JP5846441B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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本発明は、電気接続箱に関する。
従来、外部から電力の供給を受ける回路をケース内に収容した技術が知られている。
特許文献1では、電源プラグから電力の供給を受ける電気機器における電子機器ケースがケース本体とカバーとから構成されており、ケース本体とカバーとを特殊ネジを用いて締結することで、特殊工具を用いなければカバーを開くことができないように構成されている。これにより、特殊工具を有さない非専門家がケースの内部に触れられないようになっている。
特開2007−327555号公報
ところで、上記の構成によると、例え非専門家であっても特殊工具があればカバーを開放することができる。そのため、電源と接続されていても特殊工具があれば、カバーが開放されうるため、作業者が誤って電源から電力が供給されている回路に触れてしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電源側と接続された状態でカバーが開放されることを防止できる電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明は、入力端子と当該入力端子を包囲する筒状部とを備え、電源側コネクタのフード部内に嵌合される入力コネクタ部と、前記入力端子に電気的に接続された回路部と、前記入力コネクタ部および前記回路部を有する回路構成体を収容するケースと、を備える電気接続箱であって、前記ケースは、前記回路構成体が収容されるケース本体と、当該ケース本体および前記回路構成体を覆うカバーとを備え、前記入力コネクタ部と前記ケースとは別体構造とされており、前記カバーには、前記電源側コネクタが装着された際に、前記電源側コネクタに係合して当該カバーの開放を規制する開放規制部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
本構成によれば、電源側コネクタが装着された際には、カバーの開放規制部が電源側コネクタに係合してカバーの開放が規制される。これにより、電源側と接続された状態でカバーが開放されることを防止できる。
上記構成に加えて以下の構成を有すれば好ましい。
前記開放規制部は、前記カバーが前記ケース本体を覆った状態において前記入力コネクタ部の前記電源側コネクタとの嵌合方向に向けて突出し、嵌合状態の前記電源側コネクタの前記フード部および前記入力コネクタ部の前記筒状部により囲まれる。
例えば、カバーに開放規制部として凹部を設け、電源側コネクタにカバーの凹部に進入する凸部を設ける場合、回路部を覆うというカバーの機能を維持しつつカバーに凹部を形成する必要があるため、カバーの構成が複雑になりやすい。本構成によれば、開放規制部は、カバーから電源側コネクタとの嵌合方向に向けて突出する構成であるため、比較的カバーの構成を複雑にすることなく開放規制部を設けることが可能になる。
また、通常、端子の保護のために電源側コネクタに設けられているフード部を開放規制部に係合するために利用できるため、電源側コネクタの構成を簡素化すること、既存の構成の電源側コネクタを用いることが可能になる。
前記開放規制部は板状の突片であって前記筒状部前記突片を嵌める切欠部が切欠いて設けられている。
このようにすれば、切欠部の部分に突片を収容することが可能になる。
・前記切欠部は、前記筒状部を貫通している。
このようにすれば、突片により筒状部の一部を構成することが可能になる。
・前記突片は、複数である。
突片を筒状部の厚みに応じて肉薄とすると、カバーの開放を規制するだけの強度を確保することが容易ではない場合も想定される。本構成によれば、突片が複数であるため、カバーの開放を規制するだけの強度を確保することが容易になる。
・前記切欠部は、前記突片が嵌め入れられることにより、前記突片の外面側と前記筒状部の外面側が面一になる。
このように筒状部の外面側を面一とすることで、既存の構成の電源側コネクタを用いることが容易になる。
・前記筒状部は、前記回路部の面に沿う方向に延出された一対の対向壁と、一対の対向壁を連ねる一対の側壁とを有し、前記切欠部は、前記対向壁に設けられており、前記突片は、前記対向壁に沿う方向の板面を有する。
・前記筒状部は、前記回路部の面に沿う方向に延出された一対の対向壁と、一対の対向壁を連ねる一対の側壁とを有し、前記切欠部は、前記側壁に設けられており、前記突片は、前記側壁に沿う方向の板面を有する。
・前記カバーは、前記ケース本体に対してネジ留めされている。
これにより、工具がなければカバーを開放することができないため、不用意にカバーが開放されることによる不具合を防止することが可能になる。
本発明によれば、電気接続箱について、電源側と接続された状態でカバーが開放されることを防止できる。
