JP5864891B2 - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

放射線画像撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5864891B2
JP5864891B2 JP2011099649A JP2011099649A JP5864891B2 JP 5864891 B2 JP5864891 B2 JP 5864891B2 JP 2011099649 A JP2011099649 A JP 2011099649A JP 2011099649 A JP2011099649 A JP 2011099649A JP 5864891 B2 JP5864891 B2 JP 5864891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection object
mammo
biopsy
support
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011099649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012228439A (ja
Inventor
弘毅 中山
弘毅 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2011099649A priority Critical patent/JP5864891B2/ja
Publication of JP2012228439A publication Critical patent/JP2012228439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5864891B2 publication Critical patent/JP5864891B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明は、検査対象物を圧迫した状態で該検査対象物に放射線を照射し、前記検査対象物を透過した前記放射線を検出して放射線画像に変換する放射線画像撮影装置に関する。
従来より、検査対象物に採取針を穿刺して該検査対象物中の検査部位の組織を採取するバイオプシが広く行われている。この場合、放射線画像撮影装置において、撮影台(保持部材)に載置された検査対象物(例えば、乳房や、該乳房を模擬したファントム)を圧迫板(圧迫部材)により圧迫保持し、圧迫状態の検査対象物に放射線を照射して該検査対象物の放射線画像を取得し、該放射線画像より得られた検査部位の位置に基づいて前記検査対象物に採取針を穿刺することにより前記検査部位の組織を採取する。
ところで、検査対象物に対する採取針の穿刺方法としては、圧迫板に設けられた開口を介して採取針を検査対象物の圧迫方向(保持部材に指向する方向)に沿って穿刺する方法(Vertical方式)と、圧迫状態の検査対象物の側部に対して横方向から採取針を穿刺する方法(Lateral方式)とがある。
Lateral方式は、検査対象物を正面から視たときに、該検査対象物の左右方向に沿って採取針が検査対象物の側部に穿刺されるので、圧迫部材に開口を設ける必要はない。しかしながら、検査対象物は、該検査対象物の左右方向に沿って均一な圧迫圧となるように圧迫されているため、Lateral方式においては、該検査対象物の圧迫方向と交差する方向に沿って、圧迫状態の検査対象物の側部に採取針を穿刺した際に、該側部の反対側への前記検査対象物の位置ずれが発生する。
そのため、Lateral方式では、Vertical方式と比較して、検査対象物の位置ずれを抑制するために、該検査対象物に対する圧迫圧が高くなる傾向にある。しかしながら、圧迫圧を高くすれば、検査対象物への負担が大きくなる。
なお、特許文献1及び2には、検査対象物に対する圧迫方法が開示されている。特許文献1には、検査対象物の奥行き方向に向かって圧迫板を傾斜させることにより、該検査対象物を前記奥行き方向に傾斜した状態で圧迫保持することが開示されている。また、特許文献2には、検査対象物の奥行き方向に延在する2本のロッドで柔軟性のあるシートの両端部を支持し、該2本のロッドを撮影台に指向して同一高さに変位させることにより、撮影台に保持された検査対象物を前記シートで覆って圧迫保持することが開示されている。
特開2009−207681号公報 米国特許出願公開第2009/0135997号明細書
特許文献1に開示されている圧迫方法をLateral方式のバイオプシが実施される放射線画像撮影装置に適用した場合、検査対象物の奥行き方向に圧迫板を傾斜させた状態で該検査対象物を圧迫するので、検査対象物の受ける圧迫圧は、該検査対象物の左右方向に沿って均一となる。また、特許文献2に開示されている圧迫方法をLateral方式のバイオプシが実施される放射線画像撮影装置に適用した場合、同一の高さ位置となるように撮影台に対して2本のロッドを変位させるので、この場合でも、検査対象物の受ける圧迫圧は、該検査対象物の左右方向に沿って均一となる。
従って、特許文献1及び2の技術を適用して、圧迫状態の検査対象物に対するLateral方式のバイオプシを実施しても、該検査対象物の左右方向に沿って採取針を検査対象物に穿刺すれば、圧迫状態の検査対象物に位置ずれが発生する。
本発明は、上記の課題を解消するためになされたものであり、Lateral方式のバイオプシを実施する際に、圧迫状態にある検査対象物の位置ずれの発生を抑制することができる放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、検査対象物に対して放射線を照射する放射線源と、前記検査対象物を透過した前記放射線を検出して放射線画像に変換する放射線検出器と、前記検査対象物を保持する保持部材と、前記保持部材に指向して変位することにより前記保持部材に保持された前記検査対象物を圧迫する圧迫部材と、前記保持部材と前記圧迫部材の間で圧迫状態の前記検査対象物に対向配置され、前記圧迫部材の変位方向と直交する方向に移動して前記検査対象物を穿刺可能な採取針と、を有し、前記検査対象物内に穿刺した前記採取針により検査部位を採取するLateral方式のバイオプシを実施する放射線画像撮影装置において、圧迫状態の前記検査対象物を挟んで前記採取針と対向する位置に配置され、前記保持部材と前記圧迫部材の間で露出される前記検査対象物の露出部分を接触支持する支持部を備え、前記採取針と前記支持部は、該採取針の穿刺方向に対し平行方向及び直交方向に移動可能なアーム部に共に取り付けられていることを特徴とする。
上記によれば、少なくとも圧迫状態の検査対象物を挟んで採取針と対向する位置に配置される支持部を備えることで、圧迫状態の検査対象物に採取針を穿刺する際に、検査対象物を支持部によって支持することができる。これにより、採取針を穿刺する際に、前記検査対象物が前記採取針による力(突き刺し力)を受けても、採取針と対向位置にある支持部によって検査対象物の移動を防ぐことができる。すなわち、Lateral方式のバイオプシを実施する際に、圧迫状態にある検査対象物の位置ずれを抑制することができる。その結果、バイオプシの実施において、検査対象物の検査部位に対して前記採取針を精度よく穿刺することができ、該検査部位の組織の一部を確実に且つ効率よく採取することが可能となる。さらに、採取針と支持部が共にアーム部に取り付けられていることで、該採取針と支持部を同じ移動機構によって一体的に移動して、検査対象物と相対する所定位置に配置することができる。したがって、採取針と支持部の移動制御が容易となり、バイオプシの作業効率を向上することができる。また、アーム部によって支持部を採取針の対向位置に常に配置することも可能となる。
