JP5847056B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用した、コピー機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置として、例えば、像担持体(例えば、感光体ドラムや転写ベルト)と、画像データに基づいた光を出射して像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、非磁性体のトナーおよび磁性体のキャリアを含む現像剤を攪拌しつつ貯留する現像剤貯留部と、現像剤貯留部から現像剤を受け取って現像剤層(いわゆる磁気ブラシ層)を担持する磁気ローラーと、磁気ローラーとの間の電位差に基づいて磁気ブラシ層からトナーのみを受け取ってトナー層として担持し、次に、そのトナーを像担持体との間の電位差に基づいて像担持体に供給する現像ローラーとを含むものが知られている。
このような画像形成装置では、現像ローラーと像担持体との間に印加される現像バイアス電圧を高くすると、トナー像の形成に必要な量のトナーを像担持体に供給することが容易となる。その一方で、現像バイアス電圧を高くすると、現像バイアス電圧のピーク値と像担持体の表面電位との間の電位差が大きくなって、像担持体と現像ローラーとの間でリーク(気中放電)が発生しやすくなる。リークが発生すると、像担持体上にランダムな黒点(ノイズ)が発生する、所謂現像リークが発生し、良好な画質のトナー像が形成されない。更に、周辺機器の故障も招きやすくなる。
逆に、リークを避けるために現像バイアス電圧を低くすると、トナー像の形成に必要な量のトナーが像担持体に供給されにくくなり、トナー像に濃度ムラが発生する。その結果、良好な画質のトナー像が形成されない。
従って、現像ローラーと像担持体との間には、リークが発生しないように現像バイアス電圧を設定する必要がある。
そこで、特許文献1に記載の画像形成装置は、像担持体と現像ローラーとの間のリーク電流を検出する検出回路を備える。この画像形成装置は、検出回路によってリーク電流が検出されるまで現像バイアス電圧を段階的に上昇させることにより、リークが発生する現像バイアス電圧を検出する。そして、リークが発生する現像バイアス電圧よりも僅かに低い現像バイアス電圧を用いて、画像形成を行うようにしている。
特開2010−122593号公報
ところで、リーク(気中放電)が発生するのは、像担持体と現像ローラーとの間だけでなく、磁気ローラーと現像ローラーとの間でも発生する。そして、磁気ローラーと現像ローラーとの間でリークが発生すると、磁気ローラーや現像ローラーが損傷したり、現像ローラーの周面に担持されるトナー層に欠損が生じたりするなどの不都合が生じる。従って、磁気ローラーと現像ローラーとの間でもリークを回避する必要がある。
しかしながら、リークを避けるために磁気ローラーと現像ローラーとの間に印加される電圧(以下、トナー供給電圧と称する)を低下させると、磁気ローラーから現像ローラーへのトナーの供給量が減少する。従って、磁気ローラーから現像ローラーへ、安定してトナー供給を行うためには、リークが発生するトナー供給電圧よりも僅かに低いトナー供給電圧を用いて、画像形成を行うことが望ましい。
しかしながら、磁気ローラーと現像ローラーとの間で生じるリークを検出するためには、現像ローラーと像担持体との間のリークを検出する検出回路と同様のリーク検出回路を、磁気ローラーと現像ローラーとの間のリーク検出のために追加しなければならず、コストが増大するという、不都合があった。
本発明の目的は、現像ローラー等の担持体と像担持体との間のリークを検出する検出回路の他に、磁気ローラー等の担持体と現像ローラー等の担持体との間で生じるリークを検出する検出回路を別途設ける必要のない画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持面を備えた像担持体と、前記像担持面と離間して対向配置されると共にトナーを担持する第1担持面を備え、前記第1担持面に担持されたトナーを前記像担持面に供給することにより、前記静電潜像を現像し、前記像担持面にトナー像を形成する第1担持体と、前記第1担持面と離間して対向配置されると共にトナーを担持する前記第2担持面を備え、前記第2担持面に担持されたトナーを前記第1担持面に供給する第2担持体と、前記第2担持体と前記第1担持体とに接続され、前記第2担持体と前記第1担持体との間に前記第2担持面に担持されたトナーを前記第1担持面へ移動させるためのトナー供給電圧を印加する供給電圧印加部と、前記第1担持体と前記像担持体とに接続され、前記第1担持体と前記像担持体との間に前記第1担持面に担持されたトナーを前記像担持面へ移動させるための現像電圧を印加する現像電圧印加部と、前記像担持体から前記現像電圧印加部及び前記供給電圧印加部を介して前記第2担持体に至る接続経路上であって、かつ前記像担持体から前記現像電圧印加部を介して前記第1担持体に至る接続経路上であって、かつ前記現像電圧印加部と前記供給電圧印加部との間となる位置である検出位置に配設され、前記検出位置に流れる電流を、検出電流として検出する電流検出部と、前記現像電圧印加部によって前記現像電圧を一定の電圧に固定させる現像電圧固定処理と、前記現像電圧が一定に固定されている期間中に前記供給電圧印加部によって前記トナー供給電圧を段階的に上昇させるトナー供給電圧上昇処理と、前記検出電流の所定時間内における変化量が予め設定された変化基準値を超えて変化したときの前記トナー供給電圧を、前記第2担持体と前記第1担持体との間にリークを生じさせるリーク電圧として検出する検出処理とを実行する供給リーク電圧検出部とを備える。
