JP5861847B2 - 連続鋳造装置の上ノズルおよびそれを用いた入り込み抑制方法。 - Google Patents

連続鋳造装置の上ノズルおよびそれを用いた入り込み抑制方法。 Download PDF

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本発明は、連続鋳造装置の上ノズルとそれを用いた入り込み防止方法に関する。
図1は、溶融金属の連続鋳造装置において、溶鋼取鍋等の溶鋼容器から、上ノズルを介して溶鋼を導出する部分を示す断面図である。
溶融金属の連続鋳造装置において、溶鋼取鍋等の溶鋼容器からの溶鋼流は、上ノズル2を介してスライディングノズル装置6に導かれ、更に下ノズル9を介してモールド等に導かれる。
前記ノズル2の上部外周はテーパ状に先細りの形状をした接続部20を形成しており、他方、溶鋼容器の羽口耐火物1の溶鋼の流出孔の内周は、前記上ノズル2の先細りの形状に符合する先広がりの形状をした受け口10を形成しており、両者は耐火モルタル(以下、単に“モルタル”)等の接合材を介して接続されている。溶鋼容器の鉄皮11の下側には、スライディングノズル装置6のベースプレート12が配置され、上記羽口耐火物1にセットされた上ノズル2の下端面21はベースプレート12の下面(すなわち上プレート7の上面)と符合する位置にセットされる。尚、上ノズル2とスライディングノズル装置6のベースプレート12とは、モルタル、あるいは特殊な耐熱性パッキング材などを介して接続される。
前記上ノズル2の羽口耐火物1へのセットにおいて、もし、上ノズル2が適正位置より上方にセットされた(入り込んだ)場合、上ノズル2の下端面21とスライディングノズル装置6の上プレート7の上面との間に隙間が空き、そこから溶融金属が洩れたり、ガスを吸気して溶融金属を酸化させたりする問題が生じる。逆に、上ノズル2が適正位置より下側にセットされると、スライディングノズル装置6の上プレートをセットできなくなる。
また、上ノズル2がモルタル3を介して羽口耐火物1にセットされる場合、一般的には、溶融金属容器を横に倒し、上ノズル2の接続部20の外周面と羽口耐火物1の受け口10の内面のいずれかにモルタル3を塗布し、取りつけ装置を用いて、あるいは人の手によって水平方向に挿入する。
その際、モルタル量が少ない場合、十分なモルタル3の厚さが確保できず、上ノズル2は適正位置より溶融容器内側、つまり使用状態では上側、にセットされることになる。また、モルタル3が上ノズル2と羽口耐火物1の間の接合部分に十分に行き渡らず、そこから地金差しなどが起こりやすくなるという問題があった。また、上ノズル2の自重によって、上ノズル2は下に押し付けられるため、周方向でのモルタル3の厚さが均一にならないなどの問題が併せて発生する。
実開平5−78364号 特開平9−276997号
上記の課題の対策として、実開平5−78364号公報(特許文献1)には、上ノズル2の外周にノズルセンタ調整用の耐火物製、あるいは金属製の突起、あるいはスペーサ金具を配する技術が開示されている。しかし、この構成では、使用に際して、前記突起あるいはスペーサとして使用した金属部分が先に溶融し、十分な耐用性を得ることができなかった。
また、特開平9−276997号公報(特許文献2)には、上ノズル2の外周に複数の段差や複数の凸ディンプルを設けた構造が紹介されている。この構成では、耐用性の低下という問題は発生しないものの、複数の段差やディンプルを作ることは容易でなく、さらに簡便な方法が求められていた。
更に、上ノズル2を図2に示すように適正位置にセットしたとしても、連続使用すると、加熱、冷却の繰り返しによって上ノズル2と羽口耐火物1の間のモルタル3の厚さが減少し、注入終了後に残存する地金の収縮などの影響によって、上ノズル2は収縮分だけ上側に引き上げられる、つまり、容器内側に入り込むという問題も併せて発生する。
この結果、図3(円内は部分拡大図)に示すように、スライディングノズル装置6の上プレート7と上ノズル2との間に隙間ができる、上ノズル2の「入り込み」と称する現象が発生する。前記の隙間ができると、その部分に地金差しなどが起こるため、操業上は好ましくない。この原因は、図4(円内は部分拡大図)に示すとおり、モルタル3が収縮した結果、モルタル3は羽口耐火物1に付着して、上ノズル2から剥離することによる。
前記入り込みは、特許文献1や特許文献2では考慮されておらず、これらの方法によっても防ぐことはできなかった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みて提案されたものであって、連続鋳造装置を連続使用した際の前記入り込みを抑制するための上ノズルと、当該上ノズルを用いた入り込み抑制方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、溶鋼容器から、スライディングノズル装置に溶鋼を導く連続鋳造装置の上ノズルにおいて、アルミナ、シリカ、マグネシア、ジルコニア、クロミアから選ばれる単体またはその2種以上からなる化合物からなる粒径0.3〜2.5mmの耐火性粒子1重量部と、0.5〜4重量部の塗料との混合物であって、上記耐火性粒子を0.1〜1.0kg/m2 取り込んだ上記混合物の固化物を外周面に備える。
また、前記の上ノズルの外周に所定厚のモルタルを塗布して羽口耐火物の受け口にセットして入り込みを抑制する方法である。
上記構成に塗料で上ノズルにある程度の力で接合された耐火性粒子がアンカーとなりモルタルの収縮が小さくなり、また、耐火性粒子の存在によって、モルタルの可縮幅が制限されることで、溶融金属容器内側への上ノズルの入り込みを抑制することができる。
連続鋳造装置に上ノズルをセットした状態を示す図。 図1の拡大図。 入り込み量を説明する図。 入り込み発生時の上ノズルと羽口耐火物の接続部の状態示す図。 本発明による上ノズル、及び、その表面状態の図。 本発明による上ノズルを羽口耐火物にセットした図。
5は、本発明が適用された上ノズルの断面図であり、円内はその部分拡大図である。上ノズル2の前記接続部20の外周に粒径0.3〜2.5mmの耐火性粒子4を分散させた塗料が塗布され、固化させる。更に、図6に示すように、前記のようにして得られた上ノズル2の前記接続部20の外周に所定厚のモルタル3を塗布し、羽口耐火物1の受け口10にセットする。これによって、注入用ノズルとして使用した際の、溶融金属容器内側への上ノズル2の入り込みを抑制することができる。

前記溶融金属容器内側への上ノズル2の入り込みを抑制するメカニズムは必ずしも明らかでないが、以下の2つの態様が考えられる。
一つの態様は、耐火性粒子4のアンカー効果である。羽口耐火物1と上ノズル2との間に塗布されたモルタル3は、上ノズル2及び羽口耐火物1との結合がある程度しっかりしていた場合、加熱の際の熱膨張によって圧縮応力を受けて縮まろうとするが、冷却時には熱収縮による引っ張り応力を受けるため、当該圧縮応力と引っ張り応力がバランスして収縮はほとんど起こらない。しかし、上ノズル2とモルタル3との接合が図4に示すように剥がれた場合、加熱による圧縮応力しか働かずに、収縮が連続して起こり、収縮が拡大することになる。
それに対し本発明の場合、塗料3によって耐火性粒子4と上ノズル2とがある程度の強さの結合力を維持する。さらに、適度な大きさの耐火性粒子4を存在させることで、図6に示すように耐火性粒子4の周囲にモルタル3が回り込んで、当該耐火性粒子4を包み込んだ状態を形成し、アンカー効果を生む。当該アンカー効果によってモルタル3を上ノズル2の外周面に繋ぎ止める。これによって、収縮による引っ張り応力に耐える力が維持され、その結果、モルタル3の収縮が実質的に抑制されるのである。
前記塗料としては、有機系の塗料あるいは、無機系の塗料を使用することができる。有機塗料を使用した場合、成分の有機物が加熱により分解されることになるが、カーボン等が残留し、当該残留したカーボン等によってアンカー効果が得られるものと考えられる。
他の一つの態様は、耐火性粒子4の存在によって、モルタル3の可縮幅が制限されることである。モルタル3は微粉で構成されており、加熱によって一定の割合で収縮する。上ノズル2と羽口耐火物1の間に塗布されたモルタル3も同様に溶鋼の注入中の加熱によって一定の割合収縮する。耐火性粒子4が介在しない場合は、モルタル3が収縮すると、注入終了後に残存する地金の収縮などの影響によって、上ノズル2はモルタル3の収縮分だけ上側に引き上げられる「入り込み」が発生する。入り込む量は、収縮量に比例し、収縮量は、モルタル3の目地厚に比例することになる。
それに対し、適切な大きさの耐火性粒子4を上ノズル2の接続部20の外周面に配することで、その粒子の厚さ分では、モルタル3の収縮が抑制されることになり、モルタル3の全体としての収縮量は小さくなり、その結果、入り込みが抑制される。
本発明における耐火性粒子4の材質は、耐火性に優れるものであれば特には規定されないが、たとえば、アルミナ、シリカ、マグネシア、ジルコニア、クロミアから選ばれる単体またはその2種以上からなる化合物などが使用できる。また、羽口耐火物1、上ノズル2の材質と反応の起こりにくい材質とすることがより好ましい。
耐火性粒子4の粒径は、0.3〜2.5mmとすることが好ましい。0.3mm未満では、耐火性粒子4の背面側(上ノズル2の接続部20の外周面に接している側)にモルタル3が回り込まずにアンカー効果は十分には働かず、上ノズル2の入り込み防止効果が十分には発揮されない。2.5mmより大きいと、上ノズル2を羽口耐火物1にセットする際、モルタル3を塗布し難くなり、また、大きい粒子によって局部的に応力がかかって上ノズル2に亀裂が入ったりするため好ましくない。より望ましくは、0.5〜2.0mmである。
耐火性粒子4の粒径はある程度粒度分布を持ってもかまわないが、0.3mm以下の粒子は、本発明の効果に影響をほとんど及ぼさない。一方、2.5mmより大きい粒子はノズル亀裂の原因になるため含有することは好ましくない。実施に際しては、適当な篩を用いることによって粒径を篩目間に抑えるなどの方法を採用することが望ましい。
本発明に用いる塗料には、無機塗料、有機塗料、及びそのハイブリッド塗料が使用できる。無機塗料の例としては、水ガラス、シリカゾル、アルカリシリケート、アルミナゾル、燐酸系などがある。また、有機塗料としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、アクリルシリコン樹脂、アクリルウレタン樹脂、セルロース、乾性油、酢酸ビニルなどが利用できる。有機塗料は、加熱によって分解するが、本発明の様な用途では完全に分解消失するわけではなく、一部は炭化などして残留し、前記したアンカー効果を発揮する。ハイブリッド塗料としては、シロキサンと有機高分子を結合させたものなどがあり、それらを使用してもよい。
それらの塗料は、気硬性であることが簡便で望ましいが、加熱・乾燥などによって硬化するものであっても何ら問題はない。
耐火性粒子4と塗料との混合方法は特には規定されず、各種の方法を利用できる。例えば、適当な容器に耐火性粒子4と塗料とを入れ、匙などで手練りしてもよいし、また、後述する塗布用の刷毛で練り込むことも可能である。さらには、機械的なミキサーで混合してもさしつかえない。また、吹き付け機を用いて、装置内で混合するなどの手段を用いてもさしつかえない。
耐火性粒子4と塗料との混合比は、耐火性粒子4の1重量部に対し、塗料を0.5〜4重量部とすることが好ましい。塗料の量が0.5重量部より少ない場合、上ノズル2の外周面に塗布しづらくなるため好ましくない。また、4重量部より多いと、塗料が流下するようになるため好ましくない。より望ましくは、0.8〜3重量部である。
塗布量は、塗布される単位面積当たりの耐火粒子量によって規定でき、0.1〜1.0kg/mとすることが好ましい。塗布量が0.1kg/m未満であると、上ノズル2の入り込み抑制効果が十分ではない。塗布量が、1.0kg/mより多いと、耐火性粒子4の表面における分布密度が多くなりすぎるため、アンカー効果が十分には働かなくなり、入り込み抑制効果が十分でなくなるので好ましくない。より好ましくは、0.2〜0.8kg/mである。
塗布方法は特には制限されず、各種の方法が利用できる。例えば、刷毛塗り、ローラー塗布、吹き付けなどが利用できる。
耐火性粒子4を分散させた塗料を上ノズル2の外周面に塗布後、塗料を固化させる。気硬性の塗布剤であれば、室温で一定時間保持するだけで、塗料は固化する。熱硬化性の塗料の場合、適当な温度に加熱する。水ガラスなどの潮解性のある塗布剤を使用した場合には、潮解性を防止するため加熱する。
塗料が固化することで塗膜5が形成され、図5に示すように、前記塗膜5の中に所定の大きさの耐火性粒子4が取り込まれて表面に付着し、耐火性粒子4が上ノズル2の外周面からその粒径分だけ飛び出たような形態となる。
前記塗膜5の強度は、強いことが好ましいが、耐火性粒子4の分散した状態の上ノズル2を羽口耐火物1にモルタル3を介してセットする際に、前記耐火性粒子4が脱落しない程度の強度は最低限必要である。耐火性粒子4を固着させる強度を大きくしようとすると、塗膜5の厚さを多くする必要があるが、塗膜5の厚さが大きくなりすぎると耐火性粒子4が脱落しやすくなるため、塗膜5の厚さを必要以上に厚くする必要はない。塗膜5の厚さは0.03〜0.5mm程度が好ましい。
上ノズル2を羽口耐火物1にセットする方法は特には限定されない。本発明による上ノズル2の外周面にモルタル3を塗り、人の手によって、あるいは適当なノズルセット装置を用いて、羽口耐火物1にセットする。モルタル3の厚さは、通常、3〜5mm程度であるが、本発明の場合も前記、通常の厚さとすることで、効果を十分に発揮することができる。
<実施例および比較例>
実施例を表1に、比較例を表2に示す。
耐火性粒子4として電融ブラウンアルミナを、JIS Z 8801-1による篩を用いて粒度分けしたものを用いた。塗料には、アクリル樹脂系の水性塗料を用いた。
アルミナ粒と塗料をそれぞれ秤量して金属製のボールにいれ、スパチュラで混合し、耐火性粒子4を塗料中に分散させた。その粒子を分散させた塗料を、刷毛に取り、上ノズル2の外周面に塗布した。塗布状況を観察して、良好なら○、若干問題があるが塗布できれば△、塗布できなければ×と判定した。塗料とアルミナ粒の混合比が、0.5〜4重量部の範囲外の本願発明品6と本願発明品11が△となっている。
塗布後、12時間以上、自然乾燥させて、塗料を固化させた。
また、入り込み量の測定は以下のように行った。85トン溶鋼取り鍋の下部に設置された羽口耐火物1に、上記塗料を塗布した上ノズル2を、目地厚4mmとして図2に示すようにセットした。使用したモルタル3は、アルミナ含有量85質量%のハイアルミナモルタルであった。その後、14〜17チャージ溶鋼取鍋を使用した後、スライディングノズル装置6の交換に併せて、上ノズル2の入り込み量を測定した。測定は、図3に示す寸法L、すなわち、入り込みで形成されたスライディングノズル装置6の上プレート7の上面と当該上ノズル2の下端面21との間の距離を測定した。これを複数チャンス行い、5ないし7回の平均値を求めた。表1,2の値はこのように求めたものである。
本発明品では、いずれも、入り込み量が著しく低減されていることが解る。
アルミナ粒の粒径と入り込み量との関係では、本願発明品1に示すように、粒径の小さいほど入り込み量が多くなることが理解でき、粒径が0.5〜2.0mmの範囲(本発明品2〜4)では入り込み量が抑制されていることが確認できる。また、塗布量と入り込み量との関係では、0.1kg/mでは4mm(本願発明品12)、1.0kg/mでは3.5mm(本願発明品15)と多少大きくなり、その中間域(0.2〜0.8kg/m、本願発明品13、14)では非常に小さい値となっていることが確認できた。
それに対し、比較例1は塗布を全く行わない、従来方式の場合であるが、入り込み量は平均5.5mmと大きな値を示した。 比較例2は、耐火性粒子4を含まない有機塗料のみを塗布した場合を示すが、この場合、効果は全くない。 比較例3は、0.095〜0.125mmの粒子を含む場合であるが、若干の効果は認められるものの十分な効果とは言えない。 比較例4は、2.8〜3.55mmの耐火性粒子4を含む場合であるが、上ノズル2に亀裂が入っており、危うく漏鋼事故に繋がるところであったので、計測数値はない。
本発明によって、上ノズルと羽口耐火物の接続に際して、連続使用した際の上ノズルの入り込みを抑制することができる。
Figure 0005861847
Figure 0005861847
以上説明したように、本発明は、上ノズルの入り込みを抑制することができるので、連続鋳造装置の寿命を延ばすことができ、窯業分野への利用が大いに期待できる。
1.羽口耐火物
2.上ノズル
3.モルタル
4.耐火性粒子
5.塗膜
6.スライディングノズル装置
7.上プレート7
8.下プレート
9.下ノズル
10.受け口
12.ベースプレート
11.鉄皮
20.接続部
L.入り込み深さ

Claims (2)

  1. 溶鋼容器から、スライディングノズル装置に溶鋼を導く連続鋳造装置の上ノズルにおいて、
    アルミナ、シリカ、マグネシア、ジルコニア、クロミアから選ばれる単体またはその2種以上からなる化合物からなる粒径0.3〜2.5mmの耐火性粒子の1重量部、0.5〜4重量部の塗料との混合物であって、
    上記耐火性粒子を0.1〜1.0kg/m2 取り込んだ上記混合物の固化物を外周面に備えたことを特徴とする上ノズル。
  2. 溶鋼容器から、スライディングノズル装置に溶鋼を導く連続鋳造装置に上ノズルを用いた入り込み抑制方法において、
    アルミナ、シリカ、マグネシア、ジルコニア、クロミアから選ばれる単体またはその2種以上からなる化合物からなる粒径0.3〜2.5mmの耐火性粒子の1重量部を、0.5〜4重量部の塗料に分散させ、上記耐火粒子量が0.1〜1.0kg/m2となるように外周面に塗布、固化した上ノズルをモルタルを介して羽口耐火物にセットすることを特徴とする入り込み抑制方法。
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