JP5849786B2 - データブロック出力装置、通信システム、データブロック出力方法、及び通信方法 - Google Patents

データブロック出力装置、通信システム、データブロック出力方法、及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、所定のパケットを優先的に出力するデータブロック出力装置、通信システム、データブロック出力方法、及び通信方法に関する。
長距離通信等で拠点間を接続する伝送網は、従来、SONET/SDH(Synchronous Optical NETwork/Synchronous Digital Hierarchy)のような時分割多重化技術(以下、
TDM(Time Division Multiplexing))技術を基礎とした装置で構築されていた。このTDM網を介した複数局間の周波数同期は、SONET/SDHの物理レイヤにおいて、“0”と“1”との信号からクロック再生をすることによって行われてきた。一方、近年の伝送網は、例えば、IP(Internet Protocol)のようなパケット通信網であることか
ら、ルータやスイッチのようなパケット技術を用いた装置で構築されることが多い。
パケット通信網における周波数/時刻同期方式として、NTP(Network Time Protocol)やIEEE1588のPTP(Precision Time Protocol)がある。IEEE1588は、マイクロ秒単位で高精度に時刻同期が行える可能性があるため、例えば、携帯基地局間における時刻同期等への利用が予定されている。
図1は、パケットベースの周波数/時刻同期方式を用いる通信システムの例を示す図である。図1に示される通信システムは、携帯電話網のシステムであって、携帯局側装置と、基地局(図中、BS)と、携帯局側装置と基地局との間の通信を中継する複数の中継装置とを含む。さらに、図1に示される通信システムは、周波数/時刻同期方式としてIEE1588を用いており、携帯局側にマスタ装置(以下単に、マスタ)が設置されており、各基地局側にスレーブ装置(以下単に、スレーブ)が設置されている。
図1に示されるように、パケットベースの周波数/時刻同期方式では、マスタとスレーブ間で、専用の同期メッセージが交換されることによって、周波数/時刻の同期が行われる。同期メッセージには、送信又は受信のタイムスタンプが含まれている。スレーブは、マスタからの同期メッセージに含まれるタイムスタンプから、マスタとスレーブ間の転送時間を算出して周波数/時刻の同期を取り、同期した時刻やクロックを基地局等に提供する。
図2は、IEEE1588の時刻オフセット時間の算出メカニズムを示す図である。マスタが同期メッセージ(Sync)を送信する時刻をt1,スレーブが該同期メッセージ(Sync)を受信する時刻をt2とする。また、スレーブが同期メッセージ(Delay_Req)を送信する時刻をt3,マスタが該同期メッセージ(Delay_Req)を受信する時刻をt4とする。このとき、スレーブは、以下の式1で時刻オフセットを算出する。ただし、マスタとスレーブとの間で転送時間が往復で等しいことが前提となっている。スレーブは、(式1)で求められた時刻オフセットを用いて、スレーブが管理する時刻を修正する。

時刻オフセット={(t2−t1)−(t4−t3)}/2 (式1)
特開2002−16637号公報
マスタとスレーブとの通信を中継するパケット網が、スイッチやルータ等の中継装置で構成される場合、中継装置は、同期メッセージの他にユーザデータのトラフィックも中継する。したがって、ユーザデータのトラフィックと同期メッセージとが、中継装置の異なるポートから入力され、同じポートから出力される、というように中継装置において合流することがある。ユーザデータのトラフィックに同期メッセージが合流した際に、ユーザデータが既に読み出し中の場合には、同期メッセージはユーザデータの読み出しが完了するまで読み出しを待たされることになる(例えば、図1の符号500参照)。
ユーザデータとの合流により同期メッセージに生じる遅延時間は、中継装置がQoS(Quality of Service)処理を行ったとしても、回避することが困難である。例えば、同期メッセージがQoSにおける最高クラスに設定されている場合でも、同期メッセージの到着時に既に低いクラスのパケットが読み出されているのであれば、同期メッセージは該パケットの読出しが完了するまで読み出されないので、遅延が発生する。
以降、中継装置において、同期メッセージと他のパケット(例えばユーザパケット)のトラフィックとが合流することを、競合と称する。また、同期メッセージと競合するパケットやトラフィックを競合パケット,競合トラフィックと称する。また、競合により同期メッセージの転送に発生する遅延を競合遅延と称する。
図3は、同期メッセージの中継遅延時間の変動を説明するための図である。中継装置において競合が発生するタイミングや競合トラフィックのパケット長はその時々によって変動するため、競合遅延時間も変動する。例えば、同期メッセージが到着した際に読み出し中である競合パケットのサイズが大きいほど、競合遅延時間も大きくなる。
競合遅延時間は状況に依存して変動するため、競合遅延時間を含む、スレーブにおいて求められるマスタとスレーブ間の同期メッセージの転送時間(中継遅延時間、上記t2−t1、t4−t3等)も、状況によって変動する。例えば、競合遅延時間が大きいほど中継遅延時間も大きくなる。したがって、(式1)のように、マスタとスレーブ間の同期メッセージの転送時間から求められる時刻オフセットの値もばらつきが生じ、時刻同期の精度の劣化につながる。このように、中継遅延が変動することをPDV(Packet Delay Variation)と称する。
図4は、同期メッセージの遅延分布の例を示す図である。図4では、競合トラフィックの帯域が小さい場合の同期メッセージの遅延分布G1と競合トラフィックの帯域が大きい場合の同期メッセージの遅延分布G2が示されている。図4に示されるように、PDVにより、マスタとスレーブとの間の同期メッセージの転送時間は離散する(G1、G2参照)。遅延分布G1に比べて遅延分布G2の方が離散の度合いが大きいように、離散の度合いは競合トラフィックの帯域に依存する。図4の競合トラフィックの帯域が大きい場合の同期メッセージの遅延分布G2では、競合トラフィックの帯域が小さい場合の同期メッセージの遅延分布G1に比べて、競合のない場合の転送時間付近の同期メッセージの数が少ない。すなわち、競合トラフィックの帯域が増加すると、遅延の最大値も大きくなり、競合のない同期メッセージ数は減少する。競合のない同期メッセージとは、出力キューにおいて優先度の低いクラスの他のパケットの読み出し完了を待たずに読み出された同期メッセージ、すなわち、競合遅延が発生していない同期メッセージのことである。
競合トラフィックの帯域が大きい場合であっても、所定数の競合のない同期メッセージを確保することができれば、これらの競合のない同期メッセージから得られる転送時間を
用いることにより、中継による遅延変動の影響を低減して同期精度を上げることができる。したがって、スレーブでの同期精度を向上させるためには、ネットワークの利用状況によらず、競合のない同期メッセージを所定数確保できればよい。競合のない同期メッセージは、すなわち、競合遅延が発生していない同期メッセージであるので、競合のない同期メッセージを所定数確保するためには、同期メッセージの遅延を低減させればよい。
なお、上述では、時刻同期について重点的に説明したが、周波数同期の場合でも、時刻同期と同様にマスタとスレーブ間の同期メッセージの転送時間に基づいて同期が取られるので、時刻同期と同様の問題が生じる。
本発明の一態様は、優先度の高いデータブロックの出力において、優先度の低いデータブロックの読出しによる遅延の発生を低減するデータブロック出力装置、通信システム、データブロック出力方法及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の態様の一つは、
第1のトラフィックのデータブロックを格納する第1のキューと、
前記第1のキューに優先して読み出される第2のトラフィックのデータブロックを格納する第2のキューと、
前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読出し完了から次のデータブロックの読出し開始までのデータブロック間の間隔を制御する制御部と、
を備えるデータブロック出力装置である。
また、本発明の他の態様は、
第1のノードと第1のトラフィックの上流に位置する第2のノードとを有する通信システムであって、
前記第1のノードは、
前記第1のトラフィックのデータブロックを格納する第1のキューと、
前記第1のキューに優先して読み出される第2のトラフィックのデータブロックを格納する第2のキューと、
前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読み出し完了から次のデータブロックの読み出し開始までのデータブロック間の間隔を制御する制御部と、
前記制御部によって制御される前記間隔を前記第2のノードに送信する送信部と、
を備え、
前記第2のノードは、
前記第1のトラフィックのデータブロックを格納する第3のキューと、
前記第1のノードから前記間隔を受信する受信部と、
前記第1のトラフィックのデータブロック間の間隔が前記受信部によって受信された間隔以上の間隔となるように、前記第3のキューからのデータブロックを読み出す読出部と、
を備える、通信システムである。
開示のデータブロック出力装置、通信システム、データブロック出力方法及び通信方法によれば、優先度の高いデータブロックの出力において、優先度の低いデータブロックの読出しによる遅延の発生を低減することができる。
