JP5865328B2 - 薄板加振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、薄板形状の測定対象物を支持する薄板支持部材備えた薄板加振装置に関するものである。
従来から、半導体基板等の薄板形状の測定対象物に振動を与えて、発生した音を解析することによってクラック(欠陥)を検知する技術がある。その一例として、測定対象物となるセルに振動を与え、振動の状態から測定対象物のクラックを判断する薄板の非破壊欠陥検出装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−315743号公報(実施例1等)
特許文献1に記載されている薄板の非破壊欠陥検出装置においては、測定対象物(薄板W)を支持部材(突起部1a〜1d)で保持した状態で、測定対象物に直接振動を与え、測定対象物のクラックの有無に基づく音響解析からクラックを検知するようにしている。そして、与えた振動を減衰させず、かつ測定対象物を破損させないように、硬度が柔らかい部材(例えば、スポンジや、硬度がショアA値30〜40度のシリコンゴム等の弾性部材)で形成されていて、先端の面積を小さくし、測定対象物と支持部材との接触面積が十分に小さくなるように、支持部材を形成している。
しかしながら、特許文献1に記載されているように支持部材を構成すると、振動による磨耗が容易に起き、短時間で先端が削れて測定対象物と支持部材との接触面積が大きくなってしまう。そのため、特許文献1に記載されているような技術には、試験の精度の維持が難しいと共に、測定対象物の汚損を促すようになるといった課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、測定対象物の振動を抑制することなく、また測定対象物を傷つけることなく、磨耗耐性に優れる薄板支持部材備えた薄板加振装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る薄板支持部材は、端に位置する平面円形状の薄板接触部と、基端に位置する平面円形状の土台部と、前記薄板接触部と前記土台部との間に位置する平面円形状の中間部と、を有し、前記薄板接触部、前記土台部、及び前記中間部は、単一素材で一体形成され、前記平面円形状の面積が、前記土台部、前記中間部、前記薄板接触部の順に縮小されており、前記中間部は、前記平面円形状の面積が異なる複数段で構成されており、前記中間部のそれぞれの高さが、前記薄板接触部の高さ以下に形成されており、前記薄板接触部の高さは前記土台部の高さ以下に形成されており、薄板形状の測定対象物を支持する薄板支持部材と、前記薄板支持部材が設置される支持部材設置部と、前記薄板支持部材に支持された測定対象物に向かって音波を放射し、前記測定対象物を振動させる加振部と、を備えたものである。
本発明に係る薄板加振装置は、上記の薄板支持部材と、前記薄板支持部材が設置される支持部材設置部と、前記薄板支持部材に支持された測定対象物に向かって音波を放射し、前記測定対象物を振動させる加振部と、を備えたものである。
本発明に係る薄板支持部材によれば、測定対象物の振動を抑制せず、測定対象物を傷つけず、磨耗耐性が向上できる。
本発明に係る薄板加振装置によれば、上記の薄板支持部材を備えているので、長期間安定的に測定対象物を加振することが可能になる。
本発明の実施の形態に係る薄板支持部材、及び、薄板支持部材を備えた薄板加振装置の構成を概略的に示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る薄板支持部材の上面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の実施の形態に係る薄板支持部材に、測定対象物により上方から押さえつける力がかかった際の力の移動を記載した模式図である。 本発明の実施の形態に係る薄板支持部材に、測定対象物により横方向に力がかかった際の力の移動を記載した模式図である。 本発明の実施の形態に係る薄板加振装置の支持手段及び位置決定部の全体構成の概略を示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る薄板加振装置の支持台をセットした状態の全体構成の概略を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る薄板加振装置の支持台をセットした状態の全体構成の概略を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る薄板加振装置の支持台をセットした状態の全体構成の概略を示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る薄板加振装置の支持台をセットする前の状態の全体構成の概略を示す上面図である。