ここで、前記採取針の先端部から該採取針の穿刺方向を延長した仮想直線を想定した場合に、前記支持部は、前記検査対象物の側部の境界と前記仮想直線との交点が含まれるように該検査対象物に当接する構成とすることが好ましい。
このように、支持部が検査対象物の側部の境界と仮想直線との交点が含まれるように該検査対象物に当接することで、該支持部は、採取針の突き刺し力による検査対象物の移動を一層確実に防ぐことができる。すなわち、採取針の突き刺し力は、穿刺方向を延長した仮想直線上に最も大きな力がかかる。このため、検査対象物の側部の境界と仮想直線との交点を支持部が支持すれば、該突き刺し力を最も効率よく受けることができる。
この場合、前記支持部は、前記検査対象物に向かって進退自在とする支持部移動部を介して前記アーム部に取り付けられていてもよい。
このように、支持部が検査対象物に向かって進退自在とする支持部移動部を介してアーム部に取り付けられていることで、圧迫部材によって圧迫されている検査対象物でも、この圧迫部材に邪魔されることなく、支持部を容易に検査対象物に向かって進出させて当接させることができる。
また、前記放射線検出器によって撮像した前記放射線画像に基づき前記検査対象物の側部の境界を判別し、前記支持部の移動量を算出する移動量算出手段を有し、前記移動量算出手段が算出した前記移動量に基づき前記支持部移動部を駆動し、前記支持部を前記検査対象物に当接させる構成としてもよい。
このように、放射線画像に基づき検査対象物の側部の境界を判別し、支持部の移動量を算出することで、支持部の移動量を精度よく設定することができる。そして、この移動量に基づいて支持部を移動することで、検査対象物に該支持部をより正確に当接させることができる。
さらに、前記アーム部は、圧迫状態の前記検査対象物を平面視した際に、該検査対象物に対し相対的に回動可能としてもよい。
これにより、検査対象物の検査部位(穿刺箇所)の位置等に応じて、採取針及び支持部を効率的に配置することができる。
ここで、前記の目的を達成するために、本発明は、検査対象物に対して放射線を照射する放射線源と、前記検査対象物を透過した前記放射線を検出して放射線画像に変換する放射線検出器と、前記検査対象物を保持する保持部材と、前記保持部材に指向して変位することにより前記保持部材に保持された前記検査対象物を圧迫する圧迫部材と、前記保持部材と前記圧迫部材の間で圧迫状態の前記検査対象物に対向配置され、前記圧迫部材の変位方向と直交する方向に移動して前記検査対象物を穿刺可能な採取針と、を有し、前記検査対象物内に穿刺した前記採取針により検査部位を採取するLateral方式のバイオプシを実施する放射線画像撮影装置において、圧迫状態の前記検査対象物を挟んで前記採取針と対向する位置に配置され、前記保持部材と前記圧迫部材の間で露出される前記検査対象物の露出部分を接触支持する支持部を備え、前記支持部は、圧迫状態の前記検査対象物の形状に基づき、前記圧迫部材と前記保持部材の間に形成される隙間への配置と、前記隙間の外側への配置とを選択可能であることを特徴としてもよい。
これにより、例えば、検査対象物が小さい場合は、支持部を圧迫部材と保持部材の間に形成される隙間へ配置し、検査対象物が大きい場合は、支持部を隙間の外側、すなわち圧迫部材と保持部材の外側に配置する等、種々の検査対象物の形状に応じて支持部を配置することができる。
また、前記支持部は、前記採取針の穿刺方向に直交する平坦状の支持面を有し、該支持面が前記検査対象物に当接することが好ましい。
このように、平坦状の支持面が検査対象物に当接することで、該支持面により検査対象物を採取針の対向位置において確実に支持することができる。また、平坦状の支持面は、他の形状(例えば、円弧状)に形成されたものよりも、種々の検査対象物に対して面接触することができるので、汎用性が高くなる。
また、前記支持部は、前記採取針の穿刺時に、前記支持面が該検査対象物と面接触していることが好ましい。
このように、支持面が検査対象物に面接触することで、支持部から検査対象物の一部に局所的に応力をかけることを低減することができるため、生体に大きな負担をかけることがない。
さらに、前記支持部は、少なくとも前記支持面が無反発材料又は低反発材料によって構成されることが好ましい。
このように、支持面が無反発材料又は低反発材料によって構成されることで、採取針の穿刺時には、瞬間的な突き刺し力が付与されるため、該突き刺し力(衝撃エネルギー)を支持面によって効率的に吸収することができる。よって、検査対象物の位置ずれをより一層抑制することができる。
本発明によれば、Lateral方式のバイオプシを実施する際に、圧迫状態にある検査対象物の位置ずれの発生を抑制することができる。
本実施形態に係るマンモグラフィ装置の斜視図である。 図1のマンモグラフィ装置の一部省略側面図である。 生検針を備えたバイオプシ装置の斜視図である。 圧迫状態のマンモに対する生検針の穿刺を示す要部正面図である。 圧迫状態のマンモに対する生検針の穿刺を示す要部平面図である。 マンモの形状に応じたマンモ当接部材の当接状態を示す要部正面図であり、図6Aは、マンモの形状が小さい場合を示す説明図であり、図6Bは、マンモの形状が大きい場合を示す説明図である。 マンモグラフィ装置の構成ブロック図である。 マンモグラフィ装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図9Aは、圧迫板の動作を示す要部正面図であり、図9Bは、生検針及びマンモ当接部の移動を示す要部正面図であり、図9Cは、マンモ当接部の動作を示す要部正面図であり、図9Dは、生検針の動作を示す要部正面図である。 生検針及びマンモ当接部を平面方向に回動させた場合を示す要部平面図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[本実施形態の構成]
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るマンモグラフィ装置10(放射線画像撮影装置)は、基本的には、立設状態に設置される基台12と、該基台12の略中央部に配設された旋回軸14の先端部に固定されるアーム部材16と、被検体18の検査対象物としてのマンモ20に対して放射線22を照射する放射線源24を収容し、且つ、アーム部材16の一端部に固定される放射線源収容部26と、マンモ20を透過した放射線22を検出する固体検出器28(放射線検出器)が収容され、且つ、アーム部材16の他端部に固定される撮影台30(保持部材)とを有する。
また、マンモグラフィ装置10において、アーム部材16における被検体18と対向する矢印Y方向の側部(正面側)には、矢印Z方向に沿って溝部32が設けられ、該溝部32には、圧迫板支持部材34が矢印Z方向に変位可能に取り付けられている。
圧迫板支持部材34は、溝部32に挿入して図示しない取付部に嵌合支持される。また、圧迫板支持部材34は、放射線源収容部26と撮影台30との間に配設される基端部34aと、基端部34aの先端から撮影台30に向って垂下する2つの中間部34b、34cと、中間部34b、34cの先端を連結する連結部34dとから構成される。この連結部34dの下部側には、圧迫板38(圧迫部材)が連結されている。
