JP5861935B2 - セラミックス回路基板の検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、セラミックス基板の一方の主面に金属回路板と、他方の主面に金属放熱板とを、接合層を介して接合するセラミックス回路基板の検査方法に関する。
一般に半導体モジュールでは、セラミックス基板の一方の面に、銅合金、アルミニウム合金等の、比較的電気伝導率の高い金属で回路パターンが形成され、他方の面にも同様の金属で放熱板が形成される。この回路パターンおよび放熱板(以下、両方を合わせて金属板ということがある)と、セラミックス基板との接合は、活性金属ろう付け法、DBC(Direct Bonding Copper)、DBA(Direct Bonding Aluminium)等様々な方法で行なわれる。
前記回路パターンや放熱板の表面には、はんだ濡れ性向上、防食の観点からニッケル(Ni)−リン(P)等を含む無電解めっき層が形成される。これによりセラミックス基板を用いたセラミックス回路基板が得られ、この回路パターンの表面に形成された無電解めっき層の表面に半導体チップなどが搭載されてパワー半導体モジュールとなる。
近年では、例えば電動車両用のインバーター等として高電圧、大電流動作が可能なパワー半導体モジュール(IGBTモジュール等)が広く利用されている。このような半導体モジュールでは、半導体チップが動作中は高温となるので、セラミックス回路基板の放熱効率を高める必要がある。そこで上記半導体チップを搭載する回路基板として、機械強度が高く、絶縁信頼性の高いことに加えて放熱性の高いセラミックス回路基板が必要とされるようになり、窒化アルミニウムや窒化珪素からなる高熱伝導、高強度セラミックスの適用が検討されている。
このような高熱伝導、高強度セラミックスを用いた回路基板としては、熱伝導率が90W/mK以上、常温における3点曲げ強度が600MPa以上である、窒化ケイ素質焼結体製基板の表面銅製回路板を設け、裏面に銅板をろう材により接合して構成したセラミックス回路基板が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
通常、製品であるセラミックス回路基板が所望の放熱性になるよう、セラミックス材料の選定がなされ、そのセラミックス材料の放熱性は、熱伝導率の抜き取り検査がレーザフラッシュ法により主に行われてきた。特許文献1に記載されている高熱伝導窒化ケイ素質焼結体を用いた回路基板では、得られた窒化ケイ素質焼結体から、直径10mm×厚さ3mmの試験片を採取して、窒化ケイ素焼結体自体の熱伝導率をレーザフラッシュ法で測定することが開示されている。この熱伝導率の測定は、セラミックス基板を製造する際のドクターブレード成形法とは異なる成形法を採用して行われることが開示されている。
特開2002−293642号公報
パワー半導体モジュールの高密度化により、パワー半導体モジュールから発生する熱対策のため、放熱性向上の要求が高く、これに使われるセラミックス回路基板に関しても放熱性の向上が求められている。このため、セラミックス回路基板の放熱性を正確に、かつ効率良く評価する必要がある。
パワー半導体モジュールに使用されるセラミックス回路基板では、放熱性を律速する要因として、セラミックス基板自体の熱伝導率に加え、セラミックス基板と金属回路板や金属放熱板間の接合層の熱伝導率、接合層の厚み、接合層とセラミックス基板界面に形成される反応層の熱伝導率や反応層の厚み、金属板表面に形成されるめっき層の熱伝導率やめっき層の厚さなど、多くの要因が存在することから、従来技術のように、セラミックス基板を構成するセラミックス自体の熱伝導率を測定しただけでは、セラミックス回路基板の放熱特性を判定することは困難であった。
