JP5855044B2 - 加熱調理容器 - Google Patents

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本発明は、グリル装置のグリル庫内に収容して加熱調理することが可能な食材が収納される加熱調理容器に関する。
従来、鍋などが載置されて鍋内の食材を加熱するガスコンロと、魚などの食材を焼成して調理するグリル装置とを備える加熱調理器が知られている(例えば特許文献1参照)。
この加熱調理器のグリル装置は、近年、食材を収納する蓋付きの加熱調理容器を用いて、パンやケーキを焼いたり、蒸し料理、煮込み料理を行なうことが行なわれている。
このような加熱調理器は、グリル装置のグリル庫内の高さ寸法は制限されてしまう。そこで、グリル庫内に収容される加熱調理容器は、高さをできるだけ高くするために、加熱調理容器の蓋体に設ける取っ手を上面中央に突出させて設けるのではなく、蓋体の側部に水平方向に延びるように形成されたものが増えてきている。特に、グリル庫内の上方に上火バーナが設けられている場合には、蓋体の上面中央に取っ手が設けられていると取っ手自体が上火バーナで直接加熱されて熱くなってしまう。
そして、蓋体の側部に取っ手を設ける場合、蓋体を容器本体に装着したときに、容器本体の取っ手と蓋体の取っ手とが密着していると、加熱直後に加熱調理容器をグリル庫から取り出す際は、手にミトンを装着して容器本体の取っ手と蓋体の取っ手とを同時につかんで取り出すため取り出し作業は行ない易い。
また、グリル庫への出し入れの作業性を考えると、グリル扉は前後に引く構成であるので加熱調理容器をグリル庫にセットしたときに各取っ手を前後となる位置に設けるよりは、左右に設ける方が出し入れの作業性がよい。
特開2010−42075号公報
ところで、加熱調理容器をグリル庫から取り出した直後は、容器本体を蓋体で覆った状態となっているので各取っ手が密着していると、手にミトンを嵌めたまま、容器本体から蓋体を取り外す際に蓋体の取外し作業が行い難い。そこで、特許文献1にも開示されているように、容器本体の取っ手と蓋体の取っ手との間に隙間を設けて、各取っ手の間に指を入れ易くして蓋体を容器本体から取り外し易くしている。
しかしながら、加熱調理容器の左右に取っ手がある場合、グリル庫から加熱調理容器を取り出す際に、左右どちらかの各取っ手を一度に掴んだとき、容器本体の取っ手と蓋体の取っ手との間に大きな隙間が形成されているために、蓋体の取っ手の端部が容器本体の取っ手の端部に接触する方向に向かって移動して蓋体がひっくり返ってしまう可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされた発明であって、グリル庫へ配置したときに左右となる位置に設けられる容器本体の取っ手と蓋体の取っ手とを、蓋体を取り外し易くするためにこれら取っ手の間に隙間を形成したとしても、蓋体が左右の取っ手の一方側に向かってひっくり返ることなく確実に調理容器の持ち運びを行なえ、蓋体の取外し作業を簡単に行なうことができる加熱調理容器を提供することを目的とする。
本発明は、グリル装置のグリル庫内に収容して加熱調理をすることが可能な食材が収納される加熱調理容器であって、
グリル庫内に載置可能で所定の深さを有する容器本体と容器本体を覆う蓋体とを有し、
容器本体は側面のグリル庫内に設置した際に左右となる位置に本体側取っ手が形成され、
蓋体は容器本体の本体側取っ手と対向する位置に蓋体側取っ手が形成されており、
本体側取っ手と蓋体側取っ手とは、容器本体を蓋体で覆った状態のときに、これら取っ手間の距離が指先が挿入可能な隙間を有するように形成されると共に、少なくとも左右どちらか一方の蓋体側取っ手の下面側又は少なくとも左右どちらか一方の本体側取っ手の上面側に、蓋体が容器本体の開口部と接触する位置を支点として一方の本体側取っ手に向かって傾いたときに本体側取っ手の上面又は蓋体側取っ手の下面に圧接する凸状部が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、蓋体側取っ手の下面又は本体側取っ手の上面に凸状部が形成されているので、本体側取っ手と蓋体側取っ手との間に指先が挿入可能な隙間が形成されているために、蓋体が被せられた容器本体に対して、左右一方の本体側取っ手と蓋体側取っ手とを同時に掴んだ場合でも、蓋体がひっくり返る前に凸状部が容器本体の本体側取っ手の上面又は蓋体側取っ手の下面に圧接するので、蓋体がそれ以上浮き上がることはなく、蓋体がひっくり返るのを阻止することができる。
また、本発明の加熱調理容器は、蓋体側取っ手又は本体側取っ手に形成される凸状部を容器本体の側面の前後方向に少なくとも2箇所設けられる突起により形成することが好ましい。
このような構成によれば、取っ手が容器本体の側面に沿って長く形成されていても、蓋体が所定の傾きとなるまで一方側端部が浮き上がったときに2箇所以上の突起によって確実にそれ以上浮き上がることを阻止することができる。
また、本発明の加熱調理容器は、本体側取っ手と蓋側取っ手とは、各取っ手間の距離が外側に向かって広がるように水平方向に対して傾斜するように形成することが好ましい。
このように、各取っ手を外側に向かって広がるように形成することで、手にミトンを装着していても、取っ手間にミトンを装着したまま指を容易に挿入できる。
また、本発明の加熱調理容器は、蓋体側取っ手の外側先端部の高さが蓋体の中央上面の高さより高くなるように蓋体側取っ手が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、蓋体を容器本体から取外した後にひっくり返して台などの上に置いた時に、蓋体側取っ手のみを台などに接触させ、蓋体の本体側は台などに接触しないようにすることができるので、蓋体の汚れが台などへ付着することをできるだけ防ぐことができる。特に、蓋体に複数の孔が形成されている場合には、蓋体の上面が汚れ易いのでこの付着した汚れが台などに付着することを防止できる。
また、本発明の加熱調理容器は、蓋体の蓋体側取っ手が、上面側が外側先端部から内方に向けて水平に伸び又は下方に傾斜するように形成されると共に、蓋体における蓋体側取っ手との連結部の上面側に凹部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、蓋体と共に容器本体を持つ場合、掌を蓋体側取っ手の傾斜面にフィットさせながら親指を蓋体側取っ手との連結部に形成した凹部にフィットさせることができるので、加熱調理容器全体を安定して持つことができる。
以上のように、本発明の加熱調理容器は、蓋体で覆われた容器本体に対して、左右一方の本体側取っ手と蓋体側取っ手とを同時に掴んだ場合でも、蓋体がひっくり返る前に凸状部を容器本体の本体側取っ手の上面又は蓋体側取っ手の下面に圧接させることができるので、蓋体がそれ以上傾くことがなく、蓋体がひっくり返るのを阻止することができる。
本発明の実施形態1に係る加熱調理容器を加熱するグリル装置を備えるガスコンロの全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る加熱調理容器の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る加熱調理容器の断面斜視図である。 本発明の実施形態1に係る加熱調理容器の断面図であって、蓋体の移動軌跡を示す。 本発明の実施形態2に係る加熱調理容器を加熱するグリル装置を備えるガスコンロの全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る加熱調理容器の斜視図である。 本発明の実施形態3に係る加熱調理容器の断面図である。
[実施形態1]
以下に、本発明の実施形態1に係る加熱調理容器について、図1から図4を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態1の加熱調理容器1は、ガスコンロ10に組み付けられたグリル装置14によって加熱される。
ガスコンロ10は、システムキッチンのカウンタトップ内(図示せず)に埋設して使用するビルトイン式のガスコンロ10であり、このガスコンロ10にグリル装置14が組み込まれている。
ガスコンロ10は、天板11の上面に、鍋やフライパン等の調理器具を支持する五徳12が3つ載置されているとともに、各五徳12の中央には、ガスの燃焼炎によって調理器具を加熱するコンロバーナ13が配設されている。
グリル装置14は、ガスコンロ10の内部に設けられており、魚などの被調理物を加熱調理するためのグリル庫15を備えている。グリル庫15は、図示していないが、内部の天井部と側面底部にガスバーナによる加熱部が組み付けられている。また、グリル庫15の前面は、グリル扉16により開閉され、焼き網や後述する加熱調理容器1を設置させるためのトレー17と共にグリル扉16を前後にスライドさせてグリル扉16を開閉する。グリル扉16を前後に摺動させることにより、トレー17を引き出したり収納したりする。
