JP5861925B2 - 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5861925B2
JP5861925B2 JP2011284822A JP2011284822A JP5861925B2 JP 5861925 B2 JP5861925 B2 JP 5861925B2 JP 2011284822 A JP2011284822 A JP 2011284822A JP 2011284822 A JP2011284822 A JP 2011284822A JP 5861925 B2 JP5861925 B2 JP 5861925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
recovery container
developer recovery
determined
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011284822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013134389A (ja
Inventor
青島 琢
琢 青島
歸山 忠士
忠士 歸山
淑恵 中本
淑恵 中本
宏明 赤松
宏明 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2011284822A priority Critical patent/JP5861925B2/ja
Priority to US13/475,517 priority patent/US8737852B2/en
Publication of JP2013134389A publication Critical patent/JP2013134389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5861925B2 publication Critical patent/JP5861925B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/10Collecting or recycling waste developer
    • G03G21/12Toner waste containers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display
    • G03G15/553Monitoring or warning means for exhaustion or lifetime end of consumables, e.g. indication of insufficient copy sheet quantity for a job

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラムに関するものである。
電子写真複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置においては、感光体ドラム上に現像したトナー像を記録シートに転写した後、感光体ドラムに付着した残留トナーをクリーナによって除去しており、除去された残留トナーは廃トナーとして画像形成装置内の廃トナー回収ボックスに回収されるようになっている。
また、近年では、複数の作像エンジンによって形成された多色のトナー像を感光体ドラムから中間転写ベルトに一次転写した後、中間転写ベルトから記録シートへ二次転写してカラー画像を得るカラー画像形成装置も登場している。カラー画像形成装置の場合、例えばイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの作像エンジン毎に感光体ドラムおよびそれを清掃するクリーナが存在することから、4つの作像エンジンのクリーナから廃トナーを回収する必要が生じる。また、上記中間転写体ベルトから記録シートへトナー像を二次転写した後は、中間転写ベルトに付着している残留トナーも清掃する必要があり、この中間転写ベルトに対してもクリーナが設けられている。したがって、カラー画像形成装置の場合、複数のクリーナから廃トナーを廃トナー回収ボックスに回収している。
なお、使用済み現像剤が回収される廃トナー回収ボックスについては、例えば特開2009−265161号公報や特開平9−237020号公報に開示されている。
特開2009−265161号公報 特開平9−237020号公報
本発明は、画像形成装置に装着された現像剤回収容器が使用品なのか未使用品なのかを確実に判別することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の画像形成装置は、画像形成装置本体に対して着脱自在に設けられ、回収された現像剤が収容される現像剤回収容器と、前記画像形成装置本体に設けられ、前記現像剤回収容器内に収容された現像剤の回収状況を検知する検知手段と、前記現像剤回収容器に設けられ、該現像剤回収容器内の現像剤の回収状況を現像剤の有無により示す部分であって前記検知手段により検知される被検知部と、前記現像剤回収容器に設けられ、該現像剤回収容器が未使用品の場合は、互いに電気的に分離された状態で、一方が前記検知手段に電気的に接続され、他方が前記検知手段の電源に電気的に接続されるように設けられた配線対と、前記現像剤回収容器において、該現像剤回収容器が未使用品の場合は、前記配線対が非導通状態となる第1の位置に設けられ、該現像剤回収容器が使用品の場合は、前記配線対が導通状態となる第2の位置に移動するように設けられた導通手段と、前記配線対を電気的に接続し、前記配線対の導通状態を保持させるために前記導通手段を前記第2の位置に移動させるように駆動する駆動手段と、前記現像剤回収容器を装着した際に、前記検知手段からの情報により前記被検知部に現像剤が無いと判定した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定し、前記被検知部に現像剤が有ると判定した場合は、前記駆動手段を駆動させ、前記導通手段を前記第2の位置に移動させた後に、前記検知手段からの情報を再度確認し、前記被検知部に現像剤が無いと判定した場合は、前記現像剤回収容器が未使用品であると判定し、前記被検知部に現像剤が有ると判定した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記現像剤回収容器は、該現像剤回収容器内の現像剤を均す均し手段を備えており、前記駆動手段は、前記均し手段を駆動する駆動手段により構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、前記現像剤回収容器が未使用品であると判定した場合は、画像形成装置に保持している前記現像剤回収容器の現像剤の回収状況の履歴を消去し、前記現像剤回収容器が使用品であると判定した場合は、前記現像剤回収容器の現像剤の回収状況の履歴を残す処理を実行する履歴処理手段を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項4に記載の本発明の画像形成システムは、画像形成装置本体に対して着脱自在に設けられ、回収された現像剤が収容される現像剤回収容器と、前記画像形成装置本体に設けられ、前記現像剤回収容器内に収容された現像剤の回収状況を検