JP5865165B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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本発明は、電気掃除機に関する。
現在、家庭等で電気掃除機が広く利用されている。このような電気掃除機は、埃等を吸引する吸込具と、この吸込具に接続された延長管と、この延長管に接続された把手部及び接続部を有するホースと、接続部に接続され、前記吸込具から吸引された埃等を電気掃除機内に吸引するための電動送風機と、この電動送風機を内設した掃除機本体と、を主に備えている。
このような電気掃除機の主な部品は、ポリプロピレンや、ABS(Acrylonitrile−Butadiene−Styrene)樹脂等の一般的な樹脂からなる樹脂製のものが広く用いられている。しかしながら、電気掃除機で清掃作業をする場合は、一般的な樹脂のみからなる把手部や延長管を利用者が手で持ち上げて清掃するので、把手部や延長管の重量が重すぎて電気掃除機の取扱い時に、過度の負担を要することがある。
そこで特許文献1には、軽量化を目的として、炭素繊維を含有した樹脂や、アルミニウムの軽合金で形成した延長管が記載されている。
特開平9−24003号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の電気掃除機においては、炭素繊維を含有した樹脂や、アルミニウム等の軽合金を延長管の内管に使用したことによって、延長管の軽量化及び剛性を図ることができるものの、延長管が、掃除機本体にホースを介在してその先端部位に配置され部品であるため、掃除機本体の軽量化及び剛性化を図ることはできない。
また、電気掃除機は、子供が掃除機本体に乗って遊んだりすることもある。このため、電気掃除機は、掃除機本体の上部の剛性化及び軽量化を図り、電気掃除機全体が軽量で高剛性のあるものが望まれていた。
したがって、特許文献1に記載の事項のみに拠っては、これらの課題を解決することが困難であった。
本発明の目的は、軽量で高剛性を有するハンドルを備えた電気掃除機を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明に係る電気掃除機は、掃除機本体の下方部位に配置される下ケースと、前記下ケースの上側に設けられる上ケースと、前記上ケースに取り付けられるハンドルと、を備え、前記ハンドルは、少なくともその一部がカーボン樹脂によって形成され、前記上ケースは、前記カーボン樹脂よりも弾性率が低く、かつ、引張破壊伸びが大きい非カーボン樹脂によって形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、軽量で高剛性を有するハンドルを備えた電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体を示す要部側面図である。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体を示す要部斜視図である。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体を示す要部分解斜視図である。 車輪と下ケースと上ケースを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体を示す断面を有する斜視図である。 本発明の実施形態に係る電気掃除機を示す背面図である。 ハンドルの拡大分解斜視図である。 ハンドルと上ケースとのねじ止め部位を示す一部断面を有する要部分解斜視図である。 図8のD−D拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
なお、電気掃除機1を説明するのにあたり、便宜上、図1に示すホース接続部11がある側を前、その反対側を後、ハンドル26がある側を上、後輪51,51がある側を左右として説明する。
≪電気掃除機の構成≫
図1に示すように、電気掃除機1は、ゴミや塵埃等(以下、単に「塵埃」という。)を、掃除機本体2内に設けた電動送風機3(図5参照)による送風を利用した吸引力で不図示の吸込具から延長管及び吸引ホース12を介して掃除機本体2内の集塵部4に収集する装置である。この電気掃除機1は、後記するハンドル26を有する掃除機本体2と、吸引力を発生させる電動送風機3(図5参照)と、集塵部4と、吸引ホース12と、手元操作スイッチ等が設けられた不図示の操作管と、延長管(図示省略)と、吸込具(図示省略)と、を備えて構成されている。
