JP6231453B2 - 通信制御装置 - Google Patents
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Description
td=((t4−t3)+(t2−t1))/2 (1)
また、マスタとスレーブの時刻の差分tdiffは式(2)で表わされる。
tdiff={(t4−t3)−(t2−t1)}/2 (2)
このtdiffに応じて、マスタとスレーブは時刻を同期する。
図1は、本発明の一実施例である通信制御装置120を用いて構成するシステム構成例である。通信制御装置120は、ネットワーク122を介して、他のネットワーク中継装置121(a〜e)、または通信装置123(a〜f)と接続され、これらと通信する。
(ハードウェア構成)
図2は、図1における通信制御装置120のハードウェア構成である。
(機能構成)
図3は、図1,2における通信制御装置120の機能構成図である。
(受信間隔閾値の設定手段)
次に、受信間隔閾値決定部136における受信間隔閾値の設定手段について説明する。
<ネットワーク中継装置一段>
はじめに、ネットワーク中継装置121の段数が一段の場合について説明する。
Tp=Sp×8/Th (3)
ここで、Spはパケットサイズ(単位:byte)、Thは通信スループットである。例えば、Sp=64(byte)のパケットをTh=100(Mbps)のIEEE802.3規格によるネットワーク上で送信した場合の通信処理時間Tpは、64(byte)×8(bit/byte)/100(Mbps)=5.12μsとなる。
IFG=96/Th (4)
例えば、Th=100MbpsのIEEE802.3規格によるネットワークでは、IFGは、96(bit)/100(Mbps)=0.96μsである。
Ts=A+kSp+B+mC (5)
ここで、Aはパケット転送時にかかる固定の遅延であり、kはパケットサイズSpに対する比例定数である。Bは、ネットワーク中継装置121のパケット用バッファ中において、対象パケットの前に他のパケットが存在する場合に非ゼロ値をとる遅延である。Cは、通信経路の情報量、mは通信経路の情報量Cに対する比例定数である。
Tr=Tp+IFG+Ts (6)
ここで、パケットの通信処理時間Tp、フレーム間ギャップIFGおよびネットワーク中継装置121の推定処理時間Tsは、それぞれ式(3)、式(4)および式(5)で求めることができる。
Tr=Tp+IFG (7)
また、受信間隔を、前後のパケット間のギャップ、すなわち前パケットの後端と後パケットの先頭の間とする場合、受信間隔閾値Trは次式(8)で求められる。さらに、Tsの値を求めることが難しい場合は、式(7)と同様にTsを省略して、式(9)により暫定的にTrを設定しても良い。
Tr=IFG+Ts (8)
Tr=IFG (9)
なお、パケットの先頭、後端の位置によって、ネットワーク122のプロトコルで定めるプリアンブル、トレイラの通信時間を考慮する必要がある。例えば、IEEE802.3では、ヘッダに先行して7オクテットのプリアンブルと1オクテットのSFD(Start Frame Delimiter)がネットワーク上を流れる。また、パケットの末尾には4オクテットのFCS(Frame Check Sequence)が付加される。例えば、(9)式ではIFGのみとしているため、FCSの末端をパケットの後端、プリアンブルの先頭をパケットの先頭としている。パケットの先頭、後端の位置によって、これらのデータの処理時間を受信間隔閾値Trの計算式に含めてもよいし、別途、マージンに含めてもよい。
<ネットワーク中継装置複数段>
次に、ネットワーク中継装置121の段数が複数段の場合について説明する。
Tr=Tr1×N (10)
ここで、Tr1は前述の式(6)〜(9)によって求めることができる。Nは、ネットワーク中継装置121の段数である(Nは2以上の自然数)。
Tr=Tr1+N×α (11)
Tr=Tr1+Σαi (12)
ここで、α、αi(iは1〜Nの自然数)は、各ネットワーク中継装置121における増分である。「Σ」は、通常通り、α1〜αNの総和を示す。また、増分α、αiは、ネットワーク中継装置121のデータシート、マニュアルに記載されている値を用いてもよいし、実験的に求めてもよい。実験的に求める場合は、通信装置を3台用意し、その内1台を時刻同期マスタ、2台を時刻同期スレーブとして、マスタと2台のスレーブ間におけるネットワーク中継装置の段数を変えて、スレーブ2台からの応答パケットの受信間隔を計測する。
Tr=Trmin (13)
また、図1の通信装置123cと通信装置123eのように、ネットワーク中の位置は異なるが、ネットワーク中継装置121の段数が同じである場合、衝突は、通信装置123cと通信装置123eに共通の通信経路において、両通信装置に最も近い、すなわち通信制御装置120から2段目のネットワーク中継装置120bにおいて発生する。このため、受信間隔閾値は、ネットワーク中継装置121bの受信間隔閾値が用いられる。