知する検知手段と、前記現像剤回収容器に設けられ、該現像剤回収容器内の現像剤の回収状況を現像剤の有無により示す部分であって前記検知手段により検知される被検知部と、前記現像剤回収容器に設けられ、該現像剤回収容器が未使用品の場合は、互いに電気的に分離された状態で、一方が前記検知手段に電気的に接続され、他方が前記検知手段の電源に電気的に接続されるように設けられた配線対と、前記現像剤回収容器において、該現像剤回収容器が未使用品の場合は、前記配線対が非導通状態となる第1の位置に設けられ、該現像剤回収容器が使用品の場合は、前記配線対が導通状態となる第2の位置に移動するように設けられた導通手段と、前記配線対を電気的に接続し、前記配線対の導通状態を保持させるために前記導通手段を前記第2の位置に移動させるように駆動する駆動手段と、前記現像剤回収容器を装着した際に、前記検知手段からの情報により前記被検知部に現像剤が無いと判定した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定し、前記被検知部に現像剤が有ると判定した場合は、前記駆動手段を駆動させ、前記導通手段を前記第2の位置に移動させた後に、前記検知手段からの情報を再度確認し、前記被検知部に現像剤が無いと判定した場合は、前記現像剤回収容器が未使用品であると判定し、前記被検知部に現像剤が有ると判定した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項5に記載の本発明の処理プログラムは、現像剤回収容器の現像剤の回収状況を該現像剤回収容器の被検知部の現像剤の有無により検知する検知手段を備える画像形成装置本体に、前記現像剤回収容器が未使用品であれば前記検知手段と前記検知手段に電力を供給する電源とが非導通状態となり、使用品であれば前記検知手段と前記電源とが導通状態となる配線対を備える前記現像剤回収容器が装着済みか否かを判断する第1の判断過程と、前記第1の判断過程の結果、前記現像剤回収容器が装着済みであると判断した場合は、前記現像剤回収容器の被検知部の現像剤の有無を前記検知手段からの情報により判断する第2の判断過程と、前記第2の判断過程の結果、前記被検知部に現像剤が無いと判断した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定する第1の判定過程と、前記第2の判断過程の結果、前記被検知部に現像剤が有ると判断した場合は、前記現像剤回収容器の配線対を短絡するように試行する短絡試行過程と、前記短絡試行過程の後に、前記現像剤回収容器の被検知部の現像剤の有無を前記検知手段からの情報により判断する第3の判断過程と、前記第3の判断過程の結果、前記被検知部に現像剤が無いと判断した場合は、前記現像剤回収容器が未使用品であると判定する第2の判定過程と、前記第3の判断過程の結果、前記被検知部に現像剤が有ると判断した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定する第3の判定過程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、画像形成装置に装着された現像剤回収容器が使用品なのか未使用品なのかを安価な構成で確実に判別することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、画像形成装置に装着された現像剤回収容器が使用品なのか未使用品なのかを簡単な構成で確実に判別することが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、画像形成装置の現像剤回収容器内の使用済みの現像剤が詰まったり噴出したり、これらに起因して画像形成装置から異音が生じたりする不具合を防止することが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、画像形成装置に装着された現像剤回収容器が使用品なのか未使用品なのかを安価な構成で確実に判別することが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、画像形成装置に装着された現像剤回収容器が使用品なのか未使用品なのかを安価な構成で確実に判別することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の一例の構成図である。 図1の画像形成装置に装着された現像剤回収容器の配設位置の一例を示す構成図である。 図1の画像形成装置に装着される未使用の現像剤回収容器の斜視図である。 図3の現像剤回収容器の配線対の接続部の拡大斜視図である。 図3の現像剤回収容器の配線対の接続部の拡大斜視図である。 図3の現像剤回収容器の配線対の接続部の拡大斜視図である。 未使用品の現像剤回収容器を画像形成装置に装着した時の電気的および光学的な接続状態を示す回路ブロック図である。 図1の画像形成装置に現像剤回収容器を装着した際の処理フロー図である。 図8の処理結果をまとめて示した図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の一例の構成図、図2は図1の画像形成装置における現像剤回収容器の配設位置の一例を示す構成図である。
図1に示すように、廃トナー(使用済み現像剤の一例)の廃トナー回収ボックスが取り付けられたタンデム型のカラーレーザビームプリンタ(以下、単にプリンタと言う。画像形成装置の一例)1は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの色毎にトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Kを備えている。また、これらの作像エンジンからトナー像が転写(一次転写)される中間転写ベルト20を備えており、中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像がさらに記録シートP等のような記録媒体に転写(二次転写)されてフルカラー画像が形成されるように構成されている。
中間転写ベルト20は無端状に形成されるとともに一対のベルト搬送ローラ21,22にかけ回されており、矢印で示す方向に回転しながら各色作像エンジン10Y、10M、10C、10Kで形成されたトナー像の一次転写を受けるように構成されている。
中間転写ベルト20を挟んで一方のベルト搬送ローラ21と対向する位置には二次転写ローラ30が設けられており、記録シートPは互いに押し合うようにして接する二次転写ローラ30と中間転写ベルト20との間を通されて、中間転写ベルト20からトナー像の二次転写を受けるようになっている。一方、反対側に位置するベルト搬送ローラ22と対向する位置には中間転写ベルト20のベルトクリーナ23が配置され、二次転写後に中間転写ベルト20に残留付着したトナーを中間転写ベルト20上から除去する。なお、ベルトクリーナ23によって除去された残留トナーは、廃トナーとして螺旋状の羽根を有する搬送シャフト23aによりフロント側(図1の紙面手前側)へ搬送され、後述する廃トナー回収ボックスに回収されるようになっている。ここで、廃トナーとは、感光体ドラム、中間転写ベルト20から除去され、廃棄されるトナーを言う。