パケットベースの周波数/時刻同期方式を用いる通信システムの例を示す図である。 IEEE1588の時刻オフセット時間の算出メカニズムを示す図である。 同期メッセージの中継遅延時間の変動を説明するための図である。 同期メッセージの遅延分布の例を示す図である。 第1実施形態における競合パケットの読出し調整方法を説明するための図である。 中継装置の構成の概要の一例を示す図である。 IFカードのハードウェア構成の一例を示す図である。 QoS回路の機能ブロック図の一例である。 レイヤ2の同期メッセージのフォーマットを示す図である。 レイヤ3の同期メッセージのフォーマットを示す図である。 第1実施形態におけるQoS部の処理の一例のフローチャートである。 第1実施形態におけるQoS部の処理の一例のフローチャートである。 第2実施形態における競合パケットの読み出しの調整方法を説明するための図である。 第2実施形態におけるQoS部の機能ブロック図の一例である。 フラグメントに係るIPヘッダのフィールドを示す図である。 第3実施形態における競合パケットの読み出しの調整方法を説明するための図である。 第3実施形態におけるQoS部の機能ブロック図の一例である。 第4実施形態におけるQoS部の機能ブロック図の一例である。 第5実施形態の適用例1の一つを示す図である。 第5実施形態の適用例2を示す図である。 第5実施形態における中継装置の構成例を示す図である。 第6実施形態における中継装置の構成例を示す図である。 第7実施形態における中継装置の構成例を示す図である。 第8実施形態における中継装置の構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図5は、第1実施形態における競合パケットの読出し調整方法を説明するための図である。図5には、競合がない場合の同期メッセージの出力と、読出し調整なしの競合トラフィックの出力と、第1実施形態における読出し調整後の競合トラフィックの出力と、第1実施形態における競合後の同期メッセージの出力と、が示される。なお、パケットはデータブロックの一例であって、データブロックはパケットに限られない。データブロックには、他に、フレームがある。本明細書においては、特記されない限り、パケットとフレームとを区別することなく、一律に“パケット”と称する。
第1実施形態では、例えば、図1に示される通信システム内の中継装置のQoS部では、同期メッセージは最優先クラス、同期メッセージではないパケット(競合トラフィック)は最優先クラスよりも優先度が低いクラスに設定される。中継装置は、同期メッセージの競合の有無を監視し、競合のない同期メッセージの数が少なくなった場合に、競合パケットの読出しタイミングを競合パケット間の読出し間隔が拡張するように調整する(図5中読出しタイミング調整後の競合トラフィックの出力参照)。これによって、同期メッセージの競合が発生する確率が低くなる(図5中競合後の同期メッセージの出力参照)。第1実施形態では、競合パケット間の読出し間隔を調整することによって、競合のない同期メッセージの数を所定数確保する。
<中継装置の構成>
図6は、中継装置の構成の概要の一例を示す図である。中継装置は、例えば、ルータ,スイッチ等のパケット中継装置である。中継装置100は、複数のIFカード1と、各IFカード1間でパケットを中継するSWカード2と、中継装置100の各カードの制御を行う制御カード3とを含む。競合パケット間の読出し間隔の調整は、IFカード1において行われる。中継装置は、「データ出力装置」の一例である。「データ出力装置」の一例には、他に、PTPマスタ装置、PTPスレーブ装置等がある。また、中継装置は、「ノード」の一例である。PTPマスタ装置、PTPスレーブ装置等も「ノード」の一例である。ノードとは、ネットワークに存在する通信装置を示す。
図7は、IFカード1のハードウェア構成の一例を示す図である。IFカード1は、PHY/MAC(PHYsical layer/MAC layer)回路11,メモリ12,データ処理用プロセッサ13,制御用プロセッサ14,複数のポート15,QoS回路16を備える。複数のポート15は、PHY/MAC回路11に接続されている。PHY/MAC回路11と、メモリ12と、データ処理用プロセッサ13と、制御用プロセッサ14と、QoS回路16とは、データ用バス17と制御用バス18とにそれぞれ接続されている。図7中では、データ用バスは実線で、制御用バスは点線で示されている。なお、図7において、アドレス用バスは省略されている。
PHY/MAC回路11は、各ポート15から入力される受信フレームの物理レイヤの終端処理とMACレイヤの終端処理とを行う。メモリ12は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリ
と、PROM(Programmable Read Only Memory)等の不揮発性のメモリと、が含まれる。
メモリ12には、各種プログラムやデータが記憶されている。
データ処理用プロセッサ13は、例えば、NPU(Network Processing Unit)やデー
タ通信プロセッサ等の、通信にかかるデータの処理を行うプロセッサである。データ処理用プロセッサ13は、PHY/MAC回路11によって符号化されたフレーム,SWカード2から転送されてきたフレームを処理する。制御用プロセッサ14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。制御用プロセッサ14は、PHY/MAC回路1
1,メモリ12,データ処理用プロセッサ13,QoS回路16の管理を行う。
IFカード1に含まれる、PHY/MAC回路11,メモリ12,データ処理用プロセッサ13,制御用プロセッサ14,QoS回路16のそれぞれは、個別のデバイスまたはチップであってもよい。また、IFカード1は、これら回路及びデバイスを有する1つ又は複数のLSI(Large Scale Integration)であってもよい。また、IFカード1のハ
ードウェア構成には、図7に示されるものに限られず、例えば、図7に示される構成に加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array),ICロジック素子等が含まれても
よい。また、制御用プロセッサ14とデータ処理用プロセッサ13とは、双方として機能する1つのプロセッサであってもよい。
図8は、QoS回路16の機能ブロック図の一例である。図8では、IFカード1のうち、出力側の機能であるQoS部10aについて示されている。QoS部10aは、多重化部101,セレクタ102,107,同期メッセージ識別部103,書込制御部104,読出制御部105,優先クラスキュー106a,非優先クラスキュー106n,競合検出部108,監視部109,パラメータ決定部110を含む。これらは、それぞれ電気又は電子回路,FPGA等によって実現される。また、監視部109,パラメータ決定部110は、QoS回路16に備えられるプロセッサ(図7には図示せず)によるソフトウェア処理によって実現されてもよい。優先クラスキュー106a及び非優先クラスキュー106nは、FIFO(First In First Out)キューである。図8では、キューは、優先ク
ラスキュー106aと非優先クラスキュー106nとの2つが示されているが、これに限られず、キューは2つ以上であってもよい。非優先クラスキュー106nは、「第1のキュー」の一例である。優先クラスキュー106aは、「第2のキュー」の一例である。
中継装置100の各ポートから入力され、SWカード2によって当該IFカード1に中継されたパケットは、多重化部101によって多重化され、セレクタ102と書込制御部104とに出力される。書込制御部104は、パケットのヘッダから得られる情報と、QoSの設定情報とから、各パケットの優先クラスを判別し、該パケットのクラス識別情報を、セレクタ102に出力する。セレクタ102は、書込制御部104から入力されるクラス識別情報に従って、パケットを該当する優先クラスのキューへ出力する。
同期メッセージ識別部103は、セレクタ102と優先クラスキュー106aとの間で、優先クラスキュー106aに出力されるパケットのうち、同期メッセージを検出し、同期メッセージの検出を競合検出部108に出力する。パケットが同期メッセージであることは、パケットのヘッダから判定される。
図9は、レイヤ2の同期メッセージのフォーマットを示す図である。第1実施形態で監視対象となるのは、PTPメッセージのうち、SyncメッセージとDelay_Reqメッセージであるため、図9では、この両者の場合について示されている。
PTPメッセージの場合には、図9に示されるMAC(Media Access Control)ヘッダ内のタイプフィールドの値が0x88F7となる。また、Syncメッセージの場合には、MACヘッダに後続するPTPヘッダ内のメッセージタイプフィールドの値は0となる。Delay_Reqメッセージの場合には、PTPヘッダ内のメッセージタイプフィールドの値は1となる。
同期メッセージ識別部103は、PTPメッセージがレイヤ2で用いられる場合には、パケットのMACヘッダ内のタイプフィールドの値が0x88F7であり、且つ、PTPヘッダのメッセージタイプフィールドが0又は1である場合に、パケットが同期メッセージであることを判定する。
図10は、レイヤ3の同期メッセージのフォーマットを示す図である。PTPは、IP上でUDP(User Datagram Protocol)を用いる。したがって、PTPメッセージのIPヘッダ内のプロトコルフィールドの値は、UDPを示す17となる。また、PTPメッセージは、ポート番号319を用いるので、UDPヘッダ内の宛先ポート番号フィールドの値は、319となる。
