JP5857858B2 - 形状計測装置及び形状計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、形状計測装置及び形状計測方法に関する。
鉄鋼製品における厚板や半製品であるスラブ等のロール上を搬送される剛体の平坦度等の形状を測定するために、いわゆる光切断法を利用した形状測定技術が利用されている。しかしながら、スラブ等の剛体が製造ラインを搬送される際には、剛体の上下動や回転が測定形状に重畳してしまい、真の形状が測定できないという問題があった。
上記のような問題に対応するために、以下の特許文献1に示した技術では、線状レーザ光源とラインカメラとの組み合わせを2対準備した上で、線状レーザ光が間隔Lで搬送方向に沿って2列に並ぶように線状レーザ光源を配置して、対応するラインカメラを用いて、xy平面で規定される帯状体表面を計測し、搬送の際に高さの変動が生じた場合であっても正確に帯状体の形状を測定可能としている。より詳細には、下記特許文献1の技術では、一方の線状レーザ光(レーザ光A)から算出される帯状体表面の高さz1と、もう一方の線状レーザ光(レーザ光B)から算出される帯状体表面の高さz2とを利用して、レーザ光A−B間における高さの変化度合い(すなわち、傾き)Δ=(z1−z2)/Lを算出し、その後、算出した傾きΔを搬送方向(例えば、y方向)に沿って積分することで、高さZを算出している。
特開2004−226240号公報
茨木俊秀、福島雅夫著、「最適化の手法」、共立出版、p.118
しかしながら、上記特許文献1の技術では、傾きを積分して高さとするため、傾きの検出に誤差が含まれる場合には、含まれる誤差も積分されてしまい、オフセットが出ることとなる。また、細かな凹凸を計測するために間隔Lを小さく設定すると、高さの差(z1−z2)が小さくなるため引き算において桁落ちが発生し、傾きの検出誤差が大きくなってしまう。このように、上記特許文献1の技術では、十分な計測精度を得ることができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、剛体に当該剛体の高さ方向の振動や長手方向軸周りの回転が生じている場合であっても、より正確に剛体表面の形状を計測することが可能な、形状計測装置及び形状計測方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、剛体の長手方向に沿って当該剛体と相対移動する2台の線状レーザ光源から、剛体表面に対して照射された2本の線状レーザ光による2本の光切断線を、所定の長手方向間隔で撮像することにより、前記線状レーザ光ごとに複数の光切断線を撮像する撮像装置と、前記撮像装置により撮像された画像に対して画像処理を実施して、前記剛体表面の形状を算出する演算処理装置と、を備え、前記撮像装置は、前記2本の光切断線が前記剛体表面において互いに平行でないように設置された2台の線状レーザ光源と、前記2本の光切断線を所定の長手方向間隔に対応する各時刻に撮像して、各時刻における光切断線画像を生成する1台のカメラと、を有し、前記剛体の幅方向と長手方向とで張られる平面内の角度φと、当該平面からの角度ψと、の組み合わせ(φ,ψ)として方位角を規定したときに、前記2台の線状レーザ光源と前記カメラとは、前記方位角のうちの前記角度ψが互いに異なるように設置されており、前記演算処理装置は、前記撮像装置により生成された各時刻での前記光切断線画像に基づいて、前記剛体表面の3次元形状を表す形状データを算出する形状データ算出部と、前記光切断線画像に含まれる2本の前記光切断線のうちある1本の前記光切断線である第1の光切断線に基づいて算出された第1の前記形状データを、前記2本の光切断線のうち残りの前記光切断線である第2の光切断線に基づいて算出された第2の前記形状データを用いて補正し、算出された前記形状データの中から前記剛体の高さ方向振動及び長手方向軸周りの回転に起因する誤差を除去する形状データ補正部と、を有し、前記形状データ補正部は、前記第1の光切断線と、当該第1の光切断線とは異なる時刻に撮像された前記第2の光切断線と、によって前記剛体上に形成された格子における、当該第1の光切断線と当該第2の光切断線の全ての交点について、前記第1の形状データと前記第2の形状データとの差分を用いて規定される評価関数が最小となるように、前記補正に用いる行列を決定し、決定した前記行列を前記第1の形状データに作用させることで、当該第1の形状データから前記誤差を除去する形状計測装置が提供される。
前記2台の線状レーザ光源は、当該2台の線状レーザ光源から射出される2本の前記線状レーザ光が前記剛体表面に対してそれぞれ垂直に入射するように配設され、前記カメラは、前記剛体表面に対して斜め方向から2本の前記線状レーザ光による2本の光切断線を撮像することが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、剛体の長手方向に沿って当該剛体と相対移動する2台の線状レーザ光源から、剛体表面に対して照射された2本の線状レーザ光による2本の光切断線を、所定の長手方向間隔で撮像することにより、前記線状レーザ光ごとに複数の光切断線を撮像するものであり、前記2本の光切断線が前記剛体表面において互いに平行でないように設置された2台の線状レーザ光源と、前記2本の光切断線を所定の長手方向間隔に対応する各時刻に撮像して、各時刻における光切断線画像を生成する1台のカメラと、を有し、前記剛体の幅方向と長手方向とで張られる平面内の角度φと、当該平面からの角度ψと、の組み合わせ(φ,ψ)として方位角を規定したときに、前記2台の線状レーザ光源と前記カメラとは、前記方位角のうちの前記角度ψが互いに異なるように設置されている撮像装置により、剛体表面の各時刻での前記光切断線画像を生成するステップと、生成された各時刻での前記光切断線画像に基づいて、前記剛体表面の3次元形状を表す形状データを算出するステップと、前記光切断線画像に含まれる2本の前記光切断線のうちある1本の前記光切断線である第1の光切断線に基づいて算出された第1の前記形状データを、前記2本の光切断線のうち残りの前記光切断線である第2の光切断線に基づいて算出された第2の前記形状データを用いて補正し、算出された前記形状データの中から前記剛体の高さ方向振動及び長手方向軸周りの回転に起因する誤差を除去するステップと、を含み、前記誤差を除去するステップでは、前記第1の光切断線と、当該第1の光切断線とは異なる時刻に撮像された前記第2の光切断線と、によって前記剛体上に形成された格子における、当該第1の光切断線と当該第2の光切断線の全ての交点について、前記第1の形状データと前記第2の形状データとの差分を用いて規定される評価関数が最小となるように、前記補正に用いる行列を決定し、決定した前記行列を前記第1の形状データに作用させることで、当該第1の形状データから前記誤差を除去する形状計測方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、2本の光切断線が剛体表面において互いに平行でないように照射され、各時刻における光切断線画像に含まれる2本の光切断線のうちある1本の光切断線である第1の光切断線に基づいて算出された第1の形状データが、2本の光切断線のうち残りの光切断線である第2の光切断線に基づいて算出された第2の形状データを用いて補正されることで、剛体に当該剛体の高さ方向の振動や長手方向軸周りの回転が生じている場合であっても、より正確に剛体表面の形状を計測することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る形状計測装置の構成を示した説明図である。 同実施形態に係る形状計測装置が備える撮像装置を説明するための説明図である。 同実施形態に係る形状計測装置が備える撮像装置を説明するための説明図である。 同実施形態に係る形状計測装置が備える撮像装置を説明するための説明図である。 同実施形態に係る形状計測装置が備える撮像装置を説明するための説明図である。 同実施形態に係る形状計測装置が備える撮像装置を説明するための説明図である。 剛体表面に生じうる計測誤差要因について説明するための説明図である。 同実施形態に係る形状計測装置が備える演算処理装置の画像処理部の構成を示したブロック図である。 光切断法に基づく計測対象物の形状算出方法について説明するための説明図である。 同実施形態に係る形状データの補正処理について説明するための説明図である。 同実施形態に係る形状計測方法の流れの一例を示した流れ図である。 本発明の実施形態に係る演算処理装置のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。 本発明の実施形態に係る形状計測装置及び形状計測方法の実施例を説明するための説明図である。 実施例1の結果を示したグラフ図である。 実施例2の結果を示したグラフ図である。 実施例3の結果を示したグラフ図である。 実施例4の結果を示したグラフ図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<形状計測装置の構成について>
以下では、まず、図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る形状計測装置10の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る形状計測装置10の構成の一例を示した説明図である。
本実施形態に係る形状計測装置10は、製造ライン上を搬送される剛体表面を撮像して、撮像の結果得られる光切断画像を画像処理することにより、剛体の表面形状を計測する装置である。ここで、以下の説明では、形状計測装置10及び剛体Sが配設されている空間に設定された空間座標系を用いるものとする。また、説明の便宜上、剛体Sの幅方向と平行な方向を(空間座標系での)x軸方向とし、剛体Sの長手方向すなわち搬送方向と平行な方向をy軸方向とし、剛体Sの高さ方向と平行な方向をz軸方向とする。
本実施形態に係る形状計測装置10は、図1に示したように、剛体表面に対して照射された複数の線状レーザ光を所定の長手方向間隔で撮像する撮像装置100と、撮像装置100により撮像された画像に対して画像処理を実施して、剛体表面の形状を算出する演算処理装置200と、を備える。
ここで、本実施形態において着目する剛体は、以下で説明するような形状計測処理の際に、その形状や体積が変化しないとみなすことができる固体状の物質である。従って、例えば鉄鋼生産における半製品であるスラブ等は、本実施形態における剛体として取り扱うことが可能である。
撮像装置100は、剛体Sの表面を長手方向に沿って所定の長手方向間隔に対応する各時刻で順次撮像し、撮像の結果得られる光切断線画像を演算処理装置200に出力する装置である。撮像装置100は、後述する演算処理装置200によって、剛体Sの撮像タイミング等が制御されており、例えば剛体Sと撮像装置100との間の相対的な長手方向位置関係(以下、単に位置関係と記述することもある。)の変化に伴って、相対的な位置関係の変化を制御している駆動機構等に設けられたPLG(Pulse Logic Generator:パルス型速度検出器)から出力されるPLG信号等に基づいて、剛体Sと撮像装置100との間の相対的な位置関係が所定距離(例えば、1mm等)変化するごとに、1回の撮像処理を行う。
また、演算処理装置200は、撮像装置100によって生成された各時刻における光切断線画像に対して以下で説明するような画像処理を行うことで、剛体Sの表面形状を算出する装置である。
以下では、これら撮像装置100及び演算処理装置200について、図を参照しながら詳細に説明する。
[撮像装置100の構成について]
続いて、図2〜図3Dを参照しながら、本実施形態に係る撮像装置100について説明する。図2〜図3Dは、本実施形態に形状計測装置が備える撮像装置について示した説明図である。
図2に示したように、本実施形態に係る撮像装置100は、複数の線状レーザ光源101a,101b・・・(以下、まとめて線状レーザ光源101とも称する。)と、カメラ111と、を備える。
線状レーザ光源101は、計測対象物である剛体Sの表面に、線状のレーザ光(線状レーザ光を照射する装置である。本実施形態に係る線状レーザ光源101は、剛体Sの表面に対して線状レーザ光を照射可能なものであれば、任意のものを利用することが可能であるが、線状レーザ光源101は、レーザ光源及びロッドレンズを用いて構成することが可能である。
レーザ光源として、例えば、連続的にレーザ発振を行うCWレーザ光源を用いることが可能である。レーザ光源が発振する光の波長は、例えば、400nm〜800nm程度の可視光帯域に属する波長であることが好ましい。レーザ光源は、後述する演算処理装置200から送出される照射タイミング制御信号に基づいて、レーザ光の発振を行う。
ロッドレンズは、レーザ光源から射出されたレーザ光を、計測対象物である剛体Sの幅方向に沿って扇状に広げるレンズである。これにより、レーザ光源から射出されたレーザ光は線状レーザ光となり、剛体Sの表面に照射されることとなる。なお、本実施形態に係る線状レーザ光源101では、レーザ光を扇状に広げることが可能なものであれば、シリンドリカルレンズやパウエルレンズ等のロッドレンズ以外のレンズを利用してもよい。
計測対象物である剛体Sの表面の線状レーザ光が照射された部分には、線状の明るい部位(光切断線)が形成される。光切断線からの反射光はカメラ111まで伝播し、カメラ111によって撮像されることとなる。
ここで、本実施形態に係る撮像装置100では、図2及び図3Aに例示したように、それぞれの線状レーザ光源101(例えば図2における線状レーザ光源101a,101b)から射出された線状レーザ光が、剛体Sの表面において互いに平行とならないように、線状レーザ光源101a,101bが設置されている。2本の線状レーザ光L1,L2のなす角(図3Aにおける角度θ)は、0°<θ<90°であることが好ましい。
