JP5852859B2 - ブレーカー - Google Patents

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本発明は、二次電池に内蔵される小型のブレーカーに関する。
スマートフォン、ノートパソコン、タブレットコンピュータのような携帯機器の電源は、主にリチウムイオン電池等の二次電池である。これらの電池パックに不可欠である安全装置には、安全回路が作動しなかった場合を想定して、高温状態を感知する熱的遮断機が搭載される。そのような熱的遮断機の中でブレーカーは、動作温度の設定が正確で、繰返し使用可能である点で優位にある。
近年、上述のような携帯機器は、薄型になり、リチウムイオン電池のパックも同様に薄く、小さいことが望まれている。しかし上述のような繰返し使用及び正確な動作温度設定という優位点を保ちながらブレーカーの寸法縮小を図ることは困難である。なぜなら、ブレーカーの構造上、その厚みを小さくすると、接点ギャップを小さくすることとなるからである。また、自己保持回路を要する場合には、自己保持に不可欠なPTC(正温度特性)サーミスターの低背化を代償にそのPTCサーミスターの電気特性の自由度を小さくすること、及びブレーカーの外装を薄肉にすれば、機械的強度を小さくすることも同じく理由となる。接点ギャップが不十分であると、接点間にスパークが頻発し、接点を損傷してブレーカーの寿命を短くすることになる。
上記のような難点を克服するための方法として、例えば、特許文献1は、固定接点を有する固定片、可動接点を有する可動片、所定の温度で可動接点が固定接点から離反するように可動片を作動させる熱応動素子、固定片と接続されたPTCサーミスター及びこれらを収容する絶縁性の扁平なケースを備えた小型ブレーカーを開示する。特許文献2は、特許文献1と同様のブレーカーにおいて、PTCサーミスターの上面に突起を設けることにより、接点ギャップを大きくする技術を提案する。しかしながらこれら技術では、前記のような機械的強度等を損なわずに接点ギャップを大きくできるものの、PTCサーミスターの諸々の特性が不十分となる可能性がある。低背化されたPTCサーミスターの薄さ又はPTCサーミスターの呈する形状の複雑さから、その材料、製法が限定されるため、PTCサーミスターの電気特性、物理特性等における自由度が小さく、しかも理由を同じくして工費がかさむ虞がある。
特開2005−129471号公報 特開2011−198645号公報
本発明の課題は、ブレーカーを小型化し、低背化したときに生ずる接点ギャップの不足を補い、且つ接点の離反を迅速にしてアーク放電の虞を軽減することである。くわえて、縮小されたPTCサーミスター(PTC素子)における電気特性、物理特性等の制限、その他ブレーカーにおいて特性の損なわれる懸念を解消することである。
本発明は、可動接点を有する可動片、可動片と固定片との間に保持され、湾曲形状を有する熱応動部材、平板状のPTCサーミスター及び固定接点を有する固定片が上から順に積み重ねられた構造を備え、熱応動部材が可動片を作動させるスナップ動作により可動接点と固定接点とが接触又は離反し、PTCサーミスターが熱応動部材の下に配置され可動接点と固定接点との離反時に可動片と固定片とを導通させる開閉機構を有するブレーカーにおいて、可動接点と固定接点との接触時に熱応動部材の湾曲形状とPTCサーミスターの上面とにより生ずる間隙に中間片が配置されることを最も主要な特徴とする。
本発明のブレーカーは、ブレーカーを小型化し低背化した設計においても、接点ギャップを大きく保ち、しかもPTCサーミスターを縮小したことで損なわれる電気特性、物理特性等を保証することができるという利点がある。
図1は本発明のブレーカーの実施形態(実施例1)を示した説明図である。 図2はブレーカーの外観を示した説明図である。 図3は先行技術のブレーカーと比較した説明図である。 図4はブレーカーの別の実施形態(実施例2)を示した説明図である。 図5はブレーカーの別の実施形態(実施例3)を示した説明図である。 図6は本発明のブレーカーの一般的な形態を示した説明図である。