同期メッセージ識別部103は、PTPメッセージがレイヤ3で用いられる場合には、パケットのIPヘッダ内のプロトコルフィールドの値が17であり、且つ、UDPヘッダの宛先ポート番号が139である場合に、パケットが同期メッセージであることを判定する。
図8に戻って、競合検出部108は、同期メッセージ毎に競合が発生しているか否かを判定する。競合検出部108は、読出制御部105から非優先クラスキュー106nの読出し状態の入力を受ける。非優先クラスキュー106nの読出し状態とは、非優先クラスキュー106nがパケットの読み出し中であるか否かである。例えば、競合検出部108は、所定の周期で、または、非優先クラスキュー106nの読出し状態に変化がある度に、読出制御部105から非優先クラスキュー106nの読出し状態の入力を受ける。
競合検出部108は、同期メッセージ識別部103から同期メッセージの検出の入力を
受けた際に、非優先クラスキュー106nがパケットの読み出し中である場合には、該同期メッセージの競合有りと判定する。また、競合検出部108は、同期メッセージ識別部103から同期メッセージの検出の入力を受けた際に、非優先クラスキュー106nがパケットの読み出し中でない場合には、該同期メッセージの競合無しと判定する。競合検出部108は、同期メッセージ毎の競合の有無を監視部109に出力する。なお、非優先クラスキューが複数ある場合には、競合検出部108は、全非優先クラスキューのパケットの読出し状態を取得する。また、同期メッセージの検出の入力を受けた場合に、1つでもパケット読出し中の非優先クラスキューがあれば、競合検出部108は、該同期メッセージの競合有りと判定する。
監視部109は、競合検出部108からの同期メッセージの競合の有無の入力を受け、同期メッセージの競合の有無を統計的に監視し、所定の範囲における競合確率を算出する。競合確率は、所定の範囲に含まれる同期メッセージの総数に対する競合有りの同期メッセージの総数の割合である。なお、監視部109は、競合確率の代わりに、競合なしの確率、すなわち、所定の範囲に含まれる同期メッセージの総数に対する競合なしの同期メッセージの総数の割合を算出してもよい。監視部109は、算出した競合確率をパラメータ決定部110に出力する。所定の範囲は、例えば、時間で定義される範囲であってもよいし、同期メッセージの数で定義される範囲であってもよい。監視部109は、「監視部」の一例である。同期メッセージの競合確率は、「発生頻度」の一例である。「発生頻度」は競合確率に限定されず、例えば、同期メッセージX個中の競合した同期メッセージの数であってもよい。
パラメータ決定部110は、監視部109から受信する競合確率が第1の閾値以上である場合に、非優先クラスキュー106n(競合トラフィック)のパケットの読出し間隔(パケット間隔)を決定し、決定したパケット間隔を読出制御部105に通知する。第1の閾値は、例えば、95%から99%の間の値である。また、非優先クラスキュー106nのパケットの読出し間隔とは、優先度の高いキューにパケットがない状態において、非優先クラスキュー106nから先頭のパケットの読出しが完了してから次のパケットの読み出し開始までの時間長又はクロック数のことである。パケット間隔の算出及び読出制御部105への通知は、競合確率が第1の閾値以上となる状態が継続する間、1回だけ実行されるのでも良いし、繰り返し実行されてもよい。
パケット間隔の決定方法には、例えば、以下に示す方法がある。(1)予め決められた所定時間長をパケット間隔として用いる。(2)予め決められた所定量から徐々に増やしていき、競合確率が所定の値になったところで、パケット間隔の増加を止める。ただし、この場合の所定の値は、パケット間隔の決定の実行を判定する際に用いられる第1の閾値よりも大きい値でもよいし、同じ値でもよい。(3)競合確率に応じたパケット間隔を保持するテーブルを用いる。(4)所定の換算式f(x)を用いる。変数xには、競合なしの確率を用いる。
(3)のテーブル、(4)の換算式には、例えば、競合確率が高いほど競合トラフィックのパケット間隔が大きくなるように、パケット間隔と競合確率との関係性が定義される。(1)−(4)のうち、いずれのパケット間隔の決定方法が用いられてもよい。また、パケット間隔の決定方法は、(1)−(4)に限られない。
パラメータ決定部110は、監視部109から受信する競合確率が第2の閾値よりも小さくなった場合に、競合トラフィックのパケット間隔のリセットを読出制御部105に出力する。例えば、パラメータ決定部110は、パケット間隔を0として読出制御部105に出力することによって、パケット間隔のリセットを行ってもよい。また、第2の閾値は、第1の閾値よりも小さい競合確率の値であってもよいし、第1の閾値と同じ競合確率の
値であってもよい。パラメータ決定部110は、「制御部」の一例である。
読出制御部105は、各キューからのパケットの読出しを制御する。書込制御部104は、QoS部10aに到着したパケットのパケット識別情報、パケット長、クラス識別情報を読出制御部105に送信する。パケット識別情報は、例えば、多重化部101によってパケットの多重化の際に各パケットに付される番号、各パケットが一時的に格納されるメモリアドレス、各パケットのヘッダ内のFCSやチェックサム等の独特の値等である。書込制御部104から入力される情報によって、読出制御部105は、各キューのパケットの格納状態を認識する。読出制御部105は、各キューのパケットの格納状態に応じて優先クラスの高いキューからパケットを読み出すようにセレクタ107に指示する。具体的には、読出制御部105は、書込制御部104から入力されたパケット識別情報とクラス識別情報とによって、パケットを読み出す順番を決定する。このとき、優先クラスの高いクラス識別情報のパケットほど速い順番に設定される。また、読出制御部105は、パケット長から、各パケットの読出しに要する時間長も算出する。読出制御部105は、読み出すパケットのパケット識別情報とクラス識別情報とを読出し指示としてセレクタ107に出力する。
パラメータ決定部110からパケット間隔が入力されていない場合、又は、パケット間隔がリセットされている場合には、読出制御部105は、決定した読出しの順番に、パケットの読出しが完了したタイミングで次のパケットの読出しを指示する。例えば、優先クラスキュー106aにパケットP1,非優先クラスキュー106nにパケッP2,P3が格納されている場合には、読出制御部105は、読出しの順番を、パケットP1,P2,P3の順に決定する。まず、読出制御部105は、パケットP1の読出し指示(パケットP1のクラス識別情報とパケット識別情報)を出力した後、各パケットの読出しに要する時間長を認識しているので、パケットP1の読出し完了のタイミングで、非優先クラスキュー106n中のパケットP2の読出し指示をセレクタ107に出力する。同様にして、読出制御部105は、パケットP2の読出し完了のタイミングで、非優先クラスキュー106n中のパケットP3の読出し指示をセレクタ107に出力する。
パラメータ決定部110から競合トラフィックのパケット間隔が入力された場合には、読出制御部105は、非優先クラスキュー106nからは、パラメータ決定部110から指定されたパケット間隔でパケットを読み出す。例えば、優先クラスキュー106aにパケットP1,非優先クラスキュー106nにパケットP2,P3が格納されており、パケットP1,P2,P3の順でパケット読出しの順番が決定されている場合には、読出制御部105は、以下のように読出し指示をセレクタ107に出力する。まず、読出制御部105は、パケットP1の読出し指示を出力した後、パケットP1の読出し完了のタイミングで、非優先クラスキュー106n中のパケットP2の読出し指示をセレクタ107に出力する。次に、読出制御部105は、パケットP2の読出し完了から、さらに、パラメータ決定部110によって決定されたパケット間隔の時間長が経過したタイミングで、非優先クラスキュー106n中のパケットP3の読出し指示をセレクタ107に出力する。読出制御部105、セレクタ107は、「読出部」の一例である。
図11A及び図11Bは、第1実施形態におけるQoS部10aの処理の一例のフローチャートである。図11Aのフローチャートは、パケット間隔が初期値(=0)であり、且つ、同期メッセージがQoS部10aに入力された場合に開始される。
OP1では、QoS部10aは、同期メッセージの競合の有無を検出する。同期メッセージの競合の検出は、同期メッセージの入力時に非優先クラスキュー106nからパケット読み出し中であることによって検出される。次に処理がOP2に進む。
OP2では、QoS部10aは、同期メッセージの競合確率を算出する。同期メッセージの競合確率は、例えば、入力された同期メッセージから所定時間長遡った範囲、又は所定数遡った範囲に含まれる同期メッセージを用いて計算される。次に、処理がOP3に進む。
OP3では、QoS部10aは、競合確率は第1の閾値以上であるか否かを判定する。競合確率が第1の閾値以上である場合には(OP3:Yes)、処理がOP4に進む。競合確率が第1の閾値未満である場合には(OP3:No)、処理がOP1に戻り、OP1−OP3の処理が繰り返し実行される。
OP4では、QoS部10aは、競合トラフィックのパケット間隔を決定する。次に処理がOP5に進む。OP5では、QoS部10aは、非優先クラスキュー106n(競合トラフィック)を決定したパケット間隔で読み出す。これによって、図11Aに示される処理は終了する。
OP1の処理は、競合検出部108に相当する。OP2の処理は、監視部109に相当する。OP3−OP4の処理は、パラメータ決定部110に相当する。OP5は、読出制御部105、セレクタ107に相当する。
図11Bのフローチャートは、競合トラフィックのパケット間隔が初期値(=0)でなく、且つ、同期メッセージがQoS部10aに入力された場合、すなわち、図11Aのフローチャートが実行後に開始される。