この構成によれば、電流検出部は、像担持体から現像電圧印加部を介して第1担持体に至る接続経路上となる位置、すなわち像担持体と第1担持体との間で生じたリーク電流が流れる位置に配設されているので、電流検出部により検出された検出電流に基づき像担持体と第1担持体との間で生じたリークを検出することが可能である。ここで、第2担持体と前記第1担持体との間にリークが生じると、リークで生じた高周波電圧が第1担持体に印加され、その高周波電圧が第1担持体から像担持体へ印加される。その結果、像担持体から現像電圧印加部及び供給電圧印加部を介して第2担持体に至る接続経路に、リーク電流の高周波成分が流れる。そして、電流検出部は、像担持体から現像電圧印加部及び供給電圧印加部を介して第2担持体に至る接続経路上に配設されているから、第2担持体と前記第1担持体との間にリークが生じると、電流検出部によって検出される検出電流が急峻に変化する。そこで、供給リーク電圧検出部は、現像電圧を一定の電圧に固定して現像電圧により生じる高周波電流を排除しつつ、トナー供給電圧を段階的に上昇させ、検出電流の所定時間内における変化量が変化基準値を超えて変化したときのトナー供給電圧を、第2担持体と第1担持体との間にリークを生じさせるリーク電圧として検出することが可能となる。この場合、電流検出部は、像担持体と第1担持体との間のリーク検出、及び第2担持体と前記第1担持体との間のリーク検出の両方に用いることが可能であるから、第2担持体と前記第1担持体との間のリークを検出する検出回路を別途設ける必要がない。
また、前記供給リーク電圧検出部は、前記検出工程において、前記トナー供給電圧が上昇してから予め設定された設定時間が経過するまでの間、前記検出処理を実行せず、前記設定時間が経過した後、次に前記トナー供給電圧が上昇するまでの間、前記検出処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、トナー供給電圧が上昇したときに生じた過渡電流をリークによって生じたリーク電流と誤ってリーク電圧を検出する虞が低減される。
また、前記現像電圧印加部は、直流電圧を直流現像電圧として出力する直流現像電源部と、交流電圧を交流現像電圧として出力し、前記直流現像電圧に前記交流現像電圧を重畳させて前記現像電圧を生成する交流現像電源部とを含み、前記供給リーク電圧検出部は、前記現像電圧固定処理において、前記交流現像電源部によって、前記交流現像電圧をゼロにさせることが好ましい。
この構成によれば、現像電圧固定処理において、現像電圧は直流電圧となるので、現像電圧の交流成分により生じるノイズを排除した状態で、リーク電圧を検出することができる。その結果、リーク電圧の検出精度が向上する。
また、前記供給リーク電圧検出部は、前記現像電圧固定処理において、前記直流現像電源部によって、前記直流現像電圧をゼロにさせることが好ましい。
この構成によれば、現像電圧固定処理において、現像電圧がゼロとなるので、現像電圧の影響を排除した状態で、リーク電圧を検出することができる。その結果、リーク電圧の検出精度が向上する。
また、前記供給電圧印加部は、直流電圧を直流供給電圧として出力する直流供給電源部と、交流電圧を交流供給電圧として出力し、前記直流供給電圧に前記交流供給電圧を重畳させて前記トナー供給電圧を生成する交流供給電源部とを含み、前記供給リーク電圧検出部は、前記トナー供給電圧上昇処理において、前記直流供給電源部によって前記直流供給電圧を変化させることなく前記交流供給電源部によって前記交流供給電圧を段階的に上昇させることによって、前記トナー供給電圧を段階的に上昇させることが好ましい。
この構成によれば、直流供給電圧を上昇させるよりも、交流供給電圧を段階的に上昇させた方が、第2担持体と第1担持体との間のリークが生じやすいので、リークを生じさせてリーク電圧を検出することが容易となる。
また、前記供給電圧印加部によって前記トナー供給電圧を一定の電圧に固定させる供給電圧固定処理と、前記トナー供給電圧が一定に固定されている期間中に前記現像電圧印加部によって前記現像電圧を段階的に上昇させる現像電圧上昇処理と、前記検出電流の所定時間内における変化量が予め設定された変化基準値を超えて変化したときの前記トナー供給電圧を、前記第1担持体と前記像担持体との間にリークを生じさせるリーク電圧として検出する現像リーク検出処理とを実行する現像リーク電圧検出部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、電流検出部により検出された検出電流に基づいて、第1担持体と像担持体との間にリークを生じさせるリーク電圧を検出することができる。
