JP5863945B2 - 風力発電装置 - Google Patents

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Description

本開示は、風力発電装置に関する。
風力発電装置は、運転中に放熱する多数の電気機器を備えている。これらの機器は、ピッチモータや制御システムのように風力発電装置のハブの内部に配置されている。一般的には、多くの電気機器が特定の場所に集中して配置されることによって、ハブの内部空間の著しい温度上昇が引き起こされる。それぞれの電気機器は最大運転温度を有しているので、特に、機器が高負荷にさらされる場合、あるいは例えば夏季などの周囲温度が比較的高い場合には、円滑で且つ安定した運転のために、ハブの十分な換気が必要である。
ハブ内部への水の侵入はそこに設置された電気機器に著しい不具合を与えるので、水の侵入を回避するために換気システムの設計を考慮する必要がある。また、他の設計パラメータとして空気量があり、十分な冷却効果を得るために、十分な量の空気が流入可能なようにハブ内部への空気入口を形成する必要がある。
欧州特許出願公開第1669596号明細書には、カップ状要素及びパイプ状接続部を備える給気設備が記載されている。パイプ状接続部の入口開口はカップ状要素の内部空間に配置されている。そのため、空気の流れ方向が繰り返し反転され、水及びダストの流入を回避するようになっている。
本発明の幾つかの実施形態は、水、ダスト又は他の粒子などのハブへの侵入を回避しながらハブの内部空間への十分な空気流を確保し得る改良された換気システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態によれば、風力発電装置は、ハブ内部空間を有するハブと、ノーズコーン壁を有するノーズコーンと、前記風力発電装置の前記ハブを換気するための換気システムと、を備えている。典型的には、前記ハブはハブ壁と回転軸とを含んでおり、前記風力発電装置の運転中、前記ハブは前記回転軸回りに回転するようになっている。ハブ内部空間は、前記ハブ壁によって形成される空洞によって画成される。前記ノーズコーン壁は、前記ハブを覆うように形成され、凹部を含んでいる。さらに、前記換気システムは、前記ハブの外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くための空気流生成手段を含んでいる。好ましくは、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーンの外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くようになっている。前記空気流生成手段は、前記ハブの外部又は前記ノーズコーンの外部から前記空気流生成手段へ導かれる空気の入口部を有している。前記空気流生成手段に流入した空気は、前記ハブ内部空間へ向けて導かれる。なお、「ハブへ向けて導く」とは、前記空気流生成手段が前記空気を前記ハブの方向へ導くことを意味する。好ましくは、前記空気流生成手段は、前記空気を前記ハブへ向けて導くのみではなく、前記ハブ内部空間へ向けて導くようになっている。これは、前記空気流生成手段が前記ハブ内部空間に延在するように配置されることによって実現されることがさらに好ましい。
前記換気システムは、前記ノーズコーンの外部から前記ノーズコーン壁の前記凹部へ向かう空気の流れを転向するための空気流転向手段をさらに含んでいる。好ましくは、前記空気流転向手段は、主空気流方向に対して前記空気流生成手段の前方に配置される。前記空気流転向手段、特に前記空気流転向手段の第1壁部によって転向された前記空気に含まれる水(水分)の少なくとも一部は、前記空気流転向手段に付着し、前記凹部を形成しない前記ノーズコーン壁の残存部を伝って流れ落ちる。これにより、前記ノーズコーン壁の前記凹部の内部空間には水が入り込まない。前記空気流転向手段が、前記空気流生成手段の前記入口部を実質的に全て覆うように、より好ましくは完全に全て覆うように、前記ハブの回転軸を横断する方向における前記空気流転向手段の面積は、前記空気流生成手段の面積、特に前記空気流生成手段の前記入口部の面積よりも大きいことが好ましい。前記空気流転向手段が前記空気流生成手段を覆う構成において、必ずしも前記空気流転向手段が前記空気流生成手段の前記入口部に直接接する必要があるということではない。好ましくは、前記空気流転向手段は、主空気流方向において前記空気流生成手段の前方に配置され、前記ハブ回転軸を横断する方向におけるその面積は、前記空気流生成手段の面積よりも大きい。これにより、前記空気流転向手段によって、例えば空気流が転向せずに、前記空気流生成手段に空気流が直接導かれることを回避する。前記空気流転向手段は、好適には前記空気流生成手段又は前記ノーズコーン壁に前記空気流転向手段を取り付けるための取付け手段によって、前記入口部に対して離間して配置されることが好ましい。また、好ましくは、前記ハブの前記回転軸を横断する方向において、前記空気流転向手段の面積は、前記ハブの前記回転軸に実質的に平行な主空気流方向において増大している。
さらに好ましくは、前記空気流転向手段は第1壁部及び第2壁部を含んでいる。前記第1壁部は、具体的には前記ハブの回転軸に実質的に垂直に配置され、一方、前記第2壁部は、好ましくは前記ハブの回転軸に実質的に平行に配置される。前記第1壁部及び前記第2壁部は、好ましくは互いに固定的に取付けられ、さらに好ましくは前記第1壁部が底部を形成し、前記第2壁部が前記底部の環状側壁を形成するように互いが取り付けられている。具体的には、前記第1壁部及び前記第2壁部は一体的に形成されている。さらに好ましくは、前記ハブの回転軸を横断する方向における前記第2壁部の面積は、主空気流方向において増大している。
前記換気システムの前記空気流生成手段は、前記空気流転向手段に対して離間して配置される。好ましくは、前記空気流転向手段と前記空気流生成手段の前記入口部との間の距離が前記空気流生成手段の前記入口部の面積の少なくとも5%、好適には少なくとも10%となるように、前記空気流転向手段は前記空気流生成手段から離間して配置される。また、前記空気流転向手段と前記空気流生成手段の前記入口部との距離が前記空気流生成手段の前記入口部の面積の少なくとも5%、さらに好適には少なくとも10%となるように、前記空気流転向手段は前記空気流生成手段から離間して配置され、好ましくは、前記空気流生成手段の前記入口部は円形に形成される。