OP11では、QoS部10aは、同期メッセージの競合の有無を検出する。次に処理がOP12に進む。OP12では、QoS部10aは、競合確率を算出する。次に、処理がOP13に進む。
OP13では、QoS部10aは、競合確率は第2の閾値未満であるか否かを判定する。競合確率が第2の閾値未満である場合には(OP13:Yes)、処理がOP14に進む。競合確率が第2の閾値以上である場合には(OP13:No)、処理がOP11に戻り、OP11−OP13の処理が繰り返し実行される。
OP14では、QoS部10aは、競合トラフィックのパケット間隔をリセット、すなわち初期値(=0)に戻す。これによって、図11Bに示されるフローが終了する。この後に同期メッセージが入力されると、図11Aのフローチャートが実行される。
ただし、パケット間隔のリセット方法は、初期値(=0)に戻す方法に限られず、例えば、パケット間隔を徐々に減らし、最終的に初期値(=0)にする方法であってもよい。この場合、QoS部10aは、OP14において、数回に分けてパケット間隔の指示を読出制御部105に対して行う。
OP11の処理は、競合検出部108に相当する。OP12の処理は、監視部109に相当する。OP13−OP14の処理は、パラメータ決定部110に相当する。
なお、競合トラフィックのパケット間隔の決定方法として、上記(2)のパケット間隔を徐々に増やす方法を採用している場合には、図11Bのフローチャートと並行して、図11Aの処理を繰り返し実行してもよい。ただし、図11AのOP3における第1の閾値は、所定の閾値に置換される。また、競合トラフィックのパケット間隔の決定方法として、上記(1)、(3)、(4)を用いている場合でも、図11Bのフローチャートと並行して、図11Aの処理を繰り返し実行してもよい。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態によれば、中継装置は、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上である場合には、競合トラフィックのパケット間隔を拡張する。これによって、中継装置において競合トラフィックが存在する場合における、競合トラフィックが読み出されていない時間(パケット間隔)が増える。したがって、中継装置において競合トラフィックが存在する場合でも、同期メッセージの競合の確率を抑えることができ、PTPスレーブデバイスが競合のない同期メッセージを所定数確保することができる。これによって、パケットベースの周波数/時刻同期方式の精度が向上する。
<第2実施形態>
第2実施形態では、競合トラフィックのパケット間隔に加え、競合トラフィックのパケット長も調整される。第2実施形態では、第1実施形態と共通する説明は省略される。
図12は、第2実施形態における競合パケットの読出しの調整方法を説明するための図である。図12には、図5と同じく、競合がない場合の同期メッセージの出力と、読出し調整なしの競合トラフィックの出力と、第2実施形態における読出し調整後の競合パケットの出力と、第2実施形態における競合後の同期メッセージの出力と、が示される。
第2実施形態では、中継装置は、同期メッセージの競合の有無を監視し、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上の場合に、所定のパケット長以下に競合パケットを分割するとともに、競合トラフィックのパケット間隔を拡張する(図12中読出し調整後の競合トラフィックの出力参照)。パケット長の長い競合パケットを所定のパケット長以下に分割することによって、1つの競合パケットの読出しに要する時間、すなわち、1つ競合パケットが読出しを占有する時間を所定値以下に抑えることができる。また、パケット長の長い競合パケットが分割されることによって、競合パケットの読出し間隔が増える。したがって、同期メッセージの競合が発生する確率を低くすることができる(図12中競合後の同期メッセージの出力参照)。第2実施形態では、競合トラフィックのパケット間隔を調整することに加え、競合トラフィックのパケット長も調整することによって、競合のない同期メッセージの数を所定数確保する。
図13は、第2実施形態におけるQoS部10bの機能ブロック図の一例である。QoS部10bは、第1実施形態のQoS部10aの機能ブロックに加え、パケット分割部111をさらに含む。
第2実施形態において、パラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上である場合に、競合トラフィックのパケット間隔に加え、競合トラフィックの分割パケット長も決定する。分割パケット長は、競合パケットのパケット長の上限である。したがって、分割パケット長を超える長さの競合パケットは分割パケット長以下の複数のパケットに分割される。競合トラフィックのパケット間隔の決定方法は、第1実施形態に準ずる。
競合パケットの分割パケット長の決定方法には、例えば、以下に示す方法がある。(A)予め決められた所定のパケット長を分割パケット長に決定する。(B)予め決められた所定パケット長から徐々に小さくしていき、競合確率が所定の値になったところで、分割パケット長の短縮を止める。ただし、この場合の所定の値は、パケット間隔の決定の実行を判定する際に用いられる第1の閾値よりも大きい値であってもよいし、同じ値であってもよい。(C)同期メッセージの競合確率,及び/又は、パケット間隔に応じた分割パケット長を保持するテーブルを用いる。(D)所定の換算式g(x,f(x))を用いる。変数xには、同期メッセージの競合なしの確率を用いる。
(C)のテーブル、(D)の換算式には、例えば、競合確率が高いほど分割パケット長が小さくなる、又は/及び、競合トラフィックのパケット間隔が長いほど、分割パケット長が大きくなるように、分割パケット長と競合確率及びパケット間隔の関係性が定義される。(A)−(D)のうち、いずれの競合パケットの分割パケット長の決定方法が用いられてもよい。また、競合パケットの分割パケット長の決定方法は、(A)−(D)に限られない。
パラメータ決定部110は、決定した競合トラフィックのパケット間隔を読出制御部105に、決定した競合パケットの分割パケット長をパケット分割部111に出力する。なお、パラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第2の閾値よりも小さくなった場合に、読出制御部105にパケット間隔のリセットを出力するとともに、パケット分割部111にパケット分割停止を指示する。
パケット分割部111は、パラメータ決定部110から競合パケットの分割パケット長が入力されると、非優先クラスキュー106nに格納される競合パケットを分割パケット長以下のパケット長になるように分割する。以降、分割された競合パケットは、パラメータ決定部110によって決定されたパケット間隔でセレクタ107によって読み出される。パケット分割部111は、「分割部」の一例である。
図14は、フラグメントに係るIPヘッダのフィールドを示す図である。IPヘッダには、識別子,フラグ,フラグメントオフセットの3つのフラグメントに関する情報を格納する合計4バイトのフィールドを有する。識別子には、IPパケットを識別する所定の値が格納される。したがって、同一のIPパケットから分割された複数の分割パケット間では、識別子フィールドに同一の値が含まれる。
フラグフィールドは、3ビットのフィールドである。1ビット目は未使用のため“0”が格納される。2ビット目が“0”の場合には分割可能、“1”の場合には分割禁止が示される。3ビット目が“0”の場合には、該パケットが分割されていない、又は、分割されたパケットの最後尾のパケットであることが示される。3ビット目が“1”の場合には、分割されたパケットが後に続く、すなわち、該パケットが途中のパケットであることが示される。
フラグメントオフセットフィールドには、該パケットが元のIPパケットのどの位置にあったのかを示す値が、オクテット単位で格納される。例えば、フラグメントオフセットフィールドの値が“1”なら8バイト、“2”なら16バイトを意味する。すなわち、該パケットが、元のIPパケットの何バイト目からのデータなのかを示す。1番目のパケットであれば、フラグメントオフセットフィールドには、“0”が格納される。
受信側では、以下のようにして、分割されたパケットを元のパケットに復元する。まず、識別子フィールドの値から1つの元データを構成する分割されたパケットを認識する。次に、各分割されたパケットのIPヘッダ内のフラグメントオフセットフィールドの値から、そのパケットが元データのどの部分のデータなのかを認識する。フラグフィールドの値から最後尾の分割されたパケットを認識し、集めたパケットを組み合わせてデータを組み立てる。
パケット分割部111では、競合パケットを分割する際に、分割された競合パケットを受信側の装置が組み立てられるように、上記IPヘッダ内の識別子、フラグ、フラグメントオフセットの各フィールドに値を設定する。
なお、レイヤ2でPTPメッセージを用いる場合には、MACヘッダには、IPヘッダのようにフラグメントに関する情報を格納するフィールドが用意されていない。そのため、パケット分割部111は、例えば、IPヘッダのように、識別子、フラグ、フラグメントオフセットの4バイトのフィールドをMACヘッダ中の送信元MACアドレスとタイプとのフィールド(図9参照)間に追加して、受信側での分割パケットの組立を担保する。
第2実施形態におけるQoS部10bの処理のフローチャートは、図11A及び図11Bに示されるフローチャートに準ずる。ただし、第2実施形態では、図11AのOP4において、競合トラフィックのパケット間隔に加え、分割パケット長も決定される。
