JP5846156B2 - 鋼管取出し装置 - Google Patents
鋼管取出し装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5846156B2 JP5846156B2 JP2013108468A JP2013108468A JP5846156B2 JP 5846156 B2 JP5846156 B2 JP 5846156B2 JP 2013108468 A JP2013108468 A JP 2013108468A JP 2013108468 A JP2013108468 A JP 2013108468A JP 5846156 B2 JP5846156 B2 JP 5846156B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- stopper
- out device
- take
- outer diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Relays Between Conveyors (AREA)
- Special Conveying (AREA)
Description
鋼管取出し装置は、鋼管を1本ずつ取出す必要があるため、搬送テーブルの最先端にある第1番目の鋼管と第2番目の鋼管の間にストッパーを搬送テーブルの鋼管載置面より突出させて両鋼管の距離を離してから揺動するアームまたはキッカーで第1番目の鋼管を取出す装置や、鋼管径に合わせてストッパーレバーと割出しレバーが一体またはストッパーとキッカーが一体となった一体揺動式の装置が知られている。
(1)搬送ライン側の下方に傾斜している搬送テーブル1に複数並列に載置されている鋼管2を、順次取り出して前記搬送ラインへ送る鋼管取出し装置であって、
前記搬送テーブル1上を該搬送テーブル1の傾斜によって転がってくる前記鋼管2を止めるストッパー5と前記鋼管2を前記搬送ラインに設けられているアーム9上に送るキッカー4からなる本体部と、該本体部が取付けられる回転軸7とを備え、前記回転軸7が所定の角度範囲で正逆転することによって、前記本体部が所定の角度範囲で揺動するようになっている前記鋼管取出し装置において、
前記ストッパー5および前記キッカー4を支持するフレーム6に、
前記ストッパー5が前記搬送テーブル1上の前記鋼管2と直交する方向にスライドするレール11と、
前記ストッパー5を前記鋼管側に押す方向に反発力を有するバネ機構14と、
前記鋼管2の通過に連動して昇降するロックピン13と前記ストッパー5に連結されて該ストッパー5と連動するエンドレスチェーンまたはキャタピラー12からなり、前記ロックピン13が下がった状態で前記エンドレスチェーンまたは前記キャタピラー12の動きを止め、前記ストッパー5のスライドを停止させるロック機構と、
を有することを特徴とする鋼管取出し装置。
(2)前記ストッパー5が前記搬送テーブル1の搬送方向と直交する鋼管受け面を有し、前記バネ機構14のバネ定数kが、次式
Ws/(Dmin×cosθ)≦ k ≦(Wp*×sinθ×cosθ−μ×(Ws+Wp*
×sinθ×sinθ))/(D*×cosθ)
ここで、Ws:前記ストッパー5の重量、
θ:前記搬送テーブル1の下向き傾斜角、
Dmin:対象となる鋼管内で最小の鋼管外径、
Wp*:(鋼管重量/鋼管外径)が最小となる鋼管の重量、
D*:(鋼管重量/鋼管外径)が最小となる鋼管の外径、
μ:前記ストッパー5と前記レール11との動摩擦係数、
を満足することを特徴とする(1)に記載の鋼管取出し装置。
まず、従来のストッパーとキッカー一体揺動式鋼管取出し装置を図1に示し、その運転状況について述べる。
まず、図1(a)と(b)に示すように、搬送テーブル1上を該搬送テーブル1の傾斜によって転がってくる鋼管2をストッパー5で止め、前記搬送テーブル1上に鋼管2が並列して載置された状態となる。この時、シリンダー8で稼動する回転軸7で鋼管取出し装置3を回転して鋼管2を1本ずつ取出すため、前記鋼管取出し装置3のキッカー4が鋼管1本だけ取れるように前記ストッパー5の位置が調整されている。次に、図1(c)に示すように、前記鋼管取出し装置3を搬送ライン側に(図では反時計回りに)回転して、前記キッカー4上の鋼管2を搬送ラインに設けられているアーム9上に送る。この時、前記搬送テーブル1上の鋼管は前記鋼管取出し装置3のフレーム6によって止められている。その後、前記アーム9が下降して取出された鋼管2が搬送ローラ10に移される。前記鋼管取出し装置3は逆転して(図では時計回りに回転して)もとの状態に戻り(図1(d))、上述の操作を繰り返すことにより、鋼管2が順次搬送テーブルから搬送ラインに送られる。
すなわち、図3に示すように、回転軸7を有し、キッカー4を構成するフレーム6の上部に、ストッパー5を支持し、かつ前記ストッパー5が搬送テーブル1上の鋼管2と直交する方向(搬送テーブル側を前方向、搬送ライン側を後方向とする)にスライドできるレール11を設けるとともに、前記ストッパー5に連結され、前記ストッパー5の動きに連動して作動するエンドレスチェーンまたはキャタピラー12と、前記鋼管2の通過に連動して昇降(例えば、シーソ型に取付けられたアームの片端にロックピンが連結され、通過する鋼管がアームの他端を押さえるとロックピンが上がり、鋼管が通過して他端がフリーとなるとロックピンが下がる)し、下がった状態で前記エンドレスチェーンまたはキャタピラー12の後方向への動きを止めるロックピン13を前記キッカー4の先端部に配置する。さらに、前記ストッパー5の後方に前方向に反発力を有するバネ機構14を設置し、前記鋼管2が前記ストッパー5を押し付けると前記ストッパー5が後方にスライドし、前記鋼管が鋼管取出し装置3から排出されると前記ストッパー5が元の位置に戻る構造とする。
まず、搬送テーブル1上を1本目の鋼管2が鋼管取出し装置3に到達すると、キッカー4の先端部に設置されているロックピン13を引き上げてエンドレスチェーンまたはキャタピラー12をフリーな状態とし、ストッパー5を後方に押し動かす(図4(a))。前記ストッパー5は、前記鋼管2の押す力とバネ機構14の反発力とのバランスで徐々に後方にスライドするが、前記鋼管2の外径に相当する距離を動いた時に、前記ロックピン13が下降して前記エンドレスチェーンまたはキャタピラー12と前記ストッパー5の後方への動きを停止する(図4(b))。以上の作用は、鋼管の径が変わった場合でも同様に働き、鋼管取出し装置3の前記キッカー4上には常に1本の鋼管だけが載ることになる。
次に、前記鋼管取出し装置3の前記ストッパー5の後方に配置する前記バネ機構14のバネ定数と取り出し対象となる鋼管径および重量との関係について述べる。
前記鋼管取出し装置3が安定的に機能するためには、前記搬送テーブル1上の鋼管が残り1本となった場合でも、前記鋼管の重量で前記ストッパー5を鋼管外径Dに相当する距離分以上後方にスライドできることが好ましい。
x=(Fp−Fs)/k
=(Wp×sinθ×cosθ−μ×(Ws+Wp×sinθ×sinθ))/k
となり、この距離xが鋼管外径Dの水平方向に相当する距離(D×cosθ)以上となるためには、前記バネ定数kは
k ≦(Wp×sinθ×cosθ−μ×(Ws+Wp×sinθ×sinθ))/(D×cosθ)
を満足する必要がある。
k ≦(Wp*×sinθ×cosθ−μ×(Ws+Wp*×sinθ×sinθ))/(D*×cosθ)
さらに、鋼管を払出した後に前記バネ機構14によって前記ストッパー5を前方(図4(d)で上方)に押し戻すためには、前記バネ定数kが次の式を満足する必要がある。
すなわち、
k ≧ Ws/(D×cosθ)
ここで、前記バネ定数kの下限値が最大となるのは、鋼管の外径Dが最小の場合であり、対象とする鋼管内で最小の鋼管外径をDminとすると、前記バネ定数kは
k ≧ Ws/(Dmin×cosθ)
を満足することが好ましい。
Ws/(Dmin×cosθ)≦ k ≦(Wp*×sinθ×cosθ−μ×(Ws+Wp*×sinθ×sinθ))/(D*×cosθ)
である。
2 鋼管
3 鋼管取出し装置
4 キッカー
5 ストッパー
6 フレーム
7 回転軸
8 シリンダー
9 アーム
10 搬送ローラ
11 レール
12 エンドレスチェーンまたはキャタピラー
13 ロックピン
14 バネ機構
Claims (2)
- 搬送ライン側の下方に傾斜している搬送テーブル1に複数並列に載置されている鋼管2を、順次取り出して前記搬送ラインへ送る鋼管取出し装置であって、
前記搬送テーブル1上を該搬送テーブル1の傾斜によって転がってくる前記鋼管2を止めるストッパー5と前記鋼管2を前記搬送ラインに設けられているアーム9上に送るキッカー4からなる本体部と、該本体部が取付けられる回転軸7とを備え、前記回転軸7が所定の角度範囲で正逆転することによって、前記本体部が所定の角度範囲で揺動するようになっている前記鋼管取出し装置において、
前記ストッパー5および前記キッカー4を支持するフレーム6に、
前記ストッパー5が前記搬送テーブル1上の前記鋼管2と直交する方向にスライドするレール11と、
前記ストッパー5を前記鋼管側に押す方向に反発力を有するバネ機構14と、
前記鋼管2の通過に連動して昇降するロックピン13と前記ストッパー5に連結されて該ストッパー5と連動するエンドレスチェーンまたはキャタピラー12からなり、前記ロックピン13が下がった状態で前記エンドレスチェーンまたは前記キャタピラー12の動きを止め、前記ストッパー5のスライドを停止させるロック機構と、
を有していることを特徴とする鋼管取出し装置。 - 前記ストッパー5が前記搬送テーブル1の搬送方向と直交する鋼管受け面を有し、前記バネ機構14のバネ定数kが、次式
Ws/(Dmin×cosθ)≦ k ≦(Wp*×sinθ×cosθ−μ×(Ws+Wp*
×sinθ×sinθ))/(D*×cosθ)
ここで、Ws:前記ストッパー5の重量、
θ:前記搬送テーブル1の下向き傾斜角、
Dmin:対象となる鋼管内で最小の鋼管外径、
Wp*:(鋼管重量/鋼管外径)が最小となる鋼管の重量、
D*:(鋼管重量/鋼管外径)が最小となる鋼管の外径、
μ:前記ストッパー5と前記レール11との動摩擦係数、
を満足することを特徴とする請求項1に記載の鋼管取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013108468A JP5846156B2 (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | 鋼管取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013108468A JP5846156B2 (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | 鋼管取出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014227265A JP2014227265A (ja) | 2014-12-08 |
JP5846156B2 true JP5846156B2 (ja) | 2016-01-20 |
Family
ID=52127471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013108468A Expired - Fee Related JP5846156B2 (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | 鋼管取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5846156B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106081598B (zh) * | 2016-07-27 | 2018-08-21 | 博众精工科技股份有限公司 | 推移装置及推移方法 |
