JP5868297B2 - 冷蔵庫および冷蔵庫の制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、冷蔵庫および冷蔵庫の制御方法に関し、特に、自動製氷機能を有する冷蔵庫および冷蔵庫の制御方法に関する。
自動製氷機能を有する冷蔵庫が知られている。このような冷蔵庫では、冷蔵室に配された給水タンクから製氷室内に設けられた製氷皿へ水を供給する給水動作が行われる。そして、製氷皿に供給された水を冷気によって冷却する冷却動作が行われる。その後、製氷皿で作られた氷を貯氷ケースへ移す離氷動作が行われる。以上のような製氷動作が繰り返されることによって、自動的に氷が作られる。
たとえば、特開平9−79721号公報(特許文献1)は、自動製氷装置付き冷蔵庫を開示している。この冷蔵庫では、給水タンクに水が無い給水待機状態において冷蔵室の扉の開閉動作が検出されると、開閉動作が行われた後に製氷部へ水を供給する給水動作が行われる(特許文献1参照)。
特開平9−79721号公報
上記のような冷蔵庫において、製氷皿への給水動作が行われる前後における製氷皿の温度変化に基づいて、製氷皿に水が供給されたか否かの判定が行われている。そして、製氷皿に水が供給されたときは、冷却動作の後に離氷動作が行われる。
しかしながら、冷蔵庫への通電の開始直後においては、冷却動作および離氷動作が行われていないので、製氷皿に水があるか否かを把握することができない。このとき、製氷皿に水がある可能性があるため、直ちに給水動作を開始することができない。よって、上記のように給水動作が行われる前後における製氷皿の温度変化に基づいて、製氷皿に水が供給されたか否かの判定を行うことができない。そのため、製氷皿に過剰な水が供給されないように、製氷皿に水があるか否かに拘わらず、製氷皿に水があるものと仮定して初回の製氷動作が行われる。
すなわち、通電が開始されてから初回の製氷動作が開始されるときには、給水動作は行われない。よって、冷蔵庫への通電の開始直後に製氷皿に水がない場合は、初回の製氷動作で氷が作られない。このため、通電が開始されてから初回の製氷が完了するまでに時間を要する。この点につき、上記公報に開示された冷蔵庫では、特に検討されていない。
それゆえに、この発明の目的は、自動製氷機能を有する冷蔵庫において、通電が開始されてから初回の製氷が完了するまでに要する時間を短縮する冷蔵庫を提供することである。
また、この発明の別の目的は、自動製氷機能を有する冷蔵庫において、通電が開始されてから初回の製氷が完了するまでに要する時間を短縮する冷蔵庫の制御方法を提供することである。
この発明によれば、冷蔵庫は、製氷室と、製氷皿と、給水部と、第1の温度センサと、第2の温度センサと、制御装置とを備える。製氷皿は、製氷室の内部に設けられ、水から氷を作製する。給水部は、製氷皿へ水を供給する。第1の温度センサは、製氷皿の温度を検出する。第2の温度センサは、製氷室の室内温度を検出する。制御装置は、冷蔵庫への通電が開始されたときに、第1の温度センサによって検出された製氷皿の温度と、第2の温度センサによって検出された製氷室の室内温度との比較結果に基づいて、給水部による製氷皿への水の供給を制御する。
好ましくは、制御装置は、製氷皿の温度と製氷室の室内温度との差がしきい値よりも小さいときに、製氷皿へ水を供給するように給水部を制御する。
好ましくは、制御装置は、製氷皿の温度と製氷室の室内温度との差が第1のしきい値よりも小さく、かつ、製氷室の室内温度が第2のしきい値よりも高いときに、製氷皿へ水を供給するように給水部を制御する。
好ましくは、制御装置は、製氷皿の温度の変化量と、製氷室の室内温度の変化量との差がしきい値よりも小さいときに、製氷皿へ水を供給するように給水部を制御する。
好ましくは、制御装置は、製氷皿の温度の変化量と、製氷室の室内温度の変化量との差が第1のしきい値よりも小さく、かつ、製氷室の室内温度が第2のしきい値よりも高いときに、製氷皿へ水を供給するように給水部を制御する。
また、この発明によれば、冷蔵庫の制御方法は、製氷室と、製氷皿と、給水部と、第1の温度センサと、第2の温度センサとを備える冷蔵庫の制御方法である。製氷皿は、製氷室の内部に設けられ、水から氷を作製する。給水部は、製氷皿へ水を供給する。第1の温度センサは、製氷皿の温度を検出する。第2の温度センサは、製氷室の室内温度を検出する。制御方法は、製氷皿の温度および製氷室の室内温度を第1および第2の温度センサによってそれぞれ検出するステップと、冷蔵庫への通電が開始されたときに、製氷皿の温度と製氷室の室内温度との比較結果に基づいて、給水部による製氷皿への水の供給を制御するステップとを含む。
この発明においては、冷蔵庫への通電が開始されたときに、製氷皿の温度と製氷室の室内温度との比較結果に基づいて、給水部による製氷皿への水の供給が制御される。これにより、製氷皿の温度と製氷室の室内温度との比較結果に基づいて、製氷皿に水があるか否かを判定することができる。そして、製氷皿に水がないと判定された場合は、直ちに給水動作を開始することができる。したがって、この発明によれば、自動製氷機能を有する冷蔵庫において、通電が開始されてから初回の製氷が完了するまでに要する時間を短縮する冷蔵庫を提供することができる。
この発明の実施の形態1に従う冷蔵庫を示す概略図である。 比較例による冷蔵庫の制御装置が実行する製氷制御に関する処理の制御構造を示すフローチャートである。 図1に示す制御装置の製氷制御に関する機能ブロック図である。 図1に示す制御装置が実行する製氷制御に関する処理の制御構造を示すフローチャートである。 図4に示すフローチャートのステップS12により実行される製氷皿の状態検出処理のフローチャートである。 この発明の実施の形態2に従う製氷皿の状態検出処理のフローチャートである。 この発明の実施の形態3に従う製氷皿の状態検出処理のフローチャートである。 この発明の実施の形態4に従う製氷皿の状態検出処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う冷蔵庫を示す概略図である。図1を参照して、冷蔵庫100には、上部に冷蔵室1、その下に野菜室2と製氷室3が順に設けられる。冷蔵庫100は、給水部20と、製氷部30と、貯氷ケース40と、制御装置50とを備える。
冷蔵室1、野菜室2、および製氷室3の前面には、それぞれ、扉11、扉12、および扉13が開閉可能に設けられる。冷蔵庫100の背面側に設けられた圧縮機、蒸発器、および凝縮器が順次接続してなされる冷凍サイクルおよび冷却循環用ファンモータ(いずれも不図示)によって、冷蔵室1、野菜室2、および製氷室3は、冷却される。製氷室3は、室内温度が氷点以下になるように冷却される。
給水部20は、製氷部30へ製氷用の水を供給する。給水部20は、給水タンク21と、給水パイプ22と、給水ポンプ23と、ヒータ24とを含む。
給水タンク21は、冷蔵室1の内部に設けられる。給水タンク21は、製氷用の水を貯留する。給水タンク21は、冷蔵室1に対して着脱自在に設けられる。給水タンク21に水を補給する際に、ユーザは、扉11を開いて給水タンク21を冷蔵室1から取り出すことができる。扉11の開閉動作は、扉センサ14によって検知される。扉センサ14は、扉11の開閉状態を示す信号SDを制御装置50へ出力する。扉センサ14は、たとえば、スイッチである。
給水パイプ22は、給水タンク21に貯留された水を製氷部30へ送るためのパイプである。給水パイプ22の一方端は、給水タンク21へ接続され、給水パイプ22の他方端は、製氷部30の上方に配置される。
給水ポンプ23は、給水パイプ22の配管経路上に設けられる。給水ポンプ23は、給水タンク21から水を吸引し、吸引した水を製氷部30へ送出する。給水ポンプ23は、制御装置50から受ける信号PIによって制御される。
ヒータ24は、給水パイプ22に接するように設けられる。ヒータ24が作動することによって、給水パイプ22内の水が凍結することを防止できる。なお、ヒータ24は、給水タンク21の近傍に設けられてもよい。この場合、給水タンク21内の水が凍結することを防止できる。
製氷部30は、給水部20から供給された水を用いて氷を作製する。製氷部30は、製氷皿31と、モータ32と、温度センサ33,34とを含む。
製氷皿31は、製氷室3の内部に設けられる。製氷皿31は、給水部20から供給された水を貯留する。製氷皿31に貯留された水は、冷気によって冷却されて氷となる。製氷皿31には、開口部が形成される。製氷皿31は、開口部の向きが上下方向に反転するように支持される。
モータ32は、製氷皿31に接続され、製氷皿31の開口部の向きを調整する。モータ32は、制御装置50から受けた信号MIによって制御される。制御装置50は、製氷皿31に水を供給する給水動作が行われる際には、製氷皿31の開口部が上方を向くようにモータ32を制御する。給水動作においては、製氷皿31の開口部が上方を向いているので、給水パイプの他方端から送出された水は、製氷皿31に貯留される。制御装置50は、製氷皿31から氷を離す離氷動作が行われる際には、製氷皿31の開口部が下方を向くようにモータ32を制御する。離氷動作においては、製氷皿31の開口部が下方を向いているので、製氷皿31の氷は、重力によって製氷皿31から離れて落下する。
温度センサ33は、製氷皿31の温度を検出するためのセンサである。温度センサ33は、製氷皿31の下面に設けられる。温度センサ33は、製氷皿31の温度Ttを示す信号を制御装置50へ出力する。温度センサ34は、製氷室3の室内温度を検出するためのセンサである。温度センサ34は、製氷室3の室内に設けられる。温度センサ34は、製氷室3の室内温度Trを示す信号を制御装置50へ出力する。温度センサ33,34は、たとえば、サーミスタである。なお、温度センサ33,34は、熱電対等であってもよい。
貯氷ケース40は、製氷部30で作られた氷41を貯えるためのものである。貯氷ケース40は、製氷室3内において、製氷皿31の下方に配置される。
制御装置50は、冷蔵庫100の冷却状態および製氷動作を制御する。制御装置50は、圧縮機および冷却循環用ファンモータの動作を制御することによって、冷蔵庫100の庫内温度を所望の温度に調整する。制御装置50は、冷蔵庫100への通電が開始されると、給水部20および製氷部30の動作を制御することによって、自動的に氷を作製する製氷制御を実行する。冷蔵庫100への通電の開始とは、冷蔵庫100のコンセントが電源に接続されること、停電が解消することによって冷蔵庫100への電力供給が再開されること、冷蔵庫100に設けられたスイッチの操作によって冷蔵庫100の運転が開始されること等である。
本発明が適用されない比較例による冷蔵庫では、製氷皿への給水動作が行われる前後における製氷皿の温度変化に基づいて、製氷皿に水が供給されたか否かの判定が行われている。そして、製氷皿に水が供給されたときは、冷却動作の後に離氷動作が行われる。
しかしながら、冷蔵庫への通電の開始直後においては、冷却動作および離氷動作が行われていないので、製氷皿に水があるか否かを把握することができない。このとき、製氷皿に水がある可能性があるため、直ちに給水動作を開始することができない。よって、上記のように給水動作が行われる前後における製氷皿の温度変化に基づいて、製氷皿に水が供給されたか否かの判定を行うことができない。
そのため、製氷皿に過剰な水が供給されないように、製氷皿に水があるか否かに拘わらず、製氷皿に水があるものと仮定して初回の製氷動作が行われる。よって、冷蔵庫への通電が開始されたときに製氷皿に水がない場合は、初回の製氷動作で氷が作られない。この場合、通電が開始されてから初回の製氷が完了するまでに時間を要する。以下、比較例による製氷制御について説明する。
図2は、比較例による冷蔵庫の制御装置が実行する製氷制御に関する処理の制御構造を示すフローチャートである。なお、図2および図4〜図8に示されるフローチャート中の各ステップについては、制御装置50に予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出されて、所定周期もしくは所定の条件が成立したことに応答して実行されることによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図2を参照して、制御装置50は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)10において、冷蔵庫100への通電が開始される。続いてS20において、制御装置50は、製氷皿31の温度Ttがしきい値T1よりも低いか否かを判定する。温度Ttがしきい値T1以上であると判定された場合は(S20にてNO)、制御装置50は、温度Ttがしきい値T1よりも低くなるまで待機する。なお、しきい値T1は、製氷皿31の水が氷になったことを判定するための値である。