以下、本発明に係る薄板支持部材及び薄板加振装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1は、本発明の実施の形態に係る薄板支持部材100、及び、薄板支持部材100を備えた薄板加振装置200の構成を概略的に示す概略構成図である。以下、図1を参照しながら、薄板支持部材100及び薄板加振装置200の構成について説明する。なお、薄板加振装置200は、薄板支持部材100で支持された測定対象物1を加振して、測定対象物1から発生する音の解析によって測定対象物1の状態を検査する薄板検査装置として利用される。
[薄板加振装置200の全体構成]
薄板加振装置200は、少なくとも、薄板である測定対象物1に対して超音波を放射する超音波発生部20、測定対象物1を固定させずに設置させる支持手段30、測定対象物1を支持手段30に支持する際に測定対象物1の支持位置を決定する位置決定部40によって構成されている。なお、図1では、薄板加振装置200が薄板検査装置として利用されている状態を示しているので、薄板加振装置200はクラック有無判断部50を備えている。クラック有無判断部50は、超音波発生部20によって加振された測定対象物1から発生する音を検出して解析するものである。
超音波発生部20は、少なくとも、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電素子10aが設けられた振動部10、その振動部10の一端側(紙面下側)に取り付けられ、円錐台形状に構成されたホーン11、そのホーン11の一端側(紙面下側)に固着され、金属板(剛体)で構成された振動板12、及び、振動部10の圧電素子10aにパルス電圧を印加する発振部13によって構成されている。なお、超音波発生部20は、本発明の「加振部」に相当する。
支持手段30は、少なくとも、先端で測定対象物1を固定させずに支持する薄板支持部材100と、この薄板支持部材100が設置される棒状の支持部材設置部32と、で構成されている。
位置決定部40は、支持手段30によって測定対象物1を支持する際に、測定対象物1の載置位置の決定を補助する機能を有している。たとえば、棒状部材又は壁部を、予め決定されている測定対象物1の載置位置の外側のうち少なくとも2箇所に設置し、それらに囲まれた範囲に測定対象物1の載置を促すことで、測定者は測定対象物1を予め決定されている載置位置に載置することができる。
クラック有無判断部50は、超音波発生部20から照射される超音波により支持手段30に支持された測定対象物1が振動することによって発生する音を検出する音検出装置51、及び、その音検出装置51によって検出された音の音響エネルギーを解析する音響エネルギー解析部52によって構成されている。なお、クラック有無判断部50は、本発明の「検知部」に相当する。
(測定対象物1)
測定対象物1は、薄板加振装置200の構成ではないが被検体であるのでここで詳しく説明しておく。測定対象物1は、たとえばシリコン基板あるいは太陽電池用セル等の半導体ウェハ基板、又は、金属材料等の薄い板状のもの、つまり薄板であるとする。また、測定対象物1の平面形状を特に限定するものではなく、たとえば平面形状が四角形状であってもよく、円形状であってもよい。この測定対象物1は、振動板12と音検出装置51との間の空気層において、振動板12におけるホーン11が設置された面とは反対側の面に対向するように、支持手段30における薄板支持部材100の上に固定されずに載置される。
なお、測定対象物1は、大きい物だと4mm程度の反りを有する場合があり、この反りが薄板支持部材100の磨耗を助長する。
そして、測定対象物1は、振動板12から放射される超音波を受けて振動することになる。なお、測定対象物1は、測定対象物1の振動を抑制しないような位置(たとえば、測定対象物1の外周側近辺)で薄板支持部材100に載置されるとよい。
(超音波発生部20)
振動部10は、15kHz〜45kHz帯域内に共振周波数f0を有する圧電素子10aを挟み込んで備えており、その圧電素子10aで発生した振動を伝播する金属(剛体)によって形成されている。
圧電素子10aは、正電極端子及び負電極端子を介して発振部13に接続され、その発振部13から印加されるパルス電圧によって振動する。このとき、圧電素子10aは、発振部13から共振周波数f0近傍のパルス電圧が印加されることによって、共振周波数f0近傍にピークを有する振動を発振する。
ホーン11は、圧電素子10aを備えた振動部10から発生する振動の振幅を増幅する機能を有している。このホーン11は、上下両端面が開口され、内部に振動部10から発振された振動を増幅して振動板12に伝播させる音響通路が形成されている。そして、ホーン11は、振動部10と振動板12との間に挟持されている。また、ホーン11は、略円錐台形状に構成され、振動部10側から振動板12に向けて徐々に縮径されているのが好ましい。
