JP2023077196A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の経時的変化発生により、印刷物の検査精度の低下が発生していた。【解決手段】 本発明に係る画像処理装置は、チャート画像を表す第1画像データと、前記チャート画像を含む画像の第1印刷物を読み取った画像を表す第2画像データと、前記チャート画像を含む画像の第2印刷物を読み取った画像を表す第3画像データとを取得する取得手段と、前記第1画像データと前記第2画像データとの第1比較結果と、前記第1画像データと前記第3画像データとの第2比較結果とを比較し、該比較の結果得られる検査パラメータを用いて前記第2印刷物を検査する検査手段とを有することを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、印刷装置が出力した印刷物を検査するための画像処理技術に関する。
印刷後に印刷結果を検査することによって、印刷物の品質を保証することが求められている。目視検査は、多くの時間とコストを必要とするため、自動で検査を行う検査システムが提案されている。
このような検査システムでは、例えば事前に登録した印刷物の検査基準となる基準画像と、検査対象となる印刷物をスキャンした検査対象画像との差分に基づき印刷結果の検査を行う。検査の際は、予め印刷装置に設定された検査パラメータを用いる。
検査パラメータの設定に関して、特許文献1では、検査パラメータをインターネットを介して取得することが紹介されている。また特許文献2では、検査対象の印刷物の紙種ごとに最適な検査パラメータを算出し設定することが紹介されている。
特願2020-84788号 特開2019-184855号
上記印刷装置において、スキャン性能の経時的な変化(例えばスキャナのLEDの経年劣化等)が発生すると、上記検査で使用する検査パラメータが同じであっても、経時的変化発生前の検査結果と経時的変化発生後の検査結果が異なってしまう。その結果、経時的変化発生前は検査結果がNGだったものが、経時的変化発生後は検査結果がOKとなってしまう場合がある。
本発明に係る画像処理装置は、チャート画像を表す第1画像データと、前記チャート画像を含む画像の第1印刷物を読み取った画像を表す第2画像データと、前記チャート画像を含む画像の第2印刷物を読み取った画像を表す第3画像データとを取得する取得手段と、前記第1画像データと前記第2画像データとの第1比較結果と、前記第1画像データと前記第3画像データとの第2比較結果とを比較し、該比較の結果得られる検査パラメータを用いて前記第2印刷物を検査する検査手段とを有することを特徴とする。
装置の経時的変化発生による印刷物の検査精度低下を抑制することができる。
画像処理装置を含む印刷システムの構成図。 実施例1記載の画像処理装置及び印刷装置の構成図。 実施例1記載の検査パラメータ算出用のチャート画像とそのリファレンスデータの例。 実施例1記載の検査パラメータ算出用基準点作成モードのフローチャート。 実施例1記載の検査パラメータ調整モードのフローチャート。 実施例1記載の検査パラメータの例。 実施例2記載の検査パラメータ算出用のチャート画像とそのリファレンスデータの例。 実施例2記載の検査パラメータの例。 実施例3記載の画像処理装置及び印刷装置の構成図。 実施例3記載の検査パラメータを自動更新するフローチャート。 実施例3記載の検査パラメータを自動更新するフローチャート。 実施例3記載の検査パラメータを自動更新するパラメータ更新部分のフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、フローチャートにおける各工程(ステップ)についてはSで始まる符号を用いて示す。
実施例1では、点状欠陥と線状欠陥を検査する画像処理装置の検査パラメータを自動更新する実施例について説明する。
図1は、本発明を適用した画像処理装置100を含む、印刷物の出力と検査を行う印刷システム全体の構成例である。本実施例の印刷システムは、画像処理装置100と、印刷用サーバ180、印刷装置190を有する。印刷用サーバ180は、印刷する原稿の印刷ジョブを生成し、印刷装置190へ印刷ジョブを投入する機能を有する。印刷装置190は、印刷用サーバ180から投入された印刷ジョブに基づき、記録媒体(印刷用紙)上に画像を形成する機能を有する。印刷装置190は、オフセット印刷方式や、電子写真方式やインクジェット方式等の装置を用いることができる。本実施例では電子写真方式の印刷装置であるとする。
