JP5854813B2 - 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム。 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム。 Download PDF

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Description

本発明は、印刷物上に印刷された線の線幅を計測する技術に関する。
電子写真プロセスによる画像形成装置が長期間使用されると、画像形成装置の有する各ユニットの特性が変わり、初期の頃と比べると、印刷される線(特に微細な線である細線)は細くなることがある。そこで印刷される線の線幅を補正する技術がある。この技術では、画像形成装置で印刷される線の線幅を計測して線幅の補正量を決めることが行われている。
特許文献1は、線の印刷された印刷物を読み取って、読み取った線の画像から、印刷された線の線幅を計測する技術を開示する。この技術では、読み取った線の画像を含む所定の領域において、線の画像を構成する黒画素の数をカウントし、カウントされた画素数の総和から線幅を求める。
特許文献1の開示する技術のように、所定の領域における黒画素数をカウントすることによって、線の画像の全体の領域における黒画素数をカウントする場合よりも、処理を高速化することができる。
特開平11−108631
黒画素数をカウントするために、画像の各画素は、画素値と閾値とを比べることで黒画素と白画素に2値化される。この場合、印刷の際の画像のかすれによって画素の画素値が閾値を超えたり超えなかったりする場合がある。この場合、画素は白画素になったり、黒画素になったり定まらない。
そのため特許文献1の技術では、画像のかすれの程度が考慮されていないため、所定の領域内でカウントされる画素数は、実際の線幅の示す画素数よりも少なくなってしまう場合がある。また、線幅が細い線ほど、この画像のかすれによる影響をより受ける。
具体的に述べると、例えばかすれの影響をあまり受けない4画素幅で印刷された線の画像を2値化して黒画素をカウントすると、かすれの程度は小さいので、2値化後にカウントされる黒画素数はそれほど少なくならない。そのため、黒画素数に基づいて求められる線幅は、実際の線幅とほぼ同等のものとなる。
一方で、かすれの影響をより受ける1画素幅で印刷された線を2値化して黒画素をカウントすると、2値化によってたまたま白画素化される画素が多くなるので、カウントされる黒画素数は少なくなる。そのため、カウントされた黒画素数に基づいて求められる線幅は、実際の線幅よりも狭いものとなる。
本発明は、上記の課題に鑑みたものであり、線幅に応じたかすれの影響を考慮して線幅を測定できるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、第1の線幅の線の画像および第2の線幅の線の画像をシートに印刷して印刷物を出力する印刷手段と、前記印刷物を読み取ることで読取画像を取得する読み取り手段と、所定の閾値を用いた2値化処理を前記読取画像に行うことによって、前記読取画像におけるそれぞれの線に対応する画素を黒画素化した2値化画像を生成する2値化手段と、前記2値化画像におけるそれぞれの線に対して、それぞれの線の線幅に基づいた幅の大きさを持つ領域を設定する領域設定手段と、線幅ごとに設定された領域内で、前記2値化画像におけるそれぞれの線に対応する黒画素の数をカウントする計数手段と、前記計数手段でカウントされた黒画素の数に基づき、前記印刷物上の線の測定線幅を導出する導出手段と、を有する画像処理装置であって、前記第1の線幅が前記第2の線幅よりも細い場合、前記領域設定手段で第1の線幅の線に対して設定される領域の幅の大きさは、前記領域設定手段で前記第2の線幅の線に対して設定される領域の幅の大きさよりも、大きいことを特徴とする。
本発明によれば、線幅に応じたかすれの程度を考慮して、画素をカウントするための領域の幅を大きくするので、線幅をより精度よく測定することが可能となる。
画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。 画像処理部の構成の一例を示す図。 線幅の自動補正処理の処理フローを示すフローチャート。 線幅補正値演算処理を実行する処理モジュールのブロック図。 線幅補正値演算処理の処理フローを示すフローチャート。 ターゲット設定画面の一例を示す図。 ターゲット線幅の変換テーブルを示す図。 測定チャートの印刷指示画面の一例を示す図。 測定チャートの読み取り指示画面の一例を示す図。 適用確認画面の一例を示す図。 かすれの程度の異なる線を示す図。 かすれの程度の異なる線のプロファイルを示す図。 2値化データの一例を示す図。 黒画素カウント領域の例を示す図。 黒画素カウント領域における理想的な1画素幅の線の例を示す図。 線幅補正値演算処理によって求められる各データの一例を示す図。 線幅補正値演算処理によって求められる各データに基づいた線幅補正の例を示す図。 補正レベルに応じた線幅補正の一例を示す図。 上質紙を用いた測定チャートにおける2値化データと黒画素カウント領域の一例を示す図。 再生紙を用いた測定チャートにおける2値化データと黒画素カウント領域の一例を示す図。 線幅の自動線幅処理をユーザーに促す画面の一例を示す図。