ホーン11の形状には、円錐台形状以外にも、例えばステップ型、指数型等の形状が一般的に存在するが、円錐台形状とし、振動部10側から振動板12に向けて徐々に縮径する方が、圧電素子10aとの周波数ずれを少なくすることができ、振動板12の振動の仕方を制御しやすい。
振動板12は、金属板(剛体)によって構成され、ホーン11の両端の開口部のうち、振動部10側に固定された一方の開口部の反対側の開口部にネジ止め又は接着等によって固着されている。また、振動板12は、振動部10から発生する振動の振動エネルギーがホーン11を介して伝播され、振動部10の振動と共振して強力な共振波を発生する。すなわち、振動板12は、振動部10の圧電素子10aが共振周波数f0で振動することによって、同様に共振周波数f0によって共振するように構成されている。
なお、正確には圧電素子10aの共振周波数f0と振動板12の共振周波数f0については、振動板12の接合方法やホーン11の形状により0.1kHz程度のずれが生じる場合があるが、測定上に影響はなく、誤差としてよい。
発振部13は、圧電素子10aに接続され、圧電素子10aに共振周波数f0近傍のパルス電圧を印加する機能を有している。
振動板12は、振動によってその両面(ホーン11側の面及びその反対側の面)の全体から超音波の音響流を放射する。振動板12を、振動部10から発生する高周波数の振動の「腹」の部分に当たるように固着すれば、振動板12が特定の振動モードで振動することになり、振動板12と測定対象物1との間には、空気の疎密を繰り返す定在波による音響流が発生することになる。また、この振動板12の平面の面積である板面積は、測定対象物1の板面積と同等以上であるものとする。これによって、振動板12の振動によって、測定対象物1全体に縦波を主とする均一な振動による音波を与えることができ、測定対象物1の形状及び支持手段30の設置位置に関わらず、測定対象物1のクラックの有無の検知について安定した測定が可能となる。
なお、図1で示されるように、振動部10と振動板12との間にホーン11が設置される構成としているが、これに限定されるものではなく、ホーン11を設けず、振動板12を振動部10に直接取り付けるものとしてもよい。たとえば、振動板12を密度が小さく弾性の高い素材であるアルミ等の軽量な素材によって構成し、さらに、圧電素子10aが、発振部13からより高電圧なパルス電圧を印加されることによって、ホーン11を設けなくても高周波数の音波を放射することが可能であり、ホーン11が必ずしも必要というわけではない。
(支持手段30)
支持手段30は、上述したように、薄板支持部材100と、支持部材設置部32と、で構成されている。図2は、薄板支持部材100の上面図である。図3は、図2のA−A断面図である。図1に図2及び図3を加えて、支持手段30について説明する。
薄板支持部材100は、小さな面積の先端で測定対象物1と接触し、測定対象物1を固定させずに支持するものである。このように、測定対象物1と薄板支持部材100との接触面積を小さくすることで、振動板12から放射される超音波によって測定対象物1の振動に対する支持手段30の影響を小さくしている。
薄板支持部材100の構成材料としては、硬度が30°程度であることが望ましく、これを満たす素材であるSBR(スチレン・ブタジエンゴム)といった合成ゴムやNR(天然ゴム)がよい。硬度が40°以上である場合、振動により、測定対象物1と薄板支持部材100が接触する際に、測定対象物1を傷つけてしまう場合がある。また、測定対象物1を超音波によって振動させる必要があるため、振動を吸収低減しすぎない必要があり、ゲル等の柔らかい素材も不適合となる。また、バネ等を用いた場合は、バネそのものが超音波の影響を受けて励振し、音を発生するため、これも望ましくない。
つまり、測定対象物1と薄板支持部材100との接触面積を小さくし、硬度を一定とすることで、測定対象物1の振動を抑制しないようにすると共に、測定対象物1と薄板支持部材100の接触による音の発生を抑制しているのである。しかし、硬度が30°では柔らかく、また、SBRやNRといった素材は摩擦係数が高いため、徐々に磨耗し、測定対象物1を連続的に多数測定するのが困難である。従って、磨耗に対する対策が必要となる。
ここで、薄板支持部材100の磨耗を抑制するための構造について図2、図3を用いて説明する。図2及び図3に示すように、薄板支持部材100は、多段式に、単一の素材で一体成形されている。具体的には、薄板支持部材100は、紙面下側から土台部101、第一振動緩衝部102、第二振動緩衝部103、薄板接触部104に積層されて構成されている。図2に示すように、土台部101、第一振動緩衝部102、第二振動緩衝部103、及び、薄板接触部104は、それぞれ円筒形状であり、土台部101から薄板接触部104までの平面円形状の中心が同一となるように形成されている。
そして、土台部101から順に外径が小さくなっている。つまり、平面円形状の面積が、土台部101、第一振動緩衝部102、第二振動緩衝部103、薄板接触部104の順に縮小されている。そのため、側面視した状態において、薄板支持部材100は、階段状になっている。
薄板接触部104は、薄板支持部材100の先端に位置し、測定対象物1が載置されるものである。
土台部101は、薄板支持部材100の基端に位置し、支持部材設置部32に載置され、薄板支持部材100の土台となるものである。
第一振動緩衝部102及び第二振動緩衝部103は、薄板接触部104と土台部101との間に位置し、薄板接触部104に加わった力が伝達されるものである。
なお、第一振動緩衝部102及び第二振動緩衝部103は、本発明の「中間部」に相当する。
また、薄板支持部材100の先端とは測定対象物1側の端部のことを意味し、薄板支持部材100の基端とは支持部材設置部32側の端部のことを意味している。
また、図3に示すように、土台部101の高さはΔh1、第一振動緩衝部102の高さはΔh2、第二振動緩衝部103の高さはΔh3、薄板接触部104の高さはΔh4となっている。そして、それぞれの高さは、Δh4≧Δh1≧Δh2、Δh3となるように構成されている。
薄板接触部104の先端は角をとり、図3に示すように、曲率半径Rの弧を描くように曲面に形成される。ここで、曲率半径Rは、測定対象となる測定対象物1の反りの曲率半径R’と同一の値としている。上述したように、測定対象物1は、大きい物だと4mm程度の反りを有する場合がある。そこで、薄板接触部104の先端を曲率半径Rを有するように成形することで、薄板接触部104の磨耗の助長を抑制できる。なお、曲率半径Rが曲率半径R’と同一の値であることが好ましいが、曲率半径Rと曲率半径R’とが完全に一致している必要なく、多少のズレがあってもよい。
また、薄板接触部104の先端の測定対象物1と接触する箇所を含む、弧を描く箇所には、薄板接触部104の構成材料よりも高い硬度及び高い潤滑性のうちの少なくとも一方を満たす素材の薄板接触部強化材104aがコーティングされている。薄板接触部強化材104aの構成材料については、後述する。
なお、土台部101、第一振動緩衝部102、第二振動緩衝部103、及び、薄板接触部104が、それぞれ円筒形状である場合を例に説明したが、内部に空間を有していない中実の円柱形状であってもよい。つまり、土台部101、第一振動緩衝部102、第二振動緩衝部103、及び、薄板接触部104は、平面形状が円形状であればよい。ただし、平面形状が完全な真円である必要はなく、若干の誤差があってもよい。
支持部材設置部32は、測定対象物1の外側から内側に向かって測定対象物1と略平行となるように延設された部分を有している。支持部材設置部32の測定対象物1の外周外側に延びている一端はたとえば支持台60に固定されている。そして、支持部材設置部32の他端側に薄板支持部材100が設置されている。支持台60には、後述するように取っ手61が取り付けられている。
支持部材設置部32を備えることによって、測定対象物1を可能な限り露出させることを可能にしている。すなわち、支持部材設置部32は、測定対象物1の下面部分の露出を多くすることを可能にし、測定対象物1の下側空間を広くでき、支持部材設置部32から生じるノイズの影響を非常に小さくすることができる。また、支持部材設置部32は、薄板支持部材100とともに、測定対象物1の振動を抑制しないようにしているのである。
また、支持部材設置部32の構成材料としては、たとえば、金属材料や樹脂材料、木材等が考えられる。ただし、振動板12から放射される超音波によって支持部材設置部32が振動してしまうと、測定対象物1の振動に影響を与えるだけでなく、雑音が発生することにもなってしまう。そこで、振動板12から放射される超音波の影響を受けやすい材料で支持部材設置部32を構成した場合には、任意の振動低減部材を支持部材設置部32に巻くようにするとよい。
さらに、支持部材設置部32は、薄板支持部材100の個数に応じて設置個数を決定するとよい。加えて、薄板支持部材100は、測定対象物1の大きさや平面形状にもよるが、測定対象物1を下側から支持するために少なくとも2つ以上備えているのが望ましい。そのため、支持部材設置部32もそれ以上の数が必要となる。なお、支持部材設置部32は、先端側に薄板支持部材100を設置するとともに、測定対象物1を支持できるような形状であればよく、長さや太さ、断面形状等を特に限定するものではない。また、支持部材設置部32を、まっすぐなものに限定するものではなく、途中で曲げるようにしてあってもよい。
(位置決定部40)
位置決定部40は、上述したように、予め決定されている測定対象物1の載置位置の外周のうち少なくとも2箇所に設置された棒状部材又は壁部で構成されている。なお、測定対象物1を検査する際に、測定対象物1が位置決定部40に接触してしまうと、測定対象物1の振動が抑制されてしまうことに留意しなければならない。そこで、位置決定部40は、測定対象物1の設置範囲よりも外側に設けるようにしている。
(クラック有無判断部50)
音検出装置51は、例えば、マイクロホン、音センサー、超音波センサー、又はこれらのいずれかを組み合わせたものによって構成され、振動板12から放射される超音波によって振動する測定対象物1から発生する音を検出するものである。この音検出装置51によって検出された音情報は、音響エネルギー解析部52に送信される。
なお、図1で示されるように、音検出装置51は、1つだけ備えられる構成としているが、これに限定されるものではなく、複数備えられる構成としてもよい。このように音検出装置51が複数備えられることによって、音検出装置51を1個設ける場合よりも、測定対象物1におけるクラックの検知範囲が広範囲となり、さらに、測定対象物1に発生したクラックの位置を決定できる等、クラック検知精度を向上させることができる。また、それぞれ感度の異なる音検出装置51を複数設けるものとしてもよく、この場合、測定対象物1に存在するクラックの大きさを、ある程度把握することができる。
音響エネルギー解析部52は、音検出装置51から受信した測定対象物1からの音情報に基づいて、その音の音響エネルギーを解析するものである。このとき、音響エネルギー解析部52は、たとえばその音情報に対してFFT(Fast Fourier Transform)処理を実施し、その音の音圧レベルを周波数の関数に変換することによって、その音の音響エネルギーを解析し、測定対象物1におけるクラックの有無を検知する。この音響エネルギー解析部52による測定対象物1におけるクラックの検知動作の詳細は、後述する。
なお、この音響エネルギー解析部52によってクラックの有無を検知する場合、その検知結果を報知する報知手段を設けてもよい。
[薄板支持部材100の効果]
図4は、薄板支持部材100に、測定対象物1により上方から押さえつける力がかかった際の力の移動を記載した模式図である。図5は、薄板支持部材100に、測定対象物1により横方向に力がかかった際の力の移動を記載した模式図である。図4及び図5を用いて、薄板支持部材100の効果の詳細を説明する。
まず、上方から下方に向けて力がかかった場合について図4を参照しながら説明する。図4に記載の通り、薄板支持部材100に上方から力がかかった場合、第一振動緩衝部102、第二振動緩衝部103が、大きくたわみ、振動を吸収しつつ、反発する。このとき、薄板支持部材100は、土台部101に向かって径が徐々に大きくなっていくことにより、上方からの力を上手く側面方向に逃がすことができる。特に、第一振動緩衝部102及び第二振動緩衝部103は土台部101と比較して高さが低く(Δh1≧Δh2、Δh3)、形状が変わりやすいと共に、土台部101は他の構成部よりも厚く形成されている(Δh4≧Δh1≧Δh2、Δh3)。そのため、力を受け止めて、逃がせない力を上方に反発力として跳ね返すことができる。
上方から受けた力を均等に下方全体に逃がすために、上述したように、第一振動緩衝部102及び第二振動緩衝部103は径が異なる同心円の円筒形状で、且つ、薄板接触部104は第二振動緩衝部103の中心に位置するように形成されているとよい
また、上述したように、薄板接触部104の曲率半径Rは測定対象物1の曲率半径R’と同様であるとよい。このようにすることで、薄板接触部104と測定対象物1は点では無く、面で接触することになる。そのため、接触部分で、上方からの力を横方向へ分散させずに、下方向へと伝えることができる。
従って、上記のような構成で薄板支持部材100を構成することで、上方向からの力を左右にぶらすことなく下方に伝播させることができる。そのため、測定対象物1の横ブレを押さえ、薄板接触部104の磨耗を抑えることができる。
次に、左右方向から力がかかった場合について図5を参照しながら説明する。図5に記載の通り、薄板支持部材100に横方向から力がかかった場合、力がかかる方向に歪みを生ずる。板接触部104の歪みが小さい場合、力を上手く逃がすことができず、測定対象物1に対して反発する方向となるため、磨耗が激しくなってしまう。
ただし、土台部101の高さΔh1を薄板接触部104の高さΔh4よりも長く形成してしまうと、歪みが大きくなりすぎ、横に向かって薄板支持部材100の全体が倒れたり、薄板接触部104が折れ曲がったりして、測定対象物1と振動板12との距離関係が大きく変動して測定精度に影響を与えることになってしまう。そのため、Δh1≦Δh4で有る必要がある。
また、上述したように、薄板接触部104の先端には、薄板接触部強化材104aが塗工されている。薄板接触部強化材104aは、例えばフッ素又はシリコンで構成するとよい。薄板接触部104の先端を薄板接触部強化材104aでコーティングすることで、薄板接触部104の先端のみ硬度を高め、滑りをよくするのにも効果的である。フッ素及びシリコンは、SBRやNRに容易に塗工することが可能である。また、フッ素及びシリコンは、SBRやNRよりも摩擦係数が低く、測定対象物1によってかかった力を受け流すことができる。さらに、薄板接触部強化材104aにより部分的に硬度もあげることができ、全体としての柔らかさを保ったまま、摩擦に対する耐性を高めることができる。