本発明によるブレーカーの実施形態について以下に図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるブレーカーの実施例1の組図及び断面図である。ブレーカー1は、可動片(以下、アーム2)、固定片3、熱応動部材(以下、ディスク4)、PTCサーミスター(以下、PTC5)及び中間片(以下、スペーサー6)並びに以上の部材を収容するケース7等によって構成される。アーム2及び固定片3は、ブレーカー1の電気抵抗を安定させるため、それぞれ可動接点21及び固定接点31を持つ。ケース7は、カバー71及びベース72等によって構成される。以上の部品を組み立てると図2のような外観のブレーカーが完成する。
アーム2、固定片3、ディスク4、PTC5及びケース7の形状、寸法、材質、加工法等は、既存のものを適用することができる。実施例1においては、アーム2の一部がケース7の外部に延長されて端子22となっており、固定片3が同じくケース7の外部に端子32を持つ。固定片3の端子32が、アーム2、可動接点21及び固定接点31を介して、端子32のようなケース7の外部にある別の端子と安定して電気的に接続しうる限り、アーム2及び固定片3の形態は、特に限定されない。カバー71及びベース72は、気密性及び機械的強度を得るために、樹脂中にそれぞれ金属製のカバープレート71b及び固定片3をインサート成形して構成される。
ディスク4は、通常、バイメタルで構成された金属部材であり、ほぼ球面の切片をなす湾曲形状4aを有する。尚、接点ギャップGを大きくできることからディスク4の全体は、矩形であるのが望ましいが、これに限るものではない。湾曲形状4aは、その2層の金属の熱膨張率の違いによって一定の温度でスナップ動作を起こして反転する。具体的には、スナップ動作が、湾曲形状4aの表裏の配置を同一に保ちながら、湾曲形状4aのなす凹凸を相互に転換させる。
PTC5は、温度上昇とともに電気抵抗を急上昇させる材質で、平板状であり、少なくともその上面51は、平坦になっている。特に指定のない限り、PTC5の立体的形状は、対称性の大きさゆえブレーカー1の組立て時に方向性にそれほど配慮を要さないという扱いやすさの観点から、角柱、円柱等の柱体であるのが望ましく、特に円盤状が好ましい。PTC5の配置は、アーム2と固定片3とを導通させられるようにディスク4の下であり、可動接点21と固定接点31とが離反した時には、微小な漏れ電流がアーム2からディスク4及びPTC5を流れる。PTC5を流れるこの漏れ電流のジュール熱により、ディスク4の反転した状態が続き、自己保持回路がブレーカー1に成される。
ディスク4及びPTC5の位置関係は、アーム2を作動させるべくアーム2と固定片3との間にあって、さらに、上記のような自己保持回路を構成すべくディスク4は、PTC5の上面51を部分的又は全体的に覆うのが好ましい。アーム2を作動させることは、スナップ動作で反転したディスク4がアーム2を、可動接点21と固定接点31とを接触又は離反させるべく押し上げて行われる。ベース72内部の底面は、固定片3が露出してPTC5と当接しており、漏れ電流の経路となる。
図3は、図2に示されるブレーカー1のA−Aにより切り取られる断面図である。ブレーカー1が平常時にあれば、ディスク4は、PTC5の上面51を覆って、湾曲形状4aが上面51から上に凸の円弧を呈する。この時、可動接点21と固定接点31は、アーム2の弾性力(バネ力)により接触している(図3(a))。過熱、過電流、過充電等の異常時になると、ディスク4は、反転してその端でアーム2を上に押し上げて、可動接点21と固定接点31を離反させる(図3(b))。