第2実施形態では、競合トラフィックのパケット間隔に加え、分割パケット長も調整する。これによって、1つの競合パケットの読出しに要する時間、すなわち、1つ競合パケットが読出しを占有する時間を所定値以下に抑えることができる。また、パケット長の長い競合パケットが分割されることによって、競合パケットの読出し間隔が増える。したがって、中継装置において競合トラフィックが存在する場合でも、より同期メッセージの競合が発生する確率を抑えることができ、PTPスレーブデバイスが競合のない同期メッセージの数を確保しやすくなる。これによって、パケットベースの時刻/周波数同期の精度を向上することができる。
<第3実施形態>
PTPでは、マスタデバイスから同期メッセージを周期的に送信することができる。第3実施形態では、中継装置は、同期メッセージの周期を推定し、同期メッセージの周期に合わせてパケット間隔を調整する。第3実施形態においても、第1実施形態及び第2実施形態と重複する説明は、省略される。
図15は、第3実施形態における競合パケットの読み出しの調整方法を説明するための図である。図15には、図5と同じく、競合がない場合の同期メッセージの出力と、読出し調整なしの競合トラフィックの出力と、第3実施形態における読出し調整後の競合パケットの出力と、第3実施形態における競合後の同期メッセージの出力と、が示される。
第3実施形態では、中継装置は、同期メッセージの競合の有無とともに、同期メッセージの周期を推測し、同期メッセージの受信タイミングを推測する。同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、中継装置は、推測した同期メッセージの受信タイミングに応じて、競合トラフィックのパケット間隔を所定量空ける(図15中読出し調整後の競合トラフィックの出力参照)。同期メッセージの周期を推測し、受信タイミングに応じてパケット間隔を空けることによって、同期メッセージの受信時に競合パケットによって読出しが占有される事態を避けることができる(図15中競合後の同期メッセージの出力参照)。すなわち、同期メッセージの競合を避けることができる。
図16は、第3実施形態におけるQoS部10cの機能ブロック図の一例である。QoS部10cは、第1実施形態のQoS部10aの機能ブロックに加え、受信間隔検出部112をさらに含む。
受信間隔検出部112は、同期メッセージ識別部103からの同期メッセージの入力を受け、同期メッセージの受信間隔を監視する。PTPでは、同期メッセージの周期として、例えば、毎秒32個,毎秒64個,毎秒128個,等が規定されており、規定された周期のうちのいずれかが用いられる。受信間隔検出部112は、例えば、同期メッセージの受信間隔の時間長の統計を取ったり、1秒間に受信する同期メッセージの数を計測したりして、規定されている周期のうち用いられている周期を推定し、同期メッセージの受信タイミングを推定する。受信間隔検出部112は、推定した同期メッセージの受信タイミン
グをパラメータ決定部110に出力する。なお、同期メッセージの受信タイミングの推定は、停規定に実行される。受信間隔検出部112は、「推定部」の一例である。
パラメータ決定部110は、監視部109から入力される同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔を決定し、競合トラフィックのパケット間隔と同期メッセージの受信タイミングとを読出制御部105に出力する。同期メッセージの受信タイミングは、例えば、時刻xに受信し、その後y秒ごとに受信する、といったように、中継装置1で管理される時刻による指定であってもよい。または、例えば、α秒後に受信、その後β秒ごとに受信する、といったように、現在時刻からの経過時間長による指定であってもよい。または、例えば、mクロック後に受信、その後nクロックごとに受信、といったように、クロック数による指定であってもよい。なお、同期メッセージの競合確率が第2の閾値よりも小さくなった場合には、パラメータ決定部110は、読出制御部105にパケット間隔のリセットを出力する。
また、第3実施形態におけるパケット間隔の決定方法は、例えば、上記(1)所定量を用いる、(2)所定量から徐々に増やす、(3)テーブルを用いる、の他に、(4B)所定の換算式f(x、y)を用いる方法がある。変数xには、競合なしの確率を用いる。変数yには、同期メッセージの受信周期を用いる。
(3)のテーブル、(4B)の換算式には、パケット間隔と同期メッセージの受信周期と競合確率との関係性が定義される。例えば、競合確率が高いほど競合トラフィックのパケット間隔が大きくなる、及び/又は、同期メッセージの受信周期が長いほどパケット間隔を広く空ける、という関係性である。(1)−(4B)のうち、いずれのパケット間隔の決定方法が用いられてもよい。また、パケット間隔の決定方法は、(1)−(4B)に限られない。
読出制御部105は、パラメータ決定部110から入力された同期メッセージの受信タイミングと競合トラフィックのパケット間隔とに基づいて、競合トラフィックを非優先クラスキュー106nから読み出すようにセレクタ107に指示する。すなわち、読出制御部105は、同期メッセージの受信タイミング周辺に、パラメータ決定部110によって決定されたパケット間隔以上の間隔が空くように、競合トラフィックの読出しを制御する。読出制御部105は、非優先クラスキュー106nに格納されている各競合パケットのパケット長を書込制御部104からの入力により認識している。そのため、読出制御部105は、例えば、次の同期メッセージの受信タイミングまでに読出しが完了するか否かを各競合パケットについて判定し、読出しが完了しないことを判定した場合には、次の同期メッセージの受信タイミング及びパケット間隔経過後まで該競合パケットの読出しを待つ。
第3実施形態におけるQoS部10cの処理のフローチャートは、図11A及び図11Bに示されるフローチャートに準ずる。ただし、第3実施形態では、図11Aにおいて、OP11の同期メッセージの競合の有無の判定及びOP12の競合確率の算出に並行して、同期メッセージの受信間隔の推定が行われる。
第3実施形態では、同期メッセージの周期を推定し、受信タイミングを推定することによって、同期メッセージの競合が避けられる。したがって、中継装置において競合トラフィックが存在する場合でも、より同期メッセージの競合が発生する確率を抑えることができ、PTPスレーブデバイスが競合のない同期メッセージの数を確保しやすくなる。これによって、パケットベースの時刻/周波数同期の精度を向上することができる。
<第4実施形態>
第4実施形態では、中継装置は、競合トラフィックのパケット間隔とパケット長とを調整し、同期メッセージの受信間隔を推定することによって、同期パケットの競合確率を抑える。すなわち、第4実施形態は、第2実施形態と第3実施形態との組み合わせである。
図17は、第4実施形態におけるQoS部10dの機能ブロック図の一例である。QoS部10dは、第1実施形態のQoS部10aの機能ブロックに加え、パケット分割部111,受信間隔検出部112をさらに含む。パケット分割部111,受信間隔検出部112の処理については、第2実施形態、第3実施形態に準ずるため、説明を省略する。
パラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔と分割パケット長とを決定する。パラメータ決定部110は、決定したパケット間隔と同期メッセージの受信タイミングとを読出制御部105に出力する。第4実施形態における競合パケットのパケット間隔決定方法は、例えば、第3実施形態に準ずる。また、第4実施形態における競合トラフィックの分割パケット長は、上記(A)所定長、(B)徐々に大きくする、(C)テーブルを用いる、の他に、(D2)所定の換算式g(x,y,f(x,y))を用いる。変数xには、同期メッセージの競合なしの確率を用いる。変数yには、同期メッセージの受信周期を用いる。f(x,y)は、競合トラフィックのパケット間隔である。
(C)のテーブル、(D2)の換算式には、分割パケット長、競合確率、同期メッセージの受信周期,及びパケット間隔の関係性が定義される。例えば、競合確率が高いほど分割パケット長が小さくなる、競合トラフィックのパケット間隔が長いほど分割パケット長が大きくなる、同期メッセージの受信周期が長いほど分割パケット長を短くする、という関係性である。(A)−(D2)のうち、いずれの競合パケットの分割パケット長の決定方法が用いられてもよい。また、競合パケットの分割パケット長の決定方法は、(A)−(D2)に限られない。
パラメータ決定部110は、決定した分割パケット長をパケット分割部111に出力する。また、同期メッセージの競合確率が第2の閾値より小さくなった場合には、パラメータ決定部110は、読出制御部105にパケット間隔のリセットを、パケット分割部111のパケットの分割停止を指示する。
第4実施形態では、中継装置は、競合トラフィックのパケット長を調整し、同期メッセージの受信タイミングに合わせて競合トラフィックにパケット間隔を設ける。これによって、より同期メッセージの競合の発生を抑えることができ、PTPスレーブデバイスが競合なしの同期メッセージを所定数確保しやすくなる。
<第5実施形態>
第5実施形態では、隣接するノード間で、連携して競合トラフィックのパケット間隔の調整を行う。第5実施形態においても、第1実施形態から第4実施形態と共通する説明は省略される。
図18は、第5実施形態の適用例1の一つを示す図である。適用例1では、PTPマスタとPTPスレーブ#1、#2とが存在し、中継装置#2は、PTPマスタとPTPスレーブ#1、#2との間に存在する。中継装置#1は、中継装置#2の隣接ノードであり、中継装置#2にとって競合トラフィックの上流側に位置する。競合トラフィックは、中継装置#1から中継装置#2に流れる。また、中継装置#2のPTPスレーブ#2に接続するポートにおいて、PTPマスタからPTPスレーブに送信される同期メッセージと競合トラフィックとが競合する(図18中点線円内)。