以上より、薄板支持部材100を用いることで、薄板加振装置200は薄板支持部材100の磨耗劣化を意識することなく、長時間安定して検査を行うことができることになる。特に、薄板支持部材100を多段式にて構成することで、測定対象物1からかかる力を効率よく分散させ、磨耗を抑制することに寄与している。なお、本実施の形態においては、薄板支持部材100を4段構成としたが、振動緩衝部を1段構成としても効果を発揮する。従って、薄板支持部材100は、3段以上の構成であれば、上記のような効果が得られる。
[支持手段30及び位置決定部40の具体的な構成]
図6は、支持手段30及び位置決定部40の全体構成の概略を示す上面図である。図6に基づいて、支持手段30及び位置決定部40の具体的な構成について説明する。なお、図6では、便宜的に測定対象物1の設置位置を破線で表している。また、ここでは詳述しないが、支持台60の一対の側面にはレール駆動部62が設けられ、後述するレール部72aと協働することで支持台60はスライド移動可能になっている。なお、レール駆動部62としては、たとえばタイヤ等が好ましい。タイヤを設けておけば、レール部72a側から伝達される振動をタイヤで吸収することができ、測定対象物1に余計な振動を伝達させないようにできる。
図6に示すように、支持手段30及び位置決定部40は、支持台60に支持されている。支持台60は、上面視した状態において四角形状(たとえば、正方形や長方形等)となっている。支持台60の中央側に開口部60aが形成されており、測定対象物1がセットされていない状態においては振動板12と音検出装置51とが開口部60a及び後述の開口部72bを介して連通するようになっている。また、支持台60の一側面(紙面右側の側面)には、取っ手61が設置されている。この取っ手61は、支持台60を引き出したり、押し込んだりする際に利用されるものである。なお、支持台60の上面視した形状を四角形状に限定するものではなく、角部が曲面を有していてもよい。
図6では、支持手段30を構成する支持部材設置部32が支持台60の四隅に設けられている状態を例に示している。支持部材設置部32は、一端が支持台60の四隅の一部に、他端が支持台60の中心側に、それぞれ位置するようになっている。上述したように、支持部材設置部32の他端側には、薄板支持部材100が設置されている。なお、図6では支持部材設置部32が支持台60の四隅に設けられている状態を例に示しているが、設置個数を特に限定するものではない。また、図6では支持部材設置部32が支持台60の対角線上に設置されている状態を例に示しているが、これも一例であり、支持部材設置部32の取り付け位置及び取り付け角度を特に限定するものではない。
図6では、位置決定部40が測定対象物1の4側面の中間部に位置するように4箇所に設けられている状態を例に示している。位置決定部40は、一端が支持台60の4つの側面側の一部に、他端が測定対象物1の4側面の中間部に、それぞれ位置するようになっている。なお、図6では、位置決定部40の他端側を棒状部材で構成されている状態を例に示しているが、これに限定するものではないことは上述した通りである。
[薄板加振装置200の全体的な構成及び動作]
図7は、薄板加振装置200の支持台60をセットした状態の全体構成の概略を示す側面図である。図8は、薄板加振装置200の支持台60をセットした状態の全体構成の概略を示す正面図である。図9は、薄板加振装置200の支持台60をセットした状態の全体構成の概略を示す上面図である。図10は、薄板加振装置200の支持台60をセットする前の状態の全体構成の概略を示す上面図である。図7〜図10に基づいて、薄板加振装置200の全体的な構成及び作用について説明する。
図7及び図8に示すように、薄板加振装置200の機械的な構成は台部70を介して1つにまとまるようになっている。台部70は、超音波発生部20の一部を固定する加振部固定部71と、支持手段30及び位置決定部40を支持台60を介してスライド可能に支持するセット部72と、クラック有無判断部50の一部を固定する検知部固定部73と、を有している。なお、薄板加振装置200の電気的な構成(発振部13、音響エネルギー解析部52)は、接続線を介して台部70とは別に設置してもよい。
すなわち、薄板加振装置200は、超音波発生部20の一部が前後左右に動かないように固定し、上面視した状態において支持台60を超音波発生部20と重ならない位置にスライド移動させるように構成されている。このようにすることによって、超音波発生部20の位置を固定したままの状態で支持台60を介して測定対象物1の出し入れができるので、超音波発生部20と測定対象物1との位置関係が変化してしまうことを抑制することができる。よって、薄板加振装置200の検知精度のバラつきを低減することが可能になっている。
