JP5846759B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関し、特に、低負荷時の小容量運転における低圧側圧力の過度な上昇を防止する空気調和装置に関するものである。
従来より、空調負荷の変動に対応するためにインバーター等の容量可変型圧縮機を用い、空調負荷の大小に応じて圧縮機の周波数を制御する空気調和装置が提案されている。このような空気調和装置においては、圧縮機の周波数を低く設定した冷房低負荷運転時、低圧側圧力(冷凍サイクル回路の低圧側圧力であり、蒸発器を流れる冷媒や圧縮機に吸入される冷媒の圧力)が上昇する。そして、低圧側圧力が過度に上昇した場合、圧縮機の軸受け荷重が増加して圧縮機の損傷の原因となり、圧縮機の信頼性が著しく低下することがある。このため、従来より、空気調和装置には低圧側圧力の上限値が設定されている。
そこで、従来より、冷房低負荷運転時に低圧側圧力が上限値以上となること(つまり、冷房低負荷運転時における低圧側圧力の過度な上昇)の防止を図った空気調和装置が提案されている。このような低圧側圧力の過度な上昇の防止を図った従来の空気調和装置としては、例えば、「空気調和装置の室内熱交換器温度13が低下すると、室内熱交換器温度設定記憶装置1の温度より高くするために圧縮機2の運転周波数を下げて運転するが、圧縮機2の吸入圧力検知装置10の値が吸入圧力設定記憶装置29の値を上回ると吸入管8に設けた電動膨張弁9の弁解度を…閉じる方向に制御する。」(特許文献1参照)というものがある。
特開2005−55053号公報(要約、図1)
ここで、大容量な空調負荷に対応するための従来の空気調和装置として、複数の熱源機を室内機に並列接続し、室内機の空調負荷に応じて駆動させる熱源機の台数を制御するものが知られている。この空気調和装置は、熱源機の一部を停止した状態においては、熱源機側熱交換器(より詳しくは、駆動している熱源機の熱源機側熱交換器)の容量に対して室内側熱交換器の容量が非常に大きくなる。このため、このような空気調和装置に特許文献1に記載の低圧上昇防止技術を採用しても、低圧側圧力を上限値以下に制御することができないという課題があった。つまり、このような空気調和装置においては、圧縮機の吸入側に設けられた膨張弁の開度を減少させるだけでは低圧側圧力を上限値以下に制御することができないという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、大容量な空調負荷に対応する空気調和装置であって、低圧側圧力を上限値以下に制御することができる空気調和装置を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、容量可変型の圧縮機及び熱源機側熱交換器を少なくとも有する複数の熱源機と、室内熱交換器及び開度制御可能な膨張弁を少なくとも有し、複数の熱源機が並列接続される室内機と、膨張弁の開度を制御する制御装置と、を備え、圧縮機、熱源機側熱交換器、膨張弁及び室内熱交換器を配管接続して冷凍サイクル回路を構成し、室内機の冷房負荷に応じて複数の熱源機の駆動台数を制御する空気調和装置において、
室内機は、互いに並列接続された複数の室内熱交換器と、これら室内熱交換器に接続され、互いに並列接続された複数の膨張弁と、を備え、熱源機の少なくとも1台は、圧縮機に吸入される冷媒の圧力を検出する圧力検出装置を備え、熱源機の一部が停止し、圧力検出装置を備えた熱源機の少なくとも1台が駆動している状態において、圧力検出装置の検出値が第1の設定圧力を上回った場合、制御装置は、膨張弁の一部を閉止させ(以下、閉止させる膨張弁を閉止用膨張弁と称する)、閉止用膨張弁を閉止する前の状態において全ての膨張弁を流れる冷媒の総流量と、閉止用膨張弁を閉止した後に閉止用膨張弁以外の膨張弁を流れる冷媒の総流量とが同等となるように、閉止用膨張弁以外の膨張弁の開度を増加させるものであり、閉止用膨張弁以外の膨張弁の開度を増加させた後、閉止用膨張弁を閉止するものである。
本発明においては、熱源機の一部が停止し、圧力検出装置を備えた熱源機の少なくとも1台が駆動している状態において、圧力検出装置の検出値が第1の設定圧力を上回った場合、制御装置は、膨張弁の一部(閉止用膨張弁)を閉止させ、閉止用膨張弁を閉止する前の状態において全ての膨張弁を流れる冷媒の総流量と、閉止用膨張弁を閉止した後に閉止用膨張弁以外の膨張弁を流れる冷媒の総流量とが同等となるように、閉止用膨張弁以外の膨張弁の開度を増加させる。