圧迫板38は、撮影台30の上面と平行になる対向面を有し、圧迫板支持部材34によってZ方向(上下方向)に移動自在とされている。マンモ20は、撮影台30の所定位置に載置した状態で、圧迫板38が下方向に移動することで、圧迫板38の対向面と撮影台30の上面によって圧迫保持される。
また、基台12には、被検体18の撮影部位等の撮影条件や被検体18のID情報等を表示すると共に、必要に応じてこれらの情報を設定可能な表示操作部40が配設される。
放射線源収容部26及び撮影台30を連結するアーム部材16は、旋回軸14を中心として旋回することで、被検体18のマンモ20に対する方向が調整可能に構成される。また、放射線源収容部26は、ヒンジ部42を介してアーム部材16に連結されており、矢印θ方向に撮影台30とは独立に旋回可能に構成される。
アーム部材16における矢印X方向(被検体18のマンモ20の左右方向)に沿った両側部には、被検体18が把持するための取手部44がそれぞれ設けられている。また、アーム部材16の正面側における撮影台30近傍の箇所には、溝部32を挟んで2つの穴46が形成されている。
マンモグラフィ装置10には、図2及び図3に示すように、マンモ20の生検部位48(検査部位)から必要な組織を採取する生検針50(採取針)を備えたバイオプシ装置52が組み込まれている。バイオプシ装置52は、生検針50が装着される生検針保持部54と、生検針保持部54を移動させることにより生検針50を所望の場所に移動させる生検針移動機構56とから構成される。
生検針移動機構56は、2つのベース部材58を介して撮影台30に載置された移動機構本体59を有する。
移動機構本体59の矢印X方向に沿った両側部には、アーム部材16に向って延在するアーム60がそれぞれ設けられ、各アーム60には、前述した穴46に嵌合するロッド62が設けられている。従って、2つのベース部材58を介して移動機構本体59を撮影台30に載置した状態で、2本のロッド62を2つの穴46にそれぞれ嵌合すれば、アーム部材16と圧迫板支持部材34の中間部34b、34cとの間の所定位置において、被検体18と対向した状態で移動機構本体59を位置決め固定することができる。
移動機構本体59は、アーム部材16側で矢印Z方向に立設する背面部材64と、背面部材64に対して前方(被検体18側)から装着された前面部材66と、前面部材66の前方に装着された移動ユニット68と、移動ユニット68の前方に装着された他の移動ユニット70とから構成される。また、移動機構本体59の側面における背面部材64と前面部材66との境界部分にはつまみ72が設けられ、移動ユニット68の側面には、つまみ74、76が設けられている。さらに、移動ユニット70には、被検体18に向って3本のロッド78〜82が矢印Y方向に沿って延在し、各ロッド78〜82の先端には平板状の保持部材84が取り付けられている。
背面部材64は、被検体18に対向して比較的大きな凹部が形成された薄肉の部材であり、前面部材66は、アーム部材16に対向して比較的大きな凹部が形成された薄肉の部材である。従って、背面部材64に対して前面部材66を装着することにより、移動機構本体59内には比較的大きな閉空間が形成され、生検針50を移動させるための図示しない機械要素からなる移動機構が前記閉空間に収容される。なお、前面部材66は、その底部を中心として、背面部材64に対して回動可能である。
移動ユニット68は、前記移動機構の駆動作用下に前面部材66に対して矢印Z方向に移動可能である。移動ユニット70は、前記移動機構の駆動作用下に移動ユニット68に対して矢印X方向に移動可能である。保持部材84は、前記移動機構の駆動作用下に各ロッド78〜82が矢印Y方向に沿って進退することにより、矢印Y方向に移動可能である。なお、前述した移動機構としては、例えば、ギヤ、ウォームギヤ、ラック、ピニオン等の機械要素を用いることにより、上述した移動機構本体59の各構成要素を矢印X方向、矢印Y方向及び矢印Z方向に移動可能な周知の移動機構であればよい。
また、各つまみ72〜76は、前記移動機構に連結されている。医師又は技師がつまみ72を回すと、その回転力が前記移動機構に伝わり、該移動機構は、前記回転力に基づいて移動ユニット68を矢印Z方向に変位させる。また、医師又は技師がつまみ74を回すと、その回転力が前記移動機構に伝わり、該移動機構は、前記回転力に基づいて移動ユニット70を矢印X方向に変位させる。さらに、医師又は技師がつまみ76を回すと、その回転力が前記移動機構に伝わり、該移動機構は、前記回転力に基づいて各ロッド78〜82を矢印Y方向に進退させる。
保持部材84には、図2の側面視でU字状のアーム支持部材86が固定され、該アーム支持部材86には、矢印X方向に延在する保持アーム(アーム部)88が軸支されている。
具体的に、アーム支持部材86は、保持部材84側の平板部分と、該平板部分の上端及び下端から被検体18に向って膨出した膨出部分とから構成される。また、保持アーム88の中央取付部90は、アーム支持部材86内方に接触するように略U字状に形成されている。そして、軸部材92が保持部材84の上下の膨出部分及び保持アーム88の中央取付部90を矢印Z方向に貫通することにより、保持アーム88の中央取付部90は、軸部材92を中心として回動可能に軸支される。
なお、保持部材84の上側の膨出部分には、該膨出部分を貫通して中央取付部90に当接するつまみ94が配設されている。つまみ94には図示しないネジ溝が形成されており、医師又は技師がつまみ94を回して該つまみ94の先端を中央取付部90に当接させることにより、保持アーム88を軸部材92を中心とした所定の回動角度に固定することができる。
保持アーム88は、中央取付部90を支点として、その両端部(一端部96及び他端部126)が矢印X方向に延出している。なお、図2中では、保持アーム88の中央取付部90を図示するため、両端部96、126を省略している。
保持アーム88の一端部96には、矢印X方向に沿って延在する矩形状のロッド98が固着され、該ロッド98の先端部には、エンドブロック102が連結されている。ロッド98には、一端部96とエンドブロック102との間を摺動可能なスライダ106が配設されている。なお、スライダ106の移動方法としては、電動シリンダを構成して自動的に移動させる方法や、医師又は技師が手動で移動させる方法がある。
スライダ106は、撮影台30に向って垂下する支持部材118を介して平板状の取付部材120と連結され、該取付部材120には、生検針保持部54が取り付けられている。
生検針保持部54は、その内部において生検針50の基端部を保持し、図示しないバネの弾発力によって所定位置まで生検針50を一気に進入させる内部機構を備える。これにより、生検針50は、生検針保持部54の進出操作に基づき穿刺方向に向かって瞬発的に進出する。
また、生検針50は、マンモ20の生検部位48の組織(例えば、石灰化組織)を吸引して採取する採取部122を先端部に備える。
一方、保持アーム88の他端部126は、中央取付部90を挟んだ一端部96の反対側(矢印X方向)に延出している。この他端部126には、矢印X方向に沿って延在する矩形状のロッド128が固着され、該ロッド128の先端部には、エンドブロック132が連結されている。ロッド128には、他端部126とエンドブロック132との間を摺動可能なスライダ134が配設されている。なお、スライダ134の移動方法としては、上述したスライダ106と同様の構成を採ることができる。