加振部固定部71は、一端側に振動部10が取り付けられる支持棒71aと、支持棒71aの他端側を固定する支持棒固定部71bと、で構成されている。支持棒71a及び支持棒固定部71bは、超音波発生部20と支持棒固定部71bとの間に介在し、超音波発生部20(特に振動部10)を加振部固定部71に固定するものである。なお、支持棒固定部71bの下端は、台部70の上面の一部に固定されている。
セット部72は、台部70の上面の一部を支持台60がスライド可能にセットできるように機能させたものである。セット部72は、レール部72aが台部70の側面側に一対設けられている。このレール部72aを介して、支持台60がスライド移動可能になっている。また、セット部72として機能させる台部70の上壁面には開口部72bが形成されている。すなわち、レール部72aは、開口部72bの外周側に一対設けられており、セットされた支持台60が開口部72bを跨ぐようになっている。
検知部固定部73は、音検出装置51が収容される空間部73aと、一端側に音検出装置51が取り付けられる支持棒73bと、支持棒73bの他端側を固定する支持棒固定部73cと、で構成されている。支持棒73bは、クラック有無判断部50と支持棒固定部73cとの間に介在し、クラック有無判断部50(特に音検出装置51)を検知部固定部73に固定するものである。なお、支持棒固定部73cの下端は、台部70の空間部73aの一部内壁面に固定されている。
薄板加振装置200で測定対象物1を検査する場合、まず支持台60をスライド移動させて引き出す。なお、支持台60には、上述したようにレール駆動部62が設けられており、レール駆動部62とレール部72aによって、支持台60がスライド移動可能になっている。支持台60の引き出しは、ユーザーが取っ手61を介して直接行なってもよく、スイッチなどが操作された際に機械的に行なってもよい。また、ここでは、支持台60の引き出し方向と、押し込み方向とが真逆になる場合を例に説明するが、これに限定するものではない。たとえば、薄板加振装置200を製造ラインの一部に取り入れるような場合を想定し、引き出す方向と、押し込む方向とを同一方向にしてもよい。具体的には、支持台60を一方から押し込み、その延長方向に支持台60を引き出すようにしてもよい。
支持台60が引き出されたら、測定対象物1を支持台60にセットする。このとき、使用者は、位置決定部40によって測定対象物1の設置位置を容易に決定することができる。つまり、位置決定部40によって拘束されている範囲に測定対象物1を載置するだけで、測定対象物1が測定に適した位置に設置されることになるのである。位置決定部40を設けたことによって、毎回、略同じ位置に測定対象物1を設置することができるとともに、測定中における測定対象物1の位置ずれを抑制することもできる。従って、測定対象物1の位置ずれ(設置時及び測定時)を大幅に抑制することができ、位置ずれが生じることによる検知精度の低下を抑制できる。
ただし、位置決定部40が測定対象物1に接触すると測定対象物1の振動を抑制してしまうので、位置決定部40を設置範囲よりも外側に設けるようにしている。こうすることによって、位置決定部40と測定対象物1とを接触させずに、測定対象物1の設置を決定することができる。よって、位置決定部40によって測定対象物1の振動が抑制されることがなく、安定した測定が実現できる。
また、このとき、測定対象物1は、薄板支持部材100上に設置されていることになる。測定対象物1と、薄板支持部材100との接触面積を減らすことができ、測定対象物1の振動の抑制を低減できる。よって、測定対象物1の重量や硬さによる振動の変化を効率的に抑制することが可能になる。さらに、薄板支持部材100は、支持部材設置部32に設置されているので、測定対象物1を薄板支持部材100のみで支持することができ、測定対象物1の露出面積の拡大を実現している。こうすることによって、測定対象物1の露出面積を可能な限り広くでき、測定対象物1の超音波発生部20からの影響を受けやすくし、測定対象物1を振動しやすくしている。
測定対象物1を設置したら、支持台60を押し込む。このとき、支持台60のセット位置が不完全であると、検知精度が悪化してしまう。そこで、支持台60のセットされた位置を検知する支持台検知部を備え、支持台60が所定の位置にセットされた場合にのみ検査が行えるようにしておくとよい。支持台検知部としては、たとえばタクトスイッチ等を適用することができる。このような支持台検知部を、支持台60の進行方向先端部、又は支持台60の進行方向先端部と対向する台部70の所定位置に設け、支持台60がセットされた際に支持台検知部から何らかの情報が報知されるようにしておくとよい。支持台60のセット位置を正確に把握することで、測定対象物1の位置のバラつきを低減することができる。なお、支持台60と台部70との接触箇所にはゴムシートなどの振動低減部材等を設けておくとよい。