中間転写ベルト20の下側には前述した4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Kが並列的に配置されており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に一次転写するようになっている。これら4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Kは中間転写ベルト20の回転方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の順に配置されており、一般に最も頻繁に使用されるブラックの作像エンジン10Kが最も二次転写位置の近傍に配置されている。
これら作像エンジン10Y、10M、10C、10Kの下方には、各作像エンジンに具備された感光体ドラム11を画像情報に応じて露光するラスタ走査ユニット40が設けられている。このラスタ走査ユニット40は全ての作像エンジン10Y、10M、10C、10Kに共用されており、各色の画像情報に応じて変調されたレーザ光Lを発する4基の半導体レーザ(図示せず)と、高速回転してこれら4本のレーザ光Lを感光体ドラム11の軸方向に沿って走査する1基のポリゴンミラー41とを備えている。そして、ポリゴンミラー41によって走査された各レーザ光Lはミラー(図示せず)で反射されながら予め定められた経路を進んだ後、ラスタ走査ユニット40の上部に設けられた走査窓42を通して各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11を露光する。
各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kは、感光体ドラム11と、感光体ドラム11の表面を規定の電位に帯電させる帯電ローラ12と、レーザ光Lの露光によって感光体ドラム11上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器13と、トナー像を中間転写ベルト20に転写した後の感光体ドラム11の表面から残留トナーや紙粉を除去するドラムクリーナ14を備えており、感光体ドラム11上に各色の画像情報に応じたトナー像が形成されるように構成されている。
本実施の形態のプリンタ1では、現像器13はトナーとキャリアとが混合された二成分現像剤が用いられるタイプのものであり、経時劣化に伴う現像剤の入れ換えのメインテナンスを省略するため、補給カートリッジ(図示せず)からトナーとキャリアとが混合された現像剤が補給され、劣化した現像剤を自動的に排出されるトリクル現像方式が用いられている。
各現像器13では、前述した搬送シャフト23aと同様の螺旋状の羽根を有する搬送シャフト13aのリア側(図1の紙面奥側)から新たな現像剤が補給される。また、各ドラムクリーナ14によって除去された残留トナーは、廃トナーとして図示しない搬送シャフトによりフロント側へ排出されるようになっている。そして、ドラムクリーナ14から排出された廃トナーは後述する廃トナー回収ボックスに回収されるようになっている。
なお、本例では回収する現像剤の一例として、ドラムクリーナ14から排出された使用済みのトナーと、ベルトクリーナ23から排出された使用済みのトナーとを含む廃トナーを回収しているが、例えば、現像器13から排出されたキャリアおよびトナーを回収する回収ボックスや、ドラムクリーナ14から排出された使用済みのトナーのみを回収する回収ボックスに適用しても良い。
作像エンジン10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11と対向する位置には、中間転写ベルト20を挟むようにして一次転写ローラ15Y、15M、15C、15Kが設けられている。そして、これら転写ローラ15Y、15M、15C、15Kに転写バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム11と転写ローラ15Y、15M、15C、15Kとの間に電界が形成され、感光体ドラム11上で電荷を帯びているトナー像がクーロン力で中間転写ベルト20に転写されるようになっている。
一方、記録シートPはプリンタ1の下部に収納される給紙カセット2から筐体内部、具体的には中間転写ベルト20と二次転写ローラ30とが接する二次転写位置へ搬送される。給紙カセット2はプリンタ1のフロント側から押し込んでセットするように構成されている。セットされた給紙カセット2の上部には、給紙カセット2内に収容された記録シートPを引き出すためのピックアップローラ24および給紙ローラ25が設けられている。また、給紙ローラ25と対向する位置には、記録シートPの重送を防止するリタードローラ26が設けられている。
プリンタ1の内部における記録シートPの搬送経路27はプリンタ1の左側面に沿って上下方向に設けられており、プリンタ1の底部に位置する給紙カセット2から引き出された記録シートPはこの搬送経路27を上昇し、レジストレーションローラ29によって突入タイミングが制御されて二次転写位置に導入され、当該二次転写位置においてトナー像の転写を受けた後、上部に設けられた定着器3へと送られる。そして、定着器3によってトナー像が定着された記録シートPは、排出ローラ28によってプリンタ1の上面に設けられた排紙トレイ1aに、画像形成面を下にした状態で排出される。
このような構成のプリンタ1によるフルカラー画像の形成に当たっては、先ず、各色の画像情報に応じてラスタ走査ユニット40が各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11を予め定められたタイミングで露光する。これによって、各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11上には画像情報に応じた静電潜像が形成されるので、これら静電潜像にトナーを供給することによりトナー像が形成される。
各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11上に形成されたトナー像は回転する中間転写ベルト20に対して順次転写され、これにより中間転写ベルト20上には各色トナー像が重なり合った多重トナー像が形成される。一方、記録シートPが給紙カセット2から送り出され、中間転写ベルト20上に一次転写されたトナー像が二次転写位置に達するタイミングを見計らって、二次転写ローラ30と中間転写ベルト20との間に通される。これにより、中間転写ベルト20上の多重トナー像は記録シートPに二次転写される。そして、二次転写された記録シートPは定着器3によってトナー像の定着がなされ、これによって記録シートP上にフルカラー画像が完成する。
このように構成された本実施の形態のプリンタ1においては、ベルトクリーナ23および各ドラムクリーナ14から排出される廃トナーは、図1および図2に示すように、全て同一の廃トナー回収ボックス(現像剤回収容器の一例)50に回収されるように構成されている。
図1および図2に示すように、廃トナー回収ボックス50はプリンタ1の内部端(図1および図2の右端)に設けられている。この廃トナー回収ボックス50の回収口には廃トナーの回収用パイプ50pの一端の廃トナー排出部が挿入されている。この回収用パイプ50pは、各作像エンジン10K,10C,10M,10Yの各ドラムクリーナ14および中間転写ベルト20のベルトクリーナ23の下方に、搬送上流に位置する廃トナー回収ボックス50から最も搬送下流に位置する作像エンジン10K下まで延びるように設けられている。そして、各ドラムクリーナ14から排出された廃トナーは、廃トナーの回収用パイプ50pを通じて廃トナー回収ボックス50に回収されるようになっている。また、ベルトクリーナ23により中間転写ベルト20から除去された廃トナーも廃トナーの回収用パイプ50pを通じて廃トナー回収ボックス50に回収されるようになっている。
次に、図3は未使用の廃トナー回収ボックス50の斜視図、図4〜図6は図3の廃トナー回収ボックス50の配線対の接続部の拡大斜視図である。
図3に示すように、廃トナー回収ボックス50は、例えば直方体形状のプラスチック製の筐体50aにより形成されており、その内部に廃トナーの回収空間が形成されている。
筐体50aの上面において長手方向の一端側(幅方向中央)には、廃トナーの回収口50bが設けられている。この回収口50bは図1および図2に示した各作像エンジン10Y、10M、10C、10Kのドラムクリーナ14およびベルトクリーナ23から排出される廃トナーの回収口である。廃トナー回収ボックス50をプリンタ1に装着すると、プリンタ1の前面側に配置された回収口50bに、上記した回収用パイプ50p(図1および図2参照)の廃トナー排出部が挿入され、ドラムクリーナ14およびベルトクリーナ23から排出された廃トナーが廃トナー回収ボックス50内に落とし込まれるようになっている。
また、筐体50aの上面において長手方向の他端側(幅方向中央からずれた位置)には、検知窓部(被検知部の一例)50cが筐体50aの上面から突出した状態で設けられている。この検知窓部50c内には検知空間が形成されている。この検知空間は、上記筐体50aの回収空間に繋がっている。そして、回収空間内の廃トナーが準満杯状態になると、その一部の廃トナーが検知空間内に入り込むようになっている。これにより、検知空間内に廃トナーが有る場合は、回収空間内の廃トナーが準満杯状態(トナー回収状況の一態様)であると判定され、検知空間内に廃トナーが無い場合は、回収空間内に空きが有る状態(トナー回収状況の一態様)であると判定されるようになっている。なお、準満杯状態とは、回収空間内の廃トナーが完全に満杯の状態ではないがそれに近い状態であって、プリンタ1の表示部に満杯状態を表示する時期を算出するためのきっかけとなる状態である。
この検知窓部50cは、廃トナー回収ボックス50をプリンタ1に対して装着した際に、プリンタ1側に設けられた光透過型センサ(検知手段の一例)51の発光部51aと受光部51bとの間に配置されるようになっている。この場合、発光部51aと受光部51bとの間が検知窓部50c内の検知空間の廃トナーによって遮られると、光透過型センサ51の信号が変化するので、検知窓部50c内の検知空間の廃トナーの有無が検知される。すなわち、発光部51aから放射された光Lsは、検知窓部50c内の検知空間に廃トナーが有れば検知窓部50cで遮断され受光部51bで受光されず、検知窓部50c内の検知空間に廃トナーが無ければ検知窓部50cを透過して受光部51bで受光されるので、これにより、検知窓部50c内の廃トナーの有無が判定され、その結果、廃トナーが筐体50aの回収空間内において準満杯状態まで堆積したか否かが把握される。なお、検知窓部50cにおいて少なくとも光Lsが通る部分は透明部材で形成されている。
また、廃トナー回収ボックス50の筐体50aの長手方向一端面の底部側には、一対の配線(配線対の一例)50da、50dbが互いに電気的に分離した状態で設けられている。廃トナー回収ボックス50をプリンタ1に装着すると、一方の配線50daは、光透過型センサ51の発光部51aに電気的に接続され、他方の配線50dbは、光透過型センサ51の発光部51aに電源電圧を供給するための電源52に電気的に接続されるようになっている。
また、筐体50aの長手方向一端面には、図3〜図6に示すように、導電部材(導通手段の一例)50eが設けられている。図3および図4に示すように、廃トナー回収ボックス50が未使用品の場合、導電部材50eは、上記した一対の配線50da,50dbの対向端部間の直上であって一対の配線50da,50dbが非導通状態となる第1の位置に回収ボックスガイド部材50fに支持された状態で設けられる。この場合、発光部51aは電源52に電気的に接続されないので発光しない。
一方、図5および図6に示すように、廃トナー回収ボックス50が使用品の場合、導電部材50eは、一対の配線50da,50dbの対向端部間であって一対の配線50da,50dbが導通状態となる第2の位置に回収ボックスガイド部材50fに支持された状態で設けられる。この場合、発光部51aは一対の配線50da,50dbおよび導電部材50eを通じて電源52に電気的に接続されるので発光する。なお、廃トナー回収ボックス50が未使用品でも使用品でも受光部51bには電源が供給されている。
また、図3に示すように、筐体50aの回収空間内には、例えば螺旋状の均し部材(均し手段の一例)50gが設けられている。この均し部材50gは、回収口50bを通じて回収空間内に落とし込まれた廃トナーを回収口50bとは対極の検知窓部50c側に向かって搬送するように、また、回収空間内の廃トナーを均すように、筐体50aの長手方向に沿って、回転軸50gaを中心に回転自在の状態で設けられている。
均し部材50gは、例えば金属線材の加工によって製作され、回転軸50gaの周囲に廃トナーを搬送するための搬送部50gbが設けられることで形成されたコイル状オーガーを使用している。その搬送部50gbの巻き方向は、回転軸50gaを回転させた際に、廃トナーが回収口50bから検知窓部50c側に搬送される方向になっている。
また、コイル状のオーガー部が廃トナーを搬送する終端方向では存在しないよう構成されている。これは、廃トナーが蓄積したとき、回転駆動に必要なトルクの上昇を避けるためである。ただし、トルク上昇による障害を回避でき、確実な搬送と検知窓部50cでの正常な検知が行えるものであれば、この構成以外のものであっても構わない。
なお、廃トナーを搬送するための搬送部50gbは、本実施の形態に示すような螺旋状の線材に限定されるものではなく、例えば間隔を空けて設けられた複数の平板状の羽根や樹脂成型による螺旋状羽根などであってもよい。つまり、廃トナーを搬送するという機能を有している限り、様々な形状の羽根が適用される。
均し部材50gの一端は、筐体50aの外部のカップリング部50hに接続されている。カップリング部50hは、筐体50aの長手方向一端面において一対の配線50da,50dbの対向端部間の直上に設けられており、プリンタ1に廃トナー回収ボックス50を装着するとプリンタ1の背面側に位置する。このカップリング部50hは、プリンタ1内に設けられた駆動モータ(図3〜図6には図示せず(図7の符号M))からの駆動力を均し部材50gに伝達するための部分である。したがって、廃トナー回収ボックス50をプリンタ1に装着すると、カップリング部50hがプリンタ1内の駆動モータと機械的に結合し、当該駆動モータにより均し部材50gが駆動(回転)される。
また、図3〜図6に示すように、カップリング部50hには、カム部50iがカップリング部50hと回転軸を同じくして一体的に設けられている。このカム部50iは、カップリング部50hの回転と連動して回転するようになっている。このカム部50iの回転軸に交差する平面形状は、カップリング部50hの外周から部分的に突出する突部を有する平面卵形または楕円形に形成されている。
