JP5853215B2 - 木質板からなる内装建材 - Google Patents
木質板からなる内装建材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5853215B2 JP5853215B2 JP2012130726A JP2012130726A JP5853215B2 JP 5853215 B2 JP5853215 B2 JP 5853215B2 JP 2012130726 A JP2012130726 A JP 2012130726A JP 2012130726 A JP2012130726 A JP 2012130726A JP 5853215 B2 JP5853215 B2 JP 5853215B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- silicone oil
- dust
- coating
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
(実施例1)
木質基材として、厚み12mm、幅303mm、長さ1818mmのMDF/合板複合基材の表面に突板を複合した木質フロアを準備した。
(実施例2)
上塗りの塗料に添加するシリコーンオイルの含有量を塗料全量に対して20質量%とした。それ以外は実施例1と同様に木質板を作製した。
(実施例3)
上塗りの塗料に添加するシリコーンオイルの含有量を塗料全量に対して2質量%とした。それ以外は実施例1と同様に木質板を作製した。
(実施例4)
木質基材として、厚み12mm、幅303mm、長さ1818mmのMDF/合板複合基材の表面にオレフィンシートを複合した木質フロアを準備した。また最表面の上塗り塗装において、両末端にメルカプト基を有するポリジメチルシロキサンのシリコーンオイル(X22−167B 信越化学工業株式会社製 シロキサン重合度40)を塗料全量に対して5質量%となるようにベースとなる樹脂塗料に添加して塗料を調製した。それ以外は実施例1と同様に木質板を作製した。
(実施例5)
木質基材として、内装建材に用いる腰壁を準備した。また最表面の上塗り塗装において、両末端にカルビノール基を有するポリジメチルシロキサンのシリコーンオイル(KF−6003 信越化学工業株式会社製 シロキサン重合度80)をベースとなる樹脂塗料を添加して塗料を調製した。それ以外は実施例1と同様に木質板を作製した。
(実施例6)
上塗りの塗料に添加するシリコーンオイルとして両末端にメタクリル基を有するシリコーンオイル(X22−164AS 信越化学工業株式会社製 シロキサン重合度10)を用いた。それ以外は実施例1と同様に木質板を作製した。
(比較例1)
上塗りの塗料に添加するシリコーンオイルとして一つの末端のみにカルビノール基を有するシリコーンオイル(X22−170BX 信越化学工業株式会社製 シロキサン重合度40)を用いた。それ以外は実施例1と同様に木質板を作製した。
(比較例2)
上塗りの塗料にシリコーンオイルを添加せず、それ以外は実施例1と同様に木質板を作製した。
[粉塵付着性]
小型チャンバー2m3内に試験体の木質板1m2を接地し、0.3gのモデルハウスダスト(JIS Z8901試験用粉体1記載15種混合ダスト)を気流発生装置を用いて1分間拡散し、試験体上に均一に沈降させた。
◎:5μm以下の飛散量が100未満
○:5μm以下の飛散量が100以上500未満
×:5μm以下の飛散量が500以上
[粉塵除去性]
0.3gのモデルハウスダスト(JIS Z8901試験用粉体1記載15種混合ダスト)を気流発生装置を用いて試験体上に均一に沈降させた後、JIS C9802に基づき、次式により家庭用電気掃除機によるじんあい除去能力を測定した。
K=(Md−Mr)/Md
K:じんあい除去能力(%)
Md:散布されたじんあい量(g)
Mr:除去したじんあい量(g)
測定結果に基づき粉塵除去性を次の基準により評価した。
◎:じんあい除去能力が80%以上
○:じんあい除去能力が60%以上80%未満
×:じんあい除去能力が60%未満
評価結果を表1に示す。
(実施例7)
厚み12mm、幅303mm、長さ1818mm、のMDF/合板複合基材の表面にオレフィンシートを複合した、木質フロアを準備した。ロールコーターを用いて、これらに電子線硬化型ウレタンアクリレート(オリゴマー樹脂:荒川化学社製「ビームセット577」ウレタンアクリレートと、反応性モノマー:東亞合成社製「M−220」トリプロピレングリコールジアクリレート、東亞合成社製「M−310」トリメチロールプロパンのプロピレンオキサイド3モル付加物のトリアクリレート、の混合物)塗装を施した。塗布料は、下塗りが10g/m2、中塗りが30g/m2、上塗りが10g/m2に設定し、塗布後、電子線照射強度を60kVに設定し、速度10m/minで、電子線照射により硬化させた。この際、最表層の上塗り塗装においてのみ、塗料中に両末端にアミノ基を有するシリコン化合物であるシリコーンオイルX22−161B(信越化学製)を10%添加して塗装を施した。塗装後、粉塵付着性評価、粉塵除去性評価、表面染み出し性評価を実施した。
(実施例8)
上塗り塗装に添加するシリコーンオイルの添加量が20質量%である以外は、実施例1と同様に作成し、評価を実施した。
(実施例9)
上塗り塗装に添加するシリコーンオイルの添加量が2質量%である以外は、実施例1と同様に作成し、評価を実施した。
(実施例10)
上塗り塗装に添加するシリコーンオイルに、両末端にアミノ基を有するシリコーンオイルX22−161A(信越化学製)を用い、添加率5質量%にした以外は実施例1と同様に作成し、評価を実施した。
(実施例11)
上塗り塗装に添加するシリコーンオイルに、両末端にメタクリル基を有するシリコーンオイルX22−164C(信越化学製)を用い、添加率10質量%にした以外は実施例1と同様に作成し、評価を実施した。
(実施例12)
上塗り塗装に添加するシリコーンオイルに、両末端にメタクリル基を有するシリコーンオイルX22−161AS(信越化学製)を用い、添加率を1%にした以外は実施例1と同様に作成し、評価を実施した。
(実施例13)
上塗り塗装に添加するシリコーンオイルの添加率を25質量%にした以外は実施例6と同様に作成し、評価を実施した。
(実施例14)
上塗り塗装に添加するシリコーンオイルに、両末端にメタクリル基を有するシリコーンオイルX22−164(信越化学製)を用いた以外は実施例1と同様に作成し、評価を実施した。
(比較例3)
上塗り塗装に添加するシリコーンオイルに、一方の末端にカルビノール基を有するシリコーンオイルX22−170BX(信越化学製)を用いた以外は実施例7と同様に作成し、評価を実施した。
(比較例4)
上塗り塗装にシリコーンオイルを添加しないこと以外は実施例7と同様に作成し、評価を実施した。
ウエスで基材表面を清掃し、1ヶ月間の光沢値の変化を測定した
(判定)表面染み出し性
◎:光沢値の変化5未満
×:光沢値の変化5以上
評価結果を表2に示す。
Claims (3)
- 木質板からなる内装建材であって、