以下、図面を用いて本発明について説明する。
(実施例1)
図1は、本実施例の画像処理装置であるMFP(MultiFunction Peripheral)100のハードウェア構成の一例を示す図である。
MFP100は、制御部101、読取部102、画像処理部103、印刷部104、操作部105を有する。
制御部101は、不図示のCPU、ROM、RAMを有し、これらが協調して動作することで各処理部102〜106を制御する制御部として機能する。なお、制御部101はMFP100全体の動作を統括的に制御する。
読取部102は、線幅測定のための各種線幅の線を印刷した印刷物を読み取ることで読取画像を取得する。
画像処理部103は、印刷すべき画像データにスクリーン処理や線幅補正などのさまざまな画像処理を行って、印刷用画像データを生成する。
印刷部104は、画像処理部103で生成した印刷用画像データに基づいて、シート(上質紙や再生紙やOHPシートなどの記録媒体)に現像剤(トナー)などで画像形成を行い、印刷物を出力する。なお、本実施例においてシートは上質紙を用いる。
操作部105は、ユーザー指示に基づいて各種の情報を制御部101へ送信するユーザーインターフェースである。
記憶部106は、読取部102で読み取った画像の画像データを記憶し、制御部101の制御で読み出し解析処理に用いられる部分である。また、記憶部106は、線幅測定に使用される測定用画像データを記憶している。また、記憶部106は、後述の図3、図5のフローチャートに示される一連の処理を実行するためのコンピュータプログラムを記憶する。
[画像処理部]
図2は、画像処理部103の構成を示した図である。
画像処理部103は、輝度濃度変換処理部201、線幅補正処理部202、スクリーン処理部203を有する。
輝度濃度変換処理部201は、画像データが輝度データの場合、画像データを輝度から濃度に変換して線幅補正処理部202へ画像データを出力し、画像データが濃度データの場合、濃度データのまま画像データを線幅補正処理部202へ出力する。
線幅補正処理部202は、画像データ内の線の部分を検出し、その線の線幅を判定し、判定した線幅と、制御部101の不図示のRAMに記憶されている線幅補正値とに基づいて、画像データ内の線の線幅を補正する。そして線幅補正処理部202は、補正後の画像データをスクリーン処理部203へ出力する。
スクリーン処理部203は、多値の画像データに対して印刷部104で印刷できるようにスクリーン処理を行い、たとえば2値スクリーン化する。そして、スクリーン処理部203は、スクリーン処理後の画像データを印刷用画像データとして印刷部104へ出力する。
[線幅の自動補正]
図3のフローチャートは、線幅の自動補正の一連の処理を示したものであって、制御部101が各処理部を制御することによって実行される。すなわち、制御部101のCPUが、図3のフローチャートを実行するためのプログラムを記憶部106から読み出して制御部101のRAMにロードし、実行することで、図3に示される一連の処理は実現される。また、図3のフローチャートの処理は、ユーザー指示に基づいて操作部105が線幅の自動補正の実行命令を制御部101に送信し、制御部101がこの実行命令を受信した場合に実行されるようになっている。以下図3のフローの説明を行う。
ステップS401において、制御部101は、自動補正時の線幅のターゲットの設定を行う。
制御部101は、操作部105に図6に示すようなターゲットの設定画面を出す。ユーザーは、その画面内から希望のターゲットを選択し、操作部105を操作する。そして操作部105は、ユーザーに指示されたターゲットの情報を制御部101へ送信する。
この自動補正のターゲットとは、線幅を補正する際の目標とする線幅の傾向を示す。例えば、「太め」をユーザー指示した場合、補正後の線幅は、「標準(初期値)」が指示された場合よりも太くなる。本実施例では、ユーザーはターゲットの情報として「標準(初期値)」701を指示したものとして、以下説明する。
制御部101は、操作部105から、ユーザーによって指示された自動補正のターゲットを示す情報を受信し、予め記憶部106に記憶されている図7に示す変換テーブルを、ターゲットを示す情報に基づいて参照してターゲット線幅を決定する。図7は指示されてターゲットから、各画素幅の線の補正目標となる線幅(ターゲット線幅)を求めるためのテーブルである。すなわち、制御部101は、図7の変換テーブルのうち、ターゲットを示す情報の列を参照することで、この列中の数値を、各画素幅の線に対応するターゲット線幅に決定する。
例えば、制御部101は、操作部105から「標準(初期値)」701が指示されたことを示す情報を受信し、補正の目標となる線幅(ターゲット線幅)を決定する。すなわち、「標準(初期値)」が指示された場合、1〜4画素幅の線に対するターゲット線幅は、1画素幅の線に対して40μm、2画素幅の線に対して80μm、3画素幅の線に対して120μm、4画素幅の線に対して160μmの線幅が決定される。そして、処理はステップS402に進む。
ステップS402において、制御部101は、測定用画像データを印刷するための印刷条件の設定を行う。具体的には、制御部101は、測定用画像データが線幅補正処理部202で補正されないように設定を行う。そして処理はステップS403に進む。
ステップS403において、制御部101は、測定用画像データ(測定チャートの画像データ)を印刷部104で印刷する。具体的な処理について説明する。
制御部101は、操作部105に図8に示すような測定チャートの印刷指示画面を出す。ここでの測定チャートは、1画素幅、2画素幅、3画素幅、4画素幅の4種類の線幅の線を含む。図8の印刷指示画面において、ユーザーが「実行」902ボタンを押下すると、操作部105は押下されたこと検知し、その情報を制御部101へ送信する。そして、制御部101は、測定用画像データの印刷を開始する。すなわち、制御部101は、予め記憶部106に記憶してある測定用画像データを読み出して、画像処理部103へ送信する。そして、画像処理部103は、受信した画像データをステップS402で設定された印刷条件に基づき画像処理し、印刷用画像データとして印刷部104へ出力する。そして印刷部104は印刷用画像データを印刷し、測定チャートを出力する。処理はステップS404に進む。
ステップS404において、読取部102は、測定チャートを読み取る。
具体的には、制御部101は、操作部105に図9に示すような測定チャートの読み取り指示画面を表示させる。この指示画面は、測定チャートの読取部102の原稿台に対する置き方をユーザーに示すものである。なお、読取部102が自動紙送りによる読み取りを行うものであれば、測定チャートの読取面の上下左右をユーザーに示せばよい。
そしてユーザーは、測定チャートを読取部102に正しい向きで置いて、「実行」1001ボタンを押下する。操作部105は「実行」1001ボタンの押下を検知し、押下されたことを示す情報を制御部101へ送信する。そして制御部101は、読取部102に対して測定チャートの読み取りを実行するよう指示する。処理はステップS405に進む。
ステップS405において、制御部101は、読取部102によって読み取られた測定チャートの画像データ(読取画像)を記憶部106へ記憶する。処理はステップS406に進む。
ステップS406において、制御部101は、ステップS405で記憶された測定チャートの画像データを用いて線幅補正値演算処理(後述)を行い、現在の各画素幅の線幅(測定線幅)、各画素幅の線に対する線幅補正値、線幅補正後の補正後線幅を求める。処理はステップS407に進む。
ステップS407において、制御部101は、ステップS401で決定したターゲット線幅、ステップS406で求めた測定線幅および補正後線幅を、図10に示すような適用確認画面を操作部105に表示させる。処理はステップS408に進む。
ステップS408において、制御部101は、図10の「適用」1101ボタンが押されたか否かを判定する。
具体的には、ユーザーが「適用」1101ボタンを押下すると、このボタンが押下されたことを操作部105は検知し、「適用」1101ボタンが押下されたことを示す情報を制御部101へ送信する。制御部101はこの情報を受信することにより、「適用」1101ボタンが押下されたと判定し、処理をステップS409へ進める。
一方で、ユーザーが「適用しない」1102ボタンを押下すると、このボタンが押下されたことを操作部105は検知し、「適用しない」1102ボタンが押下されたことを示す情報を制御部101へ送信する。制御部101はこの情報を受信することにより、「適用」1101ボタンが押下されなかったと判定し、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS409において、制御部101は、線幅補正処理部202に対し、ステップS406で求めた線幅補正値を設定する。そして本フローチャートの処理は終了する。
[線幅補正値演算処理]
図4は、図3のステップS406の線幅補正値演算処理を実行する制御部101の処理モジュールの構成を示した図である。
2値化処理部301は、記憶部106に記憶されている測定チャートの画像データに対して2値化処理を行い、印刷された線に対応する画像部分を黒画素、背景に対応する画像部分を白画素に変換する。そして、2値化処理部301は、変換後の画像データ(2値化データ)を黒画素カウント部302に送信する。
この2値化処理は、画像データの各画素の画素値(例えば輝度値)が閾値以上であるか否かに基づいて行われる。本実施例において、測定チャートの画像データは輝度データであるので、2値化処理部301は、この閾値未満の画素値を持つ画素を黒画素、閾値以上の画素値を持つ画素を白画素とする。
黒画素カウント部302は、2値化データ(2値化画像ともいう)中の所定の領域内の黒画素数をカウントし、カウントした結果の黒画素数を線幅演算部303へ送信する。
