JP5847895B2 - 調整システム、アクセサリ、及びアクセサリの制御方法 - Google Patents

調整システム、アクセサリ、及びアクセサリの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、調整用工具と交換レンズとの間に装着されるアクセサリ、調整用工具とアクセサリとを含む調整システムに関するものである。
従来、カメラ本体と交換レンズ間で通信が可能なように構成されたカメラシステムにおいて、交換レンズには当該交換レンズの光学的な固有情報が電子データとして格納されている。光学的な固有情報とは例えば、レンズ移動量とピント移動量との関係を示すデータ、ピント補正量に関するデータ、焦点距離データ、絞りデータ等である。これらの固有情報を適切なタイミングでカメラに伝達することでオートフォーカス(AF)や、オートエクスポージャ(AE)等が行われている。
また、カメラ本体と交換レンズの間にアクセサリを装着して使用する場合がある。その際、交換レンズ+アクセサリの光学的固有情報は、交換レンズ単体の光学的固有情報とは異なる。そのため、カメラ本体、又は交換レンズにてアクセサリの接続を検出して上記光学的固有情報を補正するものがある。
しかしながら、設計の旧いカメラ本体及び交換レンズと、設計の新しいアクセサリが組み合わせて用いられた場合、上記のような光学的固有情報の補正ができないという問題があった。なお、上記の設計の新旧という言葉は、以下のような意味で使用している。すなわち、従来のカメラ本体、又は交換レンズ(旧設計のカメラ本体及び交換レンズ)では検出できない、又は補正値を持っていないアクセサリ(新設計のアクセサリ)が新たに開発された場合である。
上記の問題を解決するため、特許文献1では、アクセサリの中にCPUを持ち、カメラと交換レンズ間の必要な通信のみを途中で変換して、光学的固有情報をアクセサリを加味したものに書き換えるという発明を開示している。また、特許文献2では、カメラ本体及び交換レンズのシステムがアクセサリよりも旧い場合は、アクセサリにおいて交換レンズの光学的固有情報を補正し、カメラに送信するという発明を開示している。
特開昭63−199336号公報 特開2002−341424号公報
カメラ、レンズ、アクセサリそれぞれの個体製造バラツキにより、上記光学的固有情報を変更する必要が生じる場合がある。その際、前述のようなシステムの新旧の制約から、アクセサリ内の補正データを書換える必要がある。また、システムの柔軟性を確保するためには、アクセサリがユーザーの手元に渡った後でも、アクセサリ内部のデータやファームウェアをアップデートできることが望ましい。更に言えば、そのための特殊な入力端子や追加部品なしで上記のことを行うためには、既存のカメラマウントを通してアクセサリを操作することが必要である。
アクセサリは通常、カメラ本体と交換レンズが組み合わされて始めて動作するものなので、誤動作防止のため、上記の3つが組み合わせて装着されてはじめてアクセサリに電源が入るようにするのが望ましい。すなわち、アクセサリには、交換レンズを接続するためのマウント部があるが、そこに交換レンズが取り付くことによって物理的にONされるスイッチ等を持つことである。また、特許文献1、2の様に、必要な通信のみをアクセサリ内で変換する場合、それ以外の通信はカメラからレンズに直接送られている。例えば、アクセサリ内の情報を書き換えるための専用コマンドを新たに設け、カメラ側から送信すると、レンズもそのコマンドを受け取ることになる。レンズ側がそのコマンドを知らない場合、誤動作する可能性がある。更に、製造工程でアクセサリ内の情報を書き換える場合、製造ライン上に常に交換レンズを準備しなければならず、落下等により破損させてしまう可能性がある。
そこで交換レンズの代わりに、上記のスイッチをONにするための擬似交換レンズを用いることが考えられる。
しかし、カメラ本体、アクセサリ、擬似交換レンズの組み合わせでは、カメラ本体が交換レンズを検出できないため、通信自体を開始しない可能性がある。また、通信を送ってきたとしても、本物の交換レンズが付いていないため、正常な通信は行われない。本来、このような場合、アクセサリは無駄な電力消費を防ぐため自らの電源を切るか、省電力状態に移行する。なぜなら、カメラに、マウント保護キャップを付けたアクセサリを取り付けて放置しておくだけで電池を大幅に消耗してしまうからである。しかし、それでは上記のようにアクセサリ自体をカメラ側から操作したい場合に、アクセサリが動作不可能な状態になってしまう。
そこで、本発明は、アクセサリに擬似交換レンズが装着された状態でも、アクセサリ内の情報を書き換えることができるカメラシステムを提供することを目的とする。
本発明の調整システムは、調整用工具と、交換レンズと、前記調整用工具と前記交換レンズとの間に装着可能なアクセサリとを備える調整システムであって、前記調整用工具は、前記アクセサリとの通信を行う通信手段を有し、前記アクセサリは、該アクセサリに入力された信号を処理する際に使用される情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報の書き換えを実行する制御手段を有し、前記アクセサリには、前記交換レンズに代えて、前記調整用工具との通信機能を持たない擬似交換レンズが装着可能であり、前記アクセサリを介して前記調整用工具に前記擬似交換レンズが装着されることにより、前記調整用工具から前記アクセサリへの給電が開始され、前記給電が開始されてから所定時間内に、前記制御手段が、前記情報の書き換えを実行することを示す命令を前記通信手段から受信した場合、前記制御手段は、前記情報の書き換えを実行することを特徴とする。
本発明のアクセサリは、調整用工具と交換レンズとの間に装着可能なアクセサリであって、前記調整用工具は、前記アクセサリとの通信を行う通信手段を有し、前記アクセサリは、前記アクセサリに入力された信号を処理する際に使用される情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報の書き換えを実行する制御手段を有し、前記アクセサリには、前記交換レンズに代えて、前記調整用工具との通信機能を持たない擬似交換レンズが装着可能であり、前記アクセサリに前記調整用工具及び前記擬似交換レンズが装着されることにより、前記調整用工具から前記アクセサリへの給電が開始され、前記給電が開始されてから所定時間内に、前記制御手段が、前記情報の書き換えを実行することを示す命令を前記通信手段から受信した場合、前記制御手段は、前記情報の書き換えを実行することを特徴とする。
また、本発明のアクセサリの制御方法は、調整用工具と交換レンズとの間に装着可能なアクセサリの制御方法であって、前記調整用工具は、前記アクセサリとの通信を行う通信手段を有し、前記アクセサリには、前記アクセサリに入力された信号を処理する際に使用される情報が記憶されており、前記交換レンズに代えて、前記調整用工具との通信機能を持たない擬似交換レンズが装着可能であり、前記アクセサリに前記調整用工具及び前記擬似交換レンズを装着することで、前記調整用工具から前記アクセサリへの給電を開始させる工程と、前記給電が開始されてから所定時間内に、前記通信手段から前記情報の書き換えを実行することを示す命令を受信した場合に、前記情報の書き換えを実行する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、アクセサリに擬似交換レンズが装着された状態でも、アクセサリ内の情報を書き換えることができるカメラシステムを提供することができる。
カメラ−交換レンズ接続の基本的な構成を表すブロック図 カメラ−アクセサリ交換レンズ接続の基本的な構成を表すブロック図 本実施形態におけるフローチャート図 本実施形態における接続の構成を表すブロック図 本実施形態におけるフローチャート図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1、図2は、本発明の実施形態に係る基本的な構成を示すブロック図である。本カメラシステムにおいて、交換レンズ101とカメラ本体109は、図1に示すように通信端子104と111を介して通信が可能である。通常、この通信によりカメラ、レンズ各々の状態や光学的固有情報、駆動命令などをやり取りすることでカメラシステムとして動作する。また、カメラ内CPU110とレンズ内CPU102は、カメラ内電池112によって電源供給されている。
カメラシステムは、交換レンズ101、カメラ本体109、交換レンズ101とカメラ本体109との間に装着されるアクセサリ105を備える。
交換レンズ101は、交換レンズ内の制御を行うレンズ内CPU102や、AF用レンズ、ズーミングレンズ、絞り、補正レンズ等を含む光学系116や、それらを駆動する駆動手段等を備える。また、ズーミングレンズの位置を検出するためのズーム位置検出用ブラシ、AF用レンズの位置を検出するためのフォーカス位置検出用ブラシを備える。さらに、補正レンズの位置を検出する位置検出部、交換レンズの振れを検出する振れ検出部を備える。
カメラ本体109は、例えば、カメラシステムの制御を行うカメラ内CPU110や、不図示の測光部、測距部、撮像素子(CCDやCMOSセンサ等)の露光時間を制限するためのシャッター機構やカメラの各種情報を表示する表示手段等を備える。
アクセサリ105は、例えば、光学系117を備えるワイドコンバータ、テレサイドコンバータ、クローズアップレンズ、エクステンダー等を用いることができる。
レンズ内CPU102内の不図示の記憶部(例えば、電気的に書き換え可能なFlashROM等)には、交換レンズの光学的固有情報が格納されており、通信端子104及び111を介してカメラ内CPU110に送信する。光学的固有情報とは、例えばレンズ移動量とピント移動量との関係を示すデータ、ピント補正量に関するデータ、焦点距離データ、絞りデータ等である。
交換レンズの光学系116を通った光束はメインミラー118にて図示しないファインダーへ導かれる光束と、AFセンサ119へ導かれる光束とに分割される。カメラ内CPU110はAFセンサ119の出力を処理して焦点検出を行い、前述の光学的固有情報と合わせて、交換レンズの光学系116に含まれるAF用レンズの駆動量を算出する。
カメラ内CPU110は算出したレンズ駆動量を通信端子111及び104を介してレンズ内CPU102へ伝達する。レンズ内CPU102は受信したレンズ駆動量に応じてレンズ駆動手段122を制御して、交換レンズの光学系116に含まれるAF用レンズを駆動する。
また、図示しないレリーズスイッチの押下により撮影命令がカメラ内CPU110に伝達されたときは、カメラ内CPU110が、図示しない測光センサもしくはユーザーが設定した絞り値に応じた絞り駆動量を算出する。そして、通信端子111及び104を介してレンズ内CPU102へ算出された駆動量を送信する。レンズ内CPU102は受信した絞り駆動量に応じて絞り駆動手段121を制御して絞り115を駆動する。更に、カメラ内CPU110はメインミラー118と撮像素子120の前面に設置された図示しないシャッターを駆動し、光束が撮像素子120へと導かれ撮影が行われる。
図2は、交換レンズ101とカメラ本体109の間にアクセサリ105を装着した場合を示している。このとき、アクセサリ105は、通信端子107を介してレンズ側通信端子104に接続され、通信端子108を介してカメラ側通信端子111に接続されている。これにより、交換レンズ101とアクセサリ105とカメラ本体109とは相互に通信可能となるように構成されている。アクセサリ内CPU(EXT内CPU)106は、不図示の通信装置及び演算装置を備えており、カメラ−レンズ間通信をモニタすることが可能である。また、カメラ−レンズ間通信は、通信遮断スイッチ103が接続されていればカメラからレンズへ直接行われるが、通信遮断スイッチ103が遮断状態ならば通信が直接伝わらないようになっている。更に、給電開始スイッチ113は、アクセサリ105に交換レンズ101が取り付けられることによって物理的にONされる。それによりカメラ内電池112からアクセサリ内CPU(EXT内CPU)106及びレンズ内CPU102に電源供給される。なお、本実施形態におけるアクセサリとは、エクステンダーのことを指す。
図1、図2において、レンズ内CPU102内の不図示の記憶部には、交換レンズの光学的固有情報が格納されている。光学的固有情報とは、例えば、レンズ移動量とピント移動量との関係を示すデータ、ピント補正量に関するデータ、焦点距離データ、絞りデータ等である。更に、レンズ内CPU102は、通信端子104を介してカメラ側との通信を行い、カメラ側から送られてくる制御命令に従って不図示のAF用レンズ、絞り等の駆動制御を行っている。また、カメラ内CPU110は、通信端子111を介してレンズ側との通信を行っている。更に、カメラ内CPU110は、ピント位置の演算、不図示のシャッターユニットや撮像素子の制御等を行っている。
図2において、アクセサリ内CPU(EXT内CPU)106は、アクセサリに入力された信号を処理する信号処理部であり、記憶部114を備えている。記憶部114には、交換レンズから送られてきた光学的固有情報を補正するための情報やファームウェア等のEXT内CPU106で処理を行う際に使用される情報が格納されている。ここで、記憶部114はEXT内CPU106内に設けられている必要はなく、EXT内CPU106が記憶部114から情報を引き出せる構成であればよい。また、EXT内CPU106通信端子107、108を介して交換レンズとカメラ本体間の通信をモニタしている。更に、EXT内CPU106は通信遮断スイッチ103を操作可能であり、カメラ−レンズ間通信(直接通信)を遮断して、カメラ−レンズ間の通信内容を操作することが可能である。
ここで、図3のフローチャートを用いてピント補正量に関するデータ(BPと呼ぶことにする)をエクステンダーが変換する様子を説明する。まず、EXT内CPU106は通信端子107、108から、カメラ−レンズ間通信をモニタしている(S301)。モニタ中にカメラがレンズにBP要求命令を送信したことを検出したら(S302)、通信遮断スイッチ103を操作してカメラ−レンズ間通信を遮断する(S303)。その後、EXT内CPU106はレンズCPU102に対して焦点距離情報要求命令を送信し、BPを変換するために必要な情報の一つである、焦点距離情報を取得する(S304)。更に、EXT内CPU106は、レンズCPU102に対して物体距離情報要求命令を送信し、BPを変換するために必要な情報の一つである物体距離情報を取得する(S305)。EXT内CPU106は得られた焦点距離情報と物体距離情報から、エクステンダーに対応した新たなBPを算出する(S306)。なお、ここでは算出としているが、予め持ったテーブルデータから値を選択するようにしても良い。その後、算出した新たなBPをカメラCPU110に送信する(S307)。送信が完了したら、再び通信遮断スイッチ103を操作してカメラ−レンズ間通信を再開させる(S308)。その後はS301に戻り、再びカメラがBP要求命令を送信してくるまでカメラ−レンズ間通信をモニタし続ける。
以下、図4、図5を参照して、本発明の実施形態によるカメラシステムの動作例について説明する。
まず、図4は本実施形態のカメラシステムの構成を示す図である。図4では、エクステンダー105内の光学系117や、カメラ本体109内のメインミラー118、AFセンサ119は省略している。
本実施形態では、図2における交換レンズ101の代わりに、擬似交換レンズとしてCPUを持たないマウント保護キャップ124を取り付けている。擬似交換レンズとしてはこれに限らず、例えば、交換レンズと同等のマウント部のみを持つ専用工具でもよいし、内部にCPUを持たないアクセサリでもよい。いずれにしても、カメラ本体との通信機能を持たないものが望ましい。
そして、マウント保護キャップ124とエクステンダー105とカメラ本体109とを接続することで、カメラ内電池112からそれぞれに給電が開始されるように給電回路(給電機構)が構成されている。
ここで重要なのは、マウント保護キャップ124は交換レンズ101と同等のマウント形状を有することでエクステンダー105に装着可能であり、エクステンダー105に取り付けることにより給電開始スイッチ113がONの状態になることである。次に、図5のフローチャートを用いて本実施形態におけるカメラシステムの処理の流れを説明する。まず、カメラ本体109にエクステンダー105が取り付けられる。その後、マウント保護キャップ124が取り付けられると、マウント保護キャップ124が取り付けられた時点で給電開始スイッチ113がONになり、カメラ内電池112からEXT内CPU106に給電が開始される(S501)。注意すべきは、カメラ本体、エクステンダー、マウント保護キャップの3点が接続されて初めて給電が開始される点である。上記の3点を接続する順番は違ってもかまわない。給電が開始されると、EXT内CPU106内に備えたタイマーがカウントを開始する(S502)。タイマーのカウント値により、給電開始から所定時間経過したかどうかを判定する(S503)。所定時間経過していなければ、カメラ内CPU110からエクステンダーの単独動作命令が送られてきたかどうかを判定する(S505)。単独動作命令が送られてきていれば、次にエクステンダー内の記憶部124に格納された情報を書き換えるための命令又はデータが送られてきたかどうかを判定する(S506)。送られてきていれば、EXT内CPU106がその命令を実行する(S507)。これにより、エクステンダー内の情報書き換えが行われる。本実施形態において、機器の取り付けから所定時間内に単独動作命令が送られてきた場合には、所定時間をこえてもエクステンダーがカメラ本体と相互に通信を行い続け、命令を実行するところが最も重要な部分である。
ここで「所定時間」とは、前もって設定することが可能であるが、長すぎると電力消費が大きくなってしまい、短すぎると単独動作コマンドを受信できない場合がある。そのため、こういったことを考慮して、例えば数秒程度に設定するのがよい。
また、ここではEXT内CPU106が所定時間内に単独動作命令が送られてきたかを判断してカメラ本体との通信を行うかどうかを判断している。しかしながら、この構成に限定されず、カメラ内CPU110が所定時間内にEXT内CPU106へ単独動作命令を送ったかを判断してもよい。例えば、カメラ内CPU110が所定時間内に単独動作命令を送った場合はEXT内CPU106との間で相互通信を可能にするようにし、送らなかった場合はエクステンダーへの電力供給の停止や省電力状態に移行するように命令してもよい。
また、S503において所定時間が経過した場合には、EXT内CPU106は、エクステンダー105のシステム全体又は一部を省電力状態か電源停止状態に移行させる(S504)。エクステンダー105は、不図示の電気回路及び電気素子を備えており、システム全体とは、その電気回路及び電気素子を含んだエクステンダー105内の電気システム全体のことを指す。省電力状態とは、交換レンズ101内の回路システムへの給電を制限した状態や、レンズCPU102の動作周波数を低減した状態や、演算処理を停止した状態等を指す。
また、S505において単独動作命令が送られてこなかった場合は、単独動作命令以外の命令が送られてきたかどうかを判定する(S508)。単独動作命令以外を受信した場合、その命令は、カメラ内CPU110が、交換レンズ内CPU102に対して送信したものである。この場合カメラ内CPU110は交換レンズ101が装着されているものとして該命令を送信してきている。しかし、本実施形態においては交換レンズ101が装着されていないため、該命令に対して正常な応答がカメラ内CPU110に返らない。EXT内CPU106は、通信端子108を通してその様子をモニタすることが可能であり、カメラ内CPU110に正常な応答が返らない状態を検出した場合には、カメラ−レンズ間通信の通信エラーであると判定する(S509)。前述のS508で単独動作命令以外の命令が送られてこなかった場合、もしくはS509において通信エラーと判定された場合は、再びS503へ戻り、取り付けから所定時間経過したかどうかを判定する。ここで、仮にマウント保護キャップ124ではなく、交換レンズ101が装着されていた場合には、S509において通信エラーが検出されず、EXT内CPU106は通常の撮影準備動作に入ることになる(S510)。
以上が本実施形態におけるカメラシステムの処理の流れである。本実施形態で参照した図4においては、カメラ本体109はまさに撮影を行うカメラ本体そのものを指しており、そのカメラ本体を用いて、例えばユーザーがエクステンダーのファームアップを行うような場合を想定している。しかしながら、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えばカメラ本体側に、エクステンダー調整用の工具等を取り付けた場合にも、前述のフローチャートに沿って正常な動作を行うことが可能である。
本実施形態に拠れば、アクセサリと共に、擬似交換レンズが装着された状態でも、アクセサリ内の情報を書き換えることができる。
本発明はスチルカメラでもビデオカメラでも適用可能である。
本発明では、カメラ本体とアクセサリとの通信を行うことでアクセサリ内のデータの書き換えが行われるため、書き換えのためのデータを最初にカメラ本体へ供給する必要がある。その際、カメラ本体へのデータの供給は、書き換えデータが保存されたメモリ等をカメラ本体に設けられたスロットに挿入し、そこからカメラ本体がデータを読取りアクセサリに送信する構成でもよい。また、カメラ本体をPCにケーブル等で接続して、PCから送られてきたデータをカメラ本体がアクセサリに送信する構成でもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 交換レンズ
102 レンズ内CPU
103 通信遮断スイッチ
105 アクセサリ
106 EXT内CPU
109 カメラ
110 カメラ内CPU
112 カメラ内電池
113 給電開始スイッチ
124 マウント保護キャップ

Claims (4)

  1. 調整用工具と、交換レンズと、前記調整用工具と前記交換レンズとの間に装着可能なアクセサリとを備える調整システムであって、
    前記調整用工具は、前記アクセサリとの通信を行う通信手段を有し、
    前記アクセサリは、該アクセサリに入力された信号を処理する際に使用される情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報の書き換えを実行する制御手段を有し、
    前記アクセサリには、前記交換レンズに代えて、前記調整用工具との通信機能を持たない擬似交換レンズが装着可能であり、
    前記アクセサリを介して前記調整用工具に前記擬似交換レンズが装着されることにより、前記調整用工具から前記アクセサリへの給電が開始され、
    前記給電が開始されてから所定時間内に、前記制御手段が、前記情報の書き換えを実行することを示す命令を前記通信手段から受信した場合、前記制御手段は、前記情報の書き換えを実行することを特徴とする調整システム。
  2. 前記給電が開始されてから所定時間内に、前記制御手段が、前記情報の書き換えを実行することを示す命令を、前記通信手段から受信しない場合、前記制御手段は、前記アクセサリを省電力状態にすることを特徴とする請求項1に記載の調整システム。
  3. 調整用工具と交換レンズとの間に装着可能なアクセサリであって、
    前記調整用工具は、前記アクセサリとの通信を行う通信手段を有し、
    前記アクセサリは、前記アクセサリに入力された信号を処理する際に使用される情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報の書き換えを実行する制御手段を有し、
    前記アクセサリには、前記交換レンズに代えて、前記調整用工具との通信機能を持たない擬似交換レンズが装着可能であり、
    前記アクセサリに前記調整用工具及び前記擬似交換レンズが装着されることにより、前記調整用工具から前記アクセサリへの給電が開始され、
    前記給電が開始されてから所定時間内に、前記制御手段が、前記情報の書き換えを実行することを示す命令を前記通信手段から受信した場合、前記制御手段は、前記情報の書き換えを実行することを特徴とするアクセサリ。
  4. 調整用工具と交換レンズとの間に装着可能なアクセサリの制御方法であって、
    前記調整用工具は、前記アクセサリとの通信を行う通信手段を有し、
    前記アクセサリには、前記アクセサリに入力された信号を処理する際に使用される情報が記憶されており、前記交換レンズに代えて、前記調整用工具との通信機能を持たない擬似交換レンズが装着可能であり、
    前記アクセサリに前記調整用工具及び前記擬似交換レンズを装着することで、前記調整用工具から前記アクセサリへの給電を開始させる工程と、
    前記給電が開始されてから所定時間内に、前記通信手段から前記情報の書き換えを実行することを示す命令を受信した場合に、前記情報の書き換えを実行する工程と、
    を含むことを特徴とするアクセサリの制御方法。
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