支持台60が正確にセットされた状態で、測定対象物1の検査が開始される。検査が終了したら、支持台60を再度引き出し、次の測定対象物1を設置し上記動作を繰り返せばよい。
上記実施の形態では、超音波発生部20が上、クラック有無判断部50が下に設置されている状態を例に示しているが、これらが逆の位置関係になってもよい。つまり、測定対象物1を挟んで、超音波発生部20とクラック有無判断部50とが対向していればよい。
[薄板加振装置200の効果]
薄板加振装置200によれば、振動板12の振動によって、測定対象物1全体に縦波を主とする均一な振動による音波を与えることができ、測定対象物1の振動状態を一定に保ち、測定対象物1のクラックの有無の検知について安定した測定を可能とすることが可能になる。つまり、測定対象物1と薄板支持部材100との接触面積を小さくし、支持手段30の影響を小さくすることで、測定対象物1の振動状態を一定に保ち、測定対象物1を安定的に振動させることができ、測定対象物1のクラックの有無の検知について安定して測定することが可能になる。また、薄板加振装置200によれば、薄板支持部材100を備えているので、薄板支持部材100の磨耗劣化を意識することなく、長時間安定して検査を行うことができることになる。
なお、上記の構成のように、超音波発生部20の振動板12から超音波を測定対象物1に向けて放射するものとしたが、必ずしも超音波を用いる必要はなく、測定対象物1全体に縦波を主とする均一な振動を与えることができる音波を放射できるものとすれば、測定対象物1のクラックの有無の検知は可能である。ただし、振動板12から放射する音波を超音波とすることによって、人間の聴覚で感じ取れることはなく、使用者に不快感を与えることがない。
1 測定対象物、10 振動部、10a 圧電素子、11 ホーン、12 振動板、13 発振部、20 超音波発生部、30 支持手段、32 支持部材設置部、40 位置決定部、50 クラック有無判断部、51 音検出装置、52 音響エネルギー解析部、60 支持台、60a 開口部、61 取っ手、62 レール駆動部、70 台部、71 加振部固定部、71a 支持棒、71b 支持棒固定部、72 セット部、72a レール部、72b 開口部、73 検知部固定部、73a 空間部、73b 支持棒、73c 支持棒固定部、100 薄板支持部材、101 土台部、102 第一振動緩衝部、103 第二振動緩衝部、104 薄板接触部、104a 薄板接触部強化材、200 薄板加振装置。

Claims (6)

  1. 端に位置する平面円形状の薄板接触部と、
    基端に位置する平面円形状の土台部と、
    前記薄板接触部と前記土台部との間に位置する平面円形状の中間部と、を有し、
    前記薄板接触部、前記土台部、及び前記中間部は、単一素材で一体形成され、前記平面円形状の面積が、前記土台部、前記中間部、前記薄板接触部の順に縮小されており、
    前記中間部は、前記平面円形状の面積が異なる複数段で構成されており、
    前記中間部のそれぞれの高さが、前記薄板接触部の高さ以下に形成されており、前記薄板接触部の高さは前記土台部の高さ以下に形成されており、薄板形状の測定対象物を支持する薄板支持部材と、
    前記薄板支持部材が設置される支持部材設置部と、
    前記薄板支持部材に支持された測定対象物に向かって音波を放射し、前記測定対象物を振動させる加振部と、を備えた
    ことを特徴とする薄板加振装置
  2. 前記薄板接触部の先端は曲面とされており、
    前記曲面の曲率半径は、
    前記測定対象物の反りの曲率半径と同等に成形されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄板加振装置
  3. 前記薄板接触部、前記土台部、及び前記中間部は、
    前記平面円形状が同心円となるように積層されて一体成形されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の薄板加振装置
  4. 前記薄板接触部の先端は、
    前記薄板接触部の構成材料よりも高い硬度及び高い潤滑性のうちの少なくとも一方を満たす素材でコーティングされている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄板加振装置
  5. 前記測定対象物が振動することによって発生する音を検出し、その音情報に基づいて、前記測定対象物のクラックの有無を検知する検知部を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の薄板加振装置。
  6. 前記単一素材は、合成ゴム又は天然ゴムである
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の薄板加振装置。
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