≪掃除機本体の構成≫
図1に示すように、掃除機本体2は、掃除機本体2の下方部位に配置された下ケース21と、下ケース21の上側に設けられた上ケース22と、上ケース22の背面側に設けられる排気カバー23と、上ケース22の上面側に配置された上ケースカバー24と、集塵部4の上部を覆う集塵蓋25と、掃除機本体2の上部に設置されたハンドル26と、ハンドル連設部27と、上ケース22に着脱自在に設けられた集塵部4と、下ケース21に軸支された左右一対の車輪5と、電源コード(図示省略)と、を有している。
図2及び図3に示すうように、掃除機本体2を構成するケース体は、カーボン樹脂によって形成されたカーボン樹脂製部品2Aと、カーボン樹脂よりも弾性率が低く、かつ、引張破壊伸びが大きい樹脂によって形成され、カーボン樹脂製部品2Aが取り付けられる非カーボン樹脂製部品2Bと、から主に構成されている。掃除機本体2の外殻は、下ケース21と、上ケース22と、排気カバー23と、上ケースカバー24と、集塵蓋25と、ハンドル26と、ハンドル連設部27とによって主に覆われている。
<カーボン樹脂製部品の構成>
図3に示すように、カーボン樹脂製部品2Aは、炭素繊維を含有するカーボン樹脂により形成された部品であり、非カーボン樹脂製部品2Bと比較して軽量で剛性を有している。このカーボン樹脂製部品2Aは、例えば、短繊維からなる炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂(例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂)で成形されている。カーボン樹脂製部品2Aは、電気掃除機1において、例えば、車輪5、排気カバー23、上ケースカバー24、集塵蓋25、ハンドル26のハンドル下側半体26A、ハンドル連設部27のハンドル連設部内材27b、及び、集塵部4の塵埃分離部42等である。
この場合、カーボン樹脂製部品2Aにおいて、この部品中に含まれる炭素繊維の含有率は、部品が使用される場所に合わせて適宜に変更してもよく、特に限定されない。また、カーボン樹脂製部品2A中に含まれる炭素繊維の長さ、炭素繊維の材質、炭素繊維を含有させる樹脂等は、特に限定されない。
<非カーボン樹脂製部品の構成>
非カーボン樹脂製部品2Bは、カーボン樹脂製部品2Aと比較して弾性率が低く、かつ、引張破壊伸びが大きい一般的な樹脂によって形成された部品である。非カーボン樹脂製部品2Bは、炭素繊維を含有しない一般的な樹脂材料からなる部品であり、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂等から形成されている。非カーボン樹脂製部品2Bは、カーボン樹脂製部品2Aが取り付けられる部材、あるいは、カーボン樹脂製部品2Aが隣接する位置に設置される部材であり、例えば、下ケース21、上ケース22、ハンドル26のハンドル上側半体26B等である。
<下ケースの構成>
図4に示すように、下ケース21は、掃除機本体2の下面部位、下部前後面部位、下部左右側面部位、及び、その内部を絶縁性を有する非カーボン樹脂(例えば、ポリプロピレン)で形成した非カーボン樹脂製部品2Bである。下ケース21には、前端部に形成され、ホース接続部11(図1参照)が着脱されるホース着脱部21aと、前側寄りの中央部に形成され、前輪52(車輪5)を軸支するための前輪軸支部21b(図6参照)と、後側寄りの左右側壁に形成され、後輪51(車輪5)が軸支される後輪軸支部21cと、電動送風機3(図5参照)が内設される送風機設置部21dと、送風機設置部21dの前後に形成された後側側壁21e及び仕切壁21fと、略底付円筒形状の多数の雌ねじ部等が一体形成されている。
図4に示すように、後側側壁21eは、下ケース21の後側側面を形成している側壁部位である。仕切壁21fは、送風機設置部21dと、集塵ユニット41が配置される部位とを仕切るための隔壁であり、下ケース21の中央部に垂直に立設した状態に形成されている。
<上ケースの構成>