線幅演算部303は、黒画素カウント部302でカウントされた黒画素数に基づいて、測定チャートに印刷された線の線幅(測定線幅)を演算して求め、測定線幅を線幅補正量演算部304に送信する。
線幅補正量演算部304は、受信した測定線幅に基づいて、各画素数の線幅の線がターゲット線幅となるような線幅補正量を、演算して求める。また、線幅補正処理演算部304は、求めた線幅補正量を用いて測定線幅を補正した場合の、補正後線幅を求める。
[線幅補正値演算処理の処理フロー]
図5は、図3のステップS406の線幅補正値演算処理の詳細を示したフローチャートであって、制御部101が記憶部106に記憶されている図5のフローチャートの処理を実行するプログラムを実行することによって、各ステップでの処理が実行される。また、図5の各ステップは図4で説明した各処理モジュールによって実行される。図5のフローチャートについて説明する。
ステップS501において、2値化処理部301は、2値化処理における閾値の設定を行う。2値化の閾値に関して、図11を用いて説明する。
ここで、図11(a)の細線1201は、かすれの程度が大きい1画素幅の線の例で、図11(b)の細線1203は、細線1201よりもかすれの程度が小さい、2画素幅の線の例を示している。図11(a)の細線1201の直線1202に沿ったプロファイル(読取部102で読み取った輝度値と直線1202に沿った画素位置との関係)を示したものが図12の(a)となる。直線1202に沿った画素位置での輝度値が太線で示したものとなる。また、図12(a)と同様に、図11(b)の細線1203の直線1204に沿ったプロファイルを示したものが図12(b)となる。
2値化処理部301は、図12でいうところの閾値1301として、「105」を設定する。なおこの閾値は一例であり本実施例はこれに限られない。
ステップS502において、2値化処理部301は、測定チャートの画像データに対して、ステップS501で設定した閾値を用いて2値化処理を行う。
図12を用いて説明すると、図12(a)で閾値1301以上の輝度値を持つ画素が白画素となり、閾値1301未満の輝度値を持つ画素が黒画素となる。すなわち直線1202に沿った細線1201の2値化処理後の2値化データは図13(a)のようになり、画素位置4のみが黒画素、それ以外の画素は白画素となる。同様に細線1203の2値化処理後の2値化データは図13(b)のようになり、画素位置4と5が黒画素、それ以外の画素は白画素となる。なお、ここで図13の1マスは読取部102の1画素を示している。
したがって、かすれの程度が大きい1画素幅の細線1201は1画素幅の線に、細線1201よりもかすれの程度が小さい、2画素幅の細線1203は2画素幅の線に、それぞれ2値化処理される。
ステップS503において、黒画素カウント部302は、2値化データを参照し、測定する線の位置確認を行う。本実施例においては、黒画素カウント部302は、確実に読み取れる一番太い線である4画素幅の線の位置確認を行う。なお、測定対象の他の画素幅の線の位置は、4画素幅の線の位置に基づき求めることができる。
ステップS504において、黒画素カウント部302は、1画素幅の線から4画素幅の線までの測定処理を繰り返し行うため、画素カウンタnの初期化を行う。画素カウンタnは、測定対象の線がn画素幅の線であることを示すものである。初期化によりまずはn=1で1画素幅の線の測定から行われる。なお、画素カウンタnは制御部101の不図示のRAMに記憶されていて、適宜更新される。
ステップS505において、黒画素カウント部302は、黒画素数をカウントするためのカウント領域Area(n)を設定する。すなわち、ここで黒画素カウント部302は、領域設定手段として機能する。
具体的には、黒画素カウント部302は、図14に示すような、各画素幅に応じた黒画素のカウント領域を設定する。つまり黒画素カウント部302は、1画素幅の線の線幅測定では、図14(a)に示すように50×10画素、すなわち500画素分のカウント領域1701を設定する。また、2画素幅の線では、黒画素カウント部302は、25×10画素、すなわち250画素分のカウント領域1702を設定する。3画素幅の線では、黒画素カウント部302は、25×10画素、すなわち250画素分のカウント領域1703を設定する。4画素幅の線では、黒画素カウント部302は、10×10画素、すなわち100画素分のカウント領域1704を設定する。
以上説明したように黒画素カウント部302は、測定対象の線の画素幅が細いほどカウント領域を大きくし、線の画素幅が太いほどカウント領域を小さく設定している。すなわち、印刷チャートに印刷される第1の線と第2の線がある。この場合、第1の線の線幅(第1の線幅)が第2の線の線幅(第2の線幅)よりも細いと、第1の線に対して黒画素カウント部302が設定する黒画素カウント領域は、第2の線に対して黒画素カウント部302が設定する黒画素カウント領域よりも大きくなる。
また、黒画素カウント部302が設定するカウント領域は、線の画素幅(線幅)を計測しようとする線の伸展方向に沿って領域の大きさが変化している。このようにすることで、1画素幅の線で起こり得る、線のかすれの影響を少なくするためである。