このカム部50iの動作について図4〜図6により説明する。図4は廃トナー回収ボックス50が未使用品の場合を示しているが、この場合、上記したように導電部材50eは一対の配線50da,50db間の直上の第1の位置に設けられており、一対の配線50da,50dbは非導通状態となっている。そして、カム部50iの突部は導電部材50eとは反対側に位置している。
ここで、図5に示すように、カップリング部50hを180度回転させると、カム部50iも180度回転してカム部50iの突部が導電部材50eを第1の位置から第2の位置に押し下げることにより、導電部材50eが一対の配線50da,50dbの間に介在され配線50da,50db同士を接続するようになっている。
さらに、図6に示すように、カップリング部50hを180度回転させると、カム部50iも180度回転してカム部50iの突部が図4と同じ位置に戻るが、導電部材50eは元の位置に戻らず一対の配線50da,50dbの導通状態を維持させるようになっている。
このように本実施の形態においては、一対の配線50da,50dbを接続する導電部材50eを動かすカム部50iを駆動するために、新たな機構を追加することなく、カップリング部50hを駆動する機構を用いてカム部50iを駆動するので、一対の配線50da,50dbを接続するための構成を設けたからといってプリンタ1が複雑になることもない。
次に、図7は未使用品の廃トナー回収ボックス50をプリンタ1に装着した時の電気的および光学的な接続状態を示す回路ブロック図である。
プリンタ1は、前記した構成の他に、光透過型センサ53、CPU(Central
Processing Unite)、メモリME、および上記した駆動モータ(駆動手段の一例)Mを備えている。
光透過型センサ53は、廃トナー回収ボックス50がプリンタ1に装着されたか否かを検知する検知手段であり、発光部53aと受光部53bとを備えている。発光部53aおよび受光部53bは、廃トナー回収ボックス50を挟み込むようにプリンタ1に設けられている。このうち、受光部53bはCPUに電気的に接続されている。
このCPU(判定手段おより履歴処理手段の一例)は、プリンタ1の全体的な画像形成動作を制御する他に、以下の処理を実行する。
すなわち、CPUは、光透過型センサ53の受光部53bからの信号に基づいて廃トナー回収ボックス50がプリンタ1に装着されているか否かを判定する。
また、CPUは、上記した光透過型センサ51の受光部51bに電気的に接続されており、受光部51bから送られた信号に基づいて、廃トナー回収ボックス50が未使用品か使用品かを判定するとともに、廃トナー回収ボックス50が使用品の場合の廃トナーの回収状況が準満杯状態か空き有り状態かを判定する。
また、CPUは、廃トナー回収ボックス50が未使用品であると判定した場合は、メモリMEに記憶された当該廃トナー回収ボックス50の廃トナーの準満杯状態の履歴を消去し、廃トナー回収ボックス50が使用品であると判定した場合は、メモリMEに記憶された当該廃トナー回収ボックス50の廃トナーの準満杯状態の履歴を残す処理を実行する。
さらに、CPUは、光透過型センサ51の受光部51bからの信号に基づいて、駆動モータMを駆動してカップリング部50h(すなわち、カム部50i)を回転して一対の配線50da,50dbを導電部材50eにより電気的に接続することを試行する処理を実行する。
次に、図8は本実施の形態のプリンタ1に廃トナー回収ボックス50を装着した際の処理フロー図、図9は図8の処理結果をまとめて示した図である。以下、本実施の形態のプリンタ1の廃トナー回収のための処理について図7〜図9を参照して説明する。
まず、廃トナー回収ボックス50がプリンタ1に装着済みか否かが光透過型センサ53の検知信号により判断される(図8のステップ101、図9の有無検知)。
未装着であると判定された場合(図8のステップ102、図9の判定で未装着)は、開始に戻る一方、装着済みと判定された場合は、装着された廃トナー回収ボックス50の回収状況が準満杯状態か否かが光透過型センサ51からの検知信号により判断される(図8のステップ103、図9の回収状況判断A)。すなわち、廃トナー回収ボックス50の検知窓部50cの検知空間内の廃トナーの有無が光透過型センサ51からの情報により判断される。
ここで、光透過型センサ51の受光部51bで光Lsが検知された場合は、発光部51aから光Lsが放射されているとともに、検知窓部50cで光Lsが遮られていない(検知窓部50cの検知空間に廃トナーが無い)ことになるので、装着された廃トナー回収ボックス50は使用品であると判定されるとともに、その回収状況は空き有りの状態であると判定され、メモリMEの当該廃トナー回収ボックス50の準満杯状態の履歴は残される(図8のステップ104、図9の使用品の回収状況判断Aの空き有り(受光)および判定)。
この判定理由は、装着された廃トナー回収ボックス50が未使用品の場合は、光透過型センサ51の発光部51aに電源が供給されないので発光部51aから光Lsが放射されないし、また、装着された廃トナー回収ボックス50が使用品で準満杯状態の場合は発光部51aから放射された光Lsが検知窓部50c内の検知空間の廃トナーにより遮られるので、いずれの場合も受光部51bで光Lsを検知しないはずだからである。
一方、光透過型センサ51の受光部51bで光Lsが検知されなかった場合は、基本的に検知窓部50cの検知空間に廃トナーが有ると判断され、廃トナー回収ボックス50が準満杯状態であると判断されるが、本実施の形態においては、上記したように廃トナー回収ボックス50が未使用品の場合、発光部51aで光Lsが放射されないので受光部51bで光Lsが検知されないことも考えられる。
そこで、この段階で準満杯状態であると判断された場合は、駆動モータMを駆動してカップリング部50hを少なくとも1回(180度)回転させる。これにより、カム部50iを少なくとも1回(180度)回転させて導電部材50eを押し下げ、廃トナー回収ボックス50の一対の配線50da,50db間を短絡するように試行する(図8のステップ105、図9の初期駆動「有」)。その結果、装着された廃トナー回収ボックス50が未使用品の場合、一対の配線50da,50db間が導電部材50eにより導通され、光透過型センサ51の発光部51aに電源が供給され、発光部51aは発光するようになる。
その後、再度、装着された廃トナー回収ボックス50の回収状況が準満杯状態か否かが光透過型センサ51からの検知信号により判断される(図8のステップ106、図9の使用品の回収状況判断B)。すなわち、廃トナー回収ボックス50の検知窓部50cの検知空間内の廃トナーの有無が光透過型センサ51からの情報により判断される。
ここで、カム部50iの駆動後に受光部51bで光Lsが検知された場合は、ステップ103の段階において受光部51bで光Lsが検知されなかったのは発光部51aに電源が供給されていなかったからと判定され、廃トナー回収ボックス50が未使用品であると判定される(図9の未使用品の判定)。また、受光部51bで光Lsが検知されたので、検知窓部50cの検知空間に廃トナーが無いと判断され、廃トナー回収ボックス50が空き有り状態であると判断される。この場合、メモリMEの当該廃トナー回収ボックス50の準満杯状態の履歴が消去される(図8のステップ107、図9の未使用品の履歴)。
一方、カム部50iの駆動後に受光部51bで光Lsが検知されなかった場合は、検知窓部50cの検知空間に廃トナーが有ると判断され、廃トナー回収ボックス50は使用品であり、しかも廃トナーが準満杯状態であると判断される(図9の準満杯状態の使用品の回収状況判断Bおよび判定)。この場合、メモリMEの当該廃トナー回収ボックス50の準満杯状態の履歴は残される(図8のステップ108、図9の準満杯状態の使用品の履歴)。