あるいは、前記空気流生成手段は、前記空気流転向手段の内部空間ではなく、該空気流転向手段に隣接して配置される。この隣接した配置は、前記空気流生成手段の前記入口部の縁部が、前記空気流生成手段の前記入口部に対向する前記空気流転向手段の端部同士を接続する仮想線と同一線上に位置することを意味する。前記空気流転向手段が第1壁部と環状の第2壁部を含む場合、前記空気流生成手段の前記入口部の縁部は、前記空気流生成手段の前記入口部に対向する前記第2壁部の端部同士を接続する仮想線と同一線上に位置する。
前記ノーズコーン壁内の前記凹部、前記空気流生成手段の前記入口部及び前記空気流転向手段は共に、前記風力発電装置の外部から前記空気流生成手段に空気を導くための空気流路系統を形成している。具体的に、前記風力発電装置の外部とは前記ノーズコーンの外部を意味する。「空気流路系統」との用語は、空気流路系統の吸気部からハブ内部空間へ向けて空気を導くための少なくとも一つの空気流路のことである。具体的に、空気流路系統は、複数の空気流路部を含んでおり、好ましくは複数の空気流路部は空気を異なる方向に導くように構成される。これらの空気流路部は、前記空気流路系統を介して連続的に空気流が形成されるように、互いに接続される。こうして、前記空気流路系統によって空気は向きを変えて導かれる。このように、空気流の方向が複数回変化するよう前記に空気流路系統を構成することによって、前記空気流生成手段の前記入口部に流入する空気から水や他の不純物粒子が除去される。水や他の不純物粒子の慣性は空気の慣性よりも大きいので、水や他の不純物粒子は前記空気流生成手段の入口部に到達しない可能性が高い。そして、水は、空気流を転向する前記空気流路系統の壁に付着し、前記主空気流方向において面積が増大するような凹部の設計によって、主空気流方向に反してノーズコーン壁に沿って凹部の外部へ排出される。
本発明の幾つかの実施形態において、前記空気流路系統は、前記ノーズコーンの外部から該空気流路系統内に流入した空気(以下、「流入空気」と呼ぶ)が繰り返し向きを変える(転向する)ように形成されている。このように、前記流入空気の流れ方向は、前記空気流生成手段に流入するまでに複数回(例えば少なくとも2回)変化するようになっている。さらに好ましくは、前記空気流路系統は、前記流入空気の流れ方向を繰り返し反転させる。前記流れ方向の反転とは、転向後の新しい流れ方向と、転向前の流れ方向との間の角度が90°以上、好適には少なくとも135°、さらに好適には約180°であることを意味する。
本発明のさらなる実施形態によれば、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーン壁の開口に配置された少なくとも一つのエアダクト(具体的にはフレキシブルホース)を含んでいる。前記ノーズコーン壁の前記開口を介して、前記ノーズコーンの外部から前記ハブ内部空間へ向けて前記空気流生成手段に空気が流入する。なお、「フレキシブル」との用語は、十分な外力が作用した場合に変形するようなホースの特性をいい、好ましくは管状の変形可能なホースのことである。付加的に又は代替的に、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーン壁の開口の外部に配置された空気流ガイド部(具体的にはバッフルプレート又はカラー)を含んでいる。前記空気流ガイド部は、空気流の転向によって流入空気を集めて、該流入空気を前記空気流生成手段へさらに導くように構成される。
好ましくは、前記少なくとも一つのエアダクトが、前記ノーズコーン壁の前記開口から前記ハブ壁の少なくとも一つのハブ開口まで連続的に延在している。そして、前記ハブ壁の前記ハブ開口を介して、前記ハブの外部から前記ハブ内部空間へ空気が流入可能となっている。あるいは、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーン壁の前記開口から前記ハブのハブ開口まで共に連続的に延在する複数のエアダクトのような複数の構成部品から構成される。さらに好ましくは、前記空気流生成手段又は前記少なくとも一つのエアダクトは、前記ハブ内部空間に突出する前記ハブの開口を超えて連続的に延在する。
さらに好ましくは、前記ノーズコーン壁の前記開口は、前記ノーズコーン壁の前記凹部に配置される。前記ノーズコーン壁の前記凹部は、前記ノーズコーン壁のくぼみとして形成される。このくぼみは、典型的には前記ノーズコーン壁の形状又は外形の全てから外れて形成される。さらに好ましくは、前記凹部は、前記ノーズコーン壁の円形凹みとして形成される。具体的には、前記ハブの回転軸を横断する方向における前記凹部の面積は、前記主空気流方向において前記ハブへ向けて減少(好適にはテーパ状に減少)する。前記空気の前記主空気流方向は、前記ノーズコーンの回転軸でもある前記ハブの回転軸に対して平行である。前記開口が前記凹部の内部空間に位置するということは、前記ノーズコーンの内部空間に前記開口が形成されるように、前記凹部を形成する前記ノーズコーン壁の一部が欠けていることを意味する。
さらなる実施形態によれば、前記空気流生成手段は、前記風力発電装置の外部から前記空気流生成手段に空気を吸引するための吸引手段を含んでいる。この吸引手段は、空気を強制的に前記空気流生成手段に吸引する強制換気を行うようになっている。好ましくは、これらの吸引手段は、前記空気流生成手段の前記入口部、又はさらに前記空気流路系統の前記吸気部で負圧を生成するためのファンユニットを有している。さらに好ましくは、前記吸引手段は、少なくとも一つのパラメータに基づいて前記空気流生成手段における空気流を制御するように構成される。この少なくとも一つのパラメータは、前記ハブ内部空間での測定値に由来する。具体的には、このパラメータは、前記ハブ内部空間の温度又は温度変化率である。このように、前記ハブ内部空間の換気は、前記ハブ内の前記パラメータによって調整することができる。具体的にはこの換気によって、前記ハブ内の温度、特に前記ハブ内の電気機器への負荷増大に起因した温度上昇を調整するようになっている。この実施形態によれば、前記ハブ内の運転状況に対応して効果的な換気を実現できる点で有利である。
本発明のさらなる実施形態によれば、前記空気流転向手段は、前記ノーズコーン壁の入口凹部を覆うように構成される。好ましくは、前記ハブの回転軸を横断する方向における前記空気流転向手段の最大面積が、前記凹部の最大断面積よりも大きい。前記空気流転向手段の目的の一つは、水又は他の不純物粒子の前記ノーズコーン内部空間への流入を回避することにある。前記主空気流方向に対して前記ノーズコーン壁の入口凹部の前方に配置されることによって、空気中に含まれる水の実質的には一部が、前記凹部の内部空間又は前記ノーズコーンの内部空間へ入り込むことを防止できる。