すなわち、セラミックス基板の一方の面に金属回路板、他方の面に金属放熱板を、活性金属ろう付け法、DBC、DBA等の方法で接合して、金属回路板および金属放熱板の表面にめっき層を施した後、金属回路板表面のめっき層上にパワー半導体素子を半田で接合して、パワー半導体モジュールに実装して使用した場合、パワー半導体素子の放熱がうまく行われず、パワー半導体素子と金属回路板とを接合している半田が溶融したり、パワー半導体素子の電極端子と金属回路板とを電気的に接続するボンディングの断線等の不具合が生じることがあった。この原因は、主にセラミックス基板と金属回路板または金属放熱板との接合層に起因して放熱性が阻害されたためであり、中でも接合層中の微小ボイドによる影響が大きい。特に、セラミックス基板と金属板を接合する際に、接合条件が微妙に変化した場合(たとえば接合炉の運転状態に起因する)、不具合の発生する割合が非常に高くなってしまうという問題点があった。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、セラミックス回路基板にパワー半導体素子を接合して使用した際に発生する半田の溶融やボンディングの断線等の不具合を防ぐことのできるセラミックス回路基板の検査方法を提供することにある。
本発明のセラミックス回路基板の検査方法は、セラミックス基板の一方の主面に金属回路板と、他方の主面に金属放熱板とを接合層を介して接合するセラミックス回路基板を複数個有し、両主面の外周辺部に前記金属回路板および前記金属放熱板とそれぞれ同材質、同一厚さのダミー金属板とを前記セラミックス基板に対して対向するように接合層を介して接合するダミー部を複数個有し、前記セラミックス回路基板および前記ダミー部を分割するための分割溝が設けられるセラミックス回路基板集合体の前記セラミックス基板および前記ダミー部を、前記分割溝を用いて分割した後、少なくとも一つのダミー部の一方の主面のダミー金属板表面にレーザパルスを照射し、他方の主面のダミー金属板表面の温度を計測することにより熱伝導率を測定して前記セラミックス回路基板の検査を行うことを特徴とする。
本発明のセラミックス回路基板の検査方法において、前記ダミー部を分割する前に、前記セラミックス回路基板集合体をめっき液に浸漬して、前記金属回路板、金属放熱板、およびダミー金属板の表面にニッケルめっきを施すことが好ましい。
本発明のセラミックス回路基板の検査方法において、前記ダミー部の両主面における前記セラミックス基板と前記ダミー金属板との接合面積が同一であり、前記ダミー部おけるセラミックス基板の主面の面積の60%以上であることが好ましい。
本発明のセラミックス回路基板の検査方法において、前記ダミー部におけるセラミックス基板と前記ダミー金属板と間の接合層中のボイド率と熱伝導率の関係を予め測定し、前記ボイド率に基き前記熱伝導率の規格値を設定した後、前記熱伝導率の規格値に基き前記セラミックス回路基板の放熱性の判定を行うことが好ましい。
本発明のセラミック回路基板の検査方法は、上記従来技術の課題を解消し、セラミックス回路基板にパワー素子接合して使用した際に発生する不具合を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係るセラミックス回路基板の検査方法に用いられるセラミックス回路基板集合体を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るセラミックス回路基板の検査方法に用いられるセラミックス回路基板集合体を示す下面図である。 図1のセラミックス回路基板集合体のA矢視図である。 本発明の一実施形態にかかるセラミックス回路基板の検査方法において、熱伝導率の測定の際に、得られる温度履歴曲線例の図面である。 本発明の一実施形態に係るセラミックス回路基板の検査方法において、ダミー部におけるセラミックス基板と金属板との接合層中のボイド率とダミー部の熱伝導率との関係を示した図面である。
以下、本発明の実施形態を具体的に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し、適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