次に、本実施の形態のプリンタ1の廃トナー回収ボックス50の交換例を説明する。
(1).本実施の形態のプリンタ1において、例えば、画像面積率YMCK各色5%、フルカラー、ジョブ当たり枚数5枚、用紙サイズA4横(用紙搬送方向が短くなる向き)で印刷を実施し、約15000枚の印刷で廃トナー回収ボックス50の「準満杯状態」を検知し、準満杯状態を通知することを確認した。
ここで使用しているプリンタ1は、準満杯状態を検知してからのプリント枚数と画素数との累積情報を履歴情報として記憶し、これらが予め設定された閾値を超えると、廃トナー回収ボックス50が満杯状態であると判定し表示するようになっている。この場合、準満杯状態が検知されてから、例えば、4000枚または上記印刷条件で4000枚に相当する画素数を印刷すると満杯状態であると判定し、廃トナー回収ボックス50の交換を促すメッセージを表示するとともに印刷動作を禁止するようになっている。ただし、本実施の形態においては、履歴情報としてプリント枚数と画素数とを使用しているが、これに限定されるものではなく、各色のトナーディスペンス用のモータの駆動時間等の排出されるトナーと関係する情報を使用すれば良い。
この状態からさらに、例えば、2000枚印刷して廃トナー回収ボックス50を外し、検知窓部50cの検知空間内の廃トナーの状態を変えないようにしてプリンタ1に装着し直した。この廃トナー回収ボックス50は既に使用されたものであるため、均し部材50g(カム部50i)の初期駆動を行う前は、準満杯状態が検知され、初期動作後も準満杯状態が検知された。このため、履歴情報(準満杯状態を検知してから2000枚印刷)は消去されず残され、そのまま約2000枚印刷を継続して廃トナー回収ボックス50の廃トナーが満杯であると判定されプリンタ1は動作を停止した。
(2).上記(1)と同様の条件で、準満杯状態を検知した後、例えば、2000枚印刷して未使用の廃トナー回収ボックス50に交換した。均し部材50g(カム部50i)の初期駆動を行う前は準満杯状態を検知しているが、均し部材50g(カム部50i)の初期駆動後は空き有り状態となった。これは、初期駆動によって光透過型センサ51の発光部51aの電源が非導通状態から導通状態に変わったためである。ここでプリンタ1側は未使用の廃トナー回収ボックス50が装着されたと判定し、履歴情報は消去された。継続して印刷を行ったところ、約15000枚の印刷で再び準満杯状態を検知した。
(3).上記(1)と同様の条件で、準満杯状態を検知した後、例えば、2000枚印刷して廃トナー回収ボックス50を外した。ここで、取り外した廃トナー回収ボックス50に振動を与えて、検知窓部50cの検知空間内に廃トナーが存在しないようにしてからプリンタ1に装着し直した。この場合、均し部材50g(カム部50i)の初期駆動を行う前で空き有り状態であると判定されたため、廃トナー回収ボックス50が使用品であると判定され、履歴情報は消去されなかった。さらに、印刷を継続したところ、約2000枚の印刷継続で満杯と判定されプリンタ1は動作を停止した。
均し部材50g(カム部50i)の初期駆動前後の状態変化による廃トナー回収ボックス50の新旧判断を行わず、準満杯状態の検知のみによって満杯状態を判定するように変更して、上記(3)と同様な確認を行った。準満杯状態を検知後、2000枚印刷してから廃トナー回収ボックス50を外し、検知窓部50cの検知空間内に廃トナーが存在しないようにしてからプリンタ1に装着し直した。
すると、装着された廃トナー回収ボックス50は空き有り状態と判断し、履歴情報が消去された。このまま継続して印刷を行ったところ、約1000枚印刷後に再度、準満杯状態を検知した。これは、振動によって検知窓部50cの検知空間内に存在しなくなった廃トナーが再び検知窓部50cの検知空間内に搬送されたためである。さらに2000枚ほど印刷を継続したところで廃トナーが多くなり駆動モータM等の不具合による異音が発生した。このとき、履歴情報では、準満杯状態の検知後、2000枚となっていたが、実際は5000枚印刷されていたためである。
ここで、廃トナー検知手段によってニア満杯状態を検知したときの廃トナー量の算出値が所定値以上のとき、廃トナー回収容器が別のものに交換された場合、新品の回収容器に交換されたと判別する技術が考えられる。しかし、廃トナー量の算出値が所定値を超えたときに廃トナー回収容器を脱着し、廃トナー量がニア満杯状態で無いと検知手段が検知した場合、廃トナー回収容器を再装着した場合でも未使用品であると誤検知されてしまう。このため、廃トナーが詰まったり噴出したり、これに起因する機器の異音が生じたりする等の不具合が生じる。
これに対して本実施の形態によれば、上記したようにプリンタ1に装着された廃トナー回収ボックス50が使用品なのか未使用品なのかが確実に判別され、また、廃トナー回収状況の履歴が正しく記憶されるので、廃トナーが詰まったり噴出したり、これに起因して機器で異音が生じたりする等の不具合が生じることもない。
また、廃トナー回収量に応じてフロート部材が回転し、フラグ部材によって廃トナーの満杯状態を検知する構成になっており、満杯検知時にフラグ部材の位置を固定することで、廃トナー回収容器の脱着による廃トナーの回収状況の誤検知を防止する技術が考えられる。しかし、フロート部材とフラグ部材との固定に複雑な機構が必要であり、回収トナーの量に対応してフロート部材が確実に動作することが必要となるため、動作安定性を確保することが困難である。
これに対して本実施の形態によれば、未使用品の廃トナー回収ボックス50の一対の配線50da,50dbを接続するためのカム部50iの駆動を、新たな駆動機構を追加せずに、均し部材50gを駆動する機構で駆動するので、プリンタ1の構成が複雑になることもない。このため、プリンタ1のコストが上昇することもない。また、カム部50iの回転駆動により導電部材50eを移動するだけの簡単な構成なので動作が不安定になることもない。したがって、プリンタ1に装着された廃トナー回収ボックス50が使用品なのか未使用品なのかが簡単で安価な構成で確実に判別される。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前記実施の形態においては、中間転写ベルトに転写されたトナー像を記録シートに転写する二次転写方式の画像形成装置の廃トナー回収ボックスの交換に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、感光体ドラムのトナー像を記録シートに直接転写する直接転写方式の画像形成装置における廃トナー回収ボックスの交換に適用しても良い。
以上の説明では、本発明の現像剤回収容器をカラー画像で記録する画像形成装置に適用した場合が示されているが、モノクロ画像で記録する画像形成装置に適用しても良い。
また、プリンタに適用した場合が示されているが、複写機、ファクシミリまたはこれらの機能を併せ持つ複合機に適用しても良い。
1 プリンタ
10Y、10M、10C、10K 作像エンジン
11 感光体ドラム
13 現像器
20 中間転写ベルト
50 廃トナー回収ボックス
50a 筐体
50b 回収口
50c 検知窓部
50da,50db 配線
50e 導通部材
50f 回収ボックスガイド部材
50g 均し部材
50ga 回転軸