さらに好ましい実施形態では、前記ノーズコーン壁の前記凹部は、前記空気流生成手段の入口部に近接して配置される。さらにより好ましくは、前記空気流生成手段の内部空間及び入口部を含む前記凹部は、前記内部空間に配置される。前記凹部の前記内部空間は、該凹部を形成する前記ノーズコーン壁の一部と、前記凹部に隣接して配置されて該凹部を形成しない前記ノーズコーン壁の対向する部位同士を接続する仮想線とから画成される。前記空気流生成手段の入口部は、前記ノーズコーン壁の凹部の内部空間に突出している。これは、前記空気流生成手段の入口部が前記凹部の内部空間内に配置されることを意味する。
さらなる実施形態において、前記空気流転向手段は、前記凹部の前記内部空間に少なくとも一部が配置される。さらに好ましくは、前記空気流転向手段は、前記凹部の前記内部空間にその全てが配置される。具体的には、前記空気流転向手段及び前記空気流生成手段の入口部の両方が、前記凹部の内部空間に突出している。すなわち、前記空気流転向手段は、前記ノーズコーンの外側に面する前記凹部の側方から好ましくは突出し、一方、前記空気流生成手段の入口部は、前記ハブ側の前記凹部の側方から好ましくは突出している。
本発明の他の実施形態によれば、前記空気流生成手段の径は、前記空気の前記主空気流方向において前記空気流生成手段の入口部から減少している。具体的には、前記空気流ガイド手段の径が、前記主空気流方向において減少している。好ましくは、前記空気流生成手段の径は、前記主空気流方向においてテーパ状に減少している。その結果、前記ハブの回転軸を横断する方向において、前記凹部及び前記空気流生成手段の径は、前記空気流転向手段の断面積とは反対のテーパ状となる。
好ましくは、前記空気流転向手段及び前記ノーズコーン壁は、前記空気流路系統の吸気部を画成し、前記吸気部は、前記ハブの回転軸に実質的に垂直に配置される。一般的に、風は、前記ハブの回転軸に実質的に平行な風向きで、前記風力発電装置、具体的には前記ノーズコーンに当たる。このように風向きに垂直な前記吸気部の配置とすることによって、水及び他の不純物粒子は前記空気流路系統内に流入するために大幅に流れ方向を変えなければならず、且つそれらは空気に比べて慣性が高く、前記吸気部へ到達しない可能性が高いので、水及び他の不純物粒子が前記ハブ内部空間へ入り込むことを防げる。
本発明の他の実施形態において、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーンの外部から前記ハブ内部空間へ向けて流れる空気をフィルタリングするためのフィルタ手段を含んでいる。このフィルタ手段は、例えば、単にフィルタマットであってもよいし、静電式フィルタなどの他の高性能フィルタであってもよい。好ましくは、前記フィルタ手段は、脱塩フィルタを含んでいる。脱塩フィルタは、洋上風力発電装置においては特に重要である。塩分の他に、前記フィルタ手段は、好ましくはダストや他の不純物粒子を空気から取り除く構成としてもよい。
さらに好ましくは、前記換気システムは、前記空気流生成手段を取り付けるための支持手段を含んでいる。支持手段は、ノーズコーンやハブなどの風力発電装置のいずれかの部位に取付け可能であり、該支持手段は特定の位置において空気流生成手段を取付けるようになっている。
本発明のさらなる実施形態によれば、前記換気システムは、前記ハブ内部空間から空気を排出するための排気手段を含んでいる。好適には前記空気流生成手段によって前記ノーズコーンの外部から前記ハブ内部空間へ冷却空気を取り込めるように、前記排気手段によって、前記ハブ内の電気機器からの放熱により加熱された加熱空気を前記ハブ内部空間から排出可能となっている。前記空気流生成手段及び前記排気手段を組み合わせた構成によって、効果的な換気を実現するために加熱空気を前記ハブ内部空間から排気する間、外部空気の前記ハブ内部空間への流入が可能となる。さらに好ましくは、前記排気手段は、前記風力発電装置のメインシャフト内の空洞によって形成されている。あるいは、前記排気手段は、前記ハブ壁の開口として形成される。この両方の場合において、加熱空気は前記ハブ内部空間から前記ハブの外部へ排気される。
本発明の他の実施形態によれば、風力発電装置は、ハブと、ノーズコーン壁及びノーズコーン内部空間を有するノーズコーンと、を備える。前記ノーズコーン壁は前記ハブを覆っている。前記ノーズコーン壁には開口が形成されている。好ましくは、前記開口は円形に形成される。また、風力発電装置は、該風力発電装置のハブの換気のための換気システムをさらに備えている。前記換気システムは、前記ノーズコーンの外部からの空気、及び/又は、既に前記ノーズコーン内部空間に流入した空気を転向させるための空気流転向手段を含んでいる。好ましくは、前記空気流転向手段は前記ノーズコーン壁の入口開口を実質的に覆っており、さらに好ましくは、前記空気流転向手段によって該入口開口が覆われている。前記ノーズコーン壁の開口を前記空気流転向手段で覆う構成において、前記空気流転向手段が前記ノーズコーン壁の開口に配置されたり、前記ノーズコーン壁の開口が閉じられたりするということではない。前記空気流転向手段は、前記開口から離間して配置することができる。本発明の幾つかの実施形態によれば、前記空気流転向手段は、前記ノーズコーン壁によって形成される空洞として形成されるノーズコーン内部空間に少なくとも部分的に配置される。このように、前記空気流転向手段は、好ましくは、既に前記ノーズコーン内部空間へ流入して前記ハブ内部空間へ向かう空気を導くように構成される。
本発明のさらなる実施形態において、前記空気流転向手段の一部は、前記ノーズコーン内部空間から前記ノーズコーンの外側へ突出している。好ましくは、前記ハブの回転軸に平行な方向において、前記空気流生成手段の面積の好適には少なくとも5%、さらに好適には少なくとも10%、最も好適には少なくとも15%が、前記ノーズコーンの外側へ突出している。この外側への突出によって、前記空気流転向手段は、前記ノーズコーンの外側から前記ノーズコーンの内部空間へ空気を好ましくは導くようになっている。
あるいは、前記空気流転向手段は、前記ノーズコーン内部空間に完全に全てが配置される。好ましくは、前記空気流転向手段は取付け手段によって取り付けられ、より好適には前記ノーズコーン又は前記空気流生成手段に配置される取付け手段によって取り付けられる。