前記木質板は、板状の木質基材と、この木質基材の表面に設けられ単一層または複数層から形成された機能層とを備え、前記機能層の表面を構成する層は、ベースとなる樹脂塗料と、シロキサン結合による鎖状構造を有し、この鎖状構造を含む構造の少なくとも二つの末端に前記ベースとなる樹脂塗料と結合する官能基を有するシリコーンオイルとを含有する塗料の塗装膜であり、
前記シロキサン結合による鎖状構造は、ジメチルシロキサン結合による鎖状構造であり、
前記シロキサン結合は、重合度が10〜80の範囲内であることを特徴とする内装建材。 - 前記ベースとなる樹脂塗料と結合する官能基は、アクリル基、メタクリル基、メルカプト基、カルビノール基、アミノ基、エポキシ基、ポリエーテル基、カルボキシル基、フェノール基、またはシラノール基であることを特徴とする請求項1に記載の内装建材。
- 前記塗料における前記シリコーンオイルの含有量は、前記塗料の全量に対して2〜20質量%の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の内装建材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012130726A JP5853215B2 (ja) | 2011-08-11 | 2012-06-08 | 木質板からなる内装建材 |
PCT/JP2012/074509 WO2013183174A1 (ja) | 2012-06-08 | 2012-09-25 | 木質板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011176398 | 2011-08-11 | ||
JP2011176398 | 2011-08-11 | ||
JP2012130726A JP5853215B2 (ja) | 2011-08-11 | 2012-06-08 | 木質板からなる内装建材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013052672A JP2013052672A (ja) | 2013-03-21 |
JP5853215B2 true JP5853215B2 (ja) | 2016-02-09 |
Family
ID=48130088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012130726A Active JP5853215B2 (ja) | 2011-08-11 | 2012-06-08 | 木質板からなる内装建材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5853215B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010053239A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Dow Corning Toray Co Ltd | 光硬化型プライマー組成物、該組成物からなるプライマー層を備えた構造体およびその製造方法 |
-
2012
- 2012-06-08 JP JP2012130726A patent/JP5853215B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013052672A (ja) | 2013-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010174075A (ja) | 抗アレルゲン塗膜形成用樹脂組成物、木質板およびその製造方法 | |
CN108348446A (zh) | 指甲或人工指甲用光固化性组合物以及使用其的涂覆方法 | |
JP2010173115A (ja) | 木質板 | |
JP2008239721A (ja) | 床材トップコート用光硬化性塗料およびそれを塗布した床材 | |
US20100167067A1 (en) | Coating structure, chemical composition for forming the same, and method of forming the same | |
JP5603150B2 (ja) | 抗アレルゲン性を有する木質板 | |
CN105164221B (zh) | 形成对附着污物的自清洁能力优异的皮膜的水系亲水性涂料组合物、以及形成有对附着污物的自清洁能力优异的皮膜的表面处理材料 | |
JP5565983B2 (ja) | 水性被覆材 | |
CN110198761A (zh) | 指甲的金属化 | |
JP5950096B2 (ja) | 木質板と木質板塗装用塗料 | |
JP5072685B2 (ja) | 塗装体及びその形成方法 | |
JP5853215B2 (ja) | 木質板からなる内装建材 | |
JP5385862B2 (ja) | 抗アレルゲン性を有する木質板 | |
JP3308279B2 (ja) | 防汚処理剤、防汚処理方法及び防汚処理物品 | |
JP2015098098A (ja) | 保護膜、移動体、鉄道車両および保護膜の形成方法 | |
JP2018003521A (ja) | 床材 | |
WO2013183174A1 (ja) | 木質板 | |
JP2013002080A (ja) | 化粧壁面 | |
JP4798273B2 (ja) | 抗アレルゲン性を有する木質板とその製造方法 | |
JP2000104016A (ja) | 床材の被覆組成物 | |
JP5385863B2 (ja) | 抗アレルゲン性を有する木質板 | |
JP5065343B2 (ja) | 抗アレルゲン性を有する木質板 | |
JP5587682B2 (ja) | 抗アレルゲン性を有する木質板 | |
JPWO2019073698A1 (ja) | 床面の表面保護被膜形成方法 | |
JP5065342B2 (ja) | 抗アレルゲン性を有する木質板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140804 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20141009 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20141107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150407 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150707 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150730 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5853215 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |