JP5853737B2 - 中継装置、中継装置制御方法、及び、中継装置制御プログラム - Google Patents

中継装置、中継装置制御方法、及び、中継装置制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、予め定められた通信方式に従った単位データを中継する中継装置に関する。
予め定められた通信方式に従った単位データ(例えば、MAC(Medium Access Control)フレーム)を中継し、且つ、非同期通信を行う通信網を構成する中継装置が知られている。
この種の中継装置の一つとして、特許文献1に記載の中継装置は、単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継する。
複数の通信装置の1つである第1の通信装置は、予め設定された送信周期が経過する毎に、中継装置を介して、タイミング単位データを送信する。複数の通信装置の他の1つである第2の通信装置は、タイミング単位データを受信する時間間隔に基づいて、第1の通信装置と同期する(例えば、クロック信号におけるクロック周期を調整する)。
特開2011−71869号公報
ところで、上記中継装置は、非タイミング単位データの送信中に、タイミング単位データを受信した場合、非タイミング単位データの送信が完了するまで待機した後、タイミング単位データを送信する。従って、送信先の通信装置によりタイミング単位データが受信される時間間隔が比較的大きく変動してしまう。この結果、複数の通信装置を高い精度にて同期させることができない場合が生じるという問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「複数の通信装置を高い精度にて同期させることができない場合が生じること」を解決することが可能な中継装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である中継装置は、
予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、上記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成し、
上記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始するタイミング用待機手段と、
上記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、上記タイミング単位データを送信中である場合、上記非タイミング単位データの送信を待機する第1の非タイミング用待機手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である中継装置制御方法は、
予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、上記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成する中継装置に適用され、
上記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始し、
上記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、上記タイミング単位データを送信中である場合、上記非タイミング単位データの送信を待機する方法である。
また、本発明の他の形態である中継装置制御プログラムは、
予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、上記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成する中継装置に、
上記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始し、
上記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、上記タイミング単位データを送信中である場合、上記非タイミング単位データの送信を待機する、処理を実行させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、複数の通信装置を高い精度にて同期させることができる。
本発明の第1実施形態に係る通信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るフレームを概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る変換装置の構成を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る変換装置の構成を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る中継装置において非タイミングフレームが伝送される経路を概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る中継装置においてタイミングフレームが伝送される経路を概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る中継装置の送信部の構成を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る中継装置の受信部の構成を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る通信路において伝送される情報を概念的に示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る分割送信処理を概念的に示した説明図である。 本発明の第4実施形態に係る中継装置の構成を表すブロック図である。
以下、本発明に係る、中継装置、中継装置制御方法、及び、中継装置制御プログラム、の各実施形態について図1〜図11を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る通信システム1は、複数の変換装置11,12と、複数の中継装置21,22,…と、複数の転送装置(例えば、スイッチ、又は、ルータ等)31,32,…と、を備える。
複数の変換装置11,12、複数の中継装置21,22,…、及び、複数の転送装置31,32,…のそれぞれは、通信を行う通信装置である。複数の変換装置11,12、複数の中継装置21,22,…、及び、複数の転送装置31,32,…は、第1の通信網NWA1を構成している。第1の通信網NWA1は、非同期通信を行う通信網(本例では、IP(Internet Protocol)網)である。
本例では、第1の通信網NWA1は、予め定められた通信方式(本例では、イーサネット(登録商標))に従った単位データを送受信することにより、通信を行う通信網である。本例では、単位データは、フレーム(例えば、MAC(Medium Access Control)フレーム)である。なお、単位データは、パケット、又は、セル等であってもよい。
変換装置11は、第2の通信網NWS1も構成している。第2の通信網NWS1は、同期通信を行う通信網である。本例では、第2の通信網NWS1は、TDM(Time Division Multiplexing)信号を伝送する通信網である。また、変換装置12は、第3の通信網NWS2も構成している。第3の通信網NWS2は、同期通信を行う通信網である。本例では、第3の通信網NWS2は、TDM信号を伝送する通信網である。
変換装置11は、第2の通信網NWS1から受信したTDM信号を、フレームに変換する。そして、変換装置11は、当該フレームを非タイミングフレームとして第1の通信網NWA1へ送信する。
ここで、非タイミングフレーム(非タイミング単位データ)は、フレームのうちのタイミングフレーム以外のフレームである。また、タイミングフレーム(タイミング単位データ)は、複数の通信装置(本例では、変換装置11及び変換装置12)を同期させるためのフレームである。