印刷装置190は給紙部191を有しており、ユーザはあらかじめ印刷用紙を給紙部191にセットしておく。印刷装置190は印刷ジョブが投入されたら、給紙部191にセットされた印刷用紙を搬送路192に沿って搬送しながら、その表面または両面に画像を形成し、画像処理装置100へと送る。
本発明の画像形成装置100は、印刷装置190が画像を形成し、搬送路192を通じて送ってきた紙、すなわち印刷物に対し、欠陥の有無を調べる検査処理を行う。すなわち画像処理装置100は検査処理装置として機能する。
画像処理装置100は、CPU101、RAM102、ROM103、主記憶装置104、画像読取装置105を内包する。また、印刷装置とのインターフェース(I/F)106、汎用インターフェース(I/F)107、ユーザインターフェース(UI)パネル108、メインバス109を内包する。さらに、印刷装置190の搬送路192と接続された印刷物の搬送路110、検査合格した印刷成果物の出力トレー111と、欠陥が発見され検査不合格だった印刷物の出力トレー112を有する。なお、印刷物の分類はこの合格、不合格の2種類だけでなく、さらに細かく分類する構成であってもよい。また、画像読取装置105、ユーザインターフェース(UI)パネル108、出力トレー111、出力トレー112は、画像処理装置100外の装置、例えば印刷装置190などに備えてもよい。
CPU101は画像処理装置100内の各部を統括的に制御するプロセッサである。RAM102は、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM103は、CPU101によって実行されるプログラム群を格納している。主記憶装置104は、CPU101によって実行されるアプリケーションや、画像処理に用いられるデータ等を記憶する。
画像読取装置(スキャナ)105は、印刷装置から送られてきた印刷物の片面または両面を、搬送路110上で読み取り、画像データとして取得することができる。印刷装置I/F106は印刷装置190と接続されており、印刷装置190と印刷物の処理タイミングの同期を取ったり、互いの稼働状況を連絡し合ったりすることができる。汎用I/F107はUSBやIEEE1394等のシリアルバスインターフェースであり、ユーザがログ等のデータを持ち出したり、何らかのデータを画像処理装置100に取り込んだりすることができる。
UIパネル108は、例えば液晶ディスプレイであり、画像処理装置100のユーザインターフェースとして機能し、現在の状況や設定を表示しユーザに伝える。また、タッチパネルかボタンを備えることによって、ユーザからの指示を受け付ける。メインバス109は画像処理装置100の各部分を接続している。このほか図1からは省略するが、CPU101からの指示によって画像処理装置100や印刷システムの内部各所を動作させることができる。例えば、搬送路を同期して動かしたり、検査結果に応じて印刷物を合格の出力トレー111か不合格の出力トレー112のどちらに送るかを切り替えたりすることができる。また、CPUの他にGPUを備えていてもよい。
全体として画像処理装置100は、印刷装置190から送られた印刷物を搬送路110で搬送しつつ、画像読取装置105で読み取った印刷物の画像データに基づき、以下に説明する検査処理を行う。検査処理の結果、印刷物が検査合格であれば合格の出力トレー111まで搬送され、そうでなければ不合格の出力トレー112に搬送される。こうして品質の確認されたものだけを納品用の成果物として出力トレー111に集めることができる。
上記のようなシステム構成のうち、図2に本発明の検査処理に係る画像処理装置100と印刷装置190の機能ブロックごとの構成を示す。画像処理装置100は、検査設定管理部201、記憶装置202、画像読み取り部204、検査部205、検査パラメータ算出部206を有し、印刷装置190は印刷部203を有する。
検査設定管理部201は、UIパネル108を介して取得したユーザからの操作に基づき、記憶装置202で保存されている検査パラメータ算出用のチャート画像を読み込み印刷部203へ送信する。また、UIパネル108を介して取得した、検査処理で使用する検査パラメータを検査部205へ送信する。記憶装置202は、RAM102あるいは主記憶装置104であり、検査パラメータ算出用のチャート画像及びそのリファレンス画像は、例えば図3に示す画像である。図3については後述する。
印刷部203は、検査パラメータ算出用のチャート画像を印刷する。画像読み取り部204は、印刷部203で印刷した印刷物を読み込み検査部205に読み込んだデータを送信する。検査部205は、記憶装置202から検査パラメータ算出用のチャート画像のリファレンス画像を取得する。取得したリファレンス画像を元に画像読み取り部205から受け取った検査パラメータ算出用のチャート画像に対して、設定されている検査パラメータを使用して検査処理を行い、現時点の検査結果画像を取得する。
ここで、検査処理は、例えば、リファレンス画像とスキャン画像のそれぞれの特徴点を算出し、算出した特徴点を元に位置合わせを行い、位置合わせを行った両者の画像の差分を取り、検査パラメータに基づくフィルター処理を施す。検査結果画像はその処理後の画像であり、検査対象画像のうち検出された欠陥部分が判別できる画像である。また、検査処理は、上記差分を取れるものであればよく、上記手法に限られない。
検査部205は、検査処理後に現時点の検査結果画像を検査パラメータ算出部206に送信する。検査パラメータ算出部206は、記憶装置202から基準時点の検査結果画像を取得する。基準時点の検査結果画像と現時点の検査結果画像を元に新しい検査パラメータを算出し、検査部205へ送信する。
前記検査パラメータは、検査処理の精度を調整するものであり、本実施例ではコントラスト値、欠陥サイズを使用する。
指定するコントラスト値は、検査処理において検出する点状欠陥または線状欠陥の画素と周囲画素とのコントラスト値の差の閾値で、指定された値以下のコントラスト値である欠陥は検査NGとしないという閾値である。例えば、画素の色空間をXYZ空間に変換した際のY値で指定する。
指定する欠陥サイズは、検査処理において検出する点状欠陥及び線状欠陥のサイズで、指定された値以下の欠陥は検査NGとしないという閾値である。例えば、点状欠陥の場合はその直径、線状欠陥の場合は幅と長さとで、用紙上においてミリメートル単位で指定する。
図3は、検査パラメータ算出用のチャート画像及びそのリファレンス画像の例である。本実施例における欠陥の種類は、点状欠陥と線状欠陥であり、検査パラメータ算出用のチャート画像には複数のサイズの点状欠陥と線状欠陥とが複数の背景色の中に描画されている。一方、図中のリファレンスデータには、点状欠陥と線状欠陥とが描かれておらず、印刷結果に欠陥が無く良品である場合、または、印刷結果から欠陥を検出する際の基準画像である場合の画像の例を示している。
図4は、経時変化が起こる前に行う事前準備処理のフローチャートである。検査設定管理部201は、ユーザから検査パラメータ算出用の基準点を作成するモードに処理を移行するユーザ指示を受け付ける(S401)。
検査設定管理部201は、記憶部202から検査パラメータ算出用のチャート画像を読み込み、印刷部203へ送信することにより印刷処理を行う(S402)。
画像読み取り部204は、印刷処理で印刷された印刷物を読み込み、そのスキャンデータを検査部へ送信する(S403)。
検査部205は、記憶部202から予め保存されている検査パラメータ算出用のチャート画像のリファレンス画像を読み込む。読み込んだリファレンス画像をリファレンスとして、画像読み取り部204から送付されたスキャンデータを比較して差分画像データを求める検査処理を行う(S404)。
検査部205は、検査処理の結果である差分画像データ検査結果画像を基準点の検査結果画像として記憶装置202に保存する(S405)。
図5は、経時変化、すなわち画質の変化が起こったことが分かった後や、実際に印刷物の検査処理を実施する前に、検査パラメータを基準点と同等の検査ができるように調整する処理のフローチャートである。検査設定管理部201はユーザから検査パラメータ調整モードを受け付ける(S501)。
続いて説明するS502~S504は、先述した図4のS402~S404と同じ処理である。検査設定管理部201は記憶部202から検査パラメータ算出用のチャート画像を読み込み、印刷部203へ送信し、印刷処理を行う(S502)。画像読み取り部204は印刷処理で印刷された印刷物を読み込み、そのスキャンデータを検査部へ送信する(S503)。検査部205は、記憶部202から予め保存されている検査パラメータ算出用のチャート画像のリファレンス画像を読み込み、そのリファレンス画像をリファレンスとして画像読み取り部204から送付されたスキャンデータを検査する(S504)。
次に検査パラメータ算出部206において、検査部205の検査処理の結果である現時点の検査結果画像データと、記憶部202に保存されている基準点作成モード時に保存している基準点の検査結果画像データとを比較する(S505)。比較方法は、例えば、検査結果画像同士のピクセル値の差分をとる方法である。または、チャート画像内の全オブジェクトのリストに対して欠陥として検出されたオブジェクトのリストを比較する方法である。すなわち、現時点の検査結果画像と基準点の検査結果画像との差分を比較の結果得られればよい。換言すれば、現時点と基準点について、上述の差分画像データ同士の差分を比較結果として得る。