本発明の一実施形態であるセラミックス回路基板の検査方法について、使用されるセラミックス回路基板集合体1の正面図である図1、その下面図である図2、図1のA矢視図である図3、ダミー部31の熱伝導率を測定する際に得られる温度履歴曲線例である図4を参照して説明する。図1に示すセラミックス回路基板集合体1は、1枚のセラミックス母基板10と、セラミックス母基板10の一方の主面101に接合された金属回路板121、122、ダミー金属板141、142、143、144、145、他方の主面102に接合した金属放熱板13、ダミー金属板151、152、153、154、155とからなり、セラミックス回路基板2とダミー部31、32、33、34、35とで構成され、セラミックス回路基板2とダミー部31〜35を分割するための分割溝5が形成されている。ダミー金属板141、142、143、144、145は、金属回路板121、122と同材質であり、同一厚さを有し、ダミー金属板151、152、153、154、155は、金属放熱板13と同材質であり、同一厚さを有し、ダミー金属板141〜145は、セラミックス基板1と接合層141a〜145aを介して接合され、ダミー金属板151〜155は、セラミックス基板1と接合層151a〜155aを介してダミー金属板141〜145とそれぞれ対向するように接合されている。これらの金属回路板121、122、金属ダミー板141〜145、金属放熱板13、金属ダミー板151〜155は、公知の方法で形成される。すなわち、セラミックス母基板10の両主面に対し、同一面積の金属板(図示せず)を、活性金属ろう付け法、DBC、DBAなどの方法で接合した後、金属板の表面にマスキングを施し、エッチングにより不要な部分を除去することにより、セラミックス母基板10上に、金属回路板121、122、金属ダミー板141〜145、金属放熱板13、金属ダミー板151〜155が形成され、図1に示すようなセラミックス回路基板集合体1が得られる。
前記セラミックス回路基板集合体1を、分割溝5を用いて分割することにより、セラミックス回路基板2およびダミー部31〜35を得ることができ、このダミー部31〜35のうちの少なくとも1個のダミー部の一方の主面に接合されたダミー金属板の表面にレーザパルスを照射し、他方の主面に接合されたダミー金属板の表面の温度を計測する。この他方の面に接合されたダミー金属板の表面温度変化とレーザパルス照射開始からの経過時間との関係から図4に示す温度履歴曲線を求め、以下の計算式で熱伝導率を算出する。
λ = α・Cp・ρ
(1)
Cp =Q/(M・θm)
(2)
α = 0.1388d/t1/2 (3)
λ:熱伝導率(W/mK)
Cp:比熱(J/(kg・K))
α:熱拡散率(m2/s)
ρ:密度(kg/m3)
Q:熱入量(レーザパルスエネルギー)(J)
θm:温度上昇量 (K)
M:質量(kg)
t1/2:温度上昇量の1/2だけ温度が上昇するのに要する時間(s)
d:ダミー部の厚さ(m)
前述したような方法で、セラミックス回路基板集合体1を構成するセラミックス回路基板2と同一の製造工程を経て形成されたダミー部31〜35を分割した後、このダミー部31〜35のうちの少なくとも1個のダミー部31の一方の主面に接合された金属板表面にレーザパルスを照射し、他方の主面のダミー金属板表面の温度を計測することにより、ダミー部31の一方のダミー金属板141の表面から、他方のダミー金属板151の表面までの、ダミー部の厚さ方向の熱伝導率を測定しているため、ダミー部31と同一の製造工程を経て形成されたセラミックス回路基板2の金属回路板121、122の表面から、金属放熱板13の表面にセラミックス回路基板2の厚さ方向の熱伝導率と同等の熱伝導率が得られることになる。このため、従来技術のようにセラミックス母基板10を構成するセラミックス材料のみの熱伝導率を測定して検査を行う場合に比較して、セラミックス回路基板2の金属回路板121,122や金属放熱板13とセラミックス母基板10間の接合層に伴う不具合も含めた検査が可能となるため、所望の熱伝導率の規格値からはずれたセラミックス回路基板2を排除することが可能となって、セラミックス回路基板の所望の放熱性が確保でき、パワー半導体素子をセラミックス回路基板2の金属回路板121、122の表面に半田で接合して使用した際に、半田が溶融したり、ボンディング断線などの不具合の発生を効率よく防ぐことが可能となる。