このため、大容量な空調負荷に対応する空気調和装置であっても、低圧側圧力を下げる(上限値以下に制御する)ことができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の低圧側圧力制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の第1膨張弁及び第2膨張弁の開度とCv値との関係を示す特性図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置における低圧側圧力制御時の第1膨張弁及び第2膨張弁の開度の時間経過を示した特性図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の低圧側圧力制御終了時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置における低圧側圧力制御終了時の第1膨張弁及び第2膨張弁の開度の時間経過を示した特性図である。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の構成図である。
本実施の形態に係る空気調和装置100は、複数の熱源機と、これら複数の熱源機が冷媒配管によって並列接続された室内機13とを備えている。なお、図1では2台の熱源機(第1熱源機5、第2熱源機6)を示しているが、熱源機の台数は複数台であればよい。例えば3台以上の熱源機を室内機13に並列接続しても勿論よい。
第1熱源機5及び第2熱源機6は同様の構成となっており、第1熱源機5及び第2熱源機6のそれぞれは、容量可変型の圧縮機1、熱源機側熱交換器2、及びアキュムレーター3等を備えている。詳しくは、第1熱源機5及び第2熱源機6のそれぞれにおいて、圧縮機1は、吐出側が熱源機側熱交換器2と接続されており、吸入側がアキュムレーター3と接続されている。また、第1熱源機5及び第2熱源機6のそれぞれにおいて、圧縮機1とアキュムレーター3との間には、圧縮機1が吸入する冷媒の圧力(つまり、低圧側圧力)を検出する圧力センサー4が設けられている。ここで、圧力センサー4が、本発明における圧力検出装置に相当する。
また、第1熱源機5の熱源機側熱交換器2には第1熱源機液冷媒配管7が接続されており、第2熱源機6の熱源機側熱交換器2には第2熱源機液冷媒配管8が接続されている。そして、これら第1熱源機液冷媒配管7及び第2熱源機液冷媒配管8は、室内機13(より詳しくは、後述の第1膨張弁10及び第2膨張弁11)に接続された液冷媒配管9に合流している。
また、第1熱源機5のアキュムレーター3には第1熱源機ガス冷媒配管14が接続されており、第2熱源機6のアキュムレーター3には第2熱源機ガス冷媒配管15が接続されている。そして、これら第1熱源機ガス冷媒配管14及び第2熱源機ガス冷媒配管15は、室内機13(より詳しくは、後述の第1室内熱交換器12a及び第2室内熱交換器12b)に接続されたガス冷媒配管16に合流している。
これにより、第1熱源機5及び第2熱源機6は、室内機13と並列接続されている。
室内機13は、2つの室内熱交換器(第1室内熱交換器12a、第2室内熱交換器12b)と、開度を変更可能な例えば電子膨張弁等の2つの膨張弁(第1膨張弁10、第2膨張弁11)とを備えている。第1室内熱交換器12a及び第2室内熱交換器12bは、互いの一方の端部がガス冷媒配管16に並列接続されている。そして、第1室内熱交換器12aの他方の端部には第1膨張弁10が接続されており、第2室内熱交換器12bの他方の端部には第2膨張弁11が接続されている。これら、第1膨張弁10及び第2膨張弁11は、液冷媒配管9に並列接続されている。
なお、本実施の形態では、室内機13に設けられる室内熱交換器及び膨張弁の数をそれぞれ2つとしているが、本実施の形態では室内機13に設けられる室内熱交換器及び膨張弁の数は、複数であれば任意である。また、1つの熱交換器に複数の流入、流出口が設けられ、そのそれぞれに対して膨脹弁が設置された形態であってもよい。
また、室内機13には、室内機13から吹き出される空気の温度を検出する温度センサー18も設けられている。ここで、温度センサー18が、本発明における温度検出装置に相当する。
また、空気調和装置100には、制御装置17が設けられている。この制御装置17は、第1熱源機5及び第2熱源機6の駆動及び停止、圧縮機1の周波数、第1膨張弁10及び第2膨張弁11の弁開度等を制御するものである。この制御装置17は、各熱源機の圧力センサー4、及び室内機13の温度センサー18とも電気的に接続されている。
このように構成された空気調和装置100には、通常運転時(第1熱源機5及び第2熱源機6の双方が駆動している状態)、次のように冷媒が流れる。
第1熱源機5及び第2熱源機6それぞれに搭載された圧縮機1より吐出された高圧のガス冷媒は、熱源機側熱交換器2で冷却されて高圧の液冷媒となり、それぞれ第1熱源機液冷媒配管7及び第2熱源機液冷媒配管8より機外へと流出する。第1熱源機5及び第2熱源機6から流出した高圧の液冷媒は、液冷媒配管9で合流した後、室内機13へと入る。
