JP5216681B2 - ガンマ補正装置、画像形成装置およびガンマ補正方法 - Google Patents

ガンマ補正装置、画像形成装置およびガンマ補正方法 Download PDF

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本発明は、ガンマ補正装置、画像形成装置およびガンマ補正方法に関するものである。
ガンマ特性の補正では、少ない階調でのサンプル点を補間して補間点を生成し、ガンマ特性のデータ点を増やすことが行われる。サンプル点は、既知の入力データ(複数の階調を有するパッチ画像のデータ)に対する出力値を検出することで得られる。
このとき、サンプル点から良好な補間点を生成することが求められる。本出願人は、サンプル点から良好な補間点を生成することができる技術を既に提案している(特許文献1参照)。
特開2007−311998号公報
上述の技術では、一定の手法で良好な補間点を生成しているが、サンプル点の誤差、画像形成処理での特性などによっては、最適な補間点が得られていない可能性があるとともに、検出されたサンプル点自体も誤差を含む可能性があるため、補正後のガンマ特性が最適ではない可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、より良好なガンマ特性を生成することができるガンマ補正装置、画像形成装置およびガンマ補正方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係るガンマ補正装置は、階調方向に連続する第1サンプル点、第2サンプル点、第3サンプル点および第4サンプル点から、第2サンプル点と第3サンプル点との間の補間点の位置を計算する処理部と、補正係数を記憶する記憶部とを備える。そして、第1サンプル点から第2サンプル点へのベクトルを第1ベクトル、第2サンプル点から第3サンプル点へのベクトルを第2ベクトル、第3サンプル点から第4サンプル点へのベクトルを第3ベクトルとすると、処理部は、(a)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合、第2サンプル点と第3サンプル点との中点から補正係数の値に応じた距離だけ離れた点を補間点とし、(b)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、および(c)第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一であるか第2ベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一である場合、第2サンプル点と第3サンプル点との中点を補間点とし、第2サンプル点および第3サンプル点の少なくとも一方を、補正係数の値に応じた距離だけ移動させる。そして、上述の補正係数は、階調に応じて低階調では高く高階調では低い複数の値を有する。
これにより、補正係数の値に応じて補間点またはサンプル点の位置を調整できるので、より良好なガンマ特性を生成することができる。また、例えば階調によってサンプル点の誤差の大きさが異なる場合でも、補正係数を調整することで、良好なガンマ特性を生成することができる。
また、本発明に係るガンマ補正装置は、上記のガンマ補正装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、処理部は、
(a)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合、第2サンプル点と第3サンプル点との中点N1と、第1サンプル点および第2サンプル点を通過する直線と第3サンプル点および第4サンプル点を通過する直線との交点N2との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ交点N2から離れた点を補間点とし、
(b)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、第1サンプル点と補間点との中点と第2サンプル点との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第2サンプル点を移動させるとともに、第4サンプル点と補間点との中点と第3サンプル点との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第3サンプル点を移動させ、
(c)第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一である場合、第4サンプル点と補間点との中点と第3サンプル点との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第3サンプル点を移動させ、第2ベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一である場合、第1サンプル点と補間点との中点と第2サンプル点との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第2サンプル点を移動させる。
これにより、補正係数の値に応じて、補正の強度を調整することができる。
