JP5844188B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯器に関する。
従来、炊飯器本体に収容される内鍋を回り止め状態とするために、内鍋の上縁フランジ部に突起を設けるとともに、炊飯器本体の上部に突起が係合する係合体を設けた炊飯器が知られている(例えば、特許文献1〜6)。
一方、この種の炊飯器では、炊飯器本体の上部に、炊飯後に蓋体を開けたときに落ちるつゆを受けるために、つゆ受け枠が設けられているが、強度確保等の観点から、金属製のつゆ受け枠を用いたものが商品化されている。それゆえ、内鍋を収容する開口部の上縁を形成する金属製のつゆ受け枠上に内鍋を載置した場合、つゆ受け枠と接する内鍋の上縁フランジ部からの伝熱により、つゆ受け枠が熱くなる。
このため、つゆ受け枠を、内鍋を収容する開口部が形成された後方つゆ受け枠と、前方つゆ受け枠とに分割し、後方つゆ受け枠のみを金属製のもので構成し、前方つゆ受け枠を伝熱性に劣る樹脂製のもので構成することが考えられる。このような分割されたつゆ受け枠に係合体を形成する場合、製品の小型化に伴い、つゆ受け枠の左右は幅が狭く、スペース上、成形が困難であり、また後方は蓋体を開閉するためのヒンジ部が形成されることから、樹脂製の前方つゆ受け枠に係合体を形成する必要がある。
特開平8−215035号公報 特開平9−37935号公報 実開昭56−169811号公報 実開昭53−38560号公報 実開昭53−38562号公報 実開昭53−38564号公報
しかしながら、一般に、内鍋は金属やセラミックからなるため、上記のような樹脂製の前方つゆ受け枠に係合体を設けた場合、高硬度の突起が強度の弱い樹脂製の前方つゆ受け枠を傷つけるという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、炊飯器本体の上部に配設されるつゆ受け枠を、金属製の後方つゆ受け枠と、樹脂製の前方つゆ受け枠とに分割して構成した場合であっても、樹脂製の前方つゆ受け枠を損傷することなく、確実に内鍋を回り止め状態とすることが可能な炊飯器を提供することにある。
本発明によれば、上縁フランジ部の下方にリブ部が形成された内鍋と、前記内鍋を収容する開口部を有する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の開口部を覆蓋する蓋体とを備えた炊飯器であって、
前記炊飯器本体の上部は、前記開口部の上縁全周を形成する金属製の後方つゆ受け枠と、前記後方つゆ受け枠の前方に配置される樹脂製の前方つゆ受け枠とから構成され、
前記後方つゆ受け枠の前端部は、前後方向で前記前方つゆ受け枠の後端部と重なるように、前記前方つゆ受け枠の下方に張り出しており、
前記前方つゆ受け枠の後端部には、切り欠き部が形成され、
前記後方つゆ受け枠の前端部の上面には、前記前方つゆ受け枠の切り欠き部から上方に突出する係合体が設けられており、
前記係合体は、前記内鍋が前記開口部に収容されたとき、前記内鍋が回り止め状態となるように、前記内鍋のリブ部と係合する炊飯器が提供される。
上記炊飯器によれば、炊飯器本体の上部前方が樹脂製の前方つゆ受け枠で形成されているが、後方つゆ受け枠の前端部が前方つゆ受け枠の後端部と重なるように、前方つゆ受け枠の下方に張り出しているから、これらのつゆ受け枠が炊飯器本体の上部に配設されると、前方つゆ受け枠の後端部が後方つゆ受け枠の前端部を覆った態様となり、前方つゆ受け枠の後端部の下方に後方つゆ受け枠の前端部が配置される。
