JP5600962B2 - 撮像装置及び同装置を用いた初期値設定方法 - Google Patents

撮像装置及び同装置を用いた初期値設定方法 Download PDF

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本発明は、交換可能なレンズユニットが本体ユニットに装着されて一体的に動作する撮像装置に関するものであって、より詳しくは装着されたレンズユニットに応じて、撮像動作に用いる情報の最適な初期値を自動的に設定することができる撮像装置及び同装置を用いた初期値設定方法に関するものである。
従来、交換可能な撮像レンズユニットが本体ユニットに装着されて一体として動作する一眼レフタイプのデジタルカメラは、撮像素子が本体ユニット側に備わっているので、撮影レンズユニットの種類に関わらず所定の範囲で設定可能な設定情報を用いた撮像処理を行っていた。
撮像レンズユニットが交換可能なことによって、多様な撮像処理が期待できるところであるが、撮像処理に用いる設定情報が一定の範囲であるから、レンズユニットと本体ユニットの多様な組み合わせには対応しきれず、限られた撮像処理しか行うことができないものもあった。
これを解決すべく、レンズユニット側にも撮像素子と画像処理部を搭載し、レンズユニット側で被写体画像に係るデータ処理を行なって所定データ形式による画像データを生成し、これを本体ユニット側に転送して記録することで、レンズユニットと本体ユニットの組み合わせの汎用性を高めた撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載されている撮像装置のように、レンズユニット側にも撮像素子と画像処理部を搭載すると、最適な撮像処理を行うにはレンズユニットを交換する都度において、撮像動作に係る設定情報を変更する必要がある。
最適な撮像動作に係る設定は、撮像素子等によって異なるので、レンズユニットが交換されれば最適な設定も異なってくる。
従って、特許文献1に記載されている撮像装置を用いる利用者は、レンズユニットを交換する都度、その設定情報を最適なものに変更する必要があり操作が煩雑になる。
そこで、装着されているレンズユニットに応じて設定情報の変更可能な範囲を表示し、これによって設定変更に係る操作を支援する撮像装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2に記載の撮像装置を用いても、レンズユニットが交換された後に、設定情報の最適な値への変更を行うことができない場合がある。
すなわち、装着されたレンズユニットの種類に応じた設定可能な範囲の表示は、設定変更操作によって行われる。つまり、利用者によって設定変更操作が行われることがなければ、最適な設定値及び設定可能範囲が算出されることはなく、また表示されることもない。
すなわち、利用者が設定変更操作を忘れたとき、または、正しく設定変更を行わなかったときは、装着されたレンズユニットに適合しない設定のままで、撮像装置が動作することになる。このような状態で撮像動作を行うと、撮影が正常に行えないばかりか、撮像した画像データにノイズが入ってしまい撮影が失敗することにつながる。
デジタルカメラに用いられる撮像素子は、外形サイズや画素数によって、1画素に相当する受光センサの大きさが異なる。つまり、撮像素子の外形サイズや画素数が違うと取り込み可能な光量が異なり、これによって、撮影時の標準的な感度や、同一感度におけるノイズの量が異なってくる。
また、撮像素子の方式や構造の違い(例えばCMOSとCCD)のデータ取り込み速度の違いから、連続撮影速度や、転送方式の違いによるスミアの有無なども異なってくる。
そのため、撮像レンズと撮像素子の相関において最適な撮影時の感度(通常はISO規格による感度)とその設定可能な範囲は異なり、撮影時の標準的な感度や、設定可能な感度範囲、同一感度におけるノイズの量、表現可能なダイナミックレンジ等が異なってくる。したがって、装着されたレンズユニットに応じて最適な初期値の設定を適切に行うことができるようにすることが重要である。
仮に、装着されたレンズユニットの種類に関わらず、本体ユニット側で自動設定をし、または、利用者によって設定をし、この設定された情報に基づいて一律にノイズリダクション処理を行ったり、連写速度の設定を行ったり、スミア処理の有無を設定したりすると、仕様上の能力の低い方に設定を合わせることになる。
つまり、感度が高く設定されているレンズユニットが装着されたとしても、この感度向上の恩恵をうけることなく撮影処理が失敗となることがある。
なお、本願において、「ISO感度設定」とは、撮像素子の出力にゲインをかけたものであって銀塩カメラのISO感度に相当する設定をいい、「ISO感度」とは、ゲインを含めた感度設定のことをいう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、本体ユニットに装着されたレンズユニットに応じて、撮像動作に用いる最適な初期値を自動的に設定することができる撮像装置及び同装置を用いた初期値設定方法を提供することを目的とする。
本発明は、光学レンズと光学レンズを透過した被写体光を撮像する撮像素子を備えるレンズユニットと、上記レンズユニットを識別するためのレンズ情報を検出する検出手段を備える本体ユニットと、を備える撮像装置であって、上記レンズユニットと上記本体ユニットとは、双方向通信インターフェースを介して通信接続され、撮像処理の動作を決定する初期値の設定に用いる動作設定情報が上記レンズ情報と関連付けて記憶されている記憶手段と、上記検出手段が上記レンズ情報を検出したとき、この検出されたレンズ情報に基づいて上記動作設定情報を上記記憶手段から読み出して、この読み出された動作設定情報に基づいて上記レンズユニットと上記本体ユニットとによる撮像処理の動作を決定する初期値を設定する初期値設定手段と、を有し、上記初期値設定手段は、上記レンズユニットの撮像素子の大きさに基づいて、上記初期値を設定する、ことを最も主な特徴とする。
本発明によれば、本体ユニットに装着されたレンズユニットに応じて、撮像装置の撮像動作に用いる設定を、最適な初期値に自動的に変更することができるようになる。
本発明に係る撮像装置の例を示す外観斜視図である。 本発明に係る撮像装置を構成するレンズユニットと本体ユニットの例を示す機能ブロック図である。 上記レンズユニットの別の例を示す機能ブロック図である。 上記レンズユニットの別の例を示す機能ブロック図である。 上記撮像装置における初期設定処理の例を示すフローチャートである。 上記初期設定処理における起動処理の例を示すフローチャートである。 上記初期設定処理における本体ユニット設定変更処理の例を示すフローチャートである。 上記初期設定処理におけるレンズユニット設定変更処理の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置が備える記憶手段に記憶される初期値テーブルの例を示す図である。 上記撮像装置における初期設定処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置における初期設定処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置における初期設定処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置が備える記憶手段に記憶される初期値テーブルの別の例を示す図である。 上記撮像装置における初期設定処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置における初期設定処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置が備える記憶手段に記憶される初期値テーブルのさらに別の例を示す図である。 上記撮像装置における初期設定処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置における初期設定処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置における初期設定処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置におけるスミア発生原因を説明するイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は本発明に係る撮像装置の例を示す外観図である。図1において撮像装置3は、本体ユニット2と、本体ユニット2に着脱可能なレンズユニット1を有してなる。撮像装置3は、レンズユニット1と本体ユニット2が一体となって撮像装置としての機能を発揮するように構成されている。レンズユニット1は種々のタイプの中から利用者が適宜選択して本体ユニット2に装着するものであって、例えば、単焦点レンズのレンズユニット11(図1(a))や、光学ズームを搭載したレンズユニット12(図1(b))がある。
本発明に係る撮像装置は、上記のようにレンズユニットを換装することができる。各レンズユニットは、そのタイプによって異なる撮像素子が搭載されている。すなわち、本発明に係る撮像装置は、異なる撮像素子を利用目的によって換装することができ、それぞれの撮像素子に対して最適なISO感度設定、ノイズリダクション(NR)設定、スミア補正設定を用いて撮像処理を行うことができるものである。
次に、本発明に係る撮像装置の機能構成について図2乃至図4を用いて説明する。図2は、本発明に係る撮像装置3を構成するレンズユニット1と本体ユニット2の機能ブロックの例を示す機能ブロック図である。図2において、レンズユニット1は、フォーカスレンズを備えたレンズ群107と、レンズ群107を介して受光した被写体像を光信号から電気信号に変換して出力する撮像素子108と、撮像素子108から出力される信号(アナログ画像データ)をデジタル画像データに変換して信号増幅をするAFE(アナログフロントエンド)109と、変換されたデジタル画像データに対してYUVデータへの変換処理、JPEG形式の圧縮処理、RAWデータの生成処理などの所定の画像処理を行ういわゆる画像エンジンであるCPU103と、を有している。
また、レンズユニット1は、本体ユニット2と電気的に接続するユニット間インターフェースを構成するジョイントコネクター116と、このジョイントコネクター116を介して画像データを本体ユニット2に送信するための双方向バス123、制御信号121、シリアルインターフェース信号122、SDIO信号124、をそれぞれ授受する信号ラインを有している。
また、レンズユニット1は、レンズ群107の鏡筒の繰り出しと収納に用いるモーター110を制御するモータードライバー111を有している。このモータードライバー111は、本体ユニット2から受信した制御信号121によって制御される。この機構によって、交換レンズの種類によっては撮像装置3の電源を切ったときに鏡筒を収納し、また、図示しないボタンの押下によって変倍動作をするなどの種々の動作制御を行うことができる。
また、レンズユニット1は、本体ユニットから供給される電力120からレンズユニット1の動作に必要な各種電力を生成させるDC−DCコンバータ101と、本体ユニット2から供給された電力120を検知して、このDC−DC101コンバータを制御するサブCPU102と、レンズユニット1の外部に装着可能なテレコンバータレンズ及びワイドコンバータレンズを検出する検出回路113を備えている。
また、レンズユニット1は、撮像装置3の傾きを検出するジャイロセンサ106と、撮像装置3に加わる加速度を検出する加速度センサ112と、ジャイロセンサ106が検出した傾きと加速度センサ112が検出した加速度によってレンズ群107を駆動するコイル105と、コイル105の駆動量を検出するホール素子104を備えている。これら、ジャイロセンサ106、加速度センサ112、コイル105、ホール素子104によって手ぶれの防止機能を発揮することができる。
また、レンズユニット1には、画像処理及び動作制御処理を行うソフトウェアがフラッシュロム(Flash ROM)114(以下「ROM114」とする)に記憶されている。
このソフトウェアがDDR−SDRAM115(以下「RAM115」とする)をワークエリアとして使用し、所定の処理を実行して、CPU103によってレンズユニット1の当該撮像装置3の各機構の動作及び処理の制御が行われるように構成されている。
また本体ユニット2は、レンズユニット1と電気的に接続するユニット間インターフェースを構成するジョイントコネクター201と、このジョイントコネクター201を介してレンズユニット1から受信する画像データをいわゆる画像エンジンであるCPU208に転送する双方向バス223と、双方向バス223を介して受信した画像データに対して、YUVデータへの変換処理、JPEG形式の圧縮処理、JPEG形式からの展開処理、RAWデータの生成処理などを適宜行ういわゆる画像エンジンであるCPU208と、レンズユニット1の制御信号121のラインに接続する制御信号221のラインと、レンズユニット110のシリアルインターフェース信号122のラインに接続するシリアルインターフェース信号222のラインと、レンズユニット1のSDIO信号のラインと接続するSDIO信号224のラインを備えている。
また、本体ユニット2は、所定の押下操作などによって当該撮像装置3の撮影動作を開始するスイッチであるフォーカス&レリーズスイッチ211と、本体ユニット2において設定する撮像装置3の動作モードなどの選択設定に用いる十字キーなどで構成されるスイッチ206と、スイッチ206の入力を検知して所定の設定処理などを行い、かつ、リチウムイオンバッテリー204からの供給される電力をDC−DCコンバータ203を用いて電源制御し、また、レンズユニット1へ電力を供給するためのスイッチである電源スイッチ202も制御するサブCPU205を備えている。
また、本体ユニット2には、画像処理及び動作制御処理を行うソフトウェアがフラッシュロム(Flash ROM)219(以下「ROM219」とする)に記憶されている。
このソフトウェアがワークエリアとしてRAM220を使用して、CPU208が各機構の動作及び処理の制御が行われるように構成されている。
ROM114及びROM219に記録されているソフトウェアによって、撮像装置3が備える各機構の動作及び処理が制御される。
また、本体ユニット2は、音声コーディック216と、この音声コーディック216に音声信号を入力するマイク218と、音声コーディック216から音を出力するスピーカ217と、USBインターフェースコネクタ214と、AV出力用コネクター213、HDMI信号の出力インターフェース212と、撮像された画像ファイルを保存する着脱可能な記憶手段であるSDメモリ215と、本体ユニット2に外部ストロボを装着するときの接続回路を兼ねているストロボ207と、スイッチ211の操作によってフォーカシング動作時に被写体像をモニタリング表示させ、撮影動作をしたときには撮影した画像データを表示する表示手段であるLCD210及びEVF209を備えている。
図3は、本発明に係る撮像装置を構成するレンズユニット1の別の例を示す機能ブロック図である。図3においてレンズユニット4は、図2に示したレンズユニット1とほぼ同じ構成であるが、レンズ群307にズームレンズを備え、このズームレンズを駆動させる用モーター310を有している部分が異なるものである。図3に示すレンズユニット4は、本体ユニット2が備える図示しないズームスイッチの操作によって、レンズ群307に備えられたフォーカスレンズとズームレンズに所定の動作をするように構成されている。
図4は、本発明に係る撮像装置を構成するレンズユニット1のさらに別の例を示す機能ブロック図である。図4においてレンズユニット5は、図2に示したレンズユニット1とほぼ同じ構成であるが、大型の撮像素子408を備え、手ぶれ防止動作を行う前記ホール素子104、コイル105、ジャイロセンサ106に相当する構成を省いたものである。
上記構成を備えるレンズユニット1、4、または5と本体ユニット2からなる撮像装置3によれば、動作モードの設定と画像記録サイズや画像記録形式の設定によって、レンズユニット1の双方向バス123と、本体ユニット2の双方向バス223のバス幅の設定変更をすることができる。これによって、送受信されるデータ量に応じてバス幅を随時変更出来る構成を備えている。また、本発明に係る撮像装置3によれば、上記の撮影モード設定によって変化するレンズユニット1と本体ユニット2との間で送受信されるデータ量に応じて画像データ(撮像データ)に対する複数の画像処理を分散させ、レンズユニット1と本体ユニット2の画像処理の分担範囲を変更することができ、それぞれの画像処理がどの段階にあるかにかかわらず処理途中の画像データについて、随時必要に応じてデータの授受ができるようになる。なお、レンズユニット1と本体ユニット2の間で行われるデータ通信の方式は、DMA転送やパケット転送などの種々の転送方式から適宜選択される。
また、本発明に係る撮像装置はレンズユニット1、4、5のいずれを用いても、上記の処理を行うことができる。また、本発明に係る撮像装置の初期値設定方法は、上記いずれのレンズユニットを有する撮像装置であっても行うことができる。よって以下の説明においては特に明記しない場合はレンズユニット1を用いた例を説明する。撮像装置の動作は、レンズユニット1のROM114及び本体ユニット2のROM219に記憶されているソフトウェアによって制御される。このソフトウェアによって、本体ユニット2に装着されたレンズユニット1が検知されて、レンズユニット1に応じて最適な初期設定に係る処理が自動的に行われ、これによって設定された初期値を元にして、本体ユニット2が撮像動作に用いる各種情報が設定され、撮像動作の状態や撮像モードに対応する処理が自動的に切り替えられる。
次に本発明に係る撮像装置における初期値設定処理の実施形態の例について、フローチャートを用いて説明する。
図5は、撮像装置3が動作可能状態になる前に行う初期値設定処理の例を示すフローチャートである。
図5において、各処理ステップはS10、S11・・・のように表記する。まず、撮像装置3に対して所定の操作が行われると、動作可能状態に移行するための起動処理が開始される(S10)。起動処理が終了した後、装着されているレンズユニット1を検出する処理が行われ、この検出結果に応じて本体ユニットのROM219に記憶されている初期値の設定変更処理が行われる(S11)。
次に、本体ユニット設定変更処理(S11)における処理の結果に応じて、レンズユニット1のRAM115に記憶される初期値の設定変更処理が行われる(S12)。
その後、撮像装置3の動作モード設定が判定される(S13)。動作モードが「再生モード」であれば、SDカード215に記憶されている画像ファイルをLCD210に表示する等の処理が行われる「再生モード」として動作する処理を行が行われる(S14)。
動作モード設定が「撮影モード」であれば、レンズ群107を介して撮像素子108で電気信号に変換された被写体画像に相当する画像データをLCD210に表示するモニタリング処理が行われて、前記スイッチ211に対する所定の操作を検知して被写体画像を記録する処理が行われる「撮影モード」として動作する処理が行われる(S15)。
次に、初期値設定変更処理に係る各処理の詳細な処理の流れについて説明をする。まず、起動処理(S10)について図6を用いて説明する。本体ユニット2が備える図示しない電源スイッチが操作されて電源が投入されると(S100)、リチウムイオンバッテリー204からの供給される電力がDC−DCコンバータ203を介して本体ユニット2のサブCPU205の動作電源として供給される。これによってサブCPU205が起動する(S101)。起動したサブCPU205によって、CPU208に電力が供給されるとともに、電源スイッチ202が制御されてレンズユニット1に電力120が供給される(S102)。
次に、レンズユニット1に供給された電力120によってレンズユニット1側のサブCPU102が起動され、続いてCPU103が起動される。CPU103とCPU208が起動されると、それぞれにおいて、所定の初期設定処理に必要なソフトウェアがROM114及びROM219から読み出されて初期設定処理に移行する(S103)。
初期設定処理(S103)は、レンズユニット1及び本体ユニット2のそれぞれにおいて、動作開始時に行われる一連の処理であって、例えば、レンズユニット1においては、レンズ群107を構成するフォーカスレンズやズームレンズの位置確認と初期位置への移動であって、本体ユニット2においては、LCD210への撮像装置3が起動したことを示す初期画面の表示などである。この初期設定処理(S103)が終了すると、処理は本体ユニット設定変更処理(S11)に移行する。
次に、本体ユニット設定変更処理(S11)について図7のフローチャートを用いて説明する。起動処理(S10)が終了した後、本体ユニット2が備える図示しないセンサが装着されているレンズユニット1を検出すると、検出されたレンズユニット1に対して、このROM114に記憶されているレンズ情報を本体ユニット2へ送信するように指示する処理が行われる。レンズユニット1は本体ユニット2からの送信要求に応じて、レンズ情報を本体ユニット2に送信する。本体ユニット2は、レンズ情報を受信して、ワークエリアであるSDRAM220に一時的に記憶する(S110)。
ここでレンズ情報とは、レンズユニット1に搭載されている撮像素子やレンズ群107のスペックなどの当該レンズユニット1の性能を直接的に示す情報ではなく、単に使用されているレンズの種類やユニット番号や型番を示す記号をアスキーコードに変換したものなどである。
次に、SDRAM220に一時的に記憶されたレンズ情報に応じて、ROM219に記憶されている初期値テーブルを参照する処理を行う(S111)。初期値テーブル参照処理(S111)は、レンズ情報に対応するISO感度初期値やISO感度設定範囲などを含む初期値を、初期値テーブルから読み出す処理である。
ISO感度設定範囲とは、当該撮像素子において設定可能なISO感度の上限値及び下限値によって構成されるデータである。または、ISO感度設定範囲とは、当該撮像素子において設定可能なISO感度値を複数含んで構成されるデータである。
次に、この初期値テーブル参照処理によって本体ユニットに送信されたレンズ情報に基づいてISO感度初期値やISO感度設定範囲などの初期値が特定するISO感度初期値変換処理を行う。(S112)
ISO感度設定範囲とは、当該撮像素子において設定可能なISO感度の上限値及び下限値によって構成されるデータである。ISO感度設定範囲とは、当該撮像素子において設定可能なISO感度値を複数含んで構成されるデータである。
次に、レンズ情報から変換されたISO感度に係るデータを用いて、ROM219に記憶されているISO感度の初期値を変更する処理を行う(S113)。このISO感度初期値変換処理(S113)によって、撮像装置3は装着されたレンズユニット1において最適な初期値を自動的に設定することができる。
また、特定されたISO感度設定範囲を用いて、利用者がISO設定変更操作を行ったときに、LED210に表示する設定画面表示に用いるデータを変更することができる(S113)。これによって、装着されたレンズユニット1に応じた初期値の最適な設定変更範囲を自動的に表示することができるようになる。
次に、上記レンズユニット設定変更処理(S12)について、図8のフローチャートを用いて説明する。本体ユニット設定変更処理(S11)が終了すると、本体ユニット2において設定変更処理(S113)に用いた初期値がレンズユニット1に送信されるので、ンズユニット1はこれを受信する(S120)。
レンズユニット1は、受信した初期値に基づいて、最適なISO感度ゲインを設定する処理を行う(S121)。ISO感度ゲインとは、本体ユニット2の設定変更に用いた初期値に含まれるISO感度に応じて、撮像素子のゲインを設定するデータである。これによって、本体ユニット2側でレンズユニット1に応じて自動的に変更された初期値を用いて、レンズユニット1側の設定変更も自動的に行うことができるようになる。
ここで、上記本体ユニット設定変更処理(S11)で参照される初期値テーブルについて説明する。図9は、初期値テーブルの構成例を示している。図9(a)に示すテーブルT1は、レンズユニット1の性能を直接的に示すデータではないレンズタイプを示す数値V11をキーにして、撮像素子のサイズを区別するデータV12、最適なISO感度設定の初期値を示すデータV13、最適なISO感度設定変更範囲を示すデータであって、その下限を示すデータV14および上限を示すデータV15を、関連付けて記憶する構成を有している。
例えば、レンズタイプV11が「2」であれば、ISO感度初期値V13は「200」であって、ISO感度設定範囲は下限V14が「80」、上限V15が「3200」となる。
また、初期値テーブルは図9(b)に示すテーブルT2のように、レンズユニット1の性能を直接的に示すデータではないレンズタイプを示す数値V21をキーにして、撮像素子のサイズを区別するデータV22、最適なISO感度設定の初期値を示すデータV23、複数の最適なISO感度設定を示すデータV24を関連付けて記憶する構成を有してもよい。テーブルT2の場合は、レンズタイプが「2」であれば、ISO感度初期値は「200」であるが、設定可能なISO感度の範囲が指定されるのではなく、設定可能な感度が指定される。すなわち、設定可能なISO感度は「80,100,200,400,800,1600,3200」であり、その中から、任意に選択して設定することができるようになる。
上記のように動作する本発明に係る撮像装置によれば、装着されたレンズユニット1に応じて、本体ユニット2が最適な初期値設定を自動的に行うことができるようになる。
また、本体ユニット2が自動的に行う最適な初期値設定に基づいて、レンズユニット1も最適な初期値設定を自動的に行うことができるようになる。
次に、本発明に係る撮像装置3における初期値設定処理の別の例について、上記の実施形態とは異なる部分を重点に説明する。この実施形態は、先の実施形態と起動処理の流れが異なる。
起動処理の流れについて図10を用いて説明する。図10において、各処理ステップはS100a、S101a・・・のように表記する。本発明に係る撮像装置にレンズ交換スイッチを更に設けて、このレンズ交換スイッチを用いることで撮像装置の電源を切ることなくレンズユニットの換装ができようにしてもよい。この場合、撮像装置は、電源が投入されているので、すでに起動している状態である。
電源は投入され撮像動作はしていない状態の撮像装置3において、装着されているレンズユニット1を取り外して、別のレンズユニット1を装着した後に、図示しないレンズ交換スイッチを操作すると、本体ユニット2において、レンズ検出処理が行われる(S101a)。
レンズ検出処理は、レンズユニット1が正常に装着されているか否かを判定し、正常に装着されていなければ、アラーム表示を行う。レンズユニット1が正常に装着されていれば、リチウムイオンバッテリー204から供給される電力がDC−DCコンバータ203を介して本体ユニット2のサブCPU205にその動作電力として供給され、サブCPU205が起動する(S102a)。
このレンズ検出処理におけるレンズユニット1の装着判定は、CPU208がユニット間インターフェースを介してCPU103と通信することで実行される。
起動したサブCPU205によりCPU208に電力が供給されるとともに、電源スイッチ202が制御されてレンズユニット1に電力120が供給される(S103a)。
次に、レンズユニット1に供給された電力120によってサブCPU102が起動され、続いてCPU103が起動される。CPU103とCPU208が起動されると、それぞれにおいて、所定の初期値設定処理に必要なソフトウェアがフラッシュROM114及びフラッシュROM219から読み出されて実行される(S104a)。
初期値設定処理(S104a)は、レンズユニット1及び本体ユニット2のそれぞれにおいて、動作開始時に行われる一連の処理であって、例えば、レンズユニット1においては、レンズ群107を構成するフォーカスレンズやズームレンズの位置確認と初期位置への移動であって、本体ユニット2においては、LCD210への撮像装置3が起動したことを示す初期画面の表示などである。
本実施形態にかかる起動処理の後に行われるレンズユニット識別処理(S11)、本体ユニット設定変更処理(S12)、レンズユニット設定変更処理(S13)は、すでに説明をした実施形態と同様であるので、説明を省略する。
上記のように動作する本発明に係る撮像装置によれば、動作電源を切ることなく、装着されているレンズユニット1を換装したときであっても、新たに装着されたレンズユニット1に応じて、本体ユニット2は最適な初期値設定を、自動的に行うことができるようになる。
また、本体ユニット2が自動的に行う最適な初期値設定に基づいて、レンズユニット1も最適な初期値設定を自動的に行うことができるようになる。
次に、本発明に係る撮像装置における初期値設定処理のさらに別の例について、すでに説明をした実施形態と異なる部分を重点に説明する。この実施形態は、先の実施形態と起動処理の流れが異なる。
起動処理の流れについて図11を用いて説明する。図11において、各処理ステップはS100b、S101b・・・のように表記する。本発明に係る撮像装置にレンズ交換スイッチではなくリセットスイッチを設けて、このリセットスイッチを用いることで撮像装置の電源を切ることなくレンズユニットの換装ができようにしてもよい。この場合、撮像装置は、電源が投入されているので、すでに起動している状態である。
電源は投入されているが、撮像動作をしていない状態の撮像装置3において、装着されているレンズユニット1を取り外し、別のレンズユニット1を装着した後に、リセットスイッチを操作すると、本体ユニット2のシステムリセット処理が行われる(S100b)。
次に、サブCPU205がDC−DCコンバータ203を制御して、リチウムイオンバッテリー204から供給される電力を一旦停止し、所定の時間経過後、レンズユニット1への電力供給が開始される(S101b)。電力供給が開始されると、本体ユニット2のサブCPU205が起動する(S102b)。起動したサブCPU205によりCPU208に電力が供給されるとともに、電源スイッチ202が制御されてレンズユニット1に電力120が供給される(S103b)。次に、レンズユニット1に供給された電力120によってサブCPU102が起動し、続いてCPU103が起動する。CPU103とCPU208が起動すると、それぞれにおいて、所定の初期値設定処理に必要なソフトウェアがフラッシュROM114及びフラッシュROM219から読み出されて実行される(S104b)。