実施形態1の電気接続箱に電源側コネクタが装着された状態を示す斜視図 電源側コネクタが取り外された状態の電気接続箱を示す斜視図 ケース本体からカバーを取り外した状態を示す斜視図 電気接続箱を分解斜視図 電気接続箱を示す平面図 電気接続箱を示す正面図 図5のA−A断面図 図5のB−B断面図 電源側コネクタが装着された状態の電気接続箱を示す平面図 電源側コネクタが装着された状態の電気接続箱を示す正面図 図9のC−C断面図 図9のD−D断面図 実施形態2の電源側コネクタが取り外された状態の電気接続箱を示す斜視図 ケース本体からカバーを取り外した状態を示す斜視図
<実施形態1>
実施形態1の電気接続箱10を図1ないし図12を参照しつつ説明する。
電気接続箱10は、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両(図示せず)においてバッテリ(電源)から負荷に至る経路上に搭載されるものであり、DC−DCコンバータ機能を備えている。以下では、上下方向については、図12を基準とし、前後方向については、電源側コネクタ11と入力コネクタ部18の互いの嵌合方向を前方、嵌合方向とは反対方向を後方として説明する(即ち電気接続箱10については、図12の左方が前方、右方が後方として説明する)。
電気接続箱10は、図12に示すように、回路構成体10Aと、回路構成体10Aを収容するケース36とを備える。
回路構成体10Aは、図4に示すように、電源側コネクタ11が装着されて電力の供給を受ける入力コネクタ部18と、入力コネクタ部18の入力端子19に電気的に接続される回路部28と、回路部28に電気的に接続され外部に電力を出力する出力部34と、回路部28の下方に配されて回路部28の熱を放散するヒートシンク35とを備える。
電源側コネクタ11は、図11に示すように、電線の端末部に電源側端子が取り付けられてなる端子付き電線12(図11では全体の概略的な形状を鎖線で示す)と、端子付き電線12が収容されるコネクタ本体部13とを有する。
電線は、シールド電線であり、導体部と、導体部の周囲を覆う絶縁層と、絶縁層の周囲を覆う編組線からなるシールド層と、シールド層の周囲を覆う絶縁被覆であるシースとからなり、導体部は、一端側がバッテリ等の直流電源に接続されているとともに、他端側が電源側端子に接続されている。
電源側端子は、入力コネクタ部18の雄形の入力端子19に接続される雌形の端子部と、電線の導体部に接続される電線接続部とを有する。
端子部は、筒形の部材の内部に入力端子19を弾性的に挟持する弾性接触片が設けられている。
電線接続部は、電線の端末部において露出させた導体部(芯線)に圧着等の公知の接続手段により接続されている。
電線の編組線は、リング状の金属からなるシールド接続部にかしめ付けられている。
コネクタ本体部13は、合成樹脂製のハウジング14と、端子付き電線12のシールド接続部と電気接続箱10のアース側の導電路との間を接続するシールド端子13Aとを有する。
ハウジング14は、入力コネクタ部18と嵌合する嵌合部15と、嵌合部15の後方に連なる延出部17とを有し、中心部に端子付き電線12が挿通される挿通孔を有する。
嵌合部15は、電源側端子を保持する保持部15Aと、保持部15Aを包囲する角筒状のフード部15Bと、を備える。
フード部15Bの上方側の外面には、入力コネクタ部18に対して正規位置に装着された際にロック状態とするロック部16が形成されている。ロック部16は、ロック係止部16Aとロック解除部16Bとを有し、ロック解除部16Bを押し下げることでロック解除可能となっている。
入力コネクタ部18は、入力端子19と、シールド接続端子20と、合成樹脂製のハウジング21とを備えている。
入力端子19は、ハウジング21の後方側においてL字形に屈曲されており、上方に屈曲された先端部は、回路基板29のスルーホール30に半田付けされて導電路に接続される。
シールド接続端子20は、ケース36内のアース端子55と接続されたヒートシンク35に接続されている。
ハウジング21は、入力端子19を包囲する角筒状の筒状部22と、筒状部22を閉塞する奥壁部27と、を有する。
筒状部22は、図6に示すように、上下一対の対向壁23A,23Cと、上下の対向壁23A,23C間を連ねる一対の側壁23B,23Dとを有する。
上下一対の対向壁23A,23Cは、共に、概ね平坦な形状であって、上方側の対向壁23Aの外面には、図3に示すように、一対のガイド突条24と、一対のガイド突条24間に設けられたロック突部25と、一対のガイド突条24の側方側に対向壁23Aを切欠いて設けられた一対の切欠部26,26とを備える。
一対のガイド突条24は、共に前後方向に直線状に延びており、電源側コネクタ11の装着の際に電源側コネクタ11を嵌合方向に案内する。
ロック突部25は、対向壁23Aの先端側の外面に設けられ、対向壁23Aの外面から段差状に突出しており、この段差部分が電源側コネクタ11のロック係止部16Aに係合し、電源側コネクタ11の抜け方向の力に対してロック状態に維持する。