室内機13へ入った高圧の液冷媒は並列に接続された第1膨張弁10及び第2膨張弁11により減圧され、低圧の気液二相冷媒となって第1室内熱交換器12a及び第2室内熱交換器12bへ流入する。そして、第1室内熱交換器12a及び第2室内熱交換器12bへ流入した低圧の気液二相冷媒は、第1室内熱交換器12a及び第2室内熱交換器12bで加熱されて低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は、ガス冷媒配管16を通った後、第1熱源機ガス冷媒配管14と第2熱源機ガス冷媒配管15へ分配され、それぞれの熱源機へ入り、アキュムレーター3を経たのち圧縮機1へと吸入される。
次に、空気調和装置100における、圧縮機1の容量制御及び熱源機の運転台数(駆動台数)制御について説明する。
上述のように、室内機13には、室内機13の吹出温度(室内機13から吹き出される空気の温度)を検出するための温度センサー18が設けられている。本実施の形態に係る空気調和装置100の制御装置17は、この温度センサー18で検出した吹出温度と予め設定されていた吹出の設定温度との差により、空調負荷(冷房負荷)を検出している。より詳しくは、空気調和装置100の制御装置17は、温度センサー18の検出温度と設定温度との差が大きければ、空調負荷(冷房負荷)が大きいと判断して、冷房能力を増大させるために圧縮機1の容量(周波数)を大きくする。また、空気調和装置100の制御装置17は、温度センサー18の検出温度と設定温度との差が小さければ、空調負荷(冷房負荷)が小さいと判断して、冷房能力を減少させるために圧縮機1の容量(周波数)を小さくする。
なお、本実施の形態では、空調負荷(冷房負荷)の判定に室内機の吹出温度を用いているが、空調負荷(冷房負荷)の判定に室内機の吸込温度を用いても勿論よい。
ここで、空調負荷(冷房負荷)が小さくなっていくと、これに伴って第1熱源機5及び第2熱源機6の両方の圧縮機1の容量を小さくしていくこととなるが、両方の圧縮機1の容量を小さくしていくうちに、1台の圧縮機1で運転する状態よりも非効率な領域になってくる。このため、本実施の形態においては、第1熱源機5及び第2熱源機6の両方の圧縮機1よりもどちらか一方(例えば、第1熱源機5の圧縮機1)を運転させる方が効率的になった場合、どちらか一方(例えば、第2熱源機6の圧縮機1)を停止させるようにしている。
このように熱源機の運転台数を減少させた低容量運転においては、運転台数の減少によって熱源機側熱交換器2の容量が減少し、相対的に室内熱交換器の容量(つまり、第1室内熱交換器12a及び第2室内熱交換器12bの合計容量)が大きくなる。このため、第1熱源機5及び第2熱源機6(つまり、双方の圧縮機1)を運転しているときよりも、第1室内熱交換器12a及び第2室内熱交換器12bにおける蒸発温度(換言すると、低圧側圧力)が上昇してしまう。そして、場合によっては、低圧側圧力が圧縮機1の信頼性を確保できる上限値付近まで上昇してしまう場合がある。
そこで、本実施の形態に係る空気調和装置100(より詳しくは、制御装置17)は、熱源機の運転台数を減少させた低容量運転時、低圧側圧力を低下させるため、第1膨張弁10及び第2膨張弁11の開度を以下のような制御(以下、低圧側圧力制御ともいう)を行っている。なお、以下では、第1熱源機5を運転し、第2熱源機6を停止させる場合の低圧側圧力制御を例に説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の低圧側圧力制御を示すフローチャートである。
熱源機の運転台数を減少させた低容量運転状態になると、まず、制御装置17は、第1熱源機5の圧力センサー4で低圧側圧力を検出する。そして、制御装置17は、低圧側圧力が予め設定していた圧力の閾値A[MPa]を上回ると、低圧側圧力制御を開始する(ステップS1)。なお、閾値A[MPa]の値は、例えば低圧側圧力の上限値−0.1[MPa]とし、上限の低圧側圧力に対して余裕を持った設定とする。
後述のステップS4で説明するように、本実施の形態に係る低圧側圧力制御では、第2膨張弁11を閉止して第2室内熱交換器12bへ流入する冷媒を遮断する。このため、ステップS2において、制御装置17は、第2膨張弁11を閉止する前の状態において第1膨張弁10及び第2膨張弁11を流れる冷媒の総流量と、第2膨張弁11を閉止した後に第1膨張弁10を流れる冷媒の流量とが同等となるように、第1膨張弁10の開度を算出する。より詳しくは、制御装置17は、次のように第1膨張弁10の開度を算出している。
図3は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の第1膨張弁及び第2膨張弁の開度とCv値との関係を示す特性図である。