温度Ttがしきい値T1よりも低いと判定された場合は(S20にてYES)、温度Ttがしきい値T1よりも低い状態が所定時間継続したか否かを判定する(S30)。温度Ttがしきい値T1よりも低い状態が所定時間継続していないと判定された場合は(S30にてNO)、制御装置50は、温度Ttがしきい値T1よりも低い状態が所定時間継続するまで待機する。なお、所定時間は、製氷皿31内の水の全てが氷となったことを判定するための時間である。このように所定時間を用いることで、製氷皿31内の水の全てが氷となったことを確実に判定することができる。
温度Ttがしきい値T1よりも低い状態が所定時間継続したと判定された場合は(S30にてYES)、離氷動作を実行する(S40)。具体的には、制御装置50は、製氷皿31の開口部が下方を向くようにモータ32を制御する。製氷皿31の開口部が下方を向くと、製氷皿31の氷は、重力によって貯氷ケース40内に落下する。
続いてS50において、制御装置50は、給水動作を実行する。具体的には、制御装置50は、製氷皿31の開口部が上方を向くようにモータ32を制御した後に、給水ポンプ23を作動させる。給水ポンプ23が作動すると、給水タンク21から製氷皿31へ水が供給される。
続いてS60において、制御装置50は、製氷皿31へ実際に水が供給されたか否かを判定する。具体的には、制御装置50は、給水動作の前後における製氷皿31の温度Ttの変化量が所定値よりも大きい場合は、製氷皿31へ実際に水が供給されたと判定する。制御装置50は、製氷皿31の温度Ttの変化量が所定値以下の場合は、製氷皿31へ実際に水が供給されていないと判定する。
製氷皿31へ実際に水が供給されたと判定された場合は(S60にてYES)、制御装置50は、処理をS20へ戻す。なお、製氷皿31へ実際に水が供給されたか否かの判定は、給水動作が完了してから所定時間経過後に行ってもよい。所定時間は、温度Ttが安定するまでの時間である。この場合、温度Ttが安定するので、より確実に判定を行うことができる。
製氷皿31へ実際に水が供給されないと判定された場合は(S60にてNO)、制御装置50は、製氷動作を中断する(S70)。このように、製氷皿31へ実際に水が供給されない場合は、制御装置50は、給水タンク21の水がなくなったと判断し、製氷動作を中断することによって消費電力を抑制する。
続いてS80において、制御装置50は、扉センサ14からの信号SDに基づいて、冷蔵室1の扉11の開閉動作が行われた否かを判定する。冷蔵室1の扉11の開閉動作が行われたと判定された場合は(S80にてYES)、制御装置50は、給水タンク21に水が補給された可能性があると判断し、処理をS20へ戻して製氷動作を再開する。冷蔵室1の扉11の開閉動作が行われないと判定された場合は(S80にてNO)、制御装置50は、冷蔵室1の扉11の開閉動作が行われるまで待機する。
以上のように、比較例による冷蔵庫では、S10にて冷蔵庫100への通電が開始されると、製氷皿31に水があるか否かに拘わらず、S20,S30にて冷却動作が行われる。よって、冷蔵庫100への通電が開始されたときに製氷皿31に水がない場合は、初回の製氷動作で氷が作られない。すなわち、製氷皿31に水がない場合は、S10からS40までの処理で時間を浪費することとなる。このため、冷蔵庫100への通電が開始されてから氷が得られるまでに時間を要する。
そこで、本実施の形態では、冷蔵庫100への通電が開始されたときに、温度Ttとともに温度Trを参照することによって、製氷皿31に水があるか否かが判定される。通電開始直後においては、冷蔵庫100の庫内が十分に冷却されていないので、温度Trは常温付近にある。このとき、製氷皿31に水がある場合は、製氷皿31は水によって冷やされるため、温度Ttは水の温度の影響を受けて常温よりも低い温度となる。よって、温度Ttは、温度Trよりも低い温度となる。このため、温度Ttと温度Trとの差に基づいて製氷皿31に水があるか否かを判定することができる。これにより、製氷皿31に水がないと判定された場合は、直ちに給水動作を開始することができる。よって、冷蔵庫100への通電が開始されてから氷が得られるまでの時間を短縮することができる。
図3は、図1に示す制御装置50の製氷制御に関する機能ブロック図である。図3を参照して、制御装置50は、判定部51と、制御部52とを含む。