平常時において、湾曲形状4aとPTC5の上面51とは、間隙Sを形作っている(図3(a))。従来品のブレーカーにおいてこのような間隙は、どの部材にも占有されていない空間である(図3(c))。実施例1のブレーカーにあっては、湾曲形状4aと上面51との間にある間隙Sにスペーサー6が挿入されている。本発明のブレーカーの遮断状態においては、反転したディスク4の湾曲形状4aとPTC5の上面51との間にスペーサー6の厚みが追加され、接点ギャップGの増大に貢献できる(図3(b))。一方で従来品のブレーカーの遮断状態においては、反転したディスク4の湾曲形状4aとPTC5の上面51が当接して、間隙Sが活用されず、間隙Sの高さの全てが死に領域(無駄な領域)となる(図3(d))。そのため接点ギャップGは、本発明に及ばない。
アーク放電を抑制する観点から可動接点21と固定接点31との接点ギャップGは、可能な限り大きいことが望ましい。よって、スペーサー6の厚みも大きいのが望ましい。しかしながら、小型化を考慮に入れれば、一定の限度があり、スペーサー6は、全部又は大部分が湾曲形状4aの内部に収容されるのが好ましい。スペーサー6が間隙Sに完全には収容されない場合、スペーサー6の厚みが間隙Sの高さを超える量は、所期の小型化に支障なく且つ平常時における可動接点21と固定接点31との良好な接触抵抗を損なわない程度に抑えられる必要がある。つまり平常時スペーサー6によって或程度ディスク4が持ち上げられてもよい。
図4は、本発明のブレーカー1のカバー71及びアーム2を取り除いた状態の斜視図である。本発明において追加的接点ギャップGを生み出すのは、上面51と接触する中間部61である。中間部61は、幅広形状6aを呈している。これにより、ブレーカー1の組立て時に吸引ノズルが微小な当該部品を把持し移動することが容易になる。
スペーサー6は、銅系又は鉄系の金属片であるのが好ましいが、漏れ電流を正常に導通させ、所期の耐電圧をブレーカー1に与えれば、特に材質を金属に限らない。例えば、スペーサー6の材質は、導電性樹脂であってもよい。スペーサー6の材質が樹脂であれば、スペーサー6は、流動性を持った樹脂材料をPTC5の上で固形化して形成し配置できる。さらに、PTC5とスペーサー6との間の接触面に、導電性の接着剤が介在してもよい。
実施例1においてスペーサー6は、平常時ディスク4に覆われPTC5の上に載置された状態で、これらと共にアーム2により上からベース72に押さえ付けられている。異常時においては、ディスク4が反転してスペーサー6がディスク4の湾曲形状4aの外にでるが、ディスク4とPTC5に挟まれた状態で、アーム2のバネ力により押さえ付けられているので、その位置から動くことはない。よって、スペーサー6の形状は、ブレーカー1の外装が所期の寸法に収まる限り特に限定はなく、矩形、円形等、種々のものを採用することができる。
本発明によれば、接点ギャップGを拡大して火花放電の虞を低減できるほか、PTCの形状を対称性の高い簡素な形状にすることができるので、ブレーカー1の組立てに同部材を扱うのに用いる各種の工法を容易化できる。PTCの形状は、単純なほど強度が上がるので、小型化が更に容易となる。具体的には、PTCに裏表の方向性がある場合に比べて、配置、移動等が容易となるので、組立て時に要する工費を節減できる。同じくさらに、対称性の高い形状であれば、同部材の加工時に加えられる力、熱等の作用が均質に行き渡りやすくなり、ブレーカー1の組立て時にPTCの破損する虞が低減される。
スペーサー6が反転中のディスク4の湾曲形状4aに接触することにより、ディスク4の反転がアーム2に更に素早く伝えられ、接点の離反する動作は、従来品におけるより迅速となる。接点ギャプGの拡大することに加えて、接点ギャプGが最大となるのに要する時間が短縮されることにより、アーク放電の発生する虞は、一層軽減される。
スペーサー6の存在により、異常時に形成されるアーム2から固定片3へディスク4及びPTC5を介する回路の経路において界面の数が増える(2面から3面へ)ので、抵抗が大きくなり耐電圧が大きくなる。ここで増えているのは、PTC5とスペーサー6との間に生ずる界面である。このように従来品に比べてブレーカー1の耐電圧が向上することで、定格漏れ電流の大きさを小さくすることができる。
