JP5858426B2 - パーティクル捕集機構付きレーザアニール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パーティクル捕集機構付きレーザアニール装置に関し、さらに詳しくは、紫外線レーザ光源を必要とせずに、アニール対象基板のレーザ照射部分から蒸散したパーティクルを直ちに捕集できるパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置に関する。
従来、例えば可視光域レーザ光のようなアニーリング用レーザ光を照射してアニール対象基板をアニーリングするレーザアニール装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
他方、クリーニング用レーザ光をクリーニング対象物に照射してクリーニングするレーザクリーニング装置であって、クリーニング用レーザ光として使われる紫外線レーザ光の比較的大きな光電効果により安定的に帯電したパーティクルを複数の捕集電極間の電位差を用いて捕集するレーザクリーニング装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3502981号公報 特開2002−035709号公報
レーザアニール装置では、アニール対象基板のレーザ照射部分からパーティクルが蒸散し、このパーティクルが光学系を汚染したり、アニール対象基板を汚染することがある。従って、アニール対象基板のレーザ照射部分から蒸散したパーティクルを直ちに捕集することが好ましく、そのために上記従来のレーザクリーニング装置の技術を利用することが考えられる。
しかし、例えば可視光域レーザ光のようなアニーリング用レーザ光が使われるレーザアニール装置の場合、アニーリング用レーザ光の光電効果が比較的小さいため、パーティクルが安定的に帯電しない。従って、アニーリング用レーザ光源とは別に紫外線レーザ光源を設け、紫外線レーザ光を照射してパーティクルを安定的に帯電させればよいが、それでは設備負担が大きくなってしまう問題点がある。
そこで、本発明の目的は、紫外線レーザ光源を必要とせずに、アニール対象基板のレーザ照射部分から蒸散したパーティクルを直ちに捕集できるパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、気体中に置かれたアニール対象基板(B)の表面をレーザ照射スポットで走査するレーザアニール装置において、前記アニール対象基板(B)の表面近傍の帯電極性を実測するための帯電極性センサ(1)と、前記レーザ照射スポットおよびその周辺領域に相当する前記アニール対象基板(B)の表面を覆うように前記アニール対象基板(B)の上方に位置すると共にレーザビーム(L)が通過する開口(6)を有する電極盤(2)と、前記電極盤(2)に立設した多数のブラシ毛部材(3)と、前記帯電極性センサ(1)で実測した帯電極性と逆極性の電位を前記電極盤(2)に印加する電位印加手段(11)とを具備し、前記ブラシ毛部材(3)の間に位置する多数の気体吸引孔(4)を前記電極盤(2)の前記アニール対象基板(B)側から反対側に貫通するように前記電極盤(2)に設けると共に、前記アニール対象基板(B)の表面近傍気体を前記気体吸引孔(4)から前記反対側に吸引する気体吸引手段(15)を具備したことを特徴とするパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置(100)を提供する。
レーザクリーニング装置では、クリーニング用レーザ光として使われる紫外線レーザ光の比較的大きな光電効果によりパーティクルの帯電が安定しており帯電極性も予め判るため、その予め判っている帯電極性に応じた電位差を複数の捕集電極間に常に印加しておけばよい。しかし、レーザアニール装置の場合、アニーリング用レーザ光の比較的弱い光電効果のよる帯電だけではなく、その他の原因でもパーティクルが帯電し、その不確定な原因のために帯電極性を予め知ることは出来ない。
そこで、上記第1の観点によるパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置(100)では、パーティクルの帯電極性を実測するための帯電極性センサ(1)を設け、実測した帯電極性と逆極性の電位を電極盤(2)に印加するようにした。これにより、紫外線レーザ光源を必要とせずに、アニール対象基板(B)のレーザ照射部分から蒸散したパーティクルを直ちに捕集できるようになった。
また、上記第1の観点によるパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置(100)では、多数のブラシ毛部材(3)を電極盤(2)に立設した。これらブラシ毛部材(3)がパーティクルを静電吸着するため、複数の捕集電極を設けなくても、高い捕集率を得ることが出来る。
さらに、上記第1の観点によるパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置(100)では、気体と共にパーティクルを吸引し排出することが出来るため、高い捕集率を長く維持でき、電極盤(2)などの保守管理が容易になる。
本発明のパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置によれば、紫外線レーザ光源を必要とせずに、アニール対象基板(B)のレーザ照射部分から蒸散したパーティクルを直ちに捕集できるようになる。また、複数の捕集電極を設けなくても高い捕集率を得ることが出来る。さらに、気体と共にパーティクルを吸引し排出することにより、高い捕集率を長く維持でき、電極盤(2)などの保守管理が容易になる。
実施例1に係るパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置を示す構成説明図である。 実施例1に係るパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置の電極盤を示す端面図である。 実施例1に係るパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置の電極盤を示す平面図である。 実施例1に係るパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置の電極盤を示す底面図である。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
−実施例1−
図1は、実施例1に係るパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置100を示す構成説明図である。
このパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置100は、シリコン基板Bをウエハーチャック9に保持してx方向およびy方向に移動しうるXYステージ19と、シリコン基板BおよびXYステージ19を収容するレーザ照射室20と、レーザ照射室20の外側に設置されアニーリング用レーザ光を発生するアニーリング用レーザ光源部17と、レーザビームLをレーザ照射室20の外側から内側に導入すると共にシリコン基板Bの表面に長方形状のレーザ照射スポットを形成する光学機構7と、シリコン基板Bの表面上5mm〜10mmの高さの雰囲気の帯電極性Eを実測するための帯電極性センサ1と、レーザ照射スポットおよびその周辺領域に相当するシリコン基板Bの表面を覆うようにシリコン基板Bの上方5mm〜10mmの高さに位置する電極盤2と、帯電極性センサ1で実測した帯電極性Eと逆極性の電位Vを電極盤2に印加するパーティクル捕集電位印加部11と、シリコン基板Bの表面近傍空気Pを吸引しレーザ照射室20の外側に排出する気体吸引排出部15と、全体の制御を行う制御部10とを具備している。
アニーリング用レーザ光源部17は、例えば波長515nmの可視光域レーザ光を出力するDPSS(ダイオード励起固体レーザ装置)である。
帯電極性センサ1は、市販の静電気測定器である。
図2は、電極盤2を示す端面図である。
電極盤2は、レーザビームLが通過する開口6と、底面に立設した多数のブラシ毛部材3と、ブラシ毛部材3の間に位置する多数の気体吸引孔4と、シリコン基板Bの表面近傍空気Pを気体吸引排出部15へと排出するための気体排出孔5とを備えている。
電極盤2は、ステンレス製である。
ブラシ毛部材3は、250℃以上の耐熱性を有する炭素繊維製であり、先端に近づくほど針先のように尖っている円錐形状が好ましく、例えば基端の太さ500μm、長さ3mmである。
図3は、電極盤2を示す平面図である。
レーザビームLが通過する開口6は、レーザ照射スポットの長方形状に合わせて、長方形状である。
また、電極盤2の全体形状も、レーザ照射スポットの長方形状に合わせて、長円形状である。
図4は、電極盤2を示す底面図である。
立設した多数のブラシ毛部材3間に多数の気体吸引孔4が穿設されている。
実施例1に係るパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置100によれば次の効果が得られる。
(1)不確定な原因のために帯電極性が不安定で予め知ることが出来ないパーティクルの帯電極性を実測し、その実測した帯電極性と逆極性の電位でパーティクルを捕集するので、紫外線レーザ光源を必要とせずに、シリコン基板Bのレーザ照射部分から蒸散したパーティクルを直ちに捕集できる。
(2)電極盤2に立設した多数のブラシ毛部材3がパーティクルを静電吸着するため、1枚の電極盤2でも高い捕集率を得ることが出来る。また、その分、電極盤2に印加する電位が低くて済む。
(3)シリコン基板Bの表面近傍空気Pと共にパーティクルを吸引し排出することが出来るため、高い捕集率を長く維持でき、電極盤2などの保守管理が容易になる。
(4)パーティクルを帯電させるために紫外線レーザ光を照射すると、紫外線レーザ光の比較的大きな光電効果によりシリコン基板Bが帯電し、シリコン基板B内に形成されたデバイスが破壊されるリスクがあるが、そのリスクを回避できる。
本発明のパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置は、例えばガラス基板上に形成した非晶質シリコン半導体層を多結晶シリコン半導体層化する処理に利用できる。
1 帯電極性センサ
2 電極盤
3 ブラシ毛部材
4 気体吸引孔
5 気体排出孔
6 開口
7 光学機構
9 ウエハーチャック
10 制御部
11 電位印加部
15 気体吸引排出部
17 アニーリング用レーザ光源部
19 XYステージ
20 レーザ照射室
100 パーティクル捕集機構付きレーザアニール装置
B シリコン基板
E 帯電極性
V 電位
P 表面近傍空気

Claims (1)

  1. 気体中に置かれたアニール対象基板(B)の表面をレーザ照射スポットで走査するレーザアニール装置において、前記アニール対象基板(B)の表面近傍の帯電極性を実測するための帯電極性センサ(1)と、前記レーザ照射スポットおよびその周辺領域に相当する前記アニール対象基板(B)の表面を覆うように前記アニール対象基板(B)の上方に位置すると共にレーザビーム(L)が通過する開口(6)を有する電極盤(2)と、前記電極盤(2)に立設した多数のブラシ毛部材(3)と、前記帯電極性センサ(1)で実測した帯電極性と逆極性の電位を前記電極盤(2)に印加する電位印加手段(11)とを具備し、
    前記ブラシ毛部材(3)の間に位置する多数の気体吸引孔(4)を前記電極盤(2)の前記アニール対象基板(B)側から反対側に貫通するように前記電極盤(2)に設けると共に、前記アニール対象基板(B)の表面近傍気体を前記気体吸引孔(4)から前記反対側に吸引する気体吸引手段(15)を具備したことを特徴とするパーティクル捕集機構付きレーザアニール装置(100)。
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