また、前記像担持面に形成されたトナー像を用紙に転写する転写部と、前記供給リーク電圧検出部によって検出されたリーク電圧に基づき、画像形成に用いるべき前記トナー供給電圧のレベルを設定する供給電圧レベル設定部と、前記現像リーク電圧検出部によって検出された現像リーク電圧に基づき、画像形成に用いるべき前記現像電圧のレベルを設定する現像電圧レベル設定部と、前記供給電圧レベル設定部によって設定されたトナー供給電圧を、前記供給電圧印加部によって前記第2担持体と前記第1担持体との間に印加させ、前記現像電圧レベル設定部によって設定された現像電圧を、前記現像電圧印加部によって前記第1担持体と前記像担持体との間に印加させ、前記転写部によって前記トナー像を用紙に転写させる画像形成制御部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、供給リーク電圧検出部によって検出されたリーク電圧に基づき、画像形成に用いるトナー供給電圧のレベルが設定され、現像リーク電圧検出部によって検出された現像リーク電圧に基づき、画像形成に用いる現像電圧のレベルが設定されるので、トナー供給電圧及び現像電圧を適切なレベルに設定することが容易である。
このような構成の画像形成装置は、第1担持体と像担持体との間のリークを検出する検出回路の他に、第2担持体と前記第1担持体との間で生じるリークを検出する検出回路を別途設ける必要がない。
本実施の形態における画像形成装置の機械的構成の一例を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。 画像形成用トナー供給電圧値、及び画像形成用現像電圧値の設定動作の一例を示すフローチャートである。 画像形成用トナー供給電圧値、及び画像形成用現像電圧値の設定動作の一例を示すフローチャートである。 トナー供給電圧と、検出電流値との関係を示す信号波形図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、本実施の形態では画像形成装置1としてプリンターを例に説明するが、電子写真方式のコピー機、ファクシミリ、またこれらの複数の機能を備えた複合機であってもよい。
図1は、本実施の形態における画像形成装置1の機械的構成の一例を示す断面図である。画像形成装置1は、露光装置11、現像装置12、帯電器13、感光体ドラム14、転写ローラー15及び定着器16を備えて構成される。
感光体ドラム14は、円筒状の部材であり、図略のモータからの駆動力を受けて、図1における時計回りの方向に回転する。帯電器13は、感光体ドラム14の周面を略一様に帯電する。露光装置11は、レーザダイオード等の光源を備えている。露光装置11は、帯電器13によって略一様に帯電された感光体ドラム14の周面に対して、画像データに応じた光を照射することによって、静電潜像を形成する。尚、画像データは、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータ等によって送信されたものを画像形成装置1が受信したものである。
現像装置12は、トナーを収納するトナーコンテナを備え、静電潜像が形成された感光体ドラム14の表面にトナーを供給してトナー像を形成する。感光体ドラム14に形成されたトナー像が、後述する転写ローラー15によって、搬送路Pを搬送される用紙又は転写ベルト(図示省略)に転写される。
感光体ドラム14と対向する位置には、転写ローラー15が配設されている。転写ローラー15は、導電性を有するゴム材料等で構成され、感光体ドラム14に形成されたトナー像を、搬送路Pを搬送される用紙又は転写ベルトに転写する。
定着器16は、ヒータ等を内蔵する定着ローラー160、及び定着ローラー160と対向する位置に設けられた加圧ローラー161を備える。そして、定着器16は、トナー像が形成された用紙を加熱搬送することにより、用紙に転写されたトナー像を用紙に定着させる。
次に、画像形成装置1の画像形成動作について簡単に説明する。帯電器13、露光装置11、現像装置12、転写ローラー15、及び定着器16は、後述する画像形成制御部101からの指示に応じて、下記のように動作する。
先ず、帯電器13により感光体ドラム14の周面が略均一に帯電される。そして、帯電された感光体ドラム14周面が、露光装置11により露光され、静電潜像が感光体ドラム14の周面に形成される。そして、現像装置12により感光体ドラム14の周面にトナーが供給されることによりこの静電潜像が顕像化してトナー像となる。そして、転写ローラー15により感光体ドラム14の周面のトナー像が用紙に転写される。用紙に転写されたトナー像は、定着器16により固着される。
図2は、図1に示す画像形成装置1における現像に関わる部分の電気的構成の一例を示すブロック図である。図2に示す画像形成装置1は、現像装置12、感光体ドラム14、現像電圧印加部PS1、供給電圧印加部PS2、シャント抵抗R(電流検出部の一例)、I/F回路110、及び制御部100を備える。図2において、感光体ドラム14及び現像装置12については断面図でその機械的構造を示している。
現像装置12はその内部空間を画定する現像容器70を含む。現像容器70の上方には、現像剤貯留部71が形成されている。現像装置12は、現像容器70の内部空間に、現像ローラー72(第1担持体の一例)、磁気ローラー73(第2担持体の一例)、パドルミキサー74、攪拌ミキサー75、穂切りブレード76、及び仕切板77を含む。
現像剤貯留部71は、非磁性体のトナーおよび磁性体のキャリアを含む2成分の現像剤を貯留する。現像剤貯留部71は、仕切板77によって仕切られた、2つの隣り合う貯留室を含んでいる。各貯留室には、パドルミキサー74及び攪拌ミキサー75が回転可能に装着されている。