なお、熱伝導率を測定するダミー部31は、10mm×10mm以下の略正方形状であると、特別の加工を施すことなく、ダミー部を分割線に沿って容易に分割することができ、市販のレーザフラッシュ法による熱伝導率測定装置を用いて、ダミー部31の一方の主面のダミー金属板141の表面にレーザパルスを照射することにより、他方の主面のダミー金属板151の表面の温度を計測することによりダミー部21の熱伝導率を測定できるため、好ましい。また、セラミックス回路基板集合体1から1個のダミー部を作製して熱伝導率を測定する例を示したが、同一条件で連続的に製造した複数のセラミックス回路基板集合体1から、所定の頻度で抜き取って測定しても差し支えない。熱伝導率を測定するダミー部31は、4〜6mm×4〜6mmの略正方形状であると更に好ましい。
また、ダミー部31〜35は、セラミックス回路基板集合体1の外周辺部に配置されていることから、セラミックス母基板10の金属回路板121、122および金属放熱板13との接合に伴い発生する、反りをコントロールすることが可能となるという効果も有し、反りが小さくなるよう、適宜その形状を調整することが可能である。
以下、本発明のセラミックス回路基板の検査方法に用いられるセラミックス回路基板集合体1、セラミックス回路基板2、ダミー部31〜35について、さらに詳しく説明する。セラミックス母基板10は、パワー半導体の熱を放熱する観点から、その熱伝導率70W/mK以上が得られる窒化珪素や窒化アルミニウムが好適であり、公知のドクターブレード法、押出成形法、プレス成形法などを用いることができるが、セラミックス母基板10の厚さ0.2〜1.0mmを得る観点からは、ドクターブレード法が好ましく、成形体を窒素雰囲気中、1600℃以上の温度で焼結することにより得ることができる。熱伝導率と強度を両立させる観点からは窒化珪素が特に好ましい。
得られたセラミックス母基板10上に公知のレーザスクライブ法で分割線5を形成する。分割線5はセラミックス回路基板2、ダミー部31〜35の形状にあわせて分割するためのものである。次にセラミックス母基板10表面にブラスト処理やバレル研磨を施し、基板の表面粗さRmaxを調整する。
次に、表面処理後のセラミックス母基板10の両主面にセラミックス基板と略同面積を有する銅、銅合金、アルミニウムなどの金属板(図示せず)とを、活性金属ろう材法、DBC、DBA等の方法で接合する。中でも、銀(Ag)−銅(Cu)−チタン(Ti)系などの活性金属を含むろう材を用いる、活性金属ろう材法が接合強度を確保する観点から好ましい。まず、セラミックス母基板10の所定箇所に上記ろう材のペーストを印刷する。印刷厚みは用いるろう材粉末の粒度に依存するが、厚さ10〜50μm程度塗布する。次に、上記ろう材の表面に厚さ0.2mm以上の金属板を設置し、例えば、600〜900℃で加圧しながら接合することにより、セラミックス母基板10と金属板とは、ろう材からなる接合層を介して接合される。
次に、金属板が接合されたセラミックス基板の上記金属板および接合層の不要な領域を除去するため、フォトレジストパターンを形成した後、ウェットエッチング技術を使用して所望の箇所の金属板および接合層を除去して、所望の金属回路板121、122、金属放熱板13、ダミー金属板31〜35が接合層を介して接合されたセラミック回路板集合体1を作製する。従って、金属回路板121、122とダミー金属板141〜145、金属放熱板13とダミー金属板151〜155とは、同一の金属板から同一の条件で形成されているため、金属回路板121、122とダミー金属板141〜145は、その材質および厚さが実質的に同一の構造を有しており、金属放熱板13とダミー金属板151〜155とは、その材質および厚さが実質的に同一の構造を有している。