第1膨張弁及び第2膨張弁は、その開度に応じて、流体の通りやすさを示すCv値が決まっている。そこで、制御装置17は、例えば図3を数式化したものやテーブル化したものを予め記憶しておき、第1膨張弁10及び第2膨張弁11の双方が開度aだけ開いている状態のCv値を求める。そして、制御装置17は、第1膨張弁10のみが開いている状態のときにこのCv値となる第1膨張弁10の開度bを求める。このように第1膨張弁10の開度を算出し、後述のステップS3にて第1膨張弁10の開度を当該開度に制御することにより、低圧側圧力制御の前後で膨脹弁開度変更による急激な圧力変動を防止することができる。また、開度bは急激な圧力変動を防止できる開度であれば、前述の開度決定手法によらず運転条件に応じてあらかじめ設定された固定値としてもよい。
ステップS2の後、制御装置17は、第1膨張弁10がステップS2で求めた開度bとなるように、第1膨張弁10へ開度情報(制御信号)を出力する(ステップS3)。その後、ステップS4において、制御装置17は、第2膨張弁11が閉止するように、第2膨張弁11へ開度情報(制御信号)を出力する。
図4は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置における低圧側圧力制御時の第1膨張弁及び第2膨張弁の開度の時間経過を示した特性図である。
図4に示すように、本実施の形態における低圧側圧力制御では、先に第1膨張弁10の開度を増加させ、次に第2膨張弁11の開度を閉止させることで、高圧圧力(圧縮機1が吐出する圧力)が急上昇するのを防止することができる。
以上のように、本実施の形態における低圧側圧力制御を行うことにより、第2室内熱交換器12bへ流入する冷媒を遮断し、それによって室内熱交換器容量を低下させることができる。このため、蒸発温度を低下させ、低圧側圧力の上昇を抑制することができる。
なお、熱源機が3台以上ある場合、少なくとも1部の熱源機が停止した状態において、本実施の形態で示した低圧側圧力制御を行えばよい。
また、室内熱交換器及び室内熱交換器に接続された膨張弁が3つ以上ある場合、少なくとも1つの膨張弁を閉止し、残りの膨張弁の開度を制御(増加)すればよい。
室内機13の空調負荷(冷房負荷)が増加してくると、これに伴って、低圧側圧力も低下してくる。このため、本実施の形態に係る空気調和装置100は、室内機13の空調負荷(冷房負荷)が所定量以上に増加した場合、上記の低圧側圧力制御を終了する。つまり、本実施の形態に係る空気調和装置100は、室内機13の空調負荷(冷房負荷)が所定量以上に増加した場合、以下の図5に示すフローにより、閉止していた第2膨張弁11の開度を増加させる。
図5は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の低圧側圧力制御終了時の動作を示すフローチャートである。
ステップS11では、制御装置17は、ステップS11において室内機13の空調負荷(冷房負荷)が所定量以上に増加したことを検出すると、ステップS12へ進む。具体的には、制御装置17は、ステップS11において、次のような場合、室内機13の空調負荷(冷房負荷)が所定量以上に増加したと判断している。つまり、制御装置17は、第1熱源機5(運転している熱源機)の圧力センサー4で検出された低圧側圧力が予め設定された圧力の閾値B[MPa]をC[分]連続検知した場合、室内機13の空調負荷(冷房負荷)が所定量以上に増加したと判断している。または、制御装置17は、温度センサー18で検出された吹出温度−設定温度がD[℃](例えば3[℃])を超えた場合、室内機13の空調負荷(冷房負荷)が所定量以上に増加したと判断している。
なお、圧力の閾値Bは[MPa]、例えば、室内熱交換器の容量を減少させる必要がないと判断できる圧力に設定する。また、C[分]連続検知としているのは本制御の開始、終了を頻繁に行うのを防止するためであり、例えば30分に設定するとよい。
ステップS12では、制御装置17は、上記のステップS2と同じ要領により、第2膨張弁11を閉止した状態において第1膨張弁10を流れる冷媒の流量と、第2膨張弁11を開いた後に第1膨張弁10及び第2膨張弁11を流れる冷媒の総流量とが同等となるように、第1膨張弁10及び第2膨張弁11の開度を算出する。つまり、制御装置17は、第1膨張弁10のみが開度bだけ開いている状態のCv値を求める。そして、制御装置17は、第2膨張弁11を開いた後にこのCv値となる第1膨張弁10及び第2膨張弁11の開度aを求める。また、開度aは急激な圧力変動を防止できる開度であれば、前述の開度決定手法によらず運転条件に応じてあらかじめ設定された固定値としてもよい。
ステップS12の後、制御装置17は、第2膨張弁11がステップS12で求めた開度aとなるように、第2膨張弁11へ開度情報(制御信号)を出力する(ステップS13)。その後、ステップS14において、制御装置17は、第1膨張弁10がステップS12で求めた開度aとなるように、第1膨張弁10へ開度情報(制御信号)を出力する。
図6は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置における低圧側圧力制御終了時の第1膨張弁及び第2膨張弁の開度の時間経過を示した特性図である。
図6に示すように、先に第2膨張弁11の開度を増加させ、次に第1膨張弁10の開度を閉止させることで、高圧圧力(圧縮機1が吐出する圧力)が急上昇するのを防止でき、低圧側圧力についても大きな圧力変動が起こることを防止できる。
1 圧縮機、2 熱源機側熱交換器、3 アキュムレーター、4 圧力センサー、5 第1熱源機、6 第2熱源機、7 第1熱源機液冷媒配管、8 第2熱源機液冷媒配管、9 液冷媒配管、10 第1膨張弁、11 第2膨張弁、12a 第1室内熱交換器、12b 第2室内熱交換器、13 室内機、14 第1熱源機ガス冷媒配管、15 第2熱源機ガス冷媒配管、16 ガス冷媒配管、17 制御装置、18 温度センサー、100 空気調和装置。

Claims (5)

  1. 容量可変型の圧縮機及び熱源機側熱交換器を少なくとも有する複数の熱源機と、
    室内熱交換器及び開度制御可能な膨張弁を少なくとも有し、複数の前記熱源機が並列接続される室内機と、
    前記膨張弁の開度を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記圧縮機、前記熱源機側熱交換器、前記膨張弁及び前記室内熱交換器を配管接続して冷凍サイクル回路を構成し、
    前記室内機の冷房負荷に応じて複数の前記熱源機の運転台数を制御する空気調和装置において、
    前記室内機は、互いに並列接続された複数の前記室内熱交換器と、これら前記室内熱交換器に接続され、互いに並列接続された複数の前記膨張弁と、を備え、
    前記熱源機の少なくとも1台は、前記圧縮機に吸入される冷媒の圧力を検出する圧力検出装置を備え、
    前記熱源機の一部が停止し、前記圧力検出装置を備えた前記熱源機の少なくとも1台が駆動している状態において、前記圧力検出装置の検出値が第1の設定圧力を上回った場合、
    前記制御装置は、
    前記膨張弁の一部を閉止させ(以下、閉止させる当該膨張弁を閉止用膨張弁と称する)、
    前記閉止用膨張弁を閉止する前の状態において全ての前記膨張弁を流れる冷媒の総流量と、前記閉止用膨張弁を閉止した後に当該閉止用膨張弁以外の前記膨張弁を流れる冷媒の総流量とが同等となるように、前記閉止用膨張弁以外の前記膨張弁の開度を増加させるものであり、
    前記閉止用膨張弁以外の前記膨張弁の開度を増加させた後、
    前記閉止用膨張弁を閉止することを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記閉止用膨張弁が閉止した状態において、前記室内機の冷房負荷が所定量以上に増加した際、
    前記制御装置は、
    前記閉止用膨張弁を開く前の状態において当該閉止用膨張弁以外の前記膨張弁を流れる冷媒の総流量と、前記閉止用膨張弁を開いた後において全ての前記膨張弁を流れる冷媒の総流量とが同等となるように、
    前記閉止用膨張弁を開き、前記閉止用膨張弁以外の前記膨張弁の開度を減少させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記圧力検出装置の検出値が第2の設定圧力を下回る時間が所定時間以上継続していた場合、前記室内機の冷房負荷が所定量以上に増加したと判断することを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
  4. 前記室内機から吹き出される空気の温度を検出する温度検出装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記温度検出装置の検出値と設定温度との差が所定値よりも大きくなった場合、前記室内機の冷房負荷が所定量以上に増加したと判断することを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記閉止用膨張弁を開いた後、
    前記閉止用膨張弁以外の前記膨張弁の開度を減少させることを特徴とする請求項〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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