Tr=Trcommon (14)
(キューイング発生の判定手段)
図3に示したキューイング発生判定部135におけるキューイング発生の判定手段について説明する。
T>Tr+α (15)
なお、式(15)におけるαはマージンであり、個々のネットワーク毎に適宜設定される。
(通信装置の機能構成)
図5は、通信装置123の機能構成図を示す。
(通信制御装置における同期処理動作)
図6は、時刻同期プロトコルとしてIEEE1588プロトコル(図14,15および「背景技術」の欄の記載参照)を実行する場合における、本実施例の通信制御装置120における同期処理動作を示すフローチャートである。
(グループの識別)
図3におけるグループ構成部150が管理するグループの識別子について説明する。
<IEEE1588のドメインによる識別>
IEEE1588規格のドメインを用いた通信装置123の機能構成例を図9に示す。IEEE1588では、ドメインを用いてプロトコル上の操作やタイムスケールを独立して定義可能である。本実施例の場合は、通信装置123内でドメイン毎に同期時刻を管理することとなる。そのため、複数の同期時刻160から同期時刻選択部161が一つの同期時刻を選択する。
<VLANによる識別>
複数の通信装置123のうちの一つまたは複数と、通信制御装置120によって構成するVLANを、定義するグループの数だけ設定する。
<マルチキャストアドレスによる識別>
グループ毎にマルチキャストアドレスを定義し、マルチキャストアドレスを実現するための設定を、IGMP(Internet Group Management Protocol)等を用いて、ネットワーク中継装置121や通信装置123並びに通信制御装置120に対して実施する。
(グループ構成手段)
次に、グループ構成部150におけるグループ構成手段について説明する。なお、グループは、なるべくネットワーク中のネットワーク中継装置121内におけるパケットの衝突確率が低くなるように構成されることが好ましい。
<遅延情報によるグループ構成>
通信制御装置120とネットワーク中継装置121間の通信遅延を基準にグループを構成することができる。事前のシステム構築の準備段階において、通信制御装置120と各通信装置123間において、1対1でIEEE1588等の時刻同期プロトコルを実行すれば、図14および図15に示す手段で通信遅延を求めることができる。
<ネットワーク構成によるグループ構成)
ネットワークの構成に基づいてグループを構成してもよい。例えば、通信制御装置120と通信装置123間にあるネットワーク中継装置121の数や、ネットワーク中継装置121間の通信性能(例えば、IEEE802.3の通信スループットとしての10Mbps,100Mbps,1Gbps等や、有線通信か無線通信かという通信媒体の種類、通信規格の種類等)に基づいてグループを構成することができる。
<評価値によるグループ構成>
上記のように、遅延情報やネットワークの構成に基づき、各通信装置123に対して求められる所定の指標、例えば通信遅延を用いて、グループを構成することができる。この場合、所定のグループ数となるように、かつ、同じ指標を有する通信装置123が別々のグループに分かれるようにする。
<前回の同期処理の結果に基づいたグループ構成>
また、前回の同期処理結果に基づいてグループを構成してもよい。例えば、前回の時刻同期処理において、同期パケットが衝突したと判定された通信装置123から、時系列順に1つ飛ばしで通信装置を選択することによりグループが構成できる。あるいは、前回の時刻同期手順の結果、時刻同期ができなかった残りの通信装置123の数が所定数以下の場合、残りの通信装置123から1つを選択してもよい。システムの要求性能に問題がなければ、各通信装置123ごとに同期処理を実行した方が容易だからである。
(グループ構成の実行タイミング)
グループ構成の実行タイミングは、時刻同期通信やシステムアプリケーションに関する実稼働時前の準備段階に設定してもよいし、システム稼働中に入手可能な情報に応じて動的に設定してもよい。
(ネットワーク構成情報の推定)
図3におけるネットワーク構成情報推定部152によるネットワーク構成の推定について述べる。
M=R/β (16)
ここで、Mは推定段数、Rは応答時間、βは1段あたりの転送遅延である。βはオフラインで実験的に求めてもよいし、複数の通信装置123との応答時間から統計的に計算して求めてもよい。例えば、ある通信装置123との応答時間は、ネットワークの通信負荷が低い場合、特定の値近傍に集中するので、ネットワーク中継装置121の段数が1段異なれば、2つの集中した値の差分は、ネットワーク中継装置121の1段分の転送遅延と見積もることができる。あるいは、図8に示すような段数とその応答時間の関係を、実験的に求め、その関係から段数を推定してもよい。あるいは、段数を計測可能な通信プロトコルを用いてもよい。例えば、IP(Internet Protocol)は、TTL(Time To Live)という、中継装置を経由するごとに1減じるパラメータによれば、受信側(通信装置123)で取得したTTLの値を通信制御装置120に返信すれば、ネットワーク中継装置121の段数を求めることができる。
(通信制御装置の機能構成の変形例)
ここで、図3に示した通信制御装置120の機能構成において、同期パケットの送信相手のグループを構成しなくても良い場合は、グループ構成部150を備えていなくても良い。この場合、図6に示したステップS020は実行されずに、ステップS001からステップS002へ遷移する。また、衝突判定結果の履歴を記憶しなくても良い場合は、判定結果履歴記憶部137を備えていなくても良い。同様に、ネットワーク122の構成を推定しなくても良い場合は、ネットワーク構成情報推定部152を備えていなくても良い。この場合、ネットワーク122の構成に関する情報は、所定の入力手段(例えば、キーボード操作)によって、ネットワーク構成情報記憶部151に設定される。なお、実施例において、ネットワーク構成情報記憶部151の情報を設定するために、ネットワーク構成情報推定部152と所定の入力手段を併用しても良い。
(その他の変形例)
<他の通信フローが存在する場合1>
時刻同期処理以外の通信フローが存在する場合、各パケットの受信間隔が変化する可能性がある。この場合は、その他の通信フローに関する情報をネットワーク構成情報記憶部151で保持することにより、キューイング発生判定部135は、ネットワーク中継装置121内のパケットの衝突を判定することができる。
<他の通信フローがある場合2>
また、他の通信フローが通信装置123間で発生し、通信制御装置120から通信装置123へ送信された時刻同期パケット(Syncメッセージ)と衝突する場合を図11に示す。図11では、通信装置123cから通信装置123bへ通信フロー171が存在し、通信制御装置120から通信装置123bへ時刻同期プロトコルの通信フロー170が存在する。このとき、時刻同期プロトコルの通信フロー170のSyncメッセージが、ネットワーク中継装置121aおよび121b内で、通信フロー171のパケットと衝突する可能性があり、時刻同期プロトコルの通信フロー170における往路と復路での通信遅延が異なる可能性が有る。このような場合は、通信装置123cにおいて、Syncメッセージを受信後に、通信フロー171のパケットを通信装置123bへ送信する方式が用いられる。このようにすれば、ネットワーク中継装置121内でのパケットの衝突を回避することができる。
(統計手法組み合わせ)
また、同期プロトコル処理の過程で得られる通信遅延の履歴に対して、統計処理を実施し、処理内容を決定する手段について説明する。
(ドメイン分け)
また、時刻同期する範囲の分割について説明する。
(ネットワーク中継装置への応用)
また、ネットワーク中継装置121については、パケット衝突時に、衝突したパケットの送信間隔を一定にするように構成することができる。すなわち、第一のパケットを転送する際に、第二のパケットを同じ転送先に対して転送中の場合に、第一のパケットおよび第二のパケットのいずれかが同期パケットである場合に、第二のパケットを転送後に所定の送出間隔をおいて第一のパケットを転送するようにする。このようにすれば、通信制御装置120におけるパケットの受信間隔は、一定にしたネットワーク中継装置121の送信間隔と等しくなるため、受信間隔閾値決定部136は、式(17)により、容易に受信間隔閾値を設定することができ、通信制御装置120の処理負荷が低減できる。
Tr=Ts (17)
ここで、Tsはネットワーク中継装置121におけるパケット衝突時の送出間隔である。
(実施例1の効果)
上述した実施例1によれば、通信制御装置120は、時刻同期プロトコルの応答メッセージの受信間隔によって、ネットワーク中継装置内でのパケットの衝突の有無を判定することができる。パケットの衝突が発生した場合は、時刻同期手順を再実行し、パケットの衝突が発生しなかった場合は、そのまま時刻同期プロトコルを継続する。これにより、ネットワーク中継装置121を用いたネットワーク構成においても時刻同期プロトコルの実行が可能となる。従って、ネットワークを共有した複数の通信装置間で時刻を同期でさせたシステムを構築することができる。また、ネットワーク中継装置を介してネットワークを中継、延長することで、大規模な時刻同期システムを構築することができる。
(Delay_Reqメッセージの送信タイミング制御)
本実施例では、上述したように、時間同期実行制御部180によって、通信装置123がSyncメッセージを受信してからDelay_Reqメッセージを送信するまでの時間が制御されるので、他の通信装置123の同期パケットの衝突確率を低減することができる。
(Delay_Reqメッセージ内へのグループ選択情報埋め込み)
また、本実施例2においては、通信装置123から送信するDelay_Reqメッセージ内に、通信制御装置120が時刻同期を再実行する際に送信するSyncメッセージに必要な情報が埋め込まれる。そのような情報としては、Syncメッセージの宛先に係わる通信装置123の識別子や、図6のステップS020で決定される送信対象のグループ情報などがある。例えば、Delay_Reqメッセージ中に、当該通信装置123が属するIEEE1588仕様のドメイン情報を搭載させ、通信制御装置120が当該通信装置123からのパケットが衝突したと判断した際に、Delay_Reqメッセージに示されたドメイン情報を利用して、再度、Syncメッセージを送信する。これにより、通信制御装置120は、グループ構成部150に送信対象のグループを問い合わせることなく、短時間でSyncメッセージを送信することができる。この場合、通信制御装置120は予め通信装置123にドメイン情報等のグループ構成情報を通知しておくことが好ましい。
(自装置以外の他の通信装置のDelay_Reqメッセージ返信タイミング制御)
また、本実施例2においては、通信装置123が、自身のDelay_Reqメッセージの返信タイミングを制御すると共に、他の通信装置123のDelay_Reqメッセージ返信タイミングを制御する。なお、通信装置123に限らず、専用の装置やネットワーク中継装置121が、通信装置123の返信タイミングを制御しても良い。
(実施例2の効果)
本実施例によれば、ネットワーク中継装置121を用いたシステムで精度の高い時刻同期をすることができる。さらに、通信装置123側でパケットの送信タイミングを制御することにより、パケットが衝突する確率が低減されると共に、同期処理における通信制御装置120の計算や制御にかかわる負荷を低減することができる。
td=((t4−(Ttcr+Ttcg)−t1)−(t3−t2))/2 (18)
tdiff=((t4−Ttcr+t1)―(t3+t2−Ttcg))/2(19)
ここで、通信遅延tdは、TC220の通信遅延を除いた値となる。Syncメッセージの送信がマルチキャストで衝突がないとすれば、Ttcr−TtcgがTC220内での衝突によって生じた遅延、すなわちTC220の通信遅延とすることができる。
(TCによる他のフローの影響除去)
また、他のフローが存在する場合のシステム構成を図20に示す。
(実施例3の効果)
本実施例によれば、TCを用いることにより、時刻同期処理の再実行によるオーバーヘッドが低減される。また、部分的なTCの導入を可能にすることにより、専用装置であるTCの導入を限定することができる。
(実施例4の効果)
本実施例におけるマスタ選択手段によれば、受信間隔閾値を低減して、ネットワーク中継装置121を用いたシステムでの時刻同期をすることができる。
109 … 不揮発性記憶媒体、110 … バス、120… 通信制御装置、
121,121a〜e … ネットワーク中継装置、122 … ネットワーク、
123,123a〜f … 通信装置、130 … 時刻同期処理部、131… 通信部、
132 … 送信部、133 … 受信部、134 … 受信間隔測定部、
135 … キューイング発生判定部、136 … 受信間隔閾値決定部、
137 … 判定結果履歴記憶部、140,141 … パケット、142 … バッファ、
150 … グループ構成部、151 … ネットワーク構成情報記憶部、
152 … ネットワーク構成情報推定部、160 …同期時刻、
161 … 同期時刻選択部、170a〜b,171,221a〜c … 通信フロー、
180 … 時刻同期実行制御部、190 … 時刻同期制御装置、
200 … 送電線、220 … Transparent Clock、301a〜c … 電流検出器、
CBa〜c … 遮断器
Claims (14)
- ネットワーク内の複数の通信装置に対して、所定の時刻同期処理を実行する時刻同期処理部を備える通信制御装置において、
前記複数の通信装置からの応答パケットの受信間隔を測定する受信間隔測定部と、
前記ネットワークの構成情報を記憶するネットワーク構成情報記憶部と、
前記ネットワーク構成情報記憶部の記憶する前記構成情報を用いて受信間隔閾値を設定する受信間隔閾値決定部と、
前記受信間隔測定部の測定結果と前記受信間隔閾値決定部が設定した前記受信間隔閾値とを比較することにより、前記複数の通信装置のいずれかからの応答パケットの衝突発生の有無を判定するキューイング発生判定部と、
を備え、
前記時刻同期処理部は、前記キューイング発生判定部の判定結果に基づいて、前記所定の時刻同期処理を継続するか否かを判定することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置において、
前記キューイング発生判定部は、前記受信間隔測定部が測定した受信間隔が前記受信間隔閾値より大である場合に、前記応答パケットの衝突が発生していないと判定することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置において、
前記キューイング発生判定部が前記応答パケットの衝突が発生していないと判定した場合に、前記時刻同期処理部は、前記所定の時刻同期処理を継続し、前記応答パケットの受信時刻情報を送信することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置において、
前記キューイング発生判定部が前記応答パケットの衝突が発生していると判定した場合に、前記時刻同期処理部は、前記所定の時刻同期処理を継続せずに再実行し、送信時刻情報を送信することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項4記載の通信制御装置において、
前記時刻同期処理部は、少なくとも、前記応答パケットの衝突が発生したと判定された通信装置を含む送信宛先に対して、前記送信時刻情報を送信することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置において、
前記受信間隔閾値決定部は、前記複数の通信装置と前記通信制御装置との間の経路におけるネットワーク中継装置の段数に基づいて、前記受信間隔閾値を設定することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置において、
前記時刻同期処理部は、前記応答パケットが所定時間内に受信されない場合に、送信時刻情報を送信することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置において、
前記キューイング発生判定部が判定した衝突回数に応じて、送信時刻情報を送信するまでの時間を変更することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置は、
前記複数の通信装置を所定の送信対象グループにわけるグループ構成部を有し、
前記時刻同期処理部は、前記グループ構成部が提示するグループに対して、時刻情報を送信することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置において、
前記ネットワークへ所定のパケットを送信し、その応答から前記ネットワークの構成情報を推定し、前記ネットワーク構成情報記憶部へ推定した情報を記憶させるネットワーク構成情報推定部を備えることを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置において、
前記ネットワーク上に複数の時刻同期範囲を構成して時刻同期することを特長とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置は、
前記受信間隔閾値決定部が決定し得る前記受信間隔閾値の最大値が所定の値以下の場合か、あるいは他の通信制御装置の決定し得る前記受信間隔閾値の最大値より小さい場合に同期マスタになることを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置は、
前記複数の通信装置と前記通信制御装置との間の経路におけるネットワーク中継装置の段数と、前記複数の通信装置と前記ネットワーク内の他の通信制御装置との間の経路におけるネットワーク中継装置の段数との比較に基づいて、同期マスタに設定されることを特徴とする通信制御装置。 - 送電線の異常時に送電線を保護する保護リレーシステムにおいて、
前記送電線の複数個所において電流を検出する複数の電流検出器と、
前記複数の電流検出器の出力信号に応じて前記送電線に流れる電流を計測し、計測した複数の電流の情報をネットワーク内へ送信する複数の通信装置と、
前記ネットワーク内において、前記複数の電流の情報の伝送を中継する複数のネットワーク中継装置と、
前記複数のネットワーク中継装置を介して前記複数の電流の情報を受信し、受信した前記複数の電流の情報に基づいて送電線の異常の有無を判定し、異常と判定した場合に、前記送電線に流れる電流を遮断するための遮断器を開放する指令信号を発信する通信制御装置と、
を備え、
前記通信制御装置が、請求項1に記載の通信制御装置であることを特徴とする保護リレーシステム。
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