スライダ134は、撮影台30に向って垂下する取付部材143を介して、マンモ当接部144(支持部)と連結されている。マンモ当接部144は、取付部材143に固定支持される棒部146と、該棒部146の一端部に取り付けられる当接部148とによって構成されている。当接部148は、取付部材143及び棒部の支持よって、生検針50の先端部と対向する位置に配置される。すなわち、当接部148は、バイオプシ装置52の側面視(Y−Z平面視)で、被検体18から見た前後方向(矢印Y方向)と、高さ方向(矢印Z方向)とが生検針50と重なる(一致する)位置に配設されている。
このマンモ当接部144は、上述したように、保持アーム88、ロッド128、スライダ134及び取付部材143を介して前記移動機構に取り付けられており、この移動機構による移動にともない生検針50と一体的に移動する。
前述のように、生検針移動機構56は、移動機構本体59内の移動機構の駆動作用下に移動ユニット68を矢印Z方向に移動させ、移動ユニット70を矢印X方向に移動させ、且つ、各ロッド78〜82を介して保持部材84を矢印Y方向に移動させる。また、保持部材84に固定されたアーム支持部材86(を貫通する軸部材92)には、保持アーム88の中央取付部90が軸支されている。保持アーム88の一端部96とエンドブロック102との間に連結されたロッド98では、スライダ106が矢印X方向に摺動可能である。そして、スライダ106には、支持部材118及び取付部材120を介して生検針50が装着された生検針保持部54が連結されている。
また、保持アーム88の他端部126とエンドブロック132との間に連結されたロッド128は、スライダ134を矢印X方向に摺動可能としている。そして、スライダ134には、取付部材143を介してマンモ当接部144が連結されている。
従って、マンモグラフィ装置10は、前記移動機構の駆動作用によって生検針50及びマンモ当接部144を矢印X方向、矢印Y方向及び矢印Z方向に移動させることができる。また、保持アーム88の一端部96及びエンドブロック102間でのロッド98に沿ったスライダ106の摺動によって生検針50を矢印X方向に移動させることができる。さらに、保持アーム88の他端部126及びエンドブロック132間でのロッド128に沿ったスライダ134の摺動によってマンモ当接部144を矢印X方向に移動させることができる。またさらに、軸部材92を中心として保持アーム88の中央取付部90が回動することにより、生検針50及びマンモ当接部144をX−Y平面内で回動させることができる。
このように、マンモグラフィ装置10は、マンモ当接部144の矢印X方向の移動を行う機構を、生検針50の矢印X方向の移動を行う機構と略一致させることで、部分的に同じ部品の適用が可能となり、製造コストを低減することができる。
本実施形態では、マンモ当接部144によって、生検針50を穿刺した際に、マンモ20が位置ずれすることを抑制する機能を有している。すなわち、図4〜図6に示すように、バイオプシ装置52によるバイオプシの実施時には、前記移動機構によって、マンモ当接部144(当接部148)は、圧迫状態のマンモ20を挟んで生検針50と対向する位置に配置される。このため、当接部148は、マンモ20の側部(生検針50の穿刺箇所と反対側:図4中の左側面)を支持して、生検針50の穿刺によるマンモ20の移動(位置ずれ)を防ぐことができる。
当接部148は、直方状の部材であり、棒部146によって取付部材143から矢印X方向に所定量延出している。この当接部148の延出量は、取付部材143と棒部146の接続部分に設けられたつまみ146aによって調整可能となっている。また、当接部148のマンモ20と対向する側面(図4中の右側面)には、マンモ20に当接する支持面148aが設けられている。
バイオプシの実施時には、撮影台30に載置されたマンモ20は、圧迫板38に圧迫され、撮影台30と圧迫板38の間でX−Y平面に広がることになり、支持面148aは、この圧迫状態のマンモ20に当接することで、マンモ20を支持し該マンモ20の位置ずれを抑止することができる。この場合、当接部148は、支持面148aがマンモ20と面接触となるまで移動することが好ましい。これにより、弾性力を有するマンモ20でも支持面148aによって確実に支持することができる。また、支持面148aが面接触することで、当接部148からマンモ20の一部に局所的に応力をかけることを低減することができるため、被検体18に大きな負担をかけることがない。
ここで、バイオプシの実施箇所における生検針50、マンモ20及びマンモ当接部144の配置関係についてより具体的に詳述する。バイオプシの実施箇所の正面視(図4参照)及び平面視(図5参照)において、生検針50とマンモ当接部144は、撮影台30と圧迫板38により圧迫されたマンモ20を挟んだ対向位置に配置される。生検針50及びマンモ当接部144の配置状態においては、生検針50の先端部から穿刺方向に沿って矢印X方向に延びる仮想直線Lを想定した場合に、この仮想直線L上(正面視及び平面視を含む)には、前記生検針50の他に、マンモ20内の生検部位48の下部側と、マンモ当接部144が位置するようになる。したがって、当接部148は、マンモ20に向かって進出すると、マンモ20の側部の境界と仮想直線Lとの交点が含まれるように該マンモ20に当接する。
マンモ当接部144の支持面148aは、この仮想直線Lに直交する平坦面に形成されている。これにより、支持面148aは、圧迫状態のマンモ20の側部に対し容易に面接触することができる。ここで、マンモ当接部144は、例えば、支持面148aを被検体18のマンモ20の形状(幅や厚み等)に沿って円弧状に形成することも可能であるが、他の被検体18のマンモ20の形状によっては面接触せずに、円弧状の端部がマンモ20の一部を局所的に押圧して負担をかける可能性がある。したがって、支持面148aは、平坦面に形成されているほうが、種々のマンモ20の形状に対応可能となり、汎用性が高くなる。
また、当接部148は、図6Aに示すように、マンモ20の形状(厚みや幅等)が小さい場合でも、マンモ20の圧迫状態における撮影台30と圧迫板38の間に配置可能となる形状(大きさ)に形成されている。これにより、当接部148は、撮影台30と圧迫板38の間の隙間を容易に移動して、マンモ20の側部当接される。
一方、マンモ20の形状が大きい場合は、図6Bに示すように、撮影台30と圧迫板38から離れた位置で、当接部148をマンモ20に当接させてもよい。この場合でも、仮想直線L上に生検針50、当接部148が配置されていることで、生検針50の穿刺による力(突き刺し力)を、反対側のマンモ当接部144によって確実に受けることができるので、マンモ20の位置ずれを防ぐことができる。
マンモ当接部144は、特に材質は限定されないが、少なくとも支持面148aを構成する部分は、瞬間的な衝撃エネルギーを吸収する無反発材料または低反発材料(以下、まとめて低反発材料という)からなることが好ましい。このように、支持面148aが低反発材料によって構成されることで、生検針50の穿刺時の突き刺し力(衝撃エネルギー)を該支持面148aによって効率的に吸収することができる。よって、マンモ20の位置ずれをより一層抑制することができる。低反発材料としては、例えば、スポンジ、発泡ウレタン、軟質ゴム等をあげることができる。
図7は、マンモグラフィ装置10の構成ブロック図である。
マンモグラフィ装置10は、撮影条件設定部150、放射線源駆動制御部152、生検針位置情報算出部154、圧迫板駆動制御部156、圧迫板位置情報算出部158、検出器制御部160、画像情報記憶部162、CAD(Computer Aided Diagnosis)処理部164、表示部166、生検部位選択部168、生検部位位置情報算出部170、穿刺方向判定部172、生検針移動量算出部174、支持部移動量算出部176をさらに有する。
撮影条件設定部150は、放射線源24の管電流及び管電圧、放射線22の照射線量及び照射時間、撮影方法、撮影順序等の撮影条件を設定する。放射線源駆動制御部152は、前記撮影条件に従って放射線源24を駆動制御する。
生検針移動機構56は、生検針50等を所定位置に移動及び/又は回動させた場合、その移動量や回動量に関わる情報(例えば、図示しない移動機構を構成するギヤ等の回転量)を、生検針位置情報算出部154に出力する。生検針位置情報算出部154は、生検針移動機構56からの情報に基づいて生検針50の先端部の三次元位置(現在位置)を算出する。
圧迫板駆動制御部156は、圧迫板支持部材34及び圧迫板38を矢印Z方向に移動させる。圧迫板位置情報算出部158は、圧迫板駆動制御部156によって移動する圧迫板38の撮影台30に対する位置を算出する。圧迫板38は、撮影台30に対してマンモ20を圧迫して保持するため、圧迫板38の位置情報は、圧迫時のマンモ20の厚み情報を示すことになる。
検出器制御部160は、固体検出器28を制御して、該固体検出器28で放射線22から変換された放射線画像を画像情報記憶部162に記憶する。CAD処理部164は、画像情報記憶部162に記憶された放射線画像に対する画像処理を行って表示部166及び表示操作部40に表示させる。
なお、マンモグラフィ装置10では、固体検出器28に対して垂直方向(矢印Z方向)に沿って配置された放射線源24からマンモ20に対して放射線22を照射するスカウト撮影、あるいは、ヒンジ部42を中心とした放射線源収容部26の矢印θ方向への回動により所定の角度配置された放射線源24からマンモ20に対して放射線22を照射するステレオ撮影が行われる。固体検出器28は、スカウト撮影又はステレオ撮影によりマンモ20を透過した放射線22を検出して放射線画像に変換する。
そのため、スカウト撮影の場合には1つの撮影角度(θ=0°)での1枚の放射線画像が画像情報記憶部162に記憶され、ステレオ撮影の場合には2つの撮影角度(θ=0°、+θ及び−θのうち、2つの角度(ステレオ角度))での2枚の放射線画像が画像情報記憶部162に記憶される。
生検部位選択部168は、マウス等のポインティングデバイスであり、表示部166及び/又は表示操作部40の表示内容(ステレオ撮影により得られた2枚の放射線画像)を視た医師又は技師は、前記ポインティングデバイスを用いて、2枚の放射線画像中の(複数の)生検部位48の中から、組織を採取したい生検部位48を選択することが可能である。なお、生検部位選択部168による生検部位48の選択では、2枚の放射線画像の一方の画像中の生検部位48を選択すると共に、該一方の画像中の生検部位48に対応する他方の画像中の生検部位48も選択する。
生検部位位置情報算出部170は、生検部位選択部168により選択された2枚の放射線画像中の生検部位48の位置に基づいて、該生検部位48の三次元位置を算出する。なお、生検部位48の三次元位置については、ステレオ撮影における公知の三次元位置の算出方法に基づき算出することが可能である。
穿刺方向判定部172は、生検針位置情報算出部154が算出した生検針50の先端部の三次元位置と、圧迫板位置情報算出部158が算出した圧迫板38の位置、及び/又は、生検部位位置情報算出部170が算出した生検部位48の三次元位置とに基づいて、マンモ20に対する生検針50の穿刺方向を判定する。
すなわち、生検針50の先端部と圧迫板38との位置関係からマンモ20に対する生検針50の穿刺方向が推定できるので、穿刺方向判定部172は、生検針50の先端部の三次元位置と、圧迫板38の位置(に基づくマンモ20の位置)とを用いて、マンモ20に対する生検針50の穿刺方向を特定する。
また、生検針50の先端部と生検部位48との位置関係からマンモ20に対する生検針50の穿刺方向を推定可能であるため、穿刺方向判定部172は、生検針50の先端部の三次元位置と、生検部位位置情報算出部170が算出した生検部位48の三次元位置とに基づいて、マンモ20に対する生検針50の穿刺方向を特定することもできる。
さらに、穿刺方向判定部172は、生検針50の先端部の三次元位置、圧迫板38の位置及び生検部位48の三次元位置に基づいて、マンモ20に対する生検針50の穿刺方向を特定することも可能である。
生検針移動量算出部174は、生検部位位置情報算出部170により算出された生検部位48の三次元位置と、生検針位置情報算出部154により算出された生検針50の先端部の三次元位置と、圧迫板位置情報算出部158が算出した圧迫板38の位置(マンモ20の厚み)と、穿刺方向判定部172が決定した生検針50の穿刺方向とに基づいて、生検部位48に対する生検針50の移動量を算出する。
支持部移動量算出部176は、画像情報記憶部162に記憶されているマンモ20の放射線画像に基づき該マンモ20のX−Y平面上の形状を特定するとともに、穿刺方向判定部172が決定した生検針50の穿刺方向と、生検針移動量算出部174が算出した移動量とに基づいて、マンモ20に対するマンモ当接部144の移動量を算出する。なお、マンモ20の形状は、生検部位選択部168による医師又は技師のポインティングデバイス操作によって特定してもよい。また、マンモグラフィ装置10は、支持部移動量算出部176を設けずに、医師又は技師の手動によってマンモ当接部144を移動させ、マンモ20に当接させる構成としてもよいことは勿論である。
これにより、生検針移動機構56は、生検針移動量算出部174が算出した生検針50の移動量に従って該生検針50を移動させるとともに、支持部移動量算出部176が算出したマンモ当接部144の移動量に従って該マンモ当接部144を移動させる。マンモグラフィ装置10は、生検針50の移動に基づきLateral方式のバイオプシを実施して生検部位48の組織の採取を行うことができる。
[本実施形態の動作]
本実施形態に係るマンモグラフィ装置10は、以上のように構成されるものであり、次に、マンモグラフィ装置10の動作について、図8及び図9を参照しながら説明する。
図8は、マンモグラフィ装置10の動作を説明するためのフローチャートであり、図9Aは、圧迫板38の動作を示す要部正面図であり、図9Bは、生検針50及びマンモ当接部144の移動を示す要部正面図であり、図9Cは、マンモ当接部144の動作を示す要部正面図であり、図9Dは、生検針50の動作を示す要部正面図である。ここでは、一例として、撮影台30及び圧迫板38によるマンモ20の圧迫後に該マンモ20に対するステレオ撮影を行い、ステレオ撮影により得られた放射線画像に基づいてLateral方式のバイオプシが実施される場合について説明する。
ステップS1において、先ず、撮影条件設定部150(図7参照)を用いて、マンモ20に応じた管電流、管電圧、放射線22の照射線量、照射時間、撮影方法、撮影順序等の撮影条件が設定される。設定された撮影条件は、放射線源駆動制御部152に設定される。
次のステップS2において、医師又は技師は、2つの穴46(図1及び図2参照)にロッド62を嵌合して撮影台30上の所定位置に移動機構本体59を含むバイオプシ装置52(図3参照)を配置すると共に、圧迫板38が取り付けられた圧迫板支持部材34の基端部34aを溝部32に嵌合する。
次のステップS3において、撮影台30及び圧迫板38による被検体18のマンモ20の圧迫が行われる。すなわち、撮影台30の所定位置(圧迫板38に対向する位置)にマンモ20が配置された後、図9Aに示すように、撮影台30に対して平行に配置された圧迫板38を圧迫板駆動制御部156により撮影台30に向かって矢印Z方向に移動させ、マンモ20を圧迫する。これにより、マンモ20は、撮影台30及び圧迫板38により矢印X方向に沿って均一な圧迫圧で圧迫固定される。なお、圧迫板位置情報算出部158は、圧迫板38の撮影台30に対する位置情報を算出する。
次のステップS4において、マンモグラフィ装置10は、放射線源24を駆動して、マンモ20に対するステレオ撮影を行う。この場合、ヒンジ部42(図1参照)を中心として矢印θ方向に放射線源収容部26を回動させることにより、2つの角度位置に放射線源24を移動させ、これらの位置から放射線22をそれぞれ照射することにより、マンモ20を透過した放射線22が撮影台30の固体検出器28によって放射線画像として検出される。
検出器制御部160は、固体検出器28を制御して、2枚の放射線画像を取得し、これらの2枚の放射線画像を画像情報記憶部162に一旦記憶させる。
ステップS5において、CAD処理部164は、画像情報記憶部162に記憶された、マンモ20の2枚の放射線画像に対する画像処理を行い、画像処理後の2枚の放射線画像を表示部166及び表示操作部40に表示させる。
次のステップS6において、医師又は技師は、マウス等のポインティングデバイスである生検部位選択部168を用いて、表示部166及び/又は表示操作部40に表示された2枚の放射線画像から、(複数の)生検部位48のうち、組織を採取したい生検部位48を選択する。
ステップS7において、生検部位位置情報算出部170は、生検部位48が選択されると、2枚の放射線画像中の生検部位48の位置に基づいて、該生検部位48の三次元位置を算出する。生検針移動量算出部174は、生検部位位置情報算出部170が算出した生検部位48の三次元位置と、生検針位置情報算出部154が算出した生検針50の先端部の三次元位置と、圧迫板位置情報算出部158が算出した圧迫板38の位置と、穿刺方向判定部172が決定した生検針50の穿刺方向とに基づいて、生検部位48に対する生検針50の移動量を算出する。また、支持部移動量算出部176は、画像情報記憶部162に記憶されているマンモ20の放射線画像に基づき該マンモ20のX−Y平面上の形状を特定するとともに、穿刺方向判定部172が決定した生検針50の穿刺方向と、生検針移動量算出部174が算出した移動量とに基づいて、マンモ20に対するマンモ当接部144の移動量を算出する。
次のステップS8において、生検針移動機構56は、生検針移動量算出部174が算出した生検針50の移動量に基づいて、生検針50を移動させる。図9Bに示すように、生検針移動機構56では、移動機構本体59による矢印X方向、矢印Y方向及び矢印Z方向への移動制御により生検針50を生検部位48に対向する位置(生検部位48に対して矢印X方向に沿った所定位置)に位置決めする。この生検針50の移動時には、保持アーム88によってマンモ当接部144も共に移動することになるため、マンモ当接部144は、マンモ20を挟んで生検針50と対向する位置に配置される。
次のステップS9において、支持部移動量算出部176が算出したマンモ当接部144の移動量に基づき、スライダ134を駆動(矢印X方向へ摺動)し、マンモ当接部144をマンモ20の側部に向けて移動させる。これにより、図9Cに示すように、マンモ20の右側部に支持面148aを当接させる。
次のステップS10において、生検針移動量算出部174が算出した生検針50の移動量に基づき、スライダ106を駆動(矢印X方向へ摺動)し、生検針50をマンモ20の左側部に向けて移動させ、マンモ20の側部に対して生検針50を穿刺する。さらに、図9Dに示すように、生検針保持部54を駆動(進入操作)して、バネの弾発力によって生検針50を一気に穿刺するピアス動作を行い、採取部122をマンモ20の生検部位48の位置に移動させる。
生検針50の採取部122が生検部位48に到達すると、次のステップS11において、生検針50による吸引処理が開始され、生検部位48の組織が採取される。
次のステップS12において、スライダ106を駆動し、生検針50を矢印X方向に移動させることにより、生検針50がマンモ20から抜き取られ、Lateral方式のバイオプシが終了する。
次のステップS13において、圧迫板38を上昇させ、マンモ20を圧迫状態から解放する。
なお、上述したマンモグラフィ装置10の動作は、スライダ134の駆動を制御してマンモ当接部144を圧迫状態のマンモ20に当接させる構成としたが、手動によって当接支持してもよい。
この場合、ステップS9において、マンモ20を挟んで生検針50と対向位置にあるマンモ当接部144を手動によってX方向に摺動させる。すなわち、スライダ134の固定を解除し、医師又は技師によってスライダ134とマンモ当接部144を共に移動させて、マンモ20の右側部に当接させればよい。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係るマンモグラフィ装置10によれば、圧迫状態のマンモ20を挟んで生検針50と対向する位置に配置されるマンモ当接部144(当接部148)を備えることで、圧迫状態のマンモ20に生検針50を穿刺する際に、該マンモ20を当接部148によって支持することができる。これにより、マンモ20が生検針50による力(突き刺し力)を受けても、生検針50に対し対向位置にある当接部148によってマンモ20の移動を防ぐことができる。よって、Lateral方式のバイオプシを実施する際に、圧迫状態にあるマンモ20の位置ずれを抑制することができる。すなわち、バイオプシの実施において、生検部位48に対して生検針50を精度よく穿刺することができ、該生検部位48の組織の一部を確実に且つ効率よく採取することが可能となる。そして、位置ずれの発生を抑制することで、必要以上に高い圧迫圧でのマンモ20の圧迫が回避できるので、マンモ20を含めた被検体18への負担を軽減することも可能となる。
また、マンモグラフィ装置10は、当接部148が、マンモ20の側部の境界と仮想直線Lとの交点が含まれるように該マンモ20に当接するので、生検針50の突き刺し力によるマンモ20の移動を一層確実に防ぐことができる。すなわち、生検針50の突き刺し力は、穿刺方向を延長した仮想直線L上に最も大きな力がかかるため、当接部148がマンモ20の側部の境界と仮想直線Lとの交点を支持すれば、突き刺し力を最も効率よく受けることができる。
さらに、生検針50とマンモ当接部144が共に保持アーム88に取り付けられていることで、該生検針50とマンモ当接部144を同じ移動機構によって一体的に移動して、マンモ20と相対する所定位置に配置することができる。したがって、生検針50とマンモ当接部144の移動制御が容易となり、バイオプシの作業効率を向上することができる。また、保持アーム88によって当接部148を生検針50の対向位置に常に配置することも可能となる。