パドルミキサー74及び攪拌ミキサー75は、らせん状羽根を有し、互いに逆方向に2成分現像剤を搬送しながら攪拌してトナーを帯電させる帯電部である。この攪拌により、非磁性体からなるトナーと磁性体からなるキャリアとが混合され、トナーが例えばプラスに帯電され、キャリアが例えばマイナスに帯電される。また、キャリアおよびトナー間の静電気力により、キャリアにトナーが付着する。
更に、パドルミキサー74は、帯電させたトナーとキャリアとを含む2成分現像剤を磁気ローラー73に供給する。穂切りブレード76は、磁気ローラー73上に形成された磁気ブラシの厚さを規制する。仕切板77は、パドルミキサー74と攪拌ミキサー75との間に設けられ、仕切板77の両端側より外側で、現像剤が自由に通過できるようになっている。
磁気ローラー73は、周面(第2担持面)を有する長尺の円筒状の形状を有している。磁気ローラー73は、現像剤を周面に担持する。具体的には、磁気ローラー73は、内部に配置された磁石により現像剤を吸着することによって、磁気ローラー73の周面に磁気ブラシを発生させる。そして、磁気ローラー73は、図略のモーターによって回転されて、磁気ローラー73の周面に担持されたトナーを、現像ローラー72へ供給する。
現像ローラー72は、周面(第1担持面)を有する長尺の円柱状の形状を有している。現像ローラー72は、磁気ローラー73に対して平行に延びるように、かつ、現像ローラー72の周面と磁気ローラー73の周面とが、微小な間隔を有して離間するように、対向配置されている。
現像ローラー72は、磁気ローラー73の周面に担持された現像剤層から、供給電圧印加部PS2によって印加されたトナー供給電圧によって、トナーのみを受け取る。そして、現像ローラー72の周面に、そのトナーを担持する。そして、現像ローラー72は、図略のモーターによって回転されて、現像ローラー72の周面に担持されたトナーを、感光体ドラム14の周面へ搬送する。
感光体ドラム14は、周面(像担持面)を有する長尺の円柱状の形状を有している。感光体ドラム14は、現像ローラー72に対して平行に延びるように、かつ、現像ローラー72の周面と感光体ドラム14の周面とが、予め設定された間隔tを有して離間するように、対向配置されている。
現像ローラー72の周面に担持されたトナー層は、現像ローラー72の回転に伴って感光体ドラム14の周面に向けて搬送される。感光体ドラム14と現像ローラー72との間には、現像電圧印加部PS1によって現像電圧が印加される。この現像電圧と、感光体ドラム14の周面に形成された静電潜像とによって生じる電位差によって、現像ローラー72の周面のトナーが感光体ドラム14の周面に移動する。これにより、感光体ドラム14の周面の静電潜像が現像され、トナー像が顕像化する。感光体ドラム14は、回路グラウンドに接続されている。
現像電圧印加部PS1は、直流現像電源部DC1と交流現像電源部AC1とを含む。直流現像電源部DC1は、制御部100からの制御信号に応じた直流電圧を直流現像電圧Vdc1として出力する。交流現像電源部AC1は、制御部100からの制御信号に応じた交流電圧を交流現像電圧Vac1として出力する。直流現像電源部DC1と交流現像電源部AC1とは直列に接続されている。これにより、現像電圧印加部PS1は、直流現像電圧Vdc1に交流現像電圧Vac1が重畳された電圧を、現像電圧Vdとして出力する。
直流現像電源部DC1の負極は、回路グラウンド、すなわち感光体ドラム14と接続されている。直流現像電源部DC1の正極は、交流現像電源部AC1の一方の極に接続され、交流現像電源部AC1の他方の極は、シャント抵抗Rを介して現像ローラー72と接続されている。これにより、現像ローラー72と感光体ドラム14との間に現像電圧Vdが印加される。
供給電圧印加部PS2は、直流供給電源部DC2と交流供給電源部AC2とを含む。直流供給電源部DC2は、制御部100からの制御信号に応じた直流電圧を直流供給電圧Vdc2として出力する。交流供給電源部AC2は、制御部100からの制御信号に応じた交流電圧を交流供給電圧Vac2として出力する。直流供給電源部DC2と交流供給電源部AC2とは直列に接続されている。これにより、供給電圧印加部PS2は、直流供給電圧Vdc2に交流供給電圧Vac2が重畳された電圧を、トナー供給電圧Vsとして出力する。
直流供給電源部DC2の負極は、シャント抵抗Rと現像ローラー72との接続点P1に接続されている。すなわち、直流供給電源部DC2の負極は現像ローラー72と接続されている。直流供給電源部DC2の正極は、交流供給電源部AC2の一方の極に接続され、交流供給電源部AC2の他方の極は、磁気ローラー73と接続されている。これにより、磁気ローラー73と現像ローラー72との間にトナー供給電圧Vsが印加される。
シャント抵抗Rは、感光体ドラム14(又は感光体ドラム14と現像電圧印加部PS1との接続点P2)から直流現像電源部DC1、交流現像電源部AC1、直流供給電源部DC2、及び交流供給電源部AC2を介して磁気ローラー73に至る接続経路P3上であって、かつ感光体ドラム14(又は接続点P2)から直流現像電源部DC1及び交流現像電源部AC1を介して現像ローラー72に至る接続経路P4上となる検出位置に介設されている。
これにより、検出位置において、シャント抵抗Rに流れた電流に応じた電圧がシャント抵抗Rの両端間に生じるから、シャント抵抗Rは、検出位置に流れる検出電流を検出し、その電流値を電圧信号に変換する。なお、電流検出部はシャント抵抗に限らない。例えばホール素子などの電流センサを電流検出部として用いてもよい。
I/F(インターフェース)回路110は、例えば増幅回路やA/Dコンバーター等を含み、シャント抵抗Rの両端電圧、すなわちシャント抵抗Rによって検出された検出電流を示す情報をデジタル値に変換し、検出電流値Iとして制御部100へ出力する。
制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びこれらの周辺回路等を含む。そして、制御部100は、例えばROMに予め記憶された制御プログラムを実行することによって、画像形成制御部101、供給リーク電圧検出部102、現像リーク電圧検出部103、供給電圧レベル設定部104、及び現像電圧レベル設定部105として機能する。
供給リーク電圧検出部102は、現像電圧印加部PS1によって現像電圧Vdを、一定の電圧、例えば0Vに固定させる現像電圧固定処理を実行する。具体的には、供給リーク電圧検出部102は、現像電圧固定処理において、直流現像電圧Vdc1及び交流現像電圧Vac1の出力電圧をともに0Vにさせる。
なお、供給リーク電圧検出部102は、現像電圧固定処理において、必ずしも現像電圧Vdを、0Vにしなくてもよく、例えば、交流現像電圧Vac1の出力電圧を0Vとし、直流現像電圧Vdc1の出力電圧を、感光体ドラム14と現像ローラー72との間にリークを生じさせる恐れのない電圧として予め設定された低電圧に固定してもよい。
また、供給リーク電圧検出部102は、現像電圧固定処理によって、現像電圧Vdが一定に固定されている期間中に、供給電圧印加部PS2によってトナー供給電圧Vsを段階的に上昇させるトナー供給電圧上昇処理を実行する。具体的には、供給リーク電圧検出部102は、例えば直流供給電圧Vdc2の出力電圧を一定の電圧に固定させた状態で、交流供給電圧Vac2の交流出力電圧のみを段階的に上昇させる。
供給リーク電圧検出部102は、トナー供給電圧上昇処理と並行して、シャント抵抗Rにより検出された検出電流、すなわちI/F回路110から出力された検出電流値Iを監視する。そして、供給リーク電圧検出部102は、検出電流値Iの予め設定された基準時間Ts内、例えば0.1秒間における変化量が予め設定された変化基準値Ref2を超えて急峻に変化したときのトナー供給電圧Vsを、磁気ローラー73と現像ローラー72との間にリークを生じさせるリーク電圧Vr2として検出する検出処理を実行する。
供給電圧レベル設定部104は、供給リーク電圧検出部102によって検出されたリーク電圧Vr2に基づき、画像形成に用いるべきトナー供給電圧Vsのレベルを画像形成用トナー供給電圧値Vs0として設定する。
現像リーク電圧検出部103は、供給電圧印加部PS2によってトナー供給電圧Vsを一定の電圧、例えば0V、に固定させる供給電圧固定処理を実行する。具体的には、現像リーク電圧検出部103は供給電圧固定処理において、直流供給電圧Vdc2及び交流供給電圧Vac2の出力電圧(直流供給電圧Vdc2及び交流供給電圧Vac2)をともに0Vにさせる。
なお、現像リーク電圧検出部103は、供給電圧固定処理において、必ずしもトナー供給電圧Vsを、0Vにしなくてもよく、例えば、交流供給電圧Vac2を0Vとし、直流供給電圧Vdc2を、感光体ドラム14と現像ローラー72との間にリークを生じさせる恐れのない電圧として予め設定された低電圧に固定してもよい。
現像リーク電圧検出部103は、供給電圧固定処理によって、トナー供給電圧Vsが一定に固定されている期間中に、現像電圧印加部PS1によって現像電圧Vdを段階的に上昇させる現像電圧上昇処理を実行する。具体的には、現像リーク電圧検出部103は、例えば直流現像電圧Vdc1を一定の電圧に固定させた状態で、交流現像電圧Vac1のみを段階的に上昇させる。
現像リーク電圧検出部103は、現像電圧上昇処理と並行して、シャント抵抗Rにより検出された検出電流値Iを監視する。そして、現像リーク電圧検出部103は、検出電流値Iの予め設定された基準時間Ts内、例えば0.1秒間における変化量が予め設定された変化基準値Ref1を超えて急峻に変化したときの現像電圧Vdを、現像ローラー72と感光体ドラム14との間にリークを生じさせる現像リーク電圧Vr1として検出する検出処理を実行する。
現像電圧レベル設定部105は、現像リーク電圧検出部103によって検出された現像リーク電圧Vr1に基づき、画像形成に用いるべき現像電圧Vdのレベルを画像形成用現像電圧値Vd0として設定する。
画像形成制御部101は、用紙に画像を形成する際、供給電圧印加部PS2によって画像形成用トナー供給電圧値Vs0の電圧をトナー供給電圧Vsとして出力させ、現像電圧印加部PS1によって、画像形成用現像電圧値Vd0の電圧を現像電圧Vdとして出力させる。
また、画像形成の実行中、帯電したトナーが現像ローラー72から感光体ドラム14へ供給されると、トナーの供給量に応じた電流が、接続経路P4を流れる。シャント抵抗Rは、接続経路P4に介設されているので、トナーの供給量に応じた電流を、直接検出電流として検出できる。従って、シャント抵抗Rは、接続経路P4に介設されていることによって、現像ローラー72から感光体ドラム14へ供給されたトナーの供給量に応じた電流、すなわち感光体ドラム14へ供給されたトナーの供給量を示す情報を、精度よく検出することができる。
画像形成制御部101は、画像形成の実行中、シャント抵抗Rにより検出された検出電流を監視し、その検出電流値が予め設定された電流値になるように、現像電圧印加部PS1から出力される現像電圧Vdを調節することによって、感光体ドラム14へ供給されるトナー量を適切な量に制御する。
次に、上述のように構成された画像形成装置1による、画像形成用トナー供給電圧値Vs0、及び画像形成用現像電圧値Vd0の設定動作について、説明する。図3、図4は、画像形成装置1による、画像形成用トナー供給電圧値Vs0、及び画像形成用現像電圧値Vd0の設定動作の一例を示すフローチャートである。
まず、供給リーク電圧検出部102は、現像電圧印加部PS1によって、現像電圧Vdを0Vにさせる(ステップS1)。これにより、現像電圧Vdに基づき接続経路P4を流れる電流がゼロになるので、シャント抵抗Rによって検出される検出電流値Iに基づき、磁気ローラー73と現像ローラー72との間に生じるリークを検出する精度が向上する。
なお、現像電圧Vdは一定の電圧にされればよく、必ずしも現像電圧Vdを0Vにする必要は無いが、現像電圧Vdを0Vにすることによって、リークの検出精度を向上させる確実性が向上する。
次に、供給リーク電圧検出部102は、直流供給電源部DC2によって、直流供給電圧Vdc2として、予め設定された一定の電圧値VdcXの直流電圧を出力させる(ステップS2)。
次に、供給リーク電圧検出部102は、交流現像電圧Vac1を、予め設定された電圧Aだけ上昇させる(ステップS3)。これにより、供給リーク電圧検出部102は、交流現像電圧Vac1を電圧Aずつ段階的に上昇させる。
電圧Aは、小さな値にするほどリーク電圧Vr2の検出精度が向上し、大きな値にするほどリーク電圧Vr2の検出にかかる時間が短縮される。電圧Aは、リーク電圧Vr2の検出精度の検出精度と検出処理時間とのバランスで適宜設定すればよい。
次に、供給リーク電圧検出部102は、交流現像電圧Vac1を電圧A上昇させた後、予め設定された設定時間Twが経過したか否かを確認し(ステップS4)、供給リーク電圧検出部102は、設定時間Twが経過した後(ステップS4でYES)、ステップS5へ移行する。
図5は、トナー供給電圧Vsと、検出電流値Iとを示すグラフである。図5に示すタイミングT1において、交流現像電圧Vac1が電圧A、上昇されている。そして、タイミングT1において、検出電流値Iがパルス状に急峻に変化している。しかしながら、タイミングT1における検出電流値Iの変化は、リークによって発生した変化ではなく、交流現像電圧Vac1が変化したことによって過渡的に発生したものである。そこで、交流現像電圧Vac1が変化したことにより発生する検出電流値Iのパルス幅よりわずかに長い時間が、例えば予め実験的に求められて、設定時間Twとして設定されている。
ステップS4によれば、交流現像電圧Vac1を上昇させてから、設定時間Twが経過するまでの間、検出電流値Iの変化を検出せず、従ってリーク電圧の検出も実行されないので、交流現像電圧Vac1の過渡的な変化により生じた検出電流値Iの変化により誤ってリーク電圧が検出されるおそれが低減される。
次に、供給リーク電圧検出部102は、検出電流値Iの基準時間Ts内における変化量が、変化基準値Ref2を超えるか否かを確認する(ステップS5)。
磁気ローラー73と現像ローラー72との間でリークが発生すると、きわめて周波数の高い高周波成分を含んだ電圧が、現像ローラー72に印加される。そうすると、リークで生じた高周波電圧が現像ローラー72と感光体ドラム14との間の静電容量を介して感光体ドラム14に印加される。その結果、磁気ローラー73と現像ローラー72との間で生じたリークに起因する高周波の電流パルスが、接続経路P3を流れる。従って、そのリークに起因する電流パルスがシャント抵抗Rを流れ、シャント抵抗Rによって、その電流パルスが、検出電流値Iの急峻な変化として検出される。
そこで、供給リーク電圧検出部102は、検出電流値Iの基準時間Ts内における変化量が、変化基準値Ref2を超えた場合(ステップS5でYES)、リークによる検出電流値Iの急峻な変化が生じたものと判定し、リークの発生を検出してステップS6へ移行する。
この場合、現像ローラー72と感光体ドラム14との間のリーク検出や、感光体ドラム14へのトナー供給量の調整などに用いられるシャント抵抗Rを、磁気ローラー73と現像ローラー72との間で生じたリークの検出のために用いることができるので、現像ローラー72と感光体ドラム14との間のリークを検出する検出回路の他に、磁気ローラー73と現像ローラー72との間で生じるリークを検出する検出回路を別途設ける必要がない。
ステップS5の処理は、リークを検出するために必要な所定の継続時間、継続される。リークを検出するために必要な継続時間は、例えば実験的に求められて、その継続時間の間、ステップS5の処理が継続される。
次に、供給リーク電圧検出部102は、リークが検出されたときのトナー供給電圧Vs、すなわち電圧値VdcXと交流供給電圧Vac2との加算値を、リーク電圧Vr2として取得する(ステップS6)。
次に、供給電圧レベル設定部104は、リーク電圧Vr2から電圧Aを減算した電圧値を、画像形成用トナー供給電圧値Vs0として算出する(ステップS7)。
以上、ステップS1〜S7の処理により、磁気ローラー73と現像ローラー72との間で生じるリークを検出し、画像形成用トナー供給電圧値Vs0を設定することができる。
次に、現像リーク電圧検出部103は、供給電圧印加部PS2によって、トナー供給電圧Vsを0Vにさせる(ステップS11)。これにより、トナー供給電圧Vsに基づき接続経路P3を流れる電流がゼロになるので、シャント抵抗Rによって検出される検出電流値Iに基づき、現像ローラー72と感光体ドラム14との間に生じるリークを検出する精度が向上する。
なお、トナー供給電圧Vsは一定の電圧にされればよく、必ずしもトナー供給電圧Vsを0Vにする必要は無いが、トナー供給電圧Vsを0Vにすることによって、リークの検出精度を向上させる確実性が向上する。
次に、現像リーク電圧検出部103は、直流現像電源部DC1によって、直流現像電圧Vdc1として、予め設定された一定の電圧値VdcYの直流電圧を出力させる(ステップS12)。
次に、現像リーク電圧検出部103は、交流現像電圧Vac1を、予め設定された電圧Bだけ上昇させる(ステップS13)。これにより、現像リーク電圧検出部103は、交流現像電圧Vac1を電圧Bずつ段階的に上昇させる。
電圧Bは、小さな値にするほど現像リーク電圧Vr1の検出精度が向上し、大きな値にするほど現像リーク電圧Vr1の検出にかかる時間が短縮される。電圧Bは、現像リーク電圧Vr1の検出精度の検出精度と検出処理時間とのバランスで適宜設定すればよい。
次に、現像リーク電圧検出部103は、交流現像電圧Vac1を電圧B上昇させた後、予め設定された設定時間Twが経過したか否かを確認し(ステップS14)、現像リーク電圧検出部103は、設定時間Twが経過した後(ステップS14でYES)、ステップS15へ移行する。
ステップS14によれば、交流現像電圧Vac1を上昇させてから、設定時間Twが経過するまでの間、検出電流値Iの変化を検出せず、従って現像リーク電圧Vr1の検出も実行されないので、交流現像電圧Vac1の過渡的な変化により生じた検出電流値Iの変化により誤って現像リーク電圧Vr1が検出されるおそれが低減される。
次に、現像リーク電圧検出部103は、検出電流値Iの基準時間Ts内における変化量が、変化基準値Ref1を超えるか否かを確認する(ステップS15)。ステップS15は、ステップS5と同様、所定の継続時間、継続される。
現像ローラー72と感光体ドラム14との間でリークが発生すると、そのリーク電流が、接続経路P4を流れる。従って、そのリークに起因する電流パルスがシャント抵抗Rを流れ、シャント抵抗Rによって、その電流パルスが、検出電流値Iの急峻な変化として検出される。
そこで、現像リーク電圧検出部103は、検出電流値Iの基準時間Ts内における変化量が、変化基準値Ref1を超えた場合(ステップS15でYES)、リークによる検出電流値Iの急峻な変化が生じたものと判定し、リークの発生を検出してステップS16へ移行する。
基準時間Ts、変化基準値Ref1,Ref2は、リークによる検出電流値Iの変化を検出可能なように、例えば実験的に求めて適宜設定すればよい。
次に、現像リーク電圧検出部103は、リークが検出されたときの現像電圧Vd、すなわち電圧値VdcYと交流現像電圧Vac1との加算値を、現像リーク電圧Vr1として取得する(ステップS16)。
次に、現像電圧レベル設定部105は、現像リーク電圧Vr1から電圧Bを減算した電圧値を、画像形成用現像電圧値Vd0として算出し(ステップS17)、処理を終了する。
以上、ステップS11〜S17の処理により、現像ローラー72と感光体ドラム14との間で生じる現像リークを検出し、画像形成用現像電圧値Vd0を設定することができる。
なお、ステップS11〜S17は、必ずしも実行しなくてもよい。また、ステップS4、S14を実行しなくてもよい。また、ステップS11〜S17を実行した後にステップS1〜S7を実行してもよい。
1 画像形成装置
11 露光装置
12 現像装置
13 帯電器
14 感光体ドラム(像担持体)
15 転写ローラー
16 定着器
70 現像容器
71 現像剤貯留部
72 現像ローラー(第1担持体)
73 磁気ローラー(第2担持体)
100 制御部
101 画像形成制御部
102 供給リーク電圧検出部
103 現像リーク電圧検出部
104 供給電圧レベル設定部
105 現像電圧レベル設定部
110 I/F回路
A,B 電圧
AC1 交流現像電源部
AC2 交流供給電源部
DC1 直流現像電源部
DC2 直流供給電源部
I 検出電流値
P1,P2 接続点
P3,P4 接続経路
PS1 現像電圧印加部
PS2 供給電圧印加部
R シャント抵抗(電流検出部)
Ref1,Ref2 変化基準値
Ts 基準時間
Tw 設定時間
Vac1 交流現像電圧
Vac2 交流供給電圧
Vd 現像電圧
Vd0 画像形成用現像電圧値
Vdc1 直流現像電圧
Vdc2 直流供給電圧
VdcX,VdcY 電圧値
Vr1 現像リーク電圧
Vr2 リーク電圧
Vs トナー供給電圧
Vs0 画像形成用トナー供給電圧値

Claims (7)

  1. 静電潜像が形成される像担持面を備えた像担持体と、
    前記像担持面と離間して対向配置されると共にトナーを担持する第1担持面を備え、前記第1担持面に担持されたトナーを前記像担持面に供給することにより、前記静電潜像を現像し、前記像担持面にトナー像を形成する第1担持体と、
    前記第1担持面と離間して対向配置されると共にトナーを担持する前記第2担持面を備え、前記第2担持面に担持されたトナーを前記第1担持面に供給する第2担持体と、
    前記第2担持体と前記第1担持体とに接続され、前記第2担持体と前記第1担持体との間に前記第2担持面に担持されたトナーを前記第1担持面へ移動させるためのトナー供給電圧を印加する供給電圧印加部と、
    前記第1担持体と前記像担持体とに接続され、前記第1担持体と前記像担持体との間に前記第1担持面に担持されたトナーを前記像担持面へ移動させるための現像電圧を印加する現像電圧印加部と、
    前記像担持体から前記現像電圧印加部及び前記供給電圧印加部を介して前記第2担持体に至る接続経路上であって、かつ前記像担持体から前記現像電圧印加部を介して前記第1担持体に至る接続経路上であって、かつ前記現像電圧印加部と前記供給電圧印加部との間となる位置である検出位置に配設され、前記検出位置に流れる電流を、検出電流として検出する電流検出部と、
    前記現像電圧印加部によって前記現像電圧を一定の電圧に固定させる現像電圧固定処理と、前記現像電圧が一定に固定されている期間中に前記供給電圧印加部によって前記トナー供給電圧を段階的に上昇させるトナー供給電圧上昇処理と、前記検出電流の所定時間内における変化量が予め設定された変化基準値を超えて変化したときの前記トナー供給電圧を、前記第2担持体と前記第1担持体との間にリークを生じさせるリーク電圧として検出する検出処理とを実行する供給リーク電圧検出部と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記供給リーク電圧検出部は、
    前記検出工程において、前記トナー供給電圧が上昇してから予め設定された設定時間が経過するまでの間、前記検出処理を実行せず、前記設定時間が経過した後、次に前記トナー供給電圧が上昇するまでの間、前記検出処理を実行する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像電圧印加部は、
    直流電圧を直流現像電圧として出力する直流現像電源部と、
    交流電圧を交流現像電圧として出力し、前記直流現像電圧に前記交流現像電圧を重畳させて前記現像電圧を生成する交流現像電源部とを含み、
    前記供給リーク電圧検出部は、
    前記現像電圧固定処理において、前記交流現像電源部によって、前記交流現像電圧をゼロにさせる請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記供給リーク電圧検出部は、
    前記現像電圧固定処理において、前記直流現像電源部によって、前記直流現像電圧をゼロにさせる請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記供給電圧印加部は、
    直流電圧を直流供給電圧として出力する直流供給電源部と、
    交流電圧を交流供給電圧として出力し、前記直流供給電圧に前記交流供給電圧を重畳させて前記トナー供給電圧を生成する交流供給電源部とを含み、
    前記供給リーク電圧検出部は、
    前記トナー供給電圧上昇処理において、前記直流供給電源部によって前記直流供給電圧を変化させることなく前記交流供給電源部によって前記交流供給電圧を段階的に上昇させることによって、前記トナー供給電圧を段階的に上昇させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記供給電圧印加部によって前記トナー供給電圧を一定の電圧に固定させる供給電圧固定処理と、前記トナー供給電圧が一定に固定されている期間中に前記現像電圧印加部によって前記現像電圧を段階的に上昇させる現像電圧上昇処理と、前記検出電流の所定時間内における変化量が予め設定された変化基準値を超えて変化したときの前記トナー供給電圧を、前記第1担持体と前記像担持体との間にリークを生じさせるリーク電圧として検出する現像リーク検出処理とを実行する現像リーク電圧検出部をさらに備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持面に形成されたトナー像を用紙に転写する転写部と、
    前記供給リーク電圧検出部によって検出されたリーク電圧に基づき、画像形成に用いるべき前記トナー供給電圧のレベルを設定する供給電圧レベル設定部と、
    前記現像リーク電圧検出部によって検出された現像リーク電圧に基づき、画像形成に用いるべき前記現像電圧のレベルを設定する現像電圧レベル設定部と、
    前記供給電圧レベル設定部によって設定されたトナー供給電圧を、前記供給電圧印加部によって前記第2担持体と前記第1担持体との間に印加させ、前記現像電圧レベル設定部によって設定された現像電圧を、前記現像電圧印加部によって前記第1担持体と前記像担持体との間に印加させ、前記転写部によって前記トナー像を用紙に転写させる画像形成制御部とを備える請求項6記載の画像形成装置。
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