判定部51は、温度センサ33から製氷皿31の温度Ttを示す信号を受け、温度センサ34から製氷室3の室内温度Trを示す信号を受ける。判定部51は、製氷皿31の温度Ttと製氷室3の室内温度Trとの比較結果に基づいて、製氷皿31に水があるか否かを判定する。
具体的には、温度Ttと温度Trとの差がしきい値T2よりも小さい場合は、判定部51は、製氷皿31に水がないと判定する。温度Ttと温度Trとの差がしきい値T2以上である場合は、判定部51は、製氷皿31に水があると判定する。判定部51は、製氷皿31に水があるか否かを示す信号SIGを制御部52へ出力する。なお、しきい値T2は、製氷皿31に水があるか否かを判定するための値である。
制御部52は、判定部51から受けた信号SIGに基づいて製氷制御を実行する。具体的には、制御部52は、製氷皿31への給水動作、水を氷にするための冷却動作、および製氷皿31から氷を離す離氷動作を繰り返すように給水部20および製氷部30を制御する。冷蔵庫100への通電が開始されたときに、製氷皿31に水がないことを信号SIGが示すときは、制御部52は、給水動作を開始する。制御部52は、給水部20および製氷部30を制御するための信号PI,MIを給水部20および製氷部30へ出力する。
図4は、図1に示す制御装置50が実行する製氷制御に関する処理の制御構造を示すフローチャートである。なお、S10〜S80については、比較例と同様であるので説明を繰り返さない。
図4を参照して、S12において、制御装置50は、後述する製氷皿31の状態検出処理を実行する。続いてS14において、制御装置50は、製氷皿31の状態検出処理の結果に基づいて製氷皿31に水があるか否かを判定する。製氷皿31に水があると判定された場合は(S14にてYES)、処理をS20へ進める。製氷皿31に水がないと判定された場合は(S14にてNO)、処理をS40へ進める。
図5は、図4に示すフローチャートのステップS12により実行される製氷皿31の状態検出処理のフローチャートである。
図5を参照して、S100において、制御装置50は、製氷皿31の温度Ttおよび製氷室3の室内温度Trを取得する。続いてS110において、制御装置50は、温度Ttと温度Trとの差がしきい値T2よりも小さいか否かを判定する。
温度Ttと温度Trとの差がしきい値T2よりも小さいと判定された場合は(S110にてYES)、制御装置50は、製氷皿31に水がないと判定する(S120)。温度Ttと温度Trとの差がしきい値T2以上であると判定された場合は(S110にてNO)、制御装置50は、製氷皿31に水があると判定する(S130)。
以上のように、この実施の形態1においては、冷蔵庫100への通電が開始されたときに、製氷皿31の温度Ttと製氷室3の室内温度Trとの比較結果に基づいて、製氷皿31に水があるか否かを判定する。これにより、製氷皿31に水がないと判定された場合は、直ちに給水動作を開始することができる。したがって、この実施の形態1によれば、通電が開始されてから初回の製氷が完了するまでに要する時間を短縮する冷蔵庫100を提供することができる。
また、この実施の形態1においては、温度Ttとともに温度Trを参照することによって、製氷皿31に水があるか否かを判定する。よって、製氷皿31に水があるか否かを確実に判定することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2は、実施の形態1に対し製氷皿の状態検出処理の内容が異なる。実施の形態1では、製氷皿の温度と製氷室の室内温度との差をしきい値と比較することによって、製氷皿に水があるか否かを判定する場合を説明した。これに対し、実施の形態2では、製氷皿の温度と製氷室の室内温度との差をしきい値と比較することに加え、製氷室の室内温度を参照することによって、製氷皿に水があるか否かを判定する場合を説明する。この場合、製氷室の室内温度が低い場合の誤判定を防止することができる。
図6は、この発明の実施の形態2に従う製氷皿31の状態検出処理のフローチャートである。なお、S10〜S130については、実施の形態1と同様であるので説明を繰り返さない。
図6を参照して、S110において、温度Ttと温度Trとの差がしきい値T2よりも小さいと判定されると、制御装置50は、製氷室3の室内温度Trがしきい値T3よりも高いか否かを判定する(S115)。温度Trがしきい値T3よりも高いと判定された場合は(S115にてYES)、処理をS120へ進める。温度Trがしきい値T3以下であると判定された場合は(S115にてNO)、処理をS130へ進める。
なお、しきい値T3は、製氷室3の室内温度Trが低いか否かを判定するための値である。温度Trが低い場合において、製氷皿31に水があるときは、温度Ttと温度Trとの差が小さくなる。このため、温度Trが低い場合には、製氷皿31に水があるとする判定を行わないことで、誤判定を防止することができる。
以上のように、この実施の形態2においては、製氷皿31の温度Ttと製氷室3の室内温度Trとの差をしきい値T2と比較することに加え、温度Trを参照することによって、製氷皿31に水があるか否かを判定する。よって、製氷室3の室内温度Trが低い場合の誤判定を防止することができる。
[実施の形態3]
実施の形態3は、実施の形態1に対し製氷皿の状態検出処理の内容が異なる。実施の形態1では、製氷皿の温度と製氷室の室内温度との差をしきい値と比較することによって、製氷皿に水があるか否かを判定する場合を説明した。これに対し、実施の形態3では、製氷皿の温度の変化量とともに、製氷室の室内温度の変化量を参照することによって、製氷皿に水があるか否かを判定する場合を説明する。この場合、製氷皿31に水があるか否かを確実に判定することができる。
図7は、この発明の実施の形態3に従う製氷皿31の状態検出処理のフローチャートである。なお、S10〜S80については、実施の形態1と同様であるので説明を繰り返さない。
図7を参照して、S10において、冷蔵庫100の電源がオンされると、制御装置50は、所定時間における製氷皿31の温度Ttの変化量ΔTt、および所定時間における製氷室3の室内温度Trの変化量ΔTrを取得する(S300)。続いてS310において、制御装置50は、変化量ΔTtと変化量ΔTrとの差がしきい値T4よりも小さいか否かを判定する。
変化量ΔTtと変化量ΔTrとの差がしきい値T4よりも小さいと判定された場合は(S310にてYES)、制御装置50は、製氷皿31に水がないと判定する(S320)。変化量ΔTtと変化量ΔTrとの差がしきい値T4以上であると判定された場合は(S310にてNO)、制御装置50は、製氷皿31に水があると判定する(S330)。
なお、しきい値T4は、製氷皿31に水があるか否かを判定するための値である。製氷皿31に水がある場合は、変化量ΔTtは、変化量ΔTrよりも小さくなる。このため、変化量ΔTtと変化量ΔTrとの差に基づいて製氷皿31に水があるか否かを判定することができる。なお、所定時間は、製氷皿31に水がある場合において、変化量ΔTtと変化量ΔTrとの差が識別可能とされる時間である。
以上のように、この実施の形態3においては、変化量ΔTtとともに変化量ΔTrを参照することによって、製氷皿31に水があるか否かを判定する。よって、製氷皿31に水があるか否かを確実に判定することができる。
[実施の形態4]
実施の形態4は、実施の形態3に対し製氷皿の状態検出処理の内容が異なる。実施の形態3では、製氷皿の温度の変化量と、製氷室の室内温度の変化量との差をしきい値と比較することによって、製氷皿に水があるか否かを判定する場合を説明した。これに対し、実施の形態4では、製氷皿の温度の変化量と、製氷室の室内温度の変化量との差をしきい値と比較することに加え、製氷室の室内温度を参照することによって、製氷皿に水があるか否かを判定する場合を説明する。この場合、製氷室の室内温度が低い場合の誤判定を防止することができる。
図8は、この発明の実施の形態4に従う製氷皿31の状態検出処理のフローチャートである。なお、S10〜S330については、実施の形態3と同様であるので説明を繰り返さない。
図8を参照して、S310において、変化量ΔTtと変化量ΔTrとの差がしきい値T4よりも小さいと判定されると、制御装置50は、製氷室3の室内温度Trがしきい値T5よりも大きいか否かを判定する(S315)。温度Trがしきい値T5よりも高いと判定された場合は(S315にてYES)、処理をS320へ進める。温度Trがしきい値T5以下であると判定された場合は(S315にてNO)、処理をS330へ進める。