角度θが、0°<θ<90°の範囲となることで、例えば図3Bに示したように、線状レーザ光と剛体Sとの相対的な位置変化に伴って、各時刻における線状レーザ光(光切断線)L1,L2が互いに交わることで格子を形成することとなる。図3Bは、時刻t1〜t5まで走査が行われることで剛体表面における光切断線の位置が変化した様子を図示しているが、図3B中で○印で示した格子点は、時刻t1に測定され、時刻t5に再度測定されることとなる。本実施形態に係る撮像装置100では、剛体Sの表面上にこのような格子点を多数設定することが可能となる。
なお、図2、図3A及び図3Bでは、2本の線状レーザ光L1,L2が、剛体Sの幅方向端部で交差する場合について図示しているが、線状レーザ光の交差位置は、これらの図に示した場合に限定されるものではない。例えば図3Cに示したように、2本の線状レーザ光L1,L2は、剛体Sの幅方向略中央部で交差してもよいし、剛体Sの幅方向のいずれかの端部近傍で交差してもよい。また、剛体Sの形状計測に利用される線状レーザ光の本数は、図2〜図3Cに示したように2本に限定されるわけではなく、例えば図3Dに示したように3本であってもよいし、4本以上であってもよい。3本以上の線状レーザ光を利用することで、形状計測処理に含まれうるノイズを削減することが可能となり、より正確な形状計測処理を実現することが可能となる。
また、複数の線状レーザ光でどのような光切断線の形状パターンを形成するかについても、図3B〜図3Dに示した例に限定されるわけではなく、剛体Sの表面上にどのような格子点配置を実現するかに応じて、光切断線の形状パターンを適宜決定すればよい。更に、剛体Sの表面上に設定する格子点の個数についても、後述する画像処理に許容される演算時間やハードウェア資源等を満たすように適宜決定すればよい。
カメラ111は、CCD(Charge Coupled Device)又は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子が搭載されている。カメラ111は、剛体Sの表面に対して照射された複数の線状レーザ光の反射光である複数の光切断線を、所定の長手方向間隔に対応する各時刻に撮像して、生成した光切断線画像を後述する演算処理装置200に出力する。
ここで、カメラ111は、後述する演算処理装置200により制御されており、剛体Sと撮像装置100との相対的な位置が所定距離だけ変化する毎に、演算処理装置200から撮像のためのトリガ信号が出力される。カメラ111は、演算処理装置200から出力されたトリガ信号に応じて、線状レーザ光の照射された剛体Sの表面を撮像し、生成した撮像画像(光切断線画像)を演算処理装置200に出力する。
また、複数の線状レーザ光源101とカメラ111との間の光学的な位置関係について、複数の線状レーザ光源101とカメラ111とは、剛体表面Sの垂線に対して互いに異なる方位角(φ,ψ)となるように設置されていればよい。ここで、方位角φはxy平面内の角度であり、方位角ψはxy平面からの角度である。例えば、それぞれの線状レーザ光源101が、図2に示したように剛体Sの鉛直方向上方(ψ=90度)に設けられており、剛体Sに対して垂直に線状レーザ光を照射し、カメラ111の視線が、図2の方位角φ=0度(y軸に平行)、方位角ψ=45度〜60度となるように配置されることが好ましい。
また、撮像装置100の配設されている空間座標系における複数の線状レーザ光源101とカメラ111との光学的な位置関係は予めキャリブレーションされ数値化されているものとし、空間座標系における高さの基準位置に関する情報とあわせて、後述する演算処理装置200の記憶部207等に予め格納されているものとする。
[演算処理装置200の全体構成について]
以上、本実施形態に係る撮像装置100の構成について説明した。続いて、再び図1に戻って、本実施形態に係る演算処理装置200の全体構成について説明する。
本実施形態に係る形状計測装置10は、各種鋼板やスラブ等の剛体Sが連続的に搬送される際などに、剛体Sの表面の形状を測定するものである。ここで、剛体Sが搬送されている際には、例えば搬送ライン等に設けられた駆動機構に起因する振動などによって、例えば図4に示したように、剛体Sがz軸方向(剛体の高さ方向)に変位(平行移動)したり、y軸(剛体の長手方向)周りに回転したりする場合がある。z軸方向の変位は、剛体Sの高さ方向振動として観測されるものであり、y軸周りの回転は、剛体Sの回転として観測されるものである。
剛体Sに高さ方向振動やy軸周りの回転が生じていない場合、例えば図3Bで○印で示した格子点の時刻t1でのxyz座標は、時刻t5でのxyz座標と一致するはずである。しかしながら、高さ方向振動やy軸周りの回転が剛体Sに発生すると、時刻t1での格子点のxyz座標は、時刻t5でのxyz座標と一致しなくなるという事態が発生してしまう。これは、剛体Sが振動したり回転したりしていれば、振動や回転の結果、剛体Sの表面に写る光切断線も振動したり回転したりすることとなり、カメラ111によって撮像される光切断線の空間座標系における位置も時刻によって変化するからである。
そこで、以下で詳述する演算処理装置200は、剛体Sに発生した高さ方向振動及びy軸周りの回転に起因する格子点位置のズレを補正する処理を行うことで、剛体Sの3次元形状データから高さ方向振動及びy軸周りの回転に起因する誤差を除去する。
本実施形態に係る演算処理装置200は、例えば図1に示したように、撮像制御部201と、画像処理部203と、表示制御部205と、記憶部207と、を主に備える。
撮像制御部201は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信装置等により実現される。撮像制御部201は、本実施形態に係る撮像装置100による計測対象物(剛体)の撮像制御を実施する。より詳細には、撮像制御部201は、剛体Sの撮像を開始する場合に、撮像装置100に対してレーザ光の発振を開始させるための制御信号を送出する。
また、撮像装置100が剛体Sの撮像を開始すると、撮像制御部201は、剛体Sと撮像装置100との間の相対的な位置を変化させる駆動機構等から定期的に送出されるPLG信号(例えば、剛体Sが1mm移動する毎等に出力されるPLG信号)を取得する毎に、カメラ111に対して撮像を開始するためのトリガ信号を送出する。
画像処理部203は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等により実現される。画像処理部203は、撮像装置100(より詳細には、撮像装置100のカメラ111)から取得した撮像データ(光切断線画像の実体データ)に対して、以下で説明するような画像処理を行い、計測対象物である剛体Sの表面形状を表す3次元データ(形状データ)を算出する。画像処理部203は、剛体Sの表面形状の計測処理を終了すると、得られた計測結果に関する情報を、表示制御部205に伝送する。