また、前方つゆ受け枠の後端部には、切り欠き部を形成しているから、後方つゆ受け枠の前端部の上面に、金属などからなる高硬度の係合体を設けると、切り欠き部を下方から貫通して上方に突出する態様で係合体を配置することができる。そして、上記係合体が設けられる後方つゆ受け枠は、内鍋のリブ部が係合体に衝突してもぐらつかない状態で炊飯器本体に固定されているから、樹脂製の前方つゆ受け枠と内鍋との接触を防ぎながら、リブ部と係合体とを係合させて、前方つゆ受け枠を損傷させることなく、内鍋を回り止め状態とすることができる。
上記炊飯器において、好ましくは、
前記後方つゆ受け枠の前端部の外周は、所定縦幅の周縁部を有し、
前記周縁部は、前記係合体を位置決め状態で固定する段差部を有しており、
前記係合体は、前方に幅広の固定部と、後方に幅狭の後端部とを有し、
前記係合体は、前記固定部で、前記後方つゆ受け枠の前端部と結合部材により固定され、
前記固定部は、前記段差部と略同幅を有するとともに、前後方向で前記段差部と係合する突設部を有し、
前記後端部は、前記リブ部と係合する。
上記炊飯器によれば、係合体が所定縦幅の周縁部を有する高強度の後方つゆ受け枠に設けられているから、内鍋の回転方向に大きな衝撃が係合体に加わっても、後方つゆ受け枠を変形させることなく、内鍋を確実に回り止め状態とすることができる。また、後方つゆ受け枠の前端部の周縁部は、係合体を位置決め状態で固定するための段差部を有しており、該段差部と係合体の固定部とは略同幅に形成されているから、内鍋の回転方向に大きな衝撃が係合体に加わっても、係合体の側面が段差部の側壁に係合する。これにより、後方つゆ受け枠の損傷を招くことなく、内鍋をより確実に回り止め状態とすることができる。さらに、係合体の固定部は、前後方向で段差部と係合する突設部を有するから、係合体を後方つゆ受け枠に螺子等の結合部材により固定する際、前後方向で位置決め状態とすることができる。しかも、後方つゆ受け枠は、上記のように係合体を位置決め状態で固定するための段差部を有するから、仮に結合部材が緩んだり外れたりした場合でも、係合体が仮固定状態で後方つゆ受け枠の前端部の上面に固定され、係合体と樹脂製の前方つゆ受け枠との接触を抑えることができる。そして、上記係合体は、幅狭の後端部で内鍋のリブ部と係合するから、幅広の固定部に内鍋のリブ部が乗り上がった状態となり難く、内鍋が不安定な状態となることを防止できる。
上記炊飯器において、好ましくは、
前記係合体は、前記内鍋が前記開口部に収容されたとき、前記係合体の固定部が、前記リブ部の外方張り出し位置よりも前方に位置するように、前記後方つゆ受け枠の前端部に設けられ、
前記リブ部の縁辺部及び前記係合体の後端部の上面縁辺部は、R面を有する。
上記炊飯器によれば、係合体の固定部が、内鍋のリブ部よりも前方に位置するから、内鍋を開口部に収容するとき、固定部にリブ部が乗り上がった状態となり難い。また、リブ部の縁辺部及び係合体の後端部の上面縁辺部は、R面を有するから、内鍋を開口部に収容するとき、リブ部が後端部に乗り上がり難く、より内鍋が不安定な状態となることを防止できる。
上記炊飯器において、
前記後方つゆ受け枠が、金属製のつゆ受け枠本体と、前記つゆ受け枠本体を被覆する金属製のつゆ受け枠カバーとを有する場合、
前記係合体は、前記つゆ受け枠本体の前端部の上面に設けられてもよい。
清掃性やデザイン性向上のために、金属製のつゆ受け枠本体を薄い金属製のつゆ受け枠カバーで被覆した後方つゆ受け枠を用いる場合、高硬度の内鍋と係合体とが衝突すると、つゆ受け枠カバーが変形する虞がある。しかしながら、上記炊飯器によれば、つゆ受け枠本体に係合体が設けられているから、内鍋の回転方向に大きな衝撃が係合体に加わっても、つゆ受け枠カバーを変形させることなく、内鍋を確実に回り止め状態とすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、炊飯器本体の上部に、金属製の後方つゆ受け枠と、樹脂製の前方つゆ受け枠とを有する炊飯器において、前方つゆ受け枠の損傷を防ぎながら、確実に内鍋を回り止め状態とすることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る炊飯器の一例を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る炊飯器に用いられる後方つゆ受け枠の一例を示す分解斜視図である。 図3は、図2の部分拡大図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る炊飯器に用いられる前方つゆ受け枠の一例を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る炊飯器に用いられる後方つゆ受け枠と前方つゆ受け枠とを接合した状態を示す一部透視図である。 図6は、図1の部分断面図である。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態の炊飯器について具体的に説明する。
図1は、本実施の形態に係る炊飯器の一例を示す概略斜視図、図2は、後方つゆ受け枠の一例を示す分解斜視図、図3は、図2の部分拡大図、図4は、前方つゆ受け枠の一例を示す斜視図、図5は、後方つゆ受け枠と前方つゆ受け枠とを接合した状態を示す一部透視図、図6は、図1の部分断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の炊飯器は、内鍋9を収容する開口部8が形成された炊飯器本体1と、炊飯器本体1の開口部8を覆蓋する蓋体2とを備えている。この炊飯器本体1では、上方に開放する略直方体状の本体ケース内に有底筒状の内胴7が内挿固定されている。なお、本明細書では、便宜上、炊飯器本体1と蓋体2とが固定されたヒンジ部側を後方、蓋体2の回動側を前方といい、ヒンジ部側と回動側とを結ぶ方向を前後方向、これに直行する方向を左右方向という。
蓋体2は、炊飯器本体1の後端部に貫設されたヒンジ部(図示せず)を回動支点として上下に回動し得るように構成されているとともに、回動側の先端部には、炊飯器本体1の前方に設けられた被係止部12と係合する係止突起(図示せず)が設けられている。また、蓋体2の上面には、各種の炊飯メニューを操作する操作スイッチ部21が設けられている。
炊飯器本体1の本体ケースの前方側面には、蓋体2の係止状態を解除するためのボタン部11が設けられており、ボタン部11が押込まれると、蓋体2の係止部と被係止部12との係止状態が解除され、ヒンジ部に設けられたスプリングにより蓋体2が上方に回動し、蓋体2の開放状態が維持される。
内鍋9は、アルミニウム材料を主体とする上面を開口した有底筒状に形成されており、略回転体形状になっている。この内鍋9は、被炊飯物である米及び水が内部に収容されるとともに、炊飯器本体1の開口部8内に着脱自在に、且つ同軸的に収容されるものである。また、内鍋9の上部には、外方に広がる上縁フランジ部91が形成されている。この上縁フランジ部91は、開口部8の上縁全周を構成する後方つゆ受け枠4上に載置される。さらに、上縁フランジ部91の下方には、周方向で一定間隔、離間して、後述する後方つゆ受け枠4の前端部4a(41a,42a)に設けられる係合体Sと係合して、内鍋9を回り止め状態とするための複数のリブ部92が一体に成形されている。このリブ部92は、内鍋9を開口部8内に収容した状態で、係合体Sの後端部Sb(図6参照)と、内鍋9の回転軸を中心とする同一円周上に位置する。また、図示しないが、リブ部92の縁辺部は、R面に形成されている。
本実施の形態において、炊飯器本体1の上部は、開口部8の上縁全周を形成する後方つゆ受け枠4と、後方つゆ受け枠4の前方に配置される前方つゆ受け枠5とから構成されている。
図2に示すように、後方つゆ受け枠4は、炊飯器本体1の内部に配設されるつゆ受け枠本体41と、これを被覆するつゆ受け枠カバー42とを備える。また、つゆ受け枠本体41及びつゆ受け枠カバー42はそれぞれ、開口部を有するとともに、本体ケースの外枠に嵌め込まれるよう側部外周及び後方外周が本体ケースの上部開口と同一形状に形成されており、前方外周に直線状の前端部41a,42aが形成されている。
つゆ受け枠本体41は、アルミダイキャスト製の成形体からなり、つゆ受け枠本体41の前端部41aの中央には、螺子孔411が形成されている。この螺子孔411には、後述する係合体Sが螺子Pにより締結されて固定される。また、図2及び図3に示すように、つゆ受け枠本体41の前端部41aの外周は、所定縦幅の周縁部416を有しており、該周縁部416には、螺子孔411の前方に隣接して、段差部421が形成されている。この段差部421の側壁422,422間の幅は、係合体Sを位置決め状態で固定するために係合体Sの固定部Saの幅と略同幅(例えば、1.0mm以下程度の幅差)に形成されているとともに、段差部421の縦壁423は、係合体Sの固定部Saに設けられた突設部Scが係合する高さに形成されている。さらに、つゆ受け枠本体41の前端部41aの左右両側部には、後方つゆ受け枠4と前方つゆ受け枠5とを締結するために、前端部41aから前方に延在し、螺子孔を有する突出片431,431が形成されている。また、突出片431,431近傍には、つゆ受け枠本体41を炊飯器本体1に固定するために、前端部41aから下方に延在し、螺子孔を有する垂下片441,441が形成されている。
つゆ受け枠本体41を被覆するつゆ受け枠カバー42は、ステンレス製の成形体からなり、その外周及び内周がつゆ受け枠本体41の外周及び内周に外嵌されて、一体的に結合されている。また、つゆ受け枠本体41の螺子孔411に対応する箇所には、つゆ受け枠カバー42の上面に配設される係合体Sの固定部Saの底面に螺子Pを螺入するために、前方に向かって開放するカバー切り欠き部451が形成されている。
図3に示すように、つゆ受け枠本体41の前端部41aに設けられる係合体Sは、前方に幅広に形成された略五角形状の固定部Saと、五角形の頂点から後方に延在する幅狭の突条に形成された後端部Sbとを有している。また、固定部Saの下方前端部には、下方に突出する突設部Scが形成されている。この突設部Scは、既述したつゆ受け枠本体41の前端部41aに設けられた段差部421の縦壁423と係合する。さらに、図6に示すように、固定部Saの中央部には、螺子Pによって係合体Sをつゆ受け枠本体41に固定するための螺子孔Shが穿設されている。
本実施の形態において、係合体Sには、内鍋9に設けられたリブ部92が当接しても、損傷が生じないよう、黄銅にめっき処理を施した高硬度のものが用いられている。また、図6に示すように、係合体Sは、前方つゆ受け枠5と後方つゆ受け枠4とが炊飯器本体1に固定され、内鍋9が開口部8に収容されたときに、後端部Sbが既述したリブ部92と係合するとともに、固定部Saが、前後方向で内鍋9のリブ部92の外方張り出し位置よりも前方に位置するように、後方つゆ受け枠4の前端部4aに設けられている。これにより、内鍋9が周方向に回転すると、係合体Sの後端部Sbのみがリブ部92と係合する。従って、内鍋9を開口部8に収容する際、リブ部92が幅広の固定部Saに乗り上がり難い。さらに、図3に示すように、後端部Sbの上面縁辺部は、R面に形成されている。従って、内鍋9を開口部8に収容する際、内鍋9のリブ部92が幅狭の後端部Sbに乗り上げても、リブ部92の縁辺部もR面に形成されているから、リブ部92が後端部Sbの上からずれやすくなり、内鍋9が不安定な状態となることを防止できる。
なお、後端部Sbの底面と、突設部Scを除く固定部Saの底面とは、面一に形成されているとともに、これらの底面はつゆ受け枠カバー42のカバー切り欠き部451を覆う大きさに形成されている。これにより、後方つゆ受け枠4の前端部4aの上方に配置される前方つゆ受け枠5の切り欠き部52(図4参照)からつゆ受け枠カバー42の上面に水等が滴下してきても、係合体Sの下面に水等が入り難くなり、炊飯器本体1の内部への水等の浸入を抑えることができる。
図1及び図4に示すように、本実施の形態の前方つゆ受け枠5は、本体ケースの外枠に嵌め込まれるよう前方側に本体ケースの上部前端と同一形状の円弧部5aを有するとともに、後方側に直線状の後端部5bを有する、半円弧状に成形されており、ポリブチレンテレフタレート樹脂とABS樹脂との混合樹脂製の成形体からなる。
また、前方つゆ受け枠5は、前方側に外周縁から下方に所定縦幅、延在する周壁51を有しているが、後方つゆ受け枠4と対向する後方側には周壁が形成されておらず、後方及び下方に開放する内部空間50を有している。さらに、前方つゆ受け枠5の中央部には、蓋体2の係止突起と係合する被係止部12が内挿されるよう上方に膨出する膨出部56が設けられている
図4及び図5に示すように、前方つゆ受け枠5の後端部5bの中央部には、後方に向かって開放する切り欠き部52が形成されている。また、前方つゆ受け枠5の前方外周の下面には、既述した後方つゆ受け枠4の前端部4aから前方に延在する突出片431と締結するための螺子を螺入する螺子孔53が形成されている。
本実施の形態では、前方つゆ受け枠5と後方つゆ受け枠4とは、これらが本体ケースの上部に取り付けられる際、前後方向で後方つゆ受け枠4の前端部4aが、前方つゆ受け枠5の後端部5bと重なり、前方つゆ受け枠5の下方に張り出すように配置される。換言すれば、平面視で後方つゆ受け枠4の前端部4aが前方つゆ受け枠5の後端部5bで覆われた態様となり、前方つゆ受け枠5の後端部5bの下方に後方つゆ受け枠4の前端部4aが配置される。なお、このとき、対向するつゆ受け枠カバー42の前端部42aの上面と、前方つゆ受け枠5の後端部5bの上面とは、略面一になるように配置される。
また、後方つゆ受け枠4の前端部4aに設けられた係合体Sは、前端部4a上面の中央部に形成されており、前方つゆ受け枠5の切り欠き部52は後端部5bの中央部に形成されているから、後方つゆ受け枠4の前端部4a上に前方つゆ受け枠5の後端部5bが重ねられたとき、後方つゆ受け枠4の前端部4aに固定された係合体Sは、下方から切り欠き部52を上方に貫通する態様となる。従って、炊飯器本体1の上部におけるつゆ受け枠カバー42と前方つゆ受け枠5との境界近傍に、高硬度の係合体Sの上方部分が突出する。既述したように、この突出した係合体Sの後端部Sbは、内鍋9のリブ部92と同一円周上に位置するから、内鍋9が回転すると、リブ部92が係合体Sの後端部Sbに当接し、回転が阻止されて、内鍋9を回り止め状態とすることができる。
以上のように、本実施の形態の炊飯器では、炊飯器本体1の上部前方が樹脂製の前方つゆ受け枠5で形成されているが、内鍋9を回り止め状態とするための係合体Sは、後方つゆ受け枠4の前端部4aに設けられているから、係合体Sに金属やセラミックなどからなる高硬度のものを用いることができる。また、係合体Sが設けられる後方つゆ受け枠4は、内鍋9のリブ部92が係合体Sに衝突してもぐらつかない状態で炊飯器本体1に固定される。これにより、樹脂製の前方つゆ受け枠5と内鍋9との接触を防ぎながら、リブ部92と係合体Sとを係合させて、内鍋9を回り止め状態とすることができる。しかも、係合体Sは、一定の縦幅を有し、高強度のつゆ受け枠本体41の周縁部416に形成された段差部421に固定されているから、硬い内鍋9が係合体Sに衝突しても、薄い金属板からなるつゆ受け枠カバー42の損傷も抑えることができる。
さらに、つゆ受け枠本体41の前端部41aには段差部421が形成されているから、前端部41aに係合体Sを容易に位置決め状態で固定することができる。また、仮に螺子P等の結合部材が係合体Sから外れても、段差部421によって係合体Sの動きが抑えられるから、樹脂製の前方つゆ受け枠5の損傷を防ぐことができる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、係合体はつゆ受け枠本体に螺子によって締結されているが、係合体はつゆ受け枠本体と一体で成形されてもよい。ただし、つゆ受け枠本体と別体の係合体を使用すれば、金属製のつゆ受け枠本体を用いた場合に、外部に露出している係合体からの腐食の進行を抑えることができる。
(2)上記実施の形態では、係合体の固定部は略五角形状に形成されているが、三角形や四角形などの他の形状であってもよい。
(3)上記実施の形態では、前方つゆ受け枠の後端部に設けられる切り欠き部は、後方に開放する態様で設けられているが、後端部を穿孔する態様で設けられてもよい。
1 炊飯器本体
2 蓋体
4 後方つゆ受け枠
41 つゆ受け枠本体
42 つゆ受け枠カバー
5 前方つゆ受け枠
52 切り欠き部
8 開口部
9 内鍋
91 上縁フランジ部
92 リブ部
S 係合体

Claims (4)

  1. 上縁フランジ部の下方にリブ部が形成された内鍋と、前記内鍋を収容する開口部を有する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の開口部を覆蓋する蓋体とを備えた炊飯器であって、
    前記炊飯器本体の上部は、前記開口部の上縁全周を形成する金属製の後方つゆ受け枠と、前記後方つゆ受け枠の前方に配置される樹脂製の前方つゆ受け枠とから構成され、
    前記後方つゆ受け枠の前端部は、前後方向で前記前方つゆ受け枠の後端部と重なるように、前記前方つゆ受け枠の下方に張り出しており、
    前記前方つゆ受け枠の後端部には、切り欠き部が形成され、
    前記後方つゆ受け枠の前端部の上面には、前記前方つゆ受け枠の切り欠き部から上方に突出する係合体が設けられており、
    前記係合体は、前記内鍋が前記開口部に収容されたとき、前記内鍋が回り止め状態となるように、前記内鍋のリブ部と係合する炊飯器。
  2. 請求項1に記載の炊飯器であって、
    前記後方つゆ受け枠の前端部の外周は、所定縦幅の周縁部を有し、
    前記周縁部は、前記係合体を位置決め状態で固定する段差部を有しており、
    前記係合体は、前方に幅広の固定部と、後方に幅狭の後端部とを有し、
    前記係合体は、前記固定部で、前記後方つゆ受け枠の前端部と結合部材により固定され、
    前記固定部は、前記段差部と略同幅を有するとともに、前後方向で前記段差部と係合する突設部を有し、
    前記後端部は、前記リブ部と係合する炊飯器。
  3. 請求項1または2に記載の炊飯器であって、
    前記係合体は、前記内鍋が前記開口部に収容されたとき、前記係合体の固定部が、前記リブ部の外方張り出し位置よりも前方に位置するように、前記後方つゆ受け枠の前端部に設けられ、
    前記リブ部の縁辺部及び前記係合体の後端部の上面縁辺部は、R面を有する炊飯器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器であって、
    前記後方つゆ受け枠は、金属製のつゆ受け枠本体と、前記つゆ受け枠本体を被覆する金属製のつゆ受け枠カバーとからなり、
    前記係合体は、前記つゆ受け枠本体の前端部の上面に設けられている炊飯器。
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