中継装置#2は、第1実施形態と同様に、同期メッセージの競合を監視し、競合確率が第1の閾値以上になった場合に、競合トラフィックのパケット間隔を決定する。次に、中継装置#2は、決定したパケット間隔を含む制御パケットを生成し、競合トラフィックの上流に位置する中継装置#1に送信する(図18中パケット間隔拡大要求)。中継装置#1は、この制御パケットを検出し、制御パケットに含まれるパケット間隔に拡げて、競合トラフィックを送出する。なお、PTPマスタが競合トラフィックを送出又は転送する場合には、PTPマスタは中継装置#1と同様に、パケット間隔を含む制御パケットを検出し、制御パケットに含まれるパケット間隔に拡げて、競合トラフィックを送出する。
図19は、第5実施形態の適用例2を示す図である。適用例2でも、PTPマスタとPTPスレーブ#1、#2とが存在し、中継装置#2は、PTPマスタとPTPスレーブ#1、#2との間に存在する。中継装置#1は、中継装置#2の隣接ノードであり、中継装置#2にとって競合トラフィックの上流側に位置する。すなわち、競合トラフィックは、中継装置#1から中継装置#2に流れる。ただし、適用例2では、中継装置#1は、中継装置#2にとって競合トラフィックの上流側に位置するが、PTPスレーブ側に位置する。
中継装置#1の中継装置#2と接続するポートにおいて、PTPスレーブ#1からPTPマスタに送信される同期メッセージが競合トラフィックと競合する。また、中継装置#2のPTPマスタに接続するポートにおいて、さらにPTPスレーブ#2からPTPマスタに送信される同期メッセージが競合する。
適用例2においても、中継装置#2は、第1実施形態と同様に、PTPマスタとの接続ポートにおいて、同期メッセージの競合を監視し、競合確率が第1の閾値以上になった場合に、競合トラフィックのパケット間隔を決定する。中継装置#2は、競合トラフィックのパケット間隔の拡張を要求するため、決定したパケット間隔を含む制御パケットを中継装置#1に送信する(図19中パケット間隔拡大要求)。ただし、このとき、中継装置#1から中継装#2に送信されるパケットにはPTPスレーブ#1からPTPマスタへ送信される同期メッセージも含まれており、同期メッセージが遅延する可能性がある。したがって、制御パケットには、同期メッセージ以外のパケットに対するパケット間隔の拡張の指示が含まれる。中継装置#1は、この制御パケットを検出し、同期メッセージ以外のトラフィックを、制御パケットに含まれるパケット間隔に拡げて送出する。なお、適用例2
において、PTPスレーブが競合トラフィックを送出又は転送する場合には、PTPスレーブは中継装置#1と同様に、パケット間隔を含む制御パケットを検出し、制御パケットに含まれるパケット間隔に拡げて、競合トラフィックを送出する。
図20は、第5実施形態における中継装置の構成の例を示す図である。図20の中継装置100−1a、100−2aは、それぞれ、例えば、適用例1及び2の中継装置#1、#2に相当する。また、図20では、第5実施形態に係る機能ブロックが抽出されて示されており、その他の機能ブロックは簡略化又は省略されている。中継装置100−1aは、「第2のノード」の一例である。中継装置100−2aは、「第1のノード」の一例である。
中継装置100−2aのIFカードは、第1実施形態のQoS部10aの構成に加えて、制御フレーム生成部114を更に備える。図20では、便宜上、競合検出部108、監視部109、パラメータ決定部110は、1つのブロックに簡略化されて示されている。第5実施形態では、パラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔を決定し、制御フレーム生成部114に出力する。
制御フレーム生成部114は、パラメータ決定部110から競合トラフィックのパケット間隔の入力を受けると、このパケット間隔を含めた制御フレームを生成する。制御フレームは、同期パケット以外のトラフィックのパケット間隔を指定のパケット間隔に拡張するように受信側の装置に要求するフレームである。制御フレーム生成部114は、生成した制御フレームを競合トラフィックの受信ポート(図20では、中継装置100−2aのIFカード#2のポート)から出力する。制御フレームは、例えば、イーサネット(登録商標)のPauseフレームのように、マルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスを用いた、ノードを超えて転送されないフレームとして送信される。制御フレームは、IFカードの入力側の処理部(図20では省略)に送信され、SWカード、IFカード#2を経由して出力される。制御フレーム生成部114は、「送信部」の一例である。
制御フレームを受信する中継装置100−1aのIFカードは、入力側の処理部(図20では省略)に制御フレーム検出部113を備える。入力側の処理部には、例えば、出力側のように、多重化部、セレクタ、入力バッファ、書込制御部、読出制御部が含まれており、書込制御部によって、制御フレームは制御フレーム検出部113に出力される。
制御フレーム検出部113は、制御フレームの入力を受けると、制御フレームに含まれるパケット間隔以上の間隔で競合トラフィック(同期メッセージ以外のトラフィック)を読み出すように、出力側の処理部の読出制御部105に指示する。これによって、競合トラフィックの上流側に位置する中継装置において、指定したパケット間隔以上の間隔で競合トラフィックが送出されるようになる。制御フレーム検出部113は、「受信部」の一例である。
なお、中継装置100−2aのパラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第2の閾値より小さくなった場合には、パケット間隔のリセットを制御フレーム生成部114に出力する。制御フレーム生成部114は、パラメータ決定部110からパケット間隔のリセットの入力を受けると、パケット間隔のリセットを含む制御フレームを生成し、競合トラフィックの受信ポートから送信する。パケット間隔のリセットを含む制御フレームは、中継装置100−1aの制御フレーム検出部113によって検出される。制御フレーム検出部113は、パケット間隔のリセットを含む制御フレームを検出すると、読出制御部105にパケット間隔のリセットを指示する。
第5実施形態では、中継装置100−2aは、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔を決定し、競合トラフィックの上流に位置する隣接ノードの中継装置100−1aに対してパケット間隔の拡張を要求する。これによって、上流の隣接ノードである中継装置100−1aにおいて競合トラフィックのパケット間隔が調整され、中継装置100−2aにおいて同期メッセージの競合確率を下げることができる。また、競合トラフィックのパケット間隔の調整に係る処理を、隣接ノードである中継装置100−1aと分担することにより、中継装置100−2aに係る処理負荷が軽くなる。
<第6実施形態>
第6実施形態は、競合トラフィックのパケット間隔の調整に加え、競合トラフィックのパケット長の調整も、隣接ノード間で連携して行う。第6実施形態においても、第1実施形態から第5実施形態と共通する説明は省略される。
図21は、第6実施形態における中継装置の構成の例を示す図である。図21の中継装置100−1b、100−2bは、それぞれ、例えば、図18の適用例1及び図19の適用例2の中継装置#1、#2に相当する。また、図21では、第6実施形態に係る機能ブロックが抽出されて示されており、その他の機能ブロックは簡略化又は省略されている。
図21では、便宜上、中継装置100−2の競合検出部108、監視部109、パラメータ決定部110は、1つのブロックに簡略化されて示されている。
第6実施形態では、中継装置100−2のパラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔に加えて、分割パケット長を決定し、制御フレーム生成部114に出力する。
制御フレーム生成部114は、パラメータ決定部110から競合トラフィックのパケット間隔と分割パケット長との入力を受けると、これらを含めた制御フレームを生成する。このときの制御フレームは、同期パケット以外のトラフィックのパケット間隔及び分割パケット長を指定のものにするように受信側の装置に要求するフレームである。制御フレーム生成部114は、生成した制御フレームを競合トラフィックの受信ポート(図21では、中継装置100−2bのIFカード#2のポート)から出力する。
中継装置100−1bは、第5実施形態の機能ブロックに加え、パケット分割部111を備える。第6実施形態において、中継装置100−1bの制御フレーム検出部113は、制御フレームを検出すると、制御フレームから競合トラフィックのパケット間隔と分割パケット長とを抽出する。制御フレーム検出部113は、競合トラフィックのパケット間隔を読出制御部105に、分割パケット長をパケット分割部111に出力する。
パケット分割部111は、制御フレーム検出部113から分割パケット長の入力を受けると、非優先クラスキュー106nに格納されているパケットを分割パケット長以下に分割する。その後、読出制御部105によって指示されると、非優先クラスキュー106nに格納される分割されたパケットが読み出される。なお、パケット分割部111は、第2実施形態のパケット分割部111と同様に、パケットを分割する際には、ヘッダ内のフラグメントに係る情報を格納する(図14参照)。これによって、隣接ノード間の競合トラフィックの上流側に位置する中継装置において、指定したパケット長以下のサイズに分割され、指定したパケット間隔以上の間隔で競合トラフィックが送出されるようになる。
なお、中継装置100−2bのパラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第2の閾値より小さくなった場合には、パケット間隔のリセット及びパケット分割停止を制御フレーム生成部114に出力する。制御フレーム生成部114は、パラメータ決定部110からパケット間隔のリセット及びパケット分割停止の入力を受けると、これらを含む制御フレームを生成し、競合トラフィックの受信ポートから送信する。パケット間隔のリセット及びパケット分割停止を含む制御フレームは、中継装置100−1bの制御フレーム検出部113によって検出される。制御フレーム検出部113は、パケット間隔のリセット及びパケット分割停止を含む制御フレームを検出すると、読出制御部105にパケット間隔のリセット、パケット分割部111にパケットの分割停止を指示する。
第6実施形態では、中継装置100−2bは、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔に加え、分割パケット長を決定し、競合トラフィックの上流に位置する隣接ノードである中継装置100−1bに対してパケット間隔の拡張及びパケット分割を要求する。これによって、上流の隣接ノードである中継装置100−1bにおいて競合トラフィックのパケット間隔とパケット長とが調整され、中継装置100−2bにおいて同期メッセージの競合確率を下げることができる。また、競合トラフィックのパケット間隔及びパケット長の調整に係る処理を、隣接ノードである中継装置100−1bと分担することにより、中継装置100−2bに係る処理負荷が軽くなる。
<第7実施形態>
第7実施形態は、隣接ノード間で連携して、同期メッセージの受信タイミングに合わせて競合トラフィックのパケット間隔の調整を行う。第7実施形態においても、第1実施形態から第6実施形態と共通する説明は省略される。
図22は、第7実施形態における中継装置の構成の例を示す図である。図22の中継装置100−1c、100−2cは、それぞれ、例えば、図18の適用例1及び図19の適用例2の中継装置#1、#2に相当する。また、図22では、第7実施形態に係る機能ブロックが抽出されて示されており、その他の機能ブロックは簡略化又は省略されている。図22では、便宜上、中継装置100−2cの競合検出部108、監視部109、パラメータ決定部110は、1つのブロックに簡略化されて示されている。
中継装置100−2cは、第5実施形態の中継装置100−2aの機能ブロックに加え、受信間隔検出部112を備える。受信間隔検出部112の処理は、第3実施形態に準じ、同期メッセージの周期を推定し、受信タイミングを推定する。受信間隔検出部112は、受信タイミングをパラメータ決定部110に出力する。
パラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔を決定し、決定したパケット間隔と同期メッセージの受信タイミングとを制御フレーム生成部114に出力する。競合トラフィックのパケット間隔の決定方法は、例えば、第3実施形態に準じる。
制御フレーム生成部114は、パラメータ決定部110から競合トラフィックのパケット間隔と同期メッセージの受信タイミングとの入力を受けると、これらを含めた制御フレームを生成する。このときの制御フレームは、同期パケット以外のトラフィックのパケット間隔を指定のタイミングで設けるように受信側の装置に要求するフレームである。制御フレーム生成部114は、生成した制御フレームを競合トラフィックの受信ポート(図22では、中継装置100−2cのIFカード#2のポート)から出力する。なお、制御フレームに含まれる同期メッセージの受信タイミングは、中継装置100−1cと中継装置100−2c間の転送遅延も考慮された値となる。また、制御フレームは、受信間隔検出部112によって推定された同期メッセージの周期で周期的に中継装置100−1cから送信されてもよいし、制御フレームに同期メッセージの周期を含めて、同期メッセージの競合確率が第1の閾値を超えたときに1回送信されるのでもよい。
中継装置100−1cは、第5実施形態の機能ブロックと同様の機能ブロックを有する。第7実施形態において、中継装置100−1cの制御フレーム検出部113は、制御フレームを検出すると、制御フレームから競合トラフィックのパケット間隔と同期メッセージの受信タイミングとを抽出する。制御フレーム検出部113は、競合トラフィックのパケット間隔と同期メッセージの受信タイミングとを読出制御部105に出力する。読出制御部105は、第3実施形態の読出制御部105と同様に、入力された受信タイミングで、入力されたパケット間隔を設けるように、競合トラフィックを読み出す。これによって、隣接ノード間の競合トラフィックの上流側に位置するノードにおいて、指定したタイミングで、且つ、指定したパケット間隔以上の間隔で競合トラフィックが送出されるようになる。
なお、中継装置100−2cのパラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第2の閾値より小さくなった場合には、パケット間隔のリセットを制御フレーム生成部114に出力する。制御フレーム生成部114は、パラメータ決定部110からパケット間隔のリセットの入力を受けると、パケット間隔のリセットを含む制御フレームを生成し、競合トラフィックの受信ポートから送信する。パケット間隔のリセットを含む制御フレームは、中継装置100−1cの制御フレーム検出部113によって検出される。制御フ
レーム検出部113は、パケット間隔のリセットを含む制御フレームを検出すると、読出制御部105にパケット間隔のリセットを指示する。
第7実施形態では、中継装置100−2cは、同期メッセージの受信タイミングを推定する。同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、中継装置100−2cは、競合トラフィックのパケット間隔を決定し、競合トラフィックの上流に位置する隣接ノードである中継装置100−1cに対して、同期メッセージの受信タイミングでのパケット間隔の拡張を要求する。これによって、上流の隣接ノードである中継装置100−1cにおいて競合トラフィックのパケット間隔とパケット間隔を設けるタイミングが調整され、中継装置100−2cにおいて同期メッセージの競合確率を下げることができる。また、競合トラフィックのパケット間隔の調整に係る処理を、上流の隣接ノードである中継装置100−1cと分担することにより、中継装置100−2cに係る処理負荷が軽くなる。
<第8実施形態>
第8実施形態は、隣接ノード間で連携して、同期メッセージの受信タイミングに合わせた競合トラフィックのパケット間隔の調整と、競合トラフィックのパケット長の調整と、を行う。第8実施形態においても、第1実施形態から第7実施形態と共通する説明は省略される。
図23は、第8実施形態における中継装置の構成の例を示す図である。図23の中継装置100−1d、100−2dは、それぞれ、例えば、図18の適用例1及び図19の適用例2の中継装置#1、#2に相当する。また、図23では、第8実施形態に係る機能ブロックが抽出されて示されており、その他の機能ブロックは簡略化又は省略されている。図23では、便宜上、中継装置100−2dの競合検出部108、監視部109、パラメータ決定部110は、1つのブロックに簡略化されて示されている。
中継装置100−2dは、第7実施形態の中継装置100−2cと同様の機能ブロックを有する。パラメータ決定部110は、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔と分割パケット長とを決定し、決定したパケット間隔及び分割パケット長、同期メッセージの受信タイミングを制御フレーム生成部114に出力する。第8実施形態におけるパケット間隔の決定方法および分割パケット長の決定方法は、第4実施形態に準じる。
制御フレーム生成部114は、パラメータ決定部110から競合トラフィックのパケット間隔、分割パケット長、同期メッセージの受信タイミングの入力を受けると、これらを含めた制御フレームを生成する。このときの制御フレームは、同期パケット以外のトラフィックのパケット間隔を指定のタイミングで設け、さらに、指定のパケット長以下に分割するように受信側の装置に要求するフレームである。制御フレーム生成部114は、生成した制御フレームを競合トラフィックの受信ポート(図23では、中継装置100−2dのIFカード#2のポート)から出力する。
中継装置100−1dは、第6実施形態の機能ブロックと同様の機能ブロックを有する。第8実施形態において、中継装置100−1cの制御フレーム検出部113は、制御フレームを検出すると、制御フレームから競合トラフィックのパケット間隔及び分割パケット長、同期メッセージの受信タイミングを抽出する。制御フレーム検出部113は、競合トラフィックのパケット間隔と同期メッセージの受信タイミングとを読出制御部105に出力する。また、制御フレーム検出部113は、分割パケット長をパケット分割部111に出力する。パケット分割部111は、分割パケット長の入力を受けると、入力される分割パケット長以下に非優先クラスキュー106nに格納されるパケットを分割する。読出
制御部105は、入力された受信タイミングで、入力されたパケット間隔を設けるように、競合トラフィックを読み出す。これによって、隣接ノード間の競合トラフィックの上流側に位置するノードにおいて、指定したタイミング、指定したパケット間隔以上の間隔、指定したパケット長以下のパケット長で競合トラフィックが送出されるようになる。