またさらに、マンモ当接部144がマンモ20に向かって進退自在とするスライダ134を介して保持アーム88に取り付けられていることで、圧迫板38に邪魔されることなく、当接部148を容易にマンモ20に向かって進出させて当接させることができる。
ここで、マンモ当接部144の移動制御において、支持部移動量算出部176が放射線画像に基づきマンモ20の側部の境界を判別し、マンモ当接部144の移動量を算出することで、該移動量を精度よく設定することができる。そして、この移動量に基づいてマンモ当接部144を移動することで、マンモ20に当接部148をより精確に当接させることができる。
図10は、生検針及びマンモ当接部を平面方向に回動させた場合を示す要部平面図である。マンモグラフィ装置10は、図10に示すように、移動機構によって、生検針50及びマンモ当接部144を、X−Y平面上で回動させてLateral方式のバイオプシを実施することもできる。
この場合でも、生検針50とマンモ当接部144が共に保持アーム88に取り付けられて、移動機構により一体的に回動することができるため、マンモ20を挟んで生検針50の反対側にマンモ当接部144を容易に配置することができる。すなわち、保持アーム88をX−Y平面上でマンモ20に対し相対的に回動させることで、マンモ20の生検部位48の位置に応じて、生検針50及び支持部を効率的に配置することができる。
例えば、生検部位48がマンモ20の先端寄りに存在する場合は、肉厚が薄いため、マンモ20が移動(位置ずれ)し易い状態にある。このため、マンモ20の側部を当接部148で支持しても、生検針50の穿刺によってマンモ20の位置ずれが発生するおそれがあるが、生検針50及びマンモ当接部144をX−Y平面上で回動して、当接部148をマンモ20の斜め前方に当接して、生検針50の穿刺を行えばマンモ20の位置ずれを容易に抑止することができる。
なお、上述した各説明では、被検体18のマンモ20を圧迫保持する場合について説明した。本実施形態に係るマンモグラフィ装置10は、これらの説明に限定されることはなく、マンモ20を模擬したファントムを検査対象物として圧迫保持することも可能である。このファントムは、医師によるバイオプシのトレーニングに用いられるファントムであって、該ファントム内には、生検部位48の組織を模擬した物質も内蔵されている。
従って、マンモグラフィ装置10において、前記ファントムを圧迫保持する場合には、上述したマンモ20に対する圧迫保持と同様に、圧迫保持したファントムを挟んで生検針50と対向する位置にマンモ当接部144を配置することで、圧迫保持されたファントムをマンモ当接部144によって支持する。この状態で、Lateral方式のバイオプシにより生検針50を穿刺し、前記物質を採取すればよい。
なお、本発明は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
10…マンモグラフィ装置 18…被検体
20…マンモ 22…放射線
24…放射線源 28…固体検出器
30…撮影台 38…圧迫板
48…生検部位 50…生検針
52…バイオプシ装置 88…保持アーム
106、134…スライダ 144…マンモ当接部
148…当接部 148a…支持面
176…支持部移動量算出部 L…仮想直線

Claims (9)

  1. 検査対象物に対して放射線を照射する放射線源と、
    前記検査対象物を透過した前記放射線を検出して放射線画像に変換する放射線検出器と、
    前記検査対象物を保持する保持部材と、
    前記保持部材に指向して変位することにより前記保持部材に保持された前記検査対象物を圧迫する圧迫部材と、
    前記保持部材と前記圧迫部材の間で圧迫状態の前記検査対象物に対向配置され、前記圧迫部材の変位方向と直交する方向に移動して前記検査対象物を穿刺可能な採取針と、を有し、
    前記検査対象物内に穿刺した前記採取針により検査部位を採取するLateral方式のバイオプシを実施する放射線画像撮影装置において、
    圧迫状態の前記検査対象物を挟んで前記採取針と対向する位置に配置され、前記保持部材と前記圧迫部材の間で露出される前記検査対象物の露出部分を接触支持する支持部を備え
    前記採取針と前記支持部は、該採取針の穿刺方向に対し平行方向及び直交方向に移動可能なアーム部に共に取り付けられてい
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 請求項記載の装置において、
    前記支持部は、前記検査対象物に向かって進退自在とする支持部移動部を介して前記アーム部に取り付けられる
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  3. 請求項記載の装置において、
    前記放射線検出器によって撮像した前記放射線画像に基づき前記検査対象物の側部の境界を判別し、前記支持部の移動量を算出する移動量算出手段を有し、
    前記移動量算出手段が算出した前記移動量に基づき前記支持部移動部を駆動し、前記支持部を前記検査対象物に当接させる
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の装置において、
    前記アーム部は、圧迫状態の前記検査対象物を平面視した際に、該検査対象物に対し相対的に回動可能である
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  5. 検査対象物に対して放射線を照射する放射線源と、
    前記検査対象物を透過した前記放射線を検出して放射線画像に変換する放射線検出器と、
    前記検査対象物を保持する保持部材と、
    前記保持部材に指向して変位することにより前記保持部材に保持された前記検査対象物を圧迫する圧迫部材と、
    前記保持部材と前記圧迫部材の間で圧迫状態の前記検査対象物に対向配置され、前記圧迫部材の変位方向と直交する方向に移動して前記検査対象物を穿刺可能な採取針と、を有し、
    前記検査対象物内に穿刺した前記採取針により検査部位を採取するLateral方式のバイオプシを実施する放射線画像撮影装置において、
    圧迫状態の前記検査対象物を挟んで前記採取針と対向する位置に配置され、前記保持部材と前記圧迫部材の間で露出される前記検査対象物の露出部分を接触支持する支持部を備え、
    前記支持部は、圧迫状態の前記検査対象物の形状に基づき、前記圧迫部材と前記保持部材の間に形成される隙間への配置と、前記隙間の外側への配置とを選択可能である
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置において、
    前記採取針の先端部から該採取針の穿刺方向を延長した仮想直線を想定した場合に、前記支持部は、前記検査対象物の側部の境界と前記仮想直線との交点が含まれるように該検査対象物に当接する
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の装置において、
    前記支持部は、前記採取針の穿刺方向に直交する平坦状の支持面を有し、該支持面が前記検査対象物に当接する
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  8. 請求項記載の装置において、