本発明のセラミックス回路基板2の検査方法において、ダミー部31〜35を分割する前に、セラミックス回路基板集合体1をめっき液に浸漬して、金属回路板121、122、金属放熱板13、ダミー金属板表面にニッケルめっきを施すことが好ましいのは、以下の理由による。ニッケルめっきは、金属回路板121.122および金属放熱板13の表面の半田濡れ性向上、防食の観点から施されるが、ニッケルめっきの形成工程で、熱伝導を阻害するめっき層が形成されるような不具合が発生した場合であっても、所望の熱伝導率の規格値からはずれたセラミックス回路基板2を排除することが可能となって、セラミックス回路基板の所望の放熱性が確保でき、パワー半導体素子をセラミックス回路基板2の金属回路板121、122の表面に半田で接合して使用した際に、半田が溶融したり、ボンディング断線などの不具合の発生を防ぐことが可能となるからである。
本発明のセラミックス回路基板の検査方法において、ダミー部31におけるセラミックス母基板10とダミー金属板141、151との接合面積が実質的に同一であり、ダミー部のセラミックス母基板101の主面の面積の60%以上であることが好ましいのは、以下の理由による。ダミー部31の前記両主面におけるセラミックス母基板101とダミー金属板141、151との接合面積が異なる場合は、レーザパルスの熱量が、一方のダミー金属板141の表面から他方のダミー金属板151の表面に一様に伝わらないため、熱伝導率の測定精度が悪くなるからである。また、ダミー部31の両主面におけるセラミックス母基板101とダミー金属板141、145との接合面積が、ダミー部におけるセラミックス母基板101の主面の面積の60%未満であると、レーザーパルスを加える面積が不足してしまい、熱伝導率の測定精度が悪くなるためである。
なお、レーザーパルスを加える面積はダミー部31のダミー金属板141の表面の面積より小さいと、熱伝導率の測定精度が向上するため、好ましい。
本発明のセラミックス回路基板の検査方法において、ダミー部31におけるセラミックス母基板101とダミー金属板141、151との間の接合層中のボイド率と、ダミー部31の熱伝導率の関係を予め測定し、前記ボイド率に基き熱伝導率の規格値を設定した後、この熱伝導率の規格値に基き、セラミックス回路基板2の放熱性の判定を行うことが好ましいのは、以下の理由による。セラミックス回路基板2の放熱性は、セラミックス母基板10を構成するセラミックスの熱伝導率とともに、セラミックス母基板10と金属回路板121、122および金属放熱板13との間の接合層中のボイドの影響を受ける。図5は、ダミー部のセラミックス母基板101と金属板141、151と間の接合層中のボイド率とダミー部31の一方の主面のダミー金属板141の表面にレーザパルスを照射し、他方の主面のダミー金属板151の表面の温度を計測することにより求めた熱伝導率との関係を示したものである。なお、接合層中のボイド率は、熱伝導率の測定を行った後、このダミー部の板厚と直角方向の平面を研磨して、接合層を出現させ、SEMによる観察を行い、画像解析で求めたもので、セラミックス母基板101の両主面のふたつの接合層のボイド率を平均して算出したものである。ボイド率の上昇と共に、セラミックス回路基板の熱伝導が阻害されるため、熱伝導率は低下する傾向にある。
セラミックス回路基板2に載置するパワー半導体に応じて、例えばボイド率10%未満となる熱伝導率の規格値182W/m・Kを定めておき、この規格値に基き、ダミー部31の熱伝導率の測定結果に基づき、ダミー部31と同一のセラミックス回路基板集合体1から得られるセラミックス回路基板2の合否判定を行い、規格値未満の熱伝導率が得られた場合は、セラミックス回路基板2を不良として排除することにより、金属回路板121,122の表面にパワー半導体を接合して、半導体パワーモジュールに実装して使用した場合に、パワー半導体素子と金属回路板とを接合している半田が溶融したり、ボンディングの断線などの不具合が生じることを確実に抑えることが可能となる。
上記では、セラミックス回路基板集合体1から1個のダミー部を作製して熱伝導率を測定し、同一セラミックス回路基板集合体1のセラミックス回路基板2を判定する例を示したが、同一条件で連続的に製造した複数のセラミックス回路基板集合体1から、所定の頻度で抜き取って測定しても差し支えない。