50gb 螺旋羽根
50h カップリング部
50i カム部
50p 回収パイプ
51 光透過型センサ
51a 発光部
51b 受光部
52 電源
53 光透過型センサ
53a 発光部
53b 受光部
P 記録シート
M 駆動モータ
ME メモリ

Claims (5)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱自在に設けられ、回収された現像剤が収容される現像剤回収容器と、
    前記画像形成装置本体に設けられ、前記現像剤回収容器内に収容された現像剤の回収状況を検知する検知手段と、
    前記現像剤回収容器に設けられ、該現像剤回収容器内の現像剤の回収状況を現像剤の有無により示す部分であって前記検知手段により検知される被検知部と、
    前記現像剤回収容器に設けられ、該現像剤回収容器が未使用品の場合は、互いに電気的に分離された状態で、一方が前記検知手段に電気的に接続され、他方が前記検知手段の電源に電気的に接続されるように設けられた配線対と、
    前記現像剤回収容器において、該現像剤回収容器が未使用品の場合は、前記配線対が非導通状態となる第1の位置に設けられ、該現像剤回収容器が使用品の場合は、前記配線対が導通状態となる第2の位置に移動するように設けられた導通手段と、
    前記配線対を電気的に接続し、前記配線対の導通状態を保持させるために前記導通手段を前記第2の位置に移動させるように駆動する駆動手段と、
    前記現像剤回収容器を装着した際に、前記検知手段からの情報により前記被検知部に現像剤が無いと判定した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定し、前記被検知部に現像剤が有ると判定した場合は、前記駆動手段を駆動させ、前記導通手段を前記第2の位置に移動させた後に、前記検知手段からの情報を再度確認し、前記被検知部に現像剤が無いと判定した場合は、前記現像剤回収容器が未使用品であると判定し、前記被検知部に現像剤が有ると判定した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤回収容器は、該現像剤回収容器内の現像剤を均す均し手段を備えており、
    前記駆動手段は、前記均し手段を駆動する駆動手段により構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像剤回収容器が未使用品であると判定した場合は、前記現像剤回収容器の現像剤の回収状況の履歴を消去し、前記現像剤回収容器が使用品であると判定した場合は、画像形成装置に保持している前記現像剤回収容器の現像剤の回収状況の履歴を残す処理を実行する履歴処理手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置本体に対して着脱自在に設けられ、回収された現像剤が収容される現像剤回収容器と、
    前記画像形成装置本体に設けられ、前記現像剤回収容器内に収容された現像剤の回収状況を検知する検知手段と、
    前記現像剤回収容器に設けられ、該現像剤回収容器内の現像剤の回収状況を現像剤の有無により示す部分であって前記検知手段により検知される被検知部と、
    前記現像剤回収容器に設けられ、該現像剤回収容器が未使用品の場合は、互いに電気的に分離された状態で、一方が前記検知手段に電気的に接続され、他方が前記検知手段の電源に電気的に接続されるように設けられた配線対と、
    前記現像剤回収容器において、該現像剤回収容器が未使用品の場合は、前記配線対が非導通状態となる第1の位置に設けられ、該現像剤回収容器が使用品の場合は、前記配線対が導通状態となる第2の位置に移動するように設けられた導通手段と、
    前記配線対を電気的に接続し、前記配線対の導通状態を保持させるために前記導通手段を前記第2の位置に移動させるように駆動する駆動手段と、
    前記現像剤回収容器を装着した際に、前記検知手段からの情報により前記被検知部に現像剤が無いと判定した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定し、前記被検知部に現像剤が有ると判定した場合は、前記駆動手段を駆動させ、前記導通手段を前記第2の位置に移動させた後に、前記検知手段からの情報を再度確認し、前記被検知部に現像剤が無いと判定した場合は、前記現像剤回収容器が未使用品であると判定し、前記被検知部に現像剤が有ると判定した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  5. 現像剤回収容器の現像剤の回収状況を該現像剤回収容器の被検知部の現像剤の有無により検知する検知手段を備える画像形成装置本体に、前記現像剤回収容器が未使用品であれば前記検知手段と前記検知手段に電力を供給する電源とが非導通状態となり、使用品であれば前記検知手段と前記電源とが導通状態となる配線対を備える前記現像剤回収容器が装着済みか否かを判断する第1の判断過程と、
    前記第1の判断過程の結果、前記現像剤回収容器が装着済みであると判断した場合は、前記現像剤回収容器の被検知部の現像剤の有無を前記検知手段からの情報により判断する第2の判断過程と、
    前記第2の判断過程の結果、前記被検知部に現像剤が無いと判断した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定する第1の判定過程と、
    前記第2の判断過程の結果、前記被検知部に現像剤が有ると判断した場合は、前記現像剤回収容器の配線対を短絡するように試行する短絡試行過程と、
    前記短絡試行過程の後に、前記現像剤回収容器の被検知部の現像剤の有無を前記検知手段からの情報により判断する第3の判断過程と、
    前記第3の判断過程の結果、前記被検知部に現像剤が無いと判断した場合は、前記現像剤回収容器が未使用品であると判定する第2の判定過程と、
    前記第3の判断過程の結果、前記被検知部に現像剤が有ると判断した場合は、前記現像剤回収容器が使用品であると判定する第3の判定過程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする処理プログラム。
JP2011284822A 2011-12-27 2011-12-27 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム Expired - Fee Related JP5861925B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011284822A JP5861925B2 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム
US13/475,517 US8737852B2 (en) 2011-12-27 2012-05-18 Image forming apparatus, image forming system, and computer readable medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011284822A JP5861925B2 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013134389A JP2013134389A (ja) 2013-07-08