    前記支持部は、前記採取針の穿刺時に、前記支持面が該検査対象物と面接触している
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  9. 請求項又は記載の装置において、
    前記支持部は、少なくとも前記支持面が無反発材料又は低反発材料によって構成される
    ことを特徴とする放射線画像撮影装置。
JP2011099649A 2011-04-27 2011-04-27 放射線画像撮影装置 Active JP5864891B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011099649A JP5864891B2 (ja) 2011-04-27 2011-04-27 放射線画像撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011099649A JP5864891B2 (ja) 2011-04-27 2011-04-27 放射線画像撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012228439A JP2012228439A (ja) 2012-11-22
JP5864891B2 true JP5864891B2 (ja) 2016-02-17

Family

ID=47430523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011099649A Active JP5864891B2 (ja) 2011-04-27 2011-04-27 放射線画像撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5864891B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110368010B (zh) * 2019-08-12 2024-04-05 深圳蓝影医学科技股份有限公司 一种x射线乳腺机压迫盘切换结构

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5409497A (en) * 1991-03-11 1995-04-25 Fischer Imaging Corporation Orbital aiming device for mammo biopsy
US5706812A (en) * 1995-11-24 1998-01-13 Diagnostic Instruments, Inc. Stereotactic MRI breast biopsy coil and method for use
DE19840405B4 (de) * 1997-10-14 2005-06-02 Siemens Ag Vorrichtung zur Fixierung der weiblichen Brust bei medizintechnischen Anwendungen
US6765984B2 (en) * 2000-03-06 2004-07-20 Biolucent, Inc. Device for cushioning of compression surfaces
JP4652605B2 (ja) * 2001-04-05 2011-03-16 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 撮影補助器具
JP5554927B2 (ja) * 2006-02-15 2014-07-23 ホロジック, インコーポレイテッド トモシンセシスシステムを使用した乳房バイオプシおよびニードル位置特定
JP2010000226A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 穿刺補助器具
JP5259346B2 (ja) * 2008-11-05 2013-08-07 富士フイルム株式会社 バイオプシー装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012228439A (ja) 2012-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2517627B1 (en) Radiographic image capturing apparatus
JP5650467B2 (ja) 放射線画像撮影システム
JP5373450B2 (ja) 生検装置及び生検装置の動作方法
JP5355271B2 (ja) 放射線画像撮影装置
JP5259346B2 (ja) バイオプシー装置
JP6360923B2 (ja) 統合型マルチモード・マンモグラフィ/トモシンセシスx線システム及び方法
JP6440177B2 (ja) 穿刺ロボット
US10111625B2 (en) Biopsy apparatus and operation method thereof
JP7105275B2 (ja) マンモグラフィ検査のための改良装置
US20070282221A1 (en) Ultrasound assisted and x-ray assisted biopsy devices
JP5501290B2 (ja) 画像処理装置、放射線画像撮影システム、及び画像処理プログラム
US20100249647A1 (en) Radiographic image capturing apparatus, biopsy apparatus, radiographic image capturing method, and biopsy method
JP2011104117A (ja) 生検装置
JP2012245329A (ja) 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法
US8942782B2 (en) Image display apparatus and recording medium
JP5864891B2 (ja) 放射線画像撮影装置
JP5743684B2 (ja) 放射線画像撮像装置及び放射線画像撮像装置の作動方法
JP5806847B2 (ja) 放射線画像撮像装置及び放射線画像撮像装置の作動方法
CN114176724A (zh) 一种用于ct穿刺介入用引导机构
KR101141041B1 (ko) 유방암 진단기기
JP5638466B2 (ja) 画像生成装置、放射線画像撮影システム、画像生成プログラム、及び画像生成方法
JP2003126083A (ja) X線ct装置
JP2012029779A (ja) 放射線画像撮影システム及びそれを用いた生検方法
JP2011104116A (ja) 生検装置
JP2010227177A (ja) バイオプシ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141015

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141023

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5864891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250