なお、この画像処理部203については、以下で改めて詳細に説明する。
表示制御部205は、例えば、CPU、ROM、RAM、出力装置等により実現される。表示制御部205は、画像処理部203から伝送された、計測対象物である剛体Sの計測結果を、演算処理装置200が備えるディスプレイ等の出力装置や演算処理装置200の外部に設けられた出力装置等に表示する際の表示制御を行う。これにより、形状計測装置10の利用者は、計測対象物(剛体S)の表面形状に関する計測結果を、その場で把握することが可能となる。
記憶部207は、演算処理装置200が備える記憶装置の一例であり、例えば、RAMやストレージ装置等により実現される。記憶部207には、撮像装置100の有する複数の線状レーザ光源101やカメラ111の光学的な位置関係を示す情報や、空間座標系における高さの基準位置に関する情報等といった、形状測定装置10の設計パラメータに関する情報が予め格納されている。また、記憶部207には、本実施形態に係る演算処理装置200が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等、または、各種のデータベースやプログラム等が、適宜記録される。この記憶部207は、撮像制御部201、画像処理部203、表示制御部205等が、自由に読み書きを行うことが可能である。
[画像処理部について]
続いて、図5を参照しながら、本実施形態に係る演算処理装置200が備える画像処理部203について、詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る演算処理装置が有する画像処理部の構成を示したブロック図である。
演算処理装置200の有する画像処理部203は、図5に示したように、形状データ算出部211と、形状データ補正部213と、を備える。
形状データ算出部211は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。形状データ算出部211は、撮像装置100(より詳細には、カメラ111)により生成された各時刻での光切断線画像に基づき、光切断線画像に含まれる各光切断線について、光切断線が空間座標系においてどのような位置に存在するのかを示した形状データ(xyz座標データ)を算出する。カメラ111によって撮像される光切断線の形状は、光切断線を撮像した時刻における剛体表面の形状や存在位置に応じて変化するものである。従って、光切断線が空間座標系においてどのような位置に存在するのかを示した形状データは、光切断線が照射されている位置における剛体Sの表面形状を表す3次元形状データであるといえる。すなわち、形状データ算出部211は、各時刻での光切断線画像に含まれるそれぞれの光切断線のxyz座標データを算出することで、剛体表面の3次元形状を表す形状データを算出している。
形状データ算出部211は、光切断線画像に含まれる各光切断線のxyz座標データを算出する際に、公知の光切断法を利用することが可能である。形状データ算出部211が利用する光切断法は特に限定されるものではないが、例えば図6に示したような方法を利用することができる。
以下、図6を参照しながら、形状データ算出部211で利用される光切断法の一例について、簡単に説明する。図6は、光切断法に基づく計測対象物の形状算出方法について説明するための説明図である。
光切断法は、三角測量の原理を利用して計測対象物の高さ情報を算出する方法である。例えば図6に示したような位置関係で、計測対象物と、線状レーザ光源と、カメラとが配設されている場合に、計測対象物の高さDは、以下の式101に基づいて算出される。
Figure 0005857858
ここで、上記式101において、
D:計測対象物の高さ
L:線状レーザ光源とカメラとの間の離隔距離
α:線状レーザ光源から射出された線状レーザ光とLとのなす角
β:線状レーザ光の計測対象物からの反射光とLとのなす角
である。
従って、事前の撮像装置100のキャリブレーションにより、画像中の光切断線位置に対する角度α、βを予め求めておき、記憶部207等にカメラ・レーザーのxyz座標情報を格納しておくことで、形状データ算出部211は、撮像装置100の生成した各時刻での光切断線画像を利用して、上記式102により各光切断線(線状レーザ光)のxyz座標データを算出することができる。
ここで、光切断線として用いられる線状レーザ光は、幅方向(例えば図2の線状レーザ光源101aから射出された線状レーザ光におけるy軸方向)に強度分布が存在している。そのため、形状データ算出部211は、光切断線の座標値として、光切断線の重心座標を利用することが好ましい。光切断線の重心座標は、光切断線に対応する画素の画素値を用いて算出することが可能である。光切断線の重心座標を処理に利用することで、撮像素子の画素単位よりも細かな単位で座標値を求めることが可能となり、精度を更に向上させることが可能となる。
形状データ算出部211は、各時刻の光切断線画像を利用して、各光切断線画像に含まれる複数の光切断線それぞれの空間座標系における座標データを算出すると、算出した座標データを、後述する形状データ補正部213へと出力する。
形状データ補正部213は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。形状データ補正部213は、剛体Sの表面上における光切断線L1とL2の交点の全てが3次元空間で互いに一致するように、すなわち、ある時刻においてL1によって測定された点が別の時刻においてL2によって測定された点と一致するように、形状データ算出部211により算出された形状データを補正する。より詳細には、形状データ補正部213は、光切断線画像に含まれる複数の光切断線のうちある一つの光切断線に基づいて算出された第1の形状データを、複数の光切断線のうち残りの光切断線に基づいて算出された第2の形状データを用いて補正する。これにより、形状データ補正部213は、形状データ算出部211により算出された形状データの中から、剛体Sの高さ方向振動及び回転に起因する誤差を除去する。
以下では、図7を参照しながら、形状データ補正部213が実施する形状データの補正処理について、具体的に説明する。図7は、本実施形態に係る形状データの補正処理について説明するための説明図である。
形状データ補正部213は、上述のように、ある一つの光切断線に基づいて算出された第1の形状データを、残りの光切断線に基づいて算出された第2の形状データを利用して補正する。ここで、第1の形状データは、例えば図7において、時刻t1〜tnにおける光切断線L1に基づいて算出される光切断線L1の座標データに対応しており、第2の形状データは、時刻t1〜tnにおける光切断線L2に基づいて算出される光切断線L2の座標データに対応している。
また、図7において○、●、□、■印で示した格子点は、剛体Sに振動が発生していない場合には、光切断線L1による測定値と別の時刻での光切断線L2での測定値が互いに一致しているであろう格子点を表している。
形状データ補正部213は、各時刻間の回転・平行移動に関する座標変換行列Mを設定し、形状データに含まれる全ての交点(図7における○、●、□、■印等の交点)が3次元空間で互いに一致するように、各時刻ti〜ti+1間の3次元座標を接続する座標変換行列の要素を決定する。形状データ補正部213が設定する座標変換行列Mは、以下の式111で表される行列である。下記式111で表される行列が、形状データ補正部213において、形状データを補正するための補正行列として利用されることとなる。
Figure 0005857858
ここで、上記式111の左辺第2項のうち、Tで表される行列は、空間座標系のz軸方向に沿った平行移動を表す行列であり、Ryiで表される行列は、空間座標系のy軸周りの回転を表す行列である。また、上記式111の右辺において、dzは、時刻tiにおけるz軸方向の平行移動量を表すパラメータであり、δyiは、時刻tiにおけるy軸周りの回転角を表している。
形状データ補正部213は、上記式111で表される行列を利用して下記式112により各時刻ti〜ti+1間の3次元座標を接続し、各時刻での光切断線の3次元座標を互いに関連付ける。
Figure 0005857858
ここで、各時刻tiにおける行列Mには、上記式111からも明らかなように、dz及びδyiという2つの未知数が存在している。従って、形状データの補正処理に利用する光切断線画像がN枚存在する場合には、N組の光切断線について2(N−1)個の未知数が存在することとなる。一方で、N組の光切断線を考慮する場合、存在する格子点(交点)の個数は、{N(N−1)}/2で表される。未知数の個数はNの1乗のオーダーである一方で、交点の個数はNの2乗のオーダーであるため、Nの値が大きければ、未知数の個数よりも交点に関する関係式の個数の方が多い状態となり、2(N−1)個の未知数を全て決定することが可能となる。
以下では、図7を参照しながら、補正行列Mの決定方法について、より具体的に説明する。
図7に例示した時刻t1〜時刻t5における各光切断線L1,L2に対応するxyz座標は、上述のような光切断法に基づいて形状データ算出部211により算出されている。いま、時刻t1〜t2間の補正行列Mを決定する場合に、処理に際して着目する交点は、光切断線L2(t1)と光切断線L1(t2)との交点である、x=xの○印で表される点となる。
光切断線L1(t2)に補正行列Mを作用させたものを、L1’(t2)と表すこととする。着目している交点の座標は、L2(t1)と平面x=xとの交点であると同時に、回転・平行移動後のL1’(t2)と平面x=xとの交点である。xの値は、剛体Sに振動が無いとした場合に、時刻t1〜t2の間に剛体Sが撮像装置100に対して相対的に進む距離と、光切断線L1,L2の配置、例えば図3BにおけるL1とL2のなす角と、によって決められる。
今、直線L2(t1)から算出された交点の座標をA(x,y,z)と表すこととし、直線L1’(t2)から算出された交点の座標をB(x,y,z)と表すこととする。この場合に、補正行列を作用させた後の座標Aと座標Bとは、本来同一の点となっているべきものである。従って、形状データ補正部213は、座標Aと座標Bとの間の距離dを以下の式121に基づいて算出する。
Figure 0005857858
形状データ補正部213は、上記と同様にして、全ての交点に関する補正行列使用後の2点間の距離dの和を算出し、得られた距離の和(換言すれば、補正行列使用後の交点座標の差分二乗和)を、補正行列Mを決定する際の評価関数として利用する。
上記のようにして算出した評価関数は、交点座標の差分二乗和として捉えることも可能であることから、評価関数を最小とするような補正行列Mi(i=2〜N)を決定すれば、形状データ算出部211により算出された形状データの中から、高さ方向振動及び回転に関する誤差が除去できたこととなる。従って、形状データ補正部213は、評価関数を最小とするような2(N−1)個の未知数をLevenberg−Marquardt法(例えば、非特許文献1を参照。)等の非線形最小二乗法によって決定し、得られた2(N−1)個の解を利用して、補正行列Mの内容を具体的に決定する。
ここで、2(N−1)個の未知数を求めるための計算手法は、上記のものに限定されるものではなく、例えば、多変数準ニュートン法等の勾配法を用いることもできる。
形状データ補正部213は、決定した補正行列Mを利用し、この補正行列Mを各時刻の形状データに作用させることで、下記式113のように剛体Sの表面形状を表す光切断線の座標データから、高さ方向振動及び回転に起因する誤差を除去し、初期時刻t1において外乱が無いと仮定すれば、真の表面形状を求めることが可能となる。
Figure 0005857858
以上のような補正処理を実施する形状データ補正部213は、図5に示したように、評価関数生成部221と、補正行列決定部223と、補正処理部225と、を有している。
評価関数生成部221は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。評価関数生成部221は、形状データ算出部211により算出された各光切断線の座標データと、上記式111に示した補正行列Mと、を利用して、上述のような手順により評価関数を生成する。その後、評価関数生成部221は、生成した評価関数を補正行列決定部223へと出力する。
補正行列決定部223は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。補正行列決定部223は、評価関数生成部221が生成した評価関数を利用し、例えば多変数準ニュートン法等の勾配法を利用して、評価関数の値を最小とする行列Mに含まれる全ての未知数を決定する。補正行列決定部223は、行列Mに含まれる全ての未知数の解を算出すると、算出した解を用いて行列Mを具体化し、具体化した行列Mを補正処理部225に出力する。
補正処理部225は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。補正処理部225は、補正行列決定部223により決定された補正行列Mを利用し、この補正行列Mを何れか一つの形状データに作用させることで、剛体Sの表面形状を表す光切断線の座標データから、高さ方向振動及び回転に起因する誤差を除去する。補正処理部225は、補正処理後の形状データを表示制御部205へと出力して、得られた計測結果をディスプレイ等に表示させる。これにより、本実施形態に係る形状計測装置10の使用者は、計測を行った剛体Sの形状を、その場で把握することが可能となる。
以上、図5〜図7を参照しながら、本実施形態に係る画像処理部203の機能について、詳細に説明した。
なお、上記説明では2本の光切断線L1,L2を利用して、剛体Sの表面形状を計測する場合について説明したが、3本以上の光切断線を利用する場合であっても、上記と同様にして処理を行うことが可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理部203では、剛体Sの表面上で互いに交差する2以上の光切断線を利用し、光切断線の交点座標に着目して処理を行うことで、高さ方向振動及び回転に起因する誤差をより正確に除去することが可能となり、結果として、剛体Sの表面形状をより正確に計測することが可能となる。
また、本実施形態に係る画像処理部203では、2点の高さの差を用いて傾きを求める事無く、光切断線の交点に着目して高さ方向振動及び回転の補正処理を実施するため、剛体Sの走査ピッチが小さくなった場合であっても誤差が増大せず、正確な測定を行うことが可能となる。
なお、本実施形態においては、剛体が製造ラインを搬送される場合について述べたが、剛体と撮像部とが相対的に移動していれば上記の記述はそのまま成立するため、測定対象の剛体が静止しており、撮像部がレール上などを移動する場合であっても、本実施形態に係る方法が適用可能である。
以上、本実施形態に係る演算処理装置200の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係る演算処理装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
<形状計測方法の流れについて>
続いて、図8を参照しながら、本実施形態に係る形状計測方法の流れについて、簡単に説明する。図8は、本実施形態に係る形状計測方法の流れの一例を示した流れ図である。
本実施形態に係る形状計測装置10では、まず、撮像装置100が計測対象物である剛体Sの表面を撮像して、各時刻における光切断線画像を生成し(ステップS101)、得られた光切断線画像を演算処理装置200に出力する。
演算処理装置200の画像処理部203が有する形状データ算出部211は、撮像装置100により生成された光切断線画像を利用して、公知の光切断法によって光切断線の座標データを算出する。この光切断線の座標データが、高さ方向振動及び回転を含んだ状態での剛体Sの表面形状データとなる(ステップS103)。その後、形状データ算出部211は、算出した各光切断線の座標データを、形状データ補正部213の評価関数生成部221に出力する。
続いて、評価関数生成部221は、形状データ算出部211から出力された光切断線の座標データを利用して、未知数を含んだ補正行列Mと評価関数とを生成する(ステップS105)。その後、評価関数生成部221は、生成した評価関数を補正行列決定部223に出力する。
補正行列決定部223は、評価関数生成部221により生成された評価関数の値が最小となるように、補正行列Mに含まれる全ての未知数を、公知の最適化アルゴリズムを利用して決定する。これにより、具体的な補正行列Mの要素が決定されることとなる(ステップS107)。補正行列決定部223は、全ての未知数の具体的な値を決定すると、得られた値を利用して、補正行列Mの要素を決定し、補正処理部225に出力する。
補正処理部225は、補正行列決定部223により決定された補正行列Miと、形状データ算出部211が算出した光切断線の座標データと、を利用して、形状データに含まれる高さ方向振動及び回転に起因する誤差を補正する(ステップS109)。これにより、剛体Sの表面形状を表す形状データの中から、剛体Sの高さ方向振動及び回転に起因する誤差が除去されることとなる。
以上、図8を参照しながら、本実施形態に係る形状計測方法の流れの一例について、簡単に説明した。
(ハードウェア構成について)
次に、図9を参照しながら、本発明の実施形態に係る演算処理装置200のハードウェア構成について、詳細に説明する。図9は、本発明の実施形態に係る演算処理装置200のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
演算処理装置200は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、演算処理装置200は、更に、バス907と、入力装置909と、出力装置911と、ストレージ装置913と、ドライブ915と、接続ポート917と、通信装置919とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置913、またはリムーバブル記録媒体921に記録された各種プログラムに従って、演算処理装置200内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるバス907により相互に接続されている。
バス907は、ブリッジを介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バスに接続されている。
入力装置909は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置909は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、演算処理装置200の操作に対応したPDA等の外部接続機器923であってもよい。さらに、入力装置909は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。演算処理装置200のユーザは、この入力装置909を操作することにより、演算処理装置200に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置911は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置911は、例えば、演算処理装置200が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、演算処理装置200が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置913は、演算処理装置200の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置913は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置913は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ915は、記録媒体用リーダライタであり、演算処理装置200に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体921に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体921に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体921は、例えば、CDメディア、DVDメディア、Blu−rayメディア等である。また、リムーバブル記録媒体921は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体921は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
接続ポート917は、機器を演算処理装置200に直接接続するためのポートである。接続ポート917の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート等がある。この接続ポート917に外部接続機器923を接続することで、演算処理装置200は、外部接続機器923から直接各種のデータを取得したり、外部接続機器923に各種のデータを提供したりする。
通信装置919は、例えば、通信網925に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置919は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置919は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置919は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置919に接続される通信網925は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
以上、本発明の実施形態に係る演算処理装置200の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
以下、実施例を示しながら、本発明の実施形態に係る形状計測装置及び形状計測方法について、具体的に説明する。なお、以下に示す実施例は、本発明の実施形態に係る形状計測装置及び形状計測方法のあくまでも一例であって、本発明の実施形態に係る形状計測装置及び形状計測方法が以下に示す実施例に限定されるわけではない。
<実施例1〜3>
以下に示す実施例1〜3では、図10に示したような空間座標系xyzを考え、平面z=0に剛体Sの平坦な表面が存在するものとして、シミュレーションを行った。
図10に示した座標系において、剛体Sの表面に対応する平面z=0は静止しているものとし、2本の光切断線がy軸正方向に移動するものとした。また、線状レーザ光源101のうち1つはxz平面に平行であり、もう一つはxz平面をZ軸周りに45度回転させたものと平行に配置されているものとする。
ここで、光切断線の本数は20組とし、y軸方向の光切断線のピッチΔは、5(任意単位)とした。また、2本の光切断線のはさみ角(図3Aにおける角度θ)は、45度である。
図10に示した座標系での2つの線状レーザ光に対応する面として、図10に示した平面f:y=Δ×i(0≦i<20)と、平面g:y=x+Δ×j(0≦j<20)を設定した。ここで、添字i,jは、各時刻に対応している。
上記のような光切断法により、平面fと剛体S表面との交線は、xをパラメータとして[Fyi(x),Fzi(x)]と表され、平面gと剛体S表面との交線は、同様にして[Gyj(x),Gzj(x)]と表される。z=0で表される平面に振動が無い場合には、i(>j)番目の横線[Fyi(x),Fzi(x)]と、j番目の斜め線[Gyj(x),Gzj(x)]との交点は、x=Δ(i−j)において、y=Δ・i、z=0となる。
上記式111で表される補正行列Mにより、各交線を回転・平行移動させたものを、それぞれ、[Fyi(x)’,Fzi(x)’],[Gyj(x)’,Gzj(x)’]と表記するものとする。これらに対して、パラメータx=Δ(i−j)を代入した点の距離を、以下の式131により算出し、全ての交点にわたる和を評価関数とした。
Figure 0005857858
その後、得られた評価関数に含まれる190個の未知数を、多変数準ニュートン法により決定して、具体的な補正行列Mを算出し、平面fを用いて形状データの補正処理を実施した。
また、従来の1本の光切断線を利用した光切断法を利用して、平面fで表される光切断線から得られる形状データを比較した。
[実施例1]
実施例1では、平面z=0に対して、0.1×sin(y/16)で表されるz軸方向の振動(すなわち、剛体の高さ方向振動)を与えて各光切断線f,gを算出し、本発明の実施形態に係る形状計測方法及び従来法による光切断法を用いて、形状データの補正処理を実施した。得られた結果は、図11に併せて示した。
図11の上段は、従来の光切断法による形状計測結果を示した比較例である。比較例のグラフ図から明らかなように、従来の1本の光切断線を用いた光切断法では、平面z=0に与えられた振動を剛体の表面形状と誤認してしまい、正確な表面形状(すなわち、z=0で表される表面)が再現できていないことがわかる。
図11の下段は、本発明の実施形態に係る形状計測方法による形状計測結果を示した実施例である。実施例のグラフ図から明らかなように、補正後の剛体の表面形状はz=0に対応する平面となっており、z軸方向の振動が存在している場合であっても、剛体の表面形状を正確に再現できていることがわかる。
[実施例2]
実施例2では、平面z=0に対して、−0.01×sin(y/100)で表されるy軸周りの回転(すなわち、剛体の回転)を与えて各光切断線f,gを算出し、本発明の実施形態に係る形状計測方法及び従来による光切断法を用いて、形状データの補正処理を実施した。得られた結果は、図12に併せて示した。
図12の上段は、従来の光切断法による形状計測結果を示した比較例である。比較例のグラフ図から明らかなように、従来の1本の光切断線を用いた光切断法では、平面z=0に与えられた振動を剛体の表面形状と誤認してしまい、正確な表面形状(すなわち、z=0で表される表面)が再現できていないことがわかる。
図12の下段は、本発明の実施形態に係る形状計測方法による形状計測結果を示した実施例である。実施例のグラフ図から明らかなように、補正後の剛体の表面形状はz=0に対応する平面となっており、y軸周りの振動が存在している場合であっても、剛体の表面形状を正確に再現できていることがわかる。
[実施例3]
実施例3では、平面z=0に対して、0.1×sin(y/16)で表されるz軸方向の振動と、−0.01×sin(y/100)で表されるy軸周りの回転との双方を与えて各光切断線f,gを算出し、本発明の実施形態に係る形状計測方法及び従来による光切断法を用いて、形状データの補正処理を実施した。得られた結果は、図13に併せて示した。