前記図4に示すように、上ケース22は、下ケース21の上側に合致した状態で、前端部、中央部及び後端部をそれぞれのねじN1で締結されるケース体であり、例えば、ABS樹脂等の一般的な樹脂によって形成されている。図3に示すように、上ケース22は、それぞれ後記する下側周縁部22aと、車輪カバー部22bと、集塵ユニット収納部22cと、排気カバー設置部22dと、上ケースカバー設置部22eと、集塵蓋配置部22fと、ハンドル設置部22gと、排気口22iと、凸部22jと、雌ねじ部22kと、表示部22mと、ねじ挿入孔(図示省略)と、貫通孔22oと、コード引出部22pと、を有している。
図4に示すように、下側周縁部22aは、前記下ケース21の上側周縁部21gに合致する部位であり、上ケース22の下側の略全周に亘って形成されている。
車輪カバー部22bは、左右の後輪51の上側半分を左右幅方向に略半分覆うように形成された部位であり、後輪51を回転自在に覆って保護する保護部である。車輪カバー部22bは、上ケース22の左右の下側後部に円弧状に切欠形成されている。
図3に示すように、集塵ユニット収納部22cは、集塵ユニット41が配置される部位であり、略円柱形状の集塵ユニット41の後側半分を斜めに収納して保持するように形成されている。
排気カバー設置部22dは、排気カバー23が複数のねじN2によって固定される部位であり、排気カバー23が合致するように上ケース22の後面に形成されている。
上ケースカバー設置部22eは、上ケースカバー24が取り付けられる部位であり、上ケース22の上部後側の集塵ユニット41の背面に形成されている。
集塵蓋配置部22fは、集塵蓋25が回動自在に配置される部位であり、上ケース22の上面前側に形成されている。集塵蓋配置部22fの後部には、集塵蓋25の軸支部25aが回動自在に軸合する左右一対の軸合部22hが形成されている。
図3に示すように、ハンドル設置部22gは、ハンドル26の左右の下端部が取り付けられる部位であり、上ケース22の中央部の左右上部に形成されている。
排気口22iは、電動送風機3(図5参照)によって吸引され、集塵部4で塵埃と分離されて浄化された風が排気される排気口22iであり、上ケース22の後面に形成された複数の開口からなる。
凸部22jは、排気カバー23の内面に形成された係止部(図示省略)が係止する部位であり、上ケース22の後面下部に左右方向に向けて延設されている。
左右一対の雌ねじ部22kは、排気カバー23のねじ挿入孔23dに挿入したねじN2が螺合されるねじ穴であり、排気カバー設置部22dの左右に形成されている。
表示部22mは、例えば、不図示のフィルタの目詰まり状況を段階的に照明表示するインジケータ、または、じゅうたんモード、床・畳みモード、強モードの三つの運転状態を照明表示するインジケータ等である。表示部22m内には、三つのLED(図示省略)を並設した回路基板(図示省略)が内設されている。
貫通孔22oは、上ケースカバー24の下面に突設した係止片24bが挿入して係止される孔であり、上ケースカバー設置部22eの後端部側の左右に形成されている。
図3に示すように、コード引出部22pは、不図示の電源プラグを有するコードが引き出し自在に配置される部位であり、この外側に、排気カバー23のコード引出口23eが合致するように配置されている。
図3及び図6に示す排気カバー23は、排気口22iを覆うようにして配置される略網状の部材であり、多数の排気孔23aが形成されたカーボン樹脂製部品2Aである。図3に示すように、排気カバー23には、排気孔23a(図6参照)と、上ケース22の凸部22jに係止する係止部23bと、回路基板6の爪6aに係止する係止片23cと、ねじN2が挿入されるねじ挿入孔23dと、コード引出口23e(図3参照)と、が形成されている。排気カバー23は、係止部23bを凸部22jに係止して、係止片23cを爪6aに係止し、ねじN2をねじ挿入孔23d(図2参照)を介して雌ねじ部22kに螺合することで、非カーボン樹脂製部品2Bである上ケース22に固定されている。
<上ケースカバーの構成>
図3に示すように、上ケースカバー24は、カーボン樹脂製部品2Aであり、この上ケースカバー24の下側に配置された回路基板6の上面の一部を覆うように設置されている。このため、上ケースカバー24は、回路基板6に帯電した静電気をカーボン(有機導電性繊維)によって大気中に放電することができるので、回路基板6に静電気が帯電するのを抑制することができる。上ケースカバー24は、上ケース22に形成された貫通孔22oに挿入して係止される係止片(図示省略)と、不図示のねじ部材とによって上ケース22の上面に固定されている。