JP5861925B2 true JP5861925B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=48654687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011284822A Expired - Fee Related JP5861925B2 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8737852B2 (ja)
JP (1) JP5861925B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5377561B2 (ja) * 2011-04-04 2013-12-25 シャープ株式会社 画像形成装置およびその制御方法
JP6132182B2 (ja) * 2012-12-18 2017-05-24 株式会社リコー 廃トナー搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
US9746819B2 (en) * 2015-05-20 2017-08-29 Sharp Kabushiki Kaisha Powder collection container and image forming apparatus including the same
JP6547721B2 (ja) * 2016-10-26 2019-07-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6255686A (ja) * 1985-09-05 1987-03-11 Mita Ind Co Ltd トナ−回収装置
JPH03289691A (ja) * 1990-04-06 1991-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置の作像カートリッジ
JPH09190063A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Ricoh Co Ltd 現像装置
JPH09237020A (ja) 1996-02-29 1997-09-09 Minolta Co Ltd クリーニング装置
JP3604840B2 (ja) * 1996-09-30 2004-12-22 キヤノン株式会社 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ
US5890049A (en) * 1997-06-24 1999-03-30 Xerox Corporation Translucent removable viewing window for optical viewing the level of developer material in a waste developer bottle
JP2002287595A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Kyocera Corp 画像形成装置
JP4621470B2 (ja) * 2004-08-19 2011-01-26 株式会社リコー 廃トナー回収容器及び画像形成装置
JP2007298623A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
KR101305980B1 (ko) * 2007-01-26 2013-09-12 삼성전자주식회사 화상형성장치
JP5083015B2 (ja) 2008-04-22 2012-11-28 株式会社リコー 画像形成装置及び廃トナー回収容器
JP5337475B2 (ja) * 2008-12-26 2013-11-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8737852B2 (en) 2014-05-27
US20130164003A1 (en) 2013-06-27
JP2013134389A (ja) 2013-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4085571B2 (ja) 画像形成装置
CN103534652B (zh) 粉体输送装置以及图像形成装置
JP4135415B2 (ja) 画像形成装置の廃トナー回収ボックス
US8639132B2 (en) Developer recovery container including a conveying unit including a pipe and image forming apparatus comprising the developer recovery container
JP5861925B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム
JP6252442B2 (ja) 現像剤案内装置、これを備える画像形成装置
JP2006276447A (ja) 画像形成装置
JP2011069933A (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4488035B2 (ja) カラー画像形成装置の廃トナー回収ボックス
KR100765762B1 (ko) 하이브리드 화상형성장치
JP2011081297A (ja) 現像剤回収容器および画像形成装置
JP5212929B2 (ja) 現像剤回収容器および画像形成装置
US10534311B2 (en) Waste toner container and image forming apparatus including same
EP2361862B1 (en) Paper feeding apparatus and image forming apparatus comprising means for removing dust
JP2006126661A (ja) 画像形成装置およびベルトユニット
JP2013174646A (ja) 画像形成装置
JP4544310B2 (ja) 画像形成装置の廃トナー回収ボックス
JP5229655B2 (ja) 現像剤回収容器および画像形成装置
US9772580B2 (en) Development device, image forming unit and image forming apparatus
WO2022102501A1 (ja) シート搬送装置、およびシート搬送装置を備える画像形成装置
JP6233291B2 (ja) 画像形成装置
JP2020016785A (ja) 現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP5229656B2 (ja) 現像剤回収容器および画像形成装置
JP2022139847A (ja) トナー回収装置、およびトナー回収装置を備えた画像形成装置
JP5549823B2 (ja) 現像剤回収容器および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5861925

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees