JP5866961B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
請求項2記載の発明は、前記空気流路部は、前記捕集部材を挿入する挿入口と、前記挿入口に挿入された前記捕集部材を覆う位置と、当該挿入口から当該捕集部材を引き出し可能な位置との間で開閉可能な覆い部材とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3記載の発明は、前記空気流路部の内部であって、当該空気流路部における当該空気流路部を前記装置本体へ収容する方向の下流側に設けられ、当該空気流路部の内部を流れる空気流をつくる送風部をさらに有することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置である。
請求項4記載の発明は、前記通気口と前記捕集部材との間に設けられ当該通気口から進入したユーザの指が当該捕集部材に届くことを抑制する抑制部材を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置である。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、引き出し部材に形成される他の通気口を、より自由に設計することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、空気流路部を装置本体に収容する方向の上流側において送風部の騒音を抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、捕集部材にユーザの指が触れることを抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、装置本体から空気流路部を引き出す際に指を掛ける凹部の配置、及び空気を通過させる通気口の配置における自由度を増すことができる。
<画像形成装置100>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置100は、所謂タンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置100は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10と、画像形成装置100全体の動作を制御する制御部20とを備えている。また、画像形成装置100は、画像形成装置100の上方側に設けられ、原稿の画像を読み取るスキャナにより構成される画像読取装置30を備えている。さらに、画像形成装置100は、画像形成部10に用紙Sを供給する用紙供給部40を備えている。
画像形成部10には、一定の間隔をおいて並列的に配置される4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが備えられている。各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム12を備えており、いわゆる電子写真方式によってトナー像を形成する。ここで、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、現像装置に収納されるトナーを除いて、同様に構成される。そして、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。このようなことから、以下の説明においては、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各構成についてはそれぞれ「Y」、「M」、「C」、「K」という符号を付して区別するが、区別する必要のないときは、これらの符号は付さない。
さらにまた、画像形成部10は、定着装置21によってトナー像が定着された用紙Sの通過を検知するエグジットセンサ22を備える。さらにまた、このエグジットセンサ22を通過した用紙Sを胴内積載部60に排出する胴内排出ロール23を備える。
次に、図2を参照しながら、空気清浄部70について説明をする。図2は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す斜視図である。
本実施の形態において、捕集装置の一例である空気清浄部70は、画像形成装置100の下方に設けられている。より具体的には、空気清浄部70は用紙供給部40の下方に設けられており、用紙供給部40に対して着脱可能である。
この空気清浄部70は、引き出し可能(図2の矢印A1及びA2参照)なカセット71と、カセット71を引き出し可能に支持するとともに内部にカセット71を収容する筐体73とを有する。以下で、カセット71と筐体73とを説明する。
まず、図3乃至5を参照しながら、カセット71について説明をする。図3は、本実施の形態が適用される空気清浄部70を示す斜視図である。図4は、本実施の形態が適用される空気清浄部70の上面図である。より詳細には、図4(a)は、カセット71が引き出された状態の空気清浄部70の上面図であり、図4(b)は、インナーカバー77の先端部771を示す概略構成図である。図5は、カセット71が収容された状態の空気清浄部70の上面図である。
フロント板710には、ユーザが指を掛けカセット71を引き出すための把手部711と、フロント板710におけるフロント側(図1の紙面手前側)に設けられ空気清浄部70内に空気を取り込む空気口(ルーバ)713が設けられている。
次に、図3乃至図7を参照しながら、カセット71に設けられる把手部711について説明をする。図6は、把手部711及び空気口713を示す概略構成図である。具体的には、図6(a)は、カセット71の正面図であり、図6(b)は、図6(a)のVIb面における断面図であり、図6(c)は、図6(a)のVIc面における断面図であり、図6(d)は、図6(c)における把手部711の拡大図である。図7は、ユーザによって引き出されるカセット71の断面図である。
また、図7に示すように、把手部711には、ユーザがカセット71を引き出す際に、ユーザの指が掛けられる。ここで、図3に示すように、把手部711は、フロント板710に形成された凹部である。図6(d)に示すように、凹部である把手部711には、ユーザの指が挿入される開口(通気口、吸入部)7110が形成されている。また、図5に示すように、把手部711は、筐体73の外周面に露出している。
次に、図5及び6を参照しながら、カセット71に設けられる空気口713について説明をする。
図6(a)に示すように、カセット71は、フロント板710の画像形成装置100のフロント側(図1の紙面手前側)に設けられ空気を取り込む空気口(吸入口)713を有する。図5に示すように、この空気口713は、カセット71のダクト72内へ続くよう形成されている。図示の例においては、フロント板710において水平方向に延びる空気口713が上下方向に複数並んで設けられている。
次に、図3乃至5を参照して、筐体73について説明をする。
まず、図4(a)に示すように、筐体73は、カセット71が挿入される動作にともないインナーカバー77と接触しインナーカバー77を閉じるガイド部材74を有する。なお、本実施の形態における筐体73は、本体筺体50の一部を構成する。
さらにまた、図3に示すように、筐体73は、上方に配置される用紙供給部40(図1参照)を受けるとともに、着脱可能に固定するための固定部である固定孔731、固定ピン732、支持板733を有する。
次に、空気清浄部70の動作について説明をする。
まず、制御部20(図1参照)により制御されるファン79が駆動することにより、空気口713(図3参照)を介して画像形成装置100(図1参照)の外部の空気が取り込まれる(矢印D参照)。
そして、図5に示すように、取り込まれた空気は、ダクト72内を流れ(矢印D参照)、第1フィルタ751、第2フィルタ752、第3フィルタ753、第4フィルタ754を通過する。各フィルタ75を通過することにより、空気中の浮遊物が各フィルタ75により吸着除去され、空気が浄化される。
浄化された空気は、絞り部76により流路が絞られた領域を通過した後、ファン79及び排出口790を介して、画像形成装置100(図1参照)の外部、すなわち空気清浄部70の外部へと排出される(矢印D参照)。
したがって、把手部711を空気口713とは別に設けることにより、空気口713自体から取り込む空気量を小さくすることが可能となる。さらに説明をすると、空気口713の開口面積を小さくすることが可能となる。このことにより、例えばフロント板710に形成される空気口713や開口7110等のレイアウトを設計する自由度が増す。したがって、外観性の向上に寄与する。
次に、図8を参照しながら、把手部711の変形例を説明する。ここで、図8は、第1の変形例における把手部7115を示す概略構成図である。具体的には、図8(a)は、カセット71の正面図であり、図8(b)は、図8(a)のVIIIb面における断面図であり、図8(c)は、図8(a)のVIIIc面における断面図であり、図8(d)は、図8(b)に示す把手部7115にユーザの指が挿入された状態を示す説明図である。
また、この変形例においては、フロント板710に空気口713(図6参照)が形成されておらず、把手部7115の開口7111が、上述の空気口713(図6参照)の機能を兼ねる。さらに説明をすると、把手部7115の開口7111が、画像形成装置100のフロント側(図1の紙面手前側)から空気を取り込む。
ここで、把手部7115に挿入されたユーザの指は、フィルタ75(図5参照)に触れないように構成されている。具体的には、図8(a)の上下方向において、フロント板710とガイド板7125との間隙Gbが、ユーザの指の太さよりも小さくなるよう構成されている。したがって、開口7111へ挿入されたユーザの指が、リア側(図1の紙面奥側)に配置されるフィルタ75(図5参照)に向かって進入することが制限される。
次に、図9を参照しながら、把手部711の他の変形例を説明する。ここで、図9は、第2の変形例における把手部7116を示す概略構成図である。具体的には、図9(a)は、カセット71の正面図であり、図9(b)は、図9(a)のIXb面における断面図であり、図9(c)は、図9(a)のIXc面における断面図であり、図9(d)は、図9(c)に示す把手部7116にユーザの指が挿入された状態を示す説明図である。
ここで、図示の例においては、把手部7116に挿入されたユーザの指は、フィルタ75(図5参照)に触れないように構成されている。具体的には、フロント板710の両端側に設けられている把手部7116と、ダクト72内に配置されているフィルタ75との間には、筐体73の部材が存在する。
さて、上述の実施形態においては、ファン79を画像形成装置100のリア側(図1の紙面奥側)に設けるものとして説明したが、これに限定されない。例えば画像形成装置100のフロント側(図1の紙面手前側)にファン79が設けられる構成であってもよい。
また、上述の実施形態においては、空気口713、開口7110、開口7111、開口7112から取り込まれた空気を、フロント側(図1の紙面手前側)からリア側(図1の紙面奥側)に向けて流し、排出口790から空気清浄部70の外へ排出させる構成として説明したが、これに限定されない。例えば、上述の実施形態とは反対に、リア側に設けられた空気口から空気を取り込み、この空気をリア側からフロント側へ向けて流し、フロント側の空気口713、開口7110、開口7111、開口7112から空気清浄部70の外へ排出させる構成であってもよい。
Claims (5)
- 装置本体と、
前記装置本体に設けられ用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記装置本体に設けられ前記画像形成部に用紙を供給する用紙供給部と、
前記装置本体に設けられるとともに前記用紙供給部から独立して当該装置本体から引き出し可能であり、吸入された空気又は排出される空気が内部を流れる空気流路部と、
前記空気流路部の前記内部に設けられ、当該空気流路部の当該内部を流れる空気を通過させることにより当該空気に含まれる物質を捕集する捕集部材と、
前記空気流路部に対して固定され、かつユーザが当該装置本体から当該空気流路部を引き出す際に指を掛ける凹部と、当該凹部に形成され当該空気流路部の内部と当該装置本体の外部とを連続させ空気を通過させる通気口とを有する引き出し部材と
を含む画像形成装置。 - 前記空気流路部は、
前記捕集部材を挿入する挿入口と、
前記挿入口に挿入された前記捕集部材を覆う位置と、当該挿入口から当該捕集部材を引き出し可能な位置との間で開閉可能な覆い部材と
を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記空気流路部の内部であって、当該空気流路部における当該空気流路部を前記装置本体へ収容する方向の下流側に設けられ、当該空気流路部の内部を流れる空気流をつくる送風部をさらに有することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記通気口と前記捕集部材との間に設けられ当該通気口から進入したユーザの指が当該捕集部材に届くことを抑制する抑制部材を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
- 装置本体と、
前記装置本体に設けられ用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記装置本体に設けられ前記画像形成部に用紙を供給する用紙供給部と、
前記装置本体内において当該装置本体内の空気を流し当該装置本体内に空気流をつくる空気流発生機構と、
前記装置本体に設けられるとともに前記用紙供給部から独立して当該装置本体から引き出し可能であり、前記空気流発生機構によりつくられる空気流が内部を通過する空気流路部と、
前記空気流路部の前記内部に設けられ、当該空気流路部の当該内部を流れる空気を通過させることにより当該空気に含まれる物質を捕集する捕集部材と、
前記空気流路部よりも当該空気流路部を前記装置本体から引き出す方向の下流側で当該空気流路部に固定され、かつユーザが当該装置本体から当該空気流路部を引き出す操作を行う際に手を掛ける把手部と、当該把手部に形成され当該空気流路部の内部と当該装置本体の外部とを連続させ前記空気流発生機構により当該装置本体の外部から空気が吸入される吸入部とを有する引き出し操作部と
を含む画像形成装置。
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