初期値設定処理(S104b)は、レンズユニット1及び本体ユニット2のそれぞれにおいて、動作開始時に行われる一連の処理であって、例えば、レンズユニット1においては、レンズ群107を構成するフォーカスレンズやズームレンズの位置確認と初期位置への移動であって、本体ユニット2においては、LCD210への撮像装置3が起動したことを示す初期画面の表示などである。
上記起動処理が行われた後の、レンズユニット識別処理(S11)、本体ユニット設定変更処理(S12)、レンズユニット設定変更処理(S13)は、すでに説明をした実施形態と同様であるので、説明は省略する。
上記のように動作する本発明に係る撮像装置によれば、動作電源を切ることなく、装着されているレンズユニット1を換装したときであっても、新たに装着されたレンズユニット1に応じて、本体ユニット2は最適な初期値設定を、自動的に行うことができるようになる。
また、本体ユニット2が自動的に行う最適な初期値設定に基づいて、レンズユニット1も最適な初期値設定を自動的に行うことができるようになる。
上記実施形態において用いることができる初期値テーブルの構成例を図9に示したが、本発明に係る撮像装置において、初期値テーブルの構成はこれに限られない。例えば、レンズユニット1のフラッシュROM114またはSDRAM115に当該レンズユニット1に最適なISO感度初期値とISO感度設定範囲に相当するデータを記憶させておき、上記実施例1乃至3における本体ユニット設定処理(S12)において、本体ユニット2からレンズユニット1に対して、上記データの読み出し指示を行い、読み出されたデータに基づいて本体ユニット2が、ISO感度初期値を設定するようにしてもよい。
また、レンズユニット1のROM114またはRAM115に当該レンズユニット1の感度特性を示す情報やF値に関する情報を記憶しておき、上記実施形態における本体ユニット設定処理(S12)において、本体ユニット2からレンズユニット1に対して、上記のデータの読み出し指示を行い、読み出されたデータを用いて最適なISO感度初期値と、ISO感度設定範囲を演算によって求めてもよい。
さらに、起動処理(S10)において、装着されているレンズユニット1のファームウェアバージョンの通知を受けて、本体ユニット2側で、ISO初期値を補正してもよい。
次に、本発明に係る撮像装置3における初期値設定処理のさらに別の例について、上記の実施形態とは異なる部分を重点に説明する。この実施形態は、本体ユニット設定変更処理とレンズユニット設定変更処理が先の実施形態と異なるものである。
本実施形態に係る本体ユニット設定変更処理について図12のフローチャートを用いて説明する。起動処理(S10)が終了した後、本体ユニット2が備える図示しないセンサが装着されているレンズユニット1を検出すると、検出されたレンズユニット1に対して、このROM114に記憶されているレンズ情報を本体ユニット2へ送信するように指示する処理が行われる。レンズユニット1は本体ユニット2からの送信要求に応じて、レンズ情報を本体ユニット2に送信する。本体ユニット2は、レンズ情報を受信して、ワークエリアであるSDRAM220に一時的に記憶する(S110c)。
ここで、レンズ情報とは、レンズユニット1に搭載されている撮像素子やレンズ群107のスペックなどの当該レンズユニット1の性能を直接的に示す情報ではなく、単に使用されているレンズの種類やユニット番号や型番を示す記号をアスキーコードに変換したものなどである。
次に、SDRAM220に一時的に記憶されたレンズ情報に応じてROM219に記憶されている初期値テーブルを参照する処理を行う(S111c)。初期値テーブル参照処理(S111c)は、レンズ情報に対応するISO感度初期値やISO感度設定範囲などを含む初期値を、初期値テーブルから読み出す処理である。
次に、この初期値テーブル参照処理によって本体ユニットに送信されたレンズ情報に基づいてISO感度初期値やISO感度設定範囲などの初期値が特定するISO感度初期値変換処理を行う(S112c)。
次に、レンズ情報から変換されたISO感度に係るデータを用いて、ROM219に記憶されている第2の初期テーブルテーブルを参照し、この撮像素子最適なノイズリダクションのON−OFFを切り替えるISO感度の閾値であるノイズリダクション感度(NR感度)の初期値を算出する処理を行う(S113c)。
ここで、上記NR感度初期値算出処理(S113c)で参照される第2の初期値テーブルについて説明をする。図13は、第2の初期値テーブルの構成例を示している。図13(a)に示すテーブルT3は、処理S112cで特定された撮像素子サイズが「小」の場合に参照する第2の初期値テーブルの例である。図13(a)に示すテーブルT3は、処理S112cで特定された撮像素子サイズが「大」の場合に参照する第2の初期値テーブルの例である。
撮像素子サイズが「小」であるレンズタイプ「1」または「2」(図9参照)が装着され、ISO感度が「ISO100」に設定された場合、ノイズリダクション処理は行わない設定(NR_OFF)とし、ISO感度が「ISO800」であれば、ノイズリダクション処理を比較的弱く行う設定(NR_ON(弱))とし、ISO感度が「ISO3200」であれば、ノイズリダクション処理を比較的強く行う設定(NR_ON(強))とすることができるように、第2の初期値テーブルはISO感度とノイズリダクションの設定に関する情報が関連づいて記憶されている。
撮像素子サイズが「大」であるレンズタイプ「3」、「4」または「5」(図9参照)が装着されているときは、図13(b)に示すように、ISO感度が「ISO100」に設定された場合、ノイズリダクション処理は行わない設定(NR_OFF)とし、ISO感度が「ISO800」であってもノイズリダクション処理は行わない設定(NR_OFF)とし、ISO感度が「ISO3200」であればノイズリダクション処理を比較的弱く行う設定(NR_ON(弱))とすることができるように、第2の初期値テーブルはISO感度とノイズリダクションの設定に関する情報が関連付けて記憶されている。
第2の初期値テーブル(図13)を参照して算出されたNR感度初期値を用いて、フラッシュROM219に記憶されているNR感度の初期値を変更する処理を行う(S114c)。このNR感度初期値変換処理(S114c)によって、撮像装置3は装着されたレンズユニット1において最適な初期値を自動的に設定することができる。
また、特定されたNR感度設定範囲を用いて、利用者がISO設定変更操作を行ったときに、LED210に表示する設定画面に表示されるNR感度設定画面に用いるデータを変更することができる。これによって、装着されたレンズユニット1に応じた初期値の最適な設定変更範囲を自動的に表示することができるようになる。
上記図12のフローチャートで示した本体ユニット設定変更処理が終了した後に続いて実行されるレンズユニット設定変更処理の流れについて図14のフローチャートを用いて説明をする。本体ユニット1側で初期値設定範囲変更処理(S114c)が終了すると、本体ユニット2から設定変更された初期値がレンズユニット1に送信されるので、レンズユニット1はこれを受信する(S120c)。
レンズユニット1は、受信した初期値に基づいて、最適なISO感度ゲインを設定する処理を行う(S121c)。ISO感度ゲインとは、本体ユニット2の設定変更に用いた初期値に含まれるISO感度に応じて、撮像素子のゲインを設定するデータである。これによって、本体ユニット2側でレンズユニット1に応じて自動的に変更された初期値を用いて、レンズユニット1側の設定変更も自動的におこなうことができるようになる。
続いてNR感度設定処理を行う(S122c)。NR感度とは、すでに説明をしたとおり、本体ユニット1に装着されたレンズユニット1に応じて決定されるISO感度と、このレンズユニット1を装着した撮像装置3において、設定されたISO感度に対して最適なノイズリダクションの設定を行うデータである。
これによって、本体ユニット2側でレンズユニット1に応じて自動的に変更されたISO感度に関する初期値とともにノイズリダクション処理を行うISO感度に関する初期値によって、レンズユニット1側における設定変更も自動的におこなうことができるようになる。
ノイズリダクション処理とは、処理対象画像データが「真のデータ」であるのか「ノイズ」であるかを処理対象の画素データとその周辺の画素データの差によって判定し、「ノイズ」と判定された画素の例えば輝度を周辺画素データの輝度に近づけることで、「ノイズ」を目立たなくする処理である。
「NR_OFF」であれば、このようなノイズリダクション処理を行わず、撮像処理によって取得された画像データをそのまま画像ファイルとして記録する撮像処理を行うことになる。「NR_ON」の場合、その強度を「(弱)」とするか「(強)」とするかは、適宜決定されるものであるが「(強)」が設定された場合、処理対象の画素データと周辺画素データの差をより小さくする処理が行われることになる。
次に、本発明に係る撮像装置3における初期値設定処理のさらに別の例について、上記の実施形態とは異なる部分を重点に説明する。この実施形態は、本体ユニット設定変更処理とレンズユニット設定変更処理が先の実施形態とは異なるものである。
本実施形態に係る本体ユニット設定変更処理について図15のフローチャートを用いて説明する。起動処理(S10)が終了した後、本体ユニット2が備える図示しないセンサが装着されているレンズユニット1を検出すると、検出されたレンズユニット1に対して、このROM114に記憶されているレンズ情報を本体ユニット2へ送信するように指示する処理が行われる。レンズユニット1は本体ユニット2からの送信要求に応じて、レンズ情報を本体ユニット2に送信する。本体ユニット2は、レンズ情報を受信して、ワークエリアであるSDRAM220に一時的に記憶する(S110d)。
ここでレンズ情報とは、レンズユニット1に搭載されている撮像素子やレンズ群107のスペックなどの当該レンズユニット1の性能を直接的に示す情報ではなく、単に使用されているレンズの種類やユニット番号や型番を示す記号をアスキーコードに変換したものなどである。
次に、SDRAM220に一時的に記憶されたレンズ情報に応じてROM219に記憶されている第3の初期値テーブルを参照する処理を行う(S111d)。第3の初期値テーブルには、レンズ情報に対応するレンズユニットのタイプと、このレンズユニットに搭載されている撮像素子の種類が関連付けて記憶されている。
ここで、第3初期値テーブル参照処理(S111d)で参照される第3の初期値テーブルについて説明をする。図16は、第3の初期値テーブルの構成例を示している。図16に示すテーブルT5は、レンズ情報にて特定されるレンズタイプと、このレンズタイプに搭載されている撮像素子の種類を関連付けて格納している。すなわち、レンズタイプが「1」であれば、搭載されている撮像素子は「CCD」である。レンズタイプが「2」であれば、搭載されている撮像素子は「CMOS」である。
図15に戻る。
次に、第3の初期値テーブル(図16)を参照して特定された撮像素子にとって最適な連続撮影速度の初期値を算出する処理を行う(S112d)。連続撮影速度が1種類のみの場合は、その速度を示すデータとし、連続撮影速度が複数種類ある場合は、少なくともその最高速度か最低速度のいずれかを特定する。例えば、撮像素子が「CCD」であるならば低速(1コマ/秒、3コマ/秒)が連続撮影速度となり、撮像素子が「CMOS」であるならば高速(5コマ/秒、10コマ/秒)が連続撮影速度となる。
次に、算出された連続撮影速度の初期値を用いて、フラッシュROM219に記憶されている初期値のうち連続撮影速度に係るデータを変更する処理を行う(S113c)。これによって、撮像装置3は装着されたレンズユニット1において最適な初期値を自動的に設定することができる。
また、利用者が連続撮影速度変更操作を行ったときに、LED210に表示する設定画面に表示される連続撮影速度変更画面の表示に用いるデータを変更することができる。これによって、装着されたレンズユニット1に応じた初期値の最適な設定変更範囲を自動的に表示することができるようになる。
これによって、撮像装置3は、最適な撮像処理に用いる設定の初期値を、レンズユニット1に応じて自動的に本体ユニット2側にて設定し、本体ユニット2側で設定された最適な初期値を用いて、レンズユニット1の設定の初期値を自動的に設定変更することができるようになる。
上記図15のフローチャートで示した本体ユニット設定変更処理が終了した後に続いて実行されるレンズユニット設定変更処理の流れについて図17のフローチャートを用いて説明をする。本体ユニット側で初期値設定範囲変更処理(S113d)が終了すると、本体ユニット2から設定変更された初期値がレンズユニット1に送信されるので、レンズユニット1はこれを受信する(S120d)。
レンズユニット1は、受信した連続撮影速度に係る初期値に基づいて、連続撮影を行うことができる速度に関するデータ設定をする処理を行う(S121d)。ここで、設定された連続撮影速度データは、利用者が本体ユニット2において連続撮影速度を設定したときに行う撮影動作に用いることになる。
このように本実施形態に係る撮像装置3によれば、装着されたレンズユニット1に応じて本体ユニット2側では連続撮影速度の関する初期値の変更処理を自動的に行い、合わせて、本体ユニット2側で設定変更された連続撮影速度に係るデータを用いてレンズユニット1側の撮影動作に係るデータの初期値を自動的に変更することができるようになる。
次に、本発明に係る撮像装置3における初期値設定処理のさらに別の実施形態について、上記の実施形態とは異なる部分を重点に説明する。この実施形態は、本体ユニット設定変更処理とレンズユニット設定変更処理が先の実施形態とは異なるものである。
本実形態に係る本体ユニット設定変更処理について図18のフローチャートを用いて説明する。起動処理(S10)が終了した後、本体ユニット2が備える図示しないセンサが装着されているレンズユニット1を検出すると、検出されたレンズユニット1に対して、このROM114に記憶されているレンズ情報を本体ユニット2へ送信するように指示する処理が行われる。レンズユニット1は本体ユニット2からの送信要求に応じて、レンズ情報を本体ユニット2に送信する。本体ユニット2は、レンズ情報を受信して、ワークエリアであるSDRAM220に一時的に記憶する(S110e)。
ここでレンズ情報とは、レンズユニット1に搭載されている撮像素子やレンズ群107のスペックなどの当該レンズユニット1の性能を直接的に示す情報ではなく、単に使用されているレンズの種類やユニット番号や型番を示す記号をアスキーコードに変換したものなどである。
次に、SDRAM220に一時的に記憶されたレンズ情報に応じて、ROM219に記憶されている第3の初期値テーブルを参照する処理を行う(S111e)。第3の初期値テーブルには、レンズ情報に対応するレンズユニットのタイプと、このレンズユニットに搭載されている撮像素子の種類が関連づいて記憶されている。
次に、第3の初期値テーブル(図16)を参照して特定された撮像素子よってスミア検出処理の有無と、スミア補正処理に係る初期値を算出する処理を行う(S112d)。撮像素子が「CMOS」であるならばスミアは発生しないので、初期値を算出する処理行われないが、撮像素子が「CMOS」であるならばスミア補正処理の強度を決定する初期値を算出する。
次に、算出されたスミア補正初期値を用いて、フラッシュROM219に記憶されている初期値のうちスミア補正処理に係るデータを変更する処理を行う(S113d)。これによって、撮像装置3は装着されたレンズユニット1において最適な初期値を自動的に設定することができる。
また、利用者がスミア補正処理変更操作を行ったときに、LED210に表示する設定画面に表示される連続撮影速度変更画面の表示に用いるデータを変更することができる。これによって、装着されたレンズユニット1に応じた初期値の最適な設定変更範囲を自動的に表示することができるようになる。また、本体ユニット2側でレンズユニット1に応じて自動的に変更された初期値を用いて、レンズユニット1側の設定変更も自動的に行うことができるようになる。
上記図18に示した処理S113dが終了すると、図19に示すレンズユニット設定変更処理が行われる。まず、本体ユニット2で設定変更されたスミア補正に係る初期値がレンズユニット1に送信され、レンズユニット1はこれを受信する(S120e)。
レンズユニット1は、受信したスミア補正に係る初期値に基づいて、スミア補正処理に用いる補正強度の設定をする処理を行う(S121e)。ここで、設定された補正強度データは、利用者が本体ユニット2においてスミア補正処理を行う設定したときに撮影動作に用いることになる。
ここでスミアの発生原因とスミアの検出方法およびスミア補正方法について説明をする。図20撮影された画像に対してスミアが発生する過程を示す図である。図20の下から上に向けて時間が経過する。画像データがレンズユニット1に搭載される撮像素子(CCD)上に現れるイメージで表現しているので、撮影画像の天地が逆転している。
図20において撮影画像51内に表記されている「○」は、スポットライトのような高輝度被写体を表している。また、撮影画像51の周囲を囲う斜線部は撮像素子上に配置されたOB(Oputical Black)領域52を表している。
OB領域52に相当する撮像素子上の画素はフォトダイオードの上部をアルミ遮光膜で覆い、光が入らないようにされているので、このOB領域52から被写体像に係る信号電荷が出力されることはない。
図20は、撮影画像51を時間の経過とともに表したものであって、1の撮影画像51が一つ上の撮影画像51の状態になるまでに1/90秒が経過している。従って、図20に示した例では、1/30秒(3/90秒)で一画面分の転送が完了するものとする。
スミアが発生していない状態の撮画像51(撮画像51a)に対応した信号電荷を垂直転送路へ読み出した瞬間をt=0とおく。次に垂直転送路へ電荷が読み出されると1水平ライン分の垂直転送を行い、垂直転送によりOB領域52を含む撮像部の最下段は図示しない水平転送路へ送られる。
水平転送路へ送られた電荷は逐次図示しない出力アンプに送られ、CCDの出力として次段のCDSに送られる。この動作を垂直段数分繰り返すことで、一画面分の電荷が読み出される。
このように1水平ライン分の電荷が出力されるまでには、水平画素数×1画素分を水平転送する時間がかかる。その間、前述の高輝度被写体により、垂直転送路にスミア成分が生成されることになる。結果1/90秒後として記した撮影画像51dのように高輝度被写体の垂直転送の方向とは逆側に尾を引いたような画像が現れる。この「尾を引いたような画像」がいわゆる「スミア」である。
1/30秒(3/90秒)が経過した後に一画面分の撮影画像の読み出しが終了すると、次のフレームの撮影画像の読み出しが行われる(51e)。
このとき、前フレーム(51d)の転送中に生成されたスミア成分が垂直転送路に残っているため、高輝度被写体から垂直転送する方向にスミア成分が信号電荷に加えられることになる。
このようにして高輝度被写体を中心に上下に尾を引いたようにスミアが形成される。
スミアの画像成分は、通常は出力が0であるはずの有効画素の上下に備えられた垂直方向のOB領域52においても、有効領域と同じ量のスミア成分を元とする信号を出力される。従って、スミアが発生しているか否かは、垂直方向のOB領域52の出力信号量が0であるか否かを判定することにより検出することができる。
また、OB領域52の出力はほぼ0ではあるが、実際は暗電流などが発生するので、スミアと別の要因によって0とならない場合もある。そこで、垂直方向のOB領域52が所定の大きさ以上の信号量を出力しているか否かを判断すればよい。
次にスミア補正方法について説明をする。スミアが発生するとOB領域52の出力が大きくなるので、この出力を測定することで、スミアの発生量を判定することができる。つまり、スミアの発生量をそのスミアが発生している水平範囲内において撮影画像51の画面上から画面下までに渡って減算処理をすることで、スミア補正処理を行うことができる。
ここで、スミア補正の強度は、測定されたスミア量に基づいて、どの程度の減算を行うかによって決定される。すなわち、測定されたスミアの発生量に相当する減算処理を行うとスミア補正の効果は最大限発揮される。一方、スミアの発生量の半分に相当する減算処理を行うとスミア補正の効果は半分の効果となる。
このように本実施形態に係る撮像装置3によれば、装着されたレンズユニット1に応じて本体ユニット2側ではスミア補正の関する初期値の変更処理を自動的に行い、合わせて、本体ユニット2側で設定変更されたスミア補正に係るデータを用いてレンズユニット1側の撮影動作に係るデータの初期値を自動的に変更することができるようになる。
1 レンズユニット
2 本体ユニット
3 撮像装置
特開2006−54709号公報 特開2006−67181号公報

Claims (22)

  1. 光学レンズと光学レンズを透過した被写体光を撮像する撮像素子を備えるレンズユニットと、
    上記レンズユニットを識別するためのレンズ情報を検出する検出手段を備える本体ユニットと、
    を備える撮像装置であって、
    上記レンズユニットと上記本体ユニットとは、双方向通信インターフェースを介して通信接続され、
    撮像処理の動作を決定する初期値の設定に用いる動作設定情報が上記レンズ情報と関連付けて記憶されている記憶手段と、
    上記検出手段が上記レンズ情報を検出したとき、この検出されたレンズ情報に基づいて上記動作設定情報を上記記憶手段から読み出して、この読み出された動作設定情報に基づいて上記レンズユニットと上記本体ユニットとによる撮像処理の動作を決定する初期値を設定する初期値設定手段と、を有し、
    上記初期値設定手段は、上記レンズユニットの撮像素子の大きさに基づいて、上記初期値を設定する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記初期値設定手段は、
    上記検出手段によって検出された上記レンズ情報に応じて読み出される上記動作設定情報が当該レンズユニットの性能を直接示さないものであるとき、読み出された動作設定情報に応じて最適な撮像動作に係る初期値に係る情報に変換する情報変換手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記情報変換手段は、上記検出手段によって検出された上記レンズ情報を上記レンズユニットが備える撮像素子の種類に係る情報と、当該撮像素子に最適なISO感度設定に係る情報に変換することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 上記撮像素子から出力される出力信号の増幅度を決定するISO感度に応じて、上記出力信号に対するノイズリダクション処理を施すか否かを制御するノイズリダクション制御手段をさらに有し、
    上記情報変換手段が、上記検出手段によって検出された上記レンズ情報から当該撮像素子に最適なISO感度設定に係る情報と、当該レンズユニットが備える上記撮像素子の種類に係る情報が備える撮像素子の種類に係る情報に変換し、
    上記ノイズリダクション制御手段が、この撮像素子の種類に係る情報に応じてノイズリダクション処理の諾否を決定することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  5. 上記レンズユニットが、連続撮影を行う連続撮影手段をさらに有し、
    上記情報変換手段が、上記検出手段によって検出された上記レンズ情報から当該レンズユニットが備える上記撮像素子の種類に係る情報が備える撮像素子の種類に係る情報に変換し、
    上記連続撮影手段が、この撮像素子の種類に係る情報に応じて連続撮影速度を変更することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  6. 上記撮像素子から出力される信号に対して生じるスミアを補正するスミア補正手段をさらに有し、
    上記情報変換手段が、上記検出手段によって検出された上記レンズ情報から当該レンズユニットが備える上記撮像素子の種類に係る情報が備える撮像素子の種類に係る情報に変換し、
    上記スミア補正手段が、この撮像素子の種類に係る情報に応じてスミア補正処理の諾否と補正量を決定することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  7. 上記検出手段は、上記本体ユニットの電源が投入されたときに接続されているレンズユニットのレンズ情報を検出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 上記検出手段は、上記本体ユニットの電源が投入されている状態において上記レンズユニットが接続されたときに、レンズ情報を読み出すことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 上記検出手段は、上記本体ユニットと上記レンズユニットが接続され、かつ、上記本体ユニットの電源が投入された状態で、リセット処理が行われたときに接続されているレンズユニットのレンズ情報を読み出すことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 上記記憶手段は、上記本体ユニットに備えられていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  11. 上記記憶手段は、上記レンズユニットに備えられていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  12. 光学レンズと光学レンズを透過した被写体光を撮像する撮像素子を備えるレンズユニットと、上記レンズユニットを識別するためのレンズ情報を検出する検出手段を備える本体ユニットと、を備える撮像装置の初期値設定方法であって、
    上記撮像装置は、
    上記レンズユニットと上記本体ユニットを接続させたときに最適な撮像処理を行うことができる動作設定に用いる情報群からなる動作設定情報を上記レンズ情報と関連付けて記憶する記憶手段と、
    上記検出手段が当該本体ユニットに接続された上記レンズユニットを検出したときに、上記記憶手段から当該レンズユニットに係るレンズ情報に応じた上記動作設定情報を読み出して、この読み出された動作設定情報によって、上記本体ユニットと上記レンズユニットによる最適な撮像処理の動作に関わる初期値に変更する初期値設定手段と、を有し、
    上記検出手段が、接続された上記レンズユニットに関する情報を検出するステップと、
    上記検出されたレンズ情報に応じて、上記記憶手段に記憶されている動作設定情報を読み出すステップと、
    上記初期値設定手段が、上記読み出された動作設定情報を用いて、上記レンズユニットと上記本体ユニットによる撮像処理の動作を決定する初期値を設定するステップと、を実行し、
    上記初期値を設定するステップは、上記レンズユニットの撮像素子の大きさに基づいて、上記初期値を設定する、
    ことを特徴とする撮像装置の初期値設定方法。
  13. 上記初期値設定手段は、上記検出手段によって検出された上記レンズユニットに関する情報に応じて読み出される上記動作設定情報が当該レンズユニットの性能を直接示さないものであるとき、読み出された動作設定情報に応じて最適な撮像動作に係る初期値に係る情報に変換する情報変換手段をさらに有し、
    上記情報変換手段が、上記検出手段によって検出された上記レンズ情報に応じて読み出される上記動作設定情報が当該レンズユニットの性能を直接示さないものであるとき、読み出された動作設定情報に応じて最適な撮像動作に係る初期値に係る情報に変換するステップをさらに実行することを特徴とする請求項12記載の撮像装置の初期値設定方法。
  14. 上記情報変換手段は、上記検出手段によって検出された上記レンズ情報を上記レンズユニットが備える撮像素子の種類に係る情報と、当該撮像素子に最適なISO感度設定に係る情報に変換するステップを実行することを特徴とする請求項13記載の撮像装置の初期値設定方法。
  15. 上記撮像素子から出力される出力信号の増幅度を決定するISO感度に応じて、上記出力信号に対するノイズリダクション処理を施すか否かを制御するノイズリダクション制御手段をさらに有し、
    上記情報変換手段が、上記検出手段によって検出された上記レンズユニットに関する情報から当該撮像素子に最適なISO感度設定に係る情報と、当該レンズユニットが備える上記撮像素子の種類に係る情報が備える撮像素子の種類に係る情報に変換するステップと、
    上記ノイズリダクション制御手段が、この撮像素子の種類に係る情報に応じてノイズリダクション処理の諾否を決定するステップと、をさらに実行することを特徴とする請求項13記載の撮像装置の初期値設定方法。
  16. 上記レンズユニットが、連続撮影を行う連続撮影手段をさらに有し、
    上記情報変換手段が、上記検出手段によって検出された上記レンズ情報から当該レンズユニットが備える上記撮像素子の種類に係る情報が備える撮像素子の種類に係る情報に変換するステップと、
    上記連続撮影手段が、この撮像素子の種類に係る情報に応じて連続撮影速度を変更するステップと、をさらに実行することを特徴とする請求項13記載の撮像装置の初期値設定方法。
  17. 上記撮像素子から出力される信号に対して生じるスミアを検出し、このスミアを補正するスミア補正手段をさらに有し、
    上記情報変換手段が、上記検出手段によって検出された上記レンズユニットに関する情報から当該レンズユニットが備える上記撮像素子の種類に係る情報が備える撮像素子の種類に係る情報に変換するステップと、
    上記スミア補正手段が、この撮像素子の種類に係る情報に応じてスミア補正処理の諾否と補正量を決定するステップと、をさらに実行することを特徴とする請求項13記載の撮像装置の初期値設定方法。
  18. 上記検出手段は、上記本体ユニットの電源が投入されたときに接続されているレンズユニットからレンズ情報を検出するステップを、実行することを特徴とする請求項2乃至17のいずれかに記載の撮像装置の初期値設定方法。
  19. 上記検出手段は、上記本体ユニットの電源が投入されている状態において上記レンズユニットが接続されたときにレンズ情報を検出するステップを実行することを特徴とする請求項12乃至17のいずれかに記載の撮像装置の初期値設定方法。
  20. 上記検出手段は、上記本体ユニットと上記レンズユニットが接続され、かつ、上記本体ユニットの電源が投入された状態で、リセット処理が行われたときに接続されているレンズユニットからレンズ情報を検出するステップを実行することを特徴とする請求項12乃至17のいずれかに記載の撮像装置の初期値設定方法。
  21. 上記記憶手段が上記本体ユニットに備えられている請求項12記載の撮像装置の初期値設定方法。
  22. 上記記憶手段が上記レンズユニットに備えられている請求項12記載の撮像装置の初期値設定方法。
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