CN107720232A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-02-23 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种适用于不同管径钢管的出料装置 |
CN107555111B (zh) * | 2017-10-18 | 2022-09-20 | 宁波圣瑞思工业自动化有限公司 | 一种吊挂线放行机构 |
CN111703876A (zh) * | 2020-07-10 | 2020-09-25 | 北京京诚之星科技开发有限公司 | 钢管挡拨料钩及钢管挡拨料装置 |
CN111994555A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-11-27 | 哈尔滨工业大学芜湖机器人产业技术研究院 | 料框固定装置 |
CN113562674A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-10-29 | 杭州行星传动设备有限公司 | 一种减速机装配零件倾斜式供料机构 |
CN114162583A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-11 | 浙江环龙机器有限公司 | 一种自动上料装置 |
CN114289623B (zh) * | 2021-12-29 | 2024-01-09 | 青岛千顺五金索具有限公司 | 一种圆钢自动剪切设备 |
CN114803465B (zh) * | 2022-05-20 | 2023-06-30 | 博众精工科技股份有限公司 | 一种阻挡机构 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50110299U (ja) * | 1974-02-18 | 1975-09-09 | ||
JPS5431755Y2 (ja) * | 1975-05-19 | 1979-10-03 | ||
JPS6093608U (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-26 | 新日本製鐵株式会社 | スキツド上の丸材分離跳込跳出装置 |
JPS61122226U (ja) * | 1985-01-18 | 1986-08-01 | ||
US5259723A (en) * | 1991-07-16 | 1993-11-09 | W-N Apache Corporation | Feeding device for down hole tubulars |
JPH0524643A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-02 | Toyota Motor Corp | 材料供給装置 |
JP2009155062A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Jfe Steel Corp | 鋼管のレバー揺動式割出し装置 |
-
2013
- 2013-05-23 JP JP2013108468A patent/JP5846156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014227265A (ja) | 2014-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5846156B2 (ja) | 鋼管取出し装置 | |
JP2017088407A (ja) | 導体輸送装置、とりわけケーブル処理マシンにて処理されるべきケーブル用の装置 | |
JP2015164864A (ja) | 袋移送装置 | |
JP2015151201A (ja) | 停止装置及び補助停止ユニット | |
KR101535469B1 (ko) | 장력 유지 유닛을 구비한 와이어 구동형 리니어 이송장치 | |
JP6045012B1 (ja) | 択一切り出し機構付コンベヤ | |
KR101290417B1 (ko) | 체인 장력 조절이 가능한 강판 이송 설비 | |
JP2006219206A (ja) | ロ−ラ−コンベアの搬送物送り装置 | |
JP5543794B2 (ja) | コンベア装置及びワーク搬送装置 | |
JP6553565B2 (ja) | 棒材搬送装置 | |
JP4648257B2 (ja) | 被搬送部材の搬送装置及び電子部品の実装装置 | |
JP6567096B2 (ja) | フィンスタック装置 | |
CN207192196U (zh) | 一种管状带式输送机的调偏装置 | |
JPS58143990A (ja) | 被加工物の自動送り装置 | |
JP6490991B2 (ja) | ストッパ装置 | |
JP4005574B2 (ja) | シート状のエレメントを搬送するための装置 | |
CN105102095B (zh) | 线材输送量调整装置 | |
KR101777393B1 (ko) | 알루미늄판재 절단장치 | |
KR102224866B1 (ko) | 벨트 컨베이어의 편적 방지 장치 | |
JP3193604U (ja) | 移載装置 | |
US588058A (en) | S peters co | |
JP2018199195A (ja) | 搬送装置 | |
CN105329701A (zh) | 自动送线器的送线控制装置 | |
JP4289632B2 (ja) | 軸体移送装置 | |
JP6384827B2 (ja) | 棒材の軸方向連続送り装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150826 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5846156 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |