JP5865311B2 - 現像剤、画像形成方法、及び現像剤の製造方法 - Google Patents

現像剤、画像形成方法、及び現像剤の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、トナー粒子と、架橋ポリエステル樹脂粒子と、外添剤とを含有する現像剤に関する。さらに、本発明はこの現像剤を用いた画像形成方法、及びこの現像剤の製造方法に関する。
電子写真法のような画像形成方法は、以下のようなものである。すなわち、感光体ドラムのような静電潜像担持体の表面をコロナ放電等により帯電させた後、レーザー等により露光して静電潜像を形成する。そして、この静電潜像をトナー粒子で現像してトナー像を形成し、さらに、このトナー像を被転写体に転写する。次いで、転写された画像を熱ローラー等により被転写体に定着して画像を形成する方法である。これらの画像形成法に適用するトナー粒子としては、結着樹脂(バインダー樹脂)と磁性材料等とを含有するトナー粒子が挙げられる。結着樹脂としては熱可塑性樹脂等が挙げられる。このようなトナー粒子は、一定量の電荷で帯電されている。
静電潜像担持体(像担持体)の表面においては、トナー粒子に起因するフィルミングが発生しやすい。フィルミングを防止するために、該像担持体の表面を研磨する方法が検討されている。例えば、特許文献1においては、トナー粒子と研磨粒子としての金属酸化物とを含有する磁性トナーが記載されている。
磁性トナーを用いて現像を行う場合は、一連の画像形成プロセスの後、像担持体表面に残留した磁性トナーをクリーニング部材(例えば、クリーニングブレード又はクリーニングブラシ等)で掻き取ることにより、研磨剤を像担持体表面に圧接して研磨する。
研磨粒子はトナー粒子と同様の電荷に帯電されており、トナー粒子に付随して像担持体表面に移行する。そして、特許文献1の研磨粒子は、像担持体におけるトナー粒子が付着された部分(つまり、後の現像工程において画像部となる部分)のみを研磨する。そのため、像担持体表面の画像が形成されない部分(非画像部)においては、研磨効果が発揮されない。ここで、定型フォーム等に基づく同一画像を長期間大量に像担持体表面に形成する場合は、トナー粒子及び研磨粒子が付着しない非画像部の像担持体表面においては研磨が長期間なされないため、下記のような問題が発生していた。
つまり、高湿度環境下では、研磨粒子による研磨がなされていない非画像部においては、コロナ放電等による帯電時に生成された放電生成物が像担持体表面に付着し、この放電生成物が空気中の水と結合することにより、像担持体の表面抵抗が低下して潜像を維持することができなくなる。その結果、ぼやけた画像(画像流れ)が発生してしまうため、画像形成が不良となることがあった。また、研磨粒子をトナー粒子とともに像担持体表面に付着させる場合には、トナー粒子の帯電性が高くなり過ぎるため、画像形成性が不適切になることもあった。
画像流れを抑制するために、画像を出力する前にトナー粒子を像担持体表面に供給して像担持体を研磨する工程を別途設けることが検討されている(例えば、特許文献2)。しかしながら、特許文献2においては、像担持体の研磨に必要以上の時間がかかったり、トナー粒子の消費量が多くなりすぎてしまったりする。
さらに、特許文献1のように研磨粒子を使用したり、特許文献2のように像担持体表面を研磨する工程を別途設けたりすると、コストアップを招くことがある。
特開昭61−236560号公報 特開2007−248547号公報
本発明は上記のような従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、現像剤を用いる場合に、像担持体表面の非画像部においても良好な研磨が達成されることで画像流れ等の画像欠陥を抑制することである。さらに、本発明の課題は、現像剤の製造方法、及び上記のような現像剤を用いた画像形成方法に到達することである。
上記のような課題を解決するため、本発明は以下を要旨とする。
すなわち、本発明の現像剤は、結着樹脂及び磁性粉を含むトナー粒子と、2μm以上30μm以下の粒径を有し、無機粒子を含まない架橋ポリエステル樹脂粒子と、無機酸化物を含む外添剤と、を含有する。上記トナー粒子の表面と上記架橋ポリエステル樹脂粒子の表面とには、同一の処理態様で前記外添剤が付着している。
本発明の画像形成方法は、結着樹脂及び磁性粉を含むトナー粒子と、2μm以上30μm以下の粒径を有する架橋ポリエステル樹脂粒子と、外添剤とを含有し、上記トナー粒子及び上記架橋ポリエステル樹脂粒子には、上記外添剤を用いて同一の外添処理が施されている現像剤を用いるものである。本発明の画像形成方法は、転写を行った後に、像担持体の表面に残留する上記トナー粒子及び上記架橋ポリエステル樹脂粒子をクリーニング部材を用いて掻き取る掻き取り工程と、被転写体の表面における印字率が80%以上である場合に、上記架橋ポリエステル樹脂粒子を像担持体表面に飛翔させるために用紙1枚分に相当する区間の非露光区間を設ける非露光工程とを含む。
さらに、本発明に係る現像剤の製造方法は、本発明に係る上記現像剤を製造する方法である。本発明の現像剤の製造方法は、結着樹脂及び磁性粉を含む上記トナー粒子と、2μm以上30μm以下の粒径を有する上記架橋ポリエステル樹脂粒子とが混合されてなる粒子混合物を調製する調製工程と、上記粒子混合物に対し、上記外添剤による外添処理を行う外添工程と、を含む。
本発明によれば、画像形成に用いられた場合に、像担持体表面の画像部のみならず非画像部においても効果的に像担持体表面を研磨することができ、画像欠陥が抑制された高画質な画像形成が可能な現像剤を提供することができる。
本実施形態の現像剤の概略図である。 本実施形態の画像形成方法を行うための画像形成装置における、像担持体の周辺部を示す図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内で、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の要旨を限定するものではない。
本発明の現像剤は、結着樹脂及び磁性粉を含むトナー粒子と、2μm以上30μm以下の粒径を有する架橋ポリエステル樹脂粒子と、外添剤と、を含有する。本発明の現像剤は、例えば、電子写真法のような画像形成方法において用いることができる。
本発明の現像剤の構造を、図1を用いて以下に説明する。本発明の現像剤1においては、トナー粒子2と架橋ポリエステル樹脂粒子3とが、混合された状態で含有されている。そして、トナー粒子2及び架橋ポリエステル樹脂粒子3の表面には、これらの粒子よりも小さい粒子からなる外添剤4が外添されて付着している。
結着樹脂の種類は特に制限されず、適宜に選択することができる。結着樹脂の具体例としては、熱可塑性樹脂(例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系共重合体、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ビニルエーテル系樹脂及びN−ビニル系樹脂、又はスチレン−ブタジエン樹脂)等が挙げられる。
磁性粉としては、公知のものを用いることができる。磁性粉の具体例としては、強磁性元素の金属もしくは合金(フェライト、マグネタイト、鉄、コバルト、又はニッケル)、これらの強磁性元素を含む化合物、又はこれらの強磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって強磁性を示すようになる合金を挙げることができる。
これらの磁性粉が十分に着色している場合はトナー粒子2における着色剤としての役割をも果たすものとなるため、このような場合は、トナー粒子2中に着色剤を別途含有させる必要はない。
磁性粉の粒径(平均粒径)は特に制限されるものではないが、0.1μm以上1.0μm以下であることが好ましく、0.1μm以上0.5μm以下であることがより好ましい。
トナー粒子2における磁性粉の含有量としては、トナー粒子100質量部に対して1質量部以上60質量部以下であることが好ましく、20質量部以上50質量部以下であることがより好ましい。
なお、磁性粉によるトナー粒子2の着色が十分でない場合は、トナー粒子2に公知の着色剤を含有させることができる。着色剤の具体例としては、黒色顔料(カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、又はアニリンブラック)、黄色顔料(黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、又はタートラジンレーキ)、橙色顔料(赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、又はインダスレンブリリアントオレンジGK)、赤色顔料(ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、又はブリリアントカーミン3B)、紫色顔料(マンガン紫、ファストバイオレットB、又はメチルバイオレットレーキ)、青色顔料(紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、又はインダスレンブルーBC)、緑色顔料(クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、又はファイナルイエローグリーンG)、白色顔料(亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、又は硫化亜鉛)、又は体質顔料(バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、又はアルミナホワイト)が挙げられる。
トナー粒子2は、本発明の効果を損なわない範囲内で、必要に応じて、帯電制御剤や離型剤等の各種の添加剤を含有(内包又は内添)していてもよい。
帯電制御剤は帯電レベルや帯電立ち上がり特性を向上させ、優れた耐久性や安定性等を得るために配合される。現像剤1は正帯電されたトナー粒子2を現像に供するので、正帯電性の帯電制御剤が添加され得る。
このような正帯電性帯電制御剤としては、例えば、アジン化合物(ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、オルトオキサジン、メタオキサジン、パラオキサジン、オルトチアジン、メタチアジン、パラチアジン、1,2,3-トリアジン、1,2,4-トリアジン、1,3,5-トリアジン、1,2,4-オキサジアジン、1,3,4-オキサジアジン、1,2,6-オキサジアジン、1,3,4-チアジアジン、1,3,5-チアジアジン、1,2,3,4-テトラジン、1,2,4,5-テトラジン、1,2,3,5-テトラジン、1,2,4,6-オキサトリアジン、1,3,4,5-オキサトリアジン、フタラジン、キナゾリン、又はキノキサリン)、アジン化合物からなる直接染料(アジンファストレッドFC、アジンファストレッド12BK、アジンバイオレットBO、アジンブラウン3G、アジンライトブラウンGR、アジンダークグリーンBH/C、アジンディープブラックEW、又はアジンディーブラック3RL)、ニグロシン化合物(ニグロシン、ニグロシン塩、又はニグロシン誘導体)、ニグロシン化合物からなる酸性染料(ニグロシンBK、ニグロシンNB、又はニグロシンZ)、ナフテン酸又は高級脂肪酸の金属塩類、アルコキシル化アミン、アルキルアミド、又は4級アンモニウム塩(ベンジルメチルヘキシルデシルアンモニウム又はデシルトリメチルアンモニウムクロライド)等が挙げられる。また、4級アンモニウム塩、カルボン酸塩あるいはカルボキシル基を官能基として有する樹脂又はオリゴマー等も使用することができる。これらを1種単独で使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。
離型剤は、定着性や耐オフセット性を向上させる目的で含有される。離型剤としてはワックスが好ましい。ワックスの例としては、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、フッ素樹脂系ワックス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィンワックス、又はエステルワックス等が挙げられる。これらのワックスの中では、結着樹脂中でのワックスの分散径を小さくしやすく、融点が比較的低く、定着性に優れているため、エステルワックスが好ましい。エステルワックスの例としては、植物材料から得られる天然ワックス(キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木蝋、又はホホバワックス等)、化学合成によって製造される合成エステルワックス、又は溶剤を用いて褐炭から抽出されるモンタンワックス等が挙げられる。これらを1種単独で使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。