本発明のさらなる実施形態によれば、前記ハブはハブ内部空間を含んでいる。また、前記風力発電装置の前記ハブはハブ壁を含んでいる。前記ハブ内部空間は、前記ハブ壁によって形成される空洞として形成される。前記換気システムは、前記ハブの外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くための空気流生成手段を含んでおり、該空気流生成手段は前記ノーズコーン壁の開口に近接して配置される。好ましくは、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーンの外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くようになっている。すなわち、前記空気は前記空気流生成手段に流入した後、前記ハブ内部空間へ向けて導かれる。「ハブへ向けて導く」とは、前記空気流生成手段が前記ハブの方向へ空気を導くことを意味する。好ましくは、前記空気流生成手段は、単に前記ハブに向けてではなく、前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くようになっている。好ましくは前記空気流生成手段は、前記空気流生成手段の壁を含んでいる。前記換気システムの前記空気流生成手段は、前記空気流転向手段から離間して配置されている。
好ましくは、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーンに隣接して配置される。具体的には、前記空気流生成手段は、該空気流生成手段と前記ノーズコーン壁の接続領域に形成されたノーズコーン壁に固定的に取付けられる。さらに好ましくは、前記空気流生成手段及び前記ノーズコーン壁の開口は、該開口を介して前記空気流生成手段の内部空間に空気が流入するように、互いに関連して配置される。前記空気流生成手段の内部空間は、前記空気流生成手段と、前記ノーズコーン壁に面した前記空気流生成手段の対向する端部同士を接続した仮想線とから画成される。
本発明のさらなる実施形態によれば、前記空気流生成手段は、少なくとも一つのエアダクト(具体的にはフレキシブルホース)を含んでいる。なお、「フレキシブル」との用語は、十分な外力が作用した場合に変形するようなホースの特性をいい、好ましくは管状の変形可能なホースのことである。付加的に又は代替的に、空気流ガイド部(具体的にはバッフルプレート又はカラー)を含んでいる。前記空気流ガイド部は、空気流の転向によって流入空気を集めて、該流入空気を前記ハブ内部空間へ向けてさらに案内するように構成される。
好ましくは、前記少なくとも一つのエアダクトは、前記ノーズコーン壁の前記開口から前記ハブ壁の少なくとも一つのハブ開口まで連続的に延在している。前記ハブの前記ハブ開口を介して、前記空気は前記ハブの外部から前記ハブ内部空間へ流入可能となっている。あるいは、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーン壁の開口から前記ハブの少なくとも一つのハブ開口まで共に連続的に延在する複数のエアダクトのような複数の構成部品から構成される。さらに好ましくは、前記空気流生成手段又は前記少なくとも一つのエアダクトは、前記ハブ内部空間に突出する前記ハブの開口を超えて連続的に延在する。
さらなる実施形態によれば、前記空気流生成手段は、前記風力発電装置の外部から前記ノーズコーン壁の前記開口を介して前記空気流生成手段に空気を吸引するための吸引手段を含んでいる。この吸引手段は、空気を強制的に前記空気流生成手段に吸引する強制換気を行うようになっている。好ましくは、これらの吸引手段は、前記空気流生成手段の入口部、又はさらに前記空気流路系統の吸気部で負圧を生成するためのファンユニットを有している。さらに好ましくは、前記吸引手段は、少なくとも一つのパラメータに基づいて前記空気流生成手段における空気流を制御するように構成される。この少なくとも一つのパラメータは、前記ハブ内部空間での測定値に由来する。具体的には、このパラメータは、前記ハブ内部空間の温度又は温度変化率である。このように、前記ハブ内部空間の換気は、前記ハブ内のパラメータによって調整することができる。具体的にはこの換気によって、前記ハブ内の温度、特に前記ハブ内の電気機器への負荷増大に起因した温度上昇を調整するようになっている。この実施形態によれば、前記ハブ内の運転状況に対応して効果的な換気を実現できる点で有利である。
本発明の他の実施形態において、前記空気流生成手段は、前記ノーズコーンの外部から前記ハブ内部空間へ向けて流れる空気をフィルタリングするためのフィルタ手段を含んでいる。このフィルタ手段は、例えば、単にフィルタマットであってもよいし、静電式フィルタなどの他の高性能フィルタであってもよい。好ましくは、フィルタ手段は、脱塩フィルタを含んでいる。前記脱塩フィルタは、洋上風力発電装置においては特に重要である。塩分の他に、前記フィルタ手段は、好ましくはダストや他の不純物粒子を空気から取り除く構成としてもよい。
さらに好ましくは、前記換気システムは、前記空気流生成手段を取り付けるための支持手段を含んでいる。前記支持手段は、前記ノーズコーンや前記ハブなどの前記風力発電装置のいずれかの部位に取付け可能であり、該支持手段は特定の位置において前記空気流生成手段を取付けるようになっている。
本発明の他の実施形態において、前記空気流転向手段、前記空気流生成手段及び前記ノーズコーンは共に、前記風力発電装置の外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くための空気流路系統を形成している。具体的に、前記風力発電装置の外部とは、前記ノーズコーンの外部を意味する。「空気流路系統」との用語は、前記空気流路系統の吸気部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くための少なくとも一つの空気流路のことである。具体的に、空気流路系統は、複数の空気流路部を含んでおり、好ましくは複数の空気流路部は空気を異なる方向に導くように構成される。これらの空気流路部は、前記空気流路系統を介して連続的に空気流が形成されるように、互いに接続される。こうして、前記空気流路系統によって空気は向きを変えて導かれる。このように、空気流の方向が複数回変化するように前記空気流路系統を構成することによって、水及び他の不純物粒子が前記空気流路系統を通って移動することで大幅に流れ方向を変えるので、水及び他の不純物粒子が前記ハブ内部空間へ入り込むことを防止できる。また、水や他の不純物粒子の慣性は水の慣性よりも大きいので、水や他の不純物粒子は前記空気流生成手段の入口部に到達しない可能性が高い。そして、水は、空気流を転向する前記空気流路系統の壁に付着し、前記主空気流方向において好ましくは面積が減少するような前記空気流生成手段の配置によって、前記ノーズコーン内部空間の外部へ排出するための前記排水手段へ前記空気流生成手段に沿って移動する。