図13の上段は、従来の光切断法による形状計測結果を示した比較例である。比較例のグラフ図から明らかなように、従来の1本の光切断線を用いた光切断法では、平面z=0に与えられた振動を剛体の表面形状と誤認してしまい、正確な表面形状(すなわち、z=0で表される表面)が再現できていないことがわかる。
図13の下段は、本発明の実施形態に係る形状計測方法による形状計測結果を示した実施例である。実施例のグラフ図から明らかなように、補正後の剛体の表面形状はz=0に対応する平面となっており、z軸方向の振動及びy軸周りの振動の双方が存在している場合であっても、剛体の表面形状を正確に再現できていることがわかる。
[実施例4]
次に、実施例4として、本発明の実施形態に係る形状計測方法と、特許文献1に挙げた先行技術との比較を示す。実施例4では、実施例3と同様の振動を与え、更に、測定値に対して、平均値0、標準偏差0.01の正規分布雑音を加えている。
図14(a)は、図13と同じく1本の光切断線での測定値である。図14(b)は、先行技術のように、x軸に平行な2本の光切断線から各時刻でのx位置での表面傾きを求め、y軸の正方向に積分した比較例である。このように、先行技術に基づく比較例では、積分することによりオフセットが発生することが分かる。
図14(c)は、本発明の実施形態に係る形状計測方法による形状計測結果を示した実施例である。図14(c)に示した実施例のグラフ図から明らかなように、補正後の剛体の表面形状にはオフセットが発生しておらず、z=0なる剛体の表面形状が、ほぼ再現されている。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 形状計測装置
100 撮像装置
101 線状レーザ光源
111 カメラ
200 演算処理装置
201 撮像制御部
203 画像処理部
205 表示制御部
207 記憶部
211 形状データ算出部
213 形状データ補正部
221 評価関数生成部
223 補正行列決定部
225 補正処理部

Claims (3)

  1. 剛体の長手方向に沿って当該剛体と相対移動する2台の線状レーザ光源から、剛体表面に対して照射された2本の線状レーザ光による2本の光切断線を、所定の長手方向間隔で撮像することにより、前記線状レーザ光ごとに複数の光切断線を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置により撮像された画像に対して画像処理を実施して、前記剛体表面の形状を算出する演算処理装置と、
    を備え、
    前記撮像装置は、
    前記2本の光切断線が前記剛体表面において互いに平行でないように設置された2台の線状レーザ光源と、
    前記2本の光切断線を所定の長手方向間隔に対応する各時刻に撮像して、各時刻における光切断線画像を生成する1台のカメラと、
    を有し、
    前記剛体の幅方向と長手方向とで張られる平面内の角度φと、当該平面からの角度ψと、の組み合わせ(φ,ψ)として方位角を規定したときに、前記2台の線状レーザ光源と前記カメラとは、前記方位角のうちの前記角度ψが互いに異なるように設置されており、
    前記演算処理装置は、
    前記撮像装置により生成された各時刻での前記光切断線画像に基づいて、前記剛体表面の3次元形状を表す形状データを算出する形状データ算出部と、
    前記光切断線画像に含まれる2本の前記光切断線のうちある1本の前記光切断線である第1の光切断線に基づいて算出された第1の前記形状データを、前記2本の光切断線のうち残りの前記光切断線である第2の光切断線に基づいて算出された第2の前記形状データを用いて補正し、算出された前記形状データの中から前記剛体の高さ方向振動及び長手方向軸周りの回転に起因する誤差を除去する形状データ補正部と、
    を有し、
    前記形状データ補正部は、
    前記第1の光切断線と、当該第1の光切断線とは異なる時刻に撮像された前記第2の光切断線と、によって前記剛体上に形成された格子における、当該第1の光切断線と当該第2の光切断線の全ての交点について、前記第1の形状データと前記第2の形状データとの差分を用いて規定される評価関数が最小となるように、前記補正に用いる行列を決定し、
    決定した前記行列を前記第1の形状データに作用させることで、当該第1の形状データから前記誤差を除去する
    ことを特徴とする、形状計測装置。
  2. 前記2台の線状レーザ光源は、当該2台の線状レーザ光源から射出される2本の前記線状レーザ光が前記剛体表面に対してそれぞれ垂直に入射するように配設され、
    前記カメラは、前記剛体表面に対して斜め方向から2本の前記線状レーザ光による2本の光切断線を撮像する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の形状計測装置。
  3. 剛体の長手方向に沿って当該剛体と相対移動する2台の線状レーザ光源から、剛体表面に対して照射された2本の線状レーザ光による2本の光切断線を、所定の長手方向間隔で撮像することにより、前記線状レーザ光ごとに複数の光切断線を撮像するものであり、前記2本の光切断線が前記剛体表面において互いに平行でないように設置された2台の線状レーザ光源と、前記2本の光切断線を所定の長手方向間隔に対応する各時刻に撮像して、各時刻における光切断線画像を生成する1台のカメラと、を有し、前記剛体の幅方向と長手方向とで張られる平面内の角度φと、当該平面からの角度ψと、の組み合わせ(φ,ψ)として方位角を規定したときに、前記2台の線状レーザ光源と前記カメラとは、前記方位角のうちの前記角度ψが互いに異なるように設置されている撮像装置により、剛体表面の各時刻での前記光切断線画像を生成するステップと、
    生成された各時刻での前記光切断線画像に基づいて、前記剛体表面の3次元形状を表す形状データを算出するステップと、
    前記光切断線画像に含まれる2本の前記光切断線のうちある1本の前記光切断線である第1の光切断線に基づいて算出された第1の前記形状データを、前記2本の光切断線のうち残りの前記光切断線である第2の光切断線に基づいて算出された第2の前記形状データを用いて補正し、算出された前記形状データの中から前記剛体の高さ方向振動及び長手方向軸周りの回転に起因する誤差を除去するステップと、
    を含み、
    前記誤差を除去するステップでは、
    前記第1の光切断線と、当該第1の光切断線とは異なる時刻に撮像された前記第2の光切断線と、によって前記剛体上に形成された格子における、当該第1の光切断線と当該第2の光切断線の全ての交点について、前記第1の形状データと前記第2の形状データとの差分を用いて規定される評価関数が最小となるように、前記補正に用いる行列を決定し、
    決定した前記行列を前記第1の形状データに作用させることで、当該第1の形状データから前記誤差を除去する
    ことを特徴とする、形状計測方法。
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