加熱調理容器1は、図1〜図4に示すように、食材が収納される平面視略矩形状をした容器本体2と、この容器本体2の上部開口部21に被せて取り付けられる平面視略矩形状をした蓋体3とから構成されている。本実施形態1では、加熱調理容器1は、図1に示すように、長手方向が前後方向となるように、グリル庫15のトレー17に配置するようになっている。
本実施形態1に係る加熱調理容器1は、主として焼き料理をグリル装置14で行なうために用いられる。そのため、加熱調理容器1の蓋体3には、内部の食材への焼き色をつけ易くするために、多数の長孔32が形成されている。本実施形態1では、加熱調理容器1は、鋳鉄から形成されているが、鋳鉄に限らず、銅、アルミ等の他の金属、陶器、ガラスなどのセラミックから形成してもよい。
加熱調理容器1の容器本体2は、平面視が長方形状をしており、4cm程度の比較的浅い深さを有する。底面は中央部が少し盛り上がった状態に形成されており、内部で食材を焼いたときに出る脂が底部の外周部に溜まるようになっている。
また、容器本体2は、側面のうち一対の長辺側面における開口部21の近くに長辺側面と略同じ長さのフランジ状の本体側取っ手22が形成されている。これら本体側取っ手22は、図3及び図4に示すように、外側が下方に向けて傾斜するように形成されている。さらに、本体側取っ手22は、長手方向中央部ほど長辺側面から水平方向への突出長さが長くなるように外縁が円弧状に形成され、内側から外側にいくほど厚みが厚くなるように形成されている。
加熱調理容器1の蓋体3も、平面視が略矩形状をしており、上面が上方に向けて少し盛り上がるように形成されている。蓋体3の面積は、容器本体2の開口部21の開口面積よりも大きく、蓋体3の容器本体2と対向する下面で容器本体2の開口部21の内側には、開口部21に沿って嵌まり込む環状突起31が形成されている。そして、環状突起31の内方に上述した多数の長孔32が形成されている。これら長孔32は、蓋体3の長手方向に沿って形成されている。
これら長孔32は、本実施形態1では、長手方向に沿って形成したが、左右方向に延びるように形成してもよいし、斜めに形成してもよいし、角部を丸くしたハニカム形状の孔を多数形成してもよい。ハニカム形状の孔を形成することにより、強度が得られながら蓋体3の面積に対する開口面積をできるだけ大きくすることができるので、内部の食材への焼き目も入り易くなる。
また、蓋体3には、蓋体3の環状突起31を容器本体2の開口部21に嵌め合わせた状態で、容器本体2の本体側取っ手22と対向する位置に外側に向けて延設される蓋体側取っ手33が形成されている。蓋体側取っ手33も、一対の長辺部に形成され、図2〜図4に示すように、外側が上方に向けて傾斜するように形成されている。さらに、蓋体側取っ手33は、長手方向中央部ほど外側に向けて延設される長さが長くなるように外縁が略円弧状に形成され、蓋体側取っ手33の長手方向中央部に手先を挿入できる大きさを有する長孔からなる手挿入部34が形成されている。
本実施形態1では、本体側取っ手22を下方に向けて傾斜させ、蓋体側取っ手33を上方に向けて傾斜させることにより、容器本体2に蓋体3を被せたときに、各取っ手22,33の外側端部の間の距離が広くなる。その結果、手にミトンを装着したままの状態でも各取っ手22,33の間に指先を容易に入れることができるので、容器本体2から蓋体3を取り外す際に簡単に蓋体3の取外しが行える。
また、左右の各蓋体側取っ手33の下面には、長手方向に沿って所定の間隔を空けて手挿入部34を挟むように2つの突起35(本発明の凸状部)が突設されている。これら突起35は、図4に示すように、容器本体2に蓋体3を被せた状態で、左右どちらか一方の本体側取っ手22と蓋体側取っ手33とを同時に掴むことにより、蓋体3が容器本体2の開口部と接触する位置を支点としてこの一方の本体側取っ手22の外方端部に向かってひっくり返らない程度の所定角度まで傾いたときに(図4の2点鎖線で示す)容器本体2の本体側取っ手22の上面に圧接するようになっている。
これら突起35により、うっかり左右一方側の取っ手22,33だけを掴んでしまって蓋体3の左右他方側が浮き上がっても、一方側の蓋体側取っ手33に形成されている突起35が本体側取っ手22の上面に圧接して、それ以上蓋体3が浮き上がるのが阻止され、蓋体3のひっくり返りを防ぐことができる。
本実施形態1では、容器本体2の本体側取っ手22及び蓋体3の蓋体側取っ手33の長手方向の長さが長いので、突起35を複数形成することで確実に蓋体3の浮き上がりを阻止することができる。なお、本実施形態1では、突起35は2つ形成したが、取っ手の長さに応じて3つ以上形成することができる。また、突起は、取っ手の長手方向に延びるように長尺な突起を1つ形成してもよい。
[実施形態2]
実施形態1に係るグリル装置14では、加熱調理容器1として、容器本体2の深さが比較的浅く、蓋体3に多数の長孔32が形成された焼き用の加熱調理容器1について説明したが、図5及び図6に示す本実施形態2のように、加熱調理容器4は、容器本体41の深さが深く、蓋体42に多数の長孔が形成されていないいわゆるダッチオーブンタイプのものにも、本発明の加熱調理容器の取っ手の構成を適用することができる。本実施形態2の加熱調理容器4は、通常オーブンで調理するパンやケーキなどの焼き料理、煮込み料理、蒸し料理などをグリル装置14で行なうために用いられる。
本実施形態2に係る加熱調理容器4は、容器本体41は、実施形態1の容器本体2と深さが異なるだけで他の構造は同じである。同じ構成部分については同じ符号で示し、説明を省略する。
本実施形態2に係る加熱調理容器4の蓋体42は、中央部に多数の長孔が形成されていないことを除いて実施形態1の蓋体3と構成が同じである。同じ構成部分については同じ符号で示し、説明を省略するが、本実施形態2の蓋体42も、左右の蓋体側取っ手33の下面に2つの突起35が形成されている。
本実施形態2のダッチオーブンタイプの加熱調理容器4においても、蓋体42に形成した突起35により蓋体42がひっくり返るのを阻止することができる。
[実施形態3]
加熱調理容器の蓋体に設ける取っ手は、実施形態1に係るグリル装置14の蓋体3のように側方に設けるタイプの他、蓋体の上面の中央部に設ける場合もある。このように蓋体の上面の中央部に取っ手を設ける場合には、蓋体を容器本体から取り外してひっくり返して台の上に置いた時に、バランスが悪いために蓋体が傾き、蓋体の裏面に付着した水滴が台の上にこぼれてしまう。
また、実施形態1に係るグリル装置14の蓋体3のように、複数の長孔が形成された蓋体の側方に取っ手が設けられている場合、蓋体の上面の位置と取っ手の上端部の位置とが同じ高さであると、蓋体を容器本体から取り外し、ひっくり返して台の上に置いた時に、蓋体の上面が台に接触し、複数の長孔に付着している汚れが台に付着してしまう。
そこで、図7に示す本実施形態3の加熱調理容器1Aのように、蓋体3aの蓋体側取っ手33の形状を変更することもできる。
実施形態3の加熱調理容器1Aでは、蓋体3aの蓋体側取っ手33は、外側先端部の高さが蓋体3aの中央上面の高さより高くなるようにし、蓋体3aにおける蓋体側取っ手33との連結部の上面側に凹部36を形成している。
本実施形態2に係る加熱調理容器1Aは、容器本体2は、実施形態1の容器本体2と構造は同じである。同じ構成部分については同じ符号で示し、説明を省略する。
本実施形態3に係る加熱調理容器1Aの蓋体3aも中央部に多数の長孔が形成されており、蓋体側取っ手33aの形状が実施形態1の蓋体3と構成が異なる。実施形態1の蓋体3と同じ構成部分については同じ符号で示し、説明を省略するが、本実施形態3の蓋体3aも、左右の蓋体側取っ手33aの下面に2つの突起35が形成されている。
実施形態3の蓋体3aは、図7に示すように、蓋体側取っ手33aの外側先端部の位置が、蓋体3aの中央上面の位置よりも高さaだけ高くなるように形成されている。さらに、蓋体側取っ手33aは、上面側が外側先端部から内方に向けて下方に傾斜するように形成されている。そして、この蓋体側取っ手33aの傾斜面に連続するように、蓋体3aにおける蓋体側取っ手33aとの連結部の上面に断面円弧状の凹部36を形成している。
本実施形態3の加熱調理容器1Aにおいても、蓋体3aに形成した突起35により蓋体3aがひっくり返るのを阻止することができるのは勿論のこと、蓋体3aを容器本体2から取外した後にひっくり返して台の上に置いた時に、蓋体側取っ手33aのみを台に接触させ、蓋体3aの上面は台に接触しないようにすることができるので、蓋体3aに複数の長孔32が形成されていることで、蓋体3aの上面が汚れていても付着した汚れが台に付着することを防止できる。
さらに、蓋体3aの蓋体側取っ手33aが、上面側が外側先端部から内方に向けて下方に傾斜するように形成されると共に、蓋体3aにおける蓋体側取っ手33aとの連結部の上面に凹部36が形成されているので、蓋体3aと共に容器本体2を持つ場合、掌を蓋体側取っ手33aの傾斜面にフィットさせながら親指を蓋体側取っ手33aとの連結部に形成した凹部36にフィットさせることができるので、加熱調理容器全体を安定して持つことができる。