切欠部26,26は、対向壁23Aの基端部における一対のガイド突条24の外側に設けられており、前後方向に長い長方形状をなす。この切欠部26,26は、対向壁23Aを貫通して設けられている。
奥壁部27は、図11に示すように、後方側に延出された延出部27Aを有し、この延出部27Aを通った入力端子19が回路部28の導電路に、シールド接続端子20がヒートシンク35に接続される。
回路部28は、プリント配線技術により図示しない導電路が形成された回路基板29と、複数の電子部品31と、導電路を形成するバスバー等を備えている。
回路基板29は、電子部品31が実装されており、電子部品31の端子は導電路やスルーホール30に、例えば半田付け等の公知の接続手段により接続されている。
この回路基板29には、図4に示すように、制御信号入力用のコネクタ51が接続されている。
複数の電子部品31は、MOSFET32や変圧器33等からなり、導電路に電気的に接続される。
回路部28の下側は、ヒートシンク35が配されている。
ヒートシンク35は金属製の放熱部材であって、ヒートシンク35の上面は平坦で下面側に多数のフィンが形成されており、電子部品31から発生した熱を放熱する機能を有する。
また、ヒートシンク35には固定部が設けられており、入力コネクタ部18がネジ止め固定されている。
出力部34は、導電路に電気的に接続されており、棒状に突出する出力端子34Aを有する。
出力端子34Aは、ケース36の凹部50内に配されて、外部に露出している。
ケース36は、ケース本体37とケース本体37を覆うカバー45とを有する。
ケース本体37は、合成樹脂製であって、上方側が開放された扁平な箱形状をなしており、ケース本体37には、ヒートシンク35が収容される。ケース本体37の左右には、ヒートシンク35から放散された熱を外部に放出する開口部38が設けられている。
ケース本体37は、図11に示すように、底板40の周縁部に起立壁41が形成されてなる底体39と、底体39の上方に配され起立壁41に嵌め合わされる枠状部材42と、を有する。
底板40の起立壁41には、図3に示すように、複数の長方形状の係止孔41Aが貫通形成されている。
枠状部材42は、環状部43と、環状部43の周縁から外方側に突き出た複数の固定部44とを有する。
環状部43には、係止孔41Aに係止して底体39と枠状部材42とを嵌め合わされた状態に保持する係止爪部43Dが形成されている。
環状部43には、図11に示すように、内方側に突出しヒートシンク35の上面に当接する当接壁43Aと、ヒートシンク35に凹設された被係止部に下方側から係止する撓み変形可能な係止片43Bとが設けられている。これにより、ヒートシンク35は、その上面が、当接壁43Aと入力コネクタ部18の延出部27Aとに当接し、下方側が複数の係止片43Bに係止されて位置決めされる。
環状部43には、入力コネクタ部18が取付られるコネクタ取付部43Cと、カバー45に係止する複数のカバー係止部43Eとが設けられている。
カバー係止部43Eは、角形の環状部43の各辺に設けられており、カバー45の内壁に係止する段差部とカバー45の内壁に誘導する傾斜面とを有する。
複数の固定部44は、固定孔が貫通形成されており、車両のボディに設けられた被固定部(図示しない)に取付部材(図示しない)で固定される。前面側の1つの固定部44には、図4に示すように、アース端子55が底面側に設けられており、車両のボディにアース接続される。
ケース本体37には、回路基板29をネジ留めするための留め部40Aが設けられている。
カバー45は、下方が開放された箱形であって、略長方形状の天板部46と、天板部46の周縁から下方に延出された隔壁47とを有し、カバー45のうち、出力部34が配される部分は、上下方向に矩形状に貫通した凹部50とされている。凹部50内には、出力部34の出力端子34Aが外部に露出状態で配される。
隔壁47のうち、前面側の入力コネクタ部18に対応した位置には、筒状部22の外面形状に沿う凹状に湾曲した受け部48が設けられている。カバー45が取付られると、筒状部22の外面と受け部48との間には殆ど隙間が形成されない。
隔壁47には、4面のそれぞれに係止受け部47Aが設けられており、係止受け部47Aの内面側に設けられた段差部分にケース本体37のカバー係止部43Eが係止することで係止状態とする。なお、隔壁47は、凹部50の外側を枠状に通って形成されており、この枠状の部分にも係止受け部47Aが形成されている。
受け部48の周縁は、わずかに前方に鍔状に張り出すとともに、受け部48の縁部から前方側に突出する突片49(「開放規制部」及び「突部」の一例)が設けられている。
突片49は、前後方向に長い長方形の板状であって、その板面が水平方向に沿った方向とされており、その大きさは、筒状部22の切欠部26,26にほぼ隙間なく嵌まり込む大きさとされている。
突片49の厚みは、筒状部22の厚みとほぼ同じとされており、突片49が切欠部26,26に嵌め込まれると、突片49の外面は、筒状部22の外面とほぼ面一となる。
そして、入力コネクタ部18に電源側コネクタ11が装着されると、突片49がフード部15Bの内側に配されるため(図12)、カバー45を取り外すことができないように構成されている。
次に、カバー45の取り外しについて説明する。
電気接続箱10の入力コネクタ部18に電源側コネクタ11が装着されて電源側から電力が供給されている状態(図1)では、カバー45を取り外そうとしてもカバー45の突片49が外側のフード部15Bに係合して、カバー45を取り外すことができない。
カバー45を取り外す際には、電源側コネクタ11のロック解除部16Bを操作してロックを解除し、電源側コネクタ11を引いて入力コネクタ部18から取り外す(図2)。
そして、カバー45を取り外す。このとき、電源側コネクタ11が取り外されており、電源側から電力が供給されていないから、作業者が安全に作業を行うことができる。
作業が終わった後は、ケース本体37にカバー45を被せる。そして、電源側コネクタ11を入力コネクタ部18に装着することで、電気接続箱10に電源側から電力が供給される。
上記実施形態の構成によれば、以下の作用・効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、電源側コネクタ11が装着された際には、カバー45の突片49(開放規制部)が電源側コネクタ11に係合してカバー45の開放が規制される。これにより、電源側と接続された状態でカバー45が開放されることを防止できる。
(2)開放規制部は、電源側コネクタ11が装着される側に突出する突部である。
例えば、カバー45に開放規制部として凹部を設け、電源側コネクタ11にカバー45の凹部に進入する凸部を設ける場合、回路部28を覆うというカバー45の機能を維持しつつカバー45に凹部を形成する必要があるため、カバー45の構成が複雑になりやすい。本実施形態によれば、開放規制部は、カバー45における電源側コネクタ11が装着される側に突出する突部であるため、比較的カバー45の構成を複雑にすることなく突部を設けることが可能になる。
(3)電源側コネクタ11は、電源側端子と、電源側端子を包囲するフード部15Bとを備え、突片49(突部)は、電源側コネクタ11が装着された際に、フード部15Bの内側に配される。
このようにすれば、通常、端子の保護のために電源側コネクタ11に設けられているフード部15Bを突片49(開放規制部)に係合するために利用できるため、電源側コネクタ11の構成を簡素化すること、既存の構成の電源側コネクタを用いることが可能になる。
(4)突部は、板状の突片49であって、入力コネクタ部18は、入力端子19と、入力端子19を包囲するとともにフード部15Bの内側に配される筒状部22と、を備え、筒状部22には、突片49が嵌められる切欠部26,26が筒状部22を切欠いて設けられている。
このようにすれば、切欠部26,26の部分に突片49を収容することが可能になる。
(5)切欠部26,26は、筒状部22を貫通している。
このようにすれば、突片49により筒状部22の一部を構成することが可能になる。
(6)突片49は、複数である。
突片49を筒状部22の厚みに応じて肉薄とすると、カバー45の開放を規制するだけの強度を確保することが容易ではない場合も想定される。本実施形態によれば、突片49が複数であるため、カバー45の開放を規制するだけの強度を確保することが容易になる。
(7)切欠部26,26は、突片49が嵌め入れられることにより、突片49の外面側と筒状部22の外面側が面一になる。
このように筒状部22の外面側を面一とすることで、既存の構成の電源側コネクタ11を用いることが容易になる。
<実施形態2>
実施形態2を図13,図14を参照しつつ説明する。以下では、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態1の電気接続箱10は、カバー45の突片49は、入力コネクタ部18の筒状部22における上方の対向壁23Aに嵌め入れられていたが、実施形態2の電気接続箱56は、カバー45の突片54は、入力コネクタ部18の筒状部22における左右の側壁23B,23Dのそれぞれに嵌め入れられるものである。
筒状部22の側壁23B,23Dにおける基端部には、図14に示すように、当該側壁23B,23Dを側方側から切欠いて貫通孔を形成した切欠部53,53が設けられている。
切欠部53,53は、前後方向に長い長方形状をなす。
一方、カバー45の受け部48における左右の端部には、前方側に突出する突片54,54が設けられている。
突片54は、前後方向に長い長方形の板状であって、その板面が上下方向に向いており、その形状は、筒状部22から切欠いた切欠部53,53の形状とほぼ同じとされている。そのため、突片54は筒状部22の外面形状に沿って上方側がやや肉薄とされている。このように構成することで、突片54,54は、切欠部53,53にほぼ隙間なく嵌まり込み、突片49の外面は、筒状部22の外面とほぼ面一となる。
そして、電源側コネクタ11が装着されると、フード部15Bの内側に突片54,54が配されるため、電源側コネクタ11が装着された状態でカバー45が開放しようとしても突片54,54がフード部15Bに係合し、カバー45の開放が防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、カバー45に板状の突片49(54)を設けたが、これに限らず、例えば、板状以外の形状の突部を設け、この突部によりカバー45の開放を規制するようにしてもよい。また、突片49(54)は2個であったが、これに限らず、1個、又は、3個以上であってもよい。
(2)上記実施形態では、カバー45の突片49(54)が電源側コネクタ11のフード部15Bに係合してカバー45の開放が規制される構成としたが、これに限られない。例えば、電源側コネクタ11にフード部15Bとは別にカバー45に係合する被係合部を設けてカバー45の開放を規制するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、カバー45に突部(突片49)を設けたが、これに限らず、電源側コネクタ11側に突部を設けるとともに、カバー45に電源側コネクタ11が装着された際に当該突部に係合してカバー45の開放を規制する凹部等からなる開放規制部を設けるようにしてもよい。
(4)カバー45は、ケース本体37に対してネジ留めしてもよい。これにより、工具がなければカバー45を開放することができないため、不用意にカバー45が開放されることによる不具合を防止することが可能になる。
10,56…電気接続箱
10A…回路構成体
11…電源側コネクタ
12…端子付き電線
15…嵌合部
15B…フード部
18…入力コネクタ部
19…入力端子
21…ハウジング
22…筒状部
23A,23C…一対の対向壁
23B,23D…一対の側壁
26,53…切欠部
28…回路部
29…回路基板
31…電子部品
34…出力部
34A…出力端子
35…ヒートシンク
36…ケース
37…ケース本体
39…底体
40A…留め部
42…枠状部材
45…カバー
49,54…突片(開放規制部。突部)
50…凹部

Claims (9)

  1. 入力端子と当該入力端子を包囲する筒状部とを備え、電源側コネクタのフード部内に嵌合される入力コネクタ部と、
    前記入力端子に電気的に接続された回路部と、
    前記入力コネクタ部および前記回路部を有する回路構成体を収容するケースと、を備える電気接続箱であって、
    前記ケースは、前記回路構成体が収容されるケース本体と、当該ケース本体および前記回路構成体を覆うカバーとを備え、
    前記入力コネクタ部と前記ケースとは別体構造とされており、
    前記カバーには、前記電源側コネクタが装着された際に、前記電源側コネクタに係合して当該カバーの開放を規制する開放規制部が設けられている電気接続箱。
  2. 前記開放規制部は、前記カバーが前記ケース本体を覆った状態において前記入力コネクタ部の前記電源側コネクタとの嵌合方向に向けて突出し、嵌合状態の前記電源側コネクタの前記フード部および前記入力コネクタ部の前記筒状部により囲まれる請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記開放規制部は板状の突片であって、前記筒状部に前記突片を嵌める切欠部が切欠いて設けられている請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記切欠部は、前記筒状部を貫通している請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記突片は、複数である請求項3又は請求項4に記載の電気接続箱。
  6. 前記切欠部は、前記突片が嵌め入れられることにより、前記突片の外面側と前記筒状部の外面側が面一になることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  7. 前記筒状部は、前記回路部の面に沿う方向に延出された一対の対向壁と、一対の対向壁を連ねる一対の側壁とを有し、前記切欠部は、前記対向壁に設けられており、前記突片は、前記対向壁に沿う方向の板面を有する請求項3ないし請求項6のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  8. 前記筒状部は、前記回路部の面に沿う方向に延出された一対の対向壁と、一対の対向壁を連ねる一対の側壁とを有し、前記切欠部は、前記側壁に設けられており、前記突片は、前記側壁に沿う方向の板面を有する請求項3ないし請求項6のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  9. 前記カバーは、前記ケース本体に対してネジ留めされている請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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