JP5866831B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
(1)本発明は、二層のカーカスプライが密着して積層したカーカスがビード部の内側から外側へ折り返されたPL:2−0構造の空気入りバイアスタイヤにおいて、折り返された前記二層のカーカスプライのそれぞれの端末部は、前記ビード部近傍のタイヤ内側の前記カーカス上に配置されたゴムシート上に配置されており、前記各カーカスプライの端末部が配置された部分における前記ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みはタイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とする空気入りバイアスタイヤである。また、ビード部にビードフィラーが存在しない場合も含む。
(4)上記(1)〜(3)において、折り返された二層のカーカスプライの各カーカスコード端部の高さは、タイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とする空気入りバイアスタイヤである。また、各カーカスコード端部の高さがタイヤ周方向に周期的に変化する周期数は、4以上50以下であることを特徴とする。
上記の両方を組み合わせることにより、カーカス端部の隣接するコード間距離は通常のカーカスコード間距離よりもさらに大きくなるので、相乗効果でさらに大きな亀裂防止効果およびセパレーション抑制効果が生まれる。
k=∫(0〜2π){√(1+a2cos2x)}dx
となり平坦な場合の長さ(2π)よりかなり長くなる。(たとえばa=1とすれば0〜2πの正弦波の曲線の長さは約7.64となり、直線距離2π(=6.28)の約1.22倍となる。(振幅や周期を変化させたゴムシートを配置すれば、kをさらに大きくすることができる。)
尚上述した第2の実施形態ではビードフィラー自体の厚みをタイヤ周方向へ周期的に変化させているが、カーカスプライ22Sの端末部22Eが配置される場所においてビードフィラーにゴムシートを貼着し、このゴムシートのタイヤ幅方向厚みをタイヤ周方向に周期的に変化させても上述したことと同様の効果が得られる。また、通常の厚みが変化してないビードフィラーを使用することができるというメリットもある。
g=(gmax/2)[1+sin{(x/R0)/T}] となる。
ここでxはタイヤ周方向(X方向)の長さ、Tは周期である。R0はgmax/2の位置におけるタイヤ中心からの距離(すなわち、半径)である。
20・・・ビード部、21・・・カーカスプライ、22・・・カーカスプライ、
23・・・ビードコア、24・・・ビードフィラー、25・・・ゴムシート、
27・・・ゴムシート、28・・・ゴムシート、29・・・カーカスコード、
31・・・カーカスコード、33・・・ビードコア、35・・・カーカスプライ、
39・・・ゴムシート、41・・・カーカスコード、43・・・ビードコア、
44・・・カーカス層、45・・・カーカスプライ、46・・・カーカスプライ、
47・・・トレッド部、48・・・ベルト層、49・・・インナーライナー、
50・・・空気入りバイアスタイヤ、51・・・ビード部、52・・・ゴムシート、
53・・・ゴムシート、54・・・サイドウォール部、56・・・ビードコア、
61・・・カーカスプライ、62・・・カーカスプライ、65・・・ゴムシート、
67・・・ゴムシート、69・・・カーカスコード、71・・・カーカスコード、
101・・・カーカスプライ、102・・・カーカスプライ、103・・・ビードコア、
104・・・ビードフィラー、111・・・カーカスプライ、
112・・・カーカスプライ、113・・・ビードフィラー、
121・・・カーカスプライ、122・・・カーカスコード、124・・・亀裂
Claims (13)
- 二層のカーカスプライが密着して積層したカーカスが、ビードコアおよびビードフィラーから構成されるビード部の内側から外側へ折り返されたPL:2−0構造の空気入りバイアスタイヤにおいて、前記ビード部において折り返された前記二層のカーカスプライのそれぞれの端末部は、前記ビード部近傍のタイヤ内側の前記カーカス上に配置されたゴムシート上に配置されており、前記各カーカスプライの端末部が配置された部分における前記ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みはタイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とする空気入りバイアスタイヤ。
- 二層のカーカスプライが密着して積層したカーカスがビード部の内側から外側へ折り返されたPL:2−0構造の空気入りバイアスタイヤにおいて、
ビード部にはビードフィラーがないことを特徴とし、および
前記ビード部において折り返された前記二層のカーカスプライのそれぞれの端末部は、前記ビード部近傍のタイヤ内側の前記カーカス上に配置されたゴムシート上に配置されており、前記各カーカスプライの端末部が配置された部分における前記ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みはタイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とする空気入りバイアスタイヤ。 - 二層のカーカスプライが密着して積層したカーカスがビード部の内側から外側へ折り返されたPL:2−0構造の空気入りバイアスタイヤにおいて、折り返された前記二層のカーカスプライのうちの1つのカーカスプライの端末部は、ビードフィラー上に配置されており、当該カーカスプライの端末部が配置された部分におけるタイヤ幅方向のビードフィラーの厚みはタイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とし、折り返された前記二層のカーカスプライのうちの他の1つのカーカスプライの端末部は、前記ビード部近傍のタイヤ内側の前記カーカス上に配置されたゴムシート上に配置されており、当該カーカスプライの端末部が配置された部分における前記ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みはタイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とする空気入りバイアスタイヤ。
- ビードフィラーのタイヤ幅方向の厚みがタイヤ周方向に周期的に変化する周期数は、4以上50以下であることを特徴とする、請求項3に記載の空気入りバイアスタイヤ。
- 二層のカーカスプライが密着して積層したカーカスがビード部の内側から外側へ折り返されたPL:2−0構造の空気入りバイアスタイヤにおいて、折り返された前記二層のカーカスプライのうちの1つのカーカスプライの端末部は、ビードフィラーに貼り合わせたゴムシート上に配置されており、当該カーカスプライの端末部が配置された部分における前記ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みはタイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とし、折り返された前記二層のカーカスプライのうちの他の1つのカーカスプライの端末部は、前記ビード部近傍のタイヤ内側の前記カーカス上に配置されたゴムシート上に配置されており、当該カーカスプライの端末部が配置された部分における前記ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みはタイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とする空気入りバイアスタイヤ。
- ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みがタイヤ周方向に周期的に変化する周期数は、4以上50以下であることを特徴とする、請求項1〜5に記載の空気入りバイアスタイヤ。
- 前記ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みが最大である部分の100%モジュラス(Ma)および前記ゴムシートのタイヤ幅方向の厚みが最小である部分(B)の100%モジュラス(Mb)の比は、Mb/Ma>1.5であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかの項に記載の空気入りバイアスタイヤ。
- カーカスの折返し端部に配置されるゴムシートのタイヤ幅方向における最大厚みをd、最小厚みをeとしたとき、0.025≦e/d≦0.5であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかの項に記載の空気入りバイアスタイヤ。
- カーカスの折り返し端部に配置されるゴムシートの60℃損失係数tanδが0.25以下となっていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかの項に記載の空気入りバイアスタイヤ。
- 折り返された二層のカーカスプライの各カーカスコード端部の高さは、タイヤ周方向に周期的に変化していることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかの項に記載の空気入りバイアスタイヤ。
- 前記各カーカスコード端部の高さがタイヤ周方向に周期的に変化する周期数は、4以上50以下であることを特徴とする、請求項10に記載の空気入りバイアスタイヤ。
- 折り返された二層のカーカスプライの各カーカスコード端部の高さの変化する振幅は0.5〜5mmであり、折り返された二層のカーカスプライのうちタイヤ半径外側にカーカスプライの端末部を有するカーカスプライのカーカスコード端部の下限高さは、折り返された二層のカーカスプライのうちタイヤ半径内側にカーカスプライの端末部を有するカーカスプライのカーカスコード端部の上限高さより5mm以上高いことを特徴とする、請求項10または11に記載の空気入りバイアスタイヤ。
- 折り返された二層のカーカスプライの端末部が配置されるゴムシートのうちタイヤ半径方向内側に配置されるゴムシートの下端は、当該ゴムシートに配置されるカーカスプライの端末部平均高さよりも5〜20mm低く、折り返された二層のカーカスプライの端末部が配置されるゴムシートのうちタイヤ半径方向外側に配置されるゴムシートの上端は、当該ゴムシートに配置されるカーカスプライの端末部平均高さよりも5〜20mm高いことを特徴とする、請求項10〜12のいずれかの項に記載の空気入りバイアスタイヤ。
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