なお、しきい値T5は、製氷室3の室内温度Trが低いか否かを判定するための値である。温度Trが低い場合において、製氷皿31に水があるときは、温度Ttと温度Trとの差が小さくなる。このため、温度Trが低い場合には、製氷皿31に水があるとする判定を行わないことで、誤判定を防止することができる。
以上のように、この実施の形態4においては、変化量ΔTtと変化量ΔTrとの差をしきい値T4と比較することに加え、温度Trを参照することによって、製氷皿31に水があるか否かを判定する。よって、製氷室3の室内温度Trが低い場合の誤判定を防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、製氷皿31の温度Ttと、製氷室3の室内温度Trとの比較結果に基づいて、製氷皿31に水があるか否かを判定し、製氷皿31に水がないと判定された場合に、製氷皿31へ水を供給することを説明した。本発明は、これに限定されず、製氷皿31に水があるか否かを判定せずに、製氷室3の室内温度Trとの比較結果に基づいて、給水部20による製氷皿31への水の供給を制御してもよい。
なお、上記において、温度センサ33は、この発明における「第1の温度センサ」の一実施例に対応し、温度センサ34は、この発明における「第2の温度センサ」の一実施例に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 冷蔵室、2 野菜室、3 製氷室、11,12,13 扉、14 扉センサ、20 給水部、21 給水タンク、22 給水パイプ、23 給水ポンプ、24 ヒータ、30 製氷部、31 製氷皿、32 モータ、33,34 温度センサ、40 貯氷ケース、41 氷、50 制御装置、100 冷蔵庫。

Claims (6)

  1. 製氷室と、
    前記製氷室の内部に設けられ、水から氷を作製するための製氷皿と、
    前記製氷皿へ水を供給するための給水部と、
    前記製氷皿の温度を検出する第1の温度センサと、
    前記製氷室の室内温度を検出する第2の温度センサと、
    冷蔵庫への通電が開始されたときに、前記第1の温度センサによって検出された前記製氷皿の温度と、前記第2の温度センサによって検出された前記製氷室の室内温度との比較結果に基づいて、前記給水部による前記製氷皿への水の供給を制御する制御装置とを備える、冷蔵庫。
  2. 前記制御装置は、前記製氷皿の温度と前記製氷室の室内温度との差がしきい値よりも小さいときに、前記製氷皿へ水を供給するように前記給水部を制御する、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御装置は、前記製氷皿の温度と前記製氷室の室内温度との差が第1のしきい値よりも小さく、かつ、前記製氷室の室内温度が第2のしきい値よりも高いときに、前記製氷皿へ水を供給するように前記給水部を制御する、請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記制御装置は、前記製氷皿の温度の変化量と、前記製氷室の室内温度の変化量との差がしきい値よりも小さいときに、前記製氷皿へ水を供給するように前記給水部を制御する、請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 前記制御装置は、前記製氷皿の温度の変化量と、前記製氷室の室内温度の変化量との差が第1のしきい値よりも小さく、かつ、前記製氷室の室内温度が第2のしきい値よりも高いときに、前記製氷皿へ水を供給するように前記給水部を制御する、請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 製氷室と、前記製氷室の内部に設けられ、水から氷を作製するための製氷皿と、前記製氷皿へ水を供給するための給水部と、前記製氷皿の温度を検出する第1の温度センサと、前記製氷室の室内温度を検出する第2の温度センサとを備える冷蔵庫の制御方法であって、
    前記製氷皿の温度および前記製氷室の室内温度を前記第1および第2の温度センサによってそれぞれ検出するステップと、
    前記冷蔵庫への通電が開始されたときに、前記製氷皿の温度と前記製氷室の室内温度との比較結果に基づいて、前記給水部による前記製氷皿への水の供給を制御するステップとを含む、冷蔵庫の制御方法。
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