[他の実施形態]
上記各実施形態では、凸状部として複数の突起を形成するようにしたが、例えば、容器本体の側面の前後方向に延びる長細いリブ状壁部により形成することもできる。
また、上記各実施形態では、左右の蓋体側取っ手の下面に凸状部である突起を形成したが、左右どちらか一方に凸状部を形成してもよい、さらに、蓋体側取っ手の下面ではなく、容器本体の本体側取っ手の上面の少なくとも左右どちらか一方に凸状部を形成してもよい。
具体的には、例えば、左右どちらか一方の蓋体側取っ手の下面に複数の突起を形成した場合、左右他方側の本体側取っ手の上面に複数の突起を形成することができる。また、左右の蓋体側取っ手の下面に1つの突起を形成し、左右の本体側取っ手の上面にも蓋体側取っ手の突起から離れた位置に1つの突起を形成することもできる。
また、左右どちらか一方の蓋体側取っ手の下面に複数の突起を形成し、左右他方側の本体側取っ手の上面に長細いリブ状壁部を形成することもできるし、左右どちらか一方の本体側取っ手の上面に複数の突起を形成し、左右他方側の蓋体側取っ手の下面に長細いリブ状壁部を形成することもできる。
なお、本発明に係るグリル装置は、上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を施すことが可能である。
また、上記実施形態に係るグリル装置は、ガスコンロに組み込まれるものを挙げたが、IHコンロなどの各種の加熱調理器に組み込まれたものでもよく、また、独立に設置されるグリル装置に適用することもできる。
1,1A 加熱調理容器
2 容器本体
3,3a 蓋体
4 加熱調理容器
10 ガスコンロ
11 天板
12 五徳
13 コンロバーナ
14 グリル装置
15 グリル庫
16 グリル扉
17 トレー
21 開口部
22 本体側取っ手
31 環状突起
32 長孔
33,33a 蓋体側取っ手
34 手挿入部
35 突起
41 容器本体
42 蓋体

Claims (5)

  1. グリル装置のグリル庫内に収容して加熱調理をすることが可能な食材が収納される加熱調理容器であって、
    グリル庫内に載置可能で所定の深さを有する容器本体と容器本体を覆う蓋体とを有し、
    容器本体は側面のグリル庫内に設置した際に左右となる位置に本体側取っ手が形成され、
    蓋体は容器本体の本体側取っ手と対向する位置に蓋体側取っ手が形成されており、
    本体側取っ手と蓋体側取っ手とは、容器本体を蓋体で覆った状態のときに、これら取っ手間の距離が指先が挿入可能な隙間を有するように形成されると共に、少なくとも左右どちらか一方の蓋体側取っ手の下面側又は少なくとも左右どちらか一方の本体側取っ手の上面側に、蓋体が容器本体の開口部と接触する位置を支点として一方の本体側取っ手に向かって傾いたときに本体側取っ手の上面又は蓋体側取っ手の下面に圧接する凸状部が設けられていることを特徴とする加熱調理容器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理容器において、
    蓋体側取っ手又は本体側取っ手に形成される凸状部は、容器本体の側面の前後方向に少なくとも2箇所設けられる突起により形成されている加熱調理容器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の加熱調理容器において、
    本体側取っ手と蓋体側取っ手とは、各取っ手間の距離が外側に向かって広がるように水平方向に対して傾斜するように形成されている加熱調理容器。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の加熱調理容器において、
    蓋体の蓋体側取っ手は、外側先端部の高さが蓋体の中央上面の高さより高くなるように形成されている加熱調理容器。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の加熱調理容器において、
    蓋体の蓋体側取っ手は、上面側が外側先端部から内方に向けて水平に伸び又は下方に傾斜するように形成されると共に、蓋体における蓋体側取っ手との連結部の上面側に凹部が形成されている加熱調理容器。
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