてもよい。
[組み立て手順の説明]
次に、マグネットクラッチ300の組み立て及び転てつ機への組み付け手順について説明する。尚、ロータハウジング304には、ロック機構部320が予め組み付けられているものとする。また、ロータ部370には、第1減速ギア126は組み付けられていないものとする。
(手順1)ロータハウジング304のロータ軸受部316(図4参照)に、ロータ部370のキー溝372aの無い側の回転軸本体部372(図10参照)を差し込む。
(手順2)調整バネ360(図7参照)を、ロータハウジング304の調整バネ受け溝312(図4参照)に嵌め込む。
(手順3)調整機構部340のロータ軸挿通孔346(図7参照)に、ロータ部370のキー溝372aのある回転軸本体部372を通しつつ、調整機構部340をロータハウジング304の調整ネジ310にネジ込む。このとき、調整機構部340をロータハウジング304に相対回転させると、止めピン孔348が止めピン322の上方に達する都度、止めピン322が止めピン孔348に挿入され、調整機構部340とロータハウジング304との相対位置関係を固定する。もし、調整機構部340のネジ込みを続けたい場合には、止めピン孔348に挿入されている止めピン322を押し込みつつ、調整機構部340を回すことでネジ込みを継続できる。調整機構部340を適当なところまでネジ込むと、マグネットクラッチ300が組み立てられたことになる。
(手順4)ロータ軸受部316(図4参照)から突出したロータ部370の回転軸本体部372の先端を、下側のケース筐体90のベアリング92(図2参照)に嵌合させる。
(手順5)キー溝372aにキー96を入れ、第1減速ギア126をロータ部370に固定する。これに伴い、中間ギア128なども適宜組み付ける。
(手順6)着脱自在な上側のケース筐体90の梁部91を、当該梁部に予め嵌着されているベアリング92にロータ部370の回転軸本体部372の上端を嵌合させるようにして取り付ける。
すると、図2で示すように、マグネットクラッチ300が、転てつ機100に組み付けられた状態となる。
この状態では、止めピン322が調整機構部340の何れかに突入して回り止めとして機能し、調整機構部340とロータハウジング304が連結され一体となる。第1永久磁石部351Aと第2永久磁石部352Aとは、回転軸A1の軸方向に可変距離D1だけ離して対向配置される。すなわち、第1永久磁石部351Aと第2永久磁石部352Aとにより、永久磁石同士をクラッチ部材として対向させた第1マグネットクラッチ部350Aが構成される。
一方、第3永久磁石部353Bとヒステリシス材354Bもまた回転軸A1の軸方向に所定距離D3だけ離して対向配置され、永久磁石とヒステリシス材とをクラッチ部材として対向させる第2マグネットクラッチ部350Bが構成される。
そして、駆動軸202が回転すれば、ピニオンギア122と噛み合うベベルギア124が受動される。ベベルギア124と一体のロータハウジング304、及びこれに止めピン322により回り止めされている調整機構部340が、クラッチの回転軸A1で一体となって回転する。すると、第1マグネットクラッチ部350Aと第2マグネットクラッチ部350Bとにより、ロータハウジング304および調整機構部340を回転させるトルクがロータ部370に伝達される。すなわち、モータ250より出力された回転力は第1減速ギア126を介して減速機構部120の他のギアへ伝搬され、転換鎖錠動作に利用される。
本実施形態によれば、第1永久磁石部351Aと第2永久磁石部352Aとをクラッチ部材とした第1マグネットクラッチ部350Aと、第3永久磁石部353Bとヒステリシス材354Bとをクラッチ部材とした第2マグネットクラッチ部350Bとのハイブリッド構造とすることで、永久磁石とヒステリシス材とを組み合わせたマグネットクラッチのみで構成する従来のマグネットクラッチよりも伝達トルクを増強することができる。
また、第1マグネットクラッチ部350Aによる伝達トルクの脈動を抑制することができる。すなわち、第1マグネットクラッチ部350Aではスリップが生じて回転ズレが大きくなると磁気結合が弱まる反面、第2マグネットクラッチ部350Bでは回転ズレが大きくなるほど磁気結合が強くなるため、第1マグネットクラッチ部350Aでの磁気結合の低下を補い脈動を抑制できる。つまり、伝達トルクの脈動を抑制しつつ、伝達トルクを増強させることができる。
[マグネットクラッチの調整方法の説明]
次に、マグネットクラッチ300の調整方法について説明する。
図11は、クラッチ調整工具400の構成例を示す斜視外観図である。
クラッチ調整工具400は、丸棒状の工具であって、一端から順に、先端部402と、突き当て部404と、把持部406とを備える。先端部402は、止めピン孔348と嵌合するのに適当な直径と、少なくとも止めピン孔348の深さ以上の長さを有する。突き当て部404は、先端部402よりも径が大きい。把持部406は、調整作業者が握る部位である。
では、具体的な調整作業について説明する。
調整作業者は、先ずケース101の上蓋を外してメンテナンス空間103を確保する(図1参照)。メンテナンス空間103に露出した調整機構部340の止めピン孔348の何れかには、止めピン322が下から突入した状態になっている。そこで、図12に示すように、クラッチ調整工具400の先端部402を、止めピン322が挿入されている止めピン孔348に向けて、圧縮バネ324が止めピン322を押し上げる付勢力に抗するように上方から差し込む。この際、クラッチ調整工具400の突き当て部404に、調整機構部340の上面が突き当って工具が固定される。すると、止めピン322は押し戻されて止めピン孔348から抜けるので、調整作業者は、クラッチ調整工具400を握ったまま、クラッチの回転軸A1を中心にして時計回り又は反時計回りに回す。
クラッチ調整工具400を回すと、押し戻された止めピン322は、クラッチ調整工具400の先端部402から離れ、再び圧縮バネ324の付勢力により上方へ突出するが、調整機構部340の下面に突き当たる。クラッチ調整工具400を回し、調整機構部340が調整ネジ310に沿って回る間、止めピン322は調整機構部340の下面に突き当たったまま滑るので、回り止めとしては機能しない。しかし、やがて次の止めピン孔348が、止めピン322の上方に到達すると、当該次の止めピン孔348に止めピン322が突入し、再び回り止めとして機能する。もし、調整機構部340を更に回転させたければ、クラッチ調整工具400を抜いて、現在止めピン322が突入している止めピン孔348に差し込み直して、再び回り止めを解除してクラッチ調整工具400を回す。
結果、調整機構部340は、調整ネジ310によってロータハウジング304に対して上方又は下方に平行移動する。これに伴い第1永久磁石部351Aと第2永久磁石部352Aとの相対位置が平行移動し距離D1が増減する。つまり、第1永久磁石部351Aと第2永久磁石部352Aとの磁気結合力が変化し、第1マグネットクラッチ部350Aによる伝達トルクの大きさが変更される。
これに対して、第2マグネットクラッチ部350Bでは、第3永久磁石部353Bとヒステリシス材354Bとの距離は変化しない。つまり、第1マグネットクラッチ部350Aで生じる伝達トルクの脈動を抑制する効果はクラッチ調整の影響を受けない。
〔変形例〕
以上、本発明を適用した実施形態について説明したがこれに限定されるものではなく、適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。
例えば、第1永久磁石部351A、第2永久磁石部352A、第3永久磁石部353Bを複数の永久磁石を配置して形成する場合、隣接する永久磁石同士を直接当接させるとしてもよいが、永久磁石の間に適宜樹脂スペーサ等を挟んで連結する構成としてもよい。
また、第1永久磁石部351Aおよび第2永久磁石部352Aにおける磁極の配置はN極とS極を交互としたがこれに限らない。
例えば、図13は、第1マグネットクラッチ部350Aの変形例を示す図であって、
(1)断面図、(2)第2永久磁石部352Aの断面図、(3)第2永久磁石352Aの下面図すなわち対向面図、(4)第1永久磁石部351Aの断面図、(5)第1永久磁石部351Aの上面図すなわち対向面図、である。
これらに示すように、第1永久磁石部351Aを、円周方向に沿ってN極及びS極の一方のみが表れるように複数の永久磁石を配置して構成し、第2永久磁石部352Aを、第1永久磁石部351Aと同数の永久磁石が、N極及びS極の他方のみが第1永久磁石部351Aに対向するように円周方向に沿って配置した構成とすることもできる。この場合、第1マグネットクラッチ部350Aにおける伝達トルクの脈動を低減する効果が期待できる。なお、第1永久磁石部351A及び第2永久磁石部352Aは、それぞれ1つの筒状永久磁石(環状永久磁石)で構成しても良いし、厚さ方向に着磁された扇形永久磁石を複数個環状に連結させて構成することとしてもよい。後者の場合、隣接する永久磁石同士を直接当接させるとしてもよいが、永久磁石の間に適宜樹脂スペーサ等を挟んで連結する構成としてもよい。
また、図14は、第1マグネットクラッチ部350Aの変形例を示す図であって、
(1)断面図、(2)第2永久磁石部352Aの断面図、(3)第2永久磁石352Aの下面図すなわち対向面図、(4)第1永久磁石部351Aの断面図、(5)第1永久磁石部351Aの上面図すなわち対向面図、である。
これらに示すように、第1永久磁石部351A及び第2永久磁石部352Aそれぞれを、半径方向に隣接する環状配置の永久磁石数が異なるように永久磁石を多重環状に配置して構成することもできる。
図13及び図14の構成によれば、第1マグネットクラッチ部350Aによる伝達トルクの脈動を一層低減することが期待できる。
また、第2マグネットクラッチ部350Bについては、例えば図15に示すように、第3永久磁石部353Bとヒステリシス材354Bとで取り付け位置を交換するとしてもよい。つまり、第3永久磁石部353Bをロータ部370に設けて、ヒステリシス材354Bをロータハウジング304に設けるとしてもよい。
また、上記実施形態では、第1マグネットクラッチ部350Aの伝達トルクを調整可能とする構成としたが、図16に示すように、第1マグネットクラッチ部350Aの伝達トルクは固定とし、第2マグネットクラッチ部350Bの伝達トルクを調整可能とする構成も可能である。
100…転てつ機
122…ピニオンギア
124…ベベルギア
155,156…ロックピース
202…駆動軸
250…モータ
300…マグネットクラッチ
304…ロータハウジング
305…有底円筒部
306…大内径部
308…小内径部
310…調整ネジ
312…調整バネ受け溝
314…ロータ収容部
316…ロータ軸受部
320…ロック機構部
322…止めピン
322a…先端部分
322b…顎部
322c…下端部分
324…圧縮バネ
326…止めピン収容部
326a…ピン先端挿通孔
328…止めピン蓋
328a…ピン下端挿通孔
340…調整機構部
342…基板
344…調整ネジ
346…ロータ軸挿通孔
348…止めピン孔
350A…第1マグネットクラッチ部
350B…第2マグネットクラッチ部
351A…第1永久磁石部
352A…第2永久磁石部
353B…第3永久磁石部
354B…ヒステリシス材
355…永久磁石
360…調整バネ
370…ロータ部
400…クラッチ調整工具

Claims (2)

  1. 減速機構部によってモータの駆動力を減速させて動作桿の転換動力とする転てつ機であって、
    第1の軸方向面に配置され第3永久磁石部及びヒステリシス材のうちの一方のクラッチ部材と、第2の軸方向面に配置された第1永久磁石部とを有し、回転力を前記動作桿側に伝達する出力歯車に接続されたロータ部と、
    第2永久磁石部を、前記第1永久磁石部に対向する位置に有し、前記モータ側からの駆動力を受ける受動歯車部と、
    前記第3永久磁石部及び前記ヒステリシス材のうちの他方のクラッチ部材を前記一方のクラッチ部材に対向する位置に有し、前記一方のクラッチ部材に対する当該他方のクラッチ部材の間隔を変化させる方向に装着位置を調整可能に前記受動歯車部に装着された調整機構部と、
    を備え、前記第1永久磁石部と前記第2永久磁石部との磁気結合により第1マグネットクラッチ部が構成され、前記一方のクラッチ部材と前記他方のクラッチ部材との磁気結合により第2マグネットクラッチ部が構成され、前記調整機構部の装着位置を調整することで、前記第2マグネットクラッチ部のトルクを調整可能な転てつ機。
  2. 前記第1永久磁石部は、前記第1の軸方向面に、円周方向に沿ってN極及びS極の一方のみが表れるように複数の永久磁石が多重環状に配置されて構成され、
    前記第2永久磁石部は、前記第1永久磁石部と同数の永久磁石が、N極及びS極の他方のみが前記第1永久磁石部に対向するように前記円周方向に沿って多重環状に配置されて構成され
    前記第1永久磁石部及び前記第2永久磁石部それぞれは、半径方向に隣接する環状配置において、永久磁石の周方向隣接位置が異なるように永久磁石が配置されて構成された、
    請求項に記載の転てつ機。
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