これにより本発明では、事前にダミー部31の熱伝導率を測定した後、ダミー部31を研磨してボイド率を測定し、図5に示すボイド率と熱伝導率の関係を求めておけば、同一条件で製造するセラミックス回路基板2のボイド率をセラミックス回路基板2を研磨して測定する必要もなく、手間を大幅に軽減してセラミックス回路基板の放熱性の評価をレーザフラッシュ法を用いて簡便にできるため、不具合品を適切に除外することが可能となる。
(実施例1)
以下、本発明の実施例について説明する。ただし、これら実施例により本発明が限定されるものではない。
40×23mmのセラミックス回路基板2を9個取りできる、130×85×0.4mmのセラミックス回路基板集合体1を100枚作製した。
[セラミックス母基板10の作成]
窒化珪素原料粉末に、焼結助剤として酸化マグネシウム粉末3重量%、及び酸化イットリウム粉末3重量%を添加し、有機溶剤中で粉砕媒体として窒化珪素製ボールを用いたボールミルにより湿式混合した。この混合物に有機バインダー、可塑剤等を混入しボールミルで均一に混合して原料スラリーとした。原料スラリーを脱泡・増粘した後、ドクターブレード法で所定板厚にシート成形して成形体を得た。このシート成形体を所定形状に切断後、脱脂し、更に、窒素加圧雰囲気中で1800℃の温度で焼結した。
[分割線の形成]
図1に示すようにセラミックス母基板10をセラミックス回路基板2の9個(3×3個)とその周囲のダミー部31〜35の15個とに区分けできるようにレーザーで分割線5を形成した。
[ブラスト処理]
セラミックス母基板10表面を適度な粗さ(Ra0.4〜0.8μm)にして金属板との接合性をよくするために研磨材を表裏面全面に均一に吹き付ける乾式ブラスト処理を行った。
[接合]
ブラスト処理した100枚のセラミックス母基板10の両面に銅板を活性金属ろう材法で接合した。まず、窒化珪素セラミックス基板の両主面の所定箇所にAg−Cu−Ti系ろう材ペーストを印刷法により塗布した。上記ろう材の表面にセラミックス母基板10とほぼ同じ長方形状で厚さ0.6mmの銅板を設置した。これを1セットとし、カーボン薄板を介して25セットを重ねて1山とした。合計4山を2行2列に並べて接合炉に装入し、加熱・加圧しながら接合し、セラミックス母基板と銅板の間に接合層を形成した。
[エッチング]
接合した金属板の全面にフォトレジストを塗布しフォトリソグラフィ技術を使ってフォトレジストパターンを形成した。次に、ウェットエッチング技術を使用して塩化第二鉄溶液で金属板のうち不要な部分を除去した後、フォトレジストを除去して、所定の形状の金属回路板121、122、金属放熱板13、ダミー金属板31〜35が接合されたセラミックス回路基板集合体1を得た。次いで金属回路板121、122、金属放熱板13、ダミー金属板31〜35からはみ出している接合層(ろう材)を除去した。
[活性化]
金属回路板121、122、金属放熱板13、ダミー金属板31〜35を接合したセラミックス回路基板集合体1を硫酸パラジウム溶液に浸漬し、金属回路板121、122、金属放熱板13、ダミー金属板31〜35の表面にパラジウムを析出させた。次いで硫酸に浸漬することによりセラミックス母基板10の表面に析出したパラジウムを除去した。
[めっき]
次に、パラジウム付与した金属回路板121、122、金属放熱板13、ダミー金属板31〜35の表面にニッケル−リンめっき膜を形成してセラミックス回路基板集合体1を100枚得た。
[分割]
セラミックス回路基板集合体1に形成した分割線に沿って分割して1枚のセラミックス回路基板集合体1からセラミックス回路基板2を9枚とダミー部31〜35を15個得た。ダミー部31におけるセラミックス基板の寸法は5mm×5mm一定とし、厚さは0.4mmである。セラミックス基板の表裏に接合された一対のダミー金属板141、151は、同形状かつ同面積であってセラミックス基板を挟んで対向配置し、さらにその面積はセラミックス基板の80%の4.47×4.47mmである。