フレームは、図2に示したように、宛先MACアドレスF11と、送信元MACアドレスF12と、タイプ・データF13と、FCS(Frame Check Sequence)F14と、を含む。本例では、タイミングフレームは、フレームのうちの、宛先MACアドレスF11、送信元MACアドレスF12、及び、タイプ・データF13を構成する部分に、フレームがタイミングフレームであることを表す情報を含ませる。
例えば、タイミングフレームは、宛先MACアドレスF11が、第1の通信網NWA1において使用されていない特定の値に設定されていてもよい。また、タイミングフレームは、タイプ・データF13に含まれるタイプ・フィールドが、フレームがタイミングフレームであることを表す、予め設定された値に設定されていてもよい。
なお、タイミングフレームは、任意の情報を含んでいてもよい。例えば、タイミングフレームは、送信された順序を表す情報(例えば、シーケンス番号等)を含んでいてもよい。この場合、タイミングフレームを受信した通信装置は、タイミングフレームが受信された順序が、送信された順序と異なるか否か、及び、送信されたすべてのタイミングフレームが受信されたか否か、を検出することができる。
また、タイミングフレームは、送信された時刻を表す情報(例えば、タイムスタンプ等)を含んでいてもよい。この場合、タイミングフレームを受信した通信装置は、タイミングフレームが送信されてから受信されるまでに要した時間を取得することができ、その結果、取得された時間に基づいて時刻を調整することができる。
また、変換装置11は、第1の通信網NWA1から受信した非タイミングフレームをTDM信号に変換する。そして、変換装置11は、当該TDM信号を第2の通信網NWS1へ送信する。
同様に、変換装置12は、第3の通信網NWS2から受信したTDM信号を、フレームに変換する。そして、変換装置12は、当該フレームを非タイミングフレームとして第1の通信網NWA1へ送信する。また、変換装置12は、第1の通信網NWA1から受信した非タイミングフレームをTDM信号に変換する。そして、変換装置12は、当該TDM信号を第3の通信網NWS2へ送信する。
変換装置11、及び、変換装置12は、同期しながら作動する。本例では、変換装置12は、変換装置11が生成するクロック信号と同期されたクロック信号を生成するように構成される。即ち、変換装置12は、自装置が生成するクロック信号のクロック周期が、変換装置11により生成されるクロック信号のクロック周期と一致するように、クロック周期を調整する。
具体的には、変換装置11は、予め設定された送信周期(例えば、予め設定されたクロック数のクロック周期)が経過する毎に、タイミングフレームを変換装置12へ送信する。変換装置12は、変換装置11により送信されたタイミングフレームを受信する。変換装置12は、タイミングフレームが受信された時間間隔に基づいてクロック周期を調整する。
各中継装置21,22,…は、タイミングフレーム、及び、非タイミングフレームのそれぞれを中継(転送)する。
具体的には、各中継装置21,22,…は、変換装置11,12、又は、他の中継装置21,22,…からタイミングフレームを受信した場合、当該タイミングフレームの送信先(転送先)を特定し、特定された送信先へ当該タイミングフレームを送信する。
また、各中継装置21,22,…は、変換装置11,12、又は、他の中継装置21,22,…から非タイミングフレームを受信した場合、自装置に接続されている転送装置31,32,…(例えば、中継装置21の場合、転送装置32)へ当該非タイミングフレームを送信する。
各転送装置31,32,…は、自装置に接続された中継装置21,22,…(例えば、転送装置32の場合、中継装置22)を介して第1の通信網NWA1に接続されている。各転送装置31,32,…は、自装置に接続された中継装置21,22,…から非タイミングフレームを受信する。
各転送装置31,32,…は、受信された非タイミングフレームの送信先を特定する。各転送装置31,32,…は、特定された転送先へ向けて、自装置に接続された中継装置21,22,…を介して、受信された非タイミングフレームを送信する。
このように、通信システム1は、同期通信を行う複数の通信網(本例では、第2の通信網NWS1、及び、第3の通信網NWS2)間のデータを中継する通信網(本例では、第1の通信網NWA1)を構成する。本例では、通信システム1は、擬似ワイヤ・エミュレーション(PWE;Pseudo−Wire Emulation)を実現する。
次に、本発明に係る各通信装置の構成について、より詳細に説明する。
図3に示したように、変換装置11は、クロック生成部101と、タイミングフレーム生成部102と、送信制御部103と、非タイミングフレーム処理部104と、を備える。
クロック生成部101は、水晶発振子(水晶振動子)を用いることにより、クロック周期を有するクロック信号を生成する。タイミングフレーム生成部102は、クロック生成部101により生成されたクロック信号に基づいて、予め設定されたクロック数のクロック周期が経過する毎に、タイミングフレームを生成し、生成されたタイミングフレームを送信制御部103へ出力する。
非タイミングフレーム処理部104は、第2の通信網NWS1から受信したTDM信号を、フレームに変換する。そして、非タイミングフレーム処理部104は、当該フレームを非タイミングフレームとして送信制御部103へ出力する。
送信制御部103は、タイミングフレームが入力された場合、当該タイミングフレームを、中継装置21,22,…を介して、変換装置12へ送信する。このとき、送信制御部103は、タイミングフレームが入力されてから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミングフレームの送信を待機した後、当該タイミングフレームの送信を開始する。本例では、タイミング用待機時間は、通信方式において定められた、フレームのサイズの最大値を有するフレームの送信に要する時間である。
更に、送信制御部103は、非タイミングフレームが入力された場合、当該非タイミングフレームを、中継装置21,22,…、及び、転送装置31,32,…を介して、変換装置12へ送信する。このとき、送信制御部103は、タイミングフレームの送信が待機されている場合、及び、タイミングフレームを送信中である場合、入力された非タイミングフレームの送信を待機する。そして、送信制御部103は、送信が待機されているタイミングフレーム、及び、送信中のタイミングフレームのすべての送信が完了した後、入力された非タイミングフレームの送信を開始する。
加えて、送信制御部103は、非タイミングフレームが入力されてから、当該非タイミングフレームの送信が完了するまでに要した時間を表す遅延時間情報と、確認情報と、を当該非タイミングフレームとともに送信する。本例では、確認情報は、遅延時間情報と同一の情報である。本例では、遅延時間情報、及び、確認情報は、非タイミングフレームの末尾に付加される。
図4に示したように、変換装置12は、受信制御部201と、タイミングフレーム終端部202と、クロック再生部203と、非タイミングフレーム処理部204と、を備える。
受信制御部201は、第1の通信網NWA1からフレームを受信し、受信されたフレームが、タイミングフレーム、及び、非タイミングフレームのいずれであるかを判定する。受信制御部201は、受信されたフレームがタイミングフレームである場合、当該タイミングフレームをタイミングフレーム終端部202へ出力する。また、受信制御部201は、受信されたフレームが非タイミングフレームである場合、当該非タイミングフレームを非タイミングフレーム処理部204へ出力する。
タイミングフレーム終端部202は、入力されたタイミングフレームの時間間隔において、クロック再生部203により生成されたクロック信号のクロック周期の数を、予め設定されたクロック数に一致させるように、クロック再生部203を制御する(即ち、クロック再生部203により生成されるクロック信号のクロック周期を調整する)。
クロック再生部203は、位相同期回路(PLL;Phase Locked Loop)を有する。クロック再生部203は、位相同期回路を用いることによりクロック信号を生成する。クロック再生部203は、タイミングフレーム終端部202による制御に従って、生成するクロック信号のクロック周期を、変換装置11が生成するクロック信号のクロック周期に一致させる。即ち、変換装置12は、変換装置11と同期する。
非タイミングフレーム処理部204は、入力された非タイミングフレームをTDM信号に変換する。そして、非タイミングフレーム処理部204は、当該TDM信号を第3の通信網NWS2へ送信する。
なお、本例では、変換装置11は、非タイミングフレームに、時刻を表す時刻情報(例えば、タイムスタンプ等)を含ませる。
更に、非タイミングフレーム処理部204は、非タイミングフレームから変換されたTDM信号を、当該非タイミングフレームに含まれる時刻情報が表す時刻と、クロック再生部203により生成されたクロック信号と、に基づいて決定されたタイミングにて、送信する。
例えば、非タイミングフレーム処理部204は、クロック再生部203により生成されたクロック信号に基づいて変換装置12が生成したタイムスタンプと、非タイミングフレームに含まれるタイムスタンプと、が一致するタイミングにて、当該非タイミングフレームから変換されたTDM信号を送信する。
図5及び図6に示したように、中継装置21は、複数の送信部311,312,313と、複数の受信部321,322,323と、を備える。本例では、中継装置21は、送信部及び受信部からなる組を3組、備えている。なお、中継装置21は、送信部及び受信部からなる組を、1組、2組、又は、4組以上、備えていてもよい。
なお、中継装置21以外の中継装置22,…も、中継装置21と同様の構成を有する。
図5は、非タイミングフレームが伝送される経路を示している。また、図6は、タイミングフレームが伝送される経路を示している。
各受信部321,322,323は、非タイミングフレームを受信した場合、受信された非タイミングフレームを転送装置31へ送信する。転送装置31は、非タイミングフレームを受信し、当該受信された非タイミングフレームの送信先を特定し、特定された送信先と対応付けられた送信部311,312,313へ、当該非タイミングフレームを送信する。各送信部311,312,313は、転送装置31から非タイミングフレームを受信し、当該受信された非タイミングフレームを、自身と対応付けられた(例えば、接続された)通信装置(変換装置11、変換装置12、又は、他の中継装置22,…)へ送信する。
また、各受信部321,322,323は、タイミングフレームを受信した場合、受信されたタイミングフレームの送信先を特定し、特定された送信先と対応付けられた送信部311,312,313へ、当該タイミングフレームを出力する。各送信部311,312,313は、各受信部321,322,323から入力されたタイミングフレームを、自身と対応付けられた(例えば、接続された)通信装置(変換装置11、変換装置12、又は、他の中継装置22,…)へ送信する。
ここで、送信部311、及び、受信部321について、より詳細に説明する。なお、送信部311以外の送信部312,313も、送信部311と同様の構成を有する。同様に、受信部321以外の受信部322,323も、受信部321と同様の構成を有する。
図7に示したように、送信部311は、タイミングフレーム制御部(タイミング用待機手段、第1の非タイミング用待機手段、遅延時間情報送信手段)401と、送信制御部402と、非タイミングフレーム制御部403と、を備える。
タイミングフレーム制御部401は、受信部322,323により出力されたタイミングフレームを受け付ける。タイミングフレーム制御部401は、受け付けられたタイミングフレームを送信制御部402へ出力する。
非タイミングフレーム制御部403は、転送装置31から非タイミングフレームを受信し、受信された非タイミングフレームを送信制御部402へ出力する。
送信制御部402は、タイミングフレームが入力された場合、当該タイミングフレームを、第1の通信網NWA1へ送信する。このとき、送信制御部402は、タイミングフレームが入力されてから、上記タイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミングフレームの送信を待機した後、当該タイミングフレームの送信を開始する。
このような構成により、例えば、中継装置21が変換装置11から受信したタイミングフレームが、中継装置22へ転送される場合を想定すると、中継装置21がタイミングフレームを受信する時点と、中継装置21が中継装置22へ当該タイミングフレームを送信する時点と、の間の時間を、一定の時間(即ち、タイミング用待機時間)に維持することができる。
更に、送信制御部402は、非タイミングフレームが入力された場合、当該非タイミングフレームを、第1の通信網NWA1へ送信する。このとき、送信制御部402は、タイミングフレームの送信が待機されている場合、及び、タイミングフレームを送信中である場合、入力された非タイミングフレームの送信を待機する。そして、送信制御部402は、送信が待機されているタイミングフレーム、及び、送信中のタイミングフレームのすべての送信が完了した後、入力された非タイミングフレームの送信を開始する。
加えて、送信制御部402は、非タイミングフレーム(即ち、タイミングフレームの送信先である通信装置へ送信する予定の非タイミングフレーム)が入力されてから、当該非タイミングフレームの送信が完了するまでに要した時間を表す遅延時間情報と、確認情報と、を当該非タイミングフレームとともに送信する。本例では、確認情報は、遅延時間情報と同一の情報である。本例では、遅延時間情報、及び、確認情報は、非タイミングフレームの末尾に付加される。
図8に示したように、受信部321は、受信制御部501と、タイミングフレーム転送部502と、非タイミングフレーム処理部(第2の非タイミング用待機手段)503と、を備える。
受信制御部501は、第1の通信網NWA1からフレームを受信し、受信されたフレームが、タイミングフレーム、及び、非タイミングフレームのいずれであるかを判定する。受信制御部501は、受信されたフレームがタイミングフレームである場合、当該タイミングフレームをタイミングフレーム転送部502へ出力する。また、受信制御部501は、受信されたフレームが非タイミングフレームである場合、当該非タイミングフレームを遅延時間情報とともに非タイミングフレーム処理部503へ出力する。
タイミングフレーム転送部502は、タイミングフレームが入力された場合、入力されたタイミングフレームの送信先を特定し、特定された送信先と対応付けられた送信部312,313へ、当該タイミングフレームを出力する。
非タイミングフレーム処理部503は、非タイミングフレームが入力された場合、当該非タイミングフレーム(即ち、タイミングフレームの送信先でない通信装置(転送装置31)へ送信する予定の非タイミングフレーム)を受信してから、所定の残余待機時間が経過するまでの間、当該非タイミングフレームの送信を待機した後、転送装置31への当該非タイミング単位データの送信を開始する。
このとき、非タイミングフレーム処理部503は、遅延時間情報及び確認情報を送信しない。即ち、非タイミングフレーム処理部503は、非タイミングフレームのみを転送装置31へ送信する。ここで、残余待機時間は、予め設定された非タイミング用待機時間から、上記非タイミングフレームとともに受信された遅延時間情報が表す時間を減じた時間である。
本例では、非タイミング用待機時間は、タイミング用待機時間よりも長い時間に設定される。なお、非タイミング用待機時間は、タイミング用待機時間と同じ時間であってもよい。
このような構成により、例えば、中継装置21が転送装置31から受信した非タイミングフレームが、中継装置22を介して転送装置32へ転送される場合を想定すると、中継装置21が非タイミングフレームを受信する時点と、中継装置22が転送装置32へ当該非タイミングフレームを送信する時点と、の間の時間を、一定の時間(即ち、非タイミング用待機時間)に維持することができる。
なお、非タイミングフレーム処理部503は、遅延時間情報と確認情報とが一致していない場合、当該遅延時間情報とともに受信された非タイミングフレームを、転送することなく廃棄するように構成されていてもよい。
なお、本例では、転送装置が単位時間あたりに送信するデータ量は、第1の通信網NWA1において単位時間あたりに伝送可能なデータ量から、単位時間あたりに送信されるタイミングフレームのデータ量を減じた量に維持されていることが想定されている。
ところで、一般に、イーサネットにおいては、図9の(A)に示したように、先行するフレーム601と、当該フレーム601に後続するフレーム604と、の間には、IFG(Inter Frame Gap)602と、プリアンブル・SFD(Start Frame Delimiter)603と、が挿入されている。
IFG602は、各フレーム601,604の末尾(即ち、FCSの直後)に挿入される。IFG602のサイズは、少なくとも12バイトである。また、プリアンブル・SFD603は、フレームの先頭が後続することを表す。
なお、第1実施形態に係る通信システム1においても、中継装置と、当該中継装置に接続された転送装置と、の間の通信は、図9の(A)に示した形式に従って、行われる。
一方、変換装置と中継装置との間の通信、及び、中継装置間の通信は、図9の(B)に示した形式に従って、行われる。
本例では、図9の(B)に示したように、先行するフレーム701と、当該フレーム701に後続するフレーム704と、の間には、遅延時間情報705と、確認情報706と、IFG702と、プリアンブル・SFD703と、が挿入される。
遅延時間情報705は、各フレーム601,604の末尾(即ち、FCSの直後)に挿入される。確認情報706は、遅延時間情報705の直後に挿入される。遅延時間情報705及び確認情報706のそれぞれのサイズは、2バイトである。
また、IFG702は、確認情報706の直後に挿入される。IFG702のサイズは、少なくとも8バイトである。また、プリアンブル・SFD703は、フレームの先頭が後続することを表す。
このような構成により、遅延時間情報及び確認情報が追加された場合であっても、単位時間あたりに伝送されるフレームの数が減少することを回避することができる。
更に、転送装置31,32,…により送受信される、連続する2つのフレーム間の間隔が維持されるので、転送装置31,32,…において、シェーピング、又は、ポリシング等の処理を円滑に実行することもできる。
(作動)
次に、上述した通信システム1の作動について説明する。
先ず、変換装置11がタイミングフレームを変換装置12へ向けて送信する場合について説明する。ここでは、タイミングフレームが伝送される経路として、変換装置11、中継装置21、中継装置22、及び、変換装置12をこの順に通る経路が設定されている場合を想定する。
変換装置11は、予め設定されたクロック数のクロック周期が経過した時点にて、タイミングフレームを生成する。そして、変換装置11は、タイミングフレームが生成された時点から、タイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミングフレームの送信を待機する。この間に、変換装置11は、送信中の非タイミングフレームが存在する場合であっても、非タイミングフレームの送信を完了する。
そして、変換装置11は、上記タイミングフレームが生成された時点から、タイミング用待機時間が経過した時点にて、当該タイミングフレームの送信を開始する。そして、変換装置11は、タイミングフレームの送信を完了する。
その後、中継装置21は、タイミングフレームを変換装置11から受信する。中継装置21は、タイミングフレームが受信された時点から、タイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミングフレームの送信を待機する。この間に、中継装置21は、送信中の非タイミングフレームが存在する場合であっても、非タイミングフレームの送信を完了する。
そして、中継装置21は、上記タイミングフレームが受信された時点から、タイミング用待機時間が経過した時点にて、当該タイミングフレームの送信を開始する。そして、中継装置21は、タイミングフレームの送信を完了する。
その後、中継装置22は、タイミングフレームを中継装置21から受信する。中継装置22は、タイミングフレームが受信された時点から、タイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミングフレームの送信を待機する。この間に、中継装置22は、送信中の非タイミングフレームが存在する場合であっても、非タイミングフレームの送信を完了する。
そして、中継装置22は、上記タイミングフレームが受信された時点から、タイミング用待機時間が経過した時点にて、当該タイミングフレームの送信を開始する。そして、中継装置22は、タイミングフレームの送信を完了する。
その後、変換装置12は、タイミングフレームを中継装置22から受信する。
これによれば、タイミングフレームが受信された時点にて送信中の非タイミングフレームの送信が完了するまでに要する時間の変動が、タイミングフレームが受信されてから、当該タイミングフレームの送信が開始するまでに要する時間に影響を及ぼすことを回避することができる。この結果、送信先の通信装置によりタイミングフレームが受信される時間間隔の変動を抑制することができる。従って、複数の通信装置(本例では、変換装置11及び変換装置12)を高い精度にて同期させることができる。
次に、変換装置11が非タイミングフレームを変換装置12へ向けて送信する場合について説明する。ここでは、非タイミングフレームが伝送される経路として、変換装置11、中継装置21、転送装置31、中継装置21、及び、変換装置12をこの順に通る経路が設定されている場合を想定する。
先ず、変換装置11は、第2の通信網NWS1から受信したTDM信号を、フレームに変換することにより非タイミングフレームを生成する。そして、変換装置11は、非タイミングフレームが生成された時点にて、タイミングフレームの送信が待機されている場合、及び、タイミングフレームを送信中である場合、生成された非タイミングフレームの送信を待機する。その後、変換装置11は、送信が待機されているタイミングフレーム、及び、送信中のタイミングフレームのすべての送信が完了した後、生成された非タイミングフレームの送信を開始する。
なお、変換装置11は、非タイミングフレームが生成された時点にて、タイミングフレームの送信が待機されていない場合、及び、タイミングフレームを送信中でない場合、生成された非タイミングフレームの送信を開始する。
その後、変換装置11は、非タイミングフレームの送信を完了すると、非タイミングフレームに続いて、遅延時間情報及び確認情報を送信する。
その後、中継装置21は、非タイミングフレーム、遅延時間情報、及び、確認情報を変換装置11から受信する。中継装置21は、非タイミングフレームが受信された時点から、残余待機時間が経過するまでの間、当該非タイミングフレームの送信を待機する。ここで、残余待機時間は、非タイミング用待機時間から、上記非タイミングフレームとともに受信された遅延時間情報が表す時間を減じた時間である。
そして、中継装置21は、非タイミングフレームが受信された時点から、残余待機時間が経過した時点にて、当該非タイミングフレームの転送装置31への送信を開始する。その後、中継装置21は、非タイミングフレームの送信を完了する。なお、中継装置21は、転送装置31へ遅延時間情報及び確認情報を送信しない。
その後、転送装置31は、中継装置21から非タイミングフレームを受信する。そして、転送装置31は、非タイミングフレームの送信先を特定し、特定された送信先と対応付けて中継装置21へ、非タイミングフレームを送信する。
その後、中継装置21は、非タイミングフレームを転送装置31から受信する。そして、中継装置21は、非タイミングフレームが受信された時点にて、タイミングフレームの送信が待機されている場合、及び、タイミングフレームを送信中である場合、受信された非タイミングフレームの送信を待機する。その後、中継装置21は、送信が待機されているタイミングフレーム、及び、送信中のタイミングフレームのすべての送信が完了した後、受信された非タイミングフレームの送信を開始する。
なお、中継装置21は、非タイミングフレームが受信された時点にて、タイミングフレームの送信が待機されていない場合、及び、タイミングフレームを送信中でない場合、受信された非タイミングフレームの送信を開始する。
その後、中継装置21は、非タイミングフレームの送信を完了すると、非タイミングフレームに続いて、遅延時間情報及び確認情報を送信する。
その後、変換装置12は、非タイミングフレーム、遅延時間情報、及び、確認情報を中継装置21から受信する。
これによれば、送信先の通信装置により非タイミングフレームが受信される時間間隔の変動を抑制することができる。従って、単位時間あたりに受信される非タイミングフレームのデータ量(サイズ)の変動を抑制することができる。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係る中継装置21,22,…によれば、タイミングフレームが受信された時点にて送信中の非タイミングフレームの送信が完了するまでに要する時間の変動が、タイミングフレームが受信されてから、当該タイミングフレームの送信が開始するまでに要する時間に影響を及ぼすことを回避することができる。この結果、送信先の通信装置によりタイミングフレームが受信される時間間隔の変動を抑制することができる。従って、複数の通信装置(本例では、変換装置11及び変換装置12)を高い精度にて同期させることができる。
更に、本発明の第1実施形態に係る中継装置21,22,…において、タイミング用待機時間は、通信方式において定められた、フレームのサイズの最大値を有するフレームの送信に要する時間である。
これによれば、タイミングフレームが受信されてから、タイミングフレームが送信されるまでに要する時間を、一定の時間(即ち、タイミング用待機時間)に維持することができる。この結果、送信先の通信装置によりタイミングフレームが受信される時間間隔の変動をより一層確実に抑制することができる。更に、タイミングフレームが受信された時点にて送信中の非タイミングフレームの送信を確実に完了することができる。
加えて、本発明の第1実施形態に係る中継装置21,22,…は、遅延時間情報を非タイミングフレームとともに送信するように構成される。加えて、中継装置21,22,…は、非タイミングフレームを受信してから、非タイミング用待機時間より、当該非タイミングフレームとともに受信した遅延時間情報が表す時間を減じた時間(残余待機時間)が経過するまでの間、当該非タイミングフレームの送信を待機した後、当該非タイミングフレームの送信を開始するように構成される。
これによれば、送信先の通信装置により非タイミングフレームが受信される時間間隔の変動を抑制することができる。従って、単位時間あたりに受信される非タイミングフレームのデータ量(サイズ)の変動を抑制することができる。
なお、タイミング用待機時間は、通信方式において定められた、フレームのサイズの最大値を有するフレームの送信に要する時間(最大フレーム送信時間)よりも長い時間であってもよい。また、タイミング用待機時間は、中継装置毎に異なる時間であってもよい。また、タイミング用待機時間は、すべての中継装置21,22,…に対して同一の時間であってもよい。この場合、タイミング用待機時間は、中継装置21,22,…のそれぞれに対する最大フレーム送信時間の最大値であってもよい。
また、第1実施形態に係る通信システム1は、変換装置11から変換装置12への一方向のみにおいてタイミングフレームが伝送されるように構成されていたが、変換装置11から変換装置12へ、及び、変換装置12から変換装置11へ、の双方向においてタイミングフレームが伝送されるように構成されていてもよい。
この場合、変換装置11の機能と、変換装置12の機能と、の両方の機能を、変換装置11、及び、変換装置12のそれぞれが有するように通信システム1が構成されていることが好適である。これによれば、双方向において時刻を表す情報を伝送することにより、変換装置11及び変換装置12のそれぞれが有する時計の時刻を高い精度にて同期させることができる。なお、この場合、クロック信号を同期させるためのタイミングフレームを送信するタイミングと、時計の時刻を同期させるためのタイミングフレームを送信するタイミングと、を重複させないことが好適である。
例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 1588により規定されるPTP(Precision Time Protocol)に従って、時刻を同期させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る通信システムについて説明する。第2実施形態に係る通信システムは、上記第1実施形態に係る通信システムに対して、非タイミングフレームを送信中である場合、送信中の非タイミングフレームにタイミングフレームを挿入する点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第2実施形態に係るタイミング用待機時間は、通信方式において定められた、フレームのサイズの最大値を有するフレームの送信に要する時間よりも短い時間である。更に、タイミング用待機時間は、フレームの送信を開始してから、当該フレームが含む情報のうちの、当該フレームが、非タイミングフレーム、及び、タイミングフレーム、のいずれであるかを識別するための部分である識別部の送信が完了するまでに要する時間以上である。
例えば、宛先MACアドレスF11が、第1の通信網NWA1において使用されていない特定の値に設定されていることにより、当該宛先MACアドレスF11を含むフレームがタイミングフレームであることを表す場合、識別部は、フレームの先頭から宛先MACアドレスF11の末尾までの部分である。
また、タイプ・データF13に含まれるタイプ・フィールドが、フレームがタイミングフレームであることを表す、予め設定された値に設定されていることにより、当該タイプ・データF13を含むフレームがタイミングフレームであることを表す場合、識別部は、フレームの先頭からタイプ・フィールドの末尾までの部分である。
更に、第2実施形態に係る送信制御部(分割送信手段)402は、非タイミングフレームを送信中である場合において、タイミングフレームの送信を開始する時点である送信開始時点(即ち、タイミングフレームが受信されてからタイミング用待機時間が経過した時点)までに当該非タイミングフレームの送信が完了しないとき、分割送信処理を実行する。
分割送信処理は、第1のフレームと、第2のフレームと、を当該第2のフレームが当該第1のフレームに後続するように送信する処理である。第1のフレームは、上記非タイミングフレームのうちの、上記送信開始時点までに送信が完了する部分を含むフレームである。第2のフレームは、上記タイミングフレーム、及び、上記非タイミングフレームのうちの、上記送信開始時点までに未だ送信されていない部分を含むフレームである。
ここで、分割送信処理について、より具体的に説明する。
図10の(A)に示したように、送信制御部402が、非タイミングフレーム802と、非タイミングフレーム802に後続する遅延時間情報803と、遅延時間情報803に後続する確認情報804と、を送信する場合を想定する。
更に、送信制御部402が非タイミングフレーム802を送信中である場合において、タイミングフレーム801が受信された時点からタイミング用待機時間が経過した時点T1にて、非タイミングフレーム802のうちの前半部分802aのみの送信が完了している場合を想定する。
この場合、送信制御部402は、図10の(B)に示したように、非タイミングフレームの前半部分802aの送信が完了した時点にて、前半部分802aの末尾に遅延時間情報901及び確認情報902を挿入する。遅延時間情報901及び確認情報902は、分割送信処理が実行されたことを表す情報に設定される。例えば、遅延時間情報901及び確認情報902は、すべてのビットが1である情報に設定される。
更に、送信制御部402は、確認情報902に続いて、IFG903を送信する。その後、送信制御部402は、IFG903に続いて、タイミングフレーム801を送信する。このとき、送信制御部402は、タイミングフレーム801に、分割送信処理が実行されたことを表す情報を含ませる。更に、送信制御部402は、タイミングフレーム801に続いて、非タイミングフレーム802のうちの後半部分802b(非タイミングフレーム802のうちの前半部分802a以外の部分)を送信する。
次いで、送信制御部402は、後半部分802bに続いて、非タイミングフレーム802に対する(即ち、遅延時間情報803に相当する)遅延時間情報904を送信し、遅延時間情報904に続いて、非タイミングフレーム802に対する(即ち、確認情報804に相当する)確認情報905を送信する。
即ち、本例では、非タイミングフレームの前半部分802aは、第1のフレームを構成する。また、タイミングフレーム801及び後半部分802bは、第2のフレームを構成する。
なお、第2実施形態に係る送信制御部103も、送信制御部402と同様に構成される。
また、第2実施形態に係る受信制御部501は、受信されたフレームが、分割送信処理が実行されたフレームであるか否かを、遅延時間情報に基づいて判定する。
受信されたフレームが、分割送信処理が実行されたフレーム(第1のフレーム)である場合、受信制御部501は、後続するフレーム(第2のフレーム)が受信されるまで待機する。そして、受信制御部501は、後続するフレームが受信された場合、第2のフレームからタイミングフレームを抽出し、抽出されたタイミングフレームをタイミングフレーム転送部502へ出力する。
更に、受信制御部501は、第1のフレーム及び第2のフレームから、非タイミングフレームを抽出し、抽出された非タイミングフレームを、第2のフレームに後続する遅延時間情報とともに非タイミングフレーム処理部503へ出力する。
以上、説明したように、本発明の第2実施形態に係る中継装置21,22,…によれば、第1実施形態に係る中継装置21,22,…と同様の作用及び効果を奏することができる。
更に、タイミング用待機時間を、通信方式において定められた、フレームのサイズの最大値を有するフレームの送信に要する時間よりも短くすることができる。
加えて、第2実施形態に係る中継装置21,22,…において、タイミング用待機時間は、フレームの送信を開始してから、識別部の送信が完了するまでに要する時間以上である。
これによれば、非タイミングフレームが、第1のフレームと第2のフレームとに分割されて送信された場合であっても、送信先の通信装置は、受信したフレームがタイミングフレーム及び非タイミングフレームのいずれであるかを確実に判定することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る通信システムについて説明する。第3実施形態に係る通信システムは、上記第1実施形態に係る通信システムに対して、中継装置と転送装置とが1つの装置(中継装置)として構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第3実施形態に係る受信部321は、第1の通信網NWA1から非タイミングフレームを受信してから、残余待機時間が経過する第1の待機時点までの間、当該非タイミングフレームの出力を待機する。そして、受信部321は、上記非タイミングフレームの送信先を特定する。次いで、受信部321は、上記非タイミングフレームを受信してから、残余待機時間が経過した時点(第1の待機時点)にて、特定された送信先と対応付けられた送信部312,313へ、当該非タイミングフレームを出力する。
更に、第3実施形態に係る送信部311は、非タイミングフレームが入力されてから(第1の待機時点から)、当該非タイミングフレームの送信が完了するまでに要した時間を表す遅延時間情報を当該非タイミングフレームとともに送信する。
以上、説明したように、本発明の第3実施形態に係る中継装置21,22,…によれば、第1実施形態に係る中継装置21,22,…と同様の作用及び効果を奏することができる。
更に、重複する部品を削除することにより、及び/又は、単一の半導体チップ(集積回路)内に機能を集積化することにより、通信システムを製造するために要するコストを低減したり、通信システムの大きさを小さくしたり、することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る中継装置について図11を参照しながら説明する。
第4実施形態に係る中継装置1000は、
予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、上記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成する。
更に、中継装置1000は、
上記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始するタイミング用待機部(タイミング用待機手段)1001と、
上記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、上記タイミング単位データを送信中である場合、上記非タイミング単位データの送信を待機する第1の非タイミング用待機部(第1の非タイミング用待機手段)1002と、
を備える。
これによれば、タイミング単位データが受信された時点にて送信中の非タイミング単位データの送信が完了するまでに要する時間の変動が、タイミング単位データが受信されてから、当該タイミング単位データの送信が開始するまでに要する時間に影響を及ぼすことを回避することができる。この結果、送信先の通信装置によりタイミング単位データが受信される時間間隔の変動を抑制することができる。従って、複数の通信装置を高い精度にて同期させることができる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、上記各実施形態において変換装置、中継装置、及び、転送装置の各機能は、回路等のハードウェアにより実現されていた。ところで、変換装置、中継装置、及び、転送装置のそれぞれは、処理装置と、プログラム(ソフトウェア)を記憶する記憶装置と、を備えるとともに、処理装置がそのプログラムを実行することにより、各機能を実現するように構成されていてもよい。この場合、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、前記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成し、
前記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始するタイミング用待機手段と、
前記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、前記タイミング単位データを送信中である場合、前記非タイミング単位データの送信を待機する第1の非タイミング用待機手段と、
を備える中継装置。
これによれば、タイミング単位データが受信された時点にて送信中の非タイミング単位データの送信が完了するまでに要する時間の変動が、タイミング単位データが受信されてから、当該タイミング単位データの送信が開始するまでに要する時間に影響を及ぼすことを回避することができる。この結果、送信先の通信装置によりタイミング単位データが受信される時間間隔の変動を抑制することができる。従って、複数の通信装置を高い精度にて同期させることができる。
(付記2)
付記1に記載の中継装置であって、
前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間である中継装置。
これによれば、タイミング単位データが受信されてから、タイミング単位データが送信されるまでに要する時間を、一定の時間(即ち、タイミング用待機時間)に維持することができる。この結果、送信先の通信装置によりタイミング単位データが受信される時間間隔の変動をより一層確実に抑制することができる。更に、タイミング単位データが受信された時点にて送信中の非タイミング単位データの送信を確実に完了することができる。
(付記3)
付記1に記載の中継装置であって、
前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間よりも短い時間であり、
前記中継装置は、
前記非タイミング単位データを送信中である場合において、前記タイミング単位データの送信を開始する時点である送信開始時点までに当該非タイミング単位データの送信が完了しないとき、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに送信が完了する部分を含む単位データである第1の単位データと、当該タイミング単位データ、及び、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに未だ送信されていない部分を含む単位データである第2の単位データと、を当該第2の単位データが当該第1の単位データに後続するように送信する分割送信手段を備える中継装置。
これによれば、タイミング単位データが受信されてから、タイミング単位データが送信されるまでに要する時間を、一定の時間(即ち、タイミング用待機時間)に維持することができる。この結果、送信先の通信装置によりタイミング単位データが受信される時間間隔の変動をより一層確実に抑制することができる。更に、タイミング用待機時間を、通信方式において定められた、単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間よりも短くすることができる。
(付記4)
付記3に記載の中継装置であって、
前記タイミング用待機時間は、前記単位データの送信を開始してから、当該単位データが含む情報のうちの、当該単位データが、前記非タイミング単位データ、及び、前記タイミング単位データ、のいずれであるかを識別するための部分である識別部の送信が完了するまでに要する時間以上である中継装置。
これによれば、非タイミング単位データが、第1の単位データと第2の単位データとに分割されて送信された場合であっても、送信先の通信装置は、受信した単位データがタイミング単位データ及び非タイミング単位データのいずれであるかを確実に判定することができる。
(付記5)
付記1乃至付記4のいずれかに記載の中継装置であって、
前記タイミング単位データの送信先である通信装置へ送信する予定の前記非タイミング単位データを受信してから、当該非タイミング単位データの送信が完了するまでに要した時間を表す遅延時間情報を当該非タイミング単位データとともに当該通信装置へ送信する遅延時間情報送信手段と、
前記タイミング単位データの送信先でない通信装置へ送信する予定の前記非タイミング単位データを受信してから、予め設定された非タイミング用待機時間より、当該非タイミング単位データとともに受信した前記遅延時間情報が表す時間を減じた時間が経過するまでの間、当該非タイミング単位データの送信を待機した後、当該通信装置への当該非タイミング単位データの送信を開始する第2の非タイミング用待機手段と、
を備える中継装置。
これによれば、送信先の通信装置により非タイミング単位データが受信される時間間隔の変動を抑制することができる。従って、単位時間あたりに受信される非タイミング単位データのデータ量(サイズ)の変動を抑制することができる。
(付記6)
付記1乃至付記4のいずれかに記載の中継装置であって、
前記第1の非タイミング用待機手段は、
前記非タイミング単位データを受信してから、予め設定された非タイミング用待機時間より、当該非タイミング単位データとともに受信した遅延時間情報が表す時間を減じた時間が経過する第1の待機時点までの間、当該非タイミング単位データの送信を待機するように構成され、
前記中継装置は、
前記第1の待機時点から、当該非タイミング単位データの送信が完了するまでに要した時間を表す遅延時間情報を当該非タイミング単位データとともに送信する遅延時間情報送信手段を備える中継装置。
これによれば、送信先の通信装置により非タイミング単位データが受信される時間間隔の変動を抑制することができる。従って、単位時間あたりに受信される非タイミング単位データのデータ量(サイズ)の変動を抑制することができる。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれかに記載の中継装置であって、
前記通信方式は、イーサネット(登録商標)である中継装置。
(付記8)
付記1乃至付記7のいずれかに記載の中継装置であって、
同期通信を行う複数の通信網間のデータを中継する通信網を構成する中継装置。
(付記9)
予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、前記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成する中継装置に適用され、
前記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始し、
前記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、前記タイミング単位データを送信中である場合、前記非タイミング単位データの送信を待機する、中継装置制御方法。
(付記10)
付記9に記載の中継装置制御方法であって、
前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間である中継装置制御方法。
(付記11)
付記9に記載の中継装置制御方法であって、
前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間よりも短い時間であり、
前記中継装置制御方法は、
前記非タイミング単位データを送信中である場合において、前記タイミング単位データの送信を開始する時点である送信開始時点までに当該非タイミング単位データの送信が完了しないとき、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに送信が完了する部分を含む単位データである第1の単位データと、当該タイミング単位データ、及び、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに未だ送信されていない部分を含む単位データである第2の単位データと、を当該第2の単位データが当該第1の単位データに後続するように送信する、中継装置制御方法。
(付記12)
予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、前記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成する中継装置に、
前記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始し、
前記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、前記タイミング単位データを送信中である場合、前記非タイミング単位データの送信を待機する、処理を実行させるための中継装置制御プログラム。
(付記13)
付記12に記載の中継装置制御プログラムであって、
前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間である中継装置制御プログラム。
(付記14)
付記12に記載の中継装置制御プログラムであって、
前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間よりも短い時間であり、
前記処理は、
前記非タイミング単位データを送信中である場合において、前記タイミング単位データの送信を開始する時点である送信開始時点までに当該非タイミング単位データの送信が完了しないとき、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに送信が完了する部分を含む単位データである第1の単位データと、当該タイミング単位データ、及び、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに未だ送信されていない部分を含む単位データである第2の単位データと、を当該第2の単位データが当該第1の単位データに後続するように送信するように構成された中継装置制御プログラム。
本発明は、予め定められた通信方式に従った単位データを中継する中継装置等に適用可能である。
1 通信システム
11,12 変換装置
21,22,… 中継装置
31,32,… 転送装置
101 クロック生成部
102 タイミングフレーム生成部
103 送信制御部
104 非タイミングフレーム処理部
201 受信制御部
202 タイミングフレーム終端部
203 クロック再生部
204 非タイミングフレーム処理部
311,312,313 送信部
321,322,323 受信部
401 タイミングフレーム制御部
402 送信制御部
403 非タイミングフレーム制御部
501 受信制御部
502 タイミングフレーム転送部
503 非タイミングフレーム処理部
NWA1 第1の通信網
NWS1 第2の通信網
NWS2 第3の通信網
1000 中継装置
1001 タイミング用待機部
1002 第1の非タイミング用待機部

Claims (7)

  1. 予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、前記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成し、
    前記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始するタイミング用待機手段と、
    前記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、前記タイミング単位データを送信中である場合、前記非タイミング単位データの送信を待機する第1の非タイミング用待機手段と、
    を備え、
    前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間よりも短い時間であり、
    前記非タイミング単位データを送信中である場合において、前記タイミング単位データの送信を開始する時点である送信開始時点までに当該非タイミング単位データの送信が完了しないとき、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに送信が完了する部分を含む単位データである第1の単位データと、当該タイミング単位データ、及び、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに未だ送信されていない部分を含む単位データである第2の単位データと、を当該第2の単位データが当該第1の単位データに後続するように送信する分割送信手段を備え、
    さらに、前記タイミング用待機時間は、前記単位データの送信を開始してから、当該単位データが含む情報のうちの、当該単位データが、前記非タイミング単位データ、及び、前記タイミング単位データ、のいずれであるかを識別するための部分である識別部の送信が完了するまでに要する時間以上である中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記タイミング単位データの送信先である通信装置へ送信する予定の前記非タイミング単位データを受信してから、当該非タイミング単位データの送信が完了するまでに要した時間を表す遅延時間情報を当該非タイミング単位データとともに当該通信装置へ送信する遅延時間情報送信手段と、
    前記タイミング単位データの送信先でない通信装置へ送信する予定の前記非タイミング単位データを受信してから、予め設定された非タイミング用待機時間より、当該非タイミング単位データとともに受信した前記遅延時間情報が表す時間を減じた時間が経過するまでの間、当該非タイミング単位データの送信を待機した後、当該通信装置への当該非タイミング単位データの送信を開始する第2の非タイミング用待機手段と、
    を備える中継装置。
  3. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記第1の非タイミング用待機手段は、
    前記非タイミング単位データを受信してから、予め設定された非タイミング用待機時間より、当該非タイミング単位データとともに受信した遅延時間情報が表す時間を減じた時間が経過する第1の待機時点までの間、当該非タイミング単位データの送信を待機するように構成され、
    前記中継装置は、
    前記第1の待機時点から、当該非タイミング単位データの送信が完了するまでに要した時間を表す遅延時間情報を当該非タイミング単位データとともに送信する遅延時間情報送信手段を備える中継装置。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の中継装置であって、
    前記通信方式は、イーサネット(登録商標)である中継装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の中継装置であって、
    同期通信を行う複数の通信網間のデータを中継する通信網を構成する中継装置。
  6. 予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、前記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成する中継装置に適用され、
    前記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始し、
    前記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、前記タイミング単位データを送信中である場合、前記非タイミング単位データの送信を待機する、中継装置制御方法であって、
    前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間よりも短い時間であり、
    前記中継装置制御方法は、
    前記非タイミング単位データを送信中である場合において、前記タイミング単位データの送信を開始する時点である送信開始時点までに当該非タイミング単位データの送信が完了しないとき、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに送信が完了する部分を含む単位データである第1の単位データと、当該タイミング単位データ、及び、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに未だ送信されていない部分を含む単位データである第2の単位データと、を当該第2の単位データが当該第1の単位データに後続するように送信し、
    さらに、前記タイミング用待機時間は、前記単位データの送信を開始してから、当該単位データが含む情報のうちの、当該単位データが、前記非タイミング単位データ、及び、前記タイミング単位データ、のいずれであるかを識別するための部分である識別部の送信が完了するまでに要する時間以上である、
    中継装置制御方法。
  7. 予め定められた通信方式に従った単位データのうちの、複数の通信装置を同期させるための単位データであるタイミング単位データと、前記単位データのうちの当該タイミング単位データ以外の単位データである非タイミング単位データと、を中継するように構成され、且つ、非同期通信を行う通信網を構成する中継装置に、
    前記タイミング単位データを受信してから、予め設定されたタイミング用待機時間が経過するまでの間、当該タイミング単位データの送信を待機した後、当該タイミング単位データの送信を開始し、
    前記タイミング単位データの送信が待機されている場合、及び、前記タイミング単位データを送信中である場合、前記非タイミング単位データの送信を待機する、処理を実行させるための中継装置制御プログラムであって、
    前記タイミング用待機時間は、前記通信方式において定められた、前記単位データのサイズの最大値を有する単位データの送信に要する時間よりも短い時間であり、
    前記処理は、
    前記非タイミング単位データを送信中である場合において、前記タイミング単位データの送信を開始する時点である送信開始時点までに当該非タイミング単位データの送信が完了しないとき、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに送信が完了する部分を含む単位データである第1の単位データと、当該タイミング単位データ、及び、当該非タイミング単位データのうちの、当該送信開始時点までに未だ送信されていない部分を含む単位データである第2の単位データと、を当該第2の単位データが当該第1の単位データに後続するように送信するように構成され、
    さらに、前記タイミング用待機時間は、前記単位データの送信を開始してから、当該単位データが含む情報のうちの、当該単位データが、前記非タイミング単位データ、及び、前記タイミング単位データ、のいずれであるかを識別するための部分である識別部の送信が完了するまでに要する時間以上である、
    中継装置制御プログラム。
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