次に比較結果を評価する(S506)。例えば、差分があったピクセル数で評価する方法がある。または、チャート画像内の全オブジェクトのリストのうち欠陥として検出されたオブジェクトのリストが同じである割合で評価する方法である。
評価結果がそれぞれの評価方法において予め設定されている所定の閾値以下か否かを判定する(S507)。
比較結果が閾値より大きい場合は、検査部205の検査パラメータを更新し、S504の検査処理から繰り返す(S508)。
評価結果が閾値以下の場合は、基準点と同等の検査結果が得られる現時点の検査パラメータが見つかったこととして、検査部205に検査パラメータを設定する(S509)。
ここで、S507における閾値とは、差分があったピクセル数で評価する方法を取る場合は、予め設定されている閾値はピクセル数となる。基準点の検査結果と現時点の検査結果がこの閾値以下になるということで、検査結果が同等であると判断する。
S508における検査パラメータの更新方法は、例えば検査パラメータがコントラスト値、点状欠陥の直径サイズおよび線状欠陥の幅と長さである場合、それぞれの値を現時点の検査パラメータからそれぞれの単位で±1ずつ増減させる方法である。ある既定数繰り返しても評価結果が閾値以下にならない場合は、評価結果が閾値に最も近かった値になる検査パラメータを設定することとする。変更方法の別の例として、図6で示す検査レベルを±1ずつ増減する方法も考えられる。
図6は、予め検査部205に設定する検査パラメータの一例である。ユーザの利便性を考慮し、点状欠陥、線状欠陥毎に検出レベルを定義しており、ユーザは検出レベルを使用して直感的に検査パラメータを設定できる。線状欠陥のパラメータの1つにある点状欠陥検出条件とは、線状欠陥パラメータの設定により点状欠陥を過検出してしまう場合があるので、それを防ぐために指定するものである。
以上説明したように、実施例1によれば、点状欠陥と線状欠陥を検査する画像処理装置の検査パラメータを自動更新することができる。
実施例2では、実施例1に加え、点状欠陥と線状欠陥がエッジ近傍に存在する状態も加味して検査できるよう検査パラメータを更新する例について説明する。以降、実施例1と共通の内容は説明を省略し、実施例2で特徴的な内容のみ説明する。
図7は、本実施例で使用する検査パラメータ算出用のチャート画像及びそのリファレンス画像の例である。
図8は、本実施例で使用する予め検査部205に設定する検査パラメータの一例である。
検査パラメータ算出用のチャート画像及びそのリファレンス画像及び検査部205で使用する検査パラメータの定義が異なるだけで、システムの構成(図2)や処理フロー(図4、図5)は、実施例1と同等である。
以上説明したように、実施例2によれば、点状欠陥と線状欠陥がエッジ近傍に存在する状態も加味して検査できる。
実施例3では、実施例1の検査パラメータ調整モードの受け付け無しに、印刷・検査処理を行いながら、画像処理装置の検査パラメータを自動更新する実施例について説明する。以降、上述した実施例と共通の内容は説明を省略し、実施例3で特徴的な内容のみ説明する。
図9に本実施例の検査処理に係る図1記載の画像処理装置100と印刷装置190の機能ブロックごとの構成を示す。画像処理装置100は、検査設定管理部901、記憶装置902、チャート埋め込み部903、画像読み取り部905、検査部906、検査パラメータ算出部907を有し、印刷装置190は印刷部904を有する。
検査設定管理部901は、UIパネル108を介して取得したユーザからの操作に基づき、記憶装置902で保存されている検査対象画像を読み込み印刷部904へ送信する。また、UIパネル108を介して取得した検査処理で使用する検査パラメータを検査部906へ送信する。また、記憶装置902で保存されている検査パラメータ算出用のチャート画像を読み込み、検査対象画像と共にチャート埋め込み部903に送信する。また、チャート埋め込み部903より受け取ったチャート埋め込み済み検査対象画像を印刷部904へ送信する。また、チャート埋め込み部903でチャート埋め込み済み検査対象画像を生成するかどうかのタイミングを制御する。タイミングの制御方法は、印刷数をカウントしておき、あらかじめ設定された回数ごとにチャート埋め込み部903でチャート埋め込み済み検査対象画像を生成することで制御するものである。