得られた100枚のセラミックス回路基板集合体から、各1個のダミー部の熱伝導率を測定した。ダミー部31の熱伝導率測定には京都電子製レーザフラッシュ法熱物性測定措置LFA−502を用い、一方のダミー金属板141表面にレーザパルスを照射し、他方のダミー金属板151表面の温度を計測することにより測定した。測定時のリファレンスにはNi板を用い、また、レーザ光は4mm角の遮光板開口部を通してダミー金属板141の表面に照射した。ダミー部31の熱伝導率は、図4に示すようなダミー金属板151表面の温度履歴曲線、および式(1)、(2)、(3)を用いて算出した。
得られた、100個のダミー部31の熱伝導率の値は、185〜198W/m・Kであった。一方、100枚のセラミックス回路基板集合体1から得られた900個のセラミックス回路基板2の金属回路板121の表面に出力200Wワットのパワー素子を厚さ0.15mmのはんだ層で接合しワイヤボンディングを施し、放熱板には55mm×86mm×3mm厚の放熱ベースを厚さ0.15mmのはんだ層で接合した。このパワー素子に電力を5秒間供給し、次いで電力を30秒間停止する昇温・降温サイクルを1サイクルとし、これを繰り返し付与した。1000サイクル経過後においても、はんだ層の溶融やボンディングワイヤの断線等の不具合が生じることはなく、セラミックス回路基板は設計通りの放熱性を有することが確認された。
(比較例1)
実施例1に対して、セラミックス母基板10を構成する窒化珪素セラミックスの熱伝導率測定を、湿式混合して得られた混合物をCIP成形で成形して、φ10mm×3mmの焼結体試験片を10個作製し、金属板を接合せずに、JIS R1611に規定されているレーザフラッシュ法による熱伝導率試験方法により測定した以外は、実施例1と同様にして、セラミックス回路基板集合体1を100枚作製し、セラミックス回路基板2を900個作製した。φ10mm×3mmの焼結体試験片の熱伝導率の測定値は72〜81W/m・Kであり、所望の値が得られていることを確認した。
前記900個のセラミックス回路基板2に対して、実施例1と同様にしてパワー素子を接合後に、昇温・降温サイクル試験を実施した。その結果、45個のセラミックス回路基板2で半田層の溶融が発生した。一部のセラミックス回路基板集合体1においてセラミックス基板と金属板を接合する際の接合条件が実施例1と微妙に変化し、接合層中に微小ボイドが生じて空隙率が10%以上になっていた。
(比較例2)
焼結体試験片の寸法をφ10mm×0.4mmとしたことを除いて比較例1と同様に焼結体試験片の熱伝導率を測定した。測定値は74〜84W/m・Kであり、所望の値が得られていることを確認した。実施例1と同様にして、セラミックス回路基板集合体1を100枚作製し、セラミックス回路基板2を900個作製した。
前記900個のセラミックス回路基板2に対して、実施例1と同様にしてパワー素子を接合後に、昇温・降温サイクル試験を実施した。その結果、41個のセラミックス回路基板2で半田層の溶融が発生した。一部のセラミックス回路基板集合体1においてセラミックス基板と金属板を接合する際の接合条件が実施例1と微妙に変化し、接合層中に微小ボイドが生じて空隙率が10%以上になっていた。
(実施例2)
実施例1に対して、金属回路板121、122およびダミー金属板141の厚さを0.4mm、金属放熱板13およびダミー放熱板の厚さを0.6mmとした以外は、実施例1と同様にしてセラミックス回路基板集合体1を100枚作製し、セラミックス回路基板900枚とダミー部31〜35を得た。
一方、実施例2で得たセラミックス回路基板集合体1に対してそれぞれの接合条件を変更した以外は同様にしてセラミックス回路基板集合体を18枚作製した。このセラミックス回路基板集合体1から各1個のダミー部の接合層中のボイド率と、一方のダミー銅板表面にレーザパルスを照射して、他方のダミー銅板表面の温度を計測することによりレーザフラッシュ法で測定した熱伝導率の関係を図5に示す。接合層中のボイド率は、熱伝導率の測定を行った後、このダミー部の板厚と直角方向の平面を研磨して、接合層を出現させ、SEMによる観察を行い、画像解析で求めたもので、セラミックス板の両主面のふたつの接合層のボイド率を平均して算出したものである。ボイド率が10%以下であれば、パワー素子モジュールの設計上、必要な昇温・降温サイクル性能が得られることから、熱伝導率の規格値を図5に基き。182W/m・K以上と定めた。
次に、100枚のセラミックス回路基板集合体1から分割した各1個のダミー部31の熱伝導率の測定を実施例1と同様に行い、熱伝導率が182W/m・K未満のダミー部があった場合は、そのダミー部のあったセラミックス回路基板集合体1中のセラミックス回路基板9個を除いた後、セラミックス回路基板2に対して、パワー素子を接合後に、昇温・降温サイクル試験を実施した。その結果、はんだ層の溶融やボンディングワイヤの断線等の不具合が生じることはなく、セラミックス回路基板は設計通りの放熱性を有することが確認された。
(実施例3)
実施例1と同様にしてセラミックス回路基板集合体1を100枚作製し、セラミックス回路基板900枚とダミー部31〜35を得た。
次に、セラミックス母基板と銅板との接合時にセラミックス母基板と銅板を重ねた各山において上から1,5,9,13,17,21,25セット目から得られた各セラミックス回路基板集合体1から分割した各1個のダミー部31の熱伝導率を実施例1と同様に行った。
熱伝導率が182W/m・K未満のダミー部があった場合は、そのダミー部のあったセラミックス回路基板集合体およびその前後各3枚のセラミックス回路基板集合体、合計7枚のセラミックス回路基板集合体から得られたセラミックス回路基板63個を除いた。
その後、セラミックス回路基板2に対して、パワー素子を接合後に、昇温・降温サイクル試験を実施した。その結果、はんだ層の溶融やボンディングワイヤの断線等の不具合が生じることはなく、セラミックス回路基板は設計通りの放熱性を有することが確認された。
本発明のセラミックス回路基板の検査方法は、パワー素子を実装した際に発生する不具合を確実に防ぐことが可能となる。従って、セラミックス基板に金属回路板や金属放熱板を接合した構造のセラミックス回路基板の放熱性の検査方法として有用に用いることができる。
1・・・セラミックス回路基板集合体
10・・・セラミックス母基板
2・・・セラミックス回路基板
121,122・・・金属回路板
13・・・金属放熱板
101・・・ダミー部のセラミックス基板
141,142,143,144,145・・・ダミー金属板
151,152,153,154,155・・・ダミー金属板
31,32,33,34,35・・・ダミー部
5・・・分割溝

Claims (4)

  1. セラミックス基板の一方の主面に金属回路板と、他方の主面に金属放熱板とを接合層を介して接合するセラミックス回路基板を複数個有し、両主面の外周辺部に前記金属回路板および前記金属放熱板とそれぞれ同材質、同一厚さのダミー金属板とを前記セラミックス基板に対して対向するように接合層を介して接合するダミー部を複数個有し、前記セラミックス回路基板および前記ダミー部を分割するための分割溝が設けられるセラミックス回路基板集合体の前記セラミックス基板および前記ダミー部を、前記分割溝を用いて分割した後、少なくとも一つのダミー部の一方の主面のダミー金属板表面にレーザパルスを照射し、他方の主面のダミー金属板表面の温度を計測することにより熱伝導率を測定して前記セラミックス回路基板の検査を行うことを特徴とするセラミックス回路基板の検査方法。
  2. 前記ダミー部を分割する前に、前記セラミックス回路基板集合体をめっき液に浸漬して、前記金属回路板、金属放熱板、およびダミー金属板の表面にニッケルめっきを施す請求項1に記載のセラミックス回路基板の検査方法。
  3. 前記ダミー部の両主面における前記セラミックス基板と前記ダミー金属板との接合面積が同一であり、前記ダミー部おけるセラミックス基板の主面の面積の60%以上である請求項1または2に記載のセラミックス回路基板の検査方法。
  4. 前記ダミー部におけるセラミックス基板と前記ダミー金属板と間の接合層中のボイド率と熱伝導率の関係を予め測定し、前記ボイド率に基き前記熱伝導率の規格値を設定した後、前記熱伝導率の規格値に基き前記セラミックス回路基板の放熱性の判定を行う請求項1乃至3に記載のセラミックス回路基板の検査方法。
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