なお、中継装置100−2dでは、同期メッセージの競合確率が第2の閾値より小さくなった場合には、第6実施形態と同様に、パケット間隔のリセット及びパケット分割停止を含む制御フレームが生成され、中継装置100−1dに送信される。中継装置100−1dは、この制御フレームを受信すると、パケット間隔の調整及びパケットの分割を停止する。
第8実施形態では、中継装置100−2dは、同期メッセージの受信タイミングを推定し、同期メッセージの競合確率が第1の閾値以上となった場合に、競合トラフィックのパケット間隔及び分割パケット長を決定する。さらに、中継装置100−2dは、競合トラフィックの上流に位置する隣接ノードである中継装置100−1cに対して、同期メッセージの受信タイミングでのパケット間隔の拡張及び分割パケット長以下での競合パケットの分割を要求する。これによって、上流の隣接ノードである中継装置100−1dにおいて競合トラフィックのパケット間隔とパケット間隔を設けるタイミング、及び、競合トラフィックのパケット長が調整され、中継装置100−2dにおいて同期メッセージの競合確率を下げることができる。また、競合トラフィックのパケット間隔及びパケット長の調整に係る処理を、上流の隣接ノードである中継装置100−1dと分担することにより、中継装置100−2dに係る処理負荷が軽くなる。
100 中継装置
1 IFカード
10a−10d QoS部
101 多重化部
102、107 セレクタ
103 同期メッセージ識別部
104 書込制御部
105 読出制御部
106a 優先クラスキュー
106n 非優先クラスキュー
108 競合検出部
109 監視部
110 パラメータ決定部
111 パケット分割部
112 受信間隔検出部
113 制御フレーム検出部
114 制御フレーム生成部

Claims (13)

  1. 第1のトラフィックのデータブロックを格納する第1のキューと、
    前記第1のキューに優先して読み出される第2のトラフィックのデータブロックを格納する第2のキューと、
    前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読出し完了から次のデータブロックの読出し開始までのデータブロック間の間隔を制御する制御部と、
    前記第1のキューからのデータブロックの読出し完了を待って前記第2のキューから読み出されるデータブロックの発生を監視する監視部とを備え、
    前記制御部は、前記第1のキューからの1のデータブロックの読出し完了を待って前記第2のキューから読み出されるデータブロックの発生頻度が所定値以上である場合に、前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読出し完了から次のデータブロックの読出し開始までのデータブロック間に所定間隔を設定する、
    データブロック出力装置。
  2. 前記制御部は、前記発生頻度が第2の所定値未満となる場合に、前記間隔をリセットする、
    請求項に記載のデータブロック出力装置。
  3. 前記制御部は、第1のキューに格納される1のデータブロックの上限サイズを制御する、
    請求項1または2に記載のデータブロック出力装置。
  4. 前記制御部によって制御された上限サイズ以下になるように、前記第1のキューに格納されるデータブロックを分割する分割部、
    をさらに備える請求項に記載のデータブロック出力装置。
  5. 前記第2のトラフィックのデータブロックの受信のタイミングを推定する推定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記推定部によって推定されたタイミングに設けられるように前記間隔を制御する、
    請求項1−のいずれか一項に記載のデータブロック出力装置。
  6. 前記制御部によって制御される前記間隔で、前記第1のキューからデータブロックを読み出す読出部、
    をさらに備える請求項1−のいずれか一項に記載のデータブロック出力装置。
  7. 前記制御部によって制御された前記間隔を、前記第1のトラフィックの上流に位置する装置に送信する送信部、
    をさらに備える請求項1−3,5のいずれか一項に記載のデータブロック出力装置。
  8. 第1のノードと第1のトラフィックの上流に位置する第2のノードとを有する通信システムであって、
    前記第1のノードは、
    前記第1のトラフィックのデータブロックを格納する第1のキューと、
    前記第1のキューに優先して読み出される第2のトラフィックのデータブロックを格納する第2のキューと、
    前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読み出し完了から次のデータブロックの読み出し開始までのデータブロック間の間隔を制御する制御部と、
    前記制御部によって制御される前記間隔を前記第2のノードに送信する送信部と、
    を備え、
    前記第2のノードは、
    前記第1のトラフィックのデータブロックを格納する第3のキューと、
    前記第1のノードから前記間隔を受信する受信部と、
    前記第1のトラフィックのデータブロック間の間隔が前記受信部によって受信された間隔以上の間隔となるように、前記第3のキューからのデータブロックを読み出す読出部と、
    を備
    前記第1のノードは、
    前記第1のキューからの前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読出し完了を待って前記第2のキューから読み出されるデータブロックの発生を監視する監視部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1のキューからのデータブロックの読出し完了を待って前記第2のキューから読み出されるデータブロックの発生頻度が所定値以上である場合に、前記第1のトラフィックのデータブロック間に所定間隔を設定する、
    通信システム。
  9. 前記制御部は、前記発生頻度が第2の所定値未満となる場合に、前記間隔をリセットし、
    前記送信部は、前記間隔のリセットを前記第2のノードに送信する、
    請求項に記載の通信システム。
  10. 前記制御部は、第1のキューに格納されるデータブロックの上限サイズを制御し、
    前記送信部は、前記上限サイズを前記第2のノードに送信し、
    前記第2のノードの前記受信部は、前記上限サイズを受信し、
    前記第2のノードは、前記受信部によって受信された前記上限サイズ以下になるように、前記第3のキューに格納されるデータブロックを分割する分割部をさらに備える、
    請求項8または9に記載の通信システム。
  11. 前記第1のノードは、前記第2のキューに格納されるデータブロックの受信のタイミングを推定する推定部をさらに備え、
    前記送信部は、前記推定部によって推定されたタイミングを前記間隔とともに前記第2のノードに送信し、
    前記第2のノードの前記受信部は、前記間隔とともに前記タイミングを受信し、
    前記読出部は、前記受信部によって受信されたタイミングに前記間隔が設けられるように、前記第3のキューからのデータブロックを読み出す、
    請求項8−10のいずれか一項に記載の通信システム。
  12. 第1のトラフィックのデータブロック第1のキューに格納し、
    第2のトラフィックのデータブロックを前記第1のキューに優先して読み出される第2のキューに格納し、
    前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読出し完了から次のデータブロックの読出し開始までのデータブロック間の間隔を制御
    前記第1のキューからのデータブロックの読出し完了を待って前記第2のキューから読み出されるデータブロックの発生を監視し、
    前記第1のキューからの1のデータブロックの読出し完了を待って前記第2のキューから読み出されるデータブロックの発生頻度が所定値以上である場合に、前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読出し完了から次のデータブロックの読出し開始までのデータブロック間に所定間隔を設定する、
    データブロック出力方法。
  13. 第1のノードと第1のトラフィックの上流に位置する第2のノードとを含む通信システムにおいて実行される通信方法であって、
    前記第1のノードは、
    前記第1のトラフィックのデータブロックを第1のキューに格納し、
    第2のトラフィックのデータブロックを前記第1のキューに優先して読み出される第2のキューに格納し、
    前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読み出し完了から次のデータブロックの読み出し開始までのデータブロック間の間隔を制御し、
    制御された前記間隔を前記第2のノードに送信し、
    前記第2のノードは、
    前記第1のトラフィックのデータブロックを第3のキューに格納し、
    前記第1のノードから前記間隔を受信し、
    前記第1のトラフィックのデータブロック間の間隔が前記受信された間隔以上の間隔となるように、前記第3のキューからのデータブロックを読み出
    前記第1のノードは、
    前記第1のキューからの前記第1のトラフィックの1のデータブロックの読出し完了を待って前記第2のキューから読み出されるデータブロックの発生を監視し、
    前記第1のキューからのデータブロックの読出し完了を待って前記第2のキューから読み出されるデータブロックの発生頻度が所定値以上である場合に、前記第1のトラフィックのデータブロック間に所定間隔を設定する、
    通信方法。
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