記憶装置902は、RAM102あるいは主記憶装置104であり、検査対象画像及びそのリファレンス画像、検査パラメータ算出用のチャート画像及びそのリファレンス画像、基準点の検査結果画像を保持している。検査対象画像は、例えば図12で示す画像である。検査パラメータ算出用のチャート画像及びそのリファレンス画像は、例えば図3に示す画像である。
チャート埋め込み部903は、検査対象画像に検査パラメータ算出用のチャート画像を埋め込み、チャート埋め込み済み検査対象画像として検査設定管理部901へ送信する。チャートの埋め込み方法としては、チャート画像を分割して、検査対象画像の余白領域に埋め込む方法を取る。チャート埋め込み済み検査対象画像は、例えば図12Bに示す画像である。また、検査部906より受け取った検査対象画像のリファレンス画像に、検査部906より受け取った検査パラメータ算出用のチャート画像のリファレンス画像を埋め込み、チャート埋め込み済み検査対象画像のリファレンス画像として検査部906へ送信する。チャート埋め込み済み検査対象画像のリファレンス画像は、例えば図12Cに示す画像である。
印刷部904は、検査対象画像及びチャート埋め込み済み検査対象画像を印刷する。
画像読み取り部905は、印刷部904で印刷した印刷物を読み込み検査部906に読み込んだデータを送信する。
検査部906は、記憶装置902から検査対象画像のリファレンス画像と検査パラメータ算出用のチャート画像のリファレンス画像を取得する。また、チャート埋め込み部903からチャート埋め込み済み検査対象画像のリファレンス画像を取得する。取得したリファレンス画像を元に、画像読み取り部905から受け取った検査対象画像及びチャート埋め込み済み検査対象画像について、設定されている検査パラメータを使用して検査処理を行い、検査結果画像を算出する。また、検査部906は、記憶装置902に基準点の検査結果画像が保存されているか確認する。また、検査部906は検査結果画像を現時点の検査結果画像として検査パラメータ算出部907に送信する。また、検査部906は、検査処理後に、検査結果画像を基準点の検査結果画像として記憶装置902に送信する。
検査パラメータ算出部907は、記憶装置902から基準時点の検査結果画像を取得する。また、取得した基準時点の検査結果画と像検査部906から受信した現時点の検査結果画像を元に新しい検査パラメータを算出し、検査部906へ送信する。
図10は、検査パラメータを自動更新する全体のフローチャートである。検査設定管理部901はUIパネル108を介して取得したユーザからの印刷指示を受け付け、内部で保持している印刷数カウンタをインクリメントする(S1001)。
印刷数カウンタをあらかじめ設定されているNで剰余した結果を判定する(S1002)。
S1002の結果が0となる場合には、図11に示すフローチャート11へと進み(S1003)、フローチャート11の処理が終了した後でS1001へ戻る。図11に示すフローチャート11に関しては後述する。
S1002の結果が0でない場合は、通常の検査処理が実行される。すなわち、記憶装置902から検査対象画像取得し、印刷部904へ送信する(S1004)。
次に、画像読み取り部905で検査対象画像の印刷物を読み込む(S1005)。
次に、検査部906において記憶装置902から取得した検査対象画像のリファレンス画像を使用して読み込んだ検査対象画像を検査処理する(S1006)。
図11は、検査パラメータを自動更新するパラメータ更新処理のフローチャート11である。検査処理管理部901は、記憶装置902から検査対象画像と検査パラメータ算出用のチャート画像を読み込み、チャート埋め込み部903へ送信する。チャート埋め込み部903は検査パラメータ算出用のチャートを検査対象画像に埋め込み、チャート埋め込み画像を生成し検査処理管理部901へ送信する(S1101)。
検査処理管理部901は、チャート埋め込み画像を印刷部904へ送信する(S1102)。印刷部904はチャート埋め込み画像を印刷する。
画像読み取り部905は、S1102で印刷された画像を読み込む(S1103)。
検査部906は、記憶装置902から検査対象画像のリファレンス画像と検査パラメータ算出用のチャート画像のリファレンス画像を取得する。そして、取得した検査対象画像のリファレンス画像と検査パラメータ算出用のチャート画像のリファレンス画像をチャート埋め込み部903へ送信する。チャート埋め込み部903は、チャート埋め込み済み検査対象画像のリファレンス画像を生成し検査部906へ送信する。検査部906は、チャート埋め込み済み検査対象画像のリファレンス画像をリファレンスとして、画像読み取り部905で読み取った検査対象画像を検査する(S1104)。尚、前述したチャート埋め込み済み検査対象画像のリファレンス画像を生成する処理は、S1101~S1104の間であればどのステップで実行しても構わない。