また、本発明に係るガンマ補正装置は、上記のガンマ補正装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、処理部は、第1ベクトルに対する第2ベクトルの外積と、第2ベクトルに対する第3ベクトルの外積とを計算し、2つの外積の方向が同一である場合には、2つの角度変化の向きが同一であると判定し、2つの外積の方向が異なる場合には、2つの角度変化の向きが異なると判定し、2つの外積のいずれか1つがゼロである場合には、第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一であるか第2ベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一であると判定する。
この場合、外積により得られるベクトルにおける、第1〜第3ベクトルが存在する2次元平面と垂直なZ座標の値は正、負およびゼロのいずれとなる。2つの外積ベクトルのZ座標値がいずれも正であるか、いずれも負であれば、2つの外積の方向は同一であり、2つの外積ベクトルのZ座標値の一方が正でありかつ他方が負であれば、2つの外積の方向は異なる。このため、上述の判定を簡単に行うことができる。
また、本発明に係るガンマ補正装置は、上記のガンマ補正装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、記憶部は、複数の補正係数特性データを格納する。そして、処理部は、複数の補正係数特性データのうちの1つの選択し、階調に応じた補正係数を使用する。
また、本発明に係るガンマ補正装置は、上記のガンマ補正装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、処理部は、補正前のサンプル点の特性に応じて、複数の補正係数特性データのうちの1つの選択する。
また、本発明に係るガンマ補正装置は、上記のガンマ補正装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、補正係数は、0から1までのいずれかの値を有する。そして、処理部は、線分の長さと補正係数との積を、補正係数の値に応じた距離として計算する。
これにより、補正係数の値に応じて、補正の強度を線形的に調整することができる。
また、本発明に係るガンマ補正装置は、上記のガンマ補正装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、処理部は、第2サンプル点の階調より第3サンプル点の階調のほうが高いが第2サンプル点の濃度値より第3サンプル点の濃度値のほうが低い場合、第2サンプル点と第3サンプル点との中点を補間点とし、第2サンプル点および第3サンプル点を削除する。
これにより、一連の補間点が滑らかに分布するため、より良好なガンマ特性を生成することができる。
本発明に係る画像形成装置は、上記のガンマ補正装置のいずれかと、ガンマ補正装置により補正されたガンマ特性で画像形成を行う画像形成部とを備える。
本発明に係るガンマ補正方法は、階調方向に連続する第1サンプル点、第2サンプル点、第3サンプル点および第4サンプル点から、第2サンプル点と第3サンプル点との間の補間点の位置を計算する第1のステップと、所定の条件が成立する場合に第2のサンプル点および第3のサンプル点の少なくとも一方を移動させる第2のステップとを備える。
そして、第1サンプル点から第2サンプル点へのベクトルを第1ベクトル、第2サンプル点から第3サンプル点へのベクトルを第2ベクトル、第3サンプル点から第4サンプル点へのベクトルを第3ベクトルとすると、第1のステップにおいて、(a)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合、第2サンプル点と第3サンプル点との中点から補正係数の値に応じた距離だけ離れた点を補間点とし、(b)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、および(c)第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一であるか第2ベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一である場合、第2サンプル点と第3サンプル点との中点を補間点とする。また、第2のステップにおいて、(b)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、および(c)第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一であるか第2ベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一である場合、第2サンプル点および第3サンプル点の少なくとも一方を、補正係数の値に応じた距離だけ移動させる。そして、上述の補正係数は、階調に応じて低階調では高く高階調では低い複数の値を有する。

これにより、補正係数の値に応じて補間点の位置を調整できるので、より良好なガンマ特性を生成することができる。
また、本発明に係るガンマ補正方法は、上記のガンマ補正方法に加え、次のようにしてもよい。この場合、第1のステップにおいて、(a)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合、第2サンプル点と第3サンプル点との中点N1と、第1サンプル点および第2サンプル点を通過する直線と第3サンプル点および第4サンプル点を通過する直線との交点N2との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ交点N2から離れた点を補間点とする。また、第2のステップにおいて、(b)第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、第1サンプル点と補間点との中点と第2サンプル点との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第2サンプル点を移動させるとともに、第4サンプル点と補間点との中点と第3サンプル点との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第3サンプル点を移動させる。また、第2のステップにおいて、(c)第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一である場合、第4サンプル点と補間点との中点と第3サンプル点との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第3サンプル点を移動させ、第2ベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一である場合、第1サンプル点と補間点との中点と第2サンプル点との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第2サンプル点を移動させる。
これにより、補正係数の値に応じて補間点の位置を調整するか、補間点に隣接するサンプル点を補正係数の値に応じて移動させることができるので、より良好なガンマ特性を生成することができる。
本発明によれば、より良好なガンマ特性を生成することができるガンマ補正装置、画像形成装置およびガンマ補正方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1におけるガンマ補正装置の構成を示すブロック図である。 一連のサンプル点の一例を示す図である。 第1の場合における各点の位置の一例を示す図である。 第2の場合における各点の位置の一例を示す図である。 第3の場合における各点の位置の一例を示す図である。 実施の形態2における補正係数tの一例を示す図である。 第2サンプル点の階調より第3サンプル点の階調のほうが高いが第2サンプル点の濃度値より第3サンプル点の濃度値のほうが低い場合の、第1〜第4サンプル点の位置の例を示す図である。 第2サンプル点の階調より第3サンプル点の階調のほうが高いが第2サンプル点の濃度値より第3サンプル点の濃度値のほうが低い場合に、従来の方法で導出した補間点の分布の一例を示す図である。 図8に示す場合に得られる補間点を示す図である。 センサ部により得られたサンプル点において、あるサンプル点の階調より次のサンプル点の階調のほうが高いが、そのあるサンプル点の濃度値より次のサンプル点の濃度値のほうが低い箇所がある場合の、補間点の分布の例を示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置1は、印刷装置である。画像形成装置1は、画像形成部11、制御部12およびガンマ補正装置13を有する。
画像形成部11は、印刷データを受信し、その印刷データに従って画像データを生成し、その画像データに従って画像を印刷する装置である。また、画像形成部11は、ガンマ補正装置13により入力されるガンマ特性の補正に使用されるパッチ画像データに基づいて、パッチ画像を印刷する。
画像形成部11は、印刷データのデータ処理を行うデータ処理部と、画像データに従って印刷を行う印刷機構とを有する。データ処理部は、ガンマ特性に従って画像データを修正する。また、印刷機構は、例えば、感光ドラム、定着器および用紙搬送部を備え、供給される画像データに基づいて感光ドラムに静電潜像を形成し、静電潜像に基づいてトナー現像を行い、用紙に転写し定着させる。
制御部12は、画像形成部11を制御する処理部である。制御部12は、ガンマ補正装置13により生成されたガンマ特性を指定し、指定したガンマ特性で画像形成部11に画像データの修正を実行させる。
なお、画像形成部11のデータ処理部および制御部12は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するコンピュータでプログラムを実行させることにより実現される。
ガンマ補正装置13は、ガンマ特性データの生成および補正を行う装置である。ガンマ特性データは、多階調(例えば256階調)のそれぞれの階調について、印刷物における多階調の線形性を維持ために乗ずるガンマ値を有するデータである。ガンマ特性データは、初期設定時、および/または定期的に生成または補正される。また、ガンマ特性データは、例えば、経時変化などにより階調の線形性が低下した場合に補正される。
ガンマ補正装置13は、パッチ画像から階調のサンプル点を計測し、そのサンプル点の数を補間により増加させ、サンプル点から得られるその時点での階調の特性に基づいて、各階調のガンマ値を計算する。
図2は、図1におけるガンマ補正装置13の構成を示すブロック図である。
ガンマ補正装置13は、処理部21、記憶部22およびセンサ部23を備える。
処理部21は、複数階調を有するサンプル画像(ここでは、パッチ画像)の画像形成時に得られる各階調での濃度値を、階調と濃度値による2次元座標系におけるサンプル点とし、階調方向に連続する第1サンプル点S1、第2サンプル点S2、第3サンプル点S3および第4サンプル点S4から、第2サンプル点S2と第3サンプル点S3との間の補間点P1の位置を計算する処理部である。また、処理部21は、補間点P1の位置を計算するとともに、所定の条件下で、補間点P1に隣接するサンプル点S2,S3の位置を変更する。このとき、処理部21は、予め設定されている補正係数の値を考慮して、補間点P1の位置またはサンプル点S2,S3の位置を決定する。
記憶部22は、処理部による処理において必要となるデータを格納するデータ格納装置である。記憶部22は、パッチ画像データ31、および上述の補正係数を含む補正係数データ32を格納する。
なお、処理部21は、CPU、ROM、RAMなどを有するコンピュータでプログラムを実行させることにより実現される。また、記憶部22には、不揮発性メモリ、ハードディスクドライブなどの記録媒体が使用される。
センサ部23は、複数階調を有するサンプル画像(ここでは、パッチ画像)の画像形成時に得られる各階調での濃度値を検出するセンサである。この実施の形態では、センサ部23は、トナー現像時のトナー濃度を検出する。
次に、上記装置の動作について説明する。
ガンマ補正装置13の処理部21は、記憶部22からパッチ画像データ31を読み出し、画像形成部11にパッチ画像の印刷を実行させる。そして、センサ部23は、パッチ画像の印刷処理において、画像形成部11における感光ドラム上のトナー画像の濃度を、各階調に対応するパッチごとに計測し、そのセンサ値を処理部21に供給する。
処理部21は、センサ部23からのセンサ値に基づいて一連のサンプル点を特定する。図3は、一連のサンプル点の一例を示す図である。図3に示す例では、センサ値から8階調のサンプル点(黒点)が得られており、両端付近での補間のためにそれぞれ2点ずつ外挿してサンプル点(白点)が追加されている。
このように、センサ部23からのセンサ値により得られるサンプル点は少ないため、補間処理によりサンプル点が増やされる。
処理部21は、サンプル点から補間点の位置を計算し、補間点をサンプル点に追加することでサンプル点を増加させ、センサ値の階調(例えば8階調)より多い階調(例えば256階調)のサンプル点を取得する。例えば、8階調のサンプル点から8個の補間点を生成することで合計で16階調のサンプル点が得られる。さらに、16階調のサンプル点から16個の補間点を生成することで、32階調のサンプル点が得られる。このように、補間処理を繰り返すことで、サンプル点を必要な数まで増加させることができる。
処理部21は、このようにして得られた所定の階調のサンプル点から、ガンマ特性データを生成したり補正したりする。
次に、処理部21による補間点の生成について具体的に説明する。
まず、階調とセンサ値(濃度値)との2次元平面において、第1サンプル点S1から第2サンプル点S2へのベクトルを第1ベクトルとし(式(1)参照)、第2サンプル点S2から第3サンプル点S3へのベクトルを第2ベクトルとし(式(2)参照)、第3サンプル点S3から第4サンプル点S4へのベクトルを第3ベクトルとする(式(3)参照)。ここで、点Si(i=1,4)の座標値は(Sxi,Syi)である。
Figure 0005216681
そして、第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2のベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合を第1の場合とし、第1ベクトルから第2ベクトルへの角度変化の向きと、第2ベクトルから第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合を第2の場合とし、第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一であるか第2のベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一である場合を第3の場合とする。
補間点P1の位置を求めるとき、処理部21は、まず、その補間点P1の周辺の4つのサンプル点S1〜S4の配置が第1〜第3の場合のいずれであるかを特定する。処理部21は、第1ベクトルに対する第2ベクトルの外積(式(4)参照)と、第2ベクトルに対する第3ベクトルの外積(式(5)参照)とを計算し、2つの外積の方向が同一である場合には、第1の場合であると判定し、2つの外積の方向が異なる場合には、第2の場合であると判定し、2つの外積のいずれか1つがゼロである場合には、第3の場合であると判定する。
Figure 0005216681
処理部21は、第1の場合において、第1サンプル点S1および第2サンプル点S2を通過する直線と第3サンプル点S3および第4サンプル点S4を通過する直線との交点N2を求め、第2サンプル点S2と第3サンプル点S3との中点N1と交点N2との間の線分上で、補正係数tの値に応じた距離だけ交点N2から離れた点を、補間点P1とする。図4は、第1の場合における各点の位置の一例を示す図である。
点N1の座標値を(Nx1,Ny1)、点P1の座標値を(Px1,Py1)とすると、補間点P1の位置は、例えばベクトル演算によれば、式(6)および式(7)に示すようにして得られる。なお、点N2の座標値は、既知の2直線の交点であるから、周知の方法により計算される。
Figure 0005216681
また、処理部21は、第2の場合および第3の場合において、第2サンプル点S2と第3サンプル点S3との中点を補間点P1とし、第2サンプル点S2および第3サンプル点S3の少なくとも一方を、補正係数tの値に応じた距離だけ移動させる。
特に、処理部21は、第2の場合において、第1サンプル点S1と補間点P1との中点N1と第2サンプル点S2との間の線分上で、補正係数tの値に応じた距離だけ第2サンプル点S2を移動させるとともに、第4サンプル点S4と補間点P1との中点N2と第3サンプル点S3との間の線分上で、補正係数tの値に応じた距離だけ第3サンプル点を移動させる。図5は、第2の場合における各点の位置の一例を示す図である。図5において、第2サンプル点S2は、点P2の位置へ移動させられ、第3サンプル点S3は、点P3の位置へ移動させられる。
補間点P1の位置、補正後の第2サンプル点S2の位置(図5における点P2)および補正後の第3サンプル点S3の位置(図5における点P3)は、例えばベクトル演算によれば、式(8)〜(12)に示すようにして得られる。
Figure 0005216681
また、処理部21は、第3の場合において、第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一であるときには、第4サンプル点S4と補間点P1との中点と第3サンプル点S3との間の線分上で、補正係数tの値に応じた距離だけ第3サンプル点S3を移動させる。図6は、第3の場合における各点の位置の一例を示す図である。図6において、第3サンプル点S3は、点P2の位置へ移動させられる。
補間点P1の位置および補正後の第3サンプル点S3の位置(図6における点P2)は、例えばベクトル演算によれば、式(13)〜(15)に示すようにして得られる。
Figure 0005216681
同様に、処理部21は、第3の場合において、第2のベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一であるときには、第1サンプル点S1と補間点P1との中点と第2サンプル点S2との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第2サンプル点S2を移動させる。
以上のように、上記実施の形態1によれば、ガンマ補正装置13の処理部21は、(a)第1の場合において、第2サンプル点S2と第3サンプル点S3との中点N1から補正係数tに応じた距離だけ離れた位置を補間点P1の位置とし、(b)第2の場合および(c)第3の場合において、第2サンプル点S2と第3サンプル点S3との中点を補間点P1とし、第2サンプル点S2および第3サンプル点S3の少なくとも一方を、補正係数tの値に応じた距離だけ移動させる。
これにより、補正係数tの値に応じて、補間点P1、または補間点P1に隣接するサンプル点S2,S3の位置を調整できるので、より良好なガンマ特性を生成することができる。
また、上記実施の形態1によれば、処理部21は、(a)第1の場合においては、点N1と点N2との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ点N2から離れた点を補間点とし、(b)第2の場合においては、第1サンプル点S1と補間点P1との中点N1と第2サンプル点S2との間の線分上で、補正係数tの値に応じた距離だけ第2サンプル点S2を移動させるとともに、第4サンプル点S4と補間点P1との中点N2と第3サンプル点S3との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ第3サンプル点を移動させ、(c)第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一である場合、第4サンプル点S4と補間点P1との中点N1と第3サンプル点S3との間の線分上で、補正係数tの値に応じた距離だけ第3サンプル点S3を移動させ、第2ベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一である場合、第1サンプル点S1と補間点P1との中点と第2サンプル点S2との間の線分上で、補正係数tの値に応じた距離だけ第2サンプル点S2を移動させる。
これにより、補正係数tの値に応じて、補正の強度を調整することができる。
また、上記実施の形態1によれば、処理部21は、第1ベクトルに対する第2ベクトルの外積と、第2ベクトルに対する第3ベクトルの外積とを計算し、2つの外積の方向が同一である場合には、2つの角度変化の向きが同一であると判定し、2つの外積の方向が異なる場合には、2つの角度変化の向きが異なると判定し、2つの外積のいずれか1つがゼロである場合には、第1ベクトルの方向と第2ベクトルの方向が同一であるか第2ベクトルの方向と第3ベクトルの方向が同一であると判定する。
この場合、外積により得られるベクトルにおける、第1〜第3ベクトルが存在する2次元平面と垂直なZ座標の値は正、負およびゼロのいずれとなる。2つの外積ベクトルのZ座標値がいずれも正であるか、いずれも負であれば、2つの外積の方向は同一であり、2つの外積ベクトルのZ座標値の一方が正でありかつ他方が負であれば、2つの外積の方向は異なる。このため、上述の判定を簡単に行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、補正係数tは、0〜1のいずれかの一定値であったが、実施の形態2では、補正係数tは、階調に応じて複数の値を有する。つまり、実施の形態2では、補正係数データ32は、階調ごとに補正係数値を有する。したがって、例えば256階調のサンプル点が要求される場合には、256階調のそれぞれの補正計数値が指定される。
図7は、実施の形態2における補正係数tの一例を示す図である。図7に示す補正係数データは、256階調についてのものであり、階調0〜63の補正係数値は1に、階調64〜127の補正係数値は0.75に、階調128〜255の補正係数値は0.5に設定されている。
処理部21は、計算対象となる補間点P1の階調(またはサンプル点S1,S2の中点の階調)に応じて補正係数値を特定し、その補正係数値を使用して、第1の場合の補間点P1の位置、第2の場合の点P2,P3の位置、および第3の場合の点P2の位置を計算する。
なお、実施の形態2に係る画像形成装置のその他の構成および動作は、実施の形態1のものと同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態2によれば、補正係数は、階調に応じて複数の値を有する。これにより、階調によってサンプル点の誤差の大きさが異なる場合でも、補正係数を調整することで、良好なガンマ特性を生成することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、あるサンプル点の階調より次のサンプル点の階調のほうが高いが、そのあるサンプル点の濃度値より次のサンプル点の濃度値のほうが低い場合、第2サンプル点と第3サンプル点との中点が補間点とされ、第2サンプル点と第3サンプル点が削除される。
図8は、第2サンプル点S2の階調より第3サンプル点S3の階調のほうが高いが第2サンプル点S2の濃度値より第3サンプル点S3の濃度値のほうが低い場合の、第1〜第4サンプル点S1〜S4の位置の例を示す図である。なお、図8において、X軸は階調であり、Y軸は濃度値である。このような場合、従来の方法で補間点を求めると、例えば図9に示すように同一階調に複数の濃度値が割り当てられてしまったり、補間点間で濃度値が急激に変化してしまったりするため、良好なガンマ特性が生成されない。
実施の形態3では、実施の形態1または2の処理に加えて、処理部21は、図10に示すように、第2サンプル点S2の階調より第3サンプル点S3の階調のほうが高いが第2サンプル点S2の濃度値より第3サンプル点S3の濃度値のほうが低い場合、第2サンプル点S2と第3サンプル点S3との中点P1を補間点とし、第2サンプル点S2および第3サンプル点S3を削除する。なお、図10において、X軸は階調であり、Y軸は濃度値である。
図11は、センサ部23により得られたサンプル点において、あるサンプル点の階調より次のサンプル点の階調のほうが高いが、そのあるサンプル点の濃度値より次のサンプル点の濃度値のほうが低い箇所がある場合の、補間点の分布の例を示す図である。図11(A)は、従来の方法で導出された補間点の分布の例を示す図である。図11(B)は、実施の形態3における上述の方法で導出された補間点の分布の例を示す図である。図11において、センサ部23により得られたサンプル点は、丸点で示されており、階調「224」の付近に、あるサンプル点の階調より次のサンプル点の階調のほうが高いが、そのあるサンプル点の濃度値より次のサンプル点の濃度値のほうが低い箇所がある。図11(A)において、三角点は、従来の方法で導出された補間点を示し、図11(B)において、四角点は、実施の形態3に示す方法で導出された補間点を示す。なお、図11は、一部の階調のみについて示している。従来の方法で補間点を導出すると、図11(A)に示すように補間点の分布が滑らかにならないが、実施の形態3に示す方法で補間点を導出すると、図11(B)に示すように補間点の分布が滑らかになる。
なお、実施の形態3に係る画像形成装置のその他の構成および動作は、実施の形態1または2のものと同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態3によれば、あるサンプル点の階調より次のサンプル点の階調のほうが高いが、そのあるサンプル点の濃度値より次のサンプル点の濃度値のほうが低い箇所があっても、一連の補間点が滑らかに分布するため、より良好なガンマ特性を生成することができる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態2において、記憶部22が、複数の補正係数特性データを格納し、処理部21が、複数の補正係数特性データのうちの1つの選択し、階調に応じた補正係数を使用するようにしてもよい。その場合、処理部21は、補正前のサンプル点(つまりセンサ値)の特性に応じて、複数の補正係数特性データのうちの1つの選択するようにしてもよい。例えば、前回計測時の補正前のサンプル点からの変化量に応じて補正係数特性データを選択するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態に係るガンマ特性の補正は、表示装置のための画像データに対するガンマ補正に使用されるガンマ特性の補正についても適用可能である。
また、上記各実施の形態において、第1ベクトルと第2ベクトルとの外積、第2ベクトルと第3ベクトルとの外積を計算する代わりに、第1ベクトルと第2ベクトルとの角度差および第2ベクトルと第3ベクトルとの角度差、第1ベクトルと第2ベクトルとの角度差の正弦および第2ベクトルと第3ベクトルとの角度差の正弦などを計算するようにしてもよい。
また、上記実施の形態1,2において、画像形成装置1にコンピュータネットワークに接続可能な通信装置を設け、処理部21がその通信装置を制御して、コンピュータネットワーク上のサーバから補正係数データ32をダウンロードするようにしてもよい。
本発明は、例えば、印刷装置に適用可能である。
1 画像形成装置
11 画像形成部
13 ガンマ補正装置
21 処理部
22 記憶部

Claims (10)

  1. 複数階調を有するサンプル画像の画像形成時に得られる各階調での濃度値を、階調と濃度値による2次元座標系におけるサンプル点とし、前記サンプル点を補間してサンプル点の数を増加させ、前記サンプル点に基づいてガンマ特性の補正を行うガンマ補正装置において、
    階調方向に連続する第1サンプル点、第2サンプル点、第3サンプル点および第4サンプル点から、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との間の補間点の位置を計算する処理部と、
    補正係数を記憶する記憶部とを備え、
    前記処理部は、前記第1サンプル点から前記第2サンプル点へのベクトルを第1ベクトル、前記第2サンプル点から前記第3サンプル点へのベクトルを第2ベクトル、前記第3サンプル点から前記第4サンプル点へのベクトルを第3ベクトルとすると、
    前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との中点から前記補正係数の値に応じた距離だけ離れた点を前記補間点とし、
    前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、および前記第1ベクトルの方向と前記第2ベクトルの方向が同一であるか前記第2ベクトルの方向と前記第3ベクトルの方向が同一である場合、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との中点を前記補間点とし、前記第2サンプル点および前記第3サンプル点の少なくとも一方を、前記補正係数の値に応じた距離だけ移動させ
    前記補正係数は、階調に応じて低階調では高く高階調では低い複数の値を有すること、
    を特徴とするガンマ補正装置。
  2. 前記処理部は、
    前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との中点N1と、前記第1サンプル点および前記第2サンプル点を通過する直線と前記第3サンプル点および前記第4サンプル点を通過する直線との交点N2との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記交点N2から離れた点を前記補間点とし、
    前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、前記第1サンプル点と前記補間点との中点と前記第2サンプル点との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記第2サンプル点を移動させるとともに、前記第4サンプル点と前記補間点との中点と前記第3サンプル点との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記第3サンプル点を移動させ、
    前記第1ベクトルの方向と前記第2ベクトルの方向が同一である場合、前記第4サンプル点と前記補間点との中点と前記第3サンプル点との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記第3サンプル点を移動させ、
    前記第2ベクトルの方向と前記第3ベクトルの方向が同一である場合、前記第1サンプル点と前記補間点との中点と前記第2サンプル点との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記第2サンプル点を移動させること、
    を特徴とする請求項1記載のガンマ補正装置。
  3. 前記処理部は、前記第1ベクトルに対する前記第2ベクトルの外積と、前記第2ベクトルに対する前記第3ベクトルの外積とを計算し、2つの外積の方向が同一である場合には、前記2つの角度変化の向きが同一であると判定し、2つの外積の方向が異なる場合には、前記2つの角度変化の向きが異なると判定し、2つの外積のいずれか1つがゼロである場合には、前記第1ベクトルの方向と前記第2ベクトルの方向が同一であるか前記第2ベクトルの方向と前記第3ベクトルの方向が同一であると判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のガンマ補正装置。
  4. 前記記憶部は、複数の補正係数特性データを格納し、
    前記処理部は、前記複数の補正係数特性データのうちの1つの選択し、階調に応じた前記補正係数を使用すること、
    を特徴とする請求項記載のガンマ補正装置。
  5. 前記処理部は、補正前の前記サンプル点の特性に応じて、前記複数の補正係数特性データのうちの1つの選択することを特徴とする請求項記載のガンマ補正装置。
  6. 前記補正係数は、0から1までのいずれかの値を有し、
    前記処理部は、前記線分の長さと前記補正係数との積を、前記補正係数の値に応じた距離として計算すること、
    を特徴とする請求項2記載のガンマ補正装置。
  7. 前記処理部は、前記第2サンプル点の階調より前記第3サンプル点の階調のほうが高いが前記第2サンプル点の濃度値より前記第3サンプル点の濃度値のほうが低い場合、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との中点を前記補間点とし、前記第2サンプル点および前記第3サンプル点を削除することを特徴とする請求項1記載のガンマ補正装置。
  8. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のガンマ補正装置と、
    前記ガンマ補正装置により補正されたガンマ特性で画像形成を行う画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 複数階調を有するサンプル画像の画像形成時に得られる各階調での濃度値を、階調と濃度値による2次元座標系におけるサンプル点とし、前記サンプル点を補間してサンプル点の数を増加させ、前記サンプル点に基づいてガンマ特性の補正を行うガンマ補正方法において、
    階調方向に連続する第1サンプル点、第2サンプル点、第3サンプル点および第4サンプル点から、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との間の補間点の位置を計算する第1のステップと、
    所定の条件が成立する場合に前記第2のサンプル点および前記第3のサンプル点の少なくとも一方を移動させる第2のステップとを備え、
    前記第1サンプル点から前記第2サンプル点へのベクトルを第1ベクトル、前記第2サンプル点から前記第3サンプル点へのベクトルを第2ベクトル、前記第3サンプル点から前記第4サンプル点へのベクトルを第3ベクトルとすると、
    前記第1のステップにおいて、前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との中点から前記補正係数の値に応じた距離だけ離れた点を前記補間点とし、前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、および前記第1ベクトルの方向と前記第2ベクトルの方向が同一であるか前記第2ベクトルの方向と前記第3ベクトルの方向が同一である場合、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との中点を前記補間点とし、
    前記第2のステップにおいて、前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、および前記第1ベクトルの方向と前記第2ベクトルの方向が同一であるか前記第2ベクトルの方向と前記第3ベクトルの方向が同一である場合、前記第2サンプル点および前記第3サンプル点の少なくとも一方を、前記補正係数の値に応じた距離だけ移動させ
    前記補正係数は、階調に応じて低階調では高く高階調では低い複数の値を有すること、
    を特徴とするガンマ補正方法。
  10. 前記第1のステップにおいて、
    前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが同一である場合、前記第2サンプル点と前記第3サンプル点との中点N1と、前記第1サンプル点および前記第2サンプル点を通過する直線と前記第3サンプル点および前記第4サンプル点を通過する直線との交点N2との間の線分上で、補正係数の値に応じた距離だけ前記交点N2から離れた点を前記補間点とし、
    前記第2のステップにおいて、
    前記第1ベクトルから前記第2ベクトルへの角度変化の向きと、前記第2ベクトルから前記第3ベクトルへの角度変化の向きとが異なる場合、前記第1サンプル点と前記補間点との中点と前記第2サンプル点との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記第2サンプル点を移動させるとともに、前記第4サンプル点と前記補間点との中点と前記第3サンプル点との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記第3サンプル点を移動させ、
    前記第1ベクトルの方向と前記第2ベクトルの方向が同一である場合、前記第4サンプル点と前記補間点との中点と前記第3サンプル点との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記第3サンプル点を移動させ、
    前記第2ベクトルの方向と前記第3ベクトルの方向が同一である場合、前記第1サンプル点と前記補間点との中点と前記第2サンプル点との間の線分上で、前記補正係数の値に応じた距離だけ前記第2サンプル点を移動させること、
    を特徴とする請求項記載のガンマ補正方法。
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