トナー粒子2の粒径(平均粒径)は5μm以上12μm以下であることが好ましく、6μm以上11μm以下がより好ましい。
トナー粒子2は、公知のトナー製造法に従って製造することができる。例えば、まず、結着樹脂、磁性粉及び必要に応じてその他の添加剤等を、混合機(例えば、ヘンシェルミキサー又はボウルミル)を用いて十分撹拌混合する。そして、熱混練機(例えば、加熱ロール、ニーダー、又はエクストルーダー)を用いて溶融混練した後冷却固化する。次いで、粉砕と分級とを行うことにより、トナー粒子2を製造することができる。
次に、架橋ポリエステル樹脂粒子3について以下に述べる。
架橋ポリエステル樹脂粒子3は、架橋性モノマーで架橋されたポリエステル樹脂を主成分とする粒子である。ポリエステル樹脂は高い負帯電性を有しているため、架橋ポリエステル樹脂粒子3は画像形成に用いられた場合に正帯電した像担持体表面の露光されていない部分(正電荷が残っているため、トナー粒子2が付着しないため非画像部となる部分)に飛翔する。そして、架橋ポリエステル樹脂粒子3は紙等の被転写体に転写されないため、非画像部において研磨剤としての役割を果たす。また、ポリエステル樹脂粒子3は架橋しているため、非常に硬度が高くなり、画像形成における像担持体に対する研磨性(清浄性)はもちろんのこと、紙等に転写された画像を熱ロール等を用いて定着させる場合のオフセットを抑制するという顕著な効果を奏する。架橋ポリエステル樹脂粒子3はトナー粒子2と同一の外添処理が行われているため、流動性及び取扱性に優れ、さらに研磨性にも優れるものとなる。
ポリエステル樹脂のモノマー成分としては、以下のような2価のアルコール成分及び2価の酸成分を用いることができる。2価のアルコール成分としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、水素化ビスフェノールA、又はビスフェノールのアルコール、並びにそれらの誘導体等が挙げられる。
2価の酸成分としては、例えば、ジカルボン酸類及びその誘導体等が挙げられる。ジカルボン酸類及びその誘導体としては、ベンゼンジカルボン酸類(フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、又は無水フタル酸)又はそれらの無水物あるいはそれらの低級アルキルエステル;アルキルジカルボン酸類(こはく酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸)又はその無水物やそれらの低級アルキルエステル;アルケニルコハク酸類(n−ドデセニルコハク酸)又はアルキルコハク酸類(n−ドデシルコハク酸)、あるいはそれらの無水物又はそれらの低級アルキルエステル;不飽和ジカルボン酸類(フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、又はイタコン酸)又はそれらの無水物あるいはそれらの低級アルキルエステルが挙げられる。
ポリエステル樹脂を架橋するための架橋性モノマーとしては、3価以上の多価アルコール成分又は3価以上の多価酸成分が挙げられる。良好な架橋性の観点からは、これらの成分を併用することが好ましい。
3価以上の多価アルコール成分としては、例えば、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、又は1,3,5−トリヒドロキシベンゼンが挙げられる。
3価以上の多価カルボン酸成分としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、又はエンポール三量体酸等の酸、及びこれらの無水物、並びに低級アルキルエステル又はテトラカルボン酸等の酸、及びこれらの誘導体が挙げられる。
上述したようなモノマー成分(2価のアルコール成分、2価の酸成分及び架橋性モノマー)を、適宜な重合方法及び重合条件で重合に付することにより、架橋ポリエステル樹脂が得られる。重合に際しては、公知の重合触媒等を用いてもよい。
上述のような架橋ポリエステル樹脂をニーダー又はエクストルーダーのような熱混練機を用いて溶融混練し、次いで冷却固化した後、粉砕及び分級を行うことにより、架橋ポリエステル樹脂粒子3が得られる。
架橋ポリエステル樹脂粒子3の粒径(平均粒子径)は、2μm以上30μm以下である。特に、架橋ポリエステル樹脂粒子3の粒径は4μm以上15μm以下であることが好ましく、6μm以上10μm以下であることがより好ましい。架橋ポリエステル樹脂粒子3の粒径がこの範囲を外れると、得られる現像剤1は像担持体表面における非画像部となる部分の研磨性に劣るものとなる。研磨が不十分な部分は、帯電時に生成する放電生成物が付着したままであり、高湿時に放電生成物と大気中の水とが結合することにより、像担持体表面の抵抗が低下し潜像を維持することができなくなる。そのため、粒径が上記範囲を外れる架橋ポリエステル樹脂粒子3を含有する現像剤1は、画像形成に用いられた場合に画像流れ等の画像欠陥を生じることがある。
現像剤1において、架橋ポリエステル樹脂粒子3の含有割合は、トナー粒子2と架橋ポリエステル樹脂粒子3との合計個数に対して0.5個数%以上5.0個数%以下であることが好ましく、2個数%以上4.5個数%以下であることがより好ましく、3個数%以上4個数%以下であることがさらに好ましい。架橋ポリエステル樹脂粒子3の含有割合が0.5個数%以上であることにより、像担持体表面における非画像部となる部分の研磨性に優れる現像剤1とすることができる。一方、5.0個数%以下であることにより、画像形成時に、像剤担持体に担持されたトナー粒子の層が局部的に厚くなることを抑制し、層乱れを抑制することができる。上記個数の計測方法は実施例において詳述する。なお、層乱れとは、逆帯電された粒子(架橋ポリエステル樹脂粒子3)が多い場合に逆帯電された粒子とトナー粒子との帯電凝集が発生し、それにより、像担持体に現像剤1を供給するための現像ローラー表面のトナー粒子2により形成される層が一部厚くなり、厚くなったトナー層から凝集粒子が像担持体に飛翔することで、形成画像の白紙部に不要な画像が形成される現象である。
架橋ポリエステル樹脂粒子3の架橋の度合いはゲル分率を指標とする。ゲル分率は80%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましい。ゲル分率が80%以上であると、架橋効果による研磨性及び耐オフセット性を向上させることができる。ゲル分率の測定は、例えば、架橋ポリエステル樹脂を適切な溶剤で溶解し、溶解せずに残存している部分(架橋部分)をゲルとし、ゲル部分の質量と溶解前の架橋ポリエステル樹脂の質量との比(百分率)を求めることにより行う。
現像剤1においては、トナー粒子2と架橋ポリエステル樹脂粒子3とに対し、同一の外添剤4を用いて同一の外添処理が施されている。外添処理は、トナー粒子2及び架橋ポリエステル樹脂粒子3の流動性や保存安定性を向上させるためだけではなく、トナー粒子2に研磨性を付与して像担持体表面のフィルミング発生防止やクリーニング性を向上させるために、トナー粒子2及び架橋ポリエステル樹脂粒子3表面に対して外添剤4を付着させる処理である。外添処理の手法としては、例えば、トナー粒子2と架橋ポリエステル樹脂粒子3と外添剤4とを、ヘンシェルミキサーやホモジナイザー等を用いて撹拌すること等が挙げられる。
同一の外添処理を行わない場合には、トナー粒子2と架橋ポリエステル樹脂粒子3との流動性及び研磨性にばらつきが生じ、得られる現像剤1は研磨性に劣るものとなり、画像形成時に画像流れ等の欠陥が発生してしまう。また、トナー粒子2に外添処理を行わない場合には、トナー粒子2に研磨性を付与することができず、像担持体表面における画像部の研磨が不十分になるという問題がある。
外添剤4としては、例えば、無機酸化物(酸化チタン、シリカ、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、又は酸化亜鉛)が挙げられる。また、外添剤4には、トナー粒子2及び架橋ポリエステル樹脂粒子3の流動性や保存安定性、帯電性能をさらに向上させる目的で、これらの外添剤はシリコーンオイル、シランカップリング剤、又はチタンカップリング剤等によって表面処理されていてもよい。また、外添剤4の粒径は、0.01μm以上1.0μm以下であるのが好ましい。
トナー粒子2及び架橋ポリエステル樹脂粒子3に対する外添剤の付与量は、トナー粒子2及び架橋ポリエステル樹脂粒子3の合計100質量部に対し、0.1質量部以上10.0質量部以下であることが好ましく、0.2質量部以上5.0質量部以下であることがより好ましい。
現像剤1においては、正帯電されたトナー粒子2が供給される像担持体表面の画像部では、トナー粒子2表面に付着した外添剤4が研磨剤として作用する。そして、負帯電された架橋ポリエステル樹脂粒子3が飛翔する像担持体表面の非画像部においては、硬度が高く外添剤4が付着された架橋ポリエステル樹脂粒子3が研磨剤として作用する。したがって、現像剤1は、像担持体表面の画像部のみならず、非画像部においても優れた研磨性を達成することができ、画像欠陥の発生を抑制することができる。
本発明の現像剤1の製造方法は、まず、トナー粒子2と架橋ポリエステル樹脂粒子3とが混合されてなる粒子混合物を調製し、この粒子混合物に対して外添剤4による外添処理を行うものである。
上記粒子混合物を調製するに際し、結着樹脂及び磁性粉を混合して混合物を得、この混合物を溶融混練した後に粉砕及び分級してトナー粒子2を調製し、トナー粒子2に架橋ポリエステル樹脂粒子3を配合することにより粒子混合物を調製することができる(調製方法1)。
また、上記粒子混合物を調製するに際し、結着樹脂、磁性粉及び架橋ポリエステル樹脂を混合して混合物を得、この混合物を溶融混練した後に粉砕して、トナー粒子2と架橋ポリエステル樹脂粒子3とを含有する粒子混合物を調製してもよい(調製方法2)。
調製方法1には、トナー粒子2の粒径と架橋ポリエステル樹脂粒子3の粒径とを、互いに異なるサイズに制御することができるという利点がある。一方、調製方法2には、粒子混合物を一段階で調製でき、さらにオフセット抑制効果がより高い現像剤を得ることができるという利点がある。
上記の各成分を混合する方法の例としては、ヘンシェルミキサーやボウルミルのような混合機を用いる方法が挙げられる。また、溶融混練する方法の例としては、加熱ロール、ニーダー、又はエクストルーダーのような熱混練機を用いた方法が挙げられる。粉砕方法の例としては、ボウルミルのような粉砕機を用いた方法が挙げられる。ここで粉砕して得られた粒子を風力分級等により分級することができるが、架橋ポリエステル樹脂粒子3は軽量であるため、分級で除去されないように風力を調整してもよい。
上記のような本発明の現像剤1を用いた画像形成方法について以下に述べる。
図2は、本発明の画像形成方法を行うための画像形成装置における像担持体の周辺部を示す。図1及び図2を参照して、現像剤1を用いた画像形成方法を詳細に説明する。本実施形態の画像形成方法は、転写を行った後に、像担持体の表面に残留するトナー粒子2及び前記架橋ポリエステル樹脂粒子4をクリーニング部材を用いて掻き取る掻き取り工程を含む。特に、現像剤1を準備する工程と、帯電された像担持体の表面を露光して、上記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光工程と、上記静電潜像が形成された像担持体の表面に対して現像剤1を供給し、上記静電潜像をトナー像として現像する現像工程と、上記トナー像を上記像担持体から被転写体へ転写して画像を形成する転写工程と、上記掻き取り工程とを含むことが好ましい。
現像剤1を準備する工程においては、具体的には、上記の調製方法1又は調製方法2を用いることができる。現像剤1は現像器9の中に充填されていてもよい。
次いで、露光工程においては、帯電された像担持体5の表面を露光して、像担持体5の表面に静電潜像を形成する。具体的には、まず、像担持体5の表面を帯電装置6(例えば、コロナ放電等の手法が適用された装置)を用いて正帯電させる(処理6a)。そして、正帯電された像担持体5の表面の一部を、レーザー等の露光装置7を用いて露光し(処理7a)、電気的に中性とすることで正電荷が残っていない部分(露光部)を形成し像担持体5の表面に静電潜像を形成する。処理7aが行われておらず正帯電されたままの部分は、非露光部とも呼ばれる。
現像工程においては、静電潜像が形成された像担持体の表面に対して現像剤を供給し、上記静電潜像をトナー像として現像する。具体的には、現像ローラー8を介して像担持体5の表面に、現像器9から現像剤1を供給する。像担持体5の表面の露光部が現像剤1におけるトナー粒子2を吸引し、トナー像を形成する。本発明の画像形成方法においては現像剤1を用いる。現像剤1に含有されるトナー粒子2は正帯電性であるので露光部に供給され、トナー粒子2が付着した部分が画像部となる。一方、現像剤1に含有される架橋ポリエステル樹脂粒子3は、負に帯電されているので、非露光部(非画像部)に吸引される。
転写工程においては、上記のトナー像を像担持体5から被転写体11へ転写して画像を形成する。具体的には、転写ローラー10を用い、紙等の被転写体11にトナー粒子2を転写する。ここで、すべてのトナー粒子2が被転写体11に転写されるのではなく、像担持体5の表面に、少量のトナー粒子2が残留する。
掻き取り工程においては、転写工程を行った後に、像担持体5の表面に残留するトナー粒子2及び架橋ポリエステル樹脂粒子3をクリーニング部材13を用いて掻き取る。具体的には、トナー像の転写が終了した後、像担持体5の周面に残留しているトナー粒子2及び架橋ポリエステル樹脂粒子3を、クリーニング部材13(例えば、クリーニングブレード又はクリーニングブラシ等)を用いて掻き取る。ここで、像担持体5の画像部においては、トナー粒子2の表面に付着する外添剤4(図2においては図示せず)が、クリーニング部材13の像担持体5への圧接によりその表面を研磨して清浄化するとともに、像担持体5の非画像部においては、硬度の高い架橋ポリエステル樹脂粒子3がクリーニング部材13の像担持体5への圧接により該像担持体の表面を研磨する。つまり、現像剤1を用いた画像形成方法においては、画像部及び非画像部のいずれをも十分に研磨して清浄化することができる。
そして、清浄化処理が行われた(つまり、掻き取り工程を経た)像担持体5の周面に対して、再度、新たに帯電処理が行われる。
なお、転写後は、被転写体11に対して定着装置12(例えば、加熱ローラーや加圧ローラー等)を通過する際の加熱等により定着処理が施され、トナー粒子2が被転写体11に定着される。
本発明の画像形成方法においては、被転写体11表面における印字率が80%以上である場合に、非露光工程を含むことが好ましい。非露光工程とは、架橋ポリエステル樹脂粒子3を像担持体5表面に飛翔させるために、用紙1枚分に相当する区間において露光を行わず、つまり用紙1枚分に相当する区間の非露光区間を設ける工程である。被転写体11表面における印字率が80%以上である場合は、正帯電されたトナー粒子2の付着量が多くなるため、負帯電された架橋ポリエステル樹脂粒子3が像担持体5表面に飛翔しにくくなり、その結果、架橋ポリエステル樹脂粒子3が現像器9内に滞留しやすくなる。そのため、架橋ポリエステル樹脂粒子3が飛翔しやすくなるように,非画像部を多くすることを目的として非露光工程を実行すると、架橋ポリエステル樹脂粒子3が多く飛翔して積極的に消費される。その結果、架橋ポリエステル樹脂粒子3が現像器9内に留まることなく十分に非画像部に飛翔することができ、非画像部においても研磨による清浄を良好に行うことができる。非露光工程を行う具体的な態様としては、例えば、印字率が80%以上の出力が100枚続いた場合に、用紙1枚分の画像を形成するのと同じ時間をかけて像担持体5を帯電させ、その後露光を行わない手法等が挙げられる。
なお、印字率Aは、以下の式(1)により算出される。
印字率A(%)=(a/b)×100
上記式中、aは、被転写体11表面における実際に画像が形成される領域の面積である。bは、被転写体11表面における画像を形成することが可能な領域の面積である。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は実施例により何ら限定されるものではない。
[ポリエステル樹脂の調製]
非架橋のポリエステル樹脂i
ビスフェノールA(2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン)50mol%及びコハク酸50mol%を、それぞれ、容量2Lの4つ口フラスコに投入した。このフラスコは、温度計、ステンレススチール製攪拌機、ガラス製窒素ガス導入管及び流下式コンデンサーを備えるものであった。このフラスコをマントルヒーターにセットし、ガラス製窒素ガス導入管より窒素ガスを導入し、フラスコ内を窒素ガスを用いて不活性雰囲気に保った状態で230℃まで昇温させ、この状態を維持しながら重合反応を進行させた。なお、飛散又は昇華等によって単量体(原料モノマー)が減少した場合には、減少量に相当する量の単量体をフラスコ内に補充した。反応系のサンプリングを適時行って、重合物の酸化を測定し、酸価が5mgKOH/gに達した時点で重合反応を停止させ、反応生成物をバットに取り出し、室温まで冷却することにより非架橋のポリエステル樹脂iを調製した。非架橋のポリエステル樹脂iのゲル分率は0質量%であった。
架橋ポリエステル樹脂ii
原料モノマーとしてビスフェノールAを50mol%、テレフタル酸を30mol%及び1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸を20mol用いた以外は、非架橋のポリエステル樹脂iを調製する場合と同様の操作を行って、架橋ポリエステル樹脂iiを得た。架橋ポリエステル樹脂iiのゲル分率は80質量%であった。
非架橋のポリエステル樹脂iii
原料モノマーとしてビスフェノールAを50mol%及びテレフタル酸を50mol%用いた以外は非架橋のポリエステル樹脂iを調製する場合と同様の操作を行って、非架橋のポリエステル樹脂iiiを得た。非架橋のポリエステル樹脂iiiのゲル分率は0質量%であった。
架橋ポリエステル樹脂iv
原料モノマーとしてビスフェノールAを50mol%、コハク酸を20mol%及び1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸を30mol用いた以外は、非架橋のポリエステル樹脂iを調製する場合と同様の操作を行って、架橋ポリエステル樹脂ivを得た。架橋ポリエステル樹脂ivのゲル分率は90質量%であった。
架橋ポリエステル樹脂v
原料モノマーとしてビスフェノールAを50mol%、コハク酸を25mol%及びピロメリット酸を25mol用いた以外は、非架橋のポリエステル樹脂iを調製する場合と同様の操作を行って、架橋ポリエステル樹脂vを得た。架橋ポリエステル樹脂vのゲル分率は84質量%であった。
[ポリエステル樹脂粒子の調製]
架橋ポリエステル樹脂粒子A
架橋ポリエステル樹脂iiをロートプレックス粉砕機(ホソカワミクロン社製)で粗粉砕した後、ターボミル(マツボー社製、「T−250型」)にて、回転数6000rpmでさらに粉砕した。粉砕後、分級機(マツボー社製、「EJ−L−3型」)を用いて風力分級を行って、個数平均粒径が8.3μmである架橋ポリエステル樹脂粒子Aを得た。
架橋ポリエステル樹脂粒子B
架橋ポリエステル樹脂iiを、ターボミルの回転数を10000rpmにして粉砕の粒径を小さくし、さらに分級時に微粉を収集して分級を繰り返した以外は、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを調製する場合と同様の操作を行って、最大粒径1.9μmの架橋ポリエステル樹脂粒子Bを調製した。
架橋ポリエステル樹脂粒子C
架橋ポリエステル樹脂iiについて、ターボミルの回転数を3000rpmに変更して粉砕の粒径を大きくし、さらに分級時に微粉を収集して分級を繰り返した以外は、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを調製する場合と同様の操作を行って、最小粒径30.2μmの架橋ポリエステル樹脂粒子Cを調製した。
非架橋のポリエステル樹脂粒子D
架橋ポリエステル樹脂iiに代えて、非架橋のポリエステル樹脂iiiを用い、ターボミルの回転数を4800rpmとした以外は、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを調製する場合と同様の操作を行って、個数平均粒径7.6μmの非架橋のポリエステル樹脂粒子Dを調製した。
架橋ポリエステル樹脂粒子E
架橋ポリエステル樹脂iiを、ターボミルの回転数を9600rpmに変更し、さらに分級時に微粉を収集して分級を繰り返した以外は、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを調製する場合と同様の操作を行って、個数平均粒径2.8μmの架橋ポリエステル樹脂粒子Eを調製した。
架橋ポリエステル樹脂粒子F
架橋ポリエステル樹脂iiを、ターボミルの回転数を3500rpmに変更して粉砕の粒径を大きくし、さらに分級時に微粉を収集して分級を繰り返した以外は、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを調製する場合と同様の操作を行って、個数平均粒径28.5μmの架橋ポリエステル樹脂粒子Fを調製した。
架橋ポリエステル樹脂粒子G
架橋ポリエステル樹脂iiを架橋ポリエステル樹脂ivに代え、さらに粉砕時の回転数を6500rpmとした以外は、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを調製する場合と同様の操作を行って、個数平均粒径8.8μmの架橋ポリエステル樹脂粒子Gを調製した。
架橋ポリエステル樹脂粒子H
架橋ポリエステル樹脂ivを架橋ポリエステル樹脂vに代えた以外は架橋ポリエステル樹脂粒子Gを調製する場合と同様の操作を行って、個数平均粒径8.6μmの架橋ポリエステル樹脂粒子Hを調製した。
トナー粒子aの調製
下記の成分をヘンシェルミキサー(日本コークス社製、「FM−20B」)で撹拌混合した。
非架橋のポリエステル樹脂i 47質量%
帯電制御剤(藤倉化成社製、「FAC−207P」) 5質量%
磁性粉(三井金属社製のマグネタイト、「TN−15」) 45質量%
離型剤(日油社製、「WEP−3」) 3質量%
次いで、得られた混合物を2軸押出機(東芝機械社製、「TEM−26SS」)で溶融混練し、ロートプレックス粉砕機(ホソカワミクロン社製)で粗粉砕した後、ターボミル(マツボー社製、「T−250型」)で粉砕した。さらに、分級機(マツボー社製、「EJ−L−3型」)で風力分級を行って、平均粒径7.8μmのトナー粒子aを得た。
実施例1
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを、得られる現像剤中の含有割合が3.2個数%となるように添加し、粒子混合物を得た。この粒子混合物100質量部に対し、0.8質量部のシリカ微粒子(アエロジル社製、「RA200」)及び1.0質量部の酸化チタン粒子(チタン工業社製)を添加し、ヘンシェルミキサーにて混合撹拌することによりまぶし処理(外添処理)を行って、実施例1の現像剤を得た。
実施例2
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを、その含有割合が0.5個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例2の現像剤を得た。
実施例3
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを、その含有割合が5.0個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例3の現像剤を得た。
実施例4
下記の成分を、ヘンシェルミキサー(日本コークス社製、「FM−20B」)で撹拌混合した。
非架橋のポリエステル樹脂i 42質量%
架橋ポリエステル樹脂ii 5質量%
帯電制御剤(藤倉化成社製、「FAC−207P」 5質量%
磁性粉(三井金属社製のマグネタイト、「TN−15」) 45質量%
離型剤(日油社製、「WEP−3」) 3質量%
次いで、得られた混合物を2軸押出機(東芝機械社製、「TEM−26SS」)で溶融混練し、ロートプレックス粉砕機(ホソカワミクロン社製)で粗粉砕した後、ターボミル(マツボー社製、「T−250型」)で粉砕した。そして、分級機(マツボー社製、「EJ−L−3型」)で風力分級を行った。その際に、軽量である架橋ポリエステル樹脂粒子が分級で取り除かれないように、風量を弱くして分級を繰り返し、トナー粒子と架橋ポリエステル樹脂粒子の粒子混合物を得た。
この粒子混合物100質量部に対して、0.8質量部のシリカ微粒子(アエロジル社製、「RA200」)及び1.0質量部の酸化チタン粒子(チタン工業社製、「EC100」)を添加し、上記のヘンシェルミキサー中で混合撹拌することによりまぶし処理(外添処理)を行って、実施例4の現像剤を得た。現像剤中のトナー粒子の個数平均粒径は8.1μmであり、架橋ポリエステル樹脂粒子の個数平均粒径は9.5μmであった。また、得られた現像剤中の架橋ポリエステル樹脂粒子の含有割合は3.7個数%であった。
実施例5
実施例3にて得られた現像剤を用い、後述の画像特性評価を行う際に、5枚の用紙(サイズ:A4)に画像を形成する毎に、用紙1枚分の間隔(非露光区間、非露光工程)を空けて次の用紙に画像を形成した。それ以外は、実施例3と同様に評価を行った。
実施例6
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Eを、その含有割合が0.6個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例6の現像剤を得た。
実施例7
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Fを、その含有割合が0.5個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例7の現像剤を得た。
実施例8
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Gを、その含有割合が2.9個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例8の現像剤を得た。
実施例9
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Hを、その含有割合が3.1個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例9の現像剤を得た。
実施例10
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを、その含有割合が0.4個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例10の現像剤を得た。
実施例11
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを、その含有割合が5.2個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例11の現像剤を得た。
比較例1
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Bを、その含有割合が3.3個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例1の現像剤を得た。
比較例2
トナー粒子aに対して、架橋ポリエステル樹脂粒子Cを、その含有割合が2.8個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例2の現像剤を得た。
比較例3
トナー粒子aに対して、非架橋のポリエステル樹脂粒子Dを、その含有割合が3.1個数%となるように添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例3の現像剤を得た。
比較例4
トナー粒子a100質量部に対し、シリカ微粒子(アエロジル社製、「RA200」)を0.8質量部、酸化チタン粒子(チタン工業社製、「EC100」)を1.0質量部添加し、これを上記のヘンシェルミキサー中で混合攪拌して外添処理(まぶし処理)を行った。その後、架橋ポリエステル樹脂粒子Aを、その含有割合が3.0個数%となるように添加し、さらに混合撹拌を行なった。つまり、トナー粒子aと架橋ポリエステル樹脂粒子Aとには、同一の外添処理が行われなかった。
本明細書における実施例の評価方法を以下に示す。
1.現像剤中の架橋ポリエステル樹脂粒子の存在割合
得られた現像剤を、プレパラート上に1層になるようにセットし、これを、光学顕微鏡を用いて500〜3000倍の倍率で観察した。本実施例及び比較例にて得られた現像剤においては、架橋ポリエステル樹脂粒子は着色されていないため白く見え、トナー粒子はマグネタイトが含有されているため黒く見える。そして、画像解析ソフト(三谷商事社製、「Win ROOF」)を用い、トナー粒子と架橋ポリエステル樹脂粒子とを合計で10000個以上となるようにカウントし、トナー粒子と架橋ポリエステル樹脂粒子との合計個数に対する架橋ポリエステル樹脂粒子の存在割合(個数%)を求めた。なお、比較例3においては非架橋のポリエステル樹脂粒子の個数をカウントし、その存在割合を求めた。
2.トナー粒子及び架橋ポリエステル樹脂粒子の粒径
画像解析ソフト(三谷商事社製、「Win ROOF」)を用いて粒径を測定した。個数平均粒径を採用する場合は、それらの平均値を求めた。
3.画像特性評価
印刷機(京セラミタ社製、「LS−4020DN(モノクロプリンター)」の改造機)の現像器部に得られた現像剤200gをセットし、さらにコンテナにも現像剤を充填した。次いで、後述する方法で各種の画像評価(3−1、3−2、及び3−3)を行った。なお、上記の印刷機には、図2にて示すような像担持体及びその周辺装置及びクリーニング部材が備えられている。
3−1.層乱れ評価(初期)
現像剤を印刷機にセットし、白紙を出力した。画像部上及び現像ローラー上の層乱れの発生の有無を目視で確認し、以下の基準で評価した。なお、画像部上の層乱れの発生の評価は、白紙上のかぶりの有無を目視で確認することで行った。なお、白紙上にかぶりが発生する場合には、用紙の搬送方向において、現像ローラーの一周に対応する周期でかぶりの発生が確認できる。
○:画像部上及び現像ローラー上のいずれにも層乱れが発生した。
△:画像部上には層乱れは発生しなかったが、現像ローラー上には発生した。
×:画像部上及び現像ローラー上のいずれにも層乱れが発生した。
3−2.層乱れ評価(長期)
現像剤をセットした後、印字率が80%となるような原稿を2000枚印刷した。その後、白紙を出力し、画像部上及び現像ローラー上の層乱れの発生の有無を目視で確認し、以下の基準で評価した。
○:画像部上及び現像ローラー上のいずれにも層乱れが発生した。
△:画像部上には層乱れは発生しなかったが、現像ローラー上には層乱れが発生した。
×:画像部上及び現像ローラー上のいずれにも層乱れが発生した。
3−3.画像流れ評価
5000枚の用紙を準備し、これらの用紙左端から2cmの箇所に幅2cmのベタ縦帯画像を印字した。そして、印刷機中の像担持体(感光ドラム)を28℃かつ80%RHの環境下で12時間放置した。その後、28℃かつ80%RHの環境下で、1枚の用紙の全面にハーフトーン画像(50%画像)を出力し、その画像を目視で観察した。以下の基準で評価した。
○:ハーフトーンの画像がきちんと出力されていた。
△:ハーフトーン画像が像担持体の画像流れにより、ややぼやけていた。
×:ハーフトーン画像が像担持体の画像流れにより、ぼやけていた。
4.オフセット発生温度
定着部における熱ローラーの定着温度を、10℃きざみで設定した。そして、2.5cm×2.5cmのベタ画像を連続して10枚印字し、熱ローラーにおいてオフセットが発生するか否かを目視で観察し、オフセットが発生する温度を求めた。なお、オフセット発生温度は、実施例1と実施例4とにおいて測定した。
5.ポリエステル樹脂のゲル分率(架橋度合い)
メチルエチルケトンを溶媒とし、80℃かつ24時間の条件で、ソックスレー抽出法によりポリエステル樹脂のゲル分率を測定した。
実施例及び比較例にて得られた現像剤を各種評価に付した。その評価結果を表1に示す。
Figure 0005865311
表1から明らかなように、実施例1〜11にて得られた本発明の現像剤では、画像流れが発生せず、長期にわたって層乱れが発生しなかった。
比較例1にて得られた現像剤では、架橋ポリエステル樹脂粒子の粒径が過小であったため、架橋ポリエステル樹脂粒子を添加することによる効果が発現せず、画像部がぼやけた。これは、画像流れが発生したためと考えられる。
比較例2にて得られた現像剤では、架橋ポリエステル樹脂粒子の粒径が過大であったため、画像流れが発生し、画像部がぼやけた。
比較例3にて得られた現像剤では、架橋ポリエステル樹脂粒子に代えて非架橋のポリエステル樹脂粒子が用いられていたため、画像流れが発生し、画像部がぼやけた。
比較例4にて得られた現像剤では、トナー粒子と架橋ポリエステル樹脂粒子とが、同一の外添処理が施されたものではなかったため、画像流れが発生し、画像部がぼやけた。
本発明の現像剤は、画像形成に用いられた場合の像担持体表面の研磨性に優れており、欠陥のない画像を形成することができる。
1 現像剤
2 トナー粒子
3 架橋ポリエステル樹脂粒子
4 外添剤
5 像担持体
6 帯電装置
6a 正帯電
7 露光装置
7a 露光
8 現像ローラー
9 現像器
10 転写ローラー
11 被転写体
12 定着ローラー
13 クリーニング部材

Claims (7)

  1. 結着樹脂及び磁性粉を含むトナー粒子と、
    2μm以上30μm以下の粒径を有し、無機粒子を含まない架橋ポリエステル樹脂粒子と、
    無機酸化物を含む外添剤と、
    を含有し、
    前記トナー粒子の表面と前記架橋ポリエステル樹脂粒子の表面とには、同一の処理態様で前記外添剤が付着している、現像剤。
  2. 前記架橋ポリエステル樹脂粒子の含有割合が、前記トナー粒子と前記架橋ポリエステル樹脂粒子との合計個数に対して0.5個数%以上5.0個数%以下である、請求項1に記載の現像剤。
  3. 前記トナー粒子は5μm以上12μm以下の粒径を有し、
    前記外添剤は0.01μm以上1.0μm以下の粒径を有する、請求項1又は2に記載の現像剤
  4. 前記トナー粒子は、前記結着樹脂として非架橋のポリエステル樹脂を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現像剤。
  5. 結着樹脂及び磁性粉を含むトナー粒子と、
    2μm以上30μm以下の粒径を有する架橋ポリエステル樹脂粒子と、
    外添剤と、
    を含有し、
    前記トナー粒子及び前記架橋ポリエステル樹脂粒子には、前記外添剤を用いて同一の外添処理が施されている現像剤を用いる、画像形成方法であって、
    転写を行った後に、像担持体の表面に残留する前記トナー粒子及び前記架橋ポリエステル樹脂粒子をクリーニング部材を用いて掻き取る掻き取り工程と、
    被転写体の表面における印字率が80%以上である場合に、前記架橋ポリエステル樹脂粒子を像担持体表面に飛翔させるために用紙1枚分に相当する区間の非露光区間を設ける非露光工程と、
    を含む、画像形成方法
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の現像剤を製造する方法であって、
    結着樹脂及び磁性粉を含む前記トナー粒子と、2μm以上30μm以下の粒径を有する前記架橋ポリエステル樹脂粒子とが混合されてなる粒子混合物を調製する調製工程と、
    前記粒子混合物に対し、前記外添剤による外添処理を行う外添工程と、
    を含む、現像剤の製造方法。
  7. 前記調製工程において、
    前記結着樹脂及び前記磁性粉を混合して混合物を得、前記混合物を溶融混練した後に粉砕して前記トナー粒子を調製し、
    前記トナー粒子に前記架橋ポリエステル樹脂粒子を配合させて前記粒子混合物を調製する、請求項に記載の現像剤の製造方法。
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