JP5490187B2 - 薄板検査装置、薄板検査方法、及び、薄板の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係る薄板検査装置100の概略構成図である。以下、図1を参照しながら、薄板検査装置100の構成について説明する。また、図1を含め、以下の図面においては、各構成部材同士の大きさの関係を限定するものではなく、実際のものとは異なる場合がある。
本実施の形態に係る薄板検査装置100は、少なくとも、薄板である測定対象物1に対して超音波を放射する超音波発生部20、測定対象物1を固定させずに設置させる支持手段30、超音波発生部20の高さ方向の位置を調整する加振高さ調節部40、超音波発生部20によって加振された測定対象物1から発生する振動を検知する振動検知部50、超音波発生部20、加振高さ調節部40、振動検知部50に接続され、全体の動作を制御する情報処理部60を有している。
測定対象物1は、薄板検査装置100の構成ではないが被検体であるのでここで詳しく説明しておく。測定対象物1は、たとえばシリコン基板あるいは太陽電池用セル等の半導体ウェハ基板、又は、金属材料等の薄い板状のもの、つまり薄板であるとする。また、測定対象物1の平面形状を特に限定するものではなく、たとえば平面形状が四角形状であってもよく、円形状であってもよい。この測定対象物1は、振動板12と検知部51との間の空気層において、振動板12におけるホーン11が設置された面とは反対側の面に対向するように、支持手段30における突起部31の上に固定されずに載置される。
振動部10は、15kHz〜45kHz帯域内に共振周波数f0を有する圧電素子10aを挟み込んで備えており、その圧電素子10aで発生した振動を伝播する金属(剛体)によって形成されている。
なお、正確には圧電素子10aの共振周波数f0と振動板12の共振周波数f0については、振動板12の接合方法やホーン11の形状により0.1kHz程度のずれが生じる場合がある。
突起部31は、小さな面積の先端で測定対象物1と接触し、測定対象物1を固定させずに支持するものである。このように、測定対象物1と突起部31との接触面積を小さくすることで、振動板12から放射される超音波によって測定対象物1の振動に対する支持手段30の影響を小さくしている。つまり、測定対象物1と突起部31との接触面積を小さくすることで、測定対象物1の振動を抑制しないようにしているのである。
加振高さ調節部40は、上述した通り、稼動ステージ41及びステージ動力部42によって、超音波発生部20の高さ方向の位置を変更する機能を持っている。稼動ステージ41は、超音波発生部20を支持し、ステージ動力部42によって上下方向に稼動されるものである。ステージ動力部42は、情報処理部60からの指令によって稼動ステージ41を動作させるものである。例えば、加振高さ調節部40は、ステージ動力部42に特定の入力信号が与えられることで、一定速度で稼動ステージ41を動作させるように構成するとよい。このとき、超音波発生部20の位置を0.1mmよりも小さい精度で調節可能にしておくとよい。
検知部51は、例えば、マイクロホン、音センサー、超音波センサー、赤外線センサー、光センサー又はこれらのいずれかを組み合わせたものによって構成され、測定対象物1の振動状態を、非接触にて検知するものである。この検知部51によって検知された情報は、振動解析部52に送信される。
図2は、薄板検査装置100の情報処理部60を構成する回路構成を示すブロック図である。図3は、薄板検査装置100の情報処理部60の制御処理の流れを示すフローチャートである。図2及び図3に基づいて、情報処理部60、つまり薄板検査装置100の制御体系について説明する。
(1)15kHz未満だと人間の可聴領域となるため、人間の聴覚で感じ取ることが可能となり、使用者に不快感を与える可能性がある。
(2)45kHzを超えると周波数が大き過ぎて、十分な振幅が得られないため、音圧レベルが低下することになる。
図4は、測定対象物1と振動板12との距離Δhと、測定対象物1にかかる音圧レベルP及び測定対象物1の変位量Δrと、の関係を表すグラフである。図5は、測定対象物1と振動板12との距離Δhと、測定対象物1の反り量と、の関係を示すグラフである。図4及び図5を参照しながら、薄板検査装置100による測定対象物1の振動検知から反り量を算出する際の動作について説明する。
薄板検査装置100では、超音波発生部20の高さを変更しながら、振動検知部50により変位量を測定するので、測定対象物1と振動板12との最適な距離Δhmaxを把握でき、Δhmaxから測定対象物1の反り量を計算、検知することが可能となる。したがって、薄板検査装置100によれば、測定対象物1の反り量を、簡易かつ短時間で不良率を高めずに検知することが可能になる。
Claims (11)
- 測定対象物が載置される支持手段と、
前記測定対象物に振動を与える加振部と、
前記測定対象物の振動の状態を検知する振動検知部と、
前記加振部への入力条件及び前記加振部と前記測定対象物との距離のうち少なくとも1つにより前記測定対象物の加振力を調節する情報処理部と、を有し、
前記情報処理部は、
前記振動検知部での検知値と、前記加振部への入力条件及び前記加振部と前記測定対象物との距離のうちの少なくとも1つとから、前記測定対象物の反り量を算出する
ことを特徴とする薄板検査装置。 - 前記情報処理部が前記加振部と前記測定対象物との距離により前記測定対象物の加振力を調節するものにおいて、
前記情報処理部は、
前記加振部への入力、周波数及び初期位置を記憶した状態で、
前記測定対象物と前記加振部との距離により前記測定対象物の加振力を調節し、
前記測定対象物の最大振動時の前記測定対象物と前記加振部との距離を記憶し、
該記憶した距離と前記加振部の周波数との関係により、前記測定対象物の反り量を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の薄板検査装置。 - 前記加振部側を駆動させて、前記加振部と前記測定対象物との距離を変更可能な加振高さ調節部を設け、
前記情報処理部は、
前記加振高さ調節部を制御して、前記測定対象物の加振力を調節する
ことを特徴とする請求項2に記載の薄板検査装置。 - 前記測定対象物側を駆動させて、前記加振部と前記測定対象物との距離を変更可能な加振高さ調節部を設け、
前記情報処理部は、
前記加振高さ調節部を制御して、前記測定対象物の加振力を調節する
ことを特徴とする請求項2に記載の薄板検査装置。 - 前記加振部は、
非接触で前記測定対象物を加振する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の薄板検査装置。 - 前記加振部は、
超音波にて前記測定対象物を加振する
ことを特徴とする請求項5に記載の薄板検査装置。 - 前記振動検知部は、
非接触で前記測定対象物の振動を検知する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の薄板検査装置。 - 前記振動検知部に音検知機能を併せて持たせ、
前記情報処理部は、
前記測定対象物のクラック検知も可能としている
ことを特徴とする請求項7に記載の薄板検査装置。 - 前記情報処理部は、
前記測定対象物の反り量をアウトプットする出力ポートを有し、
前記出力ポートを介して、他の測定機器と連動可能に構成された
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の薄板検査装置。 - 載置されている測定対象物に加振部から超音波を放射し、
前記測定対象物と前記超音波の放射部材との距離により前記測定対象物の加振力を調節し、
前記測定対象物の最大振動時の前記測定対象物と前記加振部との距離を記憶し、
該記憶した距離とそのときの前記超音波の周波数との関係により、前記測定対象物の反り量を算出する
ことを特徴とする薄板検査方法。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の薄板検査装置を適用し、請求項10に記載の薄板検査方法を用いて、太陽電池セル及び複数の太陽電池セルのモジュールを製造する
ことを特徴とする薄板の製造方法。
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