かすれの程度の違いによる影響を以下に説明する。
図11(a)に示す細線1201では一番暗い部分と閾値の差が小さいが、図11(b)に示す細線1203では一番暗い部分と閾値の差が大きい。すなわち、かすれの程度が大きい細線1201では、線上の位置(図11でいうと上下方向の位置)によって、一番暗い部分が閾値より小さくなったり大きくなったりするため、黒画素になったり白画素になったりと線(a)の中で一定とならない。
そのため図14(a)に示すように、中央部分では、適切に黒画素化されている線であっても、左部分では、2値化閾値とかすれの影響によって1画素幅の線の2値化データにおいて黒画素は非常に少なくなる。そのため、たとえば1画素幅のカウント領域として、4画素幅のカウント領域1704を適用すると黒画素数が2つだけ検出されることになる。
後段の処理では、カウントされる黒画素数を線幅と対応させるため、黒画素数が少ないと測定線幅が必要以上に小さいと認識され、自動補正の精度が低下してしまう。そこで、この1画素幅の線のカウント領域Area(1)を大きくすることで、2値化閾値とかすれの影響を小さくしている。かすれの程度が小さい線では、線上の位置によらず一番暗い部分が、閾値より小さくなりやすいため、黒画素となりやすい。そのため、画素幅の広い線を計測する場合には、カウント領域Area(1)よりも小さくしても差し支えがない。
例えば、1画素幅の線におけるカウント領域Area(1)よりも4画素幅のカウント領域Area(4)を小さくする。このようにカウント領域を小さくすることで、黒画素数のカウントにかかる処理時間を低減できる。
なお、図14に示される各画素幅におけるカウント領域Area(n)は、線幅を測定しようとする線がそのカウント領域Area(n)の中心となるように、かつ、線の端部を含まないように設定される。
ステップS506において、黒画素カウント部302はステップS505で設定したカウント領域Area(n)内の黒画素数をカウントし、黒画素カウント数BK(n)を求める。すなわち、ここで黒画素カウント部302は、黒画素の数をカウントする計数手段として機能する。
図14(a)の例では、1画素幅の線のカウント領域Area(1)である領域1701内の黒画素カウント数BK(1)は27となる。図14(b)の例では、2画素幅の線のカウント領域Area(2)である領域1702内の黒画素カウント数BK(2)は60となる。図14(c)の例では、3画素幅の線のカウント領域Area(3)である領域1703内の黒画素カウント数BK(3)は91となる。図14(d)の例では、4画素幅の線のカウント領域Area(4)である領域1704内の黒画素カウント数BK(4)は46となる。
ステップS507において、線幅演算部303は、理想的な1画素幅の線が読み取られる場合に、ステップS505で設定したカウント領域Area(n)においてカウントされる黒画素数(1画素カウント数C(n))の設定を行う。なお1画素カウント数C(n)は予め記憶部106に記憶されており、線幅演算部303によって呼び出されて利用される。
具体的には、n画素幅の線のカウント領域Area(n)内の黒画素カウント数BK(n)を、1画素カウント数C(n)で割ることにより、線幅を画素数で表す。それぞれの画素幅のカウント領域Area(n)において、理想的な1画素幅の線が読み取られる様子を図15に示す。
図15(a)では、理想的な1画素幅の線をカウントするためのカウント領域Area(1)における、1画素カウント数C(1)は50となる。理想的な1画素幅の線をカウントするためのカウント領域Area(2)における、1画素カウント数C(2)は25となる。理想的な1画素幅の線をカウントするためのカウント領域Area(3)における、1画素カウント数C(3)は25となる。理想的な1画素幅の線をカウントするためのカウント領域Area(4)における、1画素カウント数C(4)は10となる。
ステップS508において、線幅演算部303は、n画素幅の線に対応する1画素カウント数C(n)とカウント領域Area(n)内の黒画素カウント数BK(n)を用いて、測定線幅を演算する。すなわち、ここで線幅演算部303は、印刷物上の線の線幅を導出する導出手段として機能する。
具体的には、線幅演算部303は、まず、以下の(式1)に基づき、それぞれの線幅の測定画素幅Wp(n)を求める。
Wp(n)=BK(n)/C(n) ・・・(式1)
次に印刷部104の印刷解像度に基づき、測定画素幅Wp(n)から測定線幅W(n)を演算する。例えば、印刷解像度が600dpiの場合、600dpiの1画素は40μmなので、線幅演算部303は、以下の(式2)を用いて、測定画素幅Wp(n)で表される線幅を画素単位からμm単位に変換する。
W(n)=Wp(n)×40 ・・・(式2)
図14の例では、1画素幅の測定線幅W(1)は22μm、2画素の測定線幅W(2)は96μm、3画素幅の測定線幅W(3)は146μm、4画素の測定線幅W(4)は184μmと、演算される。
ステップS509において、線幅補正量演算部304は、測定線幅W(n)とターゲット線幅Wt(n)から以下の(式3)に基づき、それぞれの画素幅の線の線幅補正量Wc(n)を計算する。なお、Wt(n)は、μm単位である。
Wc(n)=Wt(n)−W(n) ・・・(式3)
本実施例では、線幅補正処理部202での線幅補正が600dpiの0.5画素幅単位で行われるため、下記の(式4)を用いて、線幅補正量Wc(n)から0.5画素単位の補正レベルLc(n)に変換する。なお、1画素は40μmなので、0.5画素は20μmである。なお、このLc(n)は、(式4)の右辺の演算により生じる小数点以下は切り捨てた値である。
Lc(n)=Wc(n)/20 ・・・(式4)
ここで、補正レベルLc(n)を用いた線幅補正処理部202での線幅補正の一例について、図18を用いて説明する。図18(a)、(b)、(d)、(e)は順に、図18(c)の線の画像に対して、補正レベルLc(n)の値に応じて線幅を補正した線の画像を示す。ここでは図18(a)、(b)、(d)、(e)の順に、補正レベル−2で1(=0.5×2)画素細らせた線、補正レベル−1で0.5(=0.5×1)画素細らせた線、補正レベル+1で0.5(=0.5×1)画素太らせた線、補正レベル+2で1(=0.5×2)画素太らせた線の画像を示している。
1画素幅細らせるあるいは太らせる補正は、図18(a)、(e)に示すように、入力画像である図18(c)の線の画像に対して、線を示す画像部分の片側のすべての画素に対して、1画素分、間引くあるいは付加することで行われる。
次に0.5画素幅細らせるあるいは太らせる補正は、図18(b)、(d)に示すように、入力画像である図18(c)の線の画像に対して、線を示す画像部分の片側の画素を1画素置きに、間引くあるい付加することで行われる。
また、線幅補正量演算部304は、測定線幅W(n)と補正レベルLc(n)から、下記の(式5)を用いて線幅補正後の補正後線幅Wa(n)を求める。
Wa(n)=W(n)+Lc(n)×20・・・(式5)
そしてステップS509の処理を終了し、ステップS510の処理に移行する。
ステップS510において、線幅補正量演算部304は、各画素幅の自動補正が終了したかを判定する。具体的には、線幅補正量演算部304は、RAMに記憶されている画素カウンタnが、補正対象となっている線幅のうち最大の画素幅を示す数値であるかを判定する。本実施例では、画素カウンタnが「n=4」であるかどうかが判定され、「n=4」である場合、本フローチャートの処理は終了し、そうでない場合、処理はステップS511へ進む。
ステップS511において、線幅補正量演算部304は、RAMに記憶されている画素カウンタnを1だけインクリメントする。
以上が図3のステップS406の線幅補正値演算処理の詳細である。
本実施例における、この線幅補正値演算処理の様子を図16の表に示す。このうち、各画素幅のターゲット線幅、測定線幅、補正後線幅の情報は、前述したようにステップS407の処理にて、図10に示した画面によって表示される。
また、図16の示す情報に対応して行われる線幅補正処理の様子は図17のように行われる。すなわち、線幅補正処理部202は、図17に示すように入力画像データ(図17左側参照)に対して線幅補正を行うことで、補正後の画像データ(図17右側参照)を生成する。具体的に本実施例においては、1画素幅の線幅の線の入力画像データに対しては、図16に示される通り、補正レベル(+1)で線幅補正が行われた補正後の画像データが生成される。同様に2画素幅〜4画素幅の入力画像データに対しても図16に示される補正レベルに従った線幅補正が行われる。
以上、本実施例によれば、線幅を測定しようとする線の線幅に応じて、カウント領域の大きさを変えることで、かすれの程度が大きくなる細い線であっても、線幅を測定することができ、線幅補正を適切に行うことができる。なお、カウント領域の大きさは、測定しようとする線の線幅が細くなるにつれて、徐々に大きくなるように設定されてもよいし、段階的に大きくなるように設定されてもよい。
本実施例ではプリンタ解像度600dpiの印刷部104の出力する線幅チャートを用いて、4画素幅の線までの線幅の自動補正について説明を行った。しかし、本発明は、4画素幅の線までの線幅の自動補正に限られず、印刷部104の特性や印刷解像度に応じて、何画素幅の線までを自動補正の対象とするかを決めてもよい。
また、本実施例は、計測すべき線幅に応じて黒画素のカウント領域を動的に変更する。そのため、画素幅の太い線の線幅計測においては、カウント領域を細い画素幅の線の計測に比べて狭くでき、黒画素のカウント処理の処理時間を短縮できる。
(実施例2)
実施例1では、印刷に用いるシートが上質紙であった。しかし、シートの種類は上質紙のほかにも再生紙などがある。上質紙は、シート表面の平滑性が再生紙に比べてが高く、印刷される線の再現性も高いが、再生紙は、シート表面の平滑性が上質紙より低く、上質紙に比べると印刷される線の再現性が低くなる。
再現性の影響について具体的に説明する。
上質紙に印刷された4本の1画素幅の線を読取部102で読み取って実施例1で説明したように2値化すると、図19に示すように、どの線もほぼ同じように黒画素化されている。しかし、再生紙では、図20に示すように、4本の1画素幅の線のそれぞれで、2値化によって黒画素化される位置が異なっていることが分かる。
そこで本実施例では、シートの種類に応じて、黒画素のカウント領域の大きさを変えて、黒画素数をカウントするようにする。
本実施例において、特徴的なのは黒画素カウント部302がステップS505において設定する領域の大きさを、印刷物に用いるシートの種類に応じて変更する点である。そのため、他の構成については実施例1と同様とし、説明を省略する。
なお、本実施例において、印刷部104は測定チャートを出力する際に各画素幅の線を4本ずつ出力しているものとする。
本実施例の黒画素カウント部302について説明する。
黒画素カウント部302は、操作部105を介したユーザー指示によって、測定チャートに用いるシートの種類の情報を取得する。この場合、操作部105はステップS401などにおいて、ユーザーに測定チャートに用いるシートの種類を指示させる画面を表示する。あるいは、不図示の給紙段に格納されているシートの種類に関しての設定情報からシートの種類の情報を取得してもよい。
黒画素カウント部302は、ステップS505において、シートの種類の情報として、シート表面の平滑性が高い種類のシート(例えば上質紙)を示す情報を取得した場合、図19のように、各画素幅の線に対して、4本のうちの1本分の線に対する黒画素のカウント領域を設定する。
一方、黒画素カウント部302は、ステップS505において、シート表面の平滑性が低い種類のシート(例えば再生紙)を示す情報を取得した場合、図20のように、各画素幅の線に対して、4本のうち2本分の線に対する黒画素のカウント領域を設定する。
そしてステップS506において黒画素カウント部302は、実施例1と同様に設定されたカウント領域内の黒画素数をカウントする。
以上のように、シート表面の平滑性に関して複数の種類のシートがあって、あるシートの種類(第1の種類)が、別のシートの種類(第2の種類)よりもシート表面の平滑性が低い場合、前者のシートを用いた際に設定されるカウント領域は、後者のシートを用いた際に設定される領域よりも大きく設定される。
このようにすることで、本実施例では、シート表面の平滑性による黒画素カウント数のばらつきを抑えることができ、線幅の測定精度の変動を抑えることができる。
このようにシート表面の平滑性が変わると線幅が変わる可能性がある。そこで、シート選択がユーザーによって変更された際に、図21に示すような画面を、操作部105に表示し、ユーザーに線幅の自動補正を促すと用紙に依らず線幅を一定に保つことが可能となる。
(実施例3)
電子写真では、印刷部104の印刷枚数が増えていくとトナーのドット再現が変化することがあり、その結果、細線の太さも変化することがある。例えば、印刷部104によるこれまでの累積印刷枚数が、印刷部104の転写パーツなどのパーツ交換が必要と思われる枚数に近付くとトナーの紙への転写効率が低下する。そのため、シート上のドットの再現性が低下して、細線がかすれやすくなり細くなってしまう。
そこで本実施例では、線幅に影響を与えるような印刷部104の経時変化プロセス条件に応じて、黒画素のカウント領域の大きさの設定を変える。なお、本実施例と実施例2との違いは、カウント領域の大きさの設定を変える際に、参照する情報であり、其れ以外の構成は実施例2と同様である。すなわち、実施例2では、シートの種類に応じてカウント領域の大きさが変わるが、本実施例では、印刷部104の印刷した印刷物の累積印刷枚数に応じてカウント領域の大きさが変わる。
具体的に本実施例の黒画素カウント部302は、印刷部104が印刷した印刷物の累積印刷枚数が所定の枚数を超えた場合、それまでに設定されていたカウント領域の大きさを、さらに大きくしたカウント領域を設定する。
このようにすることで、累積印刷枚数の増加による細線の再現性の変動による、カウントされる黒画素数のばらつきを抑えた線幅の測定が可能となる。
なお、カウント領域の大きさは、累積印刷枚数の増加に伴い、徐々に大きくなるように設定されてもよいし、段階的に大きくなるようにしてもよい。
(その他の実施例)
以上の実施例の画像処理装置は、さらに、線幅の自動補正をユーザーに促す構成を有していてもよい。
例えば、不図示の給紙段に格納されているシートの種類が変更されたことをユーザー指示によって検知した場合、シート上に印刷される線の線幅が変わる可能性がある。この場合、制御部101は、図21にしめすような画面を操作部105に表示し、ユーザーに線幅の自動補正を促すようにしてもよい。
また、例えば、前回の線幅の自動補正からの印刷物の累積印刷枚数が、一定値を超えた場合や印刷部104を構成するパーツを交換した場合に、制御部101は、図21に示すような画面を操作部105に表示し、ユーザーに線幅の自動補正を促す。
このようにすることで、線幅の自動補正を行うべきタイミングをユーザーに通知することができ、ユーザー指示に基づく線幅の自動補正を効果的なタイミングで行うことができる。
なお、測定チャートを読み取る読取部102が、MFP100の測定チャートの搬送路の途中にある場合、図21のような画面を操作部105に表示して線幅の自動補正をユーザーに促すことなく自動的に行ってもよい。
また、以上の実施例における線幅補正値演算処理は、制御部101が記憶部106に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで行われていたが、上述した線幅補正値演算処理における各処理を行うハードウェア回路を構成することによっても実現できる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。その処理は、上述した実施例の機能を実現させるソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 第1の線幅の線の画像および第2の線幅の線の画像をシートに印刷して印刷物を出力する印刷手段と、
    前記印刷物を読み取ることで読取画像を取得する読み取り手段と、
    所定の閾値を用いた2値化処理を前記読取画像に行うことによって、前記読取画像におけるそれぞれの線に対応する画素を黒画素化した2値化画像を生成する2値化手段と、
    前記2値化画像におけるそれぞれの線に対して、それぞれの線の線幅に基づいた幅の大きさを持つ領域を設定する領域設定手段と、
    線幅ごとに設定された領域内で、前記2値化画像におけるそれぞれの線に対応する黒画素の数をカウントする計数手段と、
    前記計数手段でカウントされた黒画素の数に基づき、前記印刷物上の線の測定線幅を導出する導出手段と、
    を有する画像処理装置であって、
    前記第1の線幅が前記第2の線幅よりも細い場合、前記領域設定手段で第1の線幅の線に対して設定される領域の幅の大きさは、前記領域設定手段で前記第2の線幅の線に対して設定される領域の幅の大きさよりも、大きいことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記領域設定手段設定する領域の幅の大きさとは、前記線の伸展方向に沿った長さであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記シートは、シート表面の平滑性に関して複数の種類があり、
    前記領域設定手段は、前記印刷物に用いられるシートの種類に基づいて、領域の幅の大きさを変えて設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記シートの種類は、第1の種類と、第1の種類よりも前記平滑性が小さい第2の種類とがあり、
    前記領域設定手段は、前記シートの種類が第2の種類である場合、設定する領域の幅を、前記シートの種類が第1の種類である場合よりも、大きく設定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 第1の線または第2の線が印刷された印刷物を読み取った画像において、前記線を含む域を前記線の線幅に基づいて設定する領域設定手段と、
    前記画像における前記設定された領域内で、前記線の画素数をカウントする計数手段と、
    前記計数手段でカウントされた画素数に基づき、前記線の測定線幅を導出する導出手段と、を有する画像処理装置であって、
    前記第1の線の線幅が前記第2の線の線幅よりも小さい場合、前記領域設定手段で設定される前記第1の線を含む領域の幅は、前記領域設定手段で設定される前記第2の線を含む領域の幅よりも大きいことを特徴とする画像処理装置。
  6. 第1の線幅の線の画像および第2の線幅の線の画像をシートに印刷して印刷物を出力する印刷工程と、
    前記印刷物を読み取ることで読取画像を取得する読み取り工程と、
    所定の閾値を用いた2値化処理を前記読取画像に行うことによって、前記読取画像におけるそれぞれの線に対応する画素を黒画素化した2値化画像を生成する2値化工程と、
    前記2値化画像におけるそれぞれの線に対して、それぞれの線の線幅に基づいた幅の大きさを持つ領域を設定する領域設定工程と、
    線幅ごとに設定された領域内で、前記2値化画像におけるそれぞれの線に対応する黒画素の数をカウントする計数工程と、
    前記計数工程でカウントされた黒画素の数に基づき、前記印刷物上の線の測定線幅を導出する導出工程と、
    を有する画像処理方法であって、
    前記第1の線幅が前記第2の線幅よりも細い場合、前記領域設定工程で第1の線幅の線に対して設定される領域の幅の大きさは、前記領域設定工程で前記第2の線幅の線に対して設定される領域の幅の大きさよりも、大きいことを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の各手段として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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