次に本発明の実施例2について、図4を用いて説明する。実施例2においてスペーサー6は、中間部61の両端に差込部62を有し、同じくベース72は、差込口72eを有し、差込部62が挿入されるための形状を取る。差込口72eは、ベース72の係合凹部72aに形成され、係合凹部72aには、カバー71に形成された係合凸部71aが嵌入される(図5)。スペーサー6の両端の差込部62は、係合凹部72aにおいて、ベース72と係合凸部71aとに挟み込まれて保持される。
このような差込み構造により、接点ギャップGの拡大と共に、PTC5のベース72への固定が、更に強固となり、PTC5は、振動、衝撃等によっても不動となる。従来のブレーカーにおいては、極めて強い衝撃が加わるとアーム2のバネ力を振り切ってPTC5がケース7内部で跳ね上がり、同時に可動接点21と固定接点31との接触が断絶される瞬間的な断線(瞬断現象)の虞があったところ、本発明のブレーカーにあっては、この瞬断現象の起こる虞を低減できる。係合凹部72aと係合凸部71aとが互いに相似形状を有することにより、PTC5及びスペーサー6の固定は、更に強固となる。
次に本発明の実施例3について、図5を用いて説明する。図5は、図2に示されるブレーカー1ブレーカー1のB−Bにより切り取られる断面図である。実施例3においてスペーサー6は、中間部61とその両端の差込部62との間に傾斜形状6bを有する。このような傾斜形状6bによりスペーサー6の両端は、段構造を取っており、差込部62が中間部61より低く配置される。よって、実施例3では、差込み構造を取るためにスペーサー6の両端を延長しても、これがディスク4に干渉するのを低減できる(図5(a))。スペーサー6とディスク4とが干渉しない設計は、瞬断現象を抑制できる上に、さらに小型化に有利である。このような段部は、スペーサー6がディスク4に抵触しないように段差が形成されていれば、傾斜形状6bの態様は、特に図示されているものに限られない。尚、図5(b)は、異常時にディスク4が反転してアーム2の小突起2aと接触する状態を示す。小突起2aによって接点ギャップGは、一層拡大する。
本発明の実施形態には、可動接点を有するバイメタル、トリメタル等を用いることによりアーム2とディスク4とが一体となった形態もありうる。この場合、ディスク4の湾曲形状4aとPTC5の上面51とが構成する間隙Sは、可動アームの湾曲形状とPTC5の上面51とが区画する空間に該当する。くわえて、上記の実施例においてアーム2は、端子22と一体となっているが、本発明は、これら形態に限定されるものではない。また他にも、可動アームの両端に接点が設けられ、可動アームが羽ばたき様に作動し、ベース72に二箇所設けられた接点とそれぞれ接触離反する形態もありうる。この可動アームが羽ばたき様に作動する形態でも、同じくアーム2とディスク4とが一体となりうる。接点ギャップGの拡大には、上記のいずれの形態においてもスペーサー6を可動アームとPTCとの間に用いれば、同じく奏功する。また、ディスク4は、必ずしも可動アームの下に配置される必要はなく、反転動作を可動アームの作動に連動させられる限り、可動アームの上に配置されてもよい。
本発明によるブレーカーの組立ては、ベース72の内部に順にPTC5,スペーサー6、アーム2を配置した後、カバー71でベース72を閉じて所定の方法により溶着することにより行われる(図1)。これ以降の後処理は、従来のブレーカーと同様のものを適用すればよい。さらに、このような組立て方法に加えて、スペーサー6の配置方法には、固定片3をインサート成形によりベース72に埋設してケース7の一部を形作る際に、固定片3と同時にPTC5及びスペーサー6をベース72の樹脂中の所定位置に埋設するものも可能である。
図6は、実施例1乃至3のいずれか一つ及び従来品の断面図であり、図1と同じく図2においてA−A断面を見たものに相当する。図6のいずれの例においても、ブレーカー1は、カバー71及びアーム2を除外して図示する。尚、アーム2が平常時に占有する仮想的な位置を破線で表す。図6(a)及び(b)は、本発明の平常時における状態を示す。アーム2は、ベース72上のアーム固定部72bに載置及び固定され、平常時に固定部72bの水準を超えることはない。平常時のアームの位置は、本発明と従来品とに差異がない。図6(c)及び(d)は、それぞれ本発明及び従来品の異常時における状態を示す。異常時には、従来品と本発明との差異がある。図6(d)の従来品では、ディスク4の端部4bの上げシロ(高さ変位)がベース72の側壁72cの上限を超えないところ、図6(c)の本発明においては、これを超えている。尚、図6には、図示されていないが、側壁72cは、樹脂よりなり、カバー71とベース72とが溶着される部分である。
図6(b)においては、スペーサー6の中間部61に隆起、突起等の凸状変形6cを形成することにより、空隙Sの状況の許す限り、スペーサー6以外同じ寸法の部材を用いながら更に空間効率を良くすることができる。図4においてスペーサー6は、矩形の金属板においてその中間部分を幅広にしたものであり、このような形状をプレス加工等により形成する際に、凸状変形6cを同時に付与することができる。尚、凸状変形6cは、中間部61の中央から可動接点21寄りにされることで、接点ギャップGの拡大を更に有利にする。
ベース72は、PTC5を収容するための円形の穴をケース内部の底面に有し、その穴は、周堤72dにより囲繞されている。周堤72dは、組立て時にPTC5を案内しやすくするためのものである。スペーサー6の傾斜形状6bの形状によっては、スペーサー6が周堤72dと干渉する虞がある。実施例3においては、傾斜形状6bを上に凸の曲面として干渉を避けているが(図5)、周堤72dの一部又は全体を低くする又は無くすことによっても同じ効果を得られる。周堤72dを変形して下に凸の曲面にすれば、ディスク4とPTC5との干渉を一層避けることが可能となり、更なる小型化を期待できる。
また、本発明のスペーサー6の形状は、接点ギャップGを増大させ(図6(c)及び(d))、且つディスク4への過度の干渉を避けられる限り(図6(a)及び(b)))、特に限定なく、幅広形状6aは、不可欠のものではない。さらに、差込部62の形状も同様にディスク4へ過度に干渉することがなければ、組立て、PTC5のベース72への固定の態様に応じて、種々の形態を取ることができる。
1 ブレーカー、
2 可動片(アーム)、
21 可動接点、
3 固定片、
31 固定接点、
4 熱応動部材(ディスク)、
4a 湾曲形状、
5 PTCサーミスター(PTC)、
51 上面、
6 中間片(スペーサー)、
7 ケース、

Claims (2)

  1. 可動接点を有する可動片、
    固定接点を有する固定片、
    該可動片と該固定片との間に保持され、前記可動片を作動させるスナップ動作により前記可動接点と前記固定接点とを接触又は離反させ、湾曲形状を有する熱応動部材、
    該熱応動部材の下に配置され、前記可動接点と前記固定接点との離反時に前記可動片と前記固定片とを導通させるPTCサーミスター、及び
    前記可動接点と前記固定接点との接触時に前記湾曲形状と該PTCサーミスターの上面とにより生ずる間隙に配置される中間片を備え
    さらに前記中間片を収納するケースに、該中間片の形状の一部に相似して該中間片を係合する部位を有することを特徴とするブレーカー。
  2. 可動接点を有する可動片、
    固定接点を有する固定片、
    該可動片と該固定片との間に保持され、前記可動片を作動させるスナップ動作により前記可動接点と前記固定接点とを接触又は離反させ、湾曲形状を有する熱応動部材、
    前記可動片の下に配置され、前記可動接点と前記固定接点との離反時に前記可動片と前記固定片とを導通させるPTCサーミスター、及び
    前記可動接点と前記固定接点との接触時に前記可動片と該PTCサーミスターの上面とにより生ずる間隙に配置される中間片を備え
    さらに前記中間片を収納するケースに、該中間片の形状の一部に相似して該中間片を係合する部位を有することを特徴とするブレーカー。
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