検査部906は記憶装置902に基準点の検査結果画像が保存してあるか確認する(S1105)。保存されていない場合は記憶装置902へ検査結果画像を基準点の検査結果画像として保存し(S1111)、本フローチャートを終了する。
保存されている場合は、1104の検査結果と基準点の検査結果画像を比較する(S1106)。
比較結果を評価し(S1107)、評価結果が閾値以下であるか否かを判定する(S1108)。
評価結果が閾値より大きい場合は、検査パラメータを更新する(S1109)。検査パラメータが更新されると、再度検査処理S1104を実行する。
評価結果が閾値以下の場合は、S1104で使用した検査パラメータを新しい検査パラメータとして、検査部906へ登録する設定を行う(S1110)。尚、比較方法、評価方法は、例えば実施例1で前述した方法を用いるがこれに限られない。
検査部906は、記憶装置902へ検査結果画像を基準点の検査結果画像として保存し(S1111)、処理を終了する。
以上説明したように、実施例3によれば、検査パラメータ調整モードの受け付け無しに、印刷・検査処理を行いながら、画像処理装置の検査パラメータを自動更新することができる。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像処理装置
201 検査設定管理部
202 記憶装置
204 画像読み取り部
205 検査部
206 検査パラメータ算出部

Claims (9)

  1. チャート画像を表す第1画像データと、前記チャート画像を含む画像の第1印刷物を読み取った画像を表す第2画像データと、前記チャート画像を含む画像の第2印刷物を読み取った画像を表す第3画像データとを取得する取得手段と、
    前記第1画像データと前記第2画像データとの第1比較結果と、前記第1画像データと前記第3画像データとの第2比較結果とを比較し、該比較の結果得られる検査パラメータを用いて前記第2印刷物を検査する検査手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1印刷物は、線状欠陥または点状欠陥を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記線状欠陥または前記点状欠陥は、エッジ近傍に位置していることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記チャート画像を含む画像は、検査対象画像に検査パラメータ算出用の前記チャート画像を埋め込んで生成した画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第3画像データは、前記第1印刷物に比べて経時変化により画質が変化していることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1比較結果は、前記第1画像データと前記第2画像データとの差分画像データであり、
    前記第2比較結果は、前記第1画像データと前記第3画像データとの差分画像データであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記検査パラメータは、前記差分画像データ同士の差分が所定の閾値以下となるか否かを判別するためのパラメータであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. コンピュータを、請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. チャート画像を表す第1画像データと、前記チャート画像を含む画像の第1印刷物を読み取った画像を表す第2画像データと、前記チャート画像を含む画像の第2印刷物を読み取った画像を表す第3画像データとを取得する取得工程と、
    前記第1画像データと前記第2画像データとの第1比較結果と、前記第1画像データと前記第3画像データとの第2比較結果とを比較し、該比較の結果得られる検査パラメータを用いて前記第2印刷物を検査する検査工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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