本発明の他の実施形態において、前記空気流路系統は、前記ノーズコーンの外部から該空気流路系統内に流入した空気(以下、「流入空気」と呼ぶ)が繰り返し向きを変えるように形成されている。このように、流入空気の流れ方向は、複数回(例えば少なくとも2回)変化するようになっている。さらに好ましくは、前記空気流路系統は、流入空気の流れ方向を繰り返し反転させる。前記流れ方向の反転とは、転向後の新しい流れ方向と、転向前の流れ方向との間の角度が90°以上、好適には少なくとも135°、さらに好適には約180°であることを意味する。
他の好ましい実施形態において、前記ハブは回転軸を含んでいる。前記風力発電装置の運転中、前記ハブは回転軸回りに回転するようになっている。この回転軸は、前記ノーズコーンの回転軸と一致する。前記ハブの回転軸を横断する方向における前記空気流生成手段の面積は、前記ハブの回転軸に実質的に平行な前記主空気流方向において減少する。さらに好ましくは、前記空気流生成手段の断面積、具体的には径が、前記主空気流方向に対してテーパ状となっている。さらに好ましくは、前記ハブの回転軸に対する前記空気流生成手段の角度が、少なくとも5°、好適には少なくとも10°、より好適には15°である。前記空気流転向手段によって空気流が転向されるので、空気中に含まれる水の大部分が前記ハブ内部空間へ侵入することを防止できる。水は、前記空気流生成手段を流れ落ち、前記主空気流方向に反して前記空気流生成手段に沿って前記ノーズコーン内部空間から排水するための排水手段へ移動する。前記空気流転向手段が前記ノーズコーンの外部へ部分的に突出している場合、水は、前記ノーズコーン内部空間に侵入せず、前記ノーズコーン壁に沿って流れ落ちる。
さらに好ましくは、前記換気システムの前記空気流転向手段は、第1壁部及び第2壁部を含んでいる。前記第1壁部は、具体的には前記ハブの回転軸に対して実質的に垂直に配置され、一方、前記第2壁部は、好ましくは前記ハブの回転軸を横断する方向における該第2壁部の面積が前記主空気流方向において増加するように前記ハブの回転軸に対して角度を有して配置される。前記ハブの回転軸に対する前記第2壁部の角度は、好ましくは少なくとも20°、さらに好ましくは少なくとも30°、最も好ましくは40°である。前記第1壁部及び前記第2壁部は、好ましくは互いに固定的に取付けられる。さらに好ましくは、前記第1壁部が底部を形成し、前記第2壁部が環状側壁を形成するように互いに取り付けられる。さらに、前記空気流転向手段は、好ましくは前記第2壁部に固定的に取付けられる第3壁部を含んでいる。前記第3壁部は好ましくは前記ハブの回転軸に対して実質的に垂直に配置される。さらに好ましくは、前記第1、第2及び第3壁部は一体的に形成される。
さらに好ましくは、前記ハブの回転軸を横断する方向における前記空気流転向手段の面積が前記主空気流方向において増大している。具体的には、空前記気流転向手段の前記第2壁部の面積が前記主空気流方向において増大している。このように、前記空気流生成手段の面積は、前記空気流転向手段の面積とは反対方向にテーパ状となっている。これは、前記ハブ回転軸に対して垂直な方向において計測される前記空気流転向手段と前記空気流生成手段との間の距離が変化することを意味する。実際、前記空気流生成手段の壁と前記空気流転向手段との距離は、前記主空気流方向において減少する。具体的には、空気の転向は、前記空気流生成手段の壁と前記空気流転向手段との間の距離が最小となる領域で生じて、好ましくはこの領域内において前記空気流生成手段によって空気が転向する。
さらに好ましくは、前記ハブの回転軸を横断する方向における前記空気流転向手段の面積が、前記開口の最大面積よりも大きい。前記空気流転向手段の目的の一つは、既に前記ノーズコーン内部空間に流入した水又は他の不純物粒子が前記ハブ内部空間へ向けてさらに移動することを回避することにある。この目的のために、前記空気流転向手段の最大面積は、前記空気流転向手段が配置された位置で測定された前記空気流生成手段の面積の少なくとも50%、さらに好ましくは少なくとも75%、さらにより好ましくは少なくとも85%である。
本発明のさらなる実施形態によれば、前記空気流生成手段及び/又は前記空気流転向手段は、水が前記ハブ内部空間へ侵入することを回避するための水分分離手段を含んでいる。前記水分分離手段は、好ましくは前記空気流生成手段の壁に配置される。さらに好ましくは、前記水分分離手段は、前記空気流生成手段の内部空間に突出した壁部として形成される。また、前記水分分離手段は、前記ハブの回転軸に実質的に平行に配置される突出部を有し、該ハブの回転軸に対して実質的に垂直であることが好ましい。
本発明の他の実施形態において、前記ノーズコーン壁は、前記ノーズコーン内部空間から排水するための排水手段を含んでいる。好ましくは、前記排水手段は、前記ノーズコーン壁の小開口として形成される。前記ノーズコーン壁は、好適には前記空気流生成手段への接続領域よりも突出した部位を含んでいる。このノーズコーン壁の部位は、前記ノーズコーン壁の残存部に隣接して配置された前記ノーズコーン壁の分割部であってもよく、該分割部は前記残存部に着脱自在に取り付けられる。これは、前記ノーズコーンの内部空間において前記空気流転向手段を設置する場合又は交換する場合に特に有利である。あるいは、前記接続領域よりも突出した前記ノーズコーン壁の部位及び前記ノーズコーン壁の残存部は、一体的に形成されてもよいし、互いに固定的に取付けられていてもよい。前記排水手段は、前記空気流生成手段と前記ノーズコーン壁の接続領域に配置される。
以下、本発明の実施形態を、次の概略的な図面を参照して説明する。
図1は、ノーズコーンの一部及び換気システムの一部を示す縦断面図である。 図2は、ノーズコーンの一部及び換気システムの一部を示す縦断面図である。 図3は、ノーズコーンの一部及び換気システムの一部を示す縦断面図である。 図4は、ノーズコーン、図3に示した換気システム及びハブを示す縦断面図である。 図5は、ノーズコーンの一部及び換気システムを示す一部の縦断面図である。 図6は、ノーズコーンの一部及び図5に示した換気システムの一部を示す斜視図であり、図の右側の一部は縦断面を示している。
図1は、風力発電装置10の一部、すなわちノーズコーン11及び換気システム20の一部を示す縦断面図である。ノーズコーン11は、ノーズコーン壁12を備える。このノーズコーン壁12は、ノーズコーン11の回転軸17に関して中央に配置された凹部18を有している。回転軸17は、この図には示されていないハブ(図4参照)の回転軸に一致する。ノーズコーン壁12の凹部18は、ノーズコーン壁12内の円形凹みとして形成されている。凹部18内において、ノーズコーン壁12に開口19が設けられている。なお、同図において、異なる要素間における壁の厚さは限定されるものではない。
円形バッフルプレート21は、ノーズコーン11及びハブ14の回転軸17に実質的に平行な主空気流方向60に対して拡径した開口19の外側に、円周方向に配置されている。ノーズコーン壁12により形成されるノーズコーン内部空間11aからハブ内部空間14a(図4参照)へ向けてエアダクト22が延在している。バッフルプレート21及びエアダクト22はともに、ハブ内部空間14a(図4参照)へ向けて空気を案内する空気流生成手段23を形成している。ここで、バッフルプレート21は、空気流生成手段23の入口部24を形成している。
空気流転向手段26は、バッフルプレート21に近接して設けられるが、バッフルプレート21とは離間して配置される。空気流転向手段26は、底部を形成する第1壁部28と、環状側壁を形成する第2壁部29と、を含んでおり、これらの壁は互いに固定的に取付けられる。第1壁部28及び第2壁部29は、相互の角度が90°以上となるように配置される。空気流転向手段26及び空気流生成手段23は、ノーズコーン11及びハブ14の回転軸17に対して回転対称に形成される。空気流転向手段26の径は、主空気流方向60において増大する。空気流転向手段26は入口バッフルプレート21を覆っている。空気流転向手段26は、バッフルプレート21の前方において主に主空気流方向60に配置されており、ハブの回転軸17を横断する方向における空気流転向手段26の面積は、バッフルプレート21の面積よりも大きい。
凹部18は、ノーズコーン壁12のうち凹部18を形成している部位12aによって画成された内部空間18aと、ノーズコーン壁12のうち凹部18を形成していない他の部位12bに接続される仮想線13と、を含む。バッフルプレート21は、その全てが凹部18の内部空間18aに配置される。空気流転向手段26も同様に、その全てが凹部18の内部空間18aに配置され、該空気流転向手段26の第1壁部28の縁部は、仮想線13と同一線上に位置する。なお、仮想線13は、ノーズコーン壁12のうち凹部18を形成している部位12aに隣接して配置され、ノーズコーン壁12の凹部18を形成していない他の部位12bに接続されている。
空気流転向手段26は、第1壁部28と第2壁部29とバッフルプレート21側の第2壁部29の端部29b,29c同士を接続する仮想線30とから形成される内部空間26aを有している。バッフルプレート21は、空気流転向手段26の内部空間26aには位置せず、空気流転向手段26から距離25だけ離れて設置される。
空気流転向手段26、凹部18及びバッフルプレート21は共に、ノーズコーン11の外部31からバッフルプレート21内へ空気を案内するための空気流路系統46を形成している。この空気流路系統46は、空気流生成手段23の一部であるバッフルプレート21の内部へノーズコーン11の外部から流入する空気のための空気流路を形成する。空気は、空気流転向手段26、凹部18(具体的には凹部18を形成するノーズコーン壁12の部位12a)、及び、バッフルプレート21(具体的にはバッフルプレート21の外部壁21b)によって、少なくとも2回転向され、バッフルプレート21に流入する。こうして、空気は、バッフルプレート21に流入するまでにその流れ方向を繰り返し変える。この流れ方向の変化を図1の矢印によって示す。なお、図1には、ノーズコーン11の外部31から空気流生成手段23へ流入する空気の典型的な流れが示されている。但し、空気がその流れ方向を何度も変化させた場合であっても、主空気流方向60はハブ14及びノーズコーン11の回転軸17に実質的に平行である。
図2は、風力発電装置10の一部、すなわちノーズコーン11の一部及び換気システム20の一部を示す縦断面図である。これらのノーズコーン11及び換気システム20は、基本的には図1に示したような設計及び配置であるため、符号は対応する記載となっている。図1に示す実施形態と異なる点は、バッフルプレート21が凹部18の内部空間18aにさらに突出している構成のみである。実際は、空気流転向手段26の第2壁部29の端部29b,29c同士を接続する仮想線30上に、バッフルプレート21の端部が位置するように構成されている。このように、バッフルプレート21は、空気流転向手段26の内部空間26aまでは延出しないように、空気流転向手段26に隣接して配置される。
図3は、風力発電装置10の一部、すなわち他のノーズコーン11の一部及び換気システム20の一部を示す縦断面図である。ノーズコーン11は、基本的には図1に示したような設計及び配置であるため、符号は対応する記載となっている。凹部18の開口19には、ハブ内部空間14aへ向けて第1エアダクト32が配置されている。第1エアダクト32の入口部33が凹部18の内部空間18aに配置されるように、該第1エアダクト32は凹部18の内部空間18aに突出している。回転対称な空気流転向手段26は、プレート状の第1壁部28と、環状側壁として設計された第2壁部29とを含む。第1壁部28と、第1エアダクト32に対向する第1壁部28の端部28b,28c同士を接続する仮想線45とから形成される第1壁部28の内部空間28aに第2壁部29の一部が配置されるように、第1壁部28及び第2壁部29が互いに固定的に接続される。第1壁部は、ハブ14の回転軸17における半径方向27に、第2壁部29を超えて突出している。すなわち、空気流転向手段26は、ノーズコーン壁12の入口凹部18を覆っている。空気流転向手段26の一部は、凹部18の前方の主空気流方向60に主に配置され、ハブ回転軸17を横断する方向における面積は、凹部18の面積よりも大きい。第1エアダクト32の入口部33は、空気流転向手段26から距離25だけ離間しており、該空気流転向手段26の内部空間26aには配置されていない。
空気流転向手段26及びノーズコーン11は、該空気流転向手段26、凹部18及び第1エアダクト32の入口部により形成される空気流路系統46に流入する空気のための吸気部35を形成している。この吸気部35は、ノーズコーン11及びハブ14の回転軸17に対して実質的に垂直に配置される。
図4は、風力発電装置10の一部、すなわち図3に示した換気システム20、ノーズコーン11及びハブ14を示す縦断面図である。空気流生成手段23は、第1エアダクト32と、第2エアダクト36と、フィルタと吸引手段37の複合体と、を含んでいる。第1エアダクト32、第2エアダクト36、及びフィルタと吸引手段37の複合体は共に、ハブ壁15のハブ開口16を介して、ノーズコーン壁12の開口19からハブ14の内部空間14aへ連続的に延在している。換気システム20は、ハブ内部空間14aからハブ14の外部へ加熱空気を排気するように構成された排気部38を含んでいる。排気部38は、メインシャフト44内の空洞43によって形成されている。凹部18の開口19及び空気流生成手段23がノーズコーン11の外部31から冷却用空気を吸気する間、排気部38は、ハブ内部空間14aから加熱空気を排気可能となっている。図4に示す矢印は、空気流の方向の変化を示している。なお、図4においては、主空気流方向60がハブ14及びノーズコーン11の回転軸17に実質的に平行な場合を示している。
図5は、風力発電装置10の一部、すなわちノーズコーン11の一部及び換気システムを示す一部の縦断面図である。ノーズコーン11はノーズコーン壁12を含んでいる。ノーズコーン壁12には、ノーズコーン11の回転軸17に関して中央に開口19が設けられている。回転軸17は、この図には示されないハブ14の回転軸と一致している。ノーズコーン壁12の開口19は円形に形成されている。なお、図5において、異なる要素間における壁の厚さは特に限定されるものではない。
空気流転向手段26は、ノーズコーン内部空間11aに実質的に配置されている。その際、空気流転向手段26のわずかな部分だけノーズコーン11の外部へ突出している。空気流転向手段26は、底部を形成する第1壁部28と、環状側壁を形成する第2壁部29と、環状端部を形成する第3壁部47と、を含んでいる。第1壁部28は、ハブ回転軸17に実質的に垂直に配置されている。第1壁部28、第2壁部29及び第3壁部47は、一体的に形成されている。空気流転向手段26は、ハブ回転軸17に回転対称に形成されている。第1壁部28及び第2壁部29は、互いの角度が約120°となるように配置されている。ハブ回転軸17に実質的に平行な主空気流方向60において、第2壁部29の径は増大している。具体的には、ハブ回転軸17に対する第2壁部29の角度48は約40°である。第3壁部47は、ハブ14の回転軸17に対して垂直に配置される。
換気システム20は、ハブ14の回転軸17に対して回転対称に形成された空気流生成手段23をさらに備えている。空気流生成手段23はバッフル形状のカラー49を含んでいる。カラー49の径は、主空気流方向60に対してテーパ状に形成される。カラー49の壁とハブ14の回転軸17との間の角度62は約15°である。また、空気流生成手段23は、空気流生成手段23の内部空間23aにおいてハブ内部空間14a(同図では不図示)へ向けて流れる空気流をフィルタリングするためのフィルタ手段50をさらに備えている。さらにまた、空気流生成手段23は、ハブ内部空間へ向けて流れる空気流を案内するためのエアダクト22を備えている。空気流生成手段23の他の構成要素は、ノーズコーン壁12の開口19を介してノーズコーン11の外部31から空気流生成手段23内へ能動的に空気を吸引するためのファン51である。ファン51はエアダクト22内に配置される。エアダクト22の径は、第1部位22bにおいて主空気流方向60に対してテーパ状に形成され、該第1部位22bと一体的に形成される第2部位22cにおいて一定となっている。ハブ内部空間14aに向けて空気を案内するための空気流生成手段23が形成されるように、カラー49、フィルタ手段50及びエアダクト22は隣接して配置されている。
空気流生成手段23、特にカラー49は、接続領域52においてノーズコーン壁12に取り付けられている。この接続領域52には、ノーズコーン壁12の小開口54として形成される排水手段53が設けられている。ノーズコーン壁12の環状部12dは、接続領域52よりも突出している。空気流生成手段23及び空気流転向手段26は、ハブ内部空間14aへ向けて流れる空気中に水が含まれることを回避するための水分分離手段55を備えている。水分分離手段55は、空気流生成手段23の内部空間23aに突出した環状の壁部56と、該壁部56に垂直に配置された突出部57とを有する。ノーズコーン内部空間11aに流入する空気に含まれる水は、水分分離手段55によって偏向され分離される。空気流転向手段26に取り付けられた水分分離手段55で除去された水(水分)は、矢印61に示されるように、空気流生成手段の壁58を伝って流れ落ちる。主空気流方向60において空気流生成手段23の径は増大しているので、空気流生成手段の壁58によって分離された水は、主空気流方向60に反して空気流生成手段の壁58に沿って連続的に移動し、排水手段53から排出される。なお、分離された水は、空気流生成手段の壁58に沿って、空気流生成手段の壁58に取り付けられた水分分離手段55から直接的に移動可能であり、さらに排水手段53によってノーズコーン内部空間11aから除去可能となっている。さらにまた、開口19よりも突出したノーズコーン壁12の部位12dに衝突した空気に含まれる水70は、ノーズコーン11の外部31に突出した空気流転向手段26の部位を伝って流れ落ちるようになっていてもよく、これによりノーズコーン内部空間11a内への水の侵入が回避される。
空気流転向手段26及び空気流生成手段23は共に、ノーズコーン11の外部31からフィルタ手段50へ向けて空気を案内する空気流路系統46を形成している。空気流路系統46は、ノーズコーン11の外部31から空気を取り入れるための流路を形成する。空気がフィルタ手段50に到達するまでにその向きを繰り返し変化させるために、空気流転向手段26及び空気流生成手段23により少なくとも2回、空気の向きが変えられるようになっている。この流れ方向の変化を図5の矢印によって示す。なお、図5には、ノーズコーン内部空間11aへ流入する空気の典型的な流れが示されている。但し、空気がその流れ方向を何度も変化させた場合であっても、主空気流方向60はハブ14及びノーズコーン11の回転軸17に実質的に平行である。
図6は、風力発電装置10の一部、すなわちノーズコーン11の一部及び図5に示した換気システム20の一部を示す斜視図であり、図の右側の一部は縦断面を示している。図6において、フィルタ手段50、水分分離手段55及びエアダクト22の第1部位22bは省略している。排水手段53は、ノーズコーン壁12の小開口54として形成されている。接続領域52よりも突出したノーズコーン壁12の環状部12dは、空気流生成手段23への接続領域52においてノーズコーン壁12の残存部12eに対して着脱自在に取り付けられている。

Claims (19)

  1. ハブ内部空間を有するハブと、
    ノーズコーン壁を有するノーズコーンと、
    前記ハブを換気するための換気システムと、を備える風力発電装置であって、
    前記ノーズコーン壁には凹部が設けられており、
    前記換気システムは、前記ハブの外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くように構成されるとともに入口部を有する空気流生成手段を含み、
    前記換気システムは、第1壁部と、前記第1壁部から前記空気流生成手段に向かって突出するように設けられる第2壁部と、を有する空気流転向手段をさらに含み、
    前記空気流転向手段は、前記第1壁部によって形成される底部と、前記第2壁部によって形成される環状側壁と、前記第2壁部の端部同士を接続する仮想線と、によって囲まれる内部空間を有し、
    前記空気流生成手段は、前記空気流転向手段の前記内部空間から離れる方向に前記空気流転向手段と離間して配置されるか、又は前記空気流生成手段の入口部が前記仮想線上に位置するように前記空気流転向手段の前記内部空間には位置しないが前記空気流転向手段に隣接して配置され、
    前記空気流転向手段の前記内部空間は、前記空気流生成手段の前記入口部に対向する開口を前記仮想線上に有し、
    前記凹部、前記空気流生成手段の前記入口部及び前記空気流転向手段は共に、前記風力発電装置の外部から前記空気流生成手段へ空気を導くための空気流路系統を形成していることを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記空気流路系統は、前記ノーズコーンの外部から前記空気流路系統への流入する空気の向きを繰り返し転向するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  3. 前記空気流生成手段は、前記ノーズコーン壁の開口に配置された少なくとも一つの空気ダクト、及び/又は、前記ノーズコーン壁の開口の外側に配置された空気流ガイド部を含むことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  4. 前記少なくとも一つの空気ダクトは、前記ノーズコーンの前記開口から前記ハブの壁のハブ開口まで連続的に延在していることを特徴とする請求項3に記載の風力発電装置。
  5. 前記開口は、前記ノーズコーン壁の前記凹部に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の風力発電装置。
  6. 前記空気流生成手段は、前記風力発電装置の外部から前記空気流生成手段へ空気を吸引するための吸引手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  7. 前記吸引手段は、前記ハブ内部空間における測定値に由来するパラメータに基づいて前記空気流生成手段における空気流を制御するように構成され、前記パラメータは前記ハブ内部空間の温度又は温度変化率であることを特徴とする請求項6に記載の風力発電装置。
  8. 前記ノーズコーン壁の前記凹部は、前記空気流生成手段の前記入口部に近接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  9. 前記ノーズコーンの前記凹部は内部空間を有しており、
    前記空気流転向手段は、前記凹部の前記内部空間に少なくとも部分的に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  10. 前記ノーズコーンの前記凹部は内部空間を有しており、
    前記空気流生成手段の前記入口部は、前記ノーズコーン壁の前記凹部の前記内部空間に突出していることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  11. 前記ハブは回転軸を含んでおり、
    前記空気流転向手段及び前記ノーズコーン壁は、前記空気流路系統の吸気部を画成し、
    前記吸気部は、前記ハブの前記回転軸に対して実質的に垂直に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  12. 前記換気システムは、前記ハブ内部空間から空気を排気するための排気手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  13. ハブと、
    ノーズコーン壁及びノーズコーン内部空間を有するノーズコーンと、
    前記ハブを換気するための換気システムと、を備える風力発電装置であって、
    前記ノーズコーン壁には開口が設けられており、
    前記換気システムは、前記ノーズコーン内部空間に少なくとも部分的に配置される空気流転向手段を含み、
    前記ハブの前記回転軸の横断方向における前記空気流転向手段の面積が、主空気流方向において増大していることを特徴とする風力発電装置。
  14. 前記空気流転向手段の一部は、前記ノーズコーンの外側に突出していることを特徴とする請求項13に記載の風力発電装置。
  15. 前記ハブは、ハブ内部空間を含んでおり、
    前記換気システムは、前記ハブの外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くための空気生成手段をさらに含んでいることを特徴とする請求項13に記載の風力発電装置。
  16. 前記空気流転向手段、前記空気流生成手段及び前記ノーズコーンは共に、前記風力発電装置の外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くための空気流路系統を画成していることを特徴とする請求項15に記載の風力発電装置。
  17. 前記ハブは、回転軸を含んでおり、
    前記ハブの前記回転軸の横断方向における前記空気流生成手段の面積が、主空気流方向において減少していることを特徴とする請求項15に記載の風力発電装置。
  18. ハブと、
    ノーズコーン壁及びノーズコーン内部空間を有するノーズコーンと、
    前記ハブを換気するための換気システムと、を備える風力発電装置であって、
    前記ノーズコーン壁には開口が設けられており、
    前記ハブは、ハブ内部空間を含んでおり、
    前記換気システムは、
    前記ノーズコーン内部空間に少なくとも部分的に配置される空気流転向手段と、
    前記換気システムは、前記ハブの外部から前記ハブ内部空間へ向けて空気を導くための空気生成手段と、
    を含み、
    前記空気流生成手段及び/又は前記空気流転向手段は、前記ハブ内部空間への水の侵入を回避するための水分分離手段を含むことを特徴とする風力発電装置。
  19. 前記ノーズコーン壁は、前記ノーズコーン内部空間から水を排出するための排水手段を含むことを特徴とする請求項13に記載の風力発電装置。
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