図3に示すように、集塵蓋25は、集塵ユニット41の上部に係合するように配置される開閉蓋体であり、カーボン樹脂製部品2Aからなる。前記したように、集塵蓋25は、後端部の左右に略円筒形状の軸合部22hに回動自在に軸支される軸支部25aと、集塵ユニット41の上部前側に設けられた係合部41aに係合・離脱する係止部25bと、を有している。
図7は、ハンドルの拡大分解斜視図である。図8は、ハンドルと上ケースとのねじ止め部位を示す一部断面を有する要部分解斜視図である。図9は、図8のD−D拡大断面図である。
≪ハンドルの構成≫
図7及び図8に示すように、ハンドル26は、利用者が電気掃除機1を手で持って移動させる際に掴む部位であり、背面視してトンネル状に湾曲して形成されている。ハンドル26は、上部上側に配置される非カーボン樹脂製部品2Bからなるハンドル上側半体26Bと、ハンドル上側半体26Bの下部内側に合致されるカーボン樹脂製部品2Aからなるハンドル下側半体26Aと、複数のねじN4でねじ止めされてなる。ハンドル26は、カーボン樹脂よりも軟質で変形して応力を吸収し易いABS樹脂あるいはポリプロピレン等からなるハンドル上側半体26Bと、非カーボン樹脂よりも軽量で剛性を有し薄肉にすることが可能なハンドル下側半体26Aと、を組み合わせたことにより、ハンドル26全体が軽量で剛性のあるものに形成されている。
<ハンドル上側半体の構成>
非カーボン樹脂製のハンドル上側半体26Bは、中央部及び左右端部にそれぞれ形成され、ハンドル下側半体26Aのねじ挿入孔26Aaに挿入されたねじN4がねじ止められる雌ねじ部26Baと、左右端部に形成された切欠部26Bbと、左右下端部に突出形成された位置決め突起26Bcと、ハンドル上側半体26Bの周縁部に折曲形成された折曲部26Bdと、を有している。このため、ハンドル上側半体26Bは、3本のねじN4によりハンドル下側半体26Aに固定される。また、ハンドル上側半体26Bは、切欠部26Bbを有することで、切欠部26Bbがある分だけに肉抜きすることができるため、その分だけ軽量化されている。また、前記切欠部26Bbは貫通孔で形成してもよい。二股状のハンドル上側半体26Bの下端部には、ハンドル連設部内材27b(図3参照)の外周部に設けられ、上ケース22に固定されたハンドル連設部外枠27a(図3参照)が連続して配置されている。
雌ねじ部26Baは、ハンドル上側半体26Bに一体形成された円筒状突起内に形成されている。
切欠部26Bbは、ハンドル上側半体26Bの左右の下端部に二股状(略三角形)に形成された部位である。ハンドル26は、ハンドル下側半体26Aがカーボン樹脂製で強度があるため、ハンドル下側半体26Aに合致するハンドル上側半体26Bに、この切欠部26Bbを形成することを可能にしている。切欠部26Bbの下側には、上ケース22に固定されたハンドル連設部内材27bが連続して配置されている。
位置決め突起26Bcは、ハンドル連設部27の上端部に形成された位置決め孔27c(図4参照)に挿入されて、ハンドル26をハンドル連設部27の所定位置に保持させるための突起である。
折曲部26Bdは、ハンドル上側半体26Bをハンドル下側半体26Aの折曲部26Aeの先端の係合部26Agに係合させたときに、ハンドル26を断面視して筒状に形成するための部位である。
<ハンドル下側半体の構成>
図7〜図9に示すように、カーボン樹脂製のハンドル下側半体26Aの左右には、切欠部26Bbに合わせて形成された切欠孔26Abと、上ケース22のハンドル固定孔22q(図8参照)に挿入されてねじN5が螺合される複数の雌ねじ部26Acと、折曲部26Aeと、ハンドル26の強度を向上させるための補強リブ26Afと、前記係合部26Agと、が形成されている。
ねじ挿入孔26Aaは、ハンドル上側半体26Bの雌ねじ部26Baに対向するハンドル下側半体26Aの左右端部及び中央部に形成された孔であり、円筒状に形成されている。
切欠孔26Abは、ハンドル下側半体26Aとハンドル上側半体26Bとを合致させた際に、切欠部26Bbの内側に配置される孔であり、ハンドル下側半体26Aの左右の下端部に形成されている。切欠孔26Abは、ハンドル下側半体26Aがカーボン樹脂製で強度があることによって、ハンドル下側半体26Aを肉抜き形状に形成することが可能になっている。
雌ねじ部26Acは、ハンドル下側半体26Aの左右下端部に有底円筒状に形成され、下方向に向けて突設されている。
折曲部26Aeは、縦断面視して上方向に向けてU字状(湾曲状)に曲げて形成された部位であり、折曲部26Bdに合致して筒体を形成する。
補強リブ26Afは、ハンドル下側半体26A内に前後左右方向に向けて形成されて、ハンドル下側半体26Aの強度を向上させるための補強用板部材である。
係合部26Agは、ハンドル上側半体26Bの外周縁に係合する部位であり、折曲部26Aeの先端部に段差状に形成されている。
<ハンドル連設部の構成>
図3に示すように、ハンドル連設部27は、上側にハンドル26の基端部が連設されると共に、集塵部4の外周枠の一部を形成する部材であり、上ケース22にねじ止めされている。ハンドル連設部27は、このハンドル連設部27の外側に設けられ、非カーボン樹脂製部品2Bからなるハンドル連設部外枠27aと、このハンドル連設部外枠27aの内側に設けられ、カーボン樹脂製部品2Aからなるハンドル連設部内材27bと、を備えて構成されている。ハンドル連設部27は、ハンドル26の二股状の切欠孔26Abに合わせて連設するように配置された非カーボン樹脂製のハンドル連設部外枠27aと、カーボン樹脂製のハンドル連設部内材27bと、を組み合わせてなる。
ハンドル連設部外枠27aは、側面視して斜め後上方向に向けて略V字形状に形成された部材であり、例えば、ABS樹脂によって形成されている。ハンドル連設部外枠27aは、カーボン樹脂よりも軟質なABS樹脂等の非カーボン樹脂製部品2Bであるため、ハンドル連設部内材27bにかかった応力を緩和させて、ハンドル連設部内材27bに亀裂ができるのを解消する機能を果たす。
ハンドル連設部内材27bは、略V字形状のハンドル連設部外枠27aの内側に設けられたカーボン樹脂製の部材であり、ハンドル連設部27全体の強度を向上させて薄肉化及び軽量化を図ることができるという機能を果たす。
≪電気掃除機の作用≫
次に、図2及び図3を主に各図を参照しながら本発明の実施形態に係る電気掃除機1の作用を説明する。
例えば、図2及び図3に示すように、電気掃除機1を移動させる場合、利用者は、ハンドル26及び不図示の操作管を手で持って移動させる。この移動の最中にハンドル26には、掃除機本体2全体の荷重や、他の異物と接触するなどして衝撃力等がかかる。その荷重等は、ハンドル26のハンドル上側半体26B及びハンドル下側半体26Aにかかる。
ハンドル上側半体26Bは、カーボン樹脂よりも軟質な非カーボン樹脂製部品2Bからなるので、荷重によって僅かに変形することにより、衝撃を吸収することができる。このため、ハンドル上側半体26Bは、比較的衝撃に対して弱いハンドル下側半体26Aに亀裂が発生するのを抑制することができる。
ハンドル下側半体26Aは、カーボン樹脂から形成されていることにより、ハンドル26に帯電する静電気を大気中に放電することができるため、利用者がハンドル26を掴んだ際に、ハンドル26から利用者に静電気が流れるのを防止することができる。
また、電気掃除機1で子供が遊ぶなどして掃除機本体2に馬乗りし、電気掃除機1の上部にあるハンドル26、ハンドル連設部27、集塵蓋25、上ケースカバー24及び排気カバー23に荷重がかかった場合、それらのカーボン樹脂製部品2Aは、いずれもカーボン樹脂製で強度があると共に、隣接する部材及び取り付けられている部材が、非カーボン樹脂製部品2Bであるため、前記同様に、非カーボン樹脂製部品2Bによって荷重を吸収してカーボン樹脂製部品2Aに亀裂ができるのを抑制することができる。
つまり、ハンドル26、ハンドル連設部27、集塵蓋25、上ケースカバー24及び排気カバー23は、いずれもABS樹脂等の非カーボン樹脂製の上ケース22にねじ止め、あるいは、係止されているので、上ケース22によって荷重を緩和することができる。
また、ハンドル26は、前記したように、カーボン樹脂製のハンドル下側半体26Aと、非カーボン樹脂製のハンドル上側半体26Bとを組み合わせてなるので、一方の部材で荷重を緩和し、他方の部材で全体の強度を向上させることができる。前記したようにハンドル連設部27も、カーボン樹脂製部品2Aであるハンドル連設部外枠27aと、非カーボン樹脂製部品2Bであるハンドル連設部内材27bとからなるため、ハンドル26と同様な作用効果を奏する。
ハンドル26の左右下端部には、側面視して略V字形状の非カーボン樹脂製のハンドル連設部外枠27aと、このハンドル連設部外枠27aの内側に設けられたカーボン樹脂製のハンドル連設部内材27bと、を組み合わせたハンドル連設部27が連設されている。
このため、ハンドル連設部27は、ハンドル26と上ケース22とが接続される部位の外側を、軟質な非カーボン樹脂のハンドル連設部外枠27aで応力を緩和させて亀裂ができるのを抑制させながら、カーボン樹脂製のハンドル連設部内材27bでハンドル連設部27全体の強度を向上させることができると共に、ハンドル26を薄肉にして軽量化を図ることができる。
また、ハンドル26が取り付けられる上ケース22をカーボン樹脂よりも弾性率が低く、かつ、引張破壊伸びが大きい非カーボン樹脂製にしたことにより、カーボン樹脂製のハンドル26にかかった荷重、振動、応力を弾性変形することで吸収することができるため、高剛性にすることができる。
このように、図2及び図3に示す電気掃除機1において、前記したハンドル26、ハンドル連設部27、塵埃分離部42、集塵蓋25、上ケースカバー24、排気カバー23及び車輪5は、いずれも強度があるカーボン樹脂製部品2Aであって、非カーボン樹脂製部品2Bである上ケース22、下ケース21等に取り付けられているので、非カーボン樹脂製部品2Bで応力を緩和することができるため、薄肉化した分だけ軽量化することができる。
その結果、掃除機本体2全体を軽量して、高剛性を有する電気掃除機1にすることができる。
≪変形例≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
前記実施形態では、カーボン樹脂製部品2Aと非カーボン樹脂製部品2Bとをねじ部材で固定した場合を説明したが、ねじ部材以外の締結部材、超音波溶着、接着剤等によるその他の固着手法によって互いに固定してもよい。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2A カーボン樹脂製部品
2B 非カーボン樹脂製部品
21 下ケース
22 上ケース
26 ハンドル
26A ハンドル下側半体
26Ab 切欠孔
26B ハンドル上側半体
26Bb 切欠部
27a ハンドル連設部外枠
27b ハンドル連設部内材

Claims (5)

  1. 掃除機本体の下方部位に配置される下ケースと、前記下ケースの上側に設けられる上ケースと、前記上ケースに取り付けられるハンドルと、を備え、
    前記ハンドルは、少なくともその一部がカーボン樹脂によって形成され、
    前記上ケースは、前記カーボン樹脂よりも弾性率が低く、かつ、引張破壊伸びが大きい非カーボン樹脂によって形成されていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記ハンドルは、上部外側が非カーボン樹脂によって形成されたハンドル上側半体と、
    前記ハンドル上側半体の下部内側に取り付けられ、カーボン樹脂によって形成されたハンドル下側半体と、からなることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記ハンドル上側半体は、左右の下端部に二股状に形成された切欠部を有し、
    前記ハンドル下側半体は、左右の下端部に形成され、前記切欠部の内側に配置された切欠孔を有することを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記切欠部の下側には、前記上ケースに固定されたハンドル連設部内材が連続して配置され、
    前記二股状の前記ハンドル上側半体の下端部には、前記ハンドル連設部内材の外周部に設けられ、前記上ケースに固定されたハンドル連設部外枠が連続して配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
  5. 前記ハンドル連設部内材は、カーボン樹脂によって形成され、
    前記ハンドル